2007年07月30日

お口直しにどうぞ

一昨日のサッカー韓国戦についての記事を書いて置いといたけど、途中でイヤになってボツにしました(笑)もう、いいや。ただ、ひと言だけ。羽生選手は悪くない。彼はキックを失敗したのでなく、ゴールの枠に入ってたボールを運悪く相手キーパーに止められただけ。もっと言えば、あのグダグダな最悪の試合の中で、途中交代で彼が入ったことでチームは少し活気がつきました。ただ、投入が遅かった…。試合終了後にチームメイトで後輩にあたる水野選手が一生懸命慰めてましたね。立ち上がれない羽生選手が両脇抱えられて、本当に捕まえられたグレイタイプの宇宙人のようでした(笑)バカにしてるわけじゃありませんよ!今のあのチームでは、羽生選手はキーマンですからね。心の底から「お疲れ様でした」と言ってあげたいのは、羽生選手と中澤選手くらいです。

まったくやりきれない気持ちでいましたが、昨日は高校野球でお口直しできました。
埼玉県の決勝は、浦和学院×本庄第一の試合でした。終盤から見始めたのですが、本庄第一の野球が面白かったので、もっと前の試合から観たかったなと残念に思うほどでした。観始めた頃には、すでに浦和学院に4対1と3点もリードされている状態。だけど、窮地に立たされているはずの本庄第一のバッターはニコニコ笑ってます。「なんで笑ってんの?」と疑問に思ったままを口にすると、私よりも先に観ていたダンナさんの話によれば、本庄第一の選手は監督命令で笑っているのだと。顔が笑ってないと監督に顔をもみくちゃにされて、「笑え」と言われるのだそうです。見る選手、見る選手がみんな笑ってます。絶対的なピンチで、伝令が走ると、伝令も笑ってるし、伝えられるピッチャーもキャッチャーも内野手もみんな笑ってます(笑)最後には爆笑してケツを叩き合ってました。「なんだこれ?」
高校野球だとメンタル面が強く試合に影響するわけですが、このニコニコ野球は観ていて楽しかったですし、実際選手の気持ちの上で大きな助けになっているようでした。
終盤も終盤にきて、雷雨のために試合は中断。勝っているので試合を続行したい浦和学院と、負けているから中止・再試合を望む本庄第一。ドラマだねぇ。結局、1時間以上も経ってから再開となりました。
本庄第一高校は、元々は私立の女子校で、女学校が前身。平成5年に共学になって、野球部創部は翌平成6年。創部から10年ちょっとでここまで勝ち進むようになるなんてすごいことだと思います。学校には体育コースもあるようですし、女子サッカーのなでしこジャパンの名キーパー山郷のぞみ選手はこの学校の出身だったのですね。DF磯崎浩美選手も。芸術コースにも力を入れているようで、芸術コースの人は美術・書道・吹奏楽の3つの部活動に入部が限定されているようです。つまり、それだけ部活動を強化しようということですよね。当然、体育コースの人は運動部の中でも限定された9つの部に入部しなけらばならないようです。徹底してるな。逆に、限定されていない運動部の立場は?私立校というのは、色々と独自の工夫がしやすくていいですね。ちなみにこの高校も進学コース・特別進学コースがあり、国公立大学をはじめ、有名私大にも合格実績があるようです。近年の私立高校は、この進学コースをつくることで、学校全体の偏差値を上げることに成功しているようです。今や自分が高校生の頃とは比べようもないほど私立高校のレベルが上がっていて驚きますよ。
さて、高校野球に話を戻しましょう。浦和学院と本庄第一との戦いは、ここ数回1点差という僅差で辛くも浦和学院が勝つという展開が多かったようです。浦和学院といえば、代表に輝くことも珍しくなく、大会ではシード校となる強豪なわけですが、本庄第一もここ数年は毎回ベスト8やベスト4など上位の常連のようです。試合を観ていると、確かに浦和学院は実力がある感じがしましたけどね。決勝戦では、中原君のイチローばりの打球に驚きました。全国大会でもがんばってねー!

埼玉県は今回163校が出場した大会でした。来年の第90回記念大会では、南埼玉と北埼玉で分かれて2校が代表になれるらしい。ちなみに、第80回の記念大会の時は東西に分かれて2校出場してたんだね。第90回大会では、埼玉の他に、神奈川、千葉、愛知、大阪、兵庫でも2校出られるらしい。今大会って北海道が南北に分かれてるけど、いつからそうだった?北海道って高校数が多いのね。広いからなぁ。出場校数だけを比較してしまうと、不公平感もありますが、そうかといって、出場数の少ない地域の学校が弱いというわけでもなく…。おもしろいものです。数の論理が当てはまらない。そういったいろいろな意外性が、高校野球を楽しくしているのでしょうね。
昨今は、高校の統廃合が目立っていて、母校が無くなるなんて話をあちらこちらで聞きます。ちょっと淋しい。なんだかんだ言っても、母校だとか地元の学校だとかが活躍してくれるのは嬉しいものですよね。全国大会はこれから。みんな、がんばれ!若い力と清々しさで、疲れた人たちにエネルギーを送ってちょうだいな!


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2007年07月27日

中学生はこれを読め!

今朝の「とくダネ!」で、街の本屋さんについてやってました。巨大書店の台頭やインターネットで本を買えるようになったことなどから、街の小さな書店は窮地に立たされているようです。うちの近くでも、街の小さな書店は次々と姿を消してます。本屋が近所にないのは淋しい。しかし、実際問題、近所の小さな本屋では、欲しいと思う魅力的な本が見当たらないというのも事実。新刊やランキング上位の売れ筋の本、それにありきたりの雑誌くらいしか扱ってないのが現状ですからね。地道に経営することを考えたら、そうなってしまうでしょう。スペースも限られてますしね。
番組で紹介されていた札幌の書店くすみ書房という所。近所に欲しい理想の本屋さんって感じでした。例に漏れず、閉店寸前に追い込まれたところから、努力を続けて今に至っているようですが。書店のターゲットとして見られていなかった中学生を対象に、読んで欲しい本をピックアップして紹介する”中学生はこれを読め”という企画を打ってます。サイトを見ると、色んな企画や教室なども開催しているようですね。ちょっとした文化センターです。
この書店、読まれていない本にスポットライトを当てるというのが信条のようで、人気のない文庫を並べた棚がありました。私がそれ以上に気になったのは、中公文庫やちくま文庫を「全巻揃ってます」と置いていた映像。これはなかなかありませんよ。すごい数でした。いいなぁ。羨ましい。
”中学生はこれを読め”リストを見ると、当然ながらお説教くさい教訓めいたものも多いのですが、意外にとんちんかんなものも多く、様々なジャンルに渡って紹介されているので、どんなコでも何かしらひっかかる作品が見つけられるのではと思います。中学生が読む本というのは選定が難しいらしいのですよ。確かに、小学生の読むような本じゃちょっと幼稚かしらとか、逆に大人の本をいきなり読ませるのも何だしなとかね。だから、その辺を考えて上手に選んであります。

さて、実は今日はこの辺の話を記事にしようと密かに考えていたのでした。そしたら、こんな番組をやってて、実にタイムリーだったというわけです。
ちょっと前から気になっているのが、文藝春秋の「はじめての文学」というシリーズ。人気作家12人が、はじめて文学を楽しもうとする人たちにむけて自薦で編集したアンソロジー。私の大好きな宮本輝村上龍・村上春樹など、作家本人が読みやすく読んで欲しい作品を、抜粋という形にしてまで載せてます。親切です。いきなりハードカバーや文庫を手にするよりも、抵抗なく文学に親しめるかもしれません。

もうひとつ気になっていたのが、講談社のミステリーランド。「大人にとびっきりの興奮を、子どもに未来の夢を」というコンセプトで作られているシリーズ。こちらは、小学生から読めるような感じで、ひらがなが多くて大人には逆に読みにくい感もあるのですが、ミステリー作家が次々と作品を書き下ろしています。
まず乙一「銃とチョコレート」から読んでみました。アレックス・シアラーの日本版と言った感じで、ファンタジックな味付けのかわいらしい物語でしたが、そこには乙一一流の毒がまぶされていて、少年少女がその毒ごと楽しんでくれるかと思うと、こちらが楽しくなりました。
他にも、小野不由美「くらのかみ」や、篠田真由美「魔女の死んだ家」西澤保彦「いつか、ふたりは二匹」山口雅也「ステーションの奥の奥」など、面白そうな作品がたくさん。シンプルだけど特徴的な装丁のシリーズで、書棚の中でも目立ち、「これはミステリーランドのシリーズだな」とすぐわかる。
自分が小学校高学年の頃、ミステリーやSF作品を少年少女向けに編集したシリーズが、学校の図書館にならんでいて、それはそれは楽しく読んだ記憶があります。それの現代版という感覚ですね。特に、二階堂黎人「怪盗ルパン カーの復讐」なんて、昔のミステリーのシリーズの雰囲気を再現しているかのようなタイトルです。大人がこのシリーズに惹かれるのは、その当時を思い出すノスタルジーも手伝っているのかも。

夏休みに入り、図書館で子供の姿を多く見かけるようになりました。でもやっぱり、中学生くらいのコはあまり見かけませんね。本なんてものの他に、楽しそうなものが溢れている時代ですからムリもないでしょう。子供の頃から好奇心が旺盛で、色んなことを見聞きしてきた私が、本というメディアを今でも愛用しているということは、それなりの魅力があるからなのだと思いますし、情報を得る媒体としても、まだまだ有用だということでもあると思います。
インターネットで本を検索するときは、こちらが自分の頭の中で限定したワードを入力して検索するだけ。でも、書店や図書館だと自分の頭の埒外にある、想像もしなかったものと出会える確率が高いです。アナログなことの方が、有利なこともある。夏休み、子供たちにそんな経験もしてほしいなぁ。
posted by nbm at 11:20| Comment(11) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月26日

寝覚めが悪い朝

どよ〜ん…。アジア・カップ、負けてしまいました…。やりきれない気持ちで床についたと思ったら、目覚ましの音が…。時計を見ると、朝の4時。なんとそれは、よそのおうちの目覚まし時計の電子音でした。「ピピピピピピピピピ…」と何分間もけたたましい音が鳴り止まず。本人が起きないで、近所の人間が起きるって、どんな目覚ましだよ!ただでさえ寝つきが悪かったのに、安眠を妨害され、腹立たしいったらありゃしない。プンプン!

気持ちを整理するために、昨日の試合のことを書いておきましょう。
私は基本的には代表戦しか観ないという程度の人間ですので、サッカーや選手のことをよく知っているわけではありません。詳しい方からしたら、とんちんかんなことを言っているかもしれませんが、悪しからず。

疲れてましたね、皆さん。ボーッとしたまま反射だけで動いてるように見受けられました。だから横にくるくるとパスを回すばかり。誰も突破して行きませんでした。中澤選手ただひとりだけが終始気合が入っていて、でも誰もそれについていけませんでしたね。技術とか戦略以前に、完全に気持ちの上で負けてました。ああいう試合は、観ているこちらをも疲れさせます。あれが、全力でぶつかっている姿勢が漲っていて負けた試合だったら、観ているこちらも「よくやった!がんばったね!」とスッキリするのですけれども。力を出し切れずに終わってしまった悔しさが伝染するのですよね。オーストラリア戦で疲れちゃったのかな。延長戦・PKと激闘でしたからね。

厳しい気候条件をはじめ、主要なディフェンスの選手を欠いていたことなど不利な条件も確かにありました。でも、そんなことはありがちなこと。
私は基本的にはオシム監督のやり方が好きなのですが、昨日に関しては不満があります。メンバーを固めて準備をしてきたのはわかるけど、相手によって布陣を変える柔軟性がもてなかったこと。以前は、誰がレギュラーかわからないほどくるくると選手を変えていたのに、急に固定しましたね。連戦での疲れということを考えても、決まった布陣でなくフレッシュな選手を初めから起用していたらと悔やまれます。
それと、いつもならバッチリの選手交代のタイミングが、昨日は少し遅かったこと。選手の選抜に関しては、Jリーグに詳しくないので、私にはなんとも言えません。松井選手を呼んでほしいという希望はありますが。ただ、選抜した選手の起用に関して、それこそもう少し臨機応変に考えてもよいのではないかと。昨日はもっと早い段階で動き回ってかき回す選手を投入するべきだったと思います。羽生選手については、賛否両論ありますが、彼は自分の力量をわかっている上で、動き回って相手を混乱させるということに専念し、しかもゴールへの意欲が高い選手なので、私はあのチームでは役立っていると思っています。昨日も、後半途中出場で惜しいミドル・シュートを打ちました。偉いゾ!グレイ!あれを入らなかったと批判するのは筋違い。それまでゴールを狙うという意識がチームに全くなかったのを、彼が喚起したのですから。当然、入れば儲けものでしたけど、その直後から選手たちの意識は変わりましたからね。でも、体がついていかなかったか。

それから、組み立てをする選手層が薄いことも気になります。中村俊輔選手が今の日本で核となるのは当然かもしれませんが、彼がつぶされるともう他にプレーを組み立てられる人材がいないのではね。少なくとももうひとりは核となる人材が欲しいところです。それから、自分で切り込んでいけるタイプも欠かせないと思います。家永選手や水野選手を使わなかったのは、今後のオリンピック予選の日程を考慮してのことだったのでしょうか。
昨日はゴールを決めたのがディフェンダー2人。当然FWが相手DFをひきつけてくれたからこそのゴールではあるのですが、やっぱりFWにゴールを決めてほしい。昨日は巻選手が有効な相手ではありませんでしたね。調子のよい高原選手を起用するのはわかりますが、後から佐藤選手を入れても時間が足りませんでした。矢野選手は、私にはまだ未知数。価値がわかりません。

はぁ、大体吐き出しました。ちょっとスッキリ。
とにかく、一番大事なのは勝ちたいという気持ち。勝つんだという一念が、強い方が勝つ。国際試合ともなれば、実力は拮抗していて、その差はわずか。とても敵わないと思うようなFIFAランキングで上位の国と対戦したところで、勝つときは勝つ。メンタルな面で、支柱となる選手が不可欠であることがよくわかった昨日の試合です。ワールドカップでは、誰が支えてくれるのかな。中澤選手にがんばってもらうしかないのか。
コンフェデ杯に出場できないのはイタタタタって感じですけど、とりあえず3位決定戦では韓国に勝利してほしいものです。

posted by nbm at 10:40| Comment(2) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

生ものですからお早めにお召し上がり下さい


070724kuwagata.JPG

ダンナさんが、夕食後のウォーキングから帰ってくるなりデザートに食べた桃の種を所望。これはなにやら連れ帰ってきたなと思ったらコイツですわ。じゃ〜んexclamationノコギリクワガタexclamation×2マンションのエントランス付近に落ちてたらしい。桃の種にサービスでお砂糖をまぶしてあげたら、夢中でかぶりついてますよ。慌てて豆腐のパックに入れて写真を撮ったら、「生ものですからお早めにお召し上がり下さい」だってさ。食わねーよ(笑)そして、一晩お泊りいただくために空のスピンドルケースへ移動すると、真ん中の芯の部分と戦ってる!「少林寺木人拳」みたいな感じ?(違うね)
辺りにちょぼちょぼと残っていた武蔵野の雑木林も、次々と宅地開発されてしまって少なくなりましたが、まだまだがんばって生きているコイツら。今シーズン、廊下にコクワガタが落ちてるのは見かけたけど、こんなに立派なノコギリクワガタは初めてですわ。

じゃ、虫の話ね。
「けんびきょうでわかった!いきもののスゴイ能力」っちゅう本をちょうど読み終えたところ。
ちょっと半端だけど、個人的な衝撃度から内容をランキング形式でご紹介。

まず第5位カイコガには口が無い!
どこかで聞いたことがあるような気もしますが、あらためて画像で「ほら、口無いよー」と見せられると、ほんとに無いんだ…。ちょっと悲しい気分になりますね。翅や脚も形だけで、ほとんど役に立たないのだとか。成虫は、食べる事も飛ぶ事もできず、5日ほどの寿命の中でただ交尾だけをして死んでいくのだそうですよ。人間が絹を取るために改良(?)した結果なのですよね。

続いて第4位イエカのグッドデザイン針!
蚊に刺されて気付かないのは、蚊の唾液に麻酔成分が含まれていることは知られていますが、針にも秘密があったのでした。蚊の針の断面は4辺が内側にへこんだ菱形をしていて、円形の場合よりも接地面積が減って摩擦抵抗が低くなるというわけ。なので、刺しても痛くない。で、これが既に刺しても痛くない注射針に応用されているのだそうです。

それでは第3位ミズスマシは4つの目を持ったイージス艦!
水面の上から下から天敵に狙われるミズスマシは、2つのお目々を上下に分割して4つにしちゃった。これなら水上も水中も同時に見渡せるという…。対空用レーダーと水中用ソナーの両方を備えたイージス艦というわけ。ちなみに、水面で弧を描くように泳いで、自分の立てた波の反射でエサを捕捉するのだそうですよ。なんか、かっちょえー。

いよいよ第2位クマバチの毛は三つ編み!
クマバチってデカくてブンブンいうので怖い印象なのですが、よく見るともこもこ毛だらけでかわいい。で、その脚に生えてるもこもこの毛の1本1本がなんと三つ編みのよう!実際は三つ編みではないのですが、編みこまれているように見えます。子育てのために、花粉をたくさん運べるように、花粉が脚につきやすい構造になったのですね。それにしても、ハチというと群れて生活していると思いがちだけど、クマバチは単独で生活しているのですね。

そして第1位モルフォチョウが青く見えるしくみ!
アマゾンで瑠璃色に輝く翅を持つチョウとして有名なモルフォチョウですが、翅自体も鱗粉も青くないとは!あれは光のマジックだったのですよ。鱗粉の表面には幅が100万分の1メートルという微細な溝が並んでいて、光はこの溝に一度吸い込まれ、穴の中では青色以外の光が反射を繰り返しながら打ち消し合い、結果青色の光が強調されてあんな風に見えるという…。このしくみには、アパレル業界も注目しているのだそうですよ。
ついでに、モンシロチョウの話を。人間の目には、オスもメスも白いチョウに見えるのですが、紫外線を当てると、オスは真っ黒に見えます。オスの鱗粉には小さな顆粒がつまっていて、これが紫外線を吸収しているというしくみ。彼ら自身の目にはどう見えるのでしょうね。植物にも同様のしくみを持つものがいて、アブラナは虫たちに蜜のありかを教えているのだとか。

虫の他にも植物などたくさんの顕微鏡写真が載っています。
モミノキの年輪の写真から、光合成が盛んな夏と盛んでない冬とで色の違いができて年輪となることを知りました。ということは、年間通して気候の変わらない熱帯の植物は年輪はできないのですね。
カビでも、飛行機の燃料の中でも生き続けてアルミ合金を食べる種類もある、とか。動物の毛のキューティクルとは”クチクラ”と同意だったのか、とか。ケイソウって一口に言うけど、大きさも形も様々なのね、分裂の仕方も興味深い、とか。とにかく面白いことがたくさん詰まった本でした。

写真は、一部コチラの走査型電子顕微鏡画像資料集で見ることができます。
夏休みの自由研究みたいだな(笑)
posted by nbm at 12:19| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月23日

飛び出せ!ぐるぐる前転少女

じゃ、とりあえずサッカーアジア杯の話!またもGK川口に神が降臨しましたね(笑)なんだろう、あの人?スーパーセーブ連発で始まったPK戦の途中で映った、オシムのびっくり顔がキュートでした。
オーストラリアのメンバーは、キューウェルをはじめえげつないプレー連発でしたが、基本的にはニコニコしながら楽しそうにプレーしていて、好感が持てました。しかし、GK手足長すぎ!蜘蛛かと思った。
さて、次の試合はどうなることか。

そうそう、スポーツといえば、テレ玉の高校野球埼玉大会をちと観ていたら、「ん?なんか見たことがある顔…」。母校で野球部の監督をしていた教師が、全然違う学校で監督をしてました(笑)高校時代、ずば抜けた運動能力を持っていながら帰宅部だったうちのダンナさんを、野球部に入れようとその監督が何度も誘ってきた、なんて話が思い出されます。先生、変わりませんね。

と、高校生時代を思い出して、ちょっとノスタルジックになったところで、アニメの話です。また、アニメかよ。ちょっと飽きたな。ま、いいか。
先日、テレビで「時をかける少女」が放映されてました。なんだかすごく評判がよいので、観ておくかと、サッカーのPK戦の裏だったので、録画して観ましたよ。
筒井康隆原作のタイム・リープのお話で、古くはNHKの少年ドラマシリーズで「タイムトラベラー」というタイトルで映像化されたりしましたね。この少年ドラマシリーズでは、繭村卓「なぞの転校生」とか筒井康隆「七瀬ふたたび」とか、日本のSF小説を映像化したものが面白かったですね。
「時をかける少女」といえば、やはり原田知世主演・大林宣彦監督の映画(1983年)の印象が強いでしょうか。今回のアニメ版では、現代に話を移してますが、原作の少女が主人公の女子高生の伯母という設定で出てきます。
タイムリープものには付き物の命が関わる大惨事とか状況の大転換とかいう瞬間があるわけですが、この物語では自転車の故障による踏切事故が出てきます。美術監督の山本二三さんのお知り合いが、交通事故で10代のお嬢さんを亡くされたという事実があり、美術監督はこの踏切事故シーンに魂を込められたようです。

脚本がよくできています。登場人物ひとりひとりのキャラクターが活き活きとしていて、観ているこちらが高校時代にタイムリープしているかのような思いをします。高校時代を過ぎた人が観る場合、観ている人の意識を、それぞれの青春だった高校青時代に引き戻す力が凄まじい。そして、恋の話が核となってはいるけれど、身体的な接触が少なくて生々しくない所があっさりとしていて共感しやすいのではないでしょうかね。
日本アカデミー賞で創設されたアニメ部門の最優秀賞を受賞するなど、数々の映画賞を獲得しているこの作品ですが、文化庁主催のメディア芸術祭でもアニメ部門賞を受賞しています。そのときのシンポジウムで、アメリカ帰りの細田守監督が語っています。「アメリカには青春映画はない」と。アメリカでティーンエイジャーを主体にして作品を作ると、内容はセックスのことばかりになって、青春映画にならない、と。確かにそうかも。日本人だって、そういう部分がないわけじゃないですけど、それだけにはならない。だからこそ、「時をかける少女」のような作品が、多くの人に受け入れられるのでしょう。自分と言う人間を形成する上で非常に重要な思春期という時間を、日本人は想像以上に自分の中で大切なものと位置づけているのだなと思った次第。

なんだかここ数年、高校生を主人公にしたアニメ作品がヒットしています。そんな作品を観るたびに、自分の高校生時代を思い起こすわけですが、うちの場合は常に目の前に高校時代の同級生がいるわけで、高校時代を思い出す頻度も、他の人に比べると高いのかもしれませんね。

posted by nbm at 11:54| Comment(9) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

「秒速5センチメートル」

新海誠という映像作家をご存知でしょうか。2000年あたりから、ひとりで自主制作したフルデジタル・アニメーション作品が話題となっていて、2002年の「ほしのこえ」という作品で数々の賞を受賞し、その名を轟かせた人物です。2004年の「雲のむこう、約束の場所」という作品は、第59回毎日映画コンクールで、あの宮崎駿監督作品である「ハウルの動く城」を抑えて、アニメーション映画賞を受賞しています。

その新海誠さんの最新作が「秒速5センチメートル」
ひとりの少年が大人になるまでを追った3話からなる、切なさいっぱいのドラマ。新海さんの作品は、背景描写が圧倒的に素晴らしく、キャラクター描写が弱いのが残念なのですが、それでも大げさな展開を生むわけでもないのに物語りに引き込まれてしまいます。ご本人の公式サイトで観ることができる「彼女と彼女の猫」という初期の作品と、この「秒速5センチメートル」という作品しか私は観ていません。他の作品はSFチックなストーリーなのですけれど、この2作品は現実の日常を切り取った作品で、”心の琴線に触れる”と称される理由がわかったような気がします。本当に、どこにでも転がっていそうな話でありながら、心の奥深い所に訴えかけるものがあります。何がそうさせているのでしょうね。

「秒速5センチメートル」では、徹底的にロケハンをし、忠実にその景色を再現している力量には感嘆するばかりです。ストーリーに関係なく、背景だけ観てもいいくらい。当然、初期の作品とは違って、すべてをひとりで製作しているわけではないのですが、やはり背景を描く力は、度を超えてます。
物語は、東京、栃木、種子島を転々とするわけですが、特に種子島のカブで学校に通う高校生という設定はよいですね。テレビ番組で採り上げられていたことがありましたが、交通機関が発達していない島での通学に、先輩から代々受け継ぎながらスーパー・カブでヘルメットを被って通学する高校生たち。他にも、栃木に向かう電車の手動で開閉するドアなど、郷愁を感じるポイントが多くありました。
第1話の「桜花抄」では、親の転勤で離れ離れになった中学生の男の子と女の子が、手紙のやり取りをするところから描かれています。手紙というツールは、携帯電話やメールでのやりとりが当たり前となっている状況からすると、生々しくもあり、ノスタルジックでもあり、ドラマの中で絶妙で重要な小道具となっています。頭の中が珍しくセンチメンタルなモードに切り替わって、宮本輝「錦繍」を読み返したくなりました。

ロボットが出てくるようなSFものでなく、2次元キャラが炸裂しているわけでもなく、ファンタジーでもコメディーでもホラーでもギャグでもないことを、あえてクオリティの高いアニメーションで表現するというのは、簡単なことのようで、実は一番難しいことなのではないかと思います。正直「実写でやった方が速いんじゃ・・・」なんて思ったり。でもね、やっぱりアニメでないと表現できない部分っていうのがあるのですよね、きっと。
「秒速5センチメートル」…さて、何の速度でしょう?それは、切なくも美しい速度なのですよ。
posted by nbm at 11:27| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

「ナイスコーフ!」

先日、あしあとを辿ってお邪魔した先は、こんな所でした。「”コーフボール”って、なんじゃ?」聞いたことのないスポーツ…。ということで、コーフボールについて調べてみましたよ。

コーフボール(korfball)は、オランダで生まれた球技で、強いて言えばバスケットボールに似ているのかな。ポールの先の3.5mの高さに筒状のカゴだけのゴールがあって、ゴールのまわり360度からシュートできる。映像的に想像すると、なんとなく運動会の球入れみたいな雰囲気。ちなみに、”コーフ”というのは、オランダ語でまさに「籠」。ボールはサッカーボールに似ているけど、弱冠軽くて投げやすいのだそう。ドリブルが無くて、パスだけ。ボールを持って歩くことはできない。ピボットはできる。
面白いのが、チームは男女混合であること。男女それぞれ4人ずつの8人で1チーム。例えば、北京オリンピックで競われる28の競技の中でも、男女が共に戦う種目は少なくて、乗馬・ヨット・バドミントンの3つしかないそうな。ほとんどが男女の区別無く参加できるもので、結局ルールとして男女混合となるのはバドミントンぐらいなの?あれれ?卓球やテニスなんかもあるけどオリンピック競技じゃ混合ダブルスなんて無いんだね。ちょっと、話がそれましたね(笑)
実は、コーフボールの成立のカギはここにあるらしい。元来、男女間で運動能力の差があるのは、体の作りの上で仕方のないこと。でも、ルールを工夫して、なるべく男女間で差が出ないようにして作られた競技というわけです。1902年、オランダの体育教師であったニッコ・ブロークフィセンという人が、男女の区別なく子供達にも楽しめるようにと考案したのが始まり。元となったバスケットボールは1892年に生まれたとされているから、その10年後には出来ていたと考えると結構古いよね。日本では、1991年に東京YMCAが紹介し、どういうわけか岡山県が積極的にレクリエーション・スポーツとして導入したらしく、今でも盛んなようです。国内ではもう1ヶ所盛んな所があって、秋田県では2001年に「ワールド・ゲームス」というオリンピック種目以外の競技の国際大会が開かれたそうで、それから美郷町を中心に競技人口が増えているのだそうですよ。最新の世界ランキングでは、日本は17位で、競技人口は10万人ですって。

コートは縦60m×横30m(屋内だと40m×20m)で、守備ゾーンと攻撃ゾーンに分けられている。バスケットボールのフリースローレーンに似てるのかな。ゾーンによって守備か攻撃かが分けられることや、同性同士にしかディフェンスに行けないことで、身長のハンデが軽減されるし危険な接触が防げるという、非常に紳士的でお上品なスポーツという印象。一方で、ボールを持ったらパスかシュートしか選択肢がないので、展開の速さと動きの素早さが要求されるでしょうから、スピード感あふれるスポーツだとも言えるでしょうね。パスを回し続けることから、特定の選手にしかボールがいかないということがないのだそうですよ。考案者が考えたように、子供たちにプレーさせるスポーツとして適している理由かもしれませんね。試合時間は、10分のハーフタイムを挟んで前半・後半30分ずつ。
もう少し、詳しいルールになると、ディフェンダーがディフェンスの意思を示しているときにシュートするとファウルを取られる。う〜ん、じゃあどうやってゴールすれば?難しそう。

とりあえず動画を観てみましょう!コチラ↓
http://www.korfball.com/video/ikf/

実際の映像を観てみると、やっぱりスピードがありますねぇ。バスケットボールでいうところの3ポイントシュートのように、遠目の位置からスポンと入れるゴールが多いようです。
オランダでは、国技と言っていいほど盛んなようで、アムステルダムでオリンピックが開かれた時には公式競技として採用されたんですって。オランダ人は基本的にデカいですよね。なんかやっぱりゴールの位置がオランダ人目線で作られてるのがわかります。いくら身長差に配慮されているスポーツとはいえ、やっぱり日本人の体格は不利なのか?

私は、小学生でバスケットボールクラブに所属してましたし、体育の授業ではポートボールなんてのもやりました。台の上に人が立ってゴールの代わりをしてくれるヤツですね。それに高校時代はハンドボールをやってました。ハンドボールはね、格闘技です。レフェリーの見ていないところではユニフォームを引っ張ったり突き飛ばされたり肘鉄を食らったりと、ひどいもんですよ。似たようなスポーツを経験した人間から見ると、コーフボールはやりやすいスポーツに見えます。ただ、シュートは難しいだろうな。バスケットボールではバスケットの後ろの板が結構重要な働きをしてくれるので、板を利用するポイントさえ覚えればシュートは決まるのですが、コーフボールにはその板がありません。感覚的に距離感だけでシュートを打つしかないでしょうね。

今回は、「スポパラ.com」さんなどを参考にさせていただきました。
最後に、「コーフボール・ブログ」で紹介されていたバーチャル・コーフボール・ゲームをどうぞ。(本来のコーフボールではゴールは動きません)
http://game.hkc-utrecht.nl/component/option,com_game/Itemid,9/lang,en/
シュートが決まると、「ナイスシュート!」じゃなくって、「ナイスコーフ!」って掛け声をかけるんですって。”いいカゴ”?
失礼ながら、日本ではまだまだマイナーなスポーツだと思います。なので、こんな地味なブログでも、コーフボールを広める手助けが少しでもできるかなと書かせていただきました。…なんちって(照)
コーフボールの選手の皆さん!これからもがんばって、そして楽しくプレーしてくださいねー!
そして、興味を持ったそこのあなた!日本代表も夢ではないかもしれませんぜ。
posted by nbm at 18:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

最先端はコレだ!「くっつけて書くな!」

ということで、毎回好評の「最先端はコレだ!」のコーナーです。(←全部ウソです)
独断と偏見ですからね、文句を言わないでください。

まずは、音楽部門から。
bleachexclamation沖縄出身の女の子3人組のパンク・バンド。これがホントに女の子3人の音?って疑いたくなるほどヘヴィでパワフルなサウンド。ひそかにアメリカ・ツアーなどを敢行し、全米各地のカレッジラジオ局でチャート・インするなどしているというツワモノですよ。1998年結成で、2001年にメジャー・デビュー。2004年からアメリカ・ツアーをやっていて、この5月にはアメリカで2枚目のアルバムをリリースし、またもアメリカ・ツアー。
デビューから徐々にポップな路線へと行ってしまいますが、日本での通産4枚目のアルバム
右も左も支配する頭は今日も肉を食いヨダレを垂らす。」
では、当初のとんがった音に戻ってさらにパワーアップしていて、彼女たちの持ち味が活かされていると思えます。なんか、ずいぶんとマキシマムザホルモン臭が濃厚になってますけども(笑)女性ながらにデス声でダイスケはん化してるし…。喉、大丈夫かい?ツアーをいっしょに周ってるみたいですし、ロック・フェスでも顔をあわせているようなので、刺激しあっているのでしょうね。
My Spaceでその強烈な音が聴けます。ライヴ映像も観られます。テクもありますよ。どうやら、すでにbleachというバンドが存在していたらしく、”03”をつけてbleach03というバンド名になっている様子。X JAPANか!

さて、続いてアニメ部門です。
これはもう「さよなら絶望先生」ですね。週刊少年マガジンに連載されている久米田康治原作のマンガをアニメ化したものです。すぐに死にたがる高校教師”糸色 望(いとしきのぞむ)”(おわかりですね?くっつけて横書きにしてはいけません)と、彼の担任する超がつくポジティブ少女・風浦可符香らの絶望的な学校生活を綴った作品。こう書いてしまうと、私のことですから本当に絶望的な話だと思われそうですけど、ブラックなギャグ・マンガですよ〜(笑)マガジンのサイト「マガメガ」で第1話がまるごとページビューできます!ぜひ、ご一読を。そうかぁ、みんな身長を伸ばしてたんだね!
登場人物のネーミングひとつ取っても、作者のすばらしいセンスがわかります。きっちりした性格の木津千里ちゃんとか…そのまんまやんけー!
そうそう、主題歌を歌っているのが、筋肉少女帯なのですが、そのタイトルは「人として軸がぶれている」。タイトル・センスがいいね。

今度は人物部門。
声優・白石稔。この人しかいません。もうね、大変なブレイクですよ。
きっかけは、おそらくアニメ「らき☆すた」のエンディング。この作品自体は、埼玉は糟日部の高校に通う女子高生のゆるい日常を描いたほのぼのとした作品なのですが。エンディングが変わっていて、初回からずっと登場人物の女子高生たちが、毎回かわるがわるカラオケで色んな曲を歌うというものでした。製作者が飽きたのか、ネタがつきたのか、それが突然白石みのるオンステージに(いやステージじゃなくて海辺の岩場だけど)変わってます。
実は、白石みのる役で原作にはないキャラクターとして本編にも時折出てくるのですが、本編終了後に流れる「らっきー☆ちゃんねる」というラジオ番組で、アイドル小神あきらのアシスタントとして登場してきます。ややこしいですけど、この「らっきー☆ちゃんねる」は、実際にラジオ関西でラジオ番組として放送されている番組。こんなことを説明してどうするんだろうか…。まぁ、いいや。
さて、この白石くんが、エンディングで実写で登場した初回は、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の谷口役として発言した「わわわ忘れ物〜」というフレーズを元に、自分で勝手に作った「俺の忘れ物」という曲を、見知らぬカップルを横に座らせたまま熱唱するというものでした。2回目は、「涼宮ハルヒの憂鬱」のテーマ曲「ハレ晴れユカイ」を海辺の崖で夕陽をバックに格闘ゲームよろしく型を決め攻撃しながら歌うというもの。説明してもわかりませんね。興味のある方は、映像をどうぞ。
「俺の忘れ物」
「ハレ晴れユカイ」
大体、いくら製作が同じ所だからって、違うアニメの主題歌を歌うか?あくまで「らき☆すた」のエンディングですからねぇ。しかし、この変なエンディングのおかげで、一部では異常な盛り上がりを見せています。ここまで盛り上がってしまったら、ハルヒの第二期では谷口をメイン・キャラに昇格させるしかないじゃないですか。出るのかわかんないけど。
ま、どうでもいい話でしたね(笑)

もうひとつ書きたいことがあったのにぃ…。
長くなったので次回にまわすことにいたします。
趣味に突っ走って、すみませんでした(…反省)
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2007年07月18日

がんばれ!ゴーストハンターズ!

「幽霊を捕まえようとした科学者たち」を読んでみました。
名のある科学者たちが、心霊現象と呼ばれるシロモノを科学的に説明しようと試みた努力と苦心の跡。19世紀と20世紀の狭間で、偉人伝でしかお目にかからないような著名な科学者たちをも巻き込んで、いわゆる霊能者の霊能力を解明しようという先人たちの苦闘が描かれているノンフィクションです。
中心となるのは、アメリカの心理学者・哲学者のウィリアム・ジェイムズ。ちなみに、この方の弟さんは、かのヘンリー・ジェイムズ。著書「ねじの回転」などは有名ですね。
ウィリアム・ジェイムズが軸となって、アメリカ・イギリスに心霊研究協会が設立されます。ダーウィンと進化論を唱えたアルフレッド・ラッセル・ウォレスやタリウムの発見で知られるウィリアム・クルックス、ノーベル物理学賞受賞者であるレイリー卿、ノーベル生理学・医学賞受賞者であるシャルル・リシェ、かのキュリー夫人、それに小説家のアーサー・コナン・ドイルマーク・トウェインなど、錚々たる面々が、ゴーストハンターズとして登場し、実際に霊媒を調査します。もちろん、霊の存在を肯定するゴーストハンターたちに対して異を唱える科学者もいます。ファラデーダーウィン、ハクスリー、エジソンなど。
ちなみに、この本の著者デボラ・ブラムという人はサイエンス・ライターであり、超自然的な事柄一切を否定している人のようです。

ウィリアム・ジェイムズは、「心理学原論」という本の中で、心理学者として初めて、感情と肉体感覚の間がフィードバックする関係にあることに触れています。さらにそれは、後のPTSDの概念の基礎ともなった考え方につながり、感情が記憶や想像にも誘発されると言っています。例えば、「人は侮辱されたときよりも、あとからそれを思い出したときの方が怒りが強くなることもある」と。ジェイムズが考えるには、人間同士の関係は、相手から見た自分の印象と、その印象に対する自分の反応に基づいていて、「人は、自分を認識して心に自分のイメージを持ってくれる相手の数だけ、社会的自己をもつ」と。また、それとは別の関係性として、物質的実在という観察可能なものの埒外で機能する関係性もあると言っています。
心霊研究協会の中心人物の一人であったイギリスの詩人・哲学者フレデリック・マイヤーズは、人間の意識の幅を光のスペクトルになぞらいえています。可視光線が全体のごく一部であるけれども、目には見えない紫外線や赤外線を感じ取り反応することができるように、通常の意識は精神の能力のごく一部であるのではないか、と。そして、”それ以外”の能力を使える人々も存在していて、そういった人々は他の領域で犠牲を払っているのではないかと考えていました。

一番多く長い間実験や観察の対象となったレオノーラ・パイパーという女性。彼女は、肉体的に自身が危うい状態になると、いっそう精神的なメッセージが伝えやすいのではないかという推測を生みます。彼女は、体調が悪い時ほど能力を発揮し、卵巣腫瘍の病気を患っている頃などは異様なまでに冴え渡っていたのだとか。いわゆる”虫の知らせ”を裏付けるようで、興味深い実験結果だと思いませんか。
もうひとつ、興味深いと思ったのは、自殺など死亡した際に精神的に苦しんでいたと思われる死者からのメッセージは、いつも支離滅裂になったのだそうです。自殺者からのメッセージは、ごちゃごちゃで悲惨なものだったらしいです。
それから、パイパー夫人に降りるG・Pという人物は、ペリューという実在した人物とされていたのですが、知人のことはよく覚えているのに、ペリュー自身のこととなるとさっぱり覚えていないという不思議な結果も。

ウィリアム・ジェイムズは、人が人生において発するエネルギーは、感情も含めて、本人が消滅したあとも残る印象や記録、あるいはある種の宇宙的記録を焼き付けるのではないかと考えていました。だとすれば、人が触れた物にもエネルギーが貯蔵され、霊能者がその物に触れることで何かを読み取るというサイコメトリーも説明できると考えていたのでしょう。幽霊屋敷で、同じ霊が何十年も何百年も繰り返し現れるという現象も、これで説明できると。普段の生活では、心の堤防があって不可解なものを防いでいるが、ときとして、危機の幻像の場合のように、必死のエネルギーがその堤防を乗り越えることがあるのではと考えたわけです。そして、それを感知する人間もいる。

レイリー卿は言っています。科学は知られる限り最良の道具であり、難問の解決にはつねに用いられるべきであると。しかし、オカルト現象は再現不可能であることから、その科学的研究は依然進まないのです。
本書を読んでいても、なんだか核心のまわりをぐるぐる回っているだけで、ちっとも先が見えてこない。がんばってるのにもどかしい感じが伝わってきます。それなりに面白い実験結果も出るし、後半は共に心霊研究してきた仲間たちが亡くなった後も霊媒を通じて出てきては、実験に参加するという展開になってたりして(笑)亡くなってまでご苦労さんだな。
今現在もきっと、このわけのわからん現象たちに科学的に挑んでいる人たちは、知らないけどきっといると思います。あれから様々な技術や機材が発達しているのでしょうから、もうそろそろ何かしら説明していただけませんかねぇ。がんばれ!ゴーストハンターズ!負けるな!ゴーストハンターズ!
posted by nbm at 19:34| Comment(8) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

京都沖から北海道へ

この度の中越沖地震において被害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。どうか、力を落とさずに生き抜いてください。

昨日も怒涛のように押し寄せる余震の波。関東で暮らす私たちも、最初の一撃をはじめ、かなり長く強い有感地震として感知しました。その中に、ひとつ気になるものが紛れ込んでいました。昨夜11時18分頃の揺れです。また強めの余震が来たのかと思いましたが、それは新潟でなく京都を震源とする、深度370kmという深い所で起きたM6.6という大きなエネルギーの地震でした。最大震度の深度4を記録したのは、北海道浦幌町。岩手県から茨城県辺りまでの太平洋沿岸地域が一番強く揺れています。繰り返しますが、震源は京都沖です。京都で発生した地震が北海道を揺らす。震源から遠く離れた地域が一番強く揺れるというのが、深発地震の大きな特徴です。深く沈みこんだプレートが柔らかなマントルの中に入り込むことになり、地震で発生したエネルギーは柔らかなマントルで吸収されてしまう。しかし、地震の波だけはマントルのある真上でなくプレートの中を斜め上へと逃げるように伝わるために、離れた場所に弱められた揺れが伝わるというしくみ。完全には解明されていないメカニズムですが表層の地震とは異なっているようで、余震が少ないのも特徴のひとつだといいます。
中越沖地震とは直接関係無いと専門家は言うでしょうね。直接関係なくて、被害も無いような地震。でも、この日本の底の奥深くでは、刺激し合う関係なのかもしれません。
昨日の話じゃありませんが、「可哀想ね」「大変ね」で終わらせちゃだめです。日本列島どこに住んでいようと”明日はわが身”。地震を予知することは現状では難しいですし、たとえ予知できたとしても逃げることくらいしかできませんが。とにかく、できる備えくらいは日常でやっておきたいものです。
posted by nbm at 11:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月16日

絶望のカタルシス

台風が過ぎ去ったと思ったら大地震。まだ詳しい状況がわかりませんが、被害が少ないことを願うばかりです。今の段階では、把握されていない、被害のひどい地域があるのではないかと心配です。柏崎刈羽原発も一部火災が発生しているようですし、放射能漏れが無いことを祈るばかりですね。
トンデモな考えに思われるかもしれませんが、台風通過直後に、地震が起きることは少なくありません。(←ホントか?)低気圧の通過によって、地盤が幾分引っ張り上げられたりしているのかもしれません。プレートが引き上げられると、引き上げられた端っこの方で地盤が崩壊するという考え方があります。なので、この仮説が正しいとすると、低気圧の中心、つまり台風が直接通過する所から幾分離れた所で影響が出るということになります。満月や新月の解きに地震が多いなど、月の引力も地震の発生と関係があるのではないかと研究されていることもありますから、まんざらウソとも言い切れません。

さて、では、今日の本題です。
最近、どうも悲劇的・絶望的な筋の物語を観賞したいという傾向が強まってきています。天邪鬼なので、以前から単にハッピーエンドでちゃんちゃんと終わらせるような話には、どこかつまらなさを感じてしまうのではありますが、絶望的ストーリーへの欲求は強くなるばかり。

ここ数年、アニメの世界では、絶望的なストーリーが流行ってきています。私が観賞しているのは、ほんの一部の作品に過ぎませんが。
たとえば、「ぼくらの」という作品。中学生の男女15人が、最初はゲームだからと誘われて参加したものは、実は本物の戦闘だった、という衝撃的なストーリー。一人ずつわけのわからない敵と戦い、戦いが終わるとその直後に戦った本人は必ず死ななければならないという話です。ほんの遊びのつもりだったのに。最初に戦いに参加する契約を交わしてしまった以上、逃げることができず、子供でありながら自分たちの地球を守るために次々に死んでいきます。一人一人の子供達には、現実生活でもそれぞれ悩み深い状況をかかえていたりします。それが、とてもリアル。実は、この作品。原作マンガは本当に絶望的なストーリーなのに、アニメ作品では回を追うごとに希望が描かれてきているらしく、ファンの間では物議を醸しているのですよ。

それから、以前から観ようと思っていた数年前の作品「ガンスリンガーガール」。アニメは、原作を描ききれず、ほんの入り口を映像化しただけのもののようですが、続編の製作も計画されています。
障害や病気を持つ少女たちを「社会福祉公社」が引き取り、義体化して洗脳した上で訓練をし、兵器として政府の影の仕事をやらせるというもの。彼女たちはそれぞれ壮絶な過去を持っています。一家惨殺事件の生き残り、全身麻痺だった少女、両親による保険金殺人の犠牲者など。どれも、あり得ないものでなく現実に蔓延している悲惨な状況。そして、義体化されると"条件付け”という洗脳を受け、”フラテッロ(兄妹)”と呼ばれる2人1組で、担当官と行動するのだけれど、この担当官への服従は絶対的。担当官への彼女たちの絶対的な愛と、彼らからの愛情への渇望が、彼女たちの壮絶な過去と相俟ってとても悲しい物語となっています。”条件付け”をされているが故に担当官を愛し、しかしその担当官を強く愛する気持ちこそが彼女たちを支えているという…。健気な彼女たちを涙無しには観られません。

人はなぜ悲劇に惹かれるのか。
それは、かのアリストテレスが語っているように、カタルシス(浄化)を得られるからだといわれています。カタルシスとは、元々、体内の毒物を対外に排出することを言いました。悲劇を鑑賞することで、悲劇の登場人物の悲しみや苦悩に共感することで、心の奥底を揺さぶられて涙する。ここに、己の精神を開放する作用があるらしいのです。人と同苦することで、自分が癒されるなんて、ちょっと偽善的にも聞こえますが、うまくできているものです。涙するような悲劇と同様に、恐怖を味わうことや、感動することも、精神を癒すことにつながるのだそうですよ。笑うことはもちろんなのでしょうがね。
ちょっと、話がそれるようですが、自分の中に押し止めていた感情を言語を使って表に出すというのも、心理的なカタルシスになるそうです。人に言えないような愚痴なんかを日記やブログにぶちまけたり、悩みを友人に話したりするだけで、根本的に問題が解決していなくても、いくらかでも気持ちがスッキリするというのは、このあたりから説明されるのですね。

古来より、悲劇は人々に好まれてきましたが、それが物語の中の架空の話だからこそ、泣きながらも楽しめること。これが現実に突きつけられたり、自分の身に実際に起こったら、カタルシスどころじゃありません。「他人の不幸は蜜の味」といいますが、「可哀想」という気持ち自体が、その「可哀想」な対象から自分を優位に立たせているものなのですよね。現実問題となると、私はこの「可哀想」で終わってしまうことが好きではありません。もちろん、自分の中でそういう言葉・感情が生まれることもありますが、その度になんだか自分で自分が恥ずかしいような気持ちになるのです。
だから、「可哀想」で終わらず(ハッピー・エンドということでなしに)、架空の話としてとらえられる悲劇を鑑賞したいと思っているのでしょう。
しかし、そんなにカタルシスが必要なほど、汚ないものが心の奥底に溜まっているとも思えないので、絶望的な物語を求める気持ちをカタルシスだけでは説明できない気もします。でも、悲劇が麻薬のように心地よく感じられることは否定しません(笑)
一応言い訳しておきますと、一昨日・昨日あたりは「OVERMANキングゲイナー」という、すっとぼけたロボット・アニメの名作を観てましたし、観賞するべく手元にあるDVDは、なぜかほとんどコメディー映画です。悲劇しか観てないわけじゃないよってことで(笑)
posted by nbm at 12:58| Comment(8) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

お盆だよ!全員集合!

明日は7月15日。
東京近辺では、7月15日をお盆とするところが多いようです。残念ながら今回は台風直撃でしょうから、暴風雨の中でお墓参りをする人もいないと思いますが。
お盆は「盂蘭盆」の略ですよね。由来には、諸説あるようです。ひとつは、”倒懸”の意味のサンスクリット語”ウランバナ”の音写であるという説。”倒懸”とは逆さづりのことで、仏教でいう餓鬼道という生命状態の飢えや渇きの苦しみに通じる言葉だそうです。盂蘭盆経というお経があって、釈尊の弟子である目連が、餓鬼道に落ちた亡き母を救ったと説かれているのだとか。ただし、このお経は、釈尊の死後、後世に中国で成立したものという話もあるそうですが、このお経に関係がありそうですね。
もうひとつは、”死者の霊魂”の意味のイラン系の言葉”ウルバン”を元とする説。イラン系民族ソグド人が死者の霊魂を祭る伝統が中国に伝わって、それが中国で中元などと融合して日本に伝わったという説です。もともと、中元というのは、先祖供養が目的で、先祖に供物を捧げたり灯明を灯す行為のことなのですよね。
ちょっと話がそれますが、現代の中国や台湾における中元説はちょっとニュアンスが違うよう。中国文化では、私たちが幽霊と呼ぶモノを鬼と呼ぶのですよね。中元の時期は鬼節とも呼ばれ、地獄の門が開いて鬼たちが出てくるのですって。なんかケルトのサウェン・フェシュの話と符号しますね、時期はずれてますが。で、主のある鬼は主のもとへ、主なき鬼はその辺で暴れまくるということ。どちらにしろ、その鬼への供物として果物やお菓子を捧げるということです。
話を戻して、と。盂蘭盆は、「夏安居(げあんご)」の最終日に当たるとも言われています。これは、夏の雨期に出家者が外出せず一ヶ所に留まって修行し、修行僧は自らの罪を告白して懺悔するというもの。この修行が明ける日に、僧たちが人々から供養を受けて飲食し、喜んで踊ったというようなことが前述の盂蘭盆経に書かれているようで。このお祭り騒ぎが、古くからの先祖供養などと結びついて習慣となったのではないかということだそうです。盆踊りなんてのも、この辺が発端なのでしょうか。
ちなみに、禅宗では今もこの安居を行っていて、それが明けるのが”解夏(げげ)”。そんなタイトルの、ベーチェット病を患って失明していく青年の物語がありましたね。観てない(読んでない)ので、なぜにこんなタイトルなのかは不明。

盂蘭盆会は、6世紀には中国にあり、7世紀頃に日本に伝わってきたのではないかと言われています。しかし、日本にはそれ以前から正月と7月に祖先を祭る習慣があり、それが仏教とともに伝わってきた盂蘭盆会と結びついたのかもしれないということです。複雑な歴史があるものですね。

お盆というと、中学時代の同級生の話を思い出します。彼の家は大きな農家で、お盆は親戚一同が集まって、提灯を下げて迎え火で始まります。お墓から先祖を連れてくるってことですよね。連れてきた先祖にお酒やジュースなど飲み物を出すと、コップの中の飲み物が目の前で見る見るうちに減っていくのだそうです。ほんまかいな。私の記憶にも土葬があったような地域でしたから、なんとなくその話に説得力があってね。火葬でも土葬でも魂と亡骸が離れるのは同じなのに、土葬の方が帰って来易いような感じがしました。
親戚とは離れて暮らしていた私には、にぎやかなお盆の想い出はありません。現代では、お盆は長期休暇の大チャンス。海外旅行などを楽しむ人も多いでしょうが、新暦・旧暦問わず、今年のお盆も親戚同士・友人同士が集まって、蛍を見たり花火をしたり、楽しいひとときを過ごすというのもよいものではないですか。
posted by nbm at 19:14| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月12日

虫眼鏡必須

突然ですが、一番画数の多い漢字ってのをご存知でしょうか。
ちなみに、私の使っている角川書店の「新字源」という漢和辞典では、鹿が3つの「麤」。33画あります。意味としては、「疏(疎)」や「粗」と同じ。離れ離れの鹿の群れということで、「とおい」「あらい」という意味の字。これは、日常でも目にすることがあるような気もします。
ところが、上には上がいるもので、小学館の「新選漢和辞典」では、「鼻」へんに「襄」のようなつくりの字で、「ノウ」と読む36画の字が最多画数。「はながつまる」という意味だとか。この辺になってくると、簡単に私のPC上で表示できる漢字ではありません。講談社の「新大字典」では、「龍」が3つで「トウ、ドウ」と読む字があって48画。こういう同じ字を3つ組み合わせるのは「品」のように上に一つで下に二つという表記になってます。「龍が行く」という意味。大修館書店の「大漢和辞典」では64画の字が二つ載ってるそうで、「龍」が4つの字で「テツ、テチ」と読み、「言葉が多い」との意。同じ字を4つ組み合わせる場合は、上に二つ下に二つ書くんですね。「鼎」が4つで意味不明の「セイ」という字があるそうです。
ふぅ。ようやく現在最多画数と言われる漢字の登場です。当然1字として表示できません。説明しますと、上に「雲」が3つ。その下に「龍」が3つ。下の龍の先端が、下側の「雲」2つに挟まれてたり挟まれてなかったりします。「雲」が3つの「タイ」という字と、前述の「龍」が3つの「トウ」と言う字が合体してできた字らしいです。つまり「品」型の字が上下に二つ組み合わせてあるという。「たいと」と読みます。他に「だいと、おとど」とも読むようです。
以上、コチラのサイトを参考にさせていただきました。他にも興味深い内容がたくさん載ってます。

さて、この画数の多い漢字を並べて1字にするというのは、なんだか反則行為のような気がしませんか。へんやつくりやかんむりなんかの部首がはっきりしてて、1字の漢字と認められるような形のもので、最多画数なのはどんな漢字なのでしょうね。
私の漢和辞典では、「籲(ユ・ヤク)」という字が32画で最多画数でした。「呼ぶ、和らぐ」という意味だそうです。他の辞典などでは、また違う漢字になるかもしれませんね。
まぁ、一口に漢字といっても、その成り立ちは様々。古に中国から伝わってきてそのまま使われている漢字もあれば、日本独自の国字も多い。逆に中国語を見てると、見たことのない漢字も多いですもんね。中国語とは、読みが違っていたり、意味が変化しているものもあるでしょうし。形として旧字や略字、異体字などもありますし。字音としては、呉音・漢音・唐音などがあります。これについては、また別にいつか書きたいと思います。

逆に、一番画数の少ない1画の漢字は何かと問われたら、いくつ浮かぶでしょうか。漢数字の「一」は当然ですが、もうひとつ「乙」。一筆書きみたいですね。他には…。実はこの2つで打ち止めです。もっとあるかと思ってました。それとも、辞典に載ってない1画の漢字なんて存在するでしょうか。
乙一という名の作家の方がいます。近年ハマっている作家のおひとりですが、ペンネームとはいえ姓名がたったの2画で表せるなんて。使っていた関数電卓が「Z−1」という機種だったことからつけたペンネームだとか。この乙一さん自身も映像作家でもあるのですが、押井守さんの娘さんである映画ライターの押井友絵さんとご結婚されています。そんな結びつきも面白いけど、押井守さんに娘さんがいらしたことの方が、私には驚きでしたが。ご夫婦そろって「立喰師列伝」に出演されているという噂。ちなみに、この作品、まだ観てないけどキャストがひどいです。本職の俳優さんはほとんどいません。みんな普段は姿を見せずに裏方仕事をやっている人たちばかりです。

話がだいぶそれましたね。ま、いっか。
きっと今日の記事に出てきた漢字は、虫眼鏡があっても見にくいでしょうね。私は乱視が入っているので、普段から漢字の横棒が2本なのか3本なのか判別できないことが多々あります。ややこしい漢字はぐじゃぐじゃした塊にしか見えません(泣)
posted by nbm at 12:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月11日

リアル「隣のなまなりさん」

ちょっとイヤな話から。
近隣のお宅から、日常的に子供を叱る怒声が漏れてきます。「やめろっつってんだろうがよぉ!このやろー!」と若いお母さんの声です。何をしたのか怒られた小さいお子さんは、当然わんわん泣いてます。すると、お母さんが「うるせぇっつってんだよ!」子供は、もっと泣きます…。お母さん、あなたの声が一番うるさいです…。
昨日は、買い物に行く途中の道端でショッキングな場面に遭遇。幼稚園の体操服を着た男の子がわんわん泣いてます。すると、お母さんは、持っていたカサでその子のスネの辺りをを叩きました。当然、男の子は大泣きです。絶叫するように泣いてました。お子さんが何をしたのかわかりませんが、カサで打ち付けるってのはどうなんですか、お母さん。
自分は子供を持たないので、偉そうなことは言えないのは重々承知してますが、もう少し上手に怒れないのかなと思ってしまいます。傍目から見ると、子供に八つ当たりしているようにしか見えません。子育てを助けてくれる人が身近に少ない中で、若いお母さんたちは悩みながら、ストレスを溜め込みながら子育てに奮闘しているのでしょう。でも、一方では上手にやっているように見えるお母さんたちも当然いるのです。何が違うのかな。

さてと、気分を変えてこんな写真はどうですか?リンクが切れてたらすみません。

なごんだところで、と。
調子に乗って、実話怪談を読んでいたら、何かが訪ねてきました。
土曜日の夜のこと、ダンナさんはゲロアタックに出かけていて不在。私は、テレビでピエール瀧「おじいさん先生」を観るなど適当に過ごして、夜中になってから台所で夕食の皿洗いをしてました。時刻はたぶん午前2時近く。
突然、玄関のドアが開くような音がしたと思ったら、廊下を何かがこちらに向かってくる気配。ダンナさんが帰ってくるには早いなと不審に思い、台所から廊下を覗き込もうとすると、入ってきた気配は私の右側に立つ。「なんだ?」と思って右側を振り向いたら、それは私の後ろを通って、今度は左側に。「えっ?」と左側を見ると、その瞬間に気配は消えました。何かを見たわけじゃありません。でも、イメージとしては女の子か小柄な女性。小さいと思ったのは、なぜか私はその気配を少し見下ろしたからです。左右から、私の頭からつま先までを凝視してくるようなイメージを受けました。何を見たわけでもないのですが、なんかちょっと気味が悪くて、お風呂に入る気にもなれず、電気を付けたまま寝ました。
この話は、実はこれだけでは終わりません。翌日、ゲロアタックから帰ってきたダンナさんが、夕方くらいになって話したこと。「そういえば、昨日ゲロアタックですごくツラくて意識が朦朧としてるときに、”なまなりさん、なまなりさん、おいでください”って急に頭に浮かんで…。”なまなりさん”が何かも知らないのにな」だって。ダンナさんは「なまなりさん」を読んでません。私も詳しくは話して無いので、知らないのですよ。笑いながらその話を聞いていた私も、ちょっと待てよと思いました。夕べのことは、その瞬間まですっかり忘れてたんです。「それって、何時頃の話?」時間を尋ねても、時計を見ながら行動しているわけではないので、ダンナさんはよくわからない様子。でも、ダンナさんがなまなりさんを呼んだちょうどそのときに、何かが私のところにやって来た気がして仕方ありません。
変な気配はそのときだけ。でも、翌日は左肩の奥が凝っていて、強烈に眠い日でした。なんかに憑かれたかな(笑)

posted by nbm at 11:21| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月10日

言いだしっぺがやります!伝染るんです

5011さんのところで、余計な提案をしてしまったので、まず自らやることにしました。テーマは、伝染病映画。例によって、画像を張るのは面倒なので(笑)画像はありませんけど悪しからず!んじゃあ、スタート!

最初に浮かぶのは、なんてったって「アウトブレイク」(1995)。ダスティン・ホフマン主演のウィルス・パニックの名作ですね。アフリカの奥地からアメリカへと、エボラ出血熱を凌ぐほどの猛烈な致死率の未知のウィルスが。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)という存在が大々的に採り上げられた初めての映画だったかも。日本でこんなことが起きたら、管轄する部署がはっきりしないまま、対応が後手後手になってひどいことになりそうです。
「カサンドラクロス」(1976)なんてのもありました。こちらはどちらかといえば、アクションになりますか。ウィルス感染したテロリストが乗った列車を、乗客もろとも抹殺してしまえという考えの米陸軍大佐に対し、列車に乗り合わせた医師の活躍を描く作品。バート・ランカスター、リチャード・ハリス、マーティン・シーン、ソフィア・ローレンと豪華な顔ぶれ。
伝染病といえば、ペスト。カミュ「ペスト」を現代の設定にアレンジして映画化した「プレイグ」(1995)というフランスの作品があるようです。私は観てませんが、ウィルス・パニックというよりも人間ドラマに近いみたい。

日本の作品に目を移すと、やっぱり最初に浮かぶのは「リング」(1998)。貞子の呪いやビデオテープに目がいきがちな作品ですけども、この原作が秀逸なのは、呪いのビデオテープと天然痘ウィルスが絡んでくるところ。1993年に出版された鈴木光司の原作を最初に読んだ時の強烈な印象は、今も忘れられません。とんでもない小説が誕生したもんだと鳥肌が立ったもんです。
「リング」ときたら、「感染」(2004)を挙げないわけにはいきませんね。ジャパニーズ・ホラーの旗手を集めて作られているJホラーシアターのシリーズの第1弾として「予言」と同時に公開された作品。古びた病院を舞台に、内臓が溶け出す奇妙なウィルスの増殖を不気味に描いたもの。映画としてのデキはイマイチかな。
それから「エリエリレマサバクタニ」(2005)。感染すると自殺してしまうという未知の病”レミング病”を軸に描いた作品。唯一発病を抑制するのが、あるミュージシャンが作り出す音を聴くことという設定がユニーク。私自身は、映画の内容を二の次に、青山真治監督のシネスコへのこだわりを観るのが目的で観たので、あまり筋を覚えてないんですけども。

当然、ゾンビものや吸血鬼ものをはじめとして、ホラー作品ではたくさん感染ものがあります。中でも無視できないのが「バイオハザード」(2001)でしょうか。同名ゲームの映画化としては一番成功した作品かもしれません。ゲームの設定を忠実に再現してますしね。ミラ・ジョヴォヴィッチもよかった。巨大企業アンブレラ社の研究によって生まれたバイオ兵器ウィルスが漏れてしまった、ゾンビ化した研究員でいっぱいの研究所が舞台の作品。
「28日後」(2002)。感染すると見境なく攻撃的になる新種のウィルスが蔓延した世界を描いた作品。主人公が病院で目覚めると、そこは人気のまったく無い閑散とした街。ウィルスや感染した人の怖さよりも、まったく人間のいない街という映像の方がショッキング。その後の世界を描いた続編「28weeks later」が作られたばかり。
ちょっと毛色の違う「ミミック」(1997)は、子供が次々と死んでいく未知の伝染病を食い止めるために、感染源のゴキブリに対して、アリとカマキリから遺伝子操作して作った新種の昆虫を作り出して放つ。病気は抑えられたけれども、突然変異からか人間に擬態する昆虫が現れて…というお話。

他にも私が観ていない作品がたくさん。ラース・フォン・トリアーが撮った「エピデミック」(1987)は、脚本家が書いた伝染病の話が現実世界とリンクしていくという内容。これは、ちょっと観たいな。
「キャビン・フィーバー」(2002)は、お決まりの森の中のキャビンが舞台のアメリカ低予算映画伝統のスプラッター。若い男女がお楽しみの最中に、突然血まみれの男が乱入してきて、男の持ち込んだウィルスに感染していく恐怖を描いた作品。観なくても想像がつく…(笑)
おそらく現在撮影中。2008年公開予定でまだまだ先の話だけど「白の闇」。感染すると失明してしまうという病が広がり、感染者を隔離したところ、そこは無法地帯に。「シティ・オブ・ゴッド」などのフェルナンド・メイレレス監督作品。原作は、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説。

またちょっと違うけど、悪魔が次々人の体に乗り移っていく「悪魔を憐れむ歌」(1997)なんてのもありました。乗り移るのが宇宙人だと「ヒドゥン」(1987)になるね。
それから、「悲しみのベラドンナ」(1987)は、虫プロ製作の大人向けアニメーション。婚礼の日に領主に犯されたジャンヌが魔女とされ村を追われる。本当に魔女となったジャンヌは、黒死病が蔓延した村の人たちを毒草ベラドンナを使って治すのだが…というお話。昔、観たときは、斬新だなぁと思いましたが、今観るとどうなのでしょう。
アニメといえば、「伝染るんです。」(1992)。吉田戦車の同名漫画を強引に映像作品にしたもの。シュールなだけで伝染りません(笑)でも、「かわうそ音頭」は脳を侵し、るんるんヤットコスットンチョイナチョイナるんるんと、頭の中で繰り返し再生されるハメになる恐れあり(笑)



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2007年07月07日

図工室の椅子と電磁場操作

友人からのメールにより存在を知った、変な楽器。名前はカホン。直方体の箱で、見た目はスピーカーのよう。友人曰く”図工室の椅子”。確かに、こんな椅子でしたわ。
ペルー発祥の楽器らしく、”カホン(Cajon)”とはスペイン語で”箱”。まんまやんけ。大体木製で中身が空洞の箱。打面がひとつと、その反対側には穴。打面の裏側には、弦や鈴が仕込まれているものが多くて、独特の音を出すのだとか。
19世紀に、アフリカから中南米に船で渡った黒人たちが、積荷の箱を叩いて音を出したことが始まりだとされる楽器。箱の上に腰掛けて、箱の側面を打つのが演奏法。ペルー発祥のはずなのに、キューバ音楽として知られるルンバで多く使われ、パコ・デ・ルシアが用いたことからフラメンコへと裾野が広がっていった様子。わけわからん。構造がシンプルなだけに、板を留めるネジひとつで音色が変わるらしい。製造・販売している方には失礼ながら、見た目からするととんでもなく値段が高く見える。きっと、一目見てもわからない、良質な素材が使われていたり、細かな工夫が施されているからなのでしょう。打面の中央部分を叩くと低い音、はじっこを叩くとちょっと高い音、というように、叩く部分で音が変化します。それを、リズミカルに叩くというわけ。電源がいらない楽器なので、ストリートでの演奏にも向くらしく、今人気が上がってきているらしい。ネットで検索してみると、驚くほど多くの工房が存在していて、楽器店などで簡単に入手できるようです。また、基本構造は簡単なので、自作しようと思えばできないこともないよう。こちらのカホンは寝て待て!に自作法をはじめ詳しいカホン情報が満載でした。

さて、本当は別の楽器のことを記事にしようと思っていたのです。それは、テルミン。”シンセサイザーの祖”とされる楽器です。ロシアの発明家レフ・セルゲイヴィッチ・テルミンが開発した、世界初の電子楽器。箱から縦と横に2本のアンテナが伸びてる楽器の前に立ち、直接手を触れることなく、空中を手でかきまわすようにして演奏するという不思議な楽器。2本のアンテナは音程と音量を司るもので、それぞれのアンテナへかざす手の距離を調節して様々な音を作り出すというシロモノ。右手を垂直アンテナに近づけると音の高さが上昇し、左手を水平アンテナから遠ざけると音量が大きくなるというしくみ。音色としては、のこぎりバイオリンに近い音。ミュージック・ソウってんですか。その不安定な音を、アルフレッド・ヒッチコックエド・ウッドが効果音として愛用しています。テルミンの原理を真似た、オルガンのような形のオンド・マルトノってのもありますね。1919年にロシアで発明されたけれど、東西冷戦の関係もあって国外に広まらず、もっと色んなことができるシンセサイザーの台頭もあって、あまり日の目をみないテルミンですが、現代でもレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジをはじめ、面白がって使っているミュージシャンがけっこういるようです。
「テルミン」というドキュメンタリー映画がありました。HPではバーチャル・テルミンの演奏を体験できます(笑)映画は、シンセサイザーのパイオニアであるロバート・モーグトッド・ラングレン、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンなども出てきます。アインシュタインチャップリンとも親交が深かったテルミンさん。1930年代にはアメリカで活躍しますが、いつのまにかソ連に帰ってる。実はKGBに拉致され、強制収容所の中で様々な研究開発に従事させられていたとか。晩年は、レーニン蘇生計画に端を発して不老不死を研究していたという話もあり、実際ご本人も97歳まで長生きをしているという…。テルミンという楽器もさることながら、発明者であるレフ・テルミン自身も、相当興味深い人物です。
バイオリンとかトロンボーンなんかもそうでしょうが、鍵盤楽器のように、ここを押せば必ずこの音が出るという確実性がない楽器というのがありますね。テルミンは、その最たるもの。どの空間にどのように手を伸ばすかで音が決まるのですからね。演奏者の耳の良さも要求されるでしょう。テルミンは、自分の体の感覚と聴覚を頼りに演奏することが、他の楽器以上に必要な楽器なのだと思います。つまり、演奏するのが難しい楽器。それが、あまり普及しなかった理由のひとつかもしれませんね。
テルミンを演奏している映像を観ると、なんだか魔法を使っているみたいで、奇妙な感じがします。
posted by nbm at 11:25| Comment(3) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月06日

ミクロの決死圏

いきなり尾篭な話で恐縮です。
ここのところ、ダンナさんのオナラが強烈に臭い。あまりの臭いに辟易して、対抗手段を取ることにしました。ダンナさんの名誉のために言いますが、あれほど強烈なのは珍しいことなのですよ。
あの臭さは尋常じゃない。きっと、腸内環境が良くないに違いありません。ということで、まずは良い菌を送り込もうと、乳酸菌飲料を与えています。ヨーグルトとか、オリゴ糖とかもいいかもしれませんね。別に調べたわけじゃないので、効果は定かではありませんが、まず人体実験です。(順番が逆か?)

胃の調子が悪かった友人が、ピロリ菌の除去をした話を聞いたことがあります。1週間ほどかけて抗生物質を飲み続けて除去するというもので、その間は下痢になるんだそうですよ。途中でやめちゃうと、逆に菌に薬への耐性ができたりするので、やるならきっちりやらんといけないようです。ただし、10数パーセントは除去に失敗するという実験結果もあり、やれば必ず除去できるというものでもなさそう。タバコを吸っている人の半数は除去に失敗するという報告も。失敗すれば、耐性菌ができて同じ抗生物質はもう使えないというわけです。
除去をすると、腸内の善玉菌も悪玉菌と一緒に流されて無くなってしまうそうで、友人はその後良い菌を定着させるために、集中して乳酸菌飲料を飲むことを医者に勧められたのだそうですよ。それで、本当に善玉菌が定着してくれるといいんだけどね。ピロリ菌は潰瘍やガンの発生の一因とも言われてますが、必ずしも病気を引き起こすわけでもないらしく、あるデータによると、胃潰瘍の発病は保菌者の10〜15%、胃ガンの発病に至っては4%だって。他の原因の方が影響が強そうです。よくわかりませんね。除去後に、逆流性食道炎になることもあるとか。ピロリ菌保菌者に花粉症患者が少ないという話もあるし、逆に、除去したらじんましんが直ったという話も。潰瘍が治るのはいいけど、いいんだか悪いんだか。
ちなみに、口からの感染と、排泄物からの感染が考えられているそうです。最近は、虫歯菌の感染の問題などもあって、赤ちゃんへの食べ物の口移しはしない方がよいと聞きますが、ピロリ菌も口移しで感染するとのこと。感染者の排泄物が川に流れれば、水からの感染もあり得るようですよ。”2人に1人が感染者”とうたっているCMがありましたけど、年齢を経るごとに感染率は上がるので、日本人の場合、20歳代では25%ほどの感染率も、40歳以上だと70%にもなるそうです。

さて、ピロリ菌といえば、ちょっと前に気になるニュースがありました。胃炎を起こすピロリ菌の祖先は、深海の微生物?だって。水深1000メートルの深海の熱水孔から採取した微生物が、ピロリ菌と近縁だということが遺伝子レベルで確認されたとのこと。なんだって、そんなものがヒトの消化器官の中に入り込んだものか…。胃液の中と深海の熱水の中、環境条件が厳しい場所だというのは共通してますけどね。敢えてそこに挑むのか、ピロリ菌たちよ。
まぁね、ミトコンドリアなんておかしなものが、細胞レベルで動物の体内に入り込んでいるくらいですから、驚くほどのことじゃありませんや。自分の細胞ひとつひとつの中に、別の生物を起源とするものが組み込まれている(たぶん)くらいですから、外から入ってきたいろんな菌類と共生していることには驚きませんよね。

昨日、ウォーキングをしていて、ふと思いました。雑木林のたった1平方メートルだけを切り取って考えても、植物や昆虫や様々な微生物など、膨大な数の生命体がひしめきあっているのですよね。そんな中で、自分がヒトとして生きていることの不思議を考えずにはいられませんでした。
posted by nbm at 17:24| Comment(7) | TrackBack(0) | 自然科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

隣のなまなりさん

実話怪談集「新耳袋」が終了して、すっかりつまらなくなっていた私に朗報が!「新耳袋」を共著で出していたお二人が、今年はそれぞれに新刊を刊行しているという情報が、巨匠さんから拙ブログへのコメントとして寄せられました。ありがとう、巨匠さん!そして、すぐさま近隣の書店へと走ったわけですが…無い。数日おいて、また別の書店に走ったわけですが…また、無い…。なんだよぅ!置いておいてくれよぅ!そして、やっと昨日、駅前の大型書店にて2冊を入手。それが、木原浩勝さんの「隣之怪 木守り」中山市朗さんの「なまなりさん」。両者ともに、「新耳袋」では封印されていた因縁話や祟りの話とあって、期待大。昨日、今日で一気に読んでしまいました。

「隣之怪 木守り」の方は、「新耳袋」をちょっと広げたような短いお話が続きます。「そんなに目新しいものもないなぁ」なんて油断をしていたら、強烈な話がひとつ。「記憶」というタイトルです。2冊トータルして、私には一番怖い話でした。たぶん、説明できない度が最大だったからだと思われ…。
ここからはネタバレです。
20年ほど前のある夏のお話。ラジオ番組のディレクターが、人気アイドルの生放送ラジオ番組でリスナーから怪談を募集します。番組の生放送中に、大切な話があるので直接ディレクターと会って話したいという人物がラジオ局を訪ねてきます。単なるアイドルの熱狂的な一ファンだろうと思い、ガードマンの言うことを聞かないというその人物に断るために、ディレクターはしぶしぶ守衛室からの内線電話で彼と話してみます。すると、その人物は意外なことに、自分はアイドルと話がしたいわけでも、自分の体験を番組で採用してほしいわけでもなく、ただ自分の体験を聞いて欲しいと言うのです。その場は、生放送中だったので、後日連絡するからと連絡先を聞いて帰ってもらったものの、彼の真剣な態度と、「怖いんです」と言ったひと言が気になって、翌日に連絡をとってみる。で、直接会って、話を聞くことに。前置きが長いようですが、ここまでのやりとりが、わりと重要な気がします。
喫茶店で、その大学生に合うと、やはりまじめな印象。そして、彼は話し始める。10日ほど前のこと。同じ大学の友人同士3人で、千葉にある有名な心霊スポットである池に行く。でも、現地では何事もなく、車での帰り道。突然、後部座席に乗っていた友人が、「助けて!助けて!」と絶叫。運転した彼が車を止めて、後ろを振り返った時には、友人の体は消えていて、二本の腕だけしか見えない。もうひとりの友人と必死で腕を引っ張るけれど、考えられない力が働いていて、結局友人は車のシートに吸い込まれるように消失。
いくら車の中やあたり探しても友人は見つからず。呆然とするものの、知らせなければと消えた友人の自宅へ。しかし、応対に出てきた母親に、「ぼくらは○○くんの大学の友人です」と名乗ると、「うちには息子なんていない」と言う。どうも話が通じない。「性質の悪い悪戯なら警察呼ぶわよ」と。表札も間違いないし、もうひとりの友人は、彼のこの自宅に遊びにきたことがあり、この母親とも会ったと言ってるのに。
わけがわからず、怖くなって朝までもう一人の友人といっしょに過ごし、夜が明けると、大学で友人たちに言ってみようということになり、大学へ。話をすると、友人たちは「誰の話をしてるんだ?」と、これまたすごい反応。そんなバカなと大学の学生課に問い合わせてみると、「そんな学生は在籍していない」という答え。
家に帰ったものの、もう一人の友人に電話をしてみる。すると「○○君って、誰」…。昨夜いっしょに肝試しに行った記憶はあるのに、2人で行ったと言う。当事者であるこの友人さえも、記憶から○○君が消えている。
電話を切って、あれこれ悩んでいたら、ラジオからこの番組が流れてきた、と。ひょっとしたら信じてもらえるかもと話しに来た、と。自分がおかしいのかもしれないとも思いつつ、○○君のフルネームを書いた紙を渡してきて、自分も○○君の記憶を無くしてしまうかもしれないから、誰かに覚えておいて欲しかったし、自分も忘れられてしまうかもしれないと思うと怖い、と。
まるで映画「フォーガットン」ですよ。神隠しのように、目の前で人が消失するという話は聞いたことがありますが、その人物に関する記憶やら何やらが全部いっしょに消えてしまうというのはどういうことでしょう?まるでわけがわからない…。このわけのわからなさが怖い。

さて、もう1冊の「なまなりさん」ですが…しゃれにならん!
ほんとにこんなの本にしていいのかな。映画化してたら絶対なんか起こってたよな。っていうか、ブログの記事にするのも正直怖いくらいです。というわけで、詳しいことは一切書きません(笑)古来から、呪いというものは実行されてきたのでしょうが、変に歴史的な裏づけがあったりするところも怖いです!蠱毒という手法は知ってましたが…。
中山さんのブログに、裏話もちょこちょこ書かれてます。この方、こんなことを続けていながら、まったく何も感じないという得な体質をされていることは、有名な話だとは思うのですが、だからこそ中山さんにしか書籍化できない話であると思われます。

「なまなりさん」を読んでいたら、後半になるにしたがって強烈な睡魔に襲われました。何度も何度も落ちそうになりながら、読んだのですが、私の防衛本能が働いていたのでしょうか?この先を読んではいけない!と。
posted by nbm at 18:48| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月03日

ヤツらはもう来ているかも

渋谷駅前のスクランブル交差点で車炎上。
「あたりは騒然として…」とニュースで伝えてましたが、映像を見る限り、確かに人は多いけど普通の渋谷。とくに人だかりがあるわけでなく、無関心にみな通り過ぎてましたが?なんかニュースの伝え方がオーバーな感じがしました。私が渋谷って街を好きになれないのは、人が多すぎて歩道も普通に歩けないことがあるから。身動きとれん!
それはさておき、古い車でしたね、炎上してたやつ。うちの旧車専門家(ダンナさん)曰く、「これからこんなのどんどん増えるぞ」だそうです。動くからと整備もせずに古い車に乗ってると、炎上するのは必至だそうですよ。特に暑い夏は要注意ですね。今は板金技術が進歩して、外観がきれいになった古い車が多いそうで、しかし、古い車の知識を持ってメカニカルな部分をきちんと整備できる専門家はそうそういない。中身がボロボロでも外観だけごまかせば売れるんでしょうね。古い車にきちんと乗るには、相当な手入れが必要で、乗る人間としても多少はメカニカルな知識も知っておいた方がよいのでは?メンテナンスには、お金もかかりますよ。ま、余計なお世話ですけどね。

さてと、本題です。ネタバレありなのでご注意!
昨日、テレビ東京「午後のロードショー」で「アライバル−侵略者−」(1996)を放映してました。宇宙人侵略モノとしては、けっこう好きな作品です。こっそり地球に潜り込んだエイリアンたちが、自分たちが住みやすい環境に地球をフォーミングしようと画策しているわけです。世界各地に工場を作り、二酸化炭素を大量に放出して急激に気温を上げようという魂胆。こんな話を聞くと、実際どこかでこいつらがそうやって地球の気温を上げようとしてるのかと疑いたくなります。きっかけは、現実に実行されている、地球外生命体を探知するための地道な作業。膨大な数の星から何らかの信号が送られていないか、ひとつひとつ探るわけです。そして、やつらの存在を知るチャーリー・シーン演じる電波天文学者(デンパな天文学者じゃないよ)が孤軍奮闘するわけですが、その動きを察知したエイリアンは、あの手この手で自分たちの存在が明るみに出ることを阻止しようとします。この人間の皮を被ったヤツらが、”メン・イン・ブラック”みたいで気色が悪い。証拠を隠滅するための怪しげな球状の装置が秀逸。空中でぐるぐる回って、周囲のものをすべて吸い込んでしまうというシロモノ。エイリアンの形状もユニーク。ひざの関節が逆に曲がるんだよね。監督のデヴィッド・トゥーヒーは、後に「ピッチ・ブラック」(2000)と「リディック」(2004)も脚本・監督してますね。こちらはシリーズものの正統派SFですけども、「ピッチ・ブラック」の方がいいデキだったような。

「ボディスナッチャー/恐怖の街」(1956)をはじめ、エイリアンが人の体を乗っ取って侵略するという映画はたくさんありますね。私が印象深いのは、リメイクされた「SFボディ・スナッチャー」(1978)ですけども。この作品を観る度、ゾンビものもそうなんだけど、いっその事ヤツらの仲間になってしまった方が気が楽だなぁと思ってしまいます。リメイクといえば、その後もこの作品はリメイクされてます。ジャック・フィニィ「盗まれた街」を原作とする映画としては4作目となる「インベージョン」が、ニコール・キッドマンダニエル・クレイグの出演で、この秋公開されるようです。知らんかった…。予告編はこちら。なかなか面白そうです。監督は、スタンフォード監獄実験を題材にした「es」(2001)を撮ったオリヴァー・ヒルシュピーゲルだってさ。

他にも、宇宙人が侵略してきて人間が体を乗っ取られる映画の傑作は数々あります。
ジョン・カーペンター監督の傑作「ゼイリブ」(1988)。ロバート・ロドリゲス監督の「パラサイト」(1998)は、イライジャ・ウッドジョシュ・ハートネットが初々しくてかわいい。カイル・マクラクラン主演の「ヒドゥン」(1987)も意外に名作。それぞれに語ると長くなりそうなので、この辺で。
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2007年07月02日

カ〜ク〜タ〜ス〜メ〜!

最近気になるCM。

1本目。蛙男商会の鷹の爪団出演で贈る「カクタスX(エックス)」のCM。サボテンエキスを配合した、サントリーのサバイバル炭酸飲料です。CMもこのHPで観られると思います、たぶん。オススメはNGCM集と商品情報です。商品情報では、レオナルド博士の解説とデラックスファイターの解説をオススメします。マウスポインタが吉田くんの手になっていて、しばらく放っておくと巨大化して「た〜か〜の〜つ〜め〜」とやってくれます。
ご存知ない方のために一応説明しておきますと、「鷹の爪団」は蛙男商会のフラッシュ・アニメ作品のひとつで、世界征服を企む秘密結社のお話です。脚本も作画も声優もすべてフロッグマンたった一人でやってます。WEB上で公開されていた作品が話題となり、去年の4月から3ヶ月間、夜中に「THE FROGMAN SHOW」という番組がテレビ朝日系で深夜に放送されてました。そのときの2本立てのアニメの片方が「鷹の爪団」だったわけです。そして、この春には「鷹の爪団」の劇場版も公開となり、その後も「NEWS23」のコーナーなどで大活躍フロッグマン。
個人的には、レオナルド博士がたまりません。オラオラオラ〜!

さて、2本目。
マツモトキヨシのMKカスタマーズ商品である水虫薬のCMに、なんとBEAT CRUSADERSが登場ですよ、奥様exclamationバックに「CUM ON FEEL THE NOIZE」が流れていると思ったら、例のお面が現れ、最後のカットにはメンバーが勢揃いで映り込んでます。何をどうやったら、こんな組合わせになるのか、水虫薬とビークル…。MKカスタマーズ商品のHPは存在しているらしいのですが、つながりませんでした。彼ら独特の微妙な空気感のCMになっておりマシータ。

3本目。
ソフトバンクの携帯電話のCMで上戸彩が出演しているシリーズ。お兄さんが黒人なのは置いといても、お父さんが犬。「すべてのものに理由はある」「おまえにはまだ早い!」って…(笑)他に、喋りすぎて声が”掛布化”した上戸彩もナイス。

4本目。
犬好きとしては、犬が出てくるCMには、過剰反応してしまうのですが、最近のヒットはこの”お父さん犬”と、カネボウEVITAで風吹ジュンさんといっしょに出てくる子犬たち。特に、「美白編」の白いわんこがよし。草食ってる〜(笑)
今朝方、観ていた夢は、子犬や子猫たちと戯れているというピースフルなものでした。あぁいうものたちは、なんて愛らしいのでしょうねぇ。気持ちがほっこりします。

5人目。
いきなり”人”になったのは、人だから(笑)
最近、成海璃子ちゃんがお気に入り。デビュー当時は、単に「きれいで大人びたコだなぁ」という印象だったのですが、最近はなんかとってもかわいくなってきました。伊藤園の「1日分の野菜 食べ続ける編」での、野菜の食いっぷりがいい!もう1本あって、それが旭硝子の「エコガラス」。頭を振って拍子をとるダチョウといっしょに歌ってます。まだ14歳。次のクールはドラマもやるようですが、大体実際の年齢よりも年上の役を演じているようですね。23歳の看護師役をしたこともありましたもんね。今後が楽しみになってきました。

気になってたので、書いてスッキリ!
今週はジメジメとした1週間になりそうだけど、月曜からスッキリしてみました。





posted by nbm at 11:36| Comment(9) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする