2008年01月31日

脳天直撃!

今日はもういっちょ!ずっと書きたいのに書けなかった音楽のことを。

先日、どうしても欲しかったOAK「ONE」をやっと入手。缶に入ってるよ。出し入れしづらいよ(笑)紙が3枚入ってるし(笑)これはねぇ。ヘッドフォンで大音量で聴きたいですねぇ。おうちのスピーカーは音は良いのだけれど、いかんせん大音量で聴くわけにはいかんのでね。以前にご紹介した通り、BOOM BOOM SATELLITESのアディショナル・メンバー2人によるユニットなのですが、本家よりも冒険している感じで、ちょっとかわいらしく楽しい音作り。エレクトリックな音とドラムの音が絶妙に絡む。しかし、イッている!あぁ、そうそう、ヴォーカルが一切入らないのですが、それがまた良し。ツーンとカラシの効いた音が脳天直撃!

さて、ついでにいくつか気になったものを。

The Telephones 「JAPAN」
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ダンサブル・ロック…なんですかねぇ。今回のアルバムは、ちとロック色が強い感じがしますが。これは、久々に大ヒット!ニューレイヴってぇんですかい?そんな感じの、我が埼玉は浦和出身のバンドですわ。音だけ聴いてると、「えぇ?!さ、さいたま〜?!」って感じですわな。埼玉の前に、日本人なの?みたいな(笑)これは、強烈ですよ。フリー・ダウンロードがすごくて、ネット上では話題になっているようですね。私は店頭で知りましたが(笑)これは、絶対に来る!ファースト・アルバムなんだけど、メジャー化するかどうかの際にいるバンドが出すアルバムって完成度が高いんだよね。これも例外ではないはず。欲しい〜!

The BDIs
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ガラッとかわって、こちらは初期のThe Doobie Brothersを思わせるような落ち着いたロック。かちょえー!イギリスのバンドみたいなんだけど、70年代のアメリカの匂いがするよ。聴けば、徹底した渋い音作りに唸るはず。ボーカルの声もそれっぽくて良し。

他にも、言わずと知れたフジファブリックの新譜「TEENAGER」や、RADWIMPSの新曲「オーダーメイド」も良いですしね。次々出てきて困っちゃうなぁ。



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蹴球と送球

昨夜は、サッカーハンドボールと、日本代表の試合が両方楽しめるという面白い日でしたね。サッカーはワールドカップ・アジア予選の前哨戦。ハンドボールはオリンピック代表がかかっている大事な試合でした。

まずは、サッカーから。この前の試合よりはマシでしたが、あまり魅力的とは言えないサッカーでした。なんか地味なんだよなぁ。結局は3点入れて勝ちましたが、全然勝った気がしない…。しかし、内田くんががんばっていたのが目立ちましたね。海外の選手と当たるには、若いのでちょっとまだ体の線が細い感じがしますが、足も速いし、センタリングなどパスもけっこう精度がありアイデアも良く、活躍してくれてました。これからに期待ですね。あとは、今野選手。以前からこの選手はお気に入りなのですが、代表戦だとなかなか出番が無くてね。昨日は、彼の良さが活かされてましたね。(敵にしてみれば)いや〜な感じのプレースタイルと、ポジショニングの良さ。彼のプレーが得点に繋がったときは、解説の金田さんも「0.5点は今野にあげたいね」とおっしゃってましたが、素晴らしいプレーでした。
監督が代わっただけだというのに、まぁそれが大きいのでしょうが、あまり変わっていないはずのチームが機能しないのが不思議です。これで1週間後に本チャンかぁ。不安です。
オシムさんが元気そうな姿を見せてくれたのも嬉しかったですね。ゆっくりではあるものの、支えられながらも歩いていらっしゃいましたし、観戦中もぐもぐお食事もおしゃべりもされていたので、見た感じ、後遺症は重くはなさそうですが、無理をしないでいただきたいものです。日本もあまり褒められたもんじゃありませんでしたが、その日本相手にアレではね、ボスニア・ヘルツェゴビナよ。オシムさん、折角観に来たのにガッカリしちゃうぞ。

さて、ハンドボール
NHKも放映権を得たのなら、地上波で生放送しないでどうする!もったいないったらありゃしない。仕方が無いから夜中に録画放送を観ましたよ。結果知ってるっちゅうねん!
しかし、すごい盛り上がりでしたねぇ。きっと、選手もびっくりですよ。迷惑してるのは、もともとのコアなハンドボール・サポーターですよね。この異常人気で試合のチケットが取れないんですってさ。この人気も一時的なものなのでしょうが、中東のおかげで盛り上がりましたね(笑)エースの宮崎選手がテレビで名を売っていたのもよかったのでしょうね。しかし、昨日の試合では、末松選手の方が目立ってたような…。
結局敗れましたが、入れられたら入れ返すみたいな、なかなかいい試合でした。日本がシュートを決められない場面が多かったのですが、あれは韓国のゴール・キーパーがすごかった!サッカー日本代表みたいに枠に飛んでないわけじゃないですからね。ことごとくGKにはじかれてましたね。ハンドボールの場合は、シュートするのに飛び上がってからいくらでもコースを変えられます。飛んでる間に何度もフェイントかけながらシュートしたりできるんです。着地するまでにボールを放てばいいわけですからね。それでも防ぐんですからねぇ。日本のGK坪根選手もナイス・セーブを連発してましたが、韓国のGKカン・イルグ選手はその上をいってましたね。
一番マークしていた2mを超える長身のユン・ギョンシン選手を抑えこんだのはよかったけど、サイドも上手に使っていろんな所からシュートできる韓国に、最後まで追いつけませんでした。日本は攻め手を欠いて中央突破ばかり。サイドは一切使わず。たった1試合しか観てないからわからんけど、攻撃のバリエーションが少なかったね。
ただ、日本代表の選手たちには気迫が漲ってました。応援席がコートに近いですから、選手の気迫が観客に伝わり、選手も応援を肌で感じてプレーができたのではないかと思います。昔は、何にせよ日韓戦というと、憎悪むき出しの敵意を感じたものですが、サッカーのワールドカップ共催のあたりからか、とってもいいムードになりましたよね。昨日も、中東という競技以前の敵に一緒に戦おうと、赤と青で色違いの「together」と書かれたTシャツで応援し合ったそうですよ。ルー大柴か!観ているこちらも、素直に「韓国の選手、すごいなぁ」と思い、応援したくなるほどでした。日本はオリンピックに出場できるかわからんけど、韓国よ、オリンピックでは男女ともにがんばってください!
韓国では、今、ハンドボールを題材にした映画がヒットしているそうですね。「私たちの生涯最高の瞬間」という作品で、女子のチームがアテネ・オリンピックで銀メダルを獲ったときのことを描いているのだそうで。アテネって、前回じゃん…。日本の女子チームは韓国にペロッて負けちゃったけど、強いはずだよねぇ。
posted by nbm at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

アサッテの要素

え〜、毎度小難しいお話を一席…。
今回は、次元の話です。「Newton別冊 次元とは何か?」でお勉強したことをメモメモ。

私たちの暮らす世界は3次元と言われていますね。点が0次元で、線になると1次元、縦×横で面になると2次元、それに高さが加わって3次元。では、4次元とは?昔から4次元といえば、我々のこの3次元の世界に「時間」という要素を加えたものではないかと論じられてきました。ところが、この時間という要素は一方向に進む不可逆なもの。今まで考えてきた空間を構築する要素としては、いっしょにして考えるのが難しいということで、現在は、空間と別にして論じられているのが主流らしい。
それどころか、今は5次元以上の多次元を論じることが先になっている様子。

ところで、アインシュタインは、3次元空間と時間というものを一体とみなして、4次元時空と考えたそうです。特殊相対性理論では、宇宙の中で絶対的なものは光の速度だけということになっているので、立場によって空間や時間はのびたり縮んだりすることになるのですよね。空間と時間が切っても切り離せない関係にある以上、一体化させて考えるしかないというわけです。この論理をもとに、ドイツの数学者ミンコフスキーは、ミンコフスキー・ダイアグラムという図を考えました。時間軸の1目盛りを1年、空間軸の1目盛りを1光年として光の速度を基準にした時空図を描くと、砂時計のように円錐を上下二つに逆様に組み合わせた図になります。これを光円錐というらしい。時間的には、くびれの部分が現在、上が未来方向で下が過去方向(どっちが上でもいいけどさ)。空間的には、速度が速ければ速いほど時間をかければ遠い空間に達することができるはずで、中央のくびれを原点とすると、未来(上)と過去(下)に向かえば向かうほど、達することのできる空間は広がっていくことになるわけです。ここで、光の速度を超えるものは存在しないはずなので、傾き45度が光の軌跡になって、そこから外にはみでるものはないはずで、すべての運動はこの光円錐という砂時計の中に収まることに。説明が長くなっちゃったけど、これがどういうことかというと、「現在に影響を与える過去の出来事」と「現在が影響を与える未来の出来事」が、すべて光円錐に収まるということ。だからどうだって?ここから先は勝手な飛躍ですが、過去という原因があってその結果としての現在、そして、現在がそのまま未来を作っているんだな。としごく当たり前のことに思い当たってしまったのですよ。時間は不可逆のはずだから、過去は修正できないけど、未来は現在の連続が作っていくわけですからね。自分にとっては、まず「今を生きる」ことが大事だなって思っていたところだったので、こじつけて心強い味方を得たように感じてしまったわけです。

おっと、5次元の話でしたね。
その前に、まず4次元を想像してみます。単純に立方体を作りましょう。縦×横×高さで立方体ですよね。もうひとつ別の要素を加えて立方体をアサッテの方向に動かすと4次元の超立方体ができあがります(笑)で、アサッテってどっち?それは、わかりません。じゃあ、別の手で。3次元のフツーの立方体を一端平面の展開図にしてみます。展開された6面の一面一面が立方体だったら?そんで、それを折りたたむっと。むぅ…折りたためん…。しかし、4次元空間ならこれを折りたためるハズ。
もういっちょ!アルファベットの”d”は2次元上で回転させても”p”にしかならないけど、3次元なら裏返って”b”になる。4次元空間は、立体を裏返すことができることになるってわけです。左右が反転しちゃうってことですね、ちょうど鏡の中の世界みたいに。鏡像問題ってのは、この辺りと関係してたら面白いね。しかし、裏返しというのは興味深い。ちょうど現在放映中のアニメ『ペルソナ』では、裏返された人体が次々に発見されるという展開になってましたねぇ。こちらは、靴下を裏返すみたいに、裏表をひっくり返されてますけども。
調子にのって、もういっちょ!ひとつの”点”を閉じ込めることを考えると、例えば2次元で閉じ込められても、高さを使って外に飛び出せる。ということは、カゴに閉じ込められたウサちゃんも、4次元空間ならアサッテの方向に脱出可能ということに。こういうこと考えるの、楽しいな。

って、全然5次元に辿り着いてなかった!
これはまだ騒がれ始めた仮説に過ぎないわけですが、超ひも理論から発展して、我々の住む4次元時空を”ブレーン”つまり”膜”として考えるというもの。このブレーンの外には、行き来することのできない第5の次元があるとするブレーンワールド説というのが新しい仮説。ブレーンとブレーンの間は、重力子だけが行き来できると考えられています。薄っぺらな膜にこの宇宙が全部入ってるとして、別の膜が何枚も存在してるという考え方。パラレルワールドとも無関係じゃなさそう。で、第5の次元がワープしている(歪んでいる)と考えると、現在の物理学で最大の難問と言われている、重力がほかの力にくらべて小さすぎるという問題に説明がつくのではと期待しているというのですよ。何がどうなってそうなるのか見当も付きませんが(笑)まぁ!壮大な話!ジュネーブの地下にLHCという世界最大の円形加速器が建設中で、そこで加速した陽子同士を正面衝突させる実験が計画されています。このとき、新たに生じる粒子を測定することで、第5の次元の存在を確認することができるというのですよ。この実験は今年の8月の予定。物理学者の皆さんは、「未発見の粒子が?」とか、「人工ブラックホール出現か?」とか、ここで何が起きるのかワクワクされていることでしょう。

かつてプラトンは、「私たちは影しか見ていない」と言ったそうです。洞窟に囚われた囚人のように、洞窟の壁に映る影だけを見てそれが世界のすべてだと思っていてはいけない。洞窟を出て、真実の知(イデア)を求めよ、と。立体を映し出す影が、その一面しか表していないことを例えにした哲学的な言葉ですが、奇しくも、リサ・ランドール博士も同じことを言っておりました。「目に見えるものがすべてではない」と。物理学で言えば、原子やクォークを直接見ることができなくても、さまざまな計測技術でその存在を確かめることができるのだから、抽象的な考えを持つことが必要ではないか、と。

はぁ、長くなっちゃいましたね。全部読まれた方は、さぞお疲れになったでしょう。私も疲れたよ(笑)
posted by nbm at 18:25| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月29日

なんでも飼ってみよう!

再び「トミちゃんのいきもの五十番勝負 手提げコウモリは電気冷蔵庫の夢を見るか?」についてです。変な生き物を飼っては、読んだ人が飼えるくらいに丁寧にアドバイスをしてくれてます。でも、実際飼うのはやっぱり大変そう。ひとつひとつがとっても大変そうなのに、一体何種類の生物を飼っているのでしょう、この方?事務所で飼っていらっしゃるようですが、見学させていただきたいものです(笑)ということで、前回、書ききれなかった分を追加です。

まずは、軽く訂正から。目次で”ナメクジ”という名前を探して見当たらなかったので、著者の”トミちゃん”こと富田京一さんが唯一苦手なものとして挙げられていることだし、ナメクジの類はせいぜいカタツムリ止まりかと思い込んでいたのですが、とんでもないものがいましたよ。それが、キナコアワモチ。コチラのみのじさんのブログに画像がありました。ちょっと拝借させていただきますね。食えそうな名前ですけども、実際見たらグロテスクではと想像していたのですが、想像よりイケる!(爆)日本一巨大なナメクジだそうです。全長15cm太さ8cmほど。海辺にいるそうですが、ウミウシでなく殻の無いカタツムリ。4億3千年前に海から陸上に上がった初代ナメクジの生き残りなのだそうで、エラでも肺でも呼吸するとか。体表面に無数のイボイボがありまして、触覚の先に二つの目。そんで、イボイボそれぞれに光を感じる小さな眼(背眼)を持つという…。このイボイボが全部眼?妖怪”百目”とトミちゃんが形容されてましたが、すごい造形だなぁ。

あとはちょっとずつね。
カタツムリってどこにでもいるらしいっすね。たとえば砂漠にも。エベレスト上空でプランクトンネットをかけると、糸で空を飛んでいるカタツムリが入ることがあるんだってさ。カタツムリがクモみたいに空を飛ぶとは知らなかったよ。
ゾウリムシさんは、「毛むくじゃらの南京豆が、ピストルの弾のように回転しながら猛スピードで走りまくっている」らしい。ゾウリムシってーと、2Dの画像しか脳裏に浮かびませんが、実際は3Dなわけですもんね。南京豆型なんだね。細胞分裂で650回分裂できて、老化するとセックスによって若返る!染色体の一部を好感することでコピーやかすれた情報を元に戻して若返るのだそうですよ。長生きって言っても、それが時間に換算してどれくらいなのかようわからんけども(笑)
ダンゴムシは、明治時代に日本に入ってきた帰化動物なのか。いまやどこにでもいらっしゃいますが。以前住んでた家では、どこからかよくダンゴムシが家の中に侵入してきて、畳の上をモゾモゾ這っていたのですよね。あまりに「おじゃましまーす」とやってくるので、家の周りにお薬を撒いてしまったのですが、ごめんよ、ダンゴムシ。
一方、ちょっとダンゴムシと似てるけど、フナムシってやつは、どうも形状といい動き方といいゴキブリを髣髴とさせて苦手なのですが、ゴキブリと同じく北海道にはいないらしいですね。寒いのが苦手なんだね。エラ呼吸するゴキブリ?違うか。海の岩場でカサコソされるとゾゾーッてします。しかし、ヤツらあんな形状でエラ呼吸なんだな。
マムシ・ハブ・ガラガラヘビには4つの目があるそうです。”ピット器官”ってヤツ。熱を出す物質は必ず赤外線を発しているから、そのピット器官とやらで赤外線を見て獲物を獲るんだって。なんかプレデターみたいだ!
ミノムシもけっこうショッキング!メスのミノムシは一生ミノムシのままのネオテニー。幼虫の状態のまま成虫のガとなったオスと交尾して卵産むんだね。なんかいたいけな感じでショック。ミノムシさんたちは、ミノガの仲間の幼虫のわけだけど、特にオオミノガは中国の生物農薬(仮)オオミノガヤドリバエによって寄生され、絶滅の危機。どういうわけか中国ではミノムシを駆除するために、この寄生バエを放ったそうなのですよ。それが1994年頃から日本にも広まってしまい、逆に宿主を殺しすぎて寄生バエも減ってきたそうですが、そういえばミノムシって見なくなったもんねぇ。生物農薬って、後々失敗することが多いよねぇ。
メダカが、サンマやトビウオの仲間?!う〜ん、言われてみれば、メダカを巨大化していくとサンマに…?ならん…。同じように見えるグッピーとは無関係なのか。生物の系統って難しいね。子供の頃、実家の前を流れている用水路は水が澄んでいて、メダカやオタマジャクシがたくさん泳いでました。裸足でその中で遊んでると、なんか黒い物体が足に付着してる。よくヒルに吸い付かれたもんです(笑)今はコンクリートで固められ蓋をされて、水もろくに流れなくなって、メダカなんて見る影もありません。メダカも絶滅の危機ですか…。

そして、モクズショイ。自分で自分の殻をいろんなもので飾るおしゃれさんのカニです。元々は落ちていた食べ物や食べ残しを後で食べるために背中にしょってたのが、後々擬態へとつながったらしい。大自然で大爆笑するために、普段は海藻類などをまとっているモクズショイに色とりどりの折り紙やラメや毛糸を与えて、変な格好をさせるトミちゃん。ちょっといじめてるようにも見えるけど、トミちゃんはこう考えてました。

雄大だ、美しい、畏怖すべきそんな「言葉」が自然の一面をとらえていることは俺も否定しない。しかし涙が頬を伝うだけが感動じゃないってこと。腹がよじれるほどほど面白おかしいことだって感動だ。自然のものはなんでもかんでも厳粛に見ろ、なんてルールはない、自然はそんなに窮屈にできていない。(中略)
いくら自然が好きでも、マスコミや誰かに教わったステレオタイプな自然観を後生大事に守っても、その人に合った、本当に幸せな自然との接し方かどうか、わからないじゃないか。自然にどっぷり浸っている人も、いったん自然離れというか「自然教」離れしてみるのも悪くないと思うぞ。最近、自然を見て笑ってますか、あなた?

「不思議な生き物を飼うことや、変な実験を見せることを通して、自然で笑うことを肯定していきたい」というトミちゃん。自然というフィールドに出ることの多いトミちゃんだからこそ、説得力のある言葉に感じます。

それから、「飼ってはいけない」ヤツら。
まずは、特定外来生物。飼育は原則禁止。繁殖・販売・譲渡・遺棄も禁止。違反すると懲役3年以下か300万円以上の罰金。法人だと罰金1億円。ウシガエルもそうなんだね。アライグマなんかは、三浦半島のサンショウウオをあわや絶滅までおいこんだ実行犯(主犯は人間)だそうですよ。かわいい顔してるけど、けっこう獰猛なんだよね、コイツらは。他にも、どこぞの池に放たれたカミツキガメの話も聞きますね。危険です。ハリネズミくんも、昆虫・鳥のヒナを食害するってんで×。グリーンアノールというトカゲは、危険性は少ないものの爆発的繁殖力があるということで指定されてます。
お次は、天然記念物のような文化財扱いの種。いじるだけでも原則違法となるのですってね。環境省・国際自然保護連合のレッドデータに載っているものは、法的な縛りはないけど気をつけたいもの。ワシントン条約で輸出入規制されているものもありますね。
それから、でかくなる・気性が荒い・毒があるなど。国が危険動物にしていしているものも。たとえ規制されていなくてもTPOをわきまえて接しなければ、なんでも危険になることは自覚すべき。とはトミちゃんの忠告。
ちなみに、RDB図鑑でレッドデータに登録されている動植物を紹介しています。ご参考まで。

他にも、この本には変な生き物がたくさん出てきました。カツオブシムシ・ケラ・サソリモドキ・モウセンゴケなど。半分くらいは、その辺に居そうだけど、あえて飼いたくないもの(笑)飼育に挑戦したいものは…シーモンキーくらいか(笑)キリがないのでこの辺で。
posted by nbm at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メテオ・スイーパー

ここしばらく集中して観た『ストラトス4』というアニメ作品。2003年1月に放送が始まり、1クール13話で描ききれずに、その後OVAが都合3回出て全部で8話追加され、2006年の秋に最終巻が発売されたという…。テレビ放映から最終話まで4年近くかかってますね。ファンの方は、その間やきもきしながらOVA発売を待っていたことでしょうね。一応説明しておきますと、”OVA”というのは”オリジナル・ビデオ・アニメーション”または”オリジナル・ビジュアル・アニメーション”のことで、乱暴に説明すると、テレビ放映や劇場公開の前にDVDなどのメディアで発売される形式のことです。
さて、この『ストラトス4』という作品は、近未来、流星や隕石・彗星などが地球に衝突する危険を回避するため、宇宙空間ではコメット・ブラスター、地上からはメテオ・スイーパーという迎撃部隊が出動し、それらを粉砕するというお話。舞台となっているのは、沖縄県宮古島に近い下地島という所。ここが、ポイント。この下地島という場所。実は、現実世界でも軍事的に非常に重要な場所。沖縄本島と中国大陸との中間地点に位置していて、尖閣諸島にも近い。そこに、下地島空港というのがあります。これが、1970年代から民間の訓練用の空港として使われてきました。ダブルILSといって、滑走路の両側に航空機を誘導するために電波を発信する装置がつけられている立派な滑走路があります。位置的にも設備的にも、日本の自衛隊も米軍も、軍事的に利用したい要所。しかし、ここで問題となるのが屋良覚書というもの。1971年当時、時の琉球政府と日本との間に交わされたこの覚書によって、軍事利用はできないことになっているのです。これが現実のお話。

この作品の中では、第一段階として巨大隕石を宇宙ステーションからコメットブラスターが出撃しトライデント・ミサイルで攻撃して大まかに粉砕。第2段階として、粉砕された破片の進路上にあたる世界各地から地上の迎撃部隊が成層圏まで飛んで残った破片を迎撃するというシステムになってます。その地上迎撃部隊のひとつが下地島に配備されているという設定。現実には軍事利用できない場所が、戦争ではないけど国防上使用されているという夢の設定なわけです。
メカがこれまた奮っていて、例えば、地上部隊の超高高度迎撃機は、開発が中断されて実際の運用まで漕ぎ着けなかったという、イギリスの幻の超音速攻撃機偵察機TSR-2をベースに製作されたものと、旧ソ連の高高度超音速迎撃機MiG-31をベースに製作されたもの。などと説明してもよくわかりませんね。すごいところをみつけたのでコチラをどうぞ。どうやら、DVD特典のデスクトップ・モデルを使って、実際に飛んでいるような画像を作成されたようです。すごい出来。本当に飛んでるみたい…。機体を見ていただくとわかるのですが、実にリアルな、しかし実際運用されなかった機体が飛ぶというような夢のある設定となっているのが、この作品なのです。
あとね。迎撃のシーンで流れてた音楽に笑いました。ホルスト「惑星」がコンパクトにパクられてます(笑)
作品全体としては、例えて言えば『機動警察パトレイバー』もしくは『プラネテス』みたいな地続きな未来感覚で貫かれていて、微妙にリアルな感じがよいのですが、アニメ作品としては古めかしく感じますね。21世紀の作品なのに、80年代みたいな。CG部分なんかは綺麗なんですよ。

この作品で描かれているのは、宇宙空間に飛んでいくための基地としての下地島空港ですが、現実問題として、尖閣諸島をめぐる諸問題が起き、米軍駐留に反対する沖縄県民の民意とは裏腹に、下地島を含む先島諸島の住民の方たちは2004年11月に起きた中国潜水艦による領海侵犯により危機感を募らせ、下地島に自衛隊の軍備を望む声も上がったといいます。下地島を題材としたアニメ作品の放送開始から約2年。机上の空論とも思えたような話が、急に現実味を帯びてきました。アニメでの敵は宇宙であり、地球内のイザコザを描いたものではありませんが、下地島という場所に着目していることは、特に原作のないオリジナル作品としては高く評価してよいと思います。

おまけ。昔、『メテオ』(1979)という映画がありました。劇場で観てパンフも手元に残っているので印象が強いのですが、地球に降ってくる巨大隕石に対して米・ソが協力してその危機を回避しようとするという作品。両国が宇宙に配備しているミサイルを使って隕石を粉砕しようとするのですが、SF的なVFXとかの描き方は時代が時代ですから無理があるとして、技術的にもその時代を描いてるから直接人が宇宙空間に行って隕石を攻撃するなんて派手なことにもならない。だけど、巨大隕石の迎撃を初めて正面から描いた作品じゃないのかな。冷戦状態の米・ソが協力せざるをえないという状況も面白いし。このときのソ連側の宇宙に配備されたミサイルの名がピョートル大帝。ちょうど昨晩の「世界遺産」でサンクトペテルブルグをやってて、ピョートル大帝の名前が出てきて、自分で勝手に記事に書こうと思っていたちょうどそのときに出てきたので笑っちゃいました。
近年だと、1998年にほぼ同時に公開された『ディープ・インパクト』『アルマゲドン』もそうですね。小惑星や巨大隕石・彗星などが地球に衝突するということは考えられないことではありませんし、使用後放置されている人工衛星などが墜落してくる危険性も決して少なくないはずです。実際、ニュースでも度々その可能性が報じられたりしてますし。まったくのフィクションとは言い切れない。いつか”その日”はやってくるかもしれないのですよね。

ちなみに、日本では日本スペースガードセンターというベタなネーミングの本物の機関がありまして、日々地球に衝突しそうな小天体やスペース・デブリを監視してくれているのでありますよ。ありがたいことです。コチラのHPでは、見つけた彗星などの画像が見られます。しかし、仮にそんなもんが見つかったらどうするのでしょう?落下地点や規模にもよりますけどねぇ。誰か迎撃してくれるのかな?
posted by nbm at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

ウォーキング・ハイ

なんだか、どこかが煮詰まったような感覚でいたこの数日。こういう気分を払拭するためにも、日々横に成長する体をどうにかするためにも、歩くしかない!と、寒風吹きすさぶ中ウォーキングに出かけましたよ。携帯音楽プレーヤーから流れる音楽を聴きつつ歩き始めると、すぐに、エネルギーが耳から注入されるように元気になってきます。現在のプレーヤーの中身は、フジファブリック・Bump of Chicken・9mm Parabellum Bulletなどが中心の構成。聴いていると、彼らのエネルギーが直撃してきて涙が出そうになります。

遊歩道をしばらく歩くと、前方1mくらい先を瞬間的にシュッと横切るものが! 黒っぽくてちっちゃい何か。体長は10cmくらい。野ねずみか?イタチほど長くなかったし上下動も無く、もぐらにしては素早い動き。たぶん、ねずみの仲間です。
しばらく歩くと、アルバイト募集の看板を見つける。「日給800円」…。それじゃあ誰も働かないよ(笑)「時給800円」って書きたかったのかな。ちょっと安めだけど。それとも「日給8000円」って書きたかったのか。早く気付いて欲しいような、そのままにしておいて欲しいような。
またしばらく歩くと、シラサギに遭遇。そういえば、「シラサギ」という種類はいないって、この前テレビでやってたっけ。この辺でよく見かけるのは、おそらくコサギ。小さめでくちばしが青黒いヤツ。人慣れしてるのか、わりと近くまで近寄ってもビビる様子なし。
またまたしばらく歩くと、尾っぽを上下に動かしつつ、地面をついばんでいるかわいらしい小鳥に遭遇。ヒタキの仲間がそんな動きをするのではなかったかしらんと思ったら、セキレイもそうだったのですね。調べてみるとハクセキレイか?色合いはそうだね。でももうちょっと小さめだったような気がするのだけれど。カメラを持って出なかったので、写真がなくてすんまそん。
まだ堅いけれど、たくさんのつぼみをつけた木々もあり、寒さは底かと思うほどですが、そんな中、みなさんすでに春の用意をしていらっしゃる様子。感心、感心。
そして、米軍関係の施設近くにアヤシイ看板を発見。この敷地は東京防衛施設局が管理しているとのこと。柵の中は今はアメリカだけれども、古くは日本海軍の施設。「トラ!トラ!トラ!」を受信したとか聞くね。ほんまかいな。
行きに見かけた、道端で楽しそうに話し込んでいた中学生のカップル。帰り道でも寒風吹きすさぶ中で延々「あっち向いてホイ」をやってました。微笑ましいことね。
そして、散歩の帰り道にスーパーに寄ると、友人Mちゃんに遭遇。「箱根駅伝」ってロゴのついたグランドコートを着た人がいる。と思ったら彼女でした。「なんで箱根駅伝?」と聞くと、「これ着てると「走ったの?」とか聞かれるの」って(笑)懸賞で当たったそうです。
そんな、数々の小さな発見や出会いをしつつ、道々楽しんできたのであります。

散歩の語源は、中国にあり。三国時代に流行したドラッグのような興奮剤”五石散”は、冷たいものを食べ、歩き回らないと恐ろしい副作用が出るということで、冷たい食事と同時に服用し、服用後は歩き回らなければいけない。これが、散歩というわけ。副作用とは、発熱や皮膚の炎症や被害妄想などで、犠牲者は後を絶たなかったとか。発熱の作用が激烈だったために、熱を下げようと歩き回ったことが多かったみたい。もしくは、発熱しないと体に毒素がたまって死に至るということで、効果を出すために歩き回ったとも。ちなみに五石とは、鍾乳石・硫黄・白石英・紫石英・赤石脂。つまりは鉱物をすりつぶして混ぜたもの。なんでこんなもんが流行ったかというと、当時の文人の間で流行っていた「清談」という哲学論議が、夜を徹して行われるものであり、その参加者たちが気分爽快になるために服用したということ。それと、退廃的な時代背景が相俟って、男性でもおしろいを塗ったりして美しさを求める時代に、この薬で美しくなるという触れ込みもあったらしい。でも、中毒から廃人になったり、発狂したり自殺したりする服用者も多かったのだとか。そんなもん飲むなよ。

そんなことから始まった散歩ですが(笑)、確かに歩くとスッキリします。ドラッグはやってないが、な。
posted by nbm at 11:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

フランプトン・クラプトン・プランクトン

わほーい!雪です!ついに雪が降りました。夕方にはやみそうだし、雨混じりだったりするので、すぐに消えてしまうでしょうが、今窓の外には銀世界が広がっております。外を移動せねばならない方はお気の毒ですが、家の中にいる者としては無責任に喜んでおります。

書店で見かけて気になってたのに、すっかりその存在を忘れていた本を、図書館で見かけて「そういえば、こんなのあったっけ!」と迷わず借りました。
「トミちゃんのいきもの五十番勝負 手提げコウモリは電気冷蔵庫の夢を見るか?」という本。雑誌「BE-PAL」に連載されている「なんでも飼ってやろう」というコーナーから選りすぐった50本のエピソードを収録したもの。著者の”トミちゃん”こと富田京一さんは、あの千石正一先生を師と仰いでいるようで、肩書きは一応”生物研究者”となってはいるものの、どこかの大学に属しているとかそういう方ではないようで、趣味が高じて生物を研究し続け、半分はライターさんで、現在は肉食爬虫類研究所の代表という、なんだかアヤシゲな人(笑)。でも、その実践主義と生物に関する知識は相当のもので、半分ライターと豪語されている通り、語り口が軽妙で、とにかく読んでいて楽しい。身近だけどフツーはペットとして飼わないような生物や、あまり一般的でない珍しい生物を飼っては、それをリポートしてくれてます。アドバイスが具体的なので、言われた通りにしていけば、飼育書などないであろう生物もなんとなく飼えるかもと思えてしまう。でも、簡単にそこらにいるものを飼ってみようとは思わないでくださいね。法律上、勝手にとっつかまえて飼育することが禁止されている生物も多いですし、最後まで飼いきれずにどこかに放置するなんて言語道断ですしね。

まだ5分の1程度しか読んでないのだけれど、例えばアサリ、アブラコウモリ、アマガエル、アメンボ、アワビなんてものを飼ってる。全部”ア”から始まるのは50音順で掲載されてるのを頭から読んでるからです。
たとえば、アホロートルの話。昔”ウーパールーパー”って呼ばれてましたわね。でも、”ウーパールーパー”ってのは、ある「状態」をさす呼び名なのだそうです。イモリの一種であるメキシコサラマンダーが、ある環境要因で幼生のまま一生を終えてしまう状態。オタマジャクシのまま生殖能力をそなえてしまうようなものらしい。これが”ウーパールーパー”なのだそうですよ。あのへんなパヤパヤしたエラが生えた状態というのは、イモリやサンショウウオの幼生としては当たり前のお姿なんですって。成体に変態するか否かは、水温などが関係しているらしいのですが。ネオテニー(幼形成熟)の典型というわけですね。同じネオテニーとして、人間が惹かれるのも無理ないか。ちなみに、食べるとウナギににてけっこう美味しいってさ。
トミちゃんによると、「普通種ほど見つけにくい」という法則があるそうです。ありふれた種だから、その辺を探せばすぐに見つかるだろうって思うようなものほど見つからないのだとか。アマガエルなんかがそうで、実はアマガエルは「レッドデータブック(国際自然保護連合版)」には”現状不明種”と指定されているそうです。状況がよくわからんうちに実は絶滅の危機に陥っているかもというようなことらしい。言われてみれば、アマガエルなんて見ない。カタツムリも見なくなったしねぇ。昔は梅雨どきのアサガオとセットになってたもんですけどねぇ。
ここで、タイトルのお話。イザリウオっていって、アンコウみたいに自前のルアーで魚を釣る魚がいるのですが、このイザリウオって名前の通り、手足のように進化したヒレで海底をいざり歩くわけですわ。海の生物は、その移動手段によってグループ分けされていて、イザリウオのように海底に張り付く種類はベントスというのだそうです。で、いわゆるお魚ちゃんたちみたいに自力で泳ぐのがネクトン。ただプカプカ水中を浮遊しているヤツらをプランクトンと呼ぶのだそうですよ。
プランクトンってそういう意味だったのね。クラゲや甲殻類の幼生も含めて、漂ってるヤツらをプランクトンっていうのか。大きさにはこだわらないくくりなので、バカデカいエチゼンクラゲなんかもプランクトンなわけですね。勉強になりました。ちなみに、水上に漂うものをニューストンと呼ぶそうですが、それはほとんどアメンボのみ。
トミちゃんによると、アメンボは海にもいるらしいのですが、海草エキスの界面活性効果で微妙に沈んでるんだって。

まだまだ読み始めて間もないので、また書くことになるでしょう。
エリック・クラプトンのことを、気を抜くと”エリック・クランプトン”と言ってしまうのは私だけですか。私だけですね(爆)
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2008年01月22日

期待はずれ2冊

今日は本の話。
なにしろ数多く本を読みたい私は、読みたい本があると、まず図書館利用を考えます。図書館に無いものだけ買う。近隣の図書館に無くても、他の図書館から借りてくれるサービスってのもあるのですが、さすがに面倒。新刊でなければ、予約すれば大概すぐに読めます。困るのは新刊。書店に並ぶより少し遅れて入荷されるようで、はなから狙っている本は、予約を入れるタイミングが難しい。逆に、出版されてしばらく経ってしまうと、既に数十人分は予約が入っていて、半年くらい待つのはザラ。まぁ、気長にね。あとね。上下巻とか分冊や続き物になっているものも難しい。下巻の方が先に順番が回ってきちゃったりする。こういう作品は人気がなくなってからじゃないとダメだねぇ。読むタイミングは世間とズレるけど、そんなことはいいんです。おもしろい本が読めれば。

で、半年ほど待っていた本の順番がやっと回ってきて、2冊続けて借りました。
ひとつは、「頭のうちどころが悪かった熊の話」安東みきえさんという方が書いている動物寓話。う〜ん、期待しすぎたかなぁ。私にはあまり面白くなかったです。キャッチコピーとして「人生について考える7つの動物寓話」とあるのですけども、ま、確かにそうなんだが…。どこか中途半端。たぶん、寓話なんだけど、結末がボカされているというか、判断を読者に委ねちゃってるところがいけないんだな、私にとっては。寓話ならもっと痛烈に仕掛けて欲しかった。やさしくボカされるのを心地よく感じる人もいるのでしょうが、私は逆でした。それと、登場する動物の名前のセンスが無いのがどうも。あと、変に現代風にアレンジしたかったのか、時折例えば”フライドチキン”なんて言葉が出てくるのが興ざめだった。
ひとつだけ気に入ったのが「いただきます」というトラの話。トラが食べたキツネ、キツネが食べたニワトリ、ニワトリが食べたトカゲ、トカゲが食べたクモ、クモが食べたハエと、入れ子状のマトリョーシカのように話が展開していきます。つまりは食物連鎖の話で、他の命で自分の命が保たれているということがテーマになっているわけです。文化の違う地域に旅するテレビ番組などで、地元の人が例えば羊なんかを屠って食べるのを、レポーターが「かわいそう」とか涙したり、「残酷」とショックを受けたりしているのを観ることがあります。実際、自分が直接その光景を間近に見たらやっぱりショックだろうけど、それは間違ってる。間違ってるっていうか、ちゃんと認識しておいた方がいいんだ。たとえベジタリアンであっても、他の命を殺して、自分の糧にしているのは変わりないわけですからね。麦食ったって、鯨食ったって、命を食らっていることには変わりない。あとは気分の問題ですよ。もちろん、栄養素の問題はありますがね。食べることは、生物としての基本。そして、それは他の生命を犠牲にしているということ。いい悪いじゃなくてね。それを再認識させてくれたお話でした。あとは、下和田サチヨさんの表紙絵や挿絵がかわいかった。

さて、もうひとつは、「ハローバイバイ・関暁夫の 信じるか信じないかはあなた次第 都市伝説」。タイトルなげぇよ。
これも、ちょっと期待はずれ。オカルトとかUMAとかそんなものよりも、陰謀説みたいなものやこじつけとしか思えないものが多くて(苦笑)聞いたことがあるような話ばがりで新鮮味に欠けたし…(笑)って冷静に考えると、私はかなりトンデモな感じですか?そうですか。
むりやりひとつ挙げるとすれば、ネタ的にはなんということもないのですが、近隣の自衛隊朝霞駐屯地に関する話が載ってました。地下鉄有楽町線沿線に自衛隊の数箇所の駐屯地をはじめ、国会議事堂や皇居、警視庁などがあり、全てが地下で直結しているという話。有事の際には確かに有益かもしれません。国が先にそこまで考えて作ったかどうか知らんけども。要所を結んで地下鉄作ったら、「そういうことにも使えるね」みたいな程度じゃないのか。
朝霞駐屯地ってのは、観閲式でも有名です。総理も出席する祭典みたいなもんで、しばらく前から陸・海・空と年ごとに持ち回りでやってます。持ち回りになる前は、毎年朝霞駐屯地でやってました。昨年の秋は陸自の番で、朝霞駐屯地でやって福田くんが来てましたね。朝霞駐屯地には、自衛隊の広報センターってのがあって、見学できるようになってますが、おそらくは見学できない部分に他にもいろいろアヤシイ施設が満載の場所です。研究本部というのがありまして、情報戦から隊員の教育、兵器の開発や化学・医学面の研究など、防衛に関するありとあらゆる研究を司っている場所らしい。そういえば、先日、変な装備がテレビで紹介されてたっけ。移動手術車とか野外炊飯車とか(笑)コチラのHPに自衛隊の装備の画像がありました。なかなか興味深い。
極秘ってほどは秘されてないとは思いますが、実は自衛隊のことをあまり知らないという方が大半なのではないでしょうか。政治的な難しいことは抜きにしても、自分たちがどういう装備で守られているかくらいは、知っておいて損は無いと思いますが。大体、ペトリオット(今は”パトリオット”じゃないんだね)がどこに配備されてるかとか知ってます?首都圏にお住まいでなければあまり興味ないかもしれませんが、有事に首都東京が狙われるのは可能性大として、周辺の地域に配備されるわけですよ。んで、埼玉県入間市と千葉県習志野市に昨年配備されたわけであります。

ま、いいや。長くなったのでこのへんで。
国防がらみでは、面白いことを聞いたので、また記事にしたいと思います。
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2008年01月21日

ハンドボール・フィーバー

昨日の晩から、「車のワイパーを立てとかなきゃね」なんて考えつつ、雪はまだかと何度も窓の外を見てました。でも、降らない…。「朝起きたら一面真っ白だったりして」なんてワクワクしつつ寝て、朝一番で外を見てガックリ。いつもと変わらないグレイのアスファルトが見えてますよ。なんだよ、結局降らねーでやんの!そりゃあね。通勤・通学時に雪が降ってたりしたら大変ですしね。融け残った雪が凍ったりするのも厄介ですけど。いつもと違う雪景色を楽しみにしてたのにな。

さて、ひょんなことから突然脚光を浴びることとなったハンドボールという競技。ヨーロッパ辺りでは、かなりなメジャー・スポーツらしいですけど。日本では、なんてマイナーなスポーツでしょう。バカにしてるわけじゃありませんよ。だって、何を隠そう高校時代ハンドボール部に所属していた私ですからね。今朝、テレビで男子ハンドボールの選手たちが紹介されてました。社会人の男子といえば、なんといっても大崎電気「スポーツマンNo.1決定戦」で今年も含め2度も総合1位となった経験を持つ宮崎大輔選手も大崎電気の所属。他に、大同特殊鋼とか湧永製薬が強豪として知られています。日本代表選手も、この3チームの選手を中心に選出されてますね。
宮崎大輔選手の身体能力はハンパなく、垂直飛びはほぼ1m。身長173cmとはいえ、1m飛んだら打点は軽く2m50cmを越えます。そして、ジャンプの滞空時間が長い。他の選手を観ても、シュート時の滞空時間の長さを感じることでしょう。ハンドボールにはスカイ・プレーというのがありまして、シュートを打つと見せかけて、ゴールエリア内に他の選手が飛び上がったところにパスをし、パスを受けた側が空中で球を受け取ってシュートするなんてことをやります。これは華麗ですよ。高校時代、男子の先輩がスカイプレーを決めたのに見とれてて、自分はキャッチボール中だったので、鼻でボールを受けて鼻血を出したのは私です(爆)
ということで、そんなに大きい体を必要としないスポーツといえるかもしれません。とはいえ、ズラリとならんだ選手たちを見て思いましたが、「みんなガタイがいい…レスラーみたいだ…」そうだよなぁ。実は、ハンドボールは格闘技。ディフェンスの選手は、オフェンスの選手を抱え込んでもいいので、身体的な接触は激しくなります。ディフェンス時の制約が少ないので、はっきり言ってやりたい放題。目に見えないところで、非常に激しいぶつかり合いをしているはずです。この激しさも、ハンドボールの魅力のひとつかもしれませんね。
あとは当然のことながらスピード感。めまぐるしい展開が楽しめるスポーツだと思います。私が高校生だった頃は、”サイド”は速攻要員とか、”ポスト”は入り込みやすい小柄な人で”上”は身長が高くてシュートが決められるエースとか、ポジションごとの役割がわりとハッキリしていたのですが、昨今は各ポジションが入り乱れて、どのポジションの人もどこからでもシュートが決められる能力を求められているようです。ポリバレント?一応説明しておくと、1チーム7人のうちキーパーが1人。あとの6人がプレーヤーとなりますが、”左サイド”・”右サイド”、ゴール前の最前線に”ポスト”、ゴール正面に遠巻きに”フローター”が3人(”センター”・”右45”・”左45”)というのが基本編成。”上”ってのは、フローターのことです。私は小さいのでポスト・プレーヤーでしたが、当時のチームは、”上”が2枚で”ポスト”が2人だったような…。
ボールの直径は大体20cm弱。表面は五角形と六角形の面が縫い合わされていて、縫い目に指がかかるようにして持つと片手で持てます。小さいから重くはないけど、硬いので、当たると痛いです。キーパーなんてアザだらけ。社会人男子だと、至近距離から100km/hを越える硬い球が飛んでくるわけで、防具なんてないですから、その恐怖感は相当のものだと思われます。
あと、ハンドボールといえば”松やに”。「なんじゃそれ?」と思われるかもしれませんが、手やボールに付けて松やにの粘着力を利用するのです。ボールは片手で掴めるとはいえ、ギリギリのサイズですからね。私が所属していたチームは使用してませんでしたが、相手チームが使ってると、手からユニフォームからみんなベタベタ…。取れなくて気持ちが悪い。

とんだフィーバーになって、オリンピック予選の再試合はゴールデンタイムにテレビ放映されるとか。男子は30日の夜。う〜ん、どうでしょう。視聴率取れるのか?大体、サッカー日本代表のボスニア・ヘルツェゴビナ戦と重なるらしいし。私はたぶんサッカーの方を観ますけど。ただの親善試合だけどね(笑)
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2008年01月16日

”あちら側”を知る人

夜の銀座の街で、坂東玉三郎さんをお見かけしたことがあります。お芝居がはねた後だったのか、花束を抱えて、女形姿のままで車から降りていらっしゃいました。そのときは、誰だかよくわからなくて、「もしかして玉三郎さん?」と思ったのですが…。その方が醸し出す、えもいわれぬ雰囲気が、とても印象に残りました。あれほどの何かを醸す人なのだから、相当な人に違いないと確信したものです。後から調べると、やはりそれは玉三郎さんでした。

昨夜、NHKの『プロフェッショナル 仕事のの流儀』に、玉三郎さんが出演されていました。歌舞伎なんてほとんど知らず、玉三郎さんご自身のこともよく知らなかったのですが、ふとお見かけしたときのことが思い出されて、興味深くお話を聞いてました。あのとき感じ、他では感じたことのない”えもいわれぬ何か”の正体が見極めたくて。
番組を最初から最後まで観ていたわけではないので、茂木健一郎さんの番組ブログも読んでみました。

印象的だったのは、「遠い未来に目標を置くのでなく、まず明日を考えている」ということ。
病弱だった玉三郎さんは、「自分がいつ踊れなくなるかもしれない」と思い続けているというのです。それは、「自分がいつ倒れてもいい」という硬い覚悟ではなくて、「踊れる今のうちに踊っておきたい」というはかない願いのように感じます。それが、どこか刹那的なはかなさを醸しているのかも。
玉三郎さんは、台本を数字に置き換えて覚え、ひとつのしぐさを記号としてそれを組み合わせて所作を表現されているようでした。文学的なことは苦手でらして、理数系の頭で割り切って考えているようなのです。それは舞台の印象とは真逆に、冷徹なまでに機械的な過程なのですが、舞台を見ているとそんな印象はまったく感じられません。
そして、役にのめり込むのだけれども、徹底的に振り切れるまでのめり込んで”あちら側”まで行ってしまう踊りと、最低限の所作に抑えた踊りとを両方体験しておいて、舞台ではその中間に降りて踊るのだそうですよ。”あちら側”に行くと観客をおいてけぼりにしてしまうから、自分を客観視することを忘れないのだそうですが、その驚くまでの中庸が見た目に現れるのですねぇ。振り切れた”あちら側”の踊りをすると、「天が見ている」と感じるそうです。その言い草も、神を信じているというわけでもなく、トランス状態というのとも違って、別の自分が空からひどく冷静に自分を見ているように感じているのではと思えるものでした。
何のために踊っているのかわからなくなったときは、「天が見ていらっしゃる」と思うのだそうです。私にはそれが、「超自然的な誰かが見守ってくれている」という意味ではなく、やはりひどく冷静な第2の自分が、自分で自分を認めているというようなニュアンスに聞こえました。
そうやって、”あちら側”を体験したことのある人が、考えられないようなバランスを保って、”あちら側”とこちら側のギリギリの境界に、揺るがずにしかも肩の力を入れずに静かに立っている。それが、ただ街を歩いているだけの玉三郎さんからでも醸し出されていたのだなと理解した次第であります。やはり、何かを超越した、すごい人だ。
体へのメンテナンスを見ていると、まるでサッカー選手のカズのようでした。日本舞踊というのは、静かな動きからは想像できないほど、体を酷使するものなのでしょうね。

蛇足ながら。私は、平然と隠し子を作ったりする歌舞伎役者の世界が、どうしても理解できず、歌舞伎役者という存在が好きになれなかったのですが、今年に入り、歌舞伎役者への偏見を改めざるを得ないような方の存在を知りました。中村屋に密着したドキュメントに中村小山三さんが登場。大正9年生まれってことは、88歳?先代の勘三郎さんの時代から中村屋に入門して、なんと80年以上!現在の勘三郎はもちろん、勘太郎・七之助なんかも厳しく指導し、おじいちゃんのような存在。そんなお年でも体を張って黒子をされてました。例えば、役者の足元の大道具に隠れて、寝っころがった姿勢で役者の着物のすそを直していたりね。大きな舞台の初日前日。未明まで続く舞台稽古には、途中嘔吐しながらも休まず参加。すごい役者さんがいるものです。その方が、またすごくチャーミングなおネエキャラで(笑)それも相俟って、ファンになりました。

庶民的な部分があるとはいえ、実際鑑賞するとなると御代は高く、どうしても敷居の高い感じのする歌舞伎ですが、依然と比べるとちょっと興味が沸いてきました。
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2008年01月15日

じゃん・けん・ぽん!

昨夜は、『ヤッターマン』祭りでしたが、ご覧になった方、どんな感想をお持ちでしょうか。我々世代のようにオリジナルに思い入れが強い人間には、多少複雑な思いもあったかもしれません。「テーマ曲は山本正之さんじゃないの?」とか、「ドロンジョさまのポロリはナシか…」とか(笑)でも、キャラクターの作画は天野喜孝さんの絵をどことなく感じさせるものでしたし、アクビちゃんやグズラなんかがこっそり見え隠れしてるのも楽しい趣向でした。オリジナルのドロンボー一味の声も嬉しかったですし、ナレーターの山ちゃんもよかったです。ストーリーは破綻してたけど、お約束がテンコ盛りでした。ビックリドッキリメカが相変わらずかわいくてねぇ。
実写版は、ドロンジョ様が深キョンこと深田恭子ちゃんに決定!ボヤッキーが生瀬勝久さんで、トンズラーがケンドーコバヤシさんだそうですね。なかなかのキャストじゃないでしょうか。オリジナルそのままを実写化するのはムリなのですから、「そういうのもアリだな」という路線で突き進んでほしいものです。

さてと。
予想に反して、あまりにも難しい数式が並び、さしもの私も辟易してナナメ読みしてしまった『数学的ひらめき』芳沢光雄 著)。書いてある内容は面白いけど、説明の仕方が専門的過ぎて、理解できませんでした(笑)著者は、全国の小学校から高校までを回って、数学の出前授業をしているそうですが、この本の内容どおりに授業をしていたら、子供たちは理解できないはず。その授業どおりにやさしい内容で書いてくれたらよかったのに…。
あみだくじや誕生日当てクイズから金利の計算やゲーム理論と、生活に密着した題材が満載なのですが、いかんせん、ここで簡単に説明するのはムリがあります。

なので、ひとつだけ。じゃんけん必勝法をお教えします。
結論から言うと、まず「パーが有利」だということ。統計的には、出す手の確率は、グー・パー・チョキの順で多いらしい。ま、違いは微妙だけど。なので、パーを出すと勝つ確率が高くなるということ。とはいっても、人にはクセがあるし、一概には言えないのだけれども、グーは動作として出しやすいし、警戒心を持つと人は拳を握る傾向にあるらしく、だから一般的にはグーが多くなるというのですよ。
もうひとつは、「あいこになったら、次はその手に負ける手を出す」こと。
例えば、グー同士であいこになったとしましょう。そしたら、次はチョキを出すと勝つ確率が高くなるということです。人は、あいこになると、その次はそれとは違う手を出そうとする傾向があるそうです。その確率は75%以上。あいこになったグー以外のチョキかパーを出す確率が高くなります。そこで、こちらがチョキを出せば、あいこか勝つことができます。このコツを互いに知っているとしたら、グー・チョキ・パー・グー・チョキ・パー…と延々出し続けるハメになりますね(笑)

地域によって、じゃんけんの掛け声も違ったりしますよね。こどもの頃「ちっけったっ!」ってやってた記憶があります。いったいどこからどうやったら「ちっけったっ!」になるのかわかりませんが(笑)考えてみると、大人になってからじゃんけんなんてやる機会がありません。こどもの頃は、遊びの中で鬼を決めるときとかに使ってたような気がしますね。大人になってからは、大体、何かを取り合うときに優先順位を決めるようなことに使っているような気がしますが、そんなシチュエーションもありませんし。そういえば、長らくじゃんけんをしていないことに思い当たった次第です。
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2008年01月11日

8分前の太陽と青い夕焼け

ptdさんのブログで紹介されていたブログ解析ツール「MyBoo ベータ版」。ブログから最近における話題や感情を分析してくれます。存在は知っていたものの、自らのブログを解析するなど、恐ろしくてできん!と思っていたのですが、観念してやってみました。
尊敬の思いがブログににじみ出てます。
話題に関してはマンガについて多く書かれているみたいです。

との結果でございました。変な結果じゃなくてよかった!リスペクトする気持ちは常に失いたくないとは思っているのですが、マンガについて多く書かれているってのは間違いです。マンガじゃなくてアニメですね。ここ数年マンガってものをほとんど読んでないですからねぇ。
似た傾向の有名人ブログとして、しょこたんのブログ荒俣宏先生のブログが挙げられていて、光栄でございます。

さて、本題。
夜空の星を見上げるときに、何万光年も離れてる星が今またたいている光は、何万年も前の光だということを考えると、不思議な気持ちになります。だけど、それが太陽にも適用されることだと考えたことがありませんでした。いつも見ている太陽は、常に8分前の太陽なのだそうですね。太陽から発せられた光は、地球に到達するまで8分もかかるということなのです。8分って微妙な時間だなぁ。それを応用して考えると、目に見えているすべてのものは、光を網膜が捉えて見ているわけですから、ほんのわずかながらですが過去になるわけです。目に見えているすべてのものが、ほんの少し過去のもの。厳密には、”今この瞬間”を見ることはできないということですね。ちなみに、30センチ離れたものを見ているとすると、それは0.000000001秒前のものを見ていることになるそうですよ。

今年3冊目に読了した本、元JAXA職員・中川人司さんの「宇宙授業」に書いてあったことでした。他にも、興味深いことが非常にわかりやすく書いてあります。

地球では、空は青く夕焼けは赤いものですが、火星の空はピンク色で、夕焼けは青いそうです。青い夕焼け…見てみたい。火星の砂粒のような大きい粒子が重力が小さいために舞い上がり、大きな粒子は赤い光を散乱させるので、空はピンク色に。火星の夕方も同様に赤い光が消えて青い夕焼けになるということらしい。

地球と他の星との距離を測るのに、三角測量の話が出てきました。距離がわかっている離れた2点から対象を見ると、それぞれの地点からの角度の違いによって対象との距離がわかるという原理。そこで、人間の目もそうであって、目が二つあるから距離が測れると書かれています。そうだね。だから人間は一つ目にはならなかったんだ。目が二つあることの意味をあらためて感じた次第。よくできているものです。

風というのは、空気の流れなので、大気のある星でしか観測できないもの。土星の第6衛星タイタンは濃い大気をもつので、2005年にESA(欧州宇宙機関)が土星に到達して録音したタイタンの風の音というのが、ESAのHPで公開されています。宇宙は真空だから、宇宙で音を聞くことはできないという固定観念がありましたが、なるほど大気があれば音は伝わるわけでありますな。大気のある他の星に到達できさえすれば、そこに発生する音を聞くことができるということですね。

地球をはじめ、惑星が自転する方向なんて、あまり考えたことがありませんでした。地球を含む太陽系の惑星は、みな東周り。つまり北極上空から見て反時計回りに自転しているのだそうですが、金星だけは西回りと逆に回っているのだそうです。濃い大気が回転にブレーキをかけて、反対周りに変わってしまったらしい。なんだかヘソ曲がりに思えます(笑)

宇宙ステーションが飛んでいるのを肉眼で見ることができるそうです。JAXAのHPでいつどの辺に見えるのか予測してくれているそうですよ。全天を2〜3分かけて移動するそうで、流れ星なんかよりもじっくり見られますね。そして、明るい星くらい光って見えるのだそうです。
ちなみに、次に東京で見られるのは、1月20日の午前5:30頃。北東方向の空を北西から南東に進む感じでしょうか。

タイムスリップのお話も非常にわかりやすく書いてあります。アインシュタインの特殊相対性理論によれば、時間の流れは観測者の置かれた立場によって違ってきます。光速の半分の速さのロケットで宇宙を1年間旅して地球に帰還すると、地球では421日経っていて、56日未来の地球に到着することになる。速度が光速の99%なら、宇宙での1年が地球の7年に。そして、光速の99.999%なら、宇宙での1年は地球での224年になるそうです。『猿の惑星』を思い出しますね。宇宙をさまよって地球に帰還したら、人類は衰退し猿が支配する地球に…なんてね。ところが、今の技術では光速の1%もスピードが出せない。スペースシャトルのスピードは、光の0.003%だそうです。この速度だと1年間で0.01秒タイムスリップするそうです。じゃあ、やっぱり未来に到達してるじゃないの!宇宙ステーションで1年暮らして地球に戻ると、それは0.01秒未来の地球なのね?

やっぱり宇宙の話になると、時間の問題がかかわってきますね。切っても切れない関係。3次元に時間軸を足すと4次元と言われてますが、時間と空間は常にともにある関係であることが想像されて興味深いです。
posted by nbm at 17:07| Comment(5) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

オーブ観察会

昨夜、深夜のことでございます。久々に変な出来事がありました。

ここ数日、アニメの観過ぎで、完全に寝不足だった我々夫婦。今日こそは、とちょっと早めに就寝。といっても午前1時は過ぎてましたが。眠かったから、あっさり眠れました。ところが、なんだかすぐに目が覚めてしまった私。「なんで?」と思っていると、ダンナさんが声をかけてきた。「起きちゃったの?実は今オーブで部屋中がいっぱいで」と。なぬっ?オーブとな!
ダンナさんも寝付いたと思ったら起きてしまい、気づくと隣に寝ていた私の顔が蛍光黄緑色に光って見えた。上を向くと、部屋中、蛍光黄緑のテニスボールのようなものがふわふわと埋め尽くしているように見えているらしい。電灯を点けると、一発で消失してしまうということをかつて経験していたダンナさんは、そのまま電灯を点けずに暗闇でオーブを観測。
私には、その数百ものオーブはまったく見えず。言われて暗闇に目を凝らしてみると、闇の中をなにやらごにょごにょと蠢くものが見える気がする。錯覚じゃないと思う。寝室の中の空間は、ごにょごにょでいっぱいだった。しばらく観測していると、時間が経つにつれ、次第にごにょごにょが消えていく。ダンナさんいわく、オーブは段々と数を減らしていったそうな。そして、ほとんど見えなくなったと言われたときには、私に見えていたごにょごにょしたものも消えていた…。
二人とも金縛りなどにはならず、声や音が聞こえたわけでもなく。ただ目が覚めただけ。一番不思議だったのは、怖いと思わなかったこと。嫌な感じとか悪意とかを感じることはありませんでした。見ているものは違ったけど、ただただ変なものが見えていただけで。
私が目覚めた瞬間、右目の奥が痛んだのですが、それは何かこの現象と関係があったのでしょうか。ちなみに、左目が痛むことは頻繁にありますが、右目が痛むのは珍しい。二人の脳内で何事かが同時に起きたということなのか。その後、ダンナさんは寝てしまいましたが、私はいっこうに寝付けない。怖くて眠れないんじゃなくて、なぜかひどく目が冴えてしまって…。5時頃まで眠れず、輪をかけて睡眠不足になってしまいましたとさ(笑)
部屋は完全に暗闇だったのに、ダンナさんは黄緑色の光で、私の顔が見えたと言いました。一方私は、ごにょごにょが見えているとき、部屋の中がほんのりと明るく見えていたのが、後から考えると腑に落ちません。私の感じた明るさは、薄赤い感じでしたが。

たまたま、寝しなに読んでいたのが、「ダムド・ファイル」という本でした。名古屋を中心として実際の心霊スポットや実話怪談などをネタに作ったホラードラマがありまして、その小説版を読んでいたわけであります。第1話から非常に陰惨な話でしたが、まだ佳境に入っていない段階で読むのをやめて寝てしまったので、変なものが見えたのはその影響とも考えられません。今日になって続きを読んでみると、輪をかけてひどい展開になっていて…。基本的に、テレビマンがホラー特番を作るという構成で進むシリーズなので、第1話は、そのテレビ局を舞台にした話なのですが、これがひどい。もとは、切支丹の処刑場だったという場所にテレビ局が建っているというのですが。切支丹の遺骸は、処刑されたあとも、刀の試し斬りに使われたという話になっているのです。史実だったらすごい話だなと思って調べたら、本当のことらしい…。そりゃあ化けて出たくもなるってもんですね。

しかし、昨日のオーブのニュートラルさったら、なんでしょう?ただ出てきて、目覚めさせただけ(笑)
以前、別の場所に住んでいたときのこと。2階の部屋で寝ていると、夜中にダンナさんは変な声を聞いて。それは、聞き覚えのない、ある言葉を繰り返し詠唱しているように聞こえたらしい。そのとき、私には何も聞こえなかったのですが、どういうわけか、空気が濃密な感じがして、重い空気に物理的に押しつぶされるような感覚がありました。布団が重くて持ち上がらない。金縛りっていうのとはまったく違います。体は動くけど、重い(笑)私をひとり置いて、聞こえた不思議な言葉についてPCで調べるために、ダンナさんは階下に行ってしまい、私は空気の重さに耐えつつ寝てました。ダンナさんが階下で調べている最中、私が寝ているはずの2階の部屋からは、ずっと男女の話す声がぼそぼそと聞こえていたそうです。誰も話してないっつーの!
私はそうとも知らず、ひたすら「空気、重い…」と思っていたのでした(笑)

こうして、二人が同時に違う側面から変なことを体験することがあります。大したことじゃないし、気のせいで片付けられることでもあるのですが、不思議です。脳内の活動ならば、二人同時に違った形で出るのは理解ができない…。
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2008年01月09日

独壇場

今年最初に驚愕した”初驚愕”は、ベテラン・アナウンサーの鈴木史朗さんが、アドベンチャー・ゲーム『バイオハザード』シリーズの達人であるということ。このゲーム、次々と出てくるゾンビやモンスターをあらゆる武器を使って殺しながら進むもので、相当暴力的でグロいものですが、70歳になろうかという鈴木さんが、このゲームの大ファンで、「ゲームをやったくらいで犯罪に走るはずがない」と豪語なさっているとか。年始のバラエティ番組で再び紹介されたことから、ネット上で、その勇姿が映像として出回っています。手榴弾バンバン投げて、ゾンビ吹っ飛ばしてます(笑)

そして昨日、新年驚愕シリーズ第2弾となることを発見。何の気なく、国語辞典をパラパラと見ていたら、発見しました。ご存知の方は、何を今更と言われるでしょうが、「独壇場(どくだんじょう)」という言葉は、間違っていたのですね。本来正しくは、「独擅場(どくせんじょう)」。漢字が違います。本来は手へんなのに、土へんに間違って読まれたのが定着してしまったということなのでしょう。で、もっとショッキングだったのは、こういったケースを百姓読みというのだそうです。この”百姓”というのは、まさか差別的な使い方ではあるまい。と思いきや、「学の無い百姓が読む読み方」という意味だそうで…。ひどいな。あぁ、誤解しないでください。私個人が言ってることじゃありません(焦)そういう名称がついてしまっているということでして。他に、造音とも呼ぶそうですが、漢字のつくりから音を類推した読みが、広まってしまったケースなのですね。そんなことがあるのはなんとなくわかってたけど、その事象の呼び名にびっくりですよ。ちなみに、「造り字」という言い方はわりとポピュラーなようですが、「造音」というのは、「百姓読み」をそう説明している三省堂の国語辞典にさえ載っていない単語でした(笑)それこそ「造語」かい?
もはや、「独擅場(どくせんじょう)」と言ったところで、間違いとなってしまいそう。「擅」という字は、「ほしいまま」という意味で、思うままに活躍できる舞台ということになるのだそうです。
「独壇場」の場合は、漢字自体を誤解してしまっているけど、他の例としては大体、漢字のつくりから勝手な読み方をしてるってことらしい。「攪拌(こうはん)」を「かくはん」って読んだり、「消耗(しょうこう)」を「しょうもう」って読んだり。「覚」ってついてたら「かく」って読みたくなるし、「毛」ってついてたら「もう」って読みたくなるのはわかるよね。でも、「心神耗弱」って言うときは、「しんしんこうじゃく」って読むよな。やっぱり、「もう」じゃなくて「こう」なんだ…。他にも、「稟議(ひんぎ)」を「りんぎ」って読んだり、「情緒(じょうしょ)」を「じょうちょ」って読んだり。すでに、誤った読み方の方が定着していて、漢字変換するときにも「ひんぎ」や「じょうしょ」じゃ変換できません(泣)
「洗浄(せんじょう)」は本来「せいでき」って読むらしいし、「輸出(ゆしゅつ)」は本来「しゅしゅつ」と読むらしいぞ。読めん…そんなの知るか!この辺は、時代的に完全に変化してしまってから国語を習ってる感じだな。
日本語って難しい…。

そのうち、「雰囲気」も「ふいんき」という読みが正しいと認められる日が来るかも(笑)
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2008年01月05日

秘密結社

新年のインターネット・ニュースで、フリーメイソンの紹介がしてありました。
もう10年近く前のことになるでしょうか。花見の季節に、生まれて初めて東京タワーに登りました。展望台から増上寺の桜なぞを見たりして、ついでにロウ人形とかも見たりして。その帰り道、東京タワーのふもとに、フリーメイソンの日本本部の建物を見つけ、こんなわかりやすい所に大々的に秘密結社の建物があることに、ものすごい違和感を感じた覚えがあります。秘密にしねぇのかよ!

そんで、今回のニュースがコチラ。リンク切れの際はご容赦を。「秘密結社」フリーメイソン日本本部50年 一般入会もだってさ。広報担当が75歳と82歳。現在の会員数は、世界では数百万人。日本国内には2千人ほどで、ほとんどが米軍関係者なのだそう。日本人は、米軍と関係の深い政財界から入会していった様子。近年、『ダヴィンチ・コード』の流行で、一時は会員数が激増したそうですが、「想像と違う」などと結局退会する人も多く、現在は落ち着いているそうな。入会条件は、20歳以上の男子。そして意外にも、何らかの信仰をもっていることが入会条件なのだそうですよ。

詳しいことはよく知りませんが、世界の歴史上で暗躍していたような間違った(?)イメージが強いので、広報の方に、「友愛団体」とか言われても、確かにピンと来ませんね(笑)。日本人では、西周や吉田茂、鳩山一郎などがメンバーだったとされています。アメリカ人では、ジョージ・ワシントンからルーズベルトやトルーマン、そしてブッシュ大統領に至るまで歴代大統領が多く入会していたようですし、モーツァルトやゲーテ、ナポレオンなど歴史的・芸術的に偉人と言われる人物が入会していたとされていることが多いことも、人々の興味をそそるのでしょう。
1300年代にイギリスの石工が、ギルドの組織から自分たちを守るために作った組織を起源とする説が有力なようですが、他にもテンプル騎士団とか、もっと遡ってソロモン王の神殿を造った人たちを起源とする説もあるようで。
何にしろ、暗い歴史を司っている印象は、後の出版物によるものなのでしょうか。儀式やメンバーを示す指輪など秘密めいた小道具が想像力をかきたてますが、その実は、国境を越えて人々を結びつける平和的な団体なのかもしれません。それじゃあつまらないから、いろいろ想像して楽しんでるわけですよね?違うの?
それでも、広報担当の方が語っているように、「握手の仕方や独特の言い回しで、相手もフリーメイソンだとわかった」なんて話を聞くと、やっぱり仲間同士でしか通じない秘密の符牒があるんだぁ。なんてワクワクしてしまうのですが(笑)

他にも秘密結社としては、イルミナティなんてのも有名ですね。それから、イエール大のスカル&ボーンズは、『ザ・スカルズ/髑髏の誓い』(2000)という映画で知りました。CIA成立の歴史を描いた『グッド・シェパード』(2006)にもこのあたりの話が出てくるようですね。現アメリカ大統領は、こちらにも所属していたようで。パパもね。これは、アメリカ限定で、社会的・経済的に成功することを誓い合う団体だそうですよ。ホントかウソか、入会の儀式で、自分の恥ずかしい秘密を話すというのが笑えるけど。

結局、規模のデカいロータリー・クラブやライオンズ・クラブのようなものかもしれませんね。一介の庶民には関係ないけどさ(笑)
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2008年01月04日

年明け早々、日本沈没…

正月三が日の間、消化していたのは、アニメ「ARIA the NATURAL」。もうすぐ第3期の作品「ARIA The ORIGINATION」が放送開始になるので、その前に第2期の作品を観ておこうということで。
そのスジの方々には、究極の癒しを与える作品として名高いのですが、あいかわらずまったりとしていてなんだかよくわからないけど、心地よい作品であります。かわいらしい猫さんたちがたくさん登場したりするので、女の子が観ても楽しめる作品なのではないかと思うのですが、大きなお友達(主に男性)が喜んで観ているようです。テラ・フォーミングした火星に、地球のヴェネチアをそのまま運んで造った町<ネオ・ヴェネチア>を舞台に、ゴンドラを操る<ウンディーネ>と呼ばれる女の子たちの日常をまったり描いた作品です。ケット・シーという猫の親玉のような巨大猫の精霊が出てくるのですが、あの巨大な肉球でほっぺを撫でなでされたい!あぁ、まったりした…。

さて、観ないで溜まったままの映画作品も多く、消化しなければと思い、最初に手に取ったのが『日本沈没』(2006)。地震マニアとしては、いかにリメイクといえど、観ておかなければならない作品。意を決して観る。そして、ダンナさんんは数秒で寝る(笑)しかし、ここでくじけずに私は観る!
映画としては、語るに値しません。だけれども、物理的に壊れゆく日本を映像で観るということは、有意義だったかもと思えます。CGの出来は、ちょっと横ちょに置いといて。沈没前に多発する地震で、崩れていく街。地すべりを起こす山々。海岸を襲う巨大津波。次々に噴火する火山。そして、最後には、日本は沈んでいき、フィリピンのように、小島が点在するだけになります。
数年先を考えても、想像しにくいと思われますが、例えば何千年、何万年と時間が経ったとき、地球が今のままの状態ではないであろうことは想像できます。『猿の惑星』(1968)のラストで、自由の女神が砂浜に埋もれているように、東京タワーも水に漬かっているかもしれないし、もはや原型をとどめていないかもしれません。私たちが暮らす家も町並みも、山々や海岸線も、地殻変動や気温の上昇・下降などによって、だいぶ様変わりしていることでしょう。そんなとき、人類はどうしているのか。もはや居住することが難しくなった地球を捨て、他の星に移住しているかもしれません。生命体は、どんなものがどの程度残っているのでしょうね。すべてのものに終わりがある。そんなことを思いました。だからといって、今、地球を粗末にしたりすると、今生きている自分や子供たちの代の首を自分で絞めるようなもの。古い文化財を大事に保護したり、絶滅しそうな動物を保護したりすることも無駄だとは思いません。今のところ、私たちはここで生き、子孫も当分はここで生きていくのでしょうから。

もうひとつ、考えたことは、自分の役割。妄想でよく考えるのですが、もし今有事となって、自分が戦地に駆り出されるとしたら、どんな役目ができるだろうかと。体力がないから歩兵には向かない。技術がないから整備兵もできない。かといって統率力があるわけでないから上級将校にもなれず。狙撃もできなければ、医療の知識も無い。地味に補給の管理とかするしかないな、なんてね。それでなかったら、すぐに前線で死ぬ(笑)
映画の中では、大災害が各地を襲うわけですから、海外に脱出できる日まで、日本全国で避難生活となります。その間も、少しずつ列島は沈んでいくので、より高い所を求めて山へ山へと避難場所を移動していくわけです。まるで、長征。こんな事態になったら、私には何ができるのだろう。いや、何もできまい(反語)しかし、私を含め、自分の身ひとつで何かの役に立てる人間というのが、世の中にどれほどいるでしょう。サバイバルの知識があるボーイ・スカウトなどの経験者やキャンプ生活に慣れている人なんて、ほんの一握りでしょうし。いろんなことを一から自分で工夫してやっていける職人系の人なども少ない。世の中の人は、一度自分の身ぐるみ剥がして考えてみるといい。そんなことを考えながら、映画を観ていましたよ。実際の災害では、今のところ他の地域が無事であるなら、他から救助や食糧が来ますが、日本まるごともしくは世界全体が被害を受ける災害が起きたら、自力でどうにかしなきゃならない。でも、そんな未曾有の災害なんて、自分が生きてる間は起きない。みんながそう思っているのでしょうね。必ず、誰かが助けてくれるって…。

くだらない映画なのだけれど、私の妄想は、そんな方向に向かってしまったのでした。窓の外を見れば、いつもと変わらぬ風景が広がってますけどね。
posted by nbm at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月01日

新年一発めは『干支でシネマ』バトンだ!

みなさま、新年あけましておめでとうございます!
いやぁ、年々、”年末感”も”正月感”も薄れていくばかり。ほんとに年は明けたんですかい?とかなんとか言いながら、数日かけて大掃除をし、年越しそばを食べ、そして今朝はお雑煮をいただきました。ポイントははずしてない。

では、新年らしく、干支にちなんだお題のバトンを5011さんからいただきます!

「子」

『ウィラード』(1971)
しょっぱなからショッキングですかねぇ。孤独な青年ウィラードが、自分のかわいがっているねずみのベンを使って人を襲わせ復讐するというお話。大昔に観たので、細部は忘れてしまいましたが、スリリングで面白かった覚えがあります。もう1回観たいなぁ。2003年にリメイクされているようですが。やっぱりオリジナルが観たい。ところで、マイケル・ジャクソンのテーマ曲で知られる『ベン』(1972)は、この映画の続編で、もっと感動的なつくりになっているはずです。もっと覚えてないけど(笑)

「丑」

『クン・パオ!/燃えよ鉄拳』(2002)
HPはコチラ。選ばれし者にだけ現れる”ベロンチョ”(←舌の先に顔が!)を持つカンフーマスターが出てくるバカ映画。観る価値もないような徹底したくだらなさがいい。『ジム・キャリーのエースにおまかせ』『親指』シリーズで知られるスティーヴ・オーデカークが、1976年に香港で製作されたカンフー映画を買い取り、台詞を入れなおして独自の映像を入れ込んだという作品。なにしろ、牛と戦うシーンが最高に可笑しい。

「寅」

『トゥー・ブラザーズ』
(2004)
HPはコチラ。これは、観てないんですけど、ジャン・ジャック・アノー監督作品だし、はずさないとは思うんだけどねぇ。どうでしょうか。2匹の兄弟トラが離れ離れに育って…という2匹の子トラが絶対にかわいいであろう作品。ひそかにヴァル・キルマーが出ているので、いつか観てやろうと狙っているのですが。

「卯」

『プリシラ』(1994)
ウサギとは無関係に思える、ドラッグ・クイーンのロード・ムービーですが、ガタイのいいガイ・ピアースがバスの中で、ウサ耳をつけて、小首を傾げつつ音楽にノッているシーンがかわいくて忘れられません。完璧に優雅なしぐさのテレンス・スタンプと、『マトリックス』の”スミス”ことヒューゴ・ウィービングと、ガタイのいいガイ・ピアースの3人のドラッグ・クイーンの旅を描く、衣装も音楽もすばらしい大好きな作品。

「辰」

『シンドバッド7回目の航海』(1958)
レイ・ハリーハウゼンの作品は、ラブリーで、どれも大好きですが、この作品では、洞窟で鎖に繋がれたドラゴンはフィギュアが欲しいくらい好きです。一つ目巨人のサイクロプスと戦うんだよね。

「巳」

『スネーク・フライト』
(2006)
HPはコチラ。昨年観た中では、群を抜いたバカ映画でした。パニック映画とジャンル分けされると思いますが、あれはコメディです。サミュエル・L・ジャクソンがやってくれてます。私はヘビは全然平気なので、たぶんデカいアナコンダでも触れると思いますけども、ムツゴロウさんみたいにキュッて首を絞められない限りは。

「馬」

『黒馬物語』(1970)
馬が一番思い浮かばんかった!これは、マーク・レスター主演でした。なにしろイギリスの緑が綺麗だったことは覚えてるけど、これもいかんせん大昔に観たきりで…。

「未」

『月のひつじ』(2000)
ひつじと言ったら、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『ブレードランナー』(1982)ですが、あえてこの作品に。HPはコチラ。これもレンタル屋でいつも迷って借りずにいる作品なのですが、コメディ・コーナーにおいてあるのが解せない…。感動ものなんじゃないの?アポロ11号の月面着陸を世界中に中継したのは、オーストラリアの田舎町に建造された巨大パラボラアンテナのおかげだったという実話に基づき、当時のその町の人々の様子を描いた作品。

「申」

『コンゴ』(1995)
アフリカの奥地に、ダイアモンドの鉱脈を探す企業が先発隊を派遣するも全滅。残っていたビデオに、灰色の猿人らしきものが…。後を追って調査隊が現場である遺跡にたどり着くと…。というお話。手話のできるゴリラも出てきてステキ。立派にラジー賞にノミネートされているので、B級作品として観れば楽しめると思うんだけど。

「酉」

『WATARIDORI』(2001)
この作品を観るまで、鳥って生き物はかわいいと思ったことがなかった。けど、鳥かわいい(笑)ひたすら美しいドキュメンタリー。

「戌」

『ほえる犬は噛まない』(2000)
HPはコチラ。昨年は、ポン・ジュノ監督作品にハマりましたが、これも面白かった!韓国の団地で発生する子犬連続失踪事件。日本人には、多少ショッキングな内容。といえば、想像できますね?映像表現や挿話も効いていて、楽しい(?)作品でした。

「亥」

『もののけ姫』(1997)
亥って難しい。乙事主さましか思い浮かばなかったよ。この作品は、ヤックルがかわいかったね。

さて、こんなものでしょうか。
今年も適当にやりますので、どうぞよろしくお願いします。



posted by nbm at 13:22| Comment(15) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする