2009年01月30日

膝上何cm?

不況だと、スカート丈は長くなるという話がありましたね。現在を考えると、あまり関係ないような…。
このクールで第4期を放映している『まりあ様がみている』では、制服のスカート丈が異常に長くて新鮮に感じたのですが、こんなニュースがありました。

それは、女子高生の制服のスカート丈についてのニュース。新潟県が全国で一番スカート丈が短いらしく、それはよろしくないってことになった。発端は2005年に写真週刊誌で、「東京よりも5cm短い」と報じられたこと。教育委員会などでも議論されてきたらしいけど、具体的な策は出ず。最近になって、生徒指導の先生たちが啓発ポスターを作るなどして、スカート丈を長くさせようと動き始めたらしい。

どうやらこの制服のスカート丈には、地域差があるようで、反対に長いのは、兵庫県や大阪府のあたり。イメージ的に、神戸あたりのお嬢様学校とか、宝塚音楽学校なんかを思い浮かべてしまうから、やっぱりお上品な感じなのではないかな、と。
あと、制服のデザインもスカート丈を左右するようです。最近主流の、ブレザーにチェックのスカートというようなスタイルだと、短いスカートの方がバランスがいい。逆に、セーラー服は上着が短いので、スカート丈が長い方がバランスが取れる。『まりあ様がみている』もセーラー服だな。それ以前に、お嬢様学校という設定もあるけど。

なぜに短くするのかについては、諸説あり。大多数は、流行でみんながやっているからという考え方。あとは、足が長く綺麗に見えるという意見もあるけど、単純に”かわいい”からというだけだったり。実際に、新潟の女子高生たちは、インタビューにそう答えていたね。ところが、東京の女子高生はどうかというと、スカート丈は、一様に短いように見えるけれども、人それぞれ、自分の体型を考えてバランスのよい丈にしているはずだという意見が。不思議と、みんながやっているからというように流行に遅れまいとするような意見は前面に出てこない。
東京では、もはやあまり短すぎるのは下品だという流れになってきているよう。流行の先端を行っているなら、極端なのかと思いきや、もうスカート丈自体がどうでもよくなってきているような。ただ、基本は短めというのは変わりないと思うのだけれども。制服を研究している方によると、こういった都市部の流行が全国的に伝播するのには5年くらいかかるのだそうで、だいぶタイムラグがあるという話。

そういえば、現役女子高生である姪が言っていたっけ。それは、靴下の話なのだけれども。一時すたれたルーズ・ソックスをここにきてまた履き出したコたちもいれば、ニーハイを履いているコもいる、と。靴下ひとつとっても、個人の趣味で着こなしているのかもしれません。もちろん、校則の締め付けが少ない公立校だからできることなのでしょうが。

自分が高校生の時代は、もうン十年前になりますが、短いスカートのコが極少数だけれども出始めた頃でした。中学生時代は、まだ、標準よりも長いスカートをチョイスしていたコもいたので、流行のスカート丈というのが長いものから短いものへと変わった、ちょうど転換期だったかもしれません。でも、自分のスカート丈を覚えてないなぁ。膝丈くらいだったかなぁ。短くも長くもなく、極標準の制服だったのですが。

制服は決められたものですから、その制限された中でいかにおしゃれをするかというのがテーマになるわけですよね。
自分の学校はブレザースタイルだったのですが、ブラウスは自由に着てました。ボタンダウン・シャツを愛用していたのですが、開襟シャツを着たりもしました。夏場は、スカートと共布のベストを着るのですが、私はわざとベストを着ずに、サスペンダーを使ってました。当時、都内ではサスペンダーが流行っていたので、それを真似して(笑)自分の学校には、サスペンダーをしていたのはもうひとりくらいしかいなかった…。冬場は、みんなベストをニットのものに替えて着たりしていましたね。あとは靴。基本はローファーでしたが、たまにはコンバースのハイカットを履いたり、ワラビーを履いたりしてました。バッグも自由だったので、キャンバス地のサイクル・デイバッグを愛用してました。制服でも許されるギリギリの線で、自分なりにTPOを考えていたつもり。中にはブランドもののバッグで高校に来るコもいましたが、それはちょっといただけないなと思ってました。

最近はあまりみかけなくなったけど、ローファーのかかとをつぶして履くのが流行っていたときに、歩きづらそうだし、カッコ悪いし、なんであんなことするのか理解できませんでした。ムダに胸元のボタンを開けたり、リボンをだらしなく結んだりするのもカッコ悪い。くずすのもいいけど、やっぱり制服はビシッと着るのがカッコいいと思うんだけどな。

短いスカートでもけっこう!ただ、穿くのなら覚悟をして穿けと言いたい。エスカレーターとかでモジモジ後ろを隠すとかしない!そこまで短いのを穿いてるなら、堂々とパンツを見せなさい!(笑)それがいやなら、見えてもいいようにパンツを二重に穿くとか、スコート感覚のものにするとか、ブルマを穿いておくとか、工夫するように!ただし、ジャージを穿くのは許しません(笑)モジモジされると、こっちが恥ずかしくなるんだよねぇ。

関係ないけど、わが母校はいまや数少ない学ランの高校。自分の趣味として、学ランは萌えるので(笑)、残してほしいものだと思っています。



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2009年01月29日

ガラガラ

昨夜は、ある葬儀があって、夜の六本木へ。
なんか、すごく違和感がありますね、葬儀と夜の六本木って…。教会で行われたのでね。東京タワーが見守る中、厳かで静かな式でした。
電車で行こうかどうしようかと迷う中、喪服で電車に乗っていくのも嫌だなと、結局車で行くことをチョイス。ダンナさんの運転で、友人たちを乗せて向かいました。途中、当初電車で行くと言っていた他の友人たちも、車で向っているとメールが入り、道路状況やら現在地やらを連絡しつつ、向いました。なんだか、昔、無線で連絡を取りつつ走っていたのを思い出す。彼らは、首都高速を使い、結局30分程度で到着してしまったとのこと。夕方だというのに、首都高はガラ空きだった様子。私たちは、高速を使わずにのんびり向っていましたが、幹線道路とて空いているのは同じで、以前だったら、夕方はメチャ混みの状態なはずの道路が、渋滞など全くなく、スイスイでした。ホントに、考えられない…。
そういえば、夜の六本木の街も、人通りが少なかった。かつて、ディスコやクラブで賑やかだった通りも、静かなものでした。

しかし…最近の都内は、車が走っていない。
目の当たりにしましたよ。不景気が、こんなカタチで現れるのですね。一時期、ガソリンが高騰したときには、走っている車が減ったのでしょうが、ガソリンは大分安くなりましたよね。とすると、やはり物流が止まっているということなのでしょう。製造業では、仕事がなくて工場のラインが止まったりしているのでしょうか。製造業に勤める人からは、臨時休業、つまり強制的に休みを与えられているという話も聞きました。全体的にそんな感じだとすれば、物は動かないし、そうなると営業車や物流のトラックなどが少なくなるのは当然のことなのでしょう。思い起こしてみれば、走っているトラックが少なかったような気もします。しかし、本当に道が空いていました。帰り道など、まだ早い時間帯だったのに、まるで夜中のような空き具合。空いていてよかったのですが、ここまでだと気味が悪いや。

一方、行きの途中で面白いものを見ました。それは、ヒッチハイカー。”日本橋”ってプレートを出してた。あれは板橋あたりだったかな。タクシーが止まったら面白いねとか話していたんですが(笑)いるんですね、ヒッチハイカー。大概、乗せてくれるのは普通車両じゃなくて、トラックですよね?違うの?しかし、トラック自体が少ないってのに、きっぷのいいトラックの運ちゃんも少なそうです。彼は、日本橋に辿り着けただろうか。友人の話によると、10年前くらいは、ヒッチハイカーもよく見かけたそうだけど。最近でも、たとえば地方から東京に来るのに、ヒッチハイクで来る人とか、いるのでしょうか。

帰りがけには、10人くらいで食事をしたのですが、あらためて、我々夫婦の日常会話が、オカシイことに気付かされました(笑)いちいち語句の解説をしないといけない会話ってなんだよ!お外に出たり、人と会ったりすることは大事ですね(爆)

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2009年01月27日

時には迷子になってみるのもいいか

現在、ルーティンの深夜アニメの他に観ているアニメが『キノの旅』なのですが、これが淡々としたロード・ムービー調で、どうしても途中で寝てしまう(笑)ちょっと気分を変えようと、ダンナさんが何やらごそごそとチョイスした映画は、『迷子の警察音楽隊』(2007)!(爆)よりにもよって、ナゼこれを!
しかし、私はもっとシリアス・タッチの作品だと思い込んでいたので、面白かった。ゆる〜いコメディだったんだね。

”デトックス”という言葉自体が、胡散臭くてあまり好きではないのですが、あえて使わせていただくと、”デトックス・ムービー”とでも呼びたくなる作品というのが、たまにあります。観た後に、感動というのともちと違う、しかしどこか清清しい気分になる作品というのがあるもので、そんな作品には滅多に出会えないのですが、この『迷子の警察音楽隊』は、まさにそういった作品でした。

エジプトのアレキサンドリア警察音楽隊の8人が、イスラエルのある町に招聘されます。しかし、不案内なので地名を間違い、関係ない別の町に到着。そこで出会った人々と一夜の交流をするというお話。過去の歴史での確執や宗教上の違いもあれば、お互いの言葉も通じない状態で、それでも何とかコミュニケーションを取ろうとする人々。結局、なんとか本来の目的地にたどり着いて、演奏をするのがラスト・シーンになるわけですが、演奏シーンがとても短い。そのこと自体が、彼ら音楽隊がイスラエルという国で経験したことのうち、重要度で考えたら、当初の目的だった演奏よりも、地元の人との交流の方が心に残ったということの象徴だったのではないかと思えます。

不思議なことに英語で会話するのですよね。互いに、ヘブライ語とアラビア語で相手にわからないように愚痴をこぼしたりもするのだけれども、アラビア語の詩のような美しい響きが、意味もわからないはずのイスラエル人の心に刺さる場面があり、いろいろなものを超えて、言葉が心に届くことを信じたくなりました。エンド・ロールなども、いちいちアラビア語とヘブライ語の両方で書かれていて、双方の相容れなさがわかるというものなのですが、それでも、その異なる文字たちが互いに主張しあうのではなく、よりそって並んで立っているように見えました。現在、ガザを攻撃したりして、世界的に非難されているイスラエルですが、私には中東の歴史は複雑過ぎて、よくわかりません。文化的なことにしても、イスラエルって本当によくわからない。そんなイスラエルの片田舎の町の暮らしを垣間見られただけでも、この映画を観てよかったと思います。

砂漠地帯の荒涼とした景色。私が唯一海外旅行で訪れたのはエジプト。その乾いた風と埃っぽさを思い出しました。全てがサンド・ベージュの世界の中にいると、色彩というものを鮮やかに感じます。音楽隊の着ているスカイ・ブルーの制服は、本当に映えた。
劇中で演奏されるゆる〜い音楽を聴いて、思い出したのが、エジプト旅行のホテルでの一夜。高級ホテルのバー・ラウンジの舞台で、キーボードひとつで弾き語っていたおっさんが歌っていたのは、スティービー・ワンダー『心の愛(I Just Called to Say I Love You)』でした。なんでそんな選曲だったのかわからんかったけれども、この映画を観たら、すごく納得がいったような気がして(笑)アラビア語で語るところの”愛”というのがね、少しわかった気がしたんだよね。すごく感覚的で言葉にできないのだけれども。この曲は単調であまり好きじゃない曲だったのだけれど、この映画を観て、映画とは全く無関係の曲なのに、見直した!(笑)ちなみにこんな曲です。訳詩がついた動画があったので。コチラ
それと、みんな役者さんが、いい顔をしているんだよね。とても味がある顔。自分の時間を重ねて、それが顔に出ているような。小さな町で、ひとつひとつはどうでもいいようなことなのだけれども、本人たちにとってみれば大切なことでもあり、そんな小さな出来事を繰り返して毎日を生きているということから言ったら、日本だろうがイスラエルだろうがエジプトだろうが、同じなんだなって。

ちなみに、自分の中で今まで”デトックス・ムービー”と位置づけられる作品は、『バグダッド・カフェ』(1987)と『この森で、天使はバスを降りた』(1996)の2作品くらい。『バグダッド・カフェ』は、今後、自分の気持ちがすさんだときにはこの映画を観るべきだと思った記憶があります。『この森で、天使はバスを降りた』は、観た後に涙が止まらず、だけどそれが何の涙なのかわかりませんでした。ただ、流した涙に自分の中のよくないモノが溶け出てしまったような感じがして、とても清清しい気持ちになったのを覚えています。今回、『迷子の警察音楽隊』では、この2作品ほどではなかったものの、やっぱりどこか自分の毒気を抜いてくれたような気がして…。
ま、これは私の感覚ですから、この映画を観ればスッキリするなどと勘違いしないでくださいね(笑)

いきあたりばったりの旅番組ってあるでしょう?それで、最後には出会った人との別れで涙したりしてしまう…。どこまで本当に”いきあたりばったり”なのかは置いといて(笑)それって、こういうことなのかなって、思いました。見知らぬ人が予想外に親切にしてくれたりして、日常と違う場所だもんだから、閉ざしていた心を開いてみたりして、思いがけないヒントをもらったりして。もちろん、うまくいかないことや、不快なことや、危険なこともたくさんあるのだろうけれども、見知らぬ場所を旅するというのは、やっぱり面白いことなんじゃないかって思ったりして。
posted by nbm at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

鋼鉄のブラックボックス

数日前の夜、新興住宅地の中を走る抜け道を通っているときに気付きました。この辺の住宅は、大抵車1台分の駐車スペースがある家が並んでいるのですが、自転車を置くスペースがないらしく、どのお宅も自転車は家の前の道に停めてある。同じように、スクーターも道路に停めてあるのが目立ちました。
どこもかしこも不景気な世の中。通勤時に車を使わず、スクーターや自転車に乗り換えるという人が多いのだそうですね。主に車を使っているのは、小さいお子さんを連れた若いお母さんのようです。

車が全然売れてないという話は、散々流れていますね。特に、若い人の間では、車というものが必要とされていないのがよくわかります。無くても別に困らないし、どうしても使いたいときには、レンタカーやカー・シェアリングなどを利用すれば充分。保険や税金に車検、そしてガソリン代、と維持費がかかるしね。大体、都内なんかだと駐車場代が高すぎる。電車やバスなどの交通網が発達していたら、あえて車に乗る意味は感じないかもね。もっとも、これは都市部だけの話でしょうか。

私が育った所は、駅から遠くて不便な土地柄だったので、車が無い生活は考えられませんでした。大学生の頃、駅までの暗い道を自転車で通っていて、痴漢に襲われそうになったことがあり、慌てて運転免許を取って、駅まで車で通うようになりました。一時期はスクーターを使ったりもしたのですが、どうも2輪は不得意なようで(笑)ドブに落ちました(爆)てへっ!
父はのんべえだったので運転免許が無く、母は度を越えたドジっ子なので、車を運転することなど考えられず。歳の離れた兄たちが免許を取るまでは、うちには車がありませんでした。兄たちが免許を取って、初めてうちの車となったのは、オンボロで、黒い色が褪せて墨黒のようになったクラウン。農道に毛が生えたような車幅ギリギリの道を、デカいクラウンが走りました。どういうわけか、車が大好きだった私は、兄が車で出かけるといえば、「付いて行っていい?」と可能な限り車に乗りたがる、困った子供でした。
兄たちは、車を移動手段としか捉えていなかったのですが、私は小学生当時からカー・レースの映像をテレビで観たりして、密かにピット・クルーに憧れていたのですよね。あの憧れは一体何だったのだろう?

自分が大人になって、初めて車を運転したのは、大学入学直後。自動車部に入部するか、まだ迷っていた頃のことです。部車で河原に連れて行かれて、無免許のまま簡単に運転方法を教わって運転しました。公道じゃないってことで(笑)それから、上にも書いたように、夜道で襲われそうになったこともあり、二十歳のときに、「振袖は要らないから、代わりに運転免許を取らせて」と親に頼んで、免許を取らせてもらいました。小さな車を親借金して購入し、それからというもの、大学生活の後半から社会人になってからの通勤も、最寄り駅までは車を使うという生活でした。
大学では、幽霊部員だったけど、一応体育会自動車部に所属してました。というのは、学生のやる自動車部の活動っていうのが、お金が無い学生のやることですから、ちょっと物足りなくて。すぐに興味を失ったのですよね。
これは、たまたまなのですが、当時から付き合っていた今のダンナさんは、”神”と呼ばれたチューニング屋の息子であり、その”神”の技を受け継いでいたわけで、彼の乗っている車が極端に面白かったので、比較にならなかったんです。それと、だんだんわかってきたのですが、自分は運転することが意外と好きではないという事実に気付いて、自分で車を乗り回すことに興味が持てなかったこともあります。
つまり、自分では運転したくはないけど、車は好き。というのが結論(笑)
乗せてもらったり、ただ車を観ていたりするのが好きだってことなんですよね。モーター・ショーだったり、ヒストリック・カー・フェスティバルだったり、ストック・カー・レースだったり、そんなものにもよく行きました。いろんな車を観ては、うっとりしてたもんです(笑)アルバイトでレース場のもぎりもやりましたし。

運転嫌いな私ですが、パンクでのタイヤ交換くらいは自分でやります。若い娘が、道端でタイヤ交換なんてしてると、親切なトラックの運ちゃんとかが心配して声をかけてくれたり、手伝ってくれたりしましたが、自分でできるよ(笑)

なんでこんなことを長々書いたかと言いますと、車にお金をかけるくらいだったら、その分携帯電話に使いたいなどというような理由の他にも、若者が車に興味を持たなくなった理由というのがあると思うのですが、逆に自分はどうして車に興味を持ったのかをあらためて考えてみたかったからなのです。
チューニング屋であるダンナさんが、私の車好きに拍車をかけたのは事実だと思いますが、私の車への興味は幼い頃からのことであるし、父や兄はもちろん、身近な人からの影響は全くありません。運転するのは好きじゃないし、機械としての車の仕組みや車種に詳しいわけでもありません。だけど、見ているだけでも気持ちが高揚するのですよね。それだけのことなんです。結局、すごく感覚的なものでしかないんだな。

ただ、わからないなりにも、メカニカルなものに惹かれるというのは大きいことかも知れません。鋼鉄のボディに隠された、機械の心臓が動き、それが車を走らせているということ。そこに魅力を感じているのだと思うのです。ブラックボックスの中身を想像して楽しむというか、何かわからないけど、駆動しているものがそこにあるというのかな。
途中をすっとばして結論を求めたがる若い世代には、車という機構は魅力を感じられないのかもしれません。単なる移動手段のひとつでしかないのでしょうね。
posted by nbm at 11:12| Comment(4) | TrackBack(0) | 車・バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月24日

久々の地元

野暮用で、生まれ育った川越へ。
この春から放映されるNHKの連続テレビ小説『つばさ』の舞台となっているということで、地元では話題になっているそうですが。どうやら、この連続テレビ小説は、しばらく各都道府県を舞台にするというくくりでやっていたらしく、何の特長もなく取り上げにくかったであろう埼玉がそのシリーズの最後を飾るということらしい。多部未華子ちゃんはかわいいし、連続テレビ小説って、マジメに観たことないけど、観てみるか(笑)
そういえば、最近またよくテレビで川越の街が取材されている映像を見ますね。プレ宣伝?先日も菓子屋横丁が紹介されてたな。川越は”小江戸”と呼ばれた城下町で、川越城も本丸だけは残っています。蔵造りの街並みとさつまいもが名物。毎年10月には大きな山車が出る川越祭りがあります。蔵造りのあたりを歩いてると、観光客の方をたくさん見かけます。池袋からは電車で30分程度。都心に通勤するのは充分可能な所なのですが、趣のある街並みが人気で、日帰り旅行には持って来いの街なんですよね。会社員時代、同じ課のおば様が、「昨日、遊びに行ってきたの」と川越みやげを下さったことがありました。私、そこから会社に通ってるんですが(笑)確かに都心への通勤圏内なんだけれども、感覚的には一地方都市という感じ。そんな街です。

『つばさ』の舞台の和菓子屋という設定になっているのは、”やまわ”(HP)というせともの屋さんです。もちろん蔵造りの家。蔵造りは、川越商人が大火対策を施した建物。ほとんど明治に建てられたものらしいのですが、中には江戸時代に建てられたものもあります。蔵造りのある一番街は、駅からはちょっと離れた所にあるのですが、歩けない距離でもありません。この辺りは城に近い旧市街地。
一方、駅の周辺は開発が進んでいて、地元のデパートやモールなどがあります。都心に出なくても、一通りのものは買い物ができる感じです。モールでは、婦人服のお店が閉店セールをやっている隣で、GAPの店が建設中でした。時代の流れを感じるわ。

私が川越に行くと、必ず立ち寄るのが、20年以上前から付き合いのあるセレクト・ショップ。「なんでこんな地方都市にこんなものが?!」的な品揃えでびっくりするお店です。ここ1軒に自分好みのものが集約されてるので、都内を延々歩き回っても、結局ここでお買い物ということが少なくないです。古い付き合いの店長さんは、私のワードローブや嗜好をわかってくれているので、便利だし気が楽。昨日は、目の保養のつもりで立ち寄ったのですが、気に入ったショッピングバッグがあったので、それを購入。ずっと2つ目のエコバッグを探してたのですが、柄が気に入ると大きさが足りないことが多く、大きめで柄がかわいいのが欲しかったんですよね。本来、小さく折りたためて持ち運びに便利なものを探していたのですが、あまりに柄がかわいかったし、普段使いにもできそうなので、reisenthel(HP)のBASIC BAGを購入することにしました。コンパクトに折りたためるSHOPPERタイプは、よく見かけるのですが、BASIC BAGは初めて見たし。いわゆるブランドものには興味がないのですが、バッグ・フェチではあるのですよね。どうもバッグに目がいく…。
そういえば、以前この店で小耳に挟んだところによると、篠原涼子さんは出産前後の時期に川越で過ごされていたようで、よく見かけたということでした。ご主人の市村正親さんは川越のご出身ですものね。そんな話を思い出しました。

たまには裏路地に入ってみるかと思い、メインストリートから一本裏の通りを歩いてみました。この道を歩くのは、久しぶり。すると、道端にお店の案内を発見。なんだかピンと来た!さらに狭い路地へと進むと、案内にあったお店を発見。ココ!あまりにドストライクなお店だったので、正直隠しておきたいくらいなのですが(笑)川越に行ったときに立ち寄りたいスポットが増えました。

川越の駅に程近い新市街地を歩いていると、目に付くのは洒落た美容室が多いことと、ユーズドも含むけど、カジュアルラインの小さな洋服屋さんが実はたくさんあることです。正直、観光に来ているのは年配の方が多いという気がしますが、ファッションに貪欲な若い人にとっても、魅力的な街になってきた感じがします。
posted by nbm at 12:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

輝け!nbm Awards 2008!(音楽編)

いつまでやってんだよ!って感じですけど、2008年を振り返る企画も、今回で最終回です。
昨年は、前半までは近年に引き続きロックを聴いていたわけですが、後半にさしかかると、ロックに飽きてしまい(笑)エレクトロニカ系を聴くようになりました。一口にロックといっても幅広いわけですが、去年あたりまでは、シンプルで骨太なロックとか、ノイジーだったりヘヴィだったりする音を好んで聴いていたのですが、今年はダンサブル・ロック系に興味が移りましたかねぇ。一時期、鬼のように新しい音が沸いて出てきたように感じたジャパニーズ・ロックのシーンも、個人的には個性派が出尽くした感がありまして、ひと段落。
あ、そうだ。音楽編も、世間の流行りとはほぼ無関係になってますので、ご了承ください。一応説明させていただきますと、手元にあるCDは、現在たぶん800枚くらい。近年はインディーズとメジャーのはざまくらいにいるジャパニーズ・ロック・バンドと、自身の音楽史からぽっかり抜けている90年代洋楽の復習をテーマとして音楽を聴いています。

<そのうち…賞>
ここでは、まだ音源を入手していないけれども、ずっと気になっていて、そのうち入手したいというアーティストをピックアップ。新顔さんばかり。
The BDIs 記事
MySpaceはコチラ。初期のThe Doobie Borthersを思わせる70年代チックなブルージーだったりソウルフルだったりするロック。っていうか、気になってからもう1年経ってるよ(笑)
Reign of Kindo 「Rhythm, Chord & Melody」 記事
ピアノがメインの、プログレッシブでメロディアスな1枚。HPはコチラ。ドラマティックな展開のメロディーラインが印象的。1枚通すとちょっと単調なもので購入を控えちゃったんだけど、やっぱり欲しいな。
Holidays of seventeen 「YEAH」 記事
MySpaceはコチラ。将来性を感じる邦楽ロック久々の大ヒット!底抜けに明るい、けれどもそれだけでは終わらない、非常に聴きやすいヤツら。コーラスワークも美しい。逆に美しすぎてつまらないほど美しい(笑)”和製Weezer"といわれているのですが、本家WeezerやPanic At The DiscoなんかをプロデュースしているChris Shawがプロデュースしたアルバム。

他に、どういうわけかいまだ入手できていないPENDULUMも欲しいし、フォーク・メタルとしてSepulturaELUVEITIEも聴きたいし、ジャパニーズではDUST BOXもちゃんと聴いてみたい。

<アルバム賞>
the telephones 『JAPAN』 記事
MySpaceはコチラ。日本のニューウェイブ・ロックの新星。2008年前半は、とにかく聴いた1枚。バカっぽい突き抜けたノリがたまらなくて。11月にはミニアルバムが出てるんですが、『JAPAN』を考えるとちょっとインパクトに欠けるか。PVが毎回かわいいです。記事で3回も取り上げてしまったということは、それだけお気に入りだったということですね。
People in the Box 『Frog Queen』 記事
個性的な日本の3ピース・バンド。鏡の向こうから現実を見ているような独自の詩の世界観と、変拍子を多用した音作りでおとぎ話のような曲。少年のようなボーカルも魅力的です。先に2枚目のアルバム『Frog Queen』を入手。後から、最初に試聴して衝撃を受けた1枚目のアルバム『Rabit Hole』も入手。2枚ともにヘヴィ・ローテーションとなりました。昨年12月に3枚目『Bird Hotel』が出てるんだけど、まだ手元にはありません。なんていうのかな。例えばRADWINPSみたいに歌詞がズシンと心に響くのとは違って、聴き流してるのに涙が自然に出てくる感じ。「あれ?なんで?」って思う。意識しないところで、心の奥底にひっそり侵入してきてるみたいな(笑)”残響レコード”なんですよね。このレーベルは本当に侮れない。MySpaceは”残響レコード”のものですが、「はじまりの国」が聴けます。コチラ

<楽曲賞>
SUE;ZAK 記事
インターネット上のとあるところで知り、すっかりファンになってしまいました。まだCD化や有料配信されていないということで、HPでの無料配信で入手した楽曲は、どれも完成度が高く、何度聴いたことか。バンドとクラブミュージックの融合を目指しているという彼ら。系統でいうと、BOOM BOOM SATELLITESみたいな感じでしょうか。次の作品が楽しみなのですが、いつになるのかな。
UNDERWORLD 『Crocodile』
アルバム『Oblivion with Bells』の1曲目。これこそ、2008年に何回聴いたことでしょう!導入部分が特に美しくてねぇ。2008年に一番聴いた曲といったら、間違いなくこの曲です。90年代洋楽を聴かなかったもので、UNDERWORLDもまともに聴いたことがありませんでした。これから聴きなおさなきゃ。

2008年の前半までは、Fall Out BoyやPanic At the Discoなどをよく聴いていた気がするのですが、あとちょっと違うけどJETね。邦楽ではあいかわらずRADWINPSも聴いてましたが、あと気に入ったのはDOESだな。それとthe pillowsもよく聴いてた。後半は、なぜだかすっかりシンプルなロックに飽きてしまい、エレクトロニカ系やニューウェイヴ系、テクノ系を聴くようになりました。Thom YorkeやThe Chemical Brothers、Boom Boom Satellitesにoak。それに電気グルーヴやDOPING PANDAなんかをよく聴いてました。今年はRadioheadでも聴いてみるかな。
それと忘れちゃいけないのがMELL『MELSCOPE』。これは強烈でした。「誰?」という方も多いでしょうが、I'veの歌姫のうちの一人です。その実力は、今の日本で、女性のロック・ヴォーカリストとしては右に出るものがいないのではないかと思ってしまうほど。BARKSでPVが視聴できます。2000年前後からアニソン界に台頭してきたI'veですが、その底力を見た思いがします。アニソンと侮ることなかれ。そういや、先日深夜にアニメロサマーライブが放映されていたのですが、水樹奈々をはじめ歌が上手で根強い人気がある声優さんもいるけど、やっぱりアニソン歌手の人は上手い!みんながみんな歌が上手くてびっくりしました。アニメ作品という背景があるから、歌には感情移入しやすいだろうけど、さすがでした。
最後に。2008年に死ぬほど聴いた曲として、もう1曲忘れてはならないのが、「Tunak Tunak Tun」!ってホントにそんなタイトルなのかさえわからんが(笑)PVの強烈さとともに忘れられない曲です。かっちょいー!振り、憶えてぇ!YouTubeはコチラ。リンク切れの際はご容赦を。

タグ:nbm Awards
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2009年01月12日

輝け!nbm Awards 2008!(書籍編)

なんか超ねみ〜と思ったら、熱がありました(笑)また新たな風邪をひいたんだろうか。まったく、なかなか体調が万全になりませんねぇ。ひと寝したら復活したので、記事なんて書いちゃったりしちゃったりして。

それでは、いつまで経っても終わらない去年の総括を続けましょう。今回は<書籍編>。2008年は読書量も少なかったですねぇ。いつも図書館の本が読みきれなくて、延長してもまだ読めず、しばらく経ってまた借りるという繰り返しでした。いつも欲張ってたくさん借りてくるのがいけないのでしょうが(笑)今も5冊借りていて、全部読みかけですわ。ぬはははは。

<写真集部門>
『CORE MEMORY ヴィンテージコンピュータの美』John Alderman著・Mark Richards写真 記事
古いコンピュータたちの古めかしくもメカメカしい美しさに圧倒されたのでありました。昔はデカかったんだよねぇ。しかし、ポップな色使いだな。と、楽しい1冊でした。
『日本典型』 柴田敏雄 記事
無機的な構造物が生命を吹き込まれたかのように見える不思議な写真。自然と人工物、つまり人間との係わり合いを写真1枚に収めてしまう構図。早く写真展を観に行かなきゃ。
『廃墟霊の記憶』板橋雅弘・岩切等 記事
見た目は写真集ではなく文庫本なのですが、内容的には写真集と言ってもよいでしょう。10年前に撮った廃墟を再び訪ねるリポート。10年という時を経て建造物が変わりゆく様に、様々なことを思いました。

<絵本部門>
『まっくら 奇妙にしずか』 アイナール・トゥルコウスキィ 記事
精密でブラックでユーモラス。シャープペンシルのみで気の遠くなるような時間をかけて描かれた絵本。これはハマりました!

<小説部門>
『ライラの冒険』3部作 フィリップ・プルマン 記事
映画化された作品も観ましたが、これは原作の方が魅力的。子供向けファンタジーとしては、厳しく残酷なお話。そして、量子力学や生命論、宗教論まで絡む内容には唸ります。ひねくれものの私はいまだに『ハリー・ポッター』シリーズを読んでいないのですが(笑)『ライラの冒険』シリーズは今のところ子供向けファンタジー作品としては群を抜いてます。
『川の光』 松浦寿輝 記事
こんなに清清しくて、美しくて、わくわくする児童文学は久しぶりに読みました。童心に帰ることができたような気がします。
『SFセレクション 時空の旅』 赤木かん子編 記事
SFをたくさん読む年にしたいと思いつつ、ほとんど読めませんでした(笑)ひとりSFキャンペーンは今年に持ち越しです。長い間誰の何という作品かわからなかった「スピードのでる薬」(H・G・ウェルズ)が読めただけでも感激したこの短編集。他の作品もどれも面白かった。

<ノンフィクション部門>
『コンゴ・ジャーニー』 レドモンド・オハンロン 記事
実はこれ、まだ全部読めてません(笑)でも途中まででも充分に楽しんでます。今月中には全編を読みたい。アフリカの未知な部分と、冒険譚。それにユーモアと文学性が加わって、本当に面白い本。モケーレ・ムベンベなんて、もうどうでもいいや(爆)

<自然科学部門>
『怪力乱神』 加藤徹 記事
中国の古い怪しげな話を、トピック的に集めた作品。孔子の言葉や中国の故事・昔話も面白かったけど、漢字の成り立ちも興味深かった。中国とは文化的に似ているところもあれば、全く違うところもあるのを再認識。漢字については、今後も勉強していきたいと思います。
『犬と狼』 平岩米吉 記事
ものすごく古い内容ながら、今の時代ではなかなかできないのではないかと思える動物たちを自宅で飼育するという貴重な経験が綴られていて、それが細かな観察につながっていることがよくわかる1冊。こんな本に出合えるのも図書館ならではだよなぁ。
『トミちゃんのいきもの五十番勝負 手提げコウモリは電気冷蔵庫の夢を見るか?』
富田京一 記事
フツーは飼わねーだろ!っていう生物たちをとりあえず飼ってみるというチャレンジの連続。さしはさまれるネタも面白かった1冊。

毎年、読んだ本はメモしておこうと思いつつ、ついついどうでもよくなってしまい、結局何を読んだのかよく憶えていないという…。利用している2ヶ所の図書館のうち片方はシステムとして記録が残るのですが、片方は残らないので。実際どれだけ読んでいるのやら。でも、去年は週に1冊も読めていなかったかも。ブログに書いているのは一部ですけど、それだけ印象が強かったから記事を書こうと思ったはずで、記事に触れてある作品から選んでみました。今年はSF読むぞー!
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2009年01月08日

輝け!nbm Awards 2008!(映画DVD編)

<映画DVD編>と題してみたものの、2008年は自分史上稀に見る、映画を観なかった年でして、正直、記事にするほどの作品を観ていません。小学生の頃から映画を観出して、中学生時代には映画雑誌を読むほどにハマり、会社員時代には週に3本のペースでDVDを観て、怠惰な主婦生活の中では週5本ペースという時もありました。しかし、去年はというと、感覚的には10本も観ただろうかという感じで…。しかも、観るとなると、エンターテインメント的な作品がどうしても先行してしまいまして…お粗末な記事になるでしょうが、ご容赦ください。

とりあえず、今年最初に観たDVD作品を報告しておきましょう。それは、『ダーウィン・アワード』(2006)。最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞<ダーウィン賞>をネタにした作品。何度か観始めるものの、最初の数分で眠くなってしまい、3度目の正直という感じでゆうべやっと鑑賞。眠気が予感したとおり、あいかわらずアホな役をやらせたら随一のデヴィッド・アークエットと、今は亡きクリス・ペンを観てちょっと感傷的になった以外は、あまり特筆するべきものなし。でも、ウィノナ・ライダーは健闘していたか。あとは、なんといってもメタリカだな(笑)基本的にはドキュメンタリー映画を制作しているという学生のカメラ視点の映像になるわけですが、映像的な仕掛けとしては面白かったかも。しかし、このカメラ視点という点ではアニメ『FLAG』HPに敵わないな。実際にダーウィン賞を受賞した死に方もあるのだろうけど、大部分が大げさに作ってる感じで、それが逆に萎えた。面白おかしくしようとして空廻ってる感じで、コメディとしては致命的。もっと事実に忠実に作ればよかったんじゃないかと。それだとさすがに問題なのか?

さて、本題。
昨年、年の初めに観たのは『日本沈没』(2006)でした。リメイク版の方ね。こういう大味そうな邦画作品は普段はスルーなんですが、地震マニアとしては一応観なきゃと思い…。しかし、何も憶えてねぇ(笑)やっぱりオリジナル版の方が断然面白かったなぁ。
2008年に観た映画は、おそらく30本程度。年間100や200くらいは当たり前だったので、これは本当におそろしく少ない数字です。最低でもあと30本は観るつもりでリストアップしてあったのですが…。

<邦画賞>
『鉄塔 武蔵野線』(1997) 記事
個人的に勝手に一大鉄塔ブームを巻き起こした名作。日常的に、このかつての武蔵野線の鉄塔を間近に見る機会があるので、忘れられない作品となりました。少年のひと夏の冒険物語。

<構図賞>
『叫』(2006)
黒沢清ファンとしては、その世界観を充分に楽しめた作品。ラスト近くの”持って行かれ方”も笑えたし。先日、夜中にテレビで放映されてまして、何気ないシーンを一瞬見ただけで、『叫』だとわかりました。そのことであらためて気付かされた、黒沢清さんの構図の独特さ。なんのことはない構図の中に、隙間なく詰め込まれた情報が、一挙に押し寄せてきて、どこかアンバランスで不安な気持ちを掻き立てるカットの連続。それが黒沢清作品の美しさなのですよねぇ。廃墟をここまで綺麗にドラマティックに撮れる人は他にいないと思う。何せ前作の『LOFT』(2005)がやっちゃった感が強かったんで(笑)黒沢監督には「どこに向かってるんだよ!」って言いたくなるんですけども、どの作品にしても、1カット1カットの世界観が好きなことに変わりはなくて、映像だけでも充分に楽しんでいることを自覚させてくれた作品でした。

<撮影賞>
『28週後…』(2007) 記事
ダニー・ボイルが製作総指揮に回ったせいか、お得意の「なんでそうなるの?」的な流れがなく、ストーリー的にはフツーの作品。しかし、暗闇の地下鉄構内を、銃の暗視スコープだけをたよりに歩く場面が、特に気に入った。ゾンビ映画(厳密にはゾンビじゃないけど)多しといえども、走るヤツらはまだまだ少ないので、その辺がやっぱり緊迫感を出すよね。俯瞰で、この走るヤツらと人間とが入り混じって逃げ惑うというシーンも印象的だったし。ヤツらを”脅威”として、うまく撮れていたと思う。

<グロテスク賞>
『パフューム ある人殺しの物語』(2006)
スプラッター系とは別種の、しかしとてつもなくグロテスクな映像が印象的。映像では表現することが難しい”におい”という分野を、限界まで表現できたのではないかと思える。18世紀のヨーロッパの、大抵は貴族のゴージャスな生活にしかスポットライトが当たらないところを、悪臭芬々たる場末の市場から始まり、庶民の不潔な生活がリアルに描かれている。原作は以前に読んだし、そこでは様々なことが語られていたと思うけど、映画は雰囲気を楽しめればそれでいいような気がするな。「人間とは」とか「幸・不幸とは」とか、難しいことは考えないで、五感で感じるだけでいいと思うけど。そんな作品でした。

<意外賞>
『サンシャイン2057』(2007) 記事
『紀元前1万年』(2008) 記事
両作品とも、微妙そうだから、さして期待せずに観たところ、意外と面白かった。『サンシャイン2057』は、まさにダニー・ボイル的でどんどん主題がずれていく感覚が楽しめたし、映像も魅力的だった。『紀元前1万年』は、終始「なんじゃこりゃー」な感じで笑えたし(笑)

<やり過ぎ賞>
『ダイ・ハード4.0』(2007) 記事
いい加減に、またこの男が巻き込まれるってのはムリがあるだろうというツッコミはさておき、睡眠導入DVDのつもりで観始めたら、途中で寝るどころか結局全部観てしまったという…。だって、ジジィ、やり過ぎなんだもん。ストーリーとか、CG使いすぎとか、そんなのどうでもよくなるくらい、画が可笑しかった。

<もう1回観たいで賞>
『ゾディアック』(2006)
デヴィッド・フィンチャー監督ってことで、もっとこうキレのある演出を期待していた人が多いみたいだけど、この作品の場合は、主題は殺人鬼のナゾに取り込まれていくジャーナリストたちを追うことにあるわけで、その過程をじっくり観せないといけないわけだからね。私は、この作品がとっても好きです。同じ作品を観る余裕がないもので、大概「1度観たら次!」となるのですが、これはもう1度じっくり観たい!犯罪心理やシリアルキラーなどへの興味が強い自分にとっては、取り込まれていく記者たちの気持ちがとってもよくわかる。ある種の自分の暗部に触れる作品で、それをマゾヒスティックに楽しんだ作品でしたねぇ。

<大賞>
『パンズ・ラビリンス』(2006) 記事
2007年は、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(2007)や『ローズ・イン・タイドランド』(2005)などと、他にもファンタジー作品を観ましたが、『パンズ・ラビリンス』がダントツでよかったです。観る前から気に入るのはわかりきっていたのですが、やっぱりよかった。ダーク・ファンタジーとしての映像もストーリーもよかったのですが、やっぱりラストがグっときました。残酷な現実を正視する勇気を持てよと言われているような、ね。痛烈だったな。

振り返ると、観た本数が少ないのに、ゾンビ系が多くてびっくりします。『バイオハザードV』(2007)とか、『アイ・アム・レジェンド』(2007)とか、『プラネット・テラー』(2007)とか。『インベージョン』(2007)もゾンビじゃないけどそんな感じか。
来年はもうちょっと、マジメに映画が観たいっす。






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2009年01月06日

輝け!nbm Awards 2008!(アニメ編)

え〜、ようやく日常に戻りつつあります。カレンダーを掛け換えたのはつい昨夜のこと(笑)なんだか10日程、ワープしたような感覚です。一体、何をやってたんだろう?
気を取り直して、昨年末にやりそびれた<nbm Awards 2008>でございます。まずは、どうにもならないアニメ編から。どうにもならないというのはですね。前回(2007年)を見返してみると、年間50作品とか観てたらしいんですけど、2008年はおそらく100作品以上は観ているのではないかと思われ…。前回も説明したのですが、アニメの場合は1作品が1クールだとして13話。2クール物だとその倍の話数があります。すべてが1話30分で1クールだと仮定しても、鑑賞したトータルの時間は650時間。わかりにくいと思うので、映画に換算してみます。一般的な映画が約90分だとして、もしこの時間を映画に費やしているとしたら、年間430本は観てることになりますね。こりゃあ映画が観られないはずだよ(爆)去年は、アニメを減らしたいと思っていたはずなのに…。倍に増えてんじゃねーか!
昨年末『あかね色に染まる坂』を観ていたときのこと。何の脈絡もなく唐突に画面に描かれていたぬいぐるみ2体の後姿を見て、『もえたん』の”あーくん”と”かーくん”だと気付いてしまった自分に愕然としました…(爆)もはや救いようがないな、自分。
では、まずは無難なところから。

<設定賞>

『神霊狩−GHOST HOUND−』HP
物語のキーとなる廃墟のモデル、”曽木発電所”を発見し、背景の深さに愕然とした作品。さすがの士郎正宗原作作品。心理学の専門用語や生命科学にまで踏み込んだ意欲作だと思うんだけど、まとめ方がちょっと物足りなかったかな。

<脚本賞>

『RD潜脳調査室』HP
1話1話のストーリーが練られていて、笑って泣いて考えさせられた作品。ぽっちゃりした女の子とジイさんが主人公というチャレンジも評価したい。結論からいうと、ラブストーリーだったのか…。

<衣装賞>

『破天荒遊戯』HP
ラゼルちゃんのゴシック・ロリータ調の衣装が毎回かわいくて、画に気を取られていると、真理を突くセリフを吐いたりして、侮れなかった。
『xxxHolic』HP
さすがのCLAMP作品なので、内容は当然面白かったけど、侑子さんの衣装がゴージャスで素敵だったのが印象的。

<音楽賞>

『マクロスF』HP
楽曲といえば、2008年は『マクロスF』しかありえませんね。菅野よう子さんのとめどない才能と中島愛May'nという2人の歌姫がめぐり合って、本当に盛り上がりました。

<プレスコ賞>

『紅』HP
プレスコの威力を思い知った作品。生々しいったらありゃしない。それが物語のいやらしさと非常にマッチしました。制作は大変だったと思うけど。

<個性派賞>

『PERSONA -trinity soul-』HP
キャラクター・デザインが個性的でした。内容的にも回を追うごとに魅力的になりましたし。
『カイバ』HP
見た目のかわいさに騙される作品。ドギツイことを描いているのにね。手塚治虫の漫画のような味わいでした。

<キャラクター賞>

『もやしもん』HP
菌たちが”かもす”のが非常にかわいかった。Polysicsを起用したエンディングはよかったです。原作よりも個人的にはとっつきやすい画だったので、楽しめました。
『フルメタル・パニック?ふもっふ』HP(バンダイチャンネル)
ボン太くんにヤラれました(笑)オリジナルも観たし、『TSR』も途中まで観ています。それぞれに別作品になっているのがすごいシリーズ。
『ケメコデラックス』HP
斎藤千和さんの底力を見ました。”中の人”ならぬ”外の人”という概念ができましたね。
『狂乱家族日記』HP
これも藤村歩さんの底力を見た作品。他に藤田圭宣さんを発見しファンになった作品でもあります。しかし奇天烈な設定だったよなぁ。ロボットにライオン、クラゲの姿の宇宙人が家族って…。
『World Destruction』HP
作品自体はどうってことないのですが、チビクマ族のトッピーにヤラれました。以後、古谷徹さんの声を聞くと、語尾に「〜クマ。」とつけたくなってしまい、困っています。ライバルのチビクマ、ヤッピーに池田秀一さんがキャスティングされていたのも笑えました。

<電波賞>

『こはるびより』
HP
なんということはない作品なのですが、テーマ・ソングだけが脳裏にこびりついてしまって…(笑)♪エ〜プロン取っちゃいけませ〜ん♪

<エロティック賞>

『ムネモシュネの娘たち』HP
ここまでグロでエロなアニメ作品もなかなかないので(知らないだけ?)とっても新鮮でした。『A KITE』とか『かのこん』とかも観ましたが(笑)時代を超えた壮大なストーリーも楽しめました。

<バランス賞>

『バンブーブレイド』HP
とにかく面白いの一言。マンガを読んでるみたいにフラットに楽しめた作品。続編作らないかなぁ。
『図書館戦争』HP
有川浩さんの原作がきっとよくできているのでしょうが、一人一人キャラが立っていて、みんな応援したくなりました。

<長編作品賞>

『鉄コン筋クリート』HP
松本大洋の原作を読んでいないのですが、絵柄がやっぱり新鮮でしたね。声優に俳優を起用するのは個人的には好きではありませんが、蒼井優はなかなかよかったです。
『パプリカ』HP
独特の世界観を貫いている今敏監督の真骨頂という感じ。極彩色の狂気は見ごたえあり。

<優秀賞>

『夏目友人帳』HP
『蟲師』を現代に焼きなおしたような作品ですが、涙することが多かった。今クールで続編が始まり、楽しみであります。忘れかけたものを思い出させてくれるような切ない作品。

<大賞>

『BLACK LAGOON』HP
以前から評判は聞いていたのですが、観てみるとやはり圧巻。回を重ねるうちに、元サラリーマンのロックと”トゥー・ハンド(二挺拳銃)”レヴィの対照的な人生が浮き彫りになり、物語に深みが出ました。こういったハードボイルドなエンターテインメント作品は、アニメ作品多しといえどもそうそうないのではないかと思います。第3期に期待大。


週間で25〜30本を観つつ、他にも随時いろんな作品に手をつけている状態が続き、例えば今はルーティンものの他に、『ひぐらしのなく頃に 解』『ちょびっツ』『月詠』『ヒロイック・エイジ』などを観ています。ちなみに年末年始は、『創聖のアクエリオン』『BLUE DROP』『シスタープリンセス』などを鑑賞してました。いちいちタイトルを挙げていくと、自分でも頭がおかしいと思います(爆)それでも観きれないほどたくさんの作品があるわけですから、もう制作するの辞めてくれないかな(笑)
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posted by nbm at 14:48| Comment(3) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

とりあえず、おめでとうございます(汗)

あまりに放置しているため、年末年始のご挨拶のコメントをいただいて、恐縮しております。申し訳ありません。
とりあえず、あけましておめでとうございます。
そして、順序が逆だけど、旧年中は大変お世話になりました!
本年も拙ブログをよろしくお願いいたします。

ということで、
記事の中身は後日UPさせていただきます。
「ポイ」しないでね黒ハート
posted by nbm at 18:03| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする