2007年11月30日

猫ですが、何か?

昨日、YouTubeでたまたま見つけたThe two talking cats
かわゆす〜。
もうひとつ、名付けて”「ゴローちゃん」猫”
これホントか?作り物?

話は変わって…。
今朝、「とくダネ!」に出演していたアリシア・キーズ。名前は聞いたことがあるものの、ちゃんと聴いたことがなかった!確かに、とってもお歌が上手だし魂もこもってると思うんだけど、私の心には全然響いてこない…。一度同番組に出演をキャンセルされたにもかかわらず、「喜んで!」って感じで出演して歌っている彼女には好感が持てましたけれど。綺麗だったしね。それでも、さほど魅力的に感じないのは、単に好みの問題なんです。そうなんです。

歌が上手であることはすばらしいことです。楽曲も良くなくては売れたりはできないでしょう。でも、今の私にとっては何かが足りない…。そう、この”今の私”というのも結構重要です。R&Bとかファンクとか、そういう路線を好んで聴いていた中学生くらいの時期または大学生くらいの時ならば、アリシア・キーズ萌えしていたかもしれません。でも、”今の私”は、それを求めていないのですよね。

歌や演奏技術が上手いに越したことはないのですが、自分の中ではそれよりも優先させている何かがあるようで。その何かがようわからんが(笑)
以前にもお話ししたことがあるのですが、私はモーツァルトの音楽が耳障りに感じます。どうにも聴いてて落ち着かない。実は、昨日、仕事のBGMに久々にクラシックを聴いてみようと思い、久々だったので軽いものからとサティフォーレのピアノ曲を中心としたコンピレーションをかけました。ところが、どうしたことか、すごく耳障りに感じる。集中を欠きました。CDを入れ替えるのも面倒だったので、そのまま我慢して聴いてると、ドビュッシーの曲になりました。すると、やけに落ち着く。そしてまたサティがかかると、すごく耳障り。で、唐突にかかったボーイソプラノのメンデルスゾーン「歌の翼に」には心洗われました。歌声が沁み込んでくる。自分で自分の反応が面白かった!基準はまったくわからないけど、好き・嫌いというか快・不快がハッキリわかりました。これが、意識的なわけではなく、”快”と感じるか”不快”と感じるかなのですよね。”快”と感じると、たまたまドビュッシー。”不快”と感じるとサティやフォーレだったという感じ。続けてかけたのは、ホルスト組曲「惑星」。これは昔から大好きで。長いのに、2回も聴いちゃいました。「火星」かちょいー!なんか血湧き肉踊る感覚で。仕事もノリノリです。
まったくどんな判断してんだか、自分の脳に聞いてみたいものですねぇ。昨日の実験(?)で、クラシック音楽の場合は、ポピュラー音楽よりも、自分の快・不快の反応が強いように思えました。不思議ですね。聴けば植物もよく育つというモーツァルトを不快に感じ、一般的に考えたら不快極まりないノイジーな音を快く感じるのですから。たとえば、マキシマムザホルモンとか、先日触れたoakとか。そこまで極端にならずとも、仕事が調子よくはかどるのは、BGMに軽いロックをかけている時です。軽いとも言えないか。TOOLみたいにおどろおどろしいものとか、HM/HR系とかもよく聴いてるしな。

ちなみに、歌のついている曲を聴いているとき、歌詞はほとんど意識して聴いていないのですが、仕事には一部日本語で文章を作る部分があり、こういう作業では歌詞のある曲が邪魔になって、どうもはかどらない。無意識に歌詞を聴いているということですよね。だから、仕事中は日本語で歌う歌詞のある曲が聴けないのです。洋楽かインストゥルメンタルを聴いてます。どんだけ英語できないんだよ!英語はまったく邪魔になりませんからね(笑)
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2007年11月29日

赤ずきんちゃんご用心!

でもね、狼は基本的には人を襲ったりはしないそうですよ。

先日のNHK「ダーウィンが来た!いきもの新伝説」で採り上げられていたのは、スペインの狼。オモシロ映像満載でした。ぶどうを食べる狼、魚獲りをする狼…。見たことありません(笑)
それにしても、最後にちょこっと出てきた子狼のかわいかったこと!まだ毛色が真っ黒な子狼が、小さな犬歯を見せながら、いっちょまえに「アオアオ〜ン!」って遠吠えするのです。たまんねぇな。今晩深夜に再放送されるようですので、ご覧になりたい方は、そちらをどうぞ。

さて、本屋で漫画を見かけて気になって、アニメを観てみたら面白くて、ハマってしまった「ZOMBIE-LOAN」。死んだはずの人間が渡し守とローン契約をして命の融資を受けゾンビとして復活し、違法ゾンビを退治して小金を稼いでローンを返済し人間に戻ろうとするというお話。テレビ朝日で深夜に放映されていたようなのですが、途中で終わってるってことは打ち切りくらったのか。あ、テレ朝放映は関東だけみたいです。でも、DVDでは最終話まで収録されるようですし、AT−Xでは、ちょうど昨日から再放送されているようです。これで全国にお披露目。ちなみに、原作は「ローゼンメイデン」でお馴染みのPEACH-PITですから、面白くないわけないか。

あるエピソードでは、狼信仰がモチーフに使われていました。調べてみると、狼信仰の中心は、三峯神社や宝登山など秩父にあったようで、ちょっと驚き。狛犬ならぬ狛狼がお出迎えしてくれるそうですよ。狼への捧げ物は、小豆らしい。信仰や生命論と豆ってのは結びつきが深いものですが、ここでも豆ですか。

ということで、狼信仰について調べてみることに。
しかし、最初でちょっとつまらなくなる。狼が「大神」とか呼ばれてるなんて聞くと、さぞや歴史的に古いものかと思いきや、どうやらせいぜい江戸時代くらいまでしか遡れないらしい。なぁんだ…。もちろん、記紀にも狼の話は出てくるようですが、信仰として体系化されてはいなかったみたいで。狼信仰と言っても、神社に祭られている神のお使いという位置づけみたいだし。生類憐みの令が、狼信仰を助長したという見方もあるようですが、三峯神社が狼のお札を発行するようになったのは1721年頃。生類憐みの令が廃止されて10年も経ってからなのですって。狂犬病が流行って、それを治めようとしたことが狼信仰を広めたとも、逆に病を恐れて廃れたとも考えられているようです。狼は、畑を荒らすシカやイノシシを退治してくれることから、畑を守ってくれる存在として崇められていたようですね。また、修験道とも結びつきがあったようで、山伏を守る存在だったのかな。
宝登山(ほどさん)神社は、開山が1900年前というとんでもなく古い歴史を持つ神社ですが、元々は”火止山”と表記されていたようです。山火事で逃げ場を失った神様を巨犬が現れて火を消して救ったという話が残っているのだそうで。やっぱりここでも犬が出てくるわけですね。昔は狼も山犬も区別がつかないようで、ニホンオオカミが絶滅したとされる現在では確認のしようもないかもしれませんが。
三峯神社に参拝した帰り道は、一の鳥居までは後ろを振り返ってはならない。なぜなら、狼が送ってくれてるから。これが、本当の「送り狼」なんだね。
狼ネタでもうひとつ。「虎狼痢」とはコレラのことで、コロリと読むとか。当時は簡単にしに至る病だったからでありましょう。緒方洪庵もこの表記を使って本を書いているようですけども。たまたま当て字で使われたのかわかりませんが、虎や狼は疫病を防ぐシンボルとして考えられるようになったようです。コレラが日本で最初に大流行したのは、江戸時代。狼信仰が流行ったのは、ここにも一因があったのかもしれません。

さて、「ZOMBIE=LOAN」のOPテーマ曲は、The Birthdayの曲で、タイトルは「オオカミのノド」。この夏に発売された「アリシア」に入っています。チバユウスケのボーカルスタイルは好みではないのですが、シンプルなR&Rが好きな人には、かちょよく聴こえる1曲だと思います。
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2007年11月26日

実写版「ヤッターマン」主演決定!

三池崇史監督の実写版「ヤッターマン」の主役が、嵐の桜井翔くんに決定したとのこと。言われてみれば「そうね」と思わないこともない。他に「この人!」という適役も思い浮かばんし…。しかし、ドロンジョ様役をアンジェリーナ・ジョリーに打診しているというのは、ウソじゃなかったのね?う〜ん、それもどうなの?アンジェリーナ・ジョリーに関しては、「トゥームレイダー」ララ・クロフトはイメージにピッタリでハマリ役だったけどねぇ。三池監督といえば、「クローズZERO」がわりと評判が良いですね。私は原作を知らないし、映画も観てないけど。小栗旬くんは今ノリノリなので、それが大きいかも。

実写化ってむずかしいですね。先日放送されていた「しゃばけ」。シリーズ第1弾ということは、原作のシリーズをこれからどんどん実写ドラマ化していくつもりなのでありましょう。江戸時代を舞台に、ひ弱な大店の若旦那と彼を守るアヤカシたちが活躍するお話なのですが、実写ドラマでは、ひ弱な若旦那がNEWSの手越祐也くん。ちょっと原作イメージと離れすぎ…。手越くんは元気すぎる。私のイメージでは、もっと不健康そうな感じが前面に出てこないと。嵐の二宮くんあたりの方がよかったのでは?アヤカシの一人、仁吉(正体は白沢<ハクタク>というアヤカシ)を谷原章介さんが演じていたのですが、私としては、これはアリだと思う。
小説や漫画原作を実写化したドラマや映画には枚挙にいとまがありませんが、現在放送中といえば、「有閑倶楽部」が代表格かな。これはナシ。全っ然ナシ。アリの部分がない。あ、あくまで個人的な意見ですよ。

実写化でガチといえば、「功殻機動隊」のバトーさんをスティーブン・セガールでってヤツですね。体格的にも風貌も文句なし。目だけいじればOK(笑)大阪弁だけど日本語も話せるし、実写化やるならセガールが元気なうちにどうぞ(笑)「ピューと吹く!ジャガー」要潤でという話もありますね。絵だけ考えるとアリかも。
「デトロイト・メタル・シティ」「カムイ外伝」松山ケンイチ主演。彼は旬だし、実力もあると思うけど、なんでもかんでもかい!(苦笑)実写しようというそのときに、年齢設定とか人気度とかも考えないといけないんだよね。当然、原作に近い人物を探すのが最優先だろうけど、そのあたりが配役の難しさの一因なのでしょう。

どうがんばって実写版を作っても、どうせ原作ファンからは批判されるのがオチですから、いっそのこと考えられないような配役に逃げるというテもありますな。やっぱり名作といえば、「ルパン三世 念力珍作戦」(1974)でしょう。ルパン三世が目黒祐樹ですよ。銭形警部は伊東四朗。で、次元大介が田中邦衛(爆)ここまでやれば、もはや別物。しかし、「ルパン三世」に関しては、ハリウッドでも実写化が進行中とか。ハリウッドが日本製のものを実写化すると、別物になりがちなので、あまり心配してませんけどね(笑)

あぁ、そうだ。三池監督にお願いがあります。「ヤッターマン」のテーマ曲は絶対にオリジナルの山本正之さんを起用してくださいね!

【おまけ】
ドロンジョさま他の配役はコチラexclamation×2
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2007年11月24日

アイデアはどこから?

世界の広告のトップ・クリエイターを特集していたので、世界ではどんな人がどんな広告を作っているのか興味が湧いて、手に取った「広告批評 10月号」。アンケートに答える形式で紹介されている、クリエイティブ・ディレクター27組とフィルム・ディレクター21組。
アンケートを読んでみると、それぞれの作品よりも、広告へのスタンスやクリエイター自身のの信条の方が面白かった。
広告を生業としながらも、広告という存在そのものに疑問を持っているクリエイターも何組かいたし、中には「CMは消費者を見下し、クライアントを儲けさせるだけのもの」とか、自分をサイコーとか思ってる頭でっかちなクリエイターとは仕事をしたくない」なんて答えてる人もいる。不思議とアジア系の人に、そう答えている人が多い印象。「アートとしての広告は好きだけど、ビジネスとしては嫌い」と思っている人もちらほら。クリエイターが消費者と同じ立場から、物事を見ている感じがする。問題意識を持ちつつ、広告を作り、クライアントと衝突しているクリエイターが意外なまでに多いのには驚いた。それが証拠にというか、非営利で社会的なプロジェクトを手がけたことを高く自己評価しているクリエイターも多い。難病の公共広告とかね。企業と消費者との狭間で、ジレンマに陥り、損得が無くて単純に人のためになることをやりたくなるものなのかな。カッコつけとか、計算とか、そういうものではないと思える。人間が見えているからこその苦悩というか。せめてもの罪滅ぼしというか。

アンケートで興味深かった質問が2つ。ひとつは、「いいアイデアはどこから来ますか?」。それぞれの答えを整理すると、まず、好奇心とガッツをもって人、本や映画、アートなんかから刺激を受けること。そして、アイデアは自分の内面から出てくる真実。で、浮かぶ瞬間というのは、散歩をしてたり電車に乗ってたりくだらないTVを観てたりと、大抵問題そのものを無意識でいるとき。だそうですよ。
もうひとつの質問。「あなたが人生で最も大切にしているものはなんでしょう?」。これは質問の仕方が悪いと思うけど。大体の人は”家族”って答えちゃう。あとは、”時間”とか”生活”とか”健康”とか”自分”とか”友情”とかね。信条やモットーみたいな意味に捉えた人からしか、面白い答えは出てこない。それでも、「ハッピーでいること」「正直でいること」「成長すること」なんて感じで、あまりひねりの効いた答えをする人はいない。中でも一番強烈な答えは、Hong Kongのフィルム・ディレクターVernie Yeungさんの「イヤなヤツら。彼らが人を強くする。ハハハ。」っての。なるほどね。なかなかこうは言えないや。

他に「日本の広告やクリエイティブをどう思いますか?」という問いもあったのだけれど、十中八九の人が最大限に賛辞を贈ってる。欧米の人は、やっぱり文化の違いに衝撃を受けるみたいだし、アジアの人を含めて皆が日本の文化の独自性には興味津々といった感じ。もちろん、日本での広告というビジネスに興味もあるのだろうけど、繊細で独特で美しいと褒められっぱなし。ただ、閉鎖的との指摘もあり。独自の文化というのも閉鎖的というのも、やっぱり島国だなぁと証明されているよう。

思っていたよりも、海外のCMがそのまま日本で流されているケースがあったり、日本のCMを海外のクリエイターが手がけていたりというケースがあったり。わりとイメージが、知らない間に海を越えてやってきてるものなのね。

最後に、ひとつご紹介。
オランダのフィルム・ディレクターJohan Kramerさんのプロジェクトが、ちょっと面白そうだったので。
スーダンで起こっている惨劇について、西側世界の無関心さを描いた「Sing for Darfur」というインディペンデント映画を製作するのだそうです。4年半の間に20万人(いや40万人?)もの死者を出しているのではないかと言われている、スーダンの紛争。2003年辺りから、アラブ系の民兵組織ジャンジャウィードが、アフリカ系住民に対して民族浄化を行っているという話。難民は数百万人にもなって、ジャンジャウィードの活動は隣国チャドにも広がっているといいます。収益をすべてダルフールの児童基金に寄付するという非営利プロジェクト。この10月から撮影を開始するということなので、サイトもまだまだ未完成のようですがコチラ
例によって、だからどうってことじゃありません(笑)世界では、こんなことも起こってて、そんなことをしてる人もいるのかぁ。ってことで。
posted by nbm at 23:55| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月23日

イチオシはoak!

今日は、音のメモです。

知らぬ間にBOOM BOOM SATELLITESの新譜「EXPOSED」が出ておりました。MySpaceはコチラ
聴いてみると、なんかフツーにかちょいい。今や安心して聴けるアーティストの一組であります。と、油断していたら、「ENTERING ORBIT」でヤラレました!この曲から、「ベクシル」のテーマに使われた「EASY ACTION」に続くのですが、このアルバムの中では、ここのつなぎが一番かちょいい!と、思うのは私だけかもしれませんが(笑)

しか〜し!OAKを聴いたら、BOOM BOOM SATELLITESが完全にぶっとんでしまいました.
OAKは、BOOM BOOM SATELLITESのライブやレコーディングでいっしょに演奏しているアディショナル・メンバーの2人、ベーシスト&プログラマーの三浦薫さんとドラムスの平井直樹さんのユニット。今回「One」というアルバムを出しました。これが、あなた、すごいです。耳鳴りのようなノイジーな音が多用されているのですが、カラシを付け過ぎたおでんを食べて脳天直撃されたときのような、なんとも痛気持ちいい感じ。不快に感じるギリギリ手前で抑えられた、絶妙に計算されたノイズ。そんな音の洪水で圧倒されます。音の情報量が多いこと。MP3用に音の幅を最初からちょん切られた薄っぺらな昨今の音楽とは、比べ物になりませんよ。なんか、楽しー!試聴できるサイトもあるにはあるのですが、リンクはしないでおきます。圧縮された音源だと、迫力が全く伝わらないので。試聴したい方は、是非ショップで直にどうぞ。って試聴させてくれてるのか?たぶん、BOOM BOOM SATELLITESの近くに…。

あとは、お待ちかねだった9mm Parabellum Bulletの1stアルバム「Termination」。MySpaceはコチラ
これまた、かっこいいの?悪いの?みたいな絶妙な狭間の音。歌謡曲?いや、ロック?なんだかいろんなエッセンスが混ざってる。それがかちょよく聴こえるのだから、あら不思議。流血沙汰になるほど激しいライブで知られる彼らですが、実は大学(神大?)の音楽サークル出身のバンドなのですよね。

もういっちょ!Eleventy Seven「Galactic Conquest」。MySpaceはコチラ
ピコピコなエレクトロ・ポップ・パンク。どうも、このアルバムで、急にエレクトロ・ポップ路線に行っちゃったパンク・バンドのようですな。以前の音はフツーにかわいらしいポップ・パンクですわ。輸入盤は、9月にもう出てたのね。どうやらクリスチャン・ロック・バンドらしい。って、その”くくり”よくわからんけども(笑)ゴスペル的なものをロックでやってるってことかい?

忘れないうちにメモっておかないと、最近記憶が脳内に留まっている時間が短くて…(笑)
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2007年11月20日

スシ・プロブレム

あなたの好きな食べ物は何ですか?こう聞かれてもなかなか一つにはしぼれないかな。じゃあこうしましょう。今日が地球最後の日。最後に食べたいものは何ですか?これで、どうだ。
私も色々と迷います。基本、お子ちゃまの舌を持つ私は、カレーやスパゲティなども捨てがたい。あとはお寿司とかうに丼とかも。でも、一つだけと言われたら、もみつけいかでお茶漬けと言うでしょう。もみつけいかというのはですね、佐渡の特産品で、一夜干しのいかに近いのですが、もう少し乾燥が進んでいる感じのものです。ネットで検索してみても出てきませんねぇ。スーパーで、いろんな産地の一夜干しのイカがありますが、似て非なるものなのですよね。

それはさておき。
その地球最後の日に食べたいくらい大好きなものを、好きなだけ食べられるとしたら、どれくらいの頻度で食べるのが最適でしょうか。
例えば、博多で生まれ育ったとして、名産の美味しい明太子を毎食毎食食べていたら、飽きがきて嫌いになってしまったなんて話をよく聞きます。あんなに美味しいものなのに、中には食べすぎて嫌いになってしまう人がいる。美味しいものを、美味しいと感じるままの状態を保ちつつ、食べ続けるための頻度。この問題をスシ・プロブレムと名づけたのが、グレゴリー・バーンズさんです。「脳が「生きがい」を感じるとき」に書かれている問題。これは、何も食べることに限らず、本当に好きなことをすることをどのくらいの頻度でしたらよいかという問題です。つまりは、脳の中の快感と慣れとの問題なわけです。

ちょっと、話がそれますが、バーンズさんは消化器官について面白い見方をしています。
人間は、胃腸システムによってもっとも密接に外界とつながっている。

なるほど、基本的にはヒトの体の真ん中には胃腸システムの管が通っていて、1本の長い穴になっているわけですね。トポロジーで言ったら、人体はおおまかにはドーナツ型といって良いわけでしょう。ドーナツだとちょっと解りにくいから、円筒ってことですね。実は、穴の内側も外界に接しているわけです。カラダの内側と思っていた内蔵が、外界と直接接しているとは思ってませんでした(笑)でも、確実に外界から摂取する食品を情報として受け取っている最前線なのでした。この点は、この1冊の本の中で私としては最大の衝撃を受けたポイントです。当たり前のことなんだけど(笑)

スシ・プロブレムに話を戻して、と。
この問題を考える上で障害が2つ。ひとつは、時間の幅による相対的な影響を比較しにくいということ。人によって感じ方が違うってことですね。そして、大好きなものを食べないときに何を食べるかということも影響してくる。もうひとつの問題は、体験を繰り返すと慣れが生じてくること。これがまた影響を与えてしまう。なんのことはない、結論は出ないわけです。あははは、簡単に種明かしをしてしまいました。頻度の問題としては、破綻してしまいましたね。つまりは、最初が肝心ってことなのです、たぶん。脳は、新しい刺激を快感とかんじるわけですからね。だから、”昔あんなに美味しかった物”を再現しようと思っても、それ以上の味を感じることはできないはずなのですよ。残念ながら。

ただ、食と感覚、そしてそこから得られる快感については、バーンズさんは色々と考えています。たとえば、釣り合いの問題。ハトを使った実験。AとBの2本のバーがあって、それぞれつつくとエサが出るようになってる。AはBの2倍の量のエサが出る。すると、ハトはAをBより2倍多くつついた。Aの方が多く出るなら、Bはつつかなくてもいいはずなのに、Bもつつく(笑)結局、それぞれの選択肢に反応する割合は、そこから報酬を得る割合に比例するということ。これは人間でも同じかも。ただし、そこで慣れの問題が生じてくる。だから、習慣化を食い止められれば、行為の喜びを持続することができることに。というわけで、もしもスシを食べ続けて、飽きがきた頃に方向転換してサンドイッチを食べるというふうに、選択肢の間で平衡を保つように工夫しながら、選択の頻度とそれが与える喜びの大きさのバランスをとることができる。おそらく、大部分の人は、こうやってバランスを取りながら、毎日の献立を選んでいるのでありましょう。単に、栄養の偏りを是正するというだけでなくて、食事で得る快感を操作していることに繋がっていたとは。

でもでも、常に新しい刺激を求めるのが脳。味覚だけでなく、視覚や嗅覚や聴覚などを同時に刺激することで、食事はもっと美味しく感じられるようになるわけです。フランス料理のフルコースをクラシック音楽を楽しみながら食べるように、懐石料理が器や盛り付けに凝るように、茶道が茶碗や掛け軸・庭に至るまで心を配るように。五感で様々な情報を享受しつついただく食事ほど美味しく感じられるはず。ひとりで食べるよりも、みんなで食べた方が美味しく感じるのも、こんなことが関連しているのかもしれませんね。

さてさて、もうひとつ番外編として気になったことがありました。脳幹にまたがっている線条体という部分が、快感物質であるドーパミンの受容体が集中している場所であるのですが、それはGABAを放出するニューロンで構成されているそうです。そして、アルコールはそのGABAの影響を強めて、結果食欲を増進するというメカニズムになっているらしい。で、特に塩気のあるものと油っぽいものが食べたくなるというのです。例えば、ポテトチップスとか。私は、しばしば無性にスナック類とかポテトチップスとかが食べたくなるのですが、アルコールは日常では摂取しません。ただし、ドーパミン中毒かと思うくらいの好奇心があり、常に貪欲に新しい情報を得ようとしているので、線条体を刺激し続けているのかもしれませんね。とすると、それでスナック類が食べたくなってたのか…。などという、勝手な解釈を考えてみたりして…(爆)
posted by nbm at 11:34| Comment(10) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

長寿の崩壊

カスピ海ヨーグルトって食べたことあります?売ってない種菌を、口コミというか、ご近所さん同士で株分けしあって広めた結果、おそらく今は日本中に広まっているものと思われます。独特の粘りがあって、酸味が少ない感じ。美味しいし、牛乳代はかかるけど他はタダだし、牛乳に混ぜて放っておくだけでヨーグルトができるから簡単、そしてカラダに良いのもわかっているのですが、毎日食べないと作り続けるのが面倒になって、いつしか菌を殺してしまう私です。何度、菌をもらい直していることか(笑)
そのカスピ海ヨーグルトを日本に持ちこんで広めた大元が、京都大学名誉教授の家森幸男さん。コーカサス地方から1986年に持ち帰ったものを株分けで広めたらしい。家森さんは、健康や長寿と食の関係などを研究されている方で、カスピ海ヨーグルトも、その研究の過程で入手したものを、日本にもと広めたわけです。これを商売にせず、非売品として株分けで広めたところがエライ!

そんな家森さんや、長谷川理恵さん、漫画家のサトウサンペイさん、有名シェフの三國清三さんなどがパネラーとなって、健康と食についてディスカッションする番組を観ました。「長寿国ニッポンの未来・世界の長寿食は今」というNHKの番組。
家森さんは、世界各国の長寿の村を訪れ、その秘訣を主に食事の面から研究されているのですが、エクアドルのビルカバンバの話はショックでした。ビルカバンバは長寿で知られている地域で、ケシージョという無塩のフレッシュチーズやユッカというイモ類などをよく食べていたようでした。それが、近年「長寿村」との宣伝で観光地化したりして、様々な食材が他地域から持ち込まれることとなり、人々の食生活は激変したのだそうです。主食は、ラードを混ぜて炊く米となり、ケシージョは作られなくなって、外部から持ち込まれる塩分の強いチーズを用いるように。その他にも大量の欧米のお菓子類がお店に山と詰まれるようになったり、とにかく食生活が変わった。それに、山間の道を歩いて移動することが少なくなり、移動手段である乗り合いタクシーに乗るのに競争している始末。肥満が劇的に増え、コレステロール値も増加、高脂血症も増加しているそうです。つまり、長寿村としてのビルカバンバは崩壊してしまったのであります。寿命でいうと、10年は短くなったらしい。
驚いたことに、これと同じことが沖縄でも起こっているのだそうです。琉球大学の栄養学の先生がおっしゃってましたが、現在の40〜60代の沖縄県民は、肥満率も全国的に見て高く、死亡率も高いとのことでした。肥満と関係する心疾患が増えているというのが現状だそうです。つまり、長寿といわれているのは、今のお年寄りまでで、それ以降の戦後世代の人間は違うのだそうです。ビルカバンバにしても沖縄にしても、長年長寿地域だったところが、食文化が激変したことで、短期のうちに長寿とはかけはなれた状態になっていった事実を見て、愕然としました。
当然のことながら、私たちの普段の生活は、この両地域が堕ちていった場所にあるわけですが(笑)

三國シェフは、味覚の変化を嘆いておられました。例えば、天然の鯛は身がしまっていて硬く、脂肪分も少ないものだそうです。美味しく感じられるように、色がよいように油がのるように作られた養殖ものの鯛と食べ比べると、ほとんどの人は、養殖ものの方を美味しく感じることを実験で確かめたことがあるそうです。
また、質の良い食材は少ないし、手に入りにくいということも言っていました。それと、天然の物は味が薄いものであって、それに味付けを濃くしてしまったものを美味しく感じるようになっていることを嘆いておられましたよ。
家森さんとともに、質の良い食材が、安く、簡単に手に入るようになればよいのにという話をされてました。
これは、本当に実感することで、スーパーで安く売っているものは、大抵質のよろしくない食材です。果物や野菜は長期保存がきくように薬づけにされているものだったり、魚や肉は脂肪分の多い種類や部分が安く売られています。知らないだけで、成長ホルモンなど投与されている肉もあるのかもしれません。お手ごろ価格で、健康に良い食材を入手するのは、なかなか困難なことです。わかっていても、庶民としては決して質のよくない食材を使わざるを得ないのが現実。

さて、サトウサンペイさんは、件のカスピ海ヨーグルトの愛用者で、便が匂わないことを自慢されていましたが、サトウさんのお話でおもしろかったのが、ライオンのお話。肉食であるライオンも、多少は青物を摂りたいようで、草食動物を仕留めると、最初に肛門から噛り付き、腸管をひきずりだして、最初の茶色い部分はペッペッっと捨てて(笑)、ほどよく消化された草を食べるのだそうですよ。ライオンは犬歯しかなくて、草を食べるのには不向きだし、消化のシステムも違いますもんね。内臓から食べるのはわかってたけど、ヤツらが草が食いたいとは思わんかった!そういえば、猫たんも草食べますね。
サトウサンペイさんは、偏食がひどくて野菜嫌いだったそうですが、このライオンの話を聞いてから、野菜を食べるようになったのだそうです。

長谷川理恵さんは、高校生の頃、イギリスの寄宿舎で学校生活を送っていたそうですが、食べていたのはお菓子ばかりで、3年間で20キロも太ったそうです。今の彼女からは想像できませんが、そういった経験から、食や運動などに気を遣うようになったのですね。

特別長生きしたいわけじゃないけど、健康でいたいとは思います。そのためには、食事が大事だというのもわかってる。だけど、美味しい物はカラダに良くないものが多くて…。その辺のジレンマですねぇ。普段は食事に気を遣ってますけど、たまに食べるジャンクフードの美味しいこと!やっぱり味覚は狂ったままなのでしょうか。




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2007年11月18日

EMDRとハイウェイ・ヒプノーシス

「神霊狩〜GHOST HOUND〜」の第2話「E.M.D.R.- Eye Movement Desensitization and Reprocessing -
眼球運動による脱感作と再処理」に、精神科医のメトロノームのような指の動きに合わせて、患者が目を左右に動かしながら、過去のトラウマについて話すEMDRという治療法が描かれてました。PTSDなどの治療に用いられ有効とされている、まだ比較的新しい治療法だそうですが、なぜ眼球運動しながら過去のトラウマについて話すことが治療になるのか、メカニズムは解明されていないそうです。レム睡眠との関係性や、認知行動療法とのつながりも議論されているようですが、確たる説明はありません。ただ、不思議と効果があるらしい。

先日触れた、ケーニヒスベルグの橋問題と、もうひとつ「涼宮ハルヒの暴走」のなかでひっかかった言葉が、ハイウェイ・ヒプノーシスでした。ハイウェイ・ヒプノーシスとは、高速道路催眠現象とも呼ばれますが、何のことはない高速道路を運転中に眠くなることです。ご大層な名前つけやがってって感じですか。高速道路の構造上、風景が変わることもなく、道もまっすぐで、速度も一定と単調であることが、注意力を奪い、眠気を催すとされています。視覚情報が少ないために、脳波にはα波が発生するそうです。リラックスするときに出るというヤツですね。でも、目をつぶっているときにはよく発生するらしいけど、睡眠時には逆に減るものらしい。なんで?よく、わからん。刺激が少ない時に出るみたいだから、目をつぶってると発生するのは理解できるけど、目はつぶってるのに睡眠中はリラックスしてないってことかねぇ。
夜間のアメリカのまっすぐな田舎道なんかも同じようなことで、宇宙人に遭遇したなんて話は、このハイウェイ・ヒプノーシスが見せた幻覚だとする説もあるくらいで(笑)
人間の脳は、長時間視覚刺激を受けないでいると、大脳が慣れを起こして一種の催眠状態になるらしいのですよ。「涼宮ハルヒの暴走」では、雪山で遭難する場面でこの言葉が出てくるのですが、あの八甲田山でも同様のことが起こったのではないかと言われているようです。雪山も、一面真っ白な世界。そして、行軍の足取りは単調なものだったでしょう。集団催眠にかかったようになってもおかしくない状況なわけですね。登山家の人たちも、同じような経験をされているのかもしれません。

とすると、単調なことを長時間繰り返すことが、催眠状態を作るということですね。悪事に応用されると困るので詳しくは書きませんが。

ただ、個人的には単調な音というのは、非常に不快に感じます。夜中の水道から垂れる水滴の音とか。時計の秒針の音とか。
フィクションだったのか覚えていないのですが、鋼鉄製の箱の中に人間を閉じ込めて、上から定期的に水滴を垂らすという拷問方法がありました。額の間に水滴を垂らすという方法はよく知られているようですが。
こうした場合は、単調な音が逆に神経に障るということになり、単調さと催眠やα波との関連をどのようにとらえたらよいのやら。それとも、単調なことがα波を発生させて、発狂するような幻覚を見せるということになるのでしょうか。不快に感じる場合は、他に精神的な要素などが関係してくるのかもしれませんね。

長時間、視覚刺激や聴覚刺激を受けないと、どちらにしろ人間はダメになるってことでいいですか。そういうことにしときましょう。
posted by nbm at 16:58| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月17日

ショッキング!

オシム監督が倒れたとのこと。
代表監督に選ばれたときから、ひそかに健康状態を心配していたのですが…。元々、心臓があまりよろしくなかったらしいし、高血圧なんてことも言われてる。移動の度に、周囲の病院をリサーチするなどサッカー協会も健康については配慮していたようだけど…。
試合数は少ないとはいえ、ただでさえ様々なストレスが容易に想像できる代表監督という仕事。オシム監督がJリーグの試合を観戦している姿はよく見ますが、実は、できるかぎり多くの試合をテレビや録画などで観戦することを自分に課していたのです。日本では夜中に放送されるような海外のクラブチームの試合なども、寝る間を惜しんで観戦しているとは聞いてたけど、まさに夜中の2時頃、テレビでイングランド・プレミアリーグの試合を観戦している時に倒れたらしいのですよね。
息子さんのアマルさんが気付いたものの、日本語が話せないこともあってか救急車が即座に呼べず、フランスの知人に電話して、その知人が日本の知人に電話して救急車を手配したという経緯らしい。もうちょっと、どうにかできなかったのかね。結局、倒れてから搬送するまで1時間もかかってしまったらしい。経緯を考えると、よく1時間で済んだというべきか。
このフランスの知人とは、現グルノーブル・フット38GMで以前ジェフ千葉GMをしていた祖母井秀隆さん。オシム監督を日本に呼んだその人。深夜で、日本国内の知人につながらず、アマルさんは祖母井さんに助けを求めたらしい…。
オシム監督は66歳。日本人の感覚だとまだまだ現役って感じがするけど、長寿国日本の私たちの感覚の方が、世界的に見たらおかしいのかも。オシム監督の出身国であるボスニア・ヘルツェゴビナの平均寿命は、76.7歳(2000-2005)。日本は、同条件だと85.3歳。単純に考えて10歳くらい違う。ってことは、日本の感覚で言ったら、オシム監督は76歳くらいと言えるのかも。その上、ボスニアの紛争やら何やら、とんでもなく波乱万丈な人生を生きてきた人でもあり、精神的な強さを持ちつつ、身体的にはダメージが大きかったかもしれません。
そんな中でも、東京オリンピックで日本に来て歓待されて以来日本をこよなく愛し、世界の有名ビッグ・クラブから招聘されることもあったのに、日本に来てJリーグの監督をし、そして代表監督となって日本のサッカーのために尽力してくれているオシム監督。
とにかく、一日も早い回復をと願わずにはいられません。
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2007年11月16日

オイラーはドラマーじゃない(古っ!)

今日の私の頭では、この問題に取り組むのは少々無謀な感じもするのですが、書きたいんだからしょうがない。意を決して書きます!

「涼宮ハルヒ」
シリーズも、やっと現時点の折り返し地点に到達。第5巻に当たる「暴走」まで読了しました。年内にシリーズ全部読めるかしらん。さて、この「暴走」で気になったキーワードが2つ。そのひとつについては、以前からいつか書こうとあたためていたものだったので、これを今書かずにいつ書くのだと思った次第であります。
それがケーニヒスベルグの橋についてでございます。早い話が、一筆書きができるかどうかということです。
ちなみに、ケーニヒスベルグは現在はカリーニングラードと呼ばれ、バルト海を望む位置にあるのですが、リトアニアとポーランドに挟まれてるのにロシアの飛び地。かつてはドイツだったりポーランドだったり、なんだか複雑な地域です。

さてと、ケーニヒスベルグの橋は、そんな政治的な複雑さとはまったく関係なく、図形の問題です。街にはブレーゲル川という川が流れていて、途中で分岐してまた合流したりで、それはまっすぐ流れているわけではありません。そして、7つの橋がかかっています。この7つの橋を2度通ることなく、すべて渡ることができるかという問題。わかりやすい図がWikipediaにあります。
この問題を考える上で登場するのが、数学者レオンハルト・オイラーさんの考えたオイラーの多面体公式。頂点の数−辺の数+面の数=2というヤツです。これを二次元に応用すると、頂点の数−辺の数+面の数=1となるのです。てっきとうな図形を書いて試してみると面白いですよ。

そんなことを考えていくと、ある図形が一筆書きできるかどうかは、辺や頂点の数の関係性で決まってくることがわかるのです。頂点が通過点だったとしたら、筆の運びとしては、通過点に入ったら必ず出て行くことに。つまり頂点から伸びる辺は偶数本でなければならないことになります。スタート地点を考えると、これは2パターン。もしスタートの頂点から偶数本の辺が伸びていれば、行きと帰りでスタート地点=ゴールとなります。もうひとつのパターンとして、スタートの頂点から伸びる辺が奇数本だとしたら、ゴール地点も奇数本の辺が伸びている頂点になるはずで、つまり、図形の2箇所の頂点は、奇数本の辺があることになるのです。あぁ、こんな説明でわかるかな。
整理すると、次の2つの条件のどちらかを満たしていれば、その図形は一筆書きできることになります。
<条件1> 全ての頂点が偶数本の辺をもつ。
<条件2> 頂点から伸びる辺が奇数である箇所が2箇所ある。
スタート地点に戻ってくる場合が<条件1>で、スタート地点に戻らない場合が<条件2>になります。

真四角を考えると、全ての頂点には2本(偶数本)の辺があるので<条件1>に当てはまります。数字の4を考えると、右と下に突き出た部分の頂点が2箇所、辺が1本ずつで奇数ということになって<条件2>に当てはまるというわけです。

はぁ〜。ここで、ようやくケーニヒスベルグの橋の問題です。単純化した図形だとよくわかりますが、辺が3本(奇数)ある箇所が4箇所あることになり、どちらの条件も満たさないので、すべての橋を2度通らすに渡ることはできないということになります。漢字の”日”は、一筆書きできるけど、”目”となるとできない。同じことですね。

だからどうだって話ですけども(笑)ま、いつものことですね。こんなことを考えていると、漢字も簡単にゲシュタルト崩壊を起こして、無意味な図形のように見えますね。身近なことに、なんとか法則性を見つける。そして、それを証明しようとしてみる。学者の先生たちは、そうやって日々過ごしているのだろうな。なんて、思ったりしてみるわけです。それが、大発見に繋がったり、その上我々の生活に役立つことだったりしたら、とっても嬉しいだろうなぁ。

posted by nbm at 01:20| Comment(5) | TrackBack(0) | 自然科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月14日

ぽにぽに(意味不明)

眠い…。それは当たり前で、ここ数日寝不足で、昼間目がまわっているというのに、昨夜も早く寝ようと思いつつ、某ライトノベルを読み、もう寝なきゃと思いつつ、ちょっとだけとパズルを塗り塗りし始めたらハマり、気付けば午前3時半…。アホです。私はまったくのアホです。そして、こんな風に頭に靄がかかったような状態で、仕事をするハメになったのですから。反省…。

スーパーに買い物に行くと、真っ昼間なのになんだか子供が多い。あれ?そうか!今日は埼玉県民の日だったのですね。学校はお休みなのでしょう。スーパー内のマクドナルドはめちゃ混みで長蛇の列。
県民の日がいつであるかは忘れていたのですが、今日14日に浦和レッズがACLの決勝を地元さいたまで戦うと聞いたときに、県民の日と重なるってことは、埼玉スタジアムはすげぇことになるなと思ったのを思い出したからで、つまり私の頭の中では、県民の日<ACL決勝だったのでした。
県民の日は学校が休みになるくらいしか浮かばず、なにやらそこここでイベントも行われたり、例えば埼玉には全く関係ないのにネズミーランドが入園割引になるとか、そんな些細なことはあったと思ったけど、わしらにしてみれば、ごく普通の平日なのでした。廃藩置県で埼玉県が誕生した日なんですよね。
大分県民の日も今日ですか。そうですか。そして、パチンコの日。えっ?インベーダーゲームに対抗しようと思って作ったの?今やインベーダー・ゲームはどこへ…。世界糖尿病デー。大事ですね。気候もよくなってきたので、ウォーキングを再開したのですが、1時間歩くと翌日最大0.5キロ体重が減ってます!いい石の日まんまやんけ!

あまりに眠いので、夢を見るかわりに、現実に脳内整理を行いたいと思います。
最初に映像の処理から。
一昨日あたりだったか、夕方のドラマの再放送枠で、「結婚できない男」を放映中。阿部寛が性格の悪い男を見事に演じていて、パグ犬の活躍もあり、近年にはまれに見る良作だと思うのですが、リアルタイム放送時はそれに気付いたのが遅く、最後の方の数回を観ただけだったので、再放送は喜ばしいこと。で、一場面を観ました。腹痛で病院に運ばれた阿部ちゃん、憎まれ口を叩き合う女医(夏川結衣)に下半身を脱がされ、泣きながら見事なケツをさらしてました…。校門からなにやら器具を挿入する気満々の女医と阿部ちゃんのケツ…。もう忘れられません(爆)それからというもの、阿部ちゃんをCMなどで見るたびにその画が浮かんでしまい、力抜けます…。ネット上を探したらその瞬間のケツ画像がありましたが、リンクは自粛します(爆)
さっき知った「そらとぶねこ」というブログ。10月27日、31日あたりの写真がgood!猫、飛んでます…。書籍化もされてるそうです。
My Spaceで見つけたRayTrakという人たち。「ローズ・イン・タイドランド」を観たばかりだったので、うさぎちゃんのイラストレーションが気になり、クリックしてみたら、なかなか面白い音でした。デヴィッド・リンチが好きなのね、この人たち。悪夢の中で妄想がループしている感じ。レッド・ルームに似合う妄想迷宮エレクトロ。

脳から外部記憶に少し出したら、すっきりした感じがします。(←ほんとか)
さぁて、お仕事、お仕事っと。
posted by nbm at 15:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日

「クラフト・エヴィング的な」

脳が感じる満足感・快感についての著書を読んでいるわけですが、ちょっと横道にそれてみましょう。

クラフト・エヴィング商會というユニットがあります。独特のデザイン・作風で、本の装丁から物語の創作までやっている方々です。こちらのファン・サイトに詳しいのでご紹介しときますね。
「どこかに行ってしまったものたち」に始まり、様々な架空の事物を取り扱う作風は、ファンタジックでノスタルジックで、どこかメカニカルで、私のツボにはどんぴしゃりなのです。
本のタイトルを聞いただけでワクワクするような気持ちになります。
「ないもの、あります」は、”転ばぬ先の杖”とか、”思う壷”とか、”堪忍袋の緒”の実物を集めた作品。
「じつは、わたくしこういうものです」は、これまた架空の職業の職人さんたちが紹介されている本。”秒針音楽士””月光密売人””選択士”など。”シチュー当番”ってのが笑えます。
他に、架空の国アゾットを舞台にしたファンタジー作品があり、「クラウド・コレクター」とか「すぐそこの遠い場所」とかがそれにあたります。
どれも装丁からして凝っているので、手に取ると忘れられない本になります。

さて、このクラフト・エヴィングというのは、実は人名でありまして、フロイト以前に性愛倒錯を研究していた精神医学者リヒャルト・フォン・クラフト=エヴィングのことです。クラフト・エヴィングの名を知らずとも、サド・マゾという言葉はご存知でしょう。このサディズム・マゾヒズムという言葉を作り出したのが、実はこの方なのでございます。他にも、同性愛は精神疾患ではないという説を打ち出したり、フェティシズムの概念を広めるなど、斬新な学説を発表されていた方のようです。
先に挙げたクラフト・エヴィング商會の名前は、稲垣足穂の文章から取り出した言葉のようですが、意味よりも響きを重視したのでしょうかね?

特に、マゾヒズムの快感について、学術的に考えると、フロイトは死の本能(タナトス)が発現したものだと考えていたようだけれど、根っこはそんなに哲学的なものじゃないのかも。ひとつには、痛みを自分でコントロールできるとドーパミンが分泌され、快感を感じるという反応。もうひとつは、傷つけられ損傷を受けた組織ではサイトカインが放出されて、それが脳にまで進み、結果、アドレナリンとコルチゾールを分泌するという反応。このコルチゾールという物質は、典型的なストレスホルモンで、体の最前線で働くステロイドなのだそうで。このコルチゾールとドーパミンとの相互作用で、痛みがもたらす満足感を生み出しているらしいのですよ。このシステムを人為的に発動させることを経験してしまった人は、またその快感を得たいと繰り返すようになるのかもしれませんね。これが、ランナーズ・ハイみたいなものと関連しているようなのです。運動でカラダを痛めつけると同様の反応があるのでしょう。長くなったので、それについては、また今度。
posted by nbm at 14:30| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月12日

月に代わってお仕置きよ!

「ナイトウィザード」というアニメの中に、嫦娥という月に住むと言われる仙女が出てきました。
昔々、10の太陽が同時に出て人々が困っていたときに9つの太陽を沈めた勇者の妻となった嫦娥。夫が持っていた不老不死の薬を飲んでしまい(そのいきさつには諸説あり)、ひとり天に昇って月の仙女になってしまったというお話があるそうな。離れてしまった妻を偲んで、月にお供えをするようになったのが中秋節の始まりだと中国では言われているようです。
先月10月24日のこと。中国は、月探査のために「嫦娥1号」を月周回軌道に送り込みました。中国の嫦娥計画の始まりです。これから2020年にかけて、月の探査を続けるということです。今回、嫦娥の神話を調べて、初めて知りました。ちょうど、NASAの月面探査計画について書こうと思っていたのですが、中国もやってたんですね。

さて、NASAは2020年までに月面基地計画を始めています。ひとつには、月を火星探査の中継地として使うことを目的としていますが、月面に基地を建設することで、月に人間が長期的に滞在することも計画の大きな目的でしょう。米国内外から官民合わせて1000人もの専門家を動員して進められる大計画のようです。太陽エネルギーを利用した基地を、月の極に建設することが考えられているようです。1回に4人の宇宙飛行士が1週間ほど月に滞在する計画が立てられている様子。これは、前述した中国の嫦娥計画とは別口らしく、米国内では中国の方が先に月に有人飛行するのではと見ている向きも。

月に人間が長期的に居住するとなると、一番問題になるのは水。月で水が発見されなかった場合には、月にあるものから水を作り出さなければならないことに。ロッキード・マーティンの研究所では、月のチリを模した火山岩の粉から水を作る技術を開発したそうな。どんな技術だよ!でも、水を作り出すことができれば、酸素が作れて、酸素が作れればロケット燃料である液体酸素も作れるということになるらしい。NASAでは、とりあえずLCROSS(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite)という衛星で月のクレーターにロケット弾を打ち込んで、巻き上げたチリの中から氷のかけらを探すという計画を立てている。これは、2008年に打ち上げられる予定。
今までにもよく言われてきたのが重力の問題。重力の小さい月面で長く暮らすと、筋肉が衰えたり、腎臓結石になったりするそうで。でも、実際に怖いのは、細かなチリなのだそうですよ。ガラスの粉といってもよい月のチリは、目を傷つけたり、吸い込めば珪肺症のような症状になることも考えられるのだそうで。人体だけでなく、様々な機器にも影響しそうですな。

なんだかよくわからないけど、世界の宇宙探査の目は月に向いているようで、こぞって月に探査機を送っているのね。日本も今年9月に「かぐや」を送り、インドでも「チャンドラヤーン1号」ってのを来年2008年に送り込む予定だそうな。なんで、今、月?月にしてみれば、いい迷惑?
posted by nbm at 11:34| Comment(5) | TrackBack(0) | 自然科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月10日

Curiosity killed the cat

あぁ、いたいた、そんな名前のバンド!(爆)

仕事が入ってしまい、思うように更新できないでおります。でも、ちょっと書いちゃおうかな。

忙しいとかなんとか言いつつ、ちゃっかり本を読んでたりして…。私の読書タイムは、主に寝る前。横になってから意識が落ちるまで読みます。これでも、なかなかに読み進むものです。面白すぎると、熱中してたくさん読んでしまい、睡眠時間を削ることになってしまうのですが、睡眠不足に弱いタイプなので、熱中しそうなときは、「今日はここまででおしまい!」と時間や章ごとにキリをつけるようにしています。

そんで、今読んでいるのは、「脳が「生きがい」を感じるとき」という本。グレゴリー・バーンズという脳科学者が書いた本です。主に、快感と脳の関係が書かれています。学者さんだけど、話がわかりやすく、視点がユニークです。まだ半分くらいしか読んでないけど、この人が着目しているのは、大脳皮質での思考よりも、脳幹とか線条体といったもっと無意識的なレベルでのこと。快感を調べるために、わかりやすい例を模索しつつ、報酬を与えながらMRIで脳を撮影してみる実験をしたりするのですが、問題となるのは、その報酬。一番簡単に実験できるのが食べ物。それから、お金と快感の関係にも迫ろうとしています。次には、実質的な報酬のないパズルを解くことについて考えたり。それから、報酬を受けて快感を感じるのに最適な<頻度>を考えたりします。

快楽といえば、ドーパミンが脳内で分泌されることは知られていますが、ドーパミンは騒音や電気ショックなど不快なことにも反応して分泌されるのだそうです。ドーパミンは、快楽物質ではなくて、実は刺激を感じる<予感物質>であることがわかってきたそうで。刺激を予測し、刺激に先んじて分泌されるというのですよ。食事をするときも、「こんなお料理が食べられる」という予測ですでに快感を感じるし、宝くじを買うときにはまだ当たってないのに「当たったらこんなことやあんなことをしよう」なんて考えてその予測で快感を感じているということらしい。期待感がすでにドーパミンを分泌させていたのですね。当たらなくても宝くじが売れるはずです(笑)ギャンブルもそんな一面があるのかもしれませんね。

さて、趣味を楽しむ場合、たいていの人は見返りなど求めていないはず。ただそうするのが楽しいからそうするのですよね。たとえば、パズルなんてものもそう。懸賞がついてたりするけど、商品が欲しいというよりは、ただ解きたくて解いてる(笑)
脳は、新しい情報が何よりも好物。だから、人は常に新しい情報を欲するわけであります。それが好奇心というものらしいのです。そして、簡単すぎず、難しすぎるわけでもない中間的に複雑なことがらに、人は惹かれるようなのです。ちょっと複雑な小説。ひどいストレスにならない程度の仕事。パズルもそんな存在です。脳を使って、いつか解けるであろう問題を解くのが楽しい。それだけの話。先日話題にした数学者さんたちも、規模は違えど、同じような原理に突き動かされているのかしらん。難問であるほど、その精神的報酬は大きいのかもしれませんね。

好奇心は、知りたいと思っていることと現に知っていることとの<情報のギャップ>に気づくことから生じているのだそうで、言われてみれば当たり前のことですけどね。知れば知るほど自分の無知に気づき、それが更なる好奇心を刺激して好奇心中毒に陥りやすいというわけ。私など、まさに好奇心中毒そのもの(爆)まんまと、この終わり無き探求の道へとハマっているのでありますよねぇ。
ひらめきとか呼ばれているものが、自分の脳内にまさに閃くとき、ドーパミンは分泌されるようです。しかし、このひらめきの瞬間だけでなく、じつはそれまでの過程<温存する期間>というのが実は重要らしい。何かを考えても解決策がなかなか浮かばない。で、仕方なくほかの事をして意識をそらしてみたりとか、別のアプローチを考えてみたりとか、そんな回り道をしているうちに、解答の目の前に出てきちゃったみたいな、この間のひらめく心の準備が重要だというのですよ。みなさん、安心して、この脳内ワープの瞬間を待ってください!(笑)チャンスは備えある心に訪れる…

ひらめきの瞬間の快感を得るためにやるべきことは、新しい何かに出会える状況を探すこと。
「好奇心は猫を殺す…そして満足感はその猫を生き返らせる」
だってさ。
posted by nbm at 02:56| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

カラダからだU…っていうか、衝撃の告白!

ちょっと間が開いてしまいましたが、五味太郎さん&寺門琢己さんの「からだ・シアター」についてメモの続きでございます。

出そびれた熱。
微熱のことですね。やっぱり、そうなんだね。はっきりと発熱してしまえば、カラダを活性化させることができるのに、それができない状態。そういう時は、強制的に体温を上げてしまうとよいという。足湯がよいのだとか。数日続けて、利尿が良くなったら効果の目安。45℃くらいのお湯に15分ほどくるぶしから先を浸けとく。左右の赤みが違ったら、まだバランスがとれていないということになるので、赤みの薄い方だけもう2、3分浸けるのだそうです。今度微熱が出たら、早速試してみよう!
ちょっと違うけど、吐くことができるというのも、カラダの防衛本能がよく働いているということなのだそうです。私、実は、よく吐けないんです。だからバイキンがお腹に入ると、そのまま腸まで行っちゃって、長時間苦しむことになるのですよね。吐くのって苦しくて大キライだけど、吐けないカラダであることも自覚します。

しゃっくりは、「横隔膜感謝デー」

私、呼吸は肺がしてるものと思ってました…。横隔膜と肋間筋とが伸び縮みして肺を動かしていたとは…。その伸び縮み運動に支障が出ると、しゃっくりをして調子を戻しているということなのだそうです。

この本の本筋とは、少し違ったところで、衝撃的な内容にぶち当たりました。
それは「痔になる」という項目で書かれていた事実。その項の1行目にはこうあります。
ぼくは肛門にペ○スを突っ込まれたことがある。(この1行を書く決心をするまで2時間ぐらいかかった。

○を入れましたが、原文はまんま書かれてます。五味さんが19歳のとき、新宿のデパートでイタリア系の外国人に見初められたようで(笑)少し言葉を交わしたりしていて、そのうち自然の摂理でトイレに向かった五味さん。気が付いたら、その男がそういうことをしていた、と。この体験を、五味さんはいろんなお友達に話したそうですが、みんな喜んで聞いてくれ、おもしろがった、と。おもしろがって笑ってくれる友人たちに囲まれてよかったですね、五味さん。笑われた方が、まだ救われる感じがします。こんな体験を自著で語ってしまうなんて、すごい人だ!はぁ〜、びっくりした。衝撃の事実をこんな場で暴露してごめんなさい、五味先生。でも、本に書いてあるんだから、ねぇ。
五味さんは、幸い痔にはならなかったご様子。痔は、肝臓が悪いとなるのだそうです。痔核の中身である痔静脈は、門脈を通じて肝臓とつながっているのだそうで。痔のある方は、肝臓に注意ってことでしょうか。

カラダのしくみは、作用・反作用によるところが大きいことがわかりました。つまり、カラダ自体が自身のバランスをとろうと日々動いているということ。それを理解した上で、ちょっとしたことに対処していくといいんだな。よし。
例えば、体温の調節。夏場の暑い時には熱い飲み物を飲むとよいと聞いたことがあります。そのことについての説明もありました。暑い時に熱いものを飲むことで、胃が温まって体温が上がり、汗が出て、皮膚が冷たくなり、皮膚の粗熱がとれるという仕組み。特に、首筋に体温調節の中枢があるそうで、首に汗をかくのはその効果の証拠。確かに、逆に冬場は首を暖めると、カラダがあたたまるような気がしますね。というわけで、夏場に冷たいものを飲むと、カラダの中の温度が下がって、皮膚の表面温度が上がってしまい、よけいに暑くなって、また冷たいものを飲むという悪循環になりがちなのだそうです。
どこか調子が狂うと、なんとかして元に戻そうと、カラダが努力している(?)のがよくわかりました。

この本では、カラダの機能を調節するために足湯・腰湯・肘湯・脚湯という4つの方法が紹介されてます。足湯は上記の通り。実は、カラダの左右の差を調整する方法なのだそうです。腰湯は、汗をかかない事務仕事の披露や精神面の披露に効くのだそうです。半身浴ってやつですね。上半身を冷やさないように20〜30分。肘湯ってのは、テーブルに洗面器を置いて、中でほお杖をつく感じで5、6分。脳の興奮状態やイライラを鎮める効果があるとか。脚湯は、膝湯ということで、ちょっと難しいけど膝までをあたためて15分ほど。骨盤の血行を良くするということで、冷えや下痢、生理の時などに有効らしいです。
簡単に考えると、普通にお風呂に漬かればいいような気がするけど、部分だけ浸けるということでカラダの中の温度差を利用して、その部分に対応する反応を引き出すということなのでしょうね、たぶん。

自分のカラダを使ってやってみないと、わかりません。人によっては反応が悪いこともあるでしょうし、別の方法が有効なこともたくさんあると思います。なににしろ、自分のカラダと対話することが大事ですよね。
posted by nbm at 11:20| Comment(9) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月03日

やけくそ気味「女子高生」ネタ!

今朝、飲んでいたコーヒーを吹きそうになった映像。桃屋の「ごはんですよ」のCMです。
http://www.youtube.com/watch?v=kSoLSsWT-Iw
7月から流れていたそうですが、「ゲゲゲの鬼太郎」放送時限定のCMということで、今朝初めて目にしました。のり平オヤジ…キモッ!

どういうわけか、拙ブログには「エロ」とか「グロ」とか検索して辿り着く方が多いようで…(苦笑)そっち方面が専門ってわけじゃないんで、来られても幻滅されるのでしょうが。ここ数日は、「女子高生」というキーワードを検索していらっしゃる方が多数…。おそらく、以前の記事が影響しているのでしょう。でも、他にも「女子高生」というキーワードを使った記事が6つもありました…。そんな趣味ないんですけどねぇ。第一、私は既婚の女ですし(笑)ひとことで言えば、主婦ですよ、主婦。

というわけで、お嘆きの貴兄に向けての記事です(爆)
しばらく前に仕事で(←どんな仕事だよ!)、梅津泰臣さん原作・脚本・監督の「A KITE」(1998)という18禁アダルト・アニメの存在を知りました。クエンティン・タランティーノもこの作品のファンだと公言しているようですが、ロブ・コーエン監督がハリウッドで実写化するとのこと。アメリカでは、人気の高い作品のようですね。ロブ・コーエンが、映画「トリプルX」のプロモーションで来日した際のインタビューで、日本のアニメ作品が自身の作品に影響を与えていることを明かし、その例として名前を挙げたのが「A KITE」だったとか。その場に原作者である梅津さんの知人がいて、早速梅津さんに報告。梅津さんサイドが実写化をもちかけると、ロブ・コーエンは快諾。それから、話はとんとん拍子に進み、実写化計画が進行しているようです。ロブ・コーエン自身はプロデューサーにまわり、監督はやらないようですが。

どんな作品なのかと早速観てみました、「A KITE」。
女子高生で殺人請負人の主人公の美少女・砂羽は、両親が殺されたことをきっかけに<組織>に雇われる身となる。<組織>に命じられるままに、人を殺す日々。そんな中、同じ<組織>に属する少年・音分利と出会い、心を許すようになるが、<組織>から抜けたいと言い出した音分利を始末するように命じられて…というお話。もちろん、18禁アダルト・アニメですから、エロ・シーンもあります。
いわゆるOVAとして世に出た作品で、テレビなどで放映はされていません。まぁ、あの内容を放映できるとは、到底思えませんが(苦笑)。OVAであり、くくりとしてはアダルト・アニメなので、国内では、あまり広く知られない作品だったのかもしれません。

タイミングのよいことに、先日の第20回東京国際映画祭で、「A KITE」の続編のダイジェスト版が上映されたとのこと。それが、「KITE LIBERATOR」。2008年1月には、OVAが発売されるとか。このHPのストリーミングで観られる映像は、ほとんど前作「A KITE」のものですね。ストリーミング映像にはエロ・シーンはありませんので、あしからず(笑)もっとも、続編は、一般作品ということですから、エロ描写はなしですね、たぶん。

おそらく実写版の方もエロなしでしょう。あれ、原作あのままの描写じゃ、ただのエロ映画になっちゃいかねないんで。
こんな記事書いたら、また「女子高生」でアクセスしてくる率が上がるかも(鬱)自業自得ですね…
posted by nbm at 15:42| Comment(9) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

縦移動→横移動

ゆうべ、「ジャケット」っちゅう映画を観ました。少々、設定が強引ながら、タイム・パラドックスものとして、なかなか楽しめる作品でありました。スティーブン・ソダーバーグジョージ・クルーニーが製作し、ミュージック・クリップなどを撮っていたジョン・メイバリーという監督さんを起用してます。映像的にもサブリミナルな感じで記憶がフラッシュバックするところなど、面白い。
1992年、湾岸戦争で頭を負傷した主人公ジャック(エイドリアン・ブロディ)が、殺人の罪を着せられるのだけれど、精神面で問題ありと収監はされず、犯罪者専門の精神病院へ送られることに。そこで、薬を打たれ<ジャケット(拘束衣)>を着せられて精神病院地下室の死体安置用の狭い引き出しに放り込まれるという治療の実験台にされるジャック。ところが、どういうわけか、ジャックはその狭い空間から未来の2007年へ。そして、自分が4日後に死ぬことを知る…。というようなお話。ラストが「アメリカ映画だなぁ…」的なのですが、ま、しょうがないか。
主演のエイドリアン・ブロディは、オスカーも獲得している名優さんですから、すばらしい演技も当然として観てしまったのですが、私がびっくらこいた(死語)のは、脇役のダニエル・クレイグでした。ジャックと同じ精神病院に収監されている犯罪者(?)役。「どこかで観たことがあるけど誰だっけ?」と思わせたのは、髪の色が黒かったことと太っちょだったことだけではないはず。金髪のジェームズ・ボンドとは全くの別人でしたよ。(って「カジノ・ロワイヤル」観てないけどさ)観るたびに、まったく印象が違うんですけど、この人…。

で、私の中で人気急上昇となったダニエル・クレイグについて、調べていたら、こんな作品を発見!
「ライラの冒険〜黄金の羅針盤〜」
児童文学が原作のファンタジーですね。ニコール・キッドマンと共演してるけど、「インベージョン」もそうですよね?関係ないけど、ダニエル・クレイグは、「ジャケット」のジョン・メイバリー監督の初監督作品「愛の悪魔 フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」でエジンバラ映画祭で受賞して名を上げたのだそうです。と、この「ライラ〜」のHPで知りました。

さて、この「ライラの冒険〜黄金の羅針盤〜」は、有名なファンタジー小説を映画化した作品。脚本も担当しているクリス・ワイツ監督は「アバウト・ア・ボーイ」でも監督・脚本を務めていますね。
物語は、この世界のパラレルワールドが舞台。パラレルワールド間で移動もありのようです。そこでは、人間の魂は肉体の外にあって、<ダイモン>と名づけられているものの中にある、ダイモンは、人語を話す守護動物のような精霊。
というわけで、登場人物にはいちいち動物がくっついてます。主人公ライラのダイモンは、白イタチ。かわええ。だけど、ライラの感情によって、蝶やライオン、時にはドラゴンなんてものにも変貌する存在。ちなみにニコール演じるコールター夫人のダイモンはサルで、ダニエル・クレイグ演じるアスリエル卿のダイモンはユキヒョウ。
HPでは、20問の質問に答えるとあなたのダイモンを教えてくれます(笑)私のダイモンは、トラのKlitusでした。主とは異性のダイモンはがつくことになっているので、オス。キーワードとして書かれていた言葉は、「内気、競争心の強い、柔らかい口調、気まぐれ、孤独」でしたが、ピンときません(笑)合ってるのは、気まぐれくらいか?
この他の設定としては、シロクマの世界があって、ライラは<よろい熊>を雇うことに。よろい熊、萌え〜!シロクマ好きには堪りませんな。
<アレシオメーター(真理計)>というのがタイトルの羅針盤のようですが、これもなかなか楽しいシロモノです。やはりHPでいじって遊べます。果たして、36個のシンボルのうち3本の針が指し示すシンボルの意味する真理とは?
「ライラの冒険」は3部作で、「神秘の短剣」「琥珀の望遠鏡」と続くそうです。おそらく、同キャストで続編も映画化されるのでしょうね。
劇場公開は2008年3月からだそうです。
基本的にはアニマトロニクスって好きじゃないんだけど、これは観たいな。「ナルニア国物語」のときは、シロクマキャラの出番が思ったより少なくてがっかりしたのですが、こちらはシロクマキャラに期待できそうです。

ダニエル・クレイグを書くつもりが、すっかり横道にそれましたけども(笑)ま、いいか。
posted by nbm at 14:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月01日

カラダからだ!

思えば、私が人間のカラダに興味を持ったのは、小学校中学年くらいの時のこと。1冊の科学まんが本がきっかけでありました。それは、「からだのひみつ」藤木輝美著)という本でした。もう絶版になっているのではと調べてみたら、少しだけ変わっている部分はあるものの、ほぼ同じ内容で学研から出版されていると知りました。あれ、面白かったもんなぁ。読み倒してボロボロになってましたからね。Arch-Type.netに詳しい説明が画像つきでありました。すげぇ懐かしい!主人公ヒトちゃんを中心に、骨や筋肉、消化のしくみなどをわかりやすくマンガで解説してくれている本でした。
例えば、骨の話。キャンプ場で爺さんの幽霊が出てきて「わしの骨を捜してくれ〜」とヒトちゃんたちにお願いしてくる。で、ヒトちゃんたちは骨を掘り出して人の形に並べてあげる。ひとつひとつの骨をこれはどこの骨だとか言いながら。幽霊だと思っていた爺さんは実は人間で、ご先祖様の骨を捜していたという種明かしがされるのだけれどね。この話、新版では差し替えられてしまっているようですね。

実は今、興味があることはどうやらカラダというものらしく、意識していたわけではないのですが、ふと気づけば、図書館から借りている本は、そんなものばかり。先日記事に書いた「ハッピー8」名越康文著)も体癖が基本の内容だったし、他に「フィットネスミシュラン〜茅ヶ崎的カラダ変身プロジェクト」エンゾ早川著)という本があり、これは自らの体を鍛えた自転車屋のオヤジの体験記のような本。世論に踊らされていない視点に親近感が沸いて借りました。こちらは未読なので、詳しくはまた書きたいと思いますが。

本日は、もう1冊のカラダ本。五味太郎さんと寺門琢己さんの「からだ・シアター」から。五味さんが描かれる絵が魅力的なのはもちろんのことなのですが、文章も独自の視点で面白い。寺門さんは「骨盤教室」などの著書で有名ですね。
この本は、五味さんが自身または周囲の人のカラダに起きたことを書き、それに対して寺門さんがそのメカニズムを説明するという形式で書かれています。

のぼせたときに出る鼻血は、脳内の血圧調整。
頭に血が上って降りないときに、緊急対策として鼻から血を出して調整しているのだそうです。チョコレートで鼻血というのも同じようなもので、糖分など血液中の夾雑物が増えてしまって血管が詰まりやすい状態から、鼻から夾雑物ごと血を捨てるという反応は自発的な安全装置というわけです。
一方、ボールが当たったりして出る鼻血は止め方があるそうです。出血している本人でなく、人に突然やってもらうのが効果的だそうですが、出血している方のアキレス腱の付け根をこぶしの小指側でト、ト、トン、ト、ト、トンと強めに叩くのだそうで。
ほんとか?
小さい頃は、寝ていると、よく夜中に鼻血で目覚めました。気づくと布団が血の海!(笑)子供はカラダの反応がよいそうで、だから子供がよく鼻血を出すのですねぇ。あんなに良く出た鼻血が、すっかり出なくなったということは…(焦)

耳は腎臓。
腎臓の血行が悪いときは、耳をもみほぐすと腎臓も回復するのだそうで。飛行機などで気圧で耳が痛くなったときは、逆に腎臓をあたためると楽になるのですって。
最近、隠れ腎臓病患者が増えているのだそうな。悪くなっても自覚症状が無いので、症状が出たときには手遅れで、透析を余儀なくされるなんてこともあるのだそうですね。こわっ!腎臓病と言っても、やはり血液循環の悪さ、つまりメタボリックなどで血液や血管がやられることが起因していることが多いそうですよ。

人が快感を中心に動いているとき、急性中毒は避けられる。
たとえば、シンナー系の塗料などを扱っていて、部屋の空気が悪くなったのを不快と感じることが出来れば、換気して事なきを得るわけですね。不快に感じることができないと、気絶して中毒症状を起こすことに。なんだか禅問答のようだけど、快感を中心において動くということは、実は不快を探知できるということなのですって。ところが、何かに熱中しているときは感覚器のエネルギー配分が狂うのか、この不快を感じるセンサーの働きが鈍ることが多いのだとか。
私は、昔からガソリンの匂いが大好きで、ガソリンスタンドに行くと深呼吸してしまうのですが(笑)、根本からこのセンサーがぶっ壊れているということでしょうかねぇ。

こんなことが満載の本です。まだ読み始めたばかりなのに、自分のカラダの反応の悪さがどんどん暴露されていきます…。
書ききれないのでまた次回にでも。
posted by nbm at 14:45| Comment(8) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする