2008年02月29日

残像のなせるワザ

ひさびさに大作の記事を誤って消してしまい…。orz…がんばって、脳内復旧させてみます。

えっとね。きっかけは図書館で目に付いて借りてきた『廃墟霊の記憶』という本でした。角川ホラー文庫から出てますし、”霊”なんて言葉がタイトルにありますが、そんなものは出てきません。1992年に、「SPY」という雑誌上に、廃墟を巡るフォトエッセイが掲載され、それをまとめた『失楽園物語』という本が出版されたそうです。それから10年経って、世に廃墟ブームが到来したということで、やっと時代が追いついたと、それぞれの廃墟のその後などが加筆されて再び誕生したのが、この本。当初、写真付きで登場している廃墟の中には、10年の間に取り壊されてしまったものも少なくない様子。
初っ端から、琵琶湖湖畔の有名な”幽霊ホテル”、木の岡レイクサイドビルが登場します。1970年の大阪万博での客を当て込んで建てられたこのホテルですが、どういう事情か建設が中断され、以後20年以上も放置されたままに。そして、1992年、イギリスから専門家を呼んで、日本発のビル爆破解体となりました。湖側に倒れるように爆破する計画だったらしいのですが、国道側に瓦礫が飛散するのを避けようと火薬量を減らしたらしく、結果的には国道側の2階部分から残ってしまい、今もそのまま放置されているようです。ビルの爆破解体は、危険度や粉塵の問題などから日本で行うことは難しく、その後も例が無いそうです。もしかしたら、これが日本で唯一のビル爆破解体となるかもしれませんね。爆破の映像はこちら。後半に爆破シーンがあります。

で、ここからが本題です。
その本のページの左下の隅っこに、パラパラマンガのように、その解体シーンの小さな連続写真が載っていたのでした。湖上の船からのアングルで、パラパラすると、ホテルの建物が、こちら側にゆっくり倒れていき、跡にはものすごい粉塵が…。これは、なかなか面白い趣向です。

他にうちにある本でパラパラマンガが楽しめるものは…と考えると、ありました、ありました。藤原カムイさんの『CHOCOLATE PANIC』という作品。マンボ・チンボ・チョンボの3人のドジンさんが活躍するシュールなSF(?)なのですが、ページの左下隅に「DIGITAL COMIC」と題されたパラパラマンガが描かれてます。どういうわけか巻末からスタートするようなのですが、これは右利きの人が見やすいようにという配慮でしょうか。藤原カムイさんの絵は精緻なので、パラパラマンガもよくできていて楽しいものになってます。私は残念ながら4巻中3巻しか所蔵していないのですが、3巻とも、別のパラパラマンガが楽しめますよ。

ついでに、いろんなパラパラマンガを探してみました。リンク切れの際はご容赦を。
まずは、こんなの。オーソドックスな線と丸とで構成された人間を描いた作品。でも、表情があってユーモラス。
続いては、こちら。これは外国の方の作品でしょうかね。マトリックスを題材にしたもので、タッチが力強いです。
こんなのもあります。flipbook in。とっても簡単にパラパラマンガ風のアニメーションが創れます。私も10コマくらいで作ってみました。いかんせん、絵がド下手で鑑賞に堪えないので載せませんが、とっても簡単でしたよ。おヒマがある方は、ぜひお試しください。
ついでに、こんなものはどうでしょう。パラパラマンガ風AA(アスキーアート)。こちらにたくさんありました。Tabキーを連続して押しながら見ます。私のお気に入りは、”一般”のくくりにある「皇太子が…」という作品。

さて、昔のゾエトロープ(回転のぞき絵)などに始まって、今の映画やアニメーションも、原理は同じわけですよね。静止画の連続で、目の残像を利用して映像として見るということは変わりないわけで。
現在の映画は、1秒24コマで構成されているそうです。よくよく考えてみると、映画のフィルムは写真のネガ(死語?)が縦に並んでいるようなものですよね。そうすると、実際の1コマ1コマには黒いフレームがついているじゃないですか。映写機っていうのは、フィルムを送りながら、絵のところで止めてそれを写し、次のコマに移るという作業を1秒間に24回もやっているということなのだそうですよ。ちなみに、テレビでは1秒間に約30コマ、ハイビジョンだと120コマにもなるのだそうですよ。この30コマっていうのが、NTSCというアナログ放送の規格で、これが2011年にデジタル放送のISDBに変わるっていうんですね。でも、これって日本独自の規格なんだね。世界では、それぞれに開発したいろんな規格があるようで。

映像が1コマ1コマの連続であると考えると、すぐに想起されるのが、サブリミナル広告。意識的には目にしていない、本編に差し込まれた一瞬の映像に、人が影響されて商品を買うなんてことが、一時期騒がれました。映画やテレビ放送などでは禁止されていますが、今はさほど効果のないことだと片付けられているようです。なんか、つまんねーの!
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2008年02月28日

リソース10%増し

またもや実家の家業の手伝いに駆り出されていたわけですが、風邪が治りきらないうちにみっちり労働してしまったら、完全にぶりかえしてしまいました。念のためと思ってユンケルを飲んで仕事に臨んだのですが、やっぱりユンケルは効くねぇ。多少、鼻水は出たものの、体調的には問題なし。…と思ってたら、その夜、全然寝付けない…。朝飲んだユンケルがまさかまだ効いてるのか?!すると、逆に翌日にはすっかり風邪が元通り。っていうか、「初めからやり直ーし!」って感じで、引き始めに感じた気持ち悪さから再びスタート。どうなってんだ?この風邪。今回の風邪はですね。そこはかとない胸の辺りがもがもがする気持ち悪さが延々続くというもので、いつになってもだるいのが治らない。他には鼻水ばかり。時期的に花粉症デビューの可能性も考えましたが、外に出たからといって症状が悪化するでもなし。今日はわりと体調が良さげなのですが、油断は禁物ですな。

さてと、以前にも少しだけ触れた『日本人は150グラム大きい脳で考える』についてメモしておきましょう。この本は、脳神経外科医&臨床心理士である阿部聡さんと、その友人でもあるノンフィクション・ライターの小松成美さんの対談で構成されています。テーマに沿いながらも、対談という性質上、全体的に散漫で、話が飛んで読みづらい面あり。友人同士の対談のせいか、「ちょっとそれそのまま不用意に活字にしていいのか」的な発言も多く、個人的には残念ながらあまりオススメできない1冊。
ではあるものの、小ネタは楽しめたので、少し気になった点をいくつか挙げてみましょう。

ま、何よりも、本のタイトルにある通り日本人の脳が西洋人に比べて平均で150gも大きいってことは新鮮な驚きではありました。モンゴロイド(黄色人種)はコーカソイド(白色人種)から進化したものだという説があるそうですよ。人種自体に優劣をつける考えは、私は好きではありませんが、進化という言葉が悪いんだな。時間の経過につれて、環境に合うように変化していったということでしょうね。アフリカから発祥したとされる人類の流れを考えると、日本はモンゴロイドの中でも枝分かれした進化の道の東の末端のひとつ。だからこそのネオテニー(幼形成熟)だというのですよ。犬はオオカミから進化したけれど、犬の姿はオオカミの赤ん坊とよく似てるのと同じように、類人猿から考えると、ヒトは類人猿の赤ん坊のような姿。毛が少なくて、頭が大きい、とかね。そして、同じヒトの中でもそういったネオテニーの特徴を一番色濃く持っているのが東洋人、なかんずく日本人だとのこと。姿が子供のままということは、例えば毛が無くて無防備な裸を保護する衣服を考えないといけないとか、そういったことから脳が発達していったのではないかという…。それが、農耕文化と結びついて、定住して共同生活を営んでいく上で、より発達していったという話。ところで、単に脳の重さで50〜150g日本人の方が大きいという話でしたが、ネオテニーで小型の日本人を考えたとき、体の大きな西洋人と比較して、体全体の重さに対する脳の重さの比率で言ったら、もっと差が出るかもしれませんね。単に脳の重さで言ったら、ヒトがクジラにかなうわけもなく。重いから賢いということにはならんわけですが。しつこいようだけどさ。
人類の進化の道筋から言ったら、日本よりももっと先に北米や南米があるわけですよね。それからポリネシア民族やオーストラリアのアボリジニとかも。確かに思い起こしてみると、ネイティブ・アメリカンや南米の古い歴史を持つ部族は、頭でっかちで小柄なような気もします。彼らの脳はどうなのでしょう?ここでは比較されていないようなのですが、日本人が早くから農耕文化をもったことと、島国で閉鎖された環境であったことなど、様々な要因が複雑に絡み合って、脳が大きくなっていったのでしょうね。

だからといって、別に日本人が他に比べて特別優秀かといったら、そうでもないのは一目瞭然。ただ、日本人独自の脳の働きというものも確かにあります。代表的なのは音の認識ですよね。虫の声が雑音に聴こえないっていうアレです。この本を読んで知ったのですが、学校で習う音楽という教科、世界では珍しいそうですね。教会で賛美歌を歌うみたいなことは日常的に行われているとしても、学校で授業として音楽を教えるという国は少ないのだそうですよ。音楽を教えているのは、全世界でたった1割だそうです。アメリカもイギリスもイタリアも、音楽の授業は無い。音楽をやりたいひとは勝手にやってねってことだね。関係ないけど、芸術系で言えば、書道なんていうのも日本の学校にしか無いんだろうなぁ。あっ、中国にはあるかもね。音楽に話を戻すと、歌が下手だろうが何だろうが、歌わせるってことをやるわけだよね。でも、音楽が苦手な人には迷惑な話か。どうやら、日本人みたいに”音楽=歌”と思ってるのは少数派みたい。世界的には大体、”音楽=踊り”が多数派のようで。音楽を構成する主な要素であるメロディーとリズム。メロディーは右脳、リズムは左脳が司っているのだそうな。虫の声など意味の無い音も左脳で聴く日本人は、音楽の捉え方ももしかしたら少々違っているかもしれませんね。そんな話は聞いたこと無いけど。ちなみに、無意味な音を左脳で「言葉」として聴くのは日本人だけでなく、ポリネシア人もそうなのですってね。使用する言語に母音が多いとか様々な原因が考えられているようです。あくまでも個人的なイメージですが、日本がかつて八百万の神を自然の中で見出し、その神々と共に生きてきたことを考えると、ポリネシアの人々の神々にも共通しているような気がします。マナの概念とか。目に見えないものを感じ取り、その意味を考えるという作業を繰り返してきた結果、言葉でない音にも意味を感じ取る能力を得たのでは?そういった考えは、人間関係においても応用されていき、曖昧な表現でも、なんとなく真意が伝わってしまうとか(笑)ちなみに、たとえばネイティブ・アメリカンの人たちは音をどういう風に聴いているのかな。彼らも自然に畏敬の念を感じてマニトウみたいな概念もあるし、似ているところがありそうだけど。

なんかもっと色々書くつもりだったのに、集中力がなくて書けませんでした。いくらリソースがデカいっていってもさ。使わなかったら意味無いし、フォーマットにも時間がかかる。倍も違うわけじゃないけど、そんな自分たちの脳の特性を知っておいた方が、効果的に脳味噌を使えるのではないでせうか。ってことで、続きはまた今度…。


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2008年02月24日

毛穴から入る

春一番だったのですね。このあたりは畑が多いので、特に風の強い日は、土埃が舞って空が茶色くなるのです。しかし、昨日のアレはすごかった!昼から天候が急変するとは聞いていたものの、突然吹き始めた強風と、見る間に世界が茶色くなっていったのには、竜巻でも起きたのかと思いましたよ。黄砂が来たのかと思った。私が生まれ育った実家付近は水田地帯だったので、初めて茶色い空を見たときは驚きました。砂嵐の町…。布団や洗濯物がお外に干せないし、小窓さえ開けることができません。窓を閉め切った機密性の高いマンションの部屋の中にいても、土埃の匂いを感じるというのは不思議でした。そういえば忘れてましたよ。春というのは風が強く吹くのでした。この辺に済んでから、土埃のおかげで「1年で一番風が吹くのは春」ということを体験的に学びました。それまでは、イメージとして風が強いのは冬だと思っていたのですが。実は、春は季節の変わり目で、暖気と寒気がぶつかり合って低気圧が生まれるために、風が強くなるのだそうですよ。
そういえば、エジプトに行ったとき、レストランで籠に盛られて出てきたオレンジがうっすらと細かい粒子の土埃をかぶっていたのを思い出します。「ここは乾燥した砂漠なのだなぁ」と実感したものですが、我が家もそんな感じ…
って、ここ何処だよ!(爆)

毎度、前置きが長くてすんません。
最近、気になっているThe Telephonesのインタビュー記事を読みまして。ちなみにMy Spaceはコチラ。日本のダンサブル・ロック・バンドなのですが、ちょっと聴いただけだと日本人の作り出した音だとは思えないような感じ。彼らの新しいアルバムのタイトルは「JAPAN」。「洋楽っぽい」と言われると、「いえいえ、日本でやっている音楽なんですよ」と声に出して言いたくなるらしい(笑)
数年前から感じていることなのですが、日本のロックは、もはや洋楽の物まねではなく、独自の音楽に成長していると感じているわけです。音作りもメロティー・ラインも歌詞の世界観も。西洋から入ってきたロックを、自分の中に一旦取り込んで咀嚼して、別のものを創り出している域に達してきていると思うのです。おそらく、我々くらいの世代までは、意識的に音楽を自分の中に取り込んでいたような気がします。でもね。例えばこのThe Telephonesのような世代は、様々な音楽が毛穴から入っていて、自然とその情報を自分の中に融合させてしまっているように思えるのですよ。インタビューを読む限りでは、ジャンルに強いこだわりを持たず、フレキシブルに近場にあった音楽を聴いていたような印象を受けます。メンバーから影響を受けたとして出てくる名前は、LUNA SEA、E,W&F、ラルク・アン・シエル、At The Drive-In(Mars Voltaの母体となったバンド)、BOOWY、RADIOHEAD、ニルヴァーナ、New Kids On The Block…(笑)そんな音楽を聴いてきて、なんでこんな音が?と、どこをどうやって今の音に辿り着いたのか疑問に思うようなラインナップです(笑)みんな、お兄ちゃんやお姉ちゃんの影響で聞いていたらしいのですが。でも、こういう「どこをどうしてそうなった」的な印象を受けたのは、彼らに限ったことじゃありません。最近名前を聞くようになった、いくつかのバンドが共通してこんな感じでした。
ちょっと、話は違いますが、「およげ!たいやきくん」がCD化されるそうですね。きっかけはクレーンゲームでたいやきくんのキャラの人気が出たことらしいですが。街頭インタビューで様々な世代の人に尋ねてみると、みんなこの歌が歌えます。今の小学生が歌えるって、どうなってんだ?1975年のヒット曲ですよ。いかに「日本で最も売れたシングル」とはいっても、現在、巷でこの曲がそんなに流れてますか?
つまりね。毛穴から入ってるんじゃないかと。どこかで聴いているわけですよね。テレビでBGMとしてちょこっと使われたとか、親が鼻歌で歌ってたとか。そんなのが積み重なって、知らぬ間に脳味噌に入ってる。
で、今の新しい日本のロックをやっている世代というのは、情報量が飛躍的に多くなっている時代に成長しているわけですから、この無意識に溜め込んでいる情報量というのはすさまじいものがあるのではないかと推察するのであります。それも、ジャンルを決めうちしない。ビートルズ・オンリーとか、ヘヴィ・メタル・オンリーとか、ヒップ・ホップ・オンリーとかこだわらない。これが、自分の中でいろんなジャンルの音楽が融け合って、また違う融け合い方をした仲間と出会って、そうやってバンドが作られていくことを考えると、複雑な音を簡単に作ってしまうように見えるのですが、蓄積された膨大な情報を上手に整理している結果なのではないかと。
それとね。演奏技術について。もちろん、本人の努力はあるでしょう。ですけど、素地といいますか、これも演奏するにしても歌うにしても、一昔前の日本人からすると、数段高いレベルが出発点になっているような気がするのです。なんだか、もう、上手いのが当たり前。

音楽からは、ちと逸れますが、サッカーの話。
現在のA代表で最年少19歳の内田篤人選手。まだ、若いですからね。体もできてないし、経験も少ない。そりゃあ、活躍ぶりには賛否両論ありますよ。でも、まぁ、それは置いといて。
先日、これまたインタビューを聴きまして。城彰二さんがインタビュアーでした。日本代表として、日本で一応トップクラスとされる選手たちといっしょに過ごす合宿を経験するわけです。若い彼は、先輩とどう接したらよいのかわからないのか、部屋でひきこもっている様子。でも、先輩たちは放ってはおかないわけですよね。コミュニケーションを取ろうと、いっしょに食事をしたりするわけです。練習中はもちろんですけど、そういう日常の中で、試合に不可欠な連携が生まれてくるのだと思うのですよ。技術や戦術、精神面でのこと、様々なことを、若い彼が短期間に吸収していくであろうことは想像に難くないですよね。インタビュアーの城さんは、数ヶ月前に別の機会があり、内田選手と対談したそうなのですが、そのときと比べて「成長したねぇ」と感心しきりでした。A代表として試合に出ることは、彼にとっては吸収することだらけの凄い機会でしょう。普段は、Jリーグで敵として戦っている先輩たちから学ぶこともたくさんたくさんあると思います。それをもっと若い世代の代表のチームや、自分の所属するチームにフィードバックしながら、成長していくことを楽しみにしています。

直接、言葉として形として教わらなくても、毛穴から染み込んでいるようなことって、自分が想像している以上に大きいことなのかもと思った次第で。そう考えると、環境って大きいよね。あんまり話を広げると収拾が付かなくなりそうなので、今日はこの辺で。
posted by nbm at 13:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月21日

リアル少林サッカー

昨夜のサッカー、日本×中国。久々にすごいジャッジを数々見ました。”中東の笛”も真っ青だよ。まだまだシロウトの私には、アウェー裁定というものがいまひとつ釈然としないわけですが、審判とはいえ人間がやることだから裁定が偏るのはまだ許せても、危険なプレーを抑止することができなければいけないとは思います。相手キーパーに飛び蹴りされた安田理大選手の怪我がたいしたことないとよいのですが。足の怪我ではないので、選手生命云々というものではないとは思うのですが、これからシーズンが始まるときでもあり、ワールドカップ予選やオリンピックが控える年でもあり、そんなときに怪我をするなんてねぇ。
でも、逆にあそこで中国のキーパーがレッドカードで一発退場になってたら、日本がもっとガシガシ点を入れてバカ勝ちしちゃって、帰りは中国の観客が暴徒と化す…なんてシナリオにならなくてよかったかも(笑)
安田選手のほかにも、そこここで日本選手がゴロンゴロン転がってました(笑)鈴木啓太選手は喉輪されてたし(笑)仕返してたけど。ボールの無いところで選手の足にツッコんだり蟹バサミしたりするのはやめていただきたい。とはいえ、海外のチームと対戦すれば、そんなこともままあること。日本チームのサッカーがきれいすぎるのかもしれませんね。審判にもよるけど、シミュレーションを取られずに上手に転ぶことができるくらいにならないといけないのかも。
なんだかアウェー裁定って常識的になってるみたいですけど、そんなんでいいんか。もちろん、審判は第3国の方になるわけですが、ホームとアウェーでジャッジが違うってなんだ?かといって、ホーム裁定でしめしめと思ったような記憶もあまりないのですが。自国に肩入れして観ているということも否定できないし、厳しいジャッジをアウェーだからと考えてしまうケースも多々ありそうですが、昨夜の試合は明らかにおかしかったですけどね。それでも乱闘にならず、ある程度冷静に試合ができて勝てたのだから良しとしましょうか。

連続してスタメン起用されてるし、ルックスも手伝ってか、同じ若手でも内田篤人選手の方が取り沙汰されてますけれども、安田選手もよい選手だと思います。安田理大選手のような常にアグレッシブなタイプの選手は、おとなしめの日本代表には不可欠だと思うのですが。調子がよかっただけに怪我が悔やまれる。早く良くなってね。
ちなみに、安田選手のブログがけっこうおもしろいので載せときます。若いけど、すでに1児の父なんだよねぇ。ここ数日は、イケメン・パラダイス化してる現日本代表のメンバーを紹介してくれてます。
posted by nbm at 11:50| Comment(4) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月19日

そんなこと知ってたって仕方のないことなんだ。だけど…

好きなお笑い芸人は誰と問われたら?
最近だと誰でしょう。鳥居みゆき?ちょっとエッジが利きすぎか。R−1優勝者はなだぎ武でしたね。私が一番最近最も笑ったのは、やはり世界のナベアツ。一時コンビを復活したようですが、ジャリズムの方はどうしてるんでしょう。エド・はるみの観ているこっちがハラハラするような芸風も捨てがたいですかね。最近は最新のお笑いを追いかけていないので、ニューカマーにはとんと疎くなってしまいました。
元々、関西系のベタな漫才は苦手で、シュールな芸風のものを好むのですが、『人志松本のすべらない話』なんかを観ていても、関西の芸人さんたちは、漫才やコントのネタよりもしゃべくりが面白いですね。
漫才師というと、自分の中では笑い飯がぬきんでている感じ。感覚的には、おぎやはぎとかPOISON GIRL BANDジパング上陸作戦チャドロバートさまぁ〜ずバナナマンなんかがツボにハマります。その一方で、ラーメンズに代表されるような、ちょっと演劇よりの笑いも好きです。ちょっと古いけど、シティ・ボーイズラジカル・ガジベリビンバ・システム、それにジョビジョバとか。「トツギーノ」のバカリズムもこのあたりに入るかな。
キワしいものも、ハイキング・ウォーキングスズキックスものとか、鉄拳とか、イジリー岡田とか。つい笑ってしまいます。
つい数日前、テレ玉で越前屋俵太『俵太の達者でござる』という番組の再放送をやってまして、爆笑しました。現代にタイムスリップしたお奉行様が福井県内を中心に各地を旅して見回るというこの番組。お奉行様の俵太と、地元の市民とのかけあいが妙に面白く、俵太がキレのあるコケを随所で見せてくれるという…。俵太さん最近見かけないと思ったら、書家として活動していたそうですね。関西ではこの1月から新番組が始まっているそうで。

長々と自分が好むお笑いについて書いてしまいましたが、ラーメンズが脳科学者・茂木健一郎と対談で語っていたことがきっかけでして。
「笑い」は、ダーウィンの学説によると、仲間たちに「敵が来たぞ!」と警告を出したけど、その情報が間違っていたときに味方を安心させる手段として進化したものだといいます。
学生の頃、お遊びで選択した生物学実験という授業で、日本で唯一集団で生活しているというチンパンジーを観察しに開園前の多摩動物園に入らせてもらったことがあります。猿を研究する研究者の方から、猿の表情を描きわけたプリントをいただいて、「猿も笑うんだ」と知って驚きました。人間から見るとわかりにくいけど、ちゃんと笑ってるんだよね。
さて、茂木さんによると、「笑い」は緊張や危険と隣り合わせのもので、そこで問題となる”笑いに至るプロセス”をラーメンズのブレーンである小林賢太郎さんに問うわけです。すると、小林さんはこう答える。
「緊張のさせ方」は選ぶようにしてますね。それを解いてあげたときの「落差」。これが快感で笑いになるんですね。その落差があまりに極端に開いてると、それは「恐怖」であったり「驚き」の領域にいくんですが、そこに満たない衝撃が笑いになるんじゃないかと思ってて、その微妙なさじ加減をお客さんと一緒に現場で作っていくイメージです。

細かくは語られていないのですが、茂木さんによると、小林さんの書く台本は認知科学的に深いというのですよ。「どうして笑いが起こるのか」というまだ学問的に説明できていないことを自分では完全に理解していないのに実現しているらしい。なんとなくわかる気がするけど。片桐仁さんが「千葉!滋賀!佐賀!」って連呼するだけで笑っちゃうもんね。小林さんが台本を書く上で意識しているのは「ふつう」を理解しておくこと。それと制御できるものとできないものを混ぜて気持ちのいい比率を作り出すこと。予想できない不確定要素を盛り込むってことですね。これは「偶有性」だと茂木さんは言うのです。お客さんにしてみれば予想できない展開だったり、演者にしてみれば予想外のウケであったり。小林さんは、稽古場で予想していた方程式の答えが現場でどんどん書かれていく自覚がある、と。で、ここで茂木さんがこんなことを言う。
いいね。”その覚悟”があったら人生は楽しいというのが、いま我々が脳科学で到達している結論なんですよ。偶有性に向き合う覚悟っていうか。でも、みんなその覚悟がないから逃げちゃってるんだ。

いつもながら、だからどうだって話じゃありません(笑)偶有性について言えば、舞台演劇を好む役者さんたちは口を揃えて言うことですしね。ラーメンズに関して何の予備知識もなく、彼らの舞台が面白ければそれでいいはずなんです。このネタがどんな風に考えられてきたかなんてプロセスを知ったところで仕方がないこと。なんだけど、自分としては、そのプロセスや土台となっている考え方というものに興味が沸いてしまうのですよね。

ちょっと、話が飛躍してしまうけど、日本人の脳味噌が他の諸外国の方に比べて、平均で150gも多いって知ってました?私には衝撃的事実でした。別に脳の重量が多いからって、イコール賢いとならないことはわかってますよ。でもね。それだけリソースがあるってことでしょ?なんでそうなったかっていうと、アフリカで誕生したといわれている人類の起源からいって、位置的に末端で最後に到達した場所が日本ってことだから、その間にヒトとして緩やかに進化しながら進んできたわけですよ。で、ここが最終到達点。ちょっと逆説的に思えるけど、進化でネオテニー化(幼生化)してるってことなんですね。子供って頭デッカチでしょ?幼い形状を残していると頭が大きいんですよ。つまり脳もデカいということ。それに加えて島国で隔離されてたりしたもんだから、いろんな要素が加わって、日本人の脳味噌は独自の進化をしているようです。日本人が諸外国の方から見て、若く(幼く)見えるっていうのは、こんなことが一因となっているのでしょうね。
最近、成人年齢を引き下げようとかいう議論がもちあがってきているようですが、こういった生物学的見地からいったら、諸外国よりヒトが成熟するのが遅くて当たり前なのかも。ムリに諸外国の感覚にあわせなくてもいいんじゃ…と思ってしまいます。もちろん、これはひとつの側面からのお話に過ぎないのですがね。ちなみに江戸時代の平均寿命は60歳くらいだとして元服が16歳でしょ。今の寿命が大体80歳だとしたら、元服はやっぱり20歳くらいかな。

そんなわけで、んなこと知ってたって仕方がないんだけどさ。

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2008年02月18日

勝てる気がしない

まずは、昨夜見た夢の話から。
北朝鮮に潜入してまいりました!(爆)
なんで北朝鮮かって、昨夜サッカー日本代表が北朝鮮と戦っていたからでしょうね。女子が集団で修学旅行のように北朝鮮入りするのですが、われながら面白かったのは、出発前にパンツから何からすべてを着替えさせられたこと。どういう設定になっていたのか(夢に設定もクソもありませんが)、あちらで入手できるような服が支給されて、みな着替えてました。自分の支給品の中になかなか下着が見つからなくて手間取っていると、すでに皆着替え終わって私ひとりが取り残されてしまいました。急いで着替えて「待ってくれよぅ〜」と皆を追いかけてやっと追いつき、北朝鮮に到着。なんだか歓迎されて、大きなホールのような空間でご馳走をいただくのですが、このときには仲間の男子も合流してる。そのうちのひとりだった劇団ひとりがいきなりリバース!(失礼…)これは、アニメ『ペルソナ』からきてるな。
解説させていただくと、『ペルソナ』では、人が裏表に裏返される死体が発見されるという事件が相次いでいて、そのような死体を”リバース”と呼んでいます。主人公は男3兄弟なのですが、長男は若くして警察署長で、「”リバース”に関することは、すべて私に報告するように」と署内にお達しを出していたことから、ある交番から連絡が入り駆けつけてみると、酔っ払いがリバースしていただけだった…。というくだりがありまして(笑)いやぁ、いつもはすごくシリアスなんだけど、今回はサービス回だね。やたら「ちーこリン」連発してたし。いやね。一日所長でアイドルがやってくることになっていたのですよ。それがちーこリン。いつもクールなお兄ちゃんが「ちーこリン」連発するし、くまの着ぐるみ着てるし。
ところで、アニメを観続けていたら気づいたのですが、サービス回というのがありまして、大抵1クール13話だったら中間地点の6回とか7回がそうなることが多いのですが、例えば登場人物がこぞって温泉旅行に行ったり、水着で海辺やプールへという展開になり、お色気シーンが満載だったりするのです。今回の『ペルソナ』の場合は、主人公が男の子ですから、いつもシリアスな展開で笑う場面なんか皆無な作品なのに、笑いっぱなしの回でした。思い出すのが、『交響詩篇エウレカセブン』で、前後の話の脈絡に関係なくいきなりサッカーをする回があったのですが、そんなのもあっていろんなお遊びの要素を入れる回を差し込むのが決まりごとのようですね。
夢で覚えてるのはそれだけなんだけど、どうして劇団ひとりだったんだろう?レッドカーペットやR−1の影響を考えたら、世界のナベアツとかなだぎ武とかが出てくるのならわかるんだけどな。

しかし、昨夜のサッカーはつまらん試合でした。ケガやなんかで出られない選手が多かったとはいえ、なんじゃあの布陣?起点となってゲームメイクができる選手が誰もいないし、やりなれない布陣でポジショニングがかぶっちゃったりして錯綜したまま終ってしまった感じ。守られてるからって、誰も突っ込んでいかないし。ほんとに、現監督になってからというもの、勝てる気がしない。選手同士の化学反応がまったく見られないし。ワクワクどころかイライラする。何がやりたいのかわからない、芯が感じられない戦術。っていうか戦術あるの?みたいな。それでも、起爆剤となるような選手が何人かいれば、もっとおもしろくなりそうなのに。昨日は安田選手が可能性を見せてくれた感じがしましたよ。しかし、北朝鮮のチョン・テセ選手は素晴らしかったですねぇ。
はぁあ、つまんね。
posted by nbm at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

挫折の先にあるものは

久々に実家でお手伝いしてきました。6時間も電卓を猛スピードで叩き続けると、さすがに疲れますわ。
昨日はバレンタイン・デーでしたね。電卓の叩き過ぎで頭が回らず、何かを手作りしようと考えるのですが考えがまとまらない。いろいろと迷った挙句、チョコレートムースを作りました。これまた久々にメレンゲ作ったら、腕が疲れることより、ボールと泡だて器がカチャカチャうるさいのが気になったわ。電卓とメレンゲ作りで腕全体が重ーい本日。こんなときに限って仕事が入るんだよねん。

今日はサッカーのお話。
中村北斗という選手をご存知でしょうか。名門国見高校出身で、高校時代は全国高校サッカー選手権の決勝戦に3年連続フル出場しているという珍しい経験をしています。つまり、あの名門校にあっても、1年生の時からレギュラーだったわけですね。現在23歳で、J2のアビスパ福岡に在籍。若い頃から、その年代の日本代表に選出されてきましたが、2006年11月のオリンピック予選の試合で右膝前十字靭帯を負傷してしまいます。そして、長いリハビリの後2007年の7月に復帰しますが、その復帰からわずか1週間後に試合開始直後、右膝内側半月板を損傷してまた離脱。サッカー選手にケガはつきものとはいえ、長きに渡って戦線から離れることになってしまいます。そして、チームはJ2に転落。ツイてないね。
その中村北斗選手と小倉隆史さんの対談を読みました。ご存知の方はピンとくるでしょうが、この対談相手の小倉さん。天才FWで”レフティ・モンスター”と言われながら、ケガに泣き、自らの力を十分に発揮できないままに引退されてしまった悲運な方であります。この小倉さんが重大なケガをされたのもアトランタ・オリンピックの代表だったときのこと。こういった共通点のある2人の対談ということで、興味深く読みました。
小倉さんの当時のケガは相当ひどいものだったようで。合宿中にジャンプの着地に失敗し、後十字じん帯が切れて、他のじん帯が全部伸び、関節胞が壊れ、半月版も傷めたという…。直後に日本で人口じん帯を入れる手術を受けるものの、それは失敗だったらしく、オランダでじん帯の自主再生という方法の手術をし直したとか。1年半に及ぶリハビリを経験しているそうです。小倉さんいわく、同じじん帯でも前十字じん帯や半月版のケガは、しっかりケアさえすれば問題ないのだとか。ただ後十字じん帯は難しいのね。膝の構造を考えてみればわかるけど、そうか。小倉さんは日本での手術の失敗から軟骨を傷つけてしまい、それが傷みになってプレーに支障をきたしていたらしい。軟骨を傷つけてしまうと完治しても痛みが消えないんですって。リハビリで大事なことは、体のバランスを整えることだって。ケガをした方ばかりを強化しようとすると、結局バランスを崩して他の場所を傷める結果になる、と。これはわかるような気がする。どこか痛いところがあると、そこをかばってしまって全然違うところが痛くなるなんてこと、ありますよね。
リハビリをして復帰したはずなのに、すぐに別のケガをしかも自爆でしてしまった中村北斗選手も、それは感じていた様子。しかも、苦労してやっと復帰までこぎつけたと思ったらまたケガでは、精神的にも相当なダメージになるはず。でも、「ケガをしたことで、自分の体のことを考える機会も増えたでしょ?」と小倉さんが問うと、「食事のバランスや体のケアについて気を配るようになった」と返答が返ってきました。やっぱりそうだよね。若くてフィジカルの強さに自信を持っていたはずだから、その自信が砕かれたときにいい意味で開き直れるかどうかが、その後に影響してくると思う。
もともと飄々としたタイプなのかもしれませんが、今の目標を尋ねられると、「まずは試合に出ること」だと答える中村選手。そして、「オリンピックに出たい」と。フル代表や海外でのプレーについては考えていないって言うのよ。「イヤ、ワールドカップはいいです」とか。欲が無いとかやる気が無いわけじゃなくて、「先のことは考えられない」って。これはこれで重要なことだと思う。目前の目標をまずクリアする。彼のこの姿勢に、私は心打たれました。そして、もうひとつの目標は、所属チームであるアビスパ福岡のJ1昇格。堅実だね。
見ればわかりますけど、中村北斗選手はかわいいお顔をしてます。それだけでもファンがたくさんいそうだけど、自分の運動量や技術にちゃんと自信を持ちつつ、他の選手を信頼して任せたりもできるプレースタイルは、これから磨きをかけてほしいと願うばかりです。アビスパではボランチ、オリンピック代表では守備的なサイドがやりたいそうですよ。ボールが自分に回ってこなくても、”空走り”をやり続けて他の選手にパスが通ればそれでいいという献身的なプレーヤーなんだね。しばらく実践で観ていないので、どんなプレーヤーだか忘れてしまったのですが、J2の試合が観たくなりました。ぜひオリンピック代表にも選出されてほしいものです。

小倉さんの言葉が印象に残りました。
若いうちに怪我をしてもったいないということもあるけど、でも学べたこともたくさんあるって、前向きに考えられたらいいと思うよ。そこでの経験も価値があるから。自分がやったことは全部自分に跳ね返ってくる。いいことも悪いこともね。

小倉さんは、現在解説者として活躍されてますが、B級コーチライセンスを取るなどして指導者への道も考えている様子。こういった経験をした方が、指導者となって後進を育てるのは、大事なことじゃないかな。痛みを知った人間やそこから這い上がる努力を経験した人は、後輩に教えられることがたくさんある。そういった意味でも、この2人に、今後注目していきたいと思いましたよ。
posted by nbm at 11:16| Comment(4) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

トラップは仕掛けてません!

昨日あたりから、当ブログの某ダムの写真にアクセスしてくる方がいらっしゃるようですが、某巨大掲示板のダム板飛ばしではありませんので、あしからず(笑)

さて、連休といえば、数年前のアニメ作品をまとめて観るという習慣がついてしまったこの頃。この連休は、「Kanon」「AIR」と観てみました。現在放映中の「CLANNAD」を観て、この路線に慣れたところで、たしなんでおこうということで。
この3作品は、どれも恋愛アドベンチャー・ゲームが原作で、3作とも同じKeyという人気ブランドのものです。1999年に「Kanon」を発売以来、泣きゲーと呼ばれる、感動する・泣く要素満載の作品を輩出して絶大な人気を誇り、次いで発売された「AIR」、そして「CLANNAD」も大ヒット。次々とアニメ化されました。
ここで、ポイントとなるのが、いたる絵と呼ばれる樋上いたるさんの描くキャラクター。このキャラクターが非常に特徴的でして。顔は鼻と口が極端に小さく、両側に離れた目。デッサンとしては、極端な顔になります。体も手足が細長くて胴長だったりして、とにかく今までの既存の絵に慣れてしまっている者としては、非常に違和感を感じるもので、私は正直生理的に受け付けませんでした。言い訳するようですけど、どうも昔から絵が自分の趣味に合わないと、それだけでどんなにストーリーが良くても作品が観られない性質なんです(泣)もちろん、この特徴的な絵柄の熱烈なファンも多いからこそ、ゲームは大ヒットしているのでしょうが。
原作に忠実な絵柄のアニメーションも製作されているのですが、それをほどよく標準的な絵柄に近づけて京都アニメーションが製作したバージョンを観ました。邪道ですんません(笑)
大筋は、3作品ともに恋愛アドベンチャーですから、主人公の男の子をとりまく女の子たちが織り成すドラマなのですが、ストーリーがよく練られていて感心します。
「Kanon」は、雪の降る北国が舞台で、小さい頃の記憶を失くした男の子が主人公なのですが、忘れた記憶を次々と取り戻すごとに、それぞれの女の子とのファンタジックで悲しいお話が展開されます。
「AIR」は、海辺の町が舞台で、季節は夏。千年前の世界と、今ではない”今”を行き来しつつ、”翼人”という存在をキーにして、これまたファンタジックで悲しいお話で構成されています。この作品では、ことに娘と母親の絆を描いていて、主に男性がプレーするゲーム、そして男性が見るアニメであるとは思うのですが、女性の視点で観るとまた違った切なさがあるのではないかと思われ…。
「CLANNAD」は、どこにでもありそうな学園が舞台になっていて、それだけ身近な世界観に感じます。まだ放映中でアニメ作品は完結していないわけですが、こちらは家族がテーマになっている様子。タイトルはアイルランド語の家族を意味するclann言葉からきているようですし。

最初の2作品のゲームは、当初は18禁だったようで、それなりのシーンもあったでしょうが、後にレーティングははずされたようで。アニメ作品は、お色気シーンどころかパンチラさえない純愛路線。というか、純愛でさえない感じ。身体的な接触のようなものはほとんどなく、男女の関係は恋愛関係でさえないかも。仲の良い友人?つまり、様々なタイプのピュアな女の子たちと関わることを通して、その女の子たちを昇華させていく手助けをしてあげる感覚です。いっしょに悩み、いっしょに泣きながら。恋愛を扱うゲームというと、イメージ的にはエロいものを想像しがちなのですが、まったく違うピュアなものの方が人気が高いことに驚かされます。
考えてみると、近年爆発的に人気の高いアニメ作品は、かわいい女の子たちがたくさん出てくるのですが、お色気シーンは皆無。恋愛がらみのネタさえ出てこないものが多い気がします。その傾向は「あずまんが大王」(アニメは2000年)あたりから顕著になってきたような。昨年の大ヒット作「らき☆すた」もしかり。そして、この路線のキャラクターこそが”萌え”の対象なのですよねぇ。
エロいエネルギーは失われつつあるのでしょうか(笑)いや、水面下ではしっかりとそっち系の作品も売れているとは思うのですが。
posted by nbm at 18:47| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

山をなめるな!飴なめろ!

冬山で遭難したなんてニュースを耳にします。山の怖さを知らない無謀な行動が目に付きますが、先日のスノーボーダーさんたちは、コンロやコッヘルを持っていたようで、雪を溶かして飲んでいたと聞きました。それはよかったね。

ダンナさんが山にゲロアタックに行くとき、必ず持っていくのが、水などの飲料とカロリーの高い菓子パン、そして魚肉ソーセージ。万が一遭難したときのためというよりは、途中の栄養補給のためなのですが、試行錯誤から辿りついたこのラインナップは、あながち間違ってないようです。特に、魚肉ソーセージ。たまたま誰かが持ってきたのを食べたら、調子がよいことに気づいて定番となったのですが、どうやら登山家や猟師の方たちなどが愛用している様子。まず、体を動かすエネルギーとなる炭水化物が一番必要になるわけですよね。体内に貯めておくことができないから、その都度補給しないとね。おにぎりでもいいんだろうけど、糖分がストレートに使われている甘い菓子パン類の方が、素早く糖分を吸収できるようです。なので、メロンパンなど1コで500kcalもあるようなものをチョイス。3大栄養素のうち、脂肪は体の中に蓄えられているので、ゲロアタックみたいに一晩と短時間であれば、さほど必要は感じないみたい。ところが、意外と重要なのがたんぱく質。運動で壊れた筋肉を補うし、エネルギー源ともなるわけですよね。たんぱく質に含まれる一部のアミノ酸は、疲労物質である乳酸を抑制する働きもあるそうです。というわけで、経験値から辿りついた携行食品は、効果的なものであったというわけです。別に魚肉ソーセージじゃなくてもよいわけなのですが、常温で保存でき、持ち運びも便利で、消化が良い。冷たくても美味しいしね。

さて、また前置きが長くなったけど、ちょっと山に入るときの携行食糧について考えてみました。参考にしたのは、登山をする方たちと、マラソンやトレッキングなど長時間の運動をする方たちのお話。基本的な条件は、@食べやすいAカロリーが高いBかさばらないC保存がきく。水分は別にして考えました。
炭水化物を主に考えると、おにぎりやおいなりさんはもちろんだけど、スキーやスノボだとちょっとかさばる?水分がなくても食べやすいみたいだけどね。みなさんがオススメされてたものをあげてみると、ビスケットやクッキー、せんべい、ラスク、かりんとう、一口ねり羊羹、甘納豆、ベビースターラーメン、干しいも。なんてラインナップ。菓子パン系だとドーナツ、せんべいでも揚げせんべいといった風に、油を使ったカロリーの高いものがオススメみたい。ランナーさんたちに人気なのは、ウィダーみたいなジェルタイプの食品。様々な栄養素も入ってるし、水分も多少あるから食べやすいだろうけど、携行するにはちょっと重め?
もちっとお手軽な感じだと、まずはチョコレート。ホワイトチョコレートの方がよりおすすめらしい。脂肪分が高いからかな。溶けるのがいやならM&Mとかマーブルチョコレートみたいなタイプもあるし。スニッカーズのようなナッツ入りのバー、チーズ、ドライソーセージ、ナッツ類、柿ピー、ドライフルーツ系も人気。
以前に、マヨネーズで生き延びたなんて話も聞きましたが、チューブ状の食品は登山家に人気。コンデンスミルク、ハチミツ、ジャムなど。
登山家の人は、長い距離を歩くために重量を重視していて、水分を極力排除する方向にあるようです。もちろん、水は重要なのだけど、真水以外の水分はなるべく避けてるみたい。冬場は、コンロとコッヘルくらいあれば、雪や氷を水にできますしね。ちなみに、雪を口にすれば水分は摂取できるけど、体温よりも低いものを摂取すると低体温になりかねないようで、できるならば温かいものを摂った方がよいみたい。自分の力で雪を溶かすと、その分余計なエネルギーを使うことになってしまうらしい。マラソン選手を見ても、意識を失くしたりする脱水症状は怖いので、水分補給は大事ですよね。
忘れてはいけないのは塩分。冬場でも発汗はしているわけですからね。それに、塩分は体温調節機能に欠かせないものらしいですよ。摂らないと低体温になりやすいということに。塩分が含まれているスポーツドリンクは定番ですね。普段飲むには糖分が思いのほか高いけど、山でならかえってその方がよいですかね。
それと、カリウムを補うためにナッツやレーズンなどのドライフルーツ、バナナチップなどもよいようです。カリウムが不足すると、けいれんがおきやすくなるのですって。
雪山といえばチョコレートって思いますけど、今はいろんなものがあるから、お好みで選べそうです。

何にしろ、遭難なんかしないように、無理をしないというのが大事ですよね。万が一のために、いまや携帯電話は冬山の必携品みたいになってますね。使わないときは電源を切ってバッテリーを無駄遣いしないように工夫したり、バッテリーは保温した方が持ちが良いので、できるだけ暖めておくとか、そんな話を実際に救出された方の体験談として読みました。

あんまり関係ないけど、コンロといってもガス式はあんまり寒いと使えないんだね。ライターでもオイルライターの方がいいし、原始的に思えるけどマッチの方が有用だったりするらしい。でも、燃料が無かったら何を燃やすんだろう?細かいことだけど、下着は濡れることを考えると綿はよくないみたい。乾きにくいから。冬場はウールや化学繊維の下着の方がよいみたいですね。色々勉強になりました。
冬山と言わず、例えば、街中で急に災害にあったときのことを考えても、常にチョコレートや飴・ガムなんかを携帯していると、ちょっと安心かもね。

posted by nbm at 12:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

ユグドラシルの下で

アニメ専門チャンネルAT−Xが、開局10周年を記念して製作した作品『ムネモシュネの娘たち』。月1回放送の1時間作品らしいのですが、第1話が放送されました。キテます!これはなかなかの名作の予感。エロくてグロいSFアクション。大人のアニメです。ですが、世界観が興味深い。
ムネモシュネとは、ギリシャ神話に出てくる女神の名。ウラヌスとガイアの娘で、ゼウスの妻のひとりであり、音楽の女神として知られるミューズ(ギリシャ語ではムーサイ)を産んだ母。そして、記憶を司る女神とされています。ムーサイを産んだことから、文化を司る存在とも言えるよう。タイトルはそのムネモシュネの”娘たち”ということですから、メインはむしろムーサイってことでしょうか。ムーサイは9人ってことになってますが、それはヘシオドスの説。それ以前は3人とか7人と考えられていたりした様子。音楽と詩や言語を司る女神たち。歌ったり踊ったり詩を詠じたりと優雅な印象が強いですが、例えば、スフィンクスに謎を教えたのはムーサイで、そのスフィンクスが謎が解けない人間を裂いて食べてしまったという話なんかを聞いても、どこかしら原始的な残忍さを隠し持っている女神という感覚もあります。
そして、ユグドラシルが出てきます。北欧神話の世界樹ですね。ギリシャ神話と北欧神話。ベースは違うけど、根っこを辿ればどこかで繋がってなくもない。映像を見ると、赤い翼をもつ天使が出てくるようですし、大体、主人公は不死の存在ですからね。何がどう繋がってゆくのかな。
この作品の舞台は新宿。グラマラスで美人だけどメガネっ娘の探偵・燐が、奇妙な事件と関わっていくお話。この燐、ダークカラーのパンツ・スーツというマニッシュなスタイル。そして、不死。相棒のミミもキュートな見かけによらず、相当に歳を重ねているようす。二人でウォッカをがぶ飲み。アルコールが何かのキーになっているのか。それともただの酒飲み?グロというか、拷問シーンとかがあって、サディスティックな描写が多いように感じます。「ヘルレイザー」(1987)を思い出しましたよ。エロいし。こりゃあ地上波じゃムリよねぇ。
主演の能登麻美子さんや釘宮理恵さん、大原さやかさんなど、今をときめく人気声優さんが出演。
テーマ曲がまた面白く、メロディックスピード・メタル・バンドGalneryus(ガルネリウス)が担当。最近、あまりオモテに出てこないメタル系のバンドを採用しているのも斬新です。

さてさて、この先どんな展開を見せてくれるでしょう。最近、ラノベやコミックなど原作があるアニメ作品が多い中、オリジナルで練り上げられている作品に出会うとワクワクします。だって先が読めない(笑)まったく予備知識無く、その世界を理解しなければならないので、より好奇心が刺激されるというわけです。
posted by nbm at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月06日

ごちそうさまでした

RADWIMPSのニュー・シングル「オーダーメイド」がシングル・チャートで1位を獲得したりしてます。先日会った友人に「RADWIMPS4〜おかずのごはん〜」を薦めてきたのですが、あらためてこのアルバムのジャケットをまじまじ見てみたら…車に乗った女の子が窓から身を乗り出して、スクーターに乗った男の子にお弁当のタコさんウィンナーを食べさせようとしている図なのですが、私はすっかり並走しているのだとばかり思い込んでいたのですけど、すれ違い様であることを発見!ムリムリ、絶対ムリ。現実的には到底ありえない構図だったのですね。大体、女の子の方は、右ハンドルの車だったら、思い切りハンドルから両手を離してるし(笑)止まってるんじゃなくて、走行中を表現した図だと思うのですよ。スクーターの排気なんかを見ても。そんなことどうでもいいんですけどね。

さてさて、タコさんウィンナーなんて、もう何十年も食べてないですねぇ。昔の赤いウィンナー自体を見ませんし。上記のジャケットのタコさんも赤くない…。
今日はちょっとノスタルジックにお弁当を語っちゃったりして。私のお弁当暦は、幼稚園から始まります。当時、淡いピンク色のブーフーウー(3匹のこぶた)のお弁当箱を愛用してました。歳がバレますけど、当時NHKの「おかあさんといっしょ」の中で放送されていた、着ぐるみが出てくるヤツ。ちょっと調べたら、大山のぶ代さんとか黒柳徹子さんとかが声の出演をされてたのですね。知らんかった。お弁当箱はよく覚えてるのに、中身を全然覚えてない(笑)っていうか、幼稚園の頃のことをほとんど覚えていないわけですが(苦笑)
そして、小・中学校時代は給食でした。弁当というと、遠足の時くらいでしたかねぇ。何年生の時だったか小学生の時に、胃アトニーという病気になり、給食は消化の悪いものもあるだろうと、医者の勧めでしばらく特別に消化の良いお弁当を持っていったことがあります。クラスのみんなが給食を食べてる中、ひとりお弁当を食べるという経験をしました。このときのお弁当で記憶に残っているのがひとつ。それは、ロールサンド。どういうわけか海苔が入っていたので、白い食パンに黒い海苔のコントラストが忘れられないでいます。この珍しいシロモノをクラスメートが羨ましがったのを覚えてます。しかし、作ってもらっておいてナンだけど、お母さん、海苔って消化が悪いんじゃあ?
なんといっても、お弁当の思い出としてはメインになるのが高校生の時。結婚するまでロクに料理をしたことのなかった私ですから、恥ずかしい話、ずっと母に作ってもらっていたわけですが、さすがに少しは内容も覚えてます。一番多かったのはとんかつじゃないかな。朝も早よから母がとんかつを揚げていたのを思い出します。それが原因で後に数度火事がおきるのですが(爆)それとは別に、印象深く、懐かしく感じるのは、お刺身のから揚げ。父が飲兵衛なので、毎晩のように晩酌の肴にお刺身を食べていて、その残りが翌朝私のお弁当に変身するということだったのですが、マグロの赤身のから揚げ…美味しかったなぁ。冷えたから揚げの味が、今思えば一番懐かしいや。教室で、数人で机をくっつけ合わせて食べたお弁当。私が極度の”ばっかり食い”をするのを、友人たちがよくからかってきました。今はそんな食べ方しないんだけどな。当時はどうしてそうだったのか。
そして、結婚して自分で料理を作るようになってから、頻度は少ないものの、前日の夕食の残りなんかで会社にお弁当を持っていくことがありました。薄いバッグにも入るようにと、幅が極端に狭くて縦に積み上げるタイプのお弁当箱を使ってました。フツーの弁当箱を横にして入れると液体が漏れたりして不便だったので。自分でやってみると、お弁当ってけっこう面倒です。おかず同士が汚染しあわないように仕切りを入れたり、傷まないように汁気を切ったり、一度加熱して冷ましたり。あれを毎日続けるというのは、ご苦労なことだと思います。毎日、お弁当を作ってるお母さん(ときにはお父さん?いや兄弟ってこともあるかも)、ご自分で作っている方も、お疲れ様!今日も美味しいお弁当をありがとう!
たまに外食をするとね、食事を作ってくれる存在にありがたみを感じるわけです。普段は自分が作っているわけですが、自分のことはすっかり忘れてるんですけども。ひとこと言っておくと、時間さえあればうちのダンナさんは食事を作ってくれますよ。もちろん、ひとり暮らしの方は自分が作ってくれるわけですし、そんな自分にも感謝しときましょうか。いつも美味しいごはんをありがとう。


posted by nbm at 10:49| Comment(5) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

あなたも私もゲートキーパー?

今日は珍しく社会派でいくぞーい!

先日、友人に会うために、久々にJRに乗って浦和へ。途中駅でゴミ箱を見かけ、そういえば駅のゴミ箱って、テロ対策とかいって撤去されてたのに、いつのまにか戻っていたことに気づきました。ただし、そのゴミ箱は全ての側面が透明になっていて、中が丸見え。変なものが入ってたらすぐわかるようにってことでしょうね。そして、目的地に到着。
司法書士をしている友人と久々に会ったのですが、そこでおもしろいことを聞きました。

私はロクに新聞も読まんので、全く知らなかったのですが、FATF勧告ってのをご存知でしょうか。Financial Action Task Force:金融活動作業部会が、国際的にテロの温床となる資金供与を防ぐ目的で出した勧告だそうですよ。まず、1996年にリヨン・グループが国際組織犯罪と闘うための40の勧告を作成し、それらを基に2002年に国際犯罪に関するG8の勧告が考えられて、テロ対策に関するG8の勧告としてまとまり、そこから派生したのがFATF勧告。ちなみに、リヨン・グループってのは、G8国際組織犯罪対策上級専門家会合のことで、国際犯罪組織と戦うために、具体的な捜査から刑事法制まで企画立案し政策調整をおこなっている機関だそうな。2001年に起きた9.11同時多発テロ以来、G8テロ専門家グループであるローマ・グループとリヨン・グループは、合同で国際的なテロ対策を考えてきたということらしい。核兵器や生物・化学兵器、銃器・爆発物などや交通機関を含め、テロを防止するために考えられる手を打っていこうということになってます。ふぅ。

で、FATF勧告。これは、つまりマネーロンダリングを防ごうというものらしい。1990年に最初に勧告が出て以来、各国が勧告に沿った法規制を始めているようなのです。
日本でも、段階的に様々細かな法律が変わってきているというのですよ。それが、犯罪収益移転防止法(ゲートキーパー法)というもの。この3月から全面施行されるそうですよ。一部で大混乱が予想されるのが、まず本人確認の問題。様々な財産の移動に関して、本人かどうかの確認が厳重に行われるようになるとのこと。不動産の売買や譲渡などの取引はもちろん、およそマネーロンダリングとは関係のないように思える場面でも、厳重な本人確認が必要になり、そういった取引に関わるすべての人が、煩雑な確認作業を強いられることになるそうな。弁護士・司法書士・行政書士・税理士・会計士といった士業の方たちはもちろんのこと、銀行窓口や不動産屋さん、当然そういった手続きをする一般市民も、煩雑な本人確認作業を行わなければならないことに。
もうひとつのより大きな問題は、そういった取引上で、疑わしいと思われる取引を警察に密告することを特定事業者に義務づける制度であること。特定事業者ってのがまたあいまいな部分もあって解釈しにくいのですが、43種決められてます。少なくとも士業や金融機関、不動産屋や貴金属商の人達はゲートキーパー(門番)になれっちゅうことらしい。密告するというだけでなく、なんらかの捜査があった場合、依頼者に関する書類を提出しなければならないという義務が発生するらしく、特に士業の人達は守秘義務が守れなくなるということに。どんな程度のものかわかりませんが、国家による監視社会化・密告社会化を危険視する声も大きいようです。逆に考えれば、「疑わしい」というだけで密告される危険性があるということですからね。
とはいえ、そんなこと知ってました?守秘義務との関連で、一番敏感に反応しているのは弁護士の方たちのようですが、自分がゲートキーパーに組み込まれることを意識していない方たちも多いのでは?それが、この3月から施行されるということですからね。でも、テレビのニュースで言ってるのを聞いたことがありません。士業の人達も、一般市民の私たちも、蚊帳の外って感じですけど。わざと?
基を辿れば、G8とかOECDとかに足並み揃えなきゃなんて、とてつもなく大きな話になってしまうのですが、駅のゴミ箱と違って、「それがどうやって国際的なテロに繋がるんだ?」ってレベルの話になってませんか。実際、イギリスなどヨーロッパ各国では、すでにゲートキーパー法が施行されているようですが。一度法律が施行されてから白紙に戻った国もあるようです。実は、逆に、こんな法律施行してちゃんと遵守している国の方が少ないのが現実みたいよ。アメリカさえやってないし。じゃあ、各国と足並み揃えようって話でもないんかい?では、なぜに?
posted by nbm at 11:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする