2010年02月27日

2次元とリアルの交錯

アニメ『こばと。』を観ていると、<熊のバームクーヘン>がとっても食べたくなります。天界にある熊のバームクーヘン屋さん。天界に反旗を翻したことから、熊の姿に変えられてしまった玄琥さんの作るバームクーヘンは、本当に美味しそうで。同じく、ぬいぐるみの犬と化してしまった”いおりょぎ”さんがよく食べている(っていうか”飲んでる”?)のですが、現実に売ってたら、絶対買う!って思うくらい美味しそうなのです。ちなみに、バームクーヘンを作っている、熊の姿をした玄琥さんの声は、小山力也さんです。つまり、ジャック・バウアー=どきどきキャンプ?(笑)

昨夜のこと。夜も更けて、もうそろそろ寝床へという時間になって、お腹がすいた私は「熊のバームクーヘンが食べたい…」と心の叫びを漏らしました。すると、ふらっとダンナさんが外へ。しばらくして帰ってきたときには、その手にバームクーヘンが!
そりゃあ、夜中にその辺で買えるバームクーヘンですから、そんなに高級なもんじゃありません。だけど、なんだかとってもおいしそう。たまらず、一口だけと、ほんとにほんの一口だけいただいてみました。「むま〜い!」わりとしっとり系だったので、一口でも満足。お腹もおちついてくれました。
さっそく、Skypeチャットでおっさん軽音部の面々に、熊のバームクーヘンを自慢すると(いや、”熊の”ってわけじゃないんだけど 笑)、みんな口々に「熊のバームクーヘン、いいなー」「いいなー」と羨ましがっておりました。みんな『こばと。』を観ているからね。…アフォの集まりだ!

アニメの話題で、もうひとつ。
『ちゅーぶら!!』という作品があります。中学生の女の子が<下着同好会>を創設し、真面目に下着を研究するという筋です。
はじめはどうかと思ったのですが、画的にエッチなものが出てきても、不思議とエロさがなく、さわやかに観られる作品。
パンツもブラも出てくるのですが、特に成長期で発達に個人差のある胸を守るという意味でのブラジャー解説が、なかなかためになります。
ちょうど、テレビの深夜番組で、ブラジャーの試着の”ゴッドハンド”と呼ばれる方が出てきた番組を見まして、その神業を体験するためにタレントさんの女の子がしてきた自前のブラと、”ゴッドハンド”が選んで装着してくれたブラとの違いを見せてくれたのですが、サイズがCからGへとアップしてました。なにせ、わき腹や背中からも「これもお胸のお肉です」と言って、かき集めてきたお肉を、すべてカップに収めてしまうのですからね。そんなバカなとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、私とて、矯正ブラでCからEにアップした経験があるので、これは本当の話でございます!あんな所のお肉が胸になるわけがないと思うのですが、そうやってカップに収めてクセをつけているうちに、それは本当に胸になってしまうのですよ。
真面目にブラジャーの話をしますと、Eとかいうと、まず、その辺のスーパーとかじゃあまり売ってません。あってもかわいいデザインのものが少ないし(昔よりは増えたけど)、生地を多く使うからなのか、同じデザインでもお値段が高くなったりします。その上、私は胸の中心の骨が出ているので、中央側のワイヤーが上部までせりあがっているタイプは胸に当たって痛くてダメです。だから、必ず試着をしないと失敗します。デザインだけで選んでしまうと、ブラジャーの作りが自分の胸の形にフィットしないものも多いです。それはみんな同じだと思う。件の番組のタレントさんの自前ブラは、外側のワイヤーが胸に食い込んでました。
でも、きちんと試着してブラジャーを買うという女性は、実はとても少ないのではと思います。面倒だとか、恥ずかしいとか思っちゃうのかな。アンダーバスト部分が食い込んで、シャツの上からも段々になっているのがわかる人も多いですが、アンダーのサイズがあってないってことですわね。あれじゃ苦しいはずだし、美しくない。
面倒でも、ブラジャーは試着することをオススメします。ブラジャー次第で、とんがった攻撃的な胸にも、お椀型のまろやかな胸にもできるしね。
こんな私は、『ちゅーぶら!!』の主人公・奈由ちゃんが下着にこだわる気持ちがちょっとわかるので、アニメ自体も楽しめるのかもしれません。

他にも、『ダンス イン ザ ヴァンパイア バンド』で出てくる缶入りのドロップが懐かしく、久しぶりに食べたいと思ってたら、とある番組でそのドロップの工場内部の映像を流してました。あんな所で作ってたんだな、サクマ式。チョコレート味食べるとびっくりするんだよね、フルーツ味を想像して口に入れてるから。あれ?”式”がつくのと、つかないのがあるんだ。チョコレート味入りは”サクマ式”の方だったんだな。

ってなことで、アニメの世界のものをリアルの世界で見直すということが続き、たとえばドロップなんて、普段近所のスーパーでも見かけていたクセに、アニメで観てから実物をみると、「おぉ!リアル・ドロップだ!」みたいに変な感動があったりして、だいぶ感覚がおかしくなっとるなという自覚が…てへっ!
posted by nbm at 11:08| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月24日

練成される世界

昨年辺りから、興味を持ちはじめた大きなテーマのひとつが、”元素”。図書館で何冊か借りて本を読んできたものの、いまひとつつかみきれず。
そこに思わぬカタチで飛び込んできたのが、寄藤文平さんの『元素生活』でした。
久しぶりに立ち寄った書店で寄藤さんの『ラクガキ・マスター』という本をみかけ、寄藤さんの本は大好きなので、これは早速図書館で借りなければと(←ファンでも買わない 笑)、図書館HPから検索してみたら、存在を知らなかった『元素生活』にぶちあたり、こちらを読むのが先になりました。

寄藤さんオリジナルの”スーパー元素周期表”が、非常にわかりやすく親しみやすい。これ、学校の教材で使ったらどう?絶対、化学に興味を持つコが増えると思う。これは、元素を人型にして、ヘアースタイルは族、下半身で固体・気体・液体など通常の状態を、体型は原子量すなわち重さ、おしゃぶりを加えた赤ちゃんからひげもじゃのじいさんまで年齢で発見された年代を表し、服装は主な使用用途を示しています。これらを組み合わせて表記すると、みんな個性的。当たり前ですけど、ひとつとして同じものがない。

様々な金属を加工する仕事をしているうちのダンナさんは、日常的に普通ではあまり直接お目にかからないような元素にも親しんでいます。たとえば、ベリリウム。非常に硬くて、加工に苦労するという話を聞いていましたし、その粉末は猛毒であるという話も聞きました。
だけど、私自身は、生活の中で元素を意識する機会は正直少ないです。最近では、ギターのお手入れで使うシリコンのスプレーがありまして、これを室内で使うと、床がツルツルすべって非常に危険(笑)シリコンのもとになっているのはケイ素ですよね。ずい分すべりがよくなるもんだなと思ってたら、髪に使うリンスも同じだったんですね。リンスがケイ素とは考えもしませんでした。

ということで、読んでみて、いろいろと勉強になりました。
化合物だと生活上様々に利用されるものでも、ナトリウムとか単体だと爆発しやすかったりするものもあるし、単体で毒性が強いものも当然多いけれども、単体では毒性がないのに化合物になると毒性が強くなってそのイメージが先行してしまっているものとか。
時代と共に元素にも栄枯盛衰があるのも面白い。トランジスターラジオに使われていたゲルマニウムも今は健康グッズで名前を聞くくらいになってしまったし、鉛は毒性もあり資源が枯渇しかけていることもあって使用を控えるようになっている。一方で、リニアモーターカーの電磁力に使われるニオブとか、ルテニウムやテルルなどデジタル機器関連で使われる元素が増えてきた。青色発光ダイオードのガリウムとか、液晶などに使われるインジウムとか、プラズマディスプレイのキセノンとか、台頭してきている元素もいろいろ。

化合物としての名称は馴染み深いけれども、何と何とでそうなっているのかよくわからなかったものが、大分わかったぞ。
鉄とニッケルとクロムでステンレス、ニッケルとチタンで形状記憶合金、銅とスズで青銅、鉄に亜鉛メッキでトタン、鉄とスズでブリキ、スズと鉛でハンダ、亜鉛と銅で真鍮。でもすぐに忘れそう(笑)
NHKの時報に使われているのは、ルビジウム。誤差は10年に1秒。それよりすごいのはセシウムで、セシウム原子時計の誤差は30万年に1秒!

医療方面もさまざまな元素が使われている。
骨腫瘍の診断にはストロンチウム、手術用レーザーにはイットリウム、MRIの磁石はネオジム、前立腺肥大症の治療に欠かせないのがホルミウム、人口骨や人口歯根にタンタル、猛毒で知られるタリウムも心筋細胞を診断する際に薬剤として使うらしい。胃腸薬にはアルミニウムなんだ…。
昨年、アルツハイマーの脳血流SPECT検査に必要な放射性物質が入手困難で検査ができないと医者に言われたのだけれども、この検査で必要なのはテクネチウムというもの。カナダの原子炉で作られるモリブデンをもとにジェネレータを使って抽出されるのがテクネチウム。100%輸入品のモリブデン。中でも、カナダに輸入の70%を頼ってきたのに、そのカナダの原子炉がトラブルでストップしたためにモリブデンが入手できなくなってしまったというわけ。2009年5月に止まってしまったカナダの原子炉の操業が再開されるのは、早くても2010年2月と言われていました。この問題、どうなったんだろうな。アルツハイマーだけでなく、がんや心筋などについても同様の検査を必要とするはずで、医療現場ではどう対応しているのでしょう?このテクネチウム、地球誕生時には存在していたのに、はるか昔に全部崩壊してしまったのだそうで、今は”作り出して”いる状態。元素を作るってのもおかしな話だけど、できるものもあるんだね(笑)

サファイアがアルミニウム(赤ければクロムの混ざったルビー)とか、知らんかった。
元素の発色は色々な用途に使われているよう。クロム自体は黄色だけど、絵の具のビリジアン。バナジウムはブルー、コバルトはブルーやグリーンに、カドミウムはレッドやイエローの顔料に、プラセオジウムは陶器の黄色。燃える時の色も色々で、発炎筒や花火の赤はストロンチウム。

あぁダメだ。キリがない。
人間のカラダは、体重60kgとして元素の原価で計算すると13,000円ほど。あら、お安いのね(笑)カラダを構成するのはおよそ34種類の元素。酸素65%・炭素18%・水素10%・窒素3%・カルシウム1.5%・リン1%。で、残りの1.5%が微量元素。あらためてそのラインナップを見ると、コバルトとかモリブデン、ストロンチウムやルビジウム、砒素とか水銀まで入ってる。
微量元素の中でも特に重要なものが”ミネラル”と呼ばれる生体金属元素。少量だけど、カラダが正常に機能するためには必要不可欠な要素。主要なミネラルの欠乏時の症状とともに、多く含まれている食品が描かれているのですが、普段口にしている食品ばかり。ミネラルは必要不可欠だけどごく少量を摂取すればよいので、やっぱり、いろんな食品をバランスよく食べるということが大事なのがよくわかります。

普段、考える事はないに等しいのだけれども、身の回りのものや、自分のカラダさえ、さまざまな元素で構成されているわけで、それに思いいたると、実に不思議な感覚を覚えます。うるさいくらいにエコ、エコ言い出し、リサイクルが叫ばれる昨今でさえ、レアメタルが何のどこに使われていて、どうすりゃリサイクルできるのかなんて、ほとんど知りません。資源に乏しい日本のことですから、こういったことも真面目に考えないといかんのじゃないかい?と同時に、日本の技術力でもって、レアメタルの代用品を開発したりしちゃってください!そう期待するのですが。

今このカラダを構成している元素も、私のカラダが消滅すれば、カタチを変えて何かを構成するだけの話。地球の中で循環し続けるわけですよね。一部、宇宙に行ったりするかもしれないけど(笑)そう考えると、ちっぽけな自分も、地球を、いや宇宙を構成する一要素なわけかぁ。壮大だなぁ。
posted by nbm at 14:48| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

今の世の中

母の誕生日が近いということで、プレゼントを選んでおりました。
何度尋ねても「楽しいことは何もない」と言い続けていた母に、前回会ったときに、仕込んできたことがありました。ひとつは、CDを聴くことを勧め、いくつかのプレーヤーの操作方法を再度教えてきたこと。もうひとつは、眠ったままになっていたデジカメの操作を教え、写真を撮ることを勧めてきたこと。
ひと月ほどして、様子を聞いてみると、デジカメで1度だけ写真を撮ったとのこと。寒い朝、庭のもみじに雨氷が付いて、珍しいし綺麗だったから撮ってみたという話だった。その話から、撮った写真をもとに短歌だか俳句だかを作る番組が面白いと話し始め、自分でもやりたいような口ぶりで、「季語がよくわからないし、うちには歳時記がないのよね」とか言っている。しめしめ。
ということで、歳時記を贈ろうかと思ったのだけれども、いきなり文字ばかりの色気のないものも読む気がしないだろうと思い、俳句関係でビジュアル的に訴えるものがある本を探すことにした。

とりあえずamazonで検索してみると、すぐによさそうな1冊を見つける。だけど、ここで簡単にamazonに屈してしまうのも癪だ。
この情報をもとに、近所の書店で探してみようと、出かけた。ところが…
大きな書店と、数件の小さな書店を回ったけれども、amazonで見つけたような本は見つけることができなかった。なんなら歳時記でもと思ったけれども、これもやはりピンとくるものがない。嗚呼、やはり書店はもうダメなのか。
せめて池袋にでも足を伸ばせば、ジュンク堂かどこかで見つけることができたかもしれないんだけど、そこまでの時間も元気もなかった。
結局、帰ってきてからamazonで注文。便利は便利なんだけども、なんか悔しい(笑)もう書店はダメだと言われ続け、次々と近くの書店が閉店していくのを目の当たりにしているし、わかっていたことではあるけれども、残念。
「これが欲しい」と検索すれば、目的のものがすぐに見つかり、その場で注文して数日の間に届けてくれるのだから、便利なこと極まりない。だけど、「思いもしなかったものを偶然見つける」という出会いが楽しめないし、手にとって中身を見ることができないというのもつまらない。だから、抵抗してみるのだけれども、書店も弱体化しているし、新刊や売れ筋の本、雑誌などがメインで、ちょっと本流からはずれたような本を入手しようとすると、その辺の書店ではもはや手に入らない。もちろん、この本と決めれば、書店で注文することもできるだろうけど、ならばamazonの方が早い。残念だけど、そういう世の中になってしまっているんだよね。

今の世の中といえば、もうひとつ。
某掲示板を中心に、「嫁のメシがまずい」と悩む男性のぼやきの数々を見た。
「嫁のメシがまずい」ことについて、考えれられる原因を勝手にまとめると
@食事を作るのが面倒で既製品や外食頼み
A不器用でお料理が苦手
Bなんらかの原因による味覚オンチ
C育った環境や地域差による夫婦間の味覚の相違
こんなところじゃないだろうか。

子供や同居の老夫婦に合わせた食事を作っている場合を除き、夫婦二人だけの食事を考えてみることにする。
理由@「食事作りが面倒」という場合は、きっと共働きで奥さんも忙しいというケースがほとんどじゃないかな。私とて、仕事が詰まっているときにはお惣菜を買ってきたり、外食したり、作るときも手間のかからないものを選ぶから、気持ちはわかる。だけど、これが常にというと、やっぱりさびしいよね。時間のある休日には、ちょっと手のかかるお料理をしてみるとか、相手に愛情を感じていれば、美味しいものを食べさせたいと自然に思うのではないかと。お金がたくさんあるのなら、毎日外食だっていいんだけどな(笑)でも、不思議と外食は飽きがくるものなのだよね。

B「味覚オンチ」は、病気が元になっている場合を除けば、すぐにでも解決できそう。他の誰かが作ったレシピ通りに作ればいいんだから。あとはご主人の味覚にあわせて微調整すればいいだけ。一度、このくらいが美味しい味付けというのを感覚的に憶えてしまえば、あとは応用できるはず。
ただ、中には亜鉛不足などによる味覚障害という症状もあるし。実際、知り合いがそうで、お料理には苦労していたな。レアケースかもしれないけど、脳になんらかの病気が隠れていることもなくはないようなので、あまりにひどい場合は医者に診てもらうことも必要なのかも。

C「味覚の違い」は、難しい問題。単純に、薄味と濃い味とがぶつかっても、結局どちらかが譲歩するしかないような。
ただ、薄味vs濃い味問題だったら、健康を考えるとどうしても薄味が有利。うちの場合は、夫婦で濃い味が好きだったけど、健康を考えて薄味に切り替え、まずい食事を想像してたんだけど、2週間ほどで薄味に舌が慣れてしまった。案外イケるものです。

解決までに時間がかかりそうなのがA「不器用さん」だな。
料理はある程度の器用さやセンスが必要なことは確かだし、男性にしてみれば、「俺が作った方がマシ」ってことになるかもしれないけど、個人的には、修行を積めば、余程のことがない限りはなんとかなりそうな感じがするんだけど。甘い?
恥ずかしながら、実家にいるときはほとんど料理をしたことがなかった私は、30で結婚するということになって初めて料理と向き合うことになりました。そこで、まずは料理本を入手。365日分の献立が載っていたものだったので、片っ端から、毎日違う献立に挑戦!それを3ヶ月続けました。すると、時間はかかるけど、どんな料理もなんとなく作れるようになってましたよ。器用な方じゃないんで、今でも決して料理が得意とは言えないけど、ダンナさんに「奥さんの作るごはんは大概何でも美味しい」と言ってもらうまでにはなりました。”大概”ってのが、笑うでしょ?ま、そこはご愛嬌。
でも、どうしても美味しく作るのが難しい献立っていうのがいくつかあって、もつ煮込みがそのひとつなんだけど、昨日作ったもつ煮込みは、今までで一番良くでき、やっと「美味しい」と言ってもらえました(笑)
今は、どんなものでもレシピを見ただけで、一応再現できます。創作料理はできませんけどね。あと、お菓子作りは苦手。
私ごときでもなんとかなったんだから、大概の人は何とかなるさ(笑)

とまぁ、勝手に論じてきたわけですが、「嫁のメシがまずい」と嘆く男性たちも、奥さんを愛しているがゆえに、「まずい!」と強くは言えないという人も多く、どこか微笑ましく感じました。
別に、食事は男性が作ったっていいものかもしれないけど、それくらいはご主人にサービスしてもいいんじゃない?
posted by nbm at 11:15| Comment(4) | TrackBack(0) | どうでもいいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月20日

ハンガーノック・フライデイ

やってしまいました。
何をって?ハンガーノックを、でございます。
ハンガーノックとはなんぞや。未体験ゾーンですか?これは、運動時に極度の低血糖状態になることをいいまして、エネルギー源を断たれた体は、どうにもならなくなります。

ここ数日、特にキツイ生活をしていたわけでもないのですが、疲れを感じながらも、誤魔化しつつ過ごしていたような感覚はあります。
先日も少し書いたのですが、疲れのサインである”銀の虫”も度々目撃していましたしね。

昨日の午後は、仕事を数時間してから、休む間もなく自転車で隣町の図書館へ本を返却に向かいました。日が暮れる頃の話です。目的地までは、ゆっくりのペースで15分ほど。車で行けばいいのですが、運動がてらという感じで、お天気がよければいつも自転車です。
行きは何事も無く、図書館に着いて本を返却し、フラッと見て歩く。小一時間で4冊選んで借り、帰ることに。
帰り道も初めは特に問題はなく。しかし、難関が。途中、長く続く坂がありまして、下る分には気持ちいいけど、登るのは一苦労します。年配の方などは、自転車を降りて押しながら歩いている姿もよく見かけるというポイント。最近は立ち漕ぎで乗り切っていたので、今回も立ち漕ぎ。はぁはぁしながら、なんとか乗り切ると、家に辿り着く頃には私の体に何かが起きてました。自転車を止めて、カギはかけたけど、そのカギを抜き忘れて歩き出し、ふと気付いてカギを取りに戻る。階段では、足が前に出ない。もうなんか、グッタリ。
家に入ると、ダンナさんがすでに帰ってギターを弾いてました。
私は着替える元気もなく、イスに座り込んでグッタリ。ぎ、ぎもぢわるい…そこでようやく、気付きました。これは”ハンガーノック”だ!しばらくぐったりしていると、私の様子に気付いたダンナさんが、チョコレートを差し出してくれるも、それさえ食べる気力がない…。「必死に自転車を漕いで帰ってきたら、気持ち悪い…」と伝えると、今度は、何やらお湯をカップに入れて飲み物を作り出した。それは、私に飲ませるためのロシアン・ティーでした。
「ハンガーノックには甘い紅茶が一番!」と。ハンガーノックだと、なぜわかった?(笑)いや、わかるか。

差し出されたロシアン・ティーをありがたくいただいていると、気持ち悪さはスーッと取れていきました。動けるくらいにはなったかと思い、イスから立ち上がると、腿に異様なダルさを感じ、立っていられなくてまた座り込んでしまいました。

「ハンガーノックは回復するまで1時間くらいはかかるよ」とダンナさん。
う〜む、そうそう簡単には治らないものなのだな。
いつもなら、”血行の悪い奥さんにはココア”というのが定番なのだけれども、ダンナさんいわく、ハンガーノックにはカフェインの強い紅茶に糖分をしっかり入れたものが良いとのこと。カフェインが気付け薬のような役割をするらしいです。レモンティーがオススメらしいのだけれども、あまりレモンティーを好まない私にと、お砂糖と苺ジャムの入った紅茶を作ってくれたというわけでした。本来は、レモンのクエン酸が乳酸の除去を手伝ってくれるのでしょうね。

なんでダンナさんがハンガーノックや、その対処法に詳しいかというと、小・中学生時分に、水泳でジュニアオリンピックに出るかというくらい泳ぎまくっていたので、その時の経験なのですよね。
ハンガーノックについて調べてみようと思い、ネット検索してみると、出てくるのは自転車競技をしている人の話ばかり。ダンナさんのように水泳でもなるし、マラソンや登山でもなると思うのだけれども。長時間運動を続ける競技でなりやすいということですよね。だから、エネルギーを途中で補給することが必要になるわけでしょう。しかし、自転車というのが、それほどハンガーノックを起こしやすいということでしょうか。それとも、単に自転車が流行ってるってだけか?もしかしたら、自転車という乗り物に乗ることで、自分が運動してエネルギーを使うという意識が低くなるのかもしれませんね。今回の私も、自転車だったわけですが。しかし、長時間運動したわけでもないのに低血糖になるっていうのは、どうなの?

ハンガーノックの時、体の中ではどういうことが起こっているかというと、筋肉や肝臓の中に蓄えられていたグリコーゲンが枯渇してしまっています。運動にはエネルギーが必要で、それが糖なのですが、血液中を巡る糖分もなくなり、蓄えられていた糖分もなくなってしまうと、エネルギーがゼロになって、体が動かなくなります。脳にも当然エネルギーがいかないわけで、私もボーっとして自転車のカギを抜き忘れたりしてます。少しですが、手足のしびれもありました。そんなに重度のものではなかったと思いますが、体のあちこちに異変が。
特に肝臓の肝グリコーゲンが枯渇するのが原因になるようですが、肝グリコーゲンの貯蔵量は300〜400kcal程度ということで、満タンでも8時間ほどで使い切られる量らしい。
私の場合は、体調不良や血行の悪さなどがもとになって、急激に運動をしたことにより、一時的な低血糖状態になったのでしょうが、こんなことくらいでなるとは…。正常なら、こうなる前に、空腹感を感じたりするはずなんですけどね。何も感じなかった…。もうすぐ夕食という空腹の時間帯に、急激な運動をしたことがいけなかったのですけど、それにしてもひどすぎる、私の体…。

毎朝体重を量ってますが、今朝量ってびっくり。一晩で1kg近く落ちてます(笑)そして、今朝になっても、まだ余波は残っているようで、腿のあたりに血の気が引くような感覚があります。恐るべし、ハンガーノック。
色々と調べてみたのですが、とにかく、マラソンや自転車などの運動をするに際しては、ハンガーノックは起こさないように予防することが大事だとされていて、運動の途中に糖分を補給することが強調されているだけで、対処法については詳しいことは書かれていません。
病気としての低血糖は別物として、運動時に低血糖に陥ったときの対処を、誰が詳しく説明してくれないかしらん。体を動かさずに糖分を摂取する。できれば同時に水分とクエン酸あたりを摂るとよいくらいのことしかわかりませんでした。

ダンナさんの対処は、経験者ならではの知恵で当然正しかったわけで、ほんとにスーッと気持ち悪いのが取れましたが、一度なると回復に時間がかかるようです。やはり予防が一番!
posted by nbm at 11:29| Comment(5) | TrackBack(0) | 身体のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月18日

霊の現代

スピリチュアリズムがもてはやされている昨今、まじめに「<霊>とは何か」ということについて、様々なアプローチから論じている本を見つけた。ズバリ『霊はどこにいるのか』(笑)。青弓社が出しているナイトメア叢書というシリーズの5作目。
加門七海さんのインタビューから始まって、心霊スポットの変遷について考察していたり、テレビ番組との関係を探ったり、鉄道と結び付けてみたり。かと思えば、『日本霊異記』など古い文書からモノノケについて説明されていたり、文学との関係を探ったり。それぞれの執筆者が興味を持っているテーマごとに論文が掲載されているような感じ。

私が興味深く読んだのは2つのテーマ。
ひとつは、心霊写真から、映像作品まで、霊の現れ方、表現方法について書かれていた章。
いわゆるJホラーと呼ばれる映画の、「たまたまそこに映りこんだ存在」として表現するやり方などについて。まぁこの辺りは、今までも何度も触れてきたような話。
意外と気付かなかったことのひとつは、「再生できる」という点だった。何度でも映像を再生することができるということは、確認できるということ。「あれ?」と疑問に思った部分を確認してしまい、映っているという事実(まぁフェイクだけど)をつきつけられる形になるわけだ。逃げ場がなくなるよね。
それに関連して勝手に思い至ったのだけれども、撮影したビデオに映っているということは、そのとき自分と同じ時間・同じ空間に別の何かが存在していたという証明になるということで、その同時性というか共時性というか、それが映像に何かが映りこんだ場合に、現実感を伴って感じる恐怖に繋がるのだということに、今更ながら気付いたというわけで。それが”リアル”ってことだったのかって。
POV映像のホラー作品が恐ろしく思えるのは、そういうことだったんだなと。

もうひとつ、面白かったのは、台湾の<鬼>について。
台湾では、日本で「霊」と呼んでいるものを、<鬼>と呼ぶらしい。中華圏だからそうだよね。で、鬼が見える人は、<陰陽眼>を持っていると考えるそうだ。
台湾では、風水が生活に溶け込んでいるそうだけれども、だから建物の構造などには独特な考え方があるようだ。たとえば、中庭に木を植えるのは良くないという。「木」の四方を囲むと「困」になるから(笑)同様に、「人」を囲むと「囚」になるので、これもよくないとか。
<八字>という考え方があって、生年月日と出生時間で決まる命式で、道教の用語だというのだけれども、この<八字>が”軽い”と、鬼に憑かれやすいといわれているそうな。つまり、陰陽眼をもっているということに繋がるらしい。
<鬼>が赤い場合は要注意!台湾では、怨念が強い鬼は赤い服を着ているのだそうだ。逆に、鬼になりたい人は、赤い服を着て命を絶つとか。爪まで赤く染めて…。
なんだか黒沢清作品を思い出すね。あれは…『叫』だったっけ?
胡散臭いこときわまりないけど、心霊写真の鑑定とかいうときに、「赤い光は良くない」という話を聞きますね。それはこんなところから来ているんだろうか。
<鬼>が見える学生さんたちに話しを聞いているのだけれども、頭がなかったりして”人でない”と一目でわかるものはいいけど、人の形をしていると、人と見分けがつかなくて困るという話があった。人でないものを見てるのに、人と見分けがつかなかったら、そりゃあ困るよね?(笑)自分は区別がついてよかった!って、気付いてないだけだったりして?
陰陽眼に困ると、道教の法師に頼んで、お祓いをして陰陽眼を落としてもらうということもあるそう。
台湾の現代の<鬼>の話を聞いたことはなかったので、とても興味深いものだったよ。もっと聞きたいと思った。

さて、最初に戻って、加門七海さんのインタビューの中で、おもしろかったのは2点。
ひとつは、”何か”と遭遇したとき、受信する側が自分のなかでさまざまな記号を組み合わせる形でイメージを再編成しているのではないかという話。直感でつかまえたものを、自分の中にもともとあったイメージからなんとかひねり出して像を作っているのではないかと。これは正しいんじゃないのかな。何の証明もないけど(笑)
もうひとつは、今流行りののスピリチュアルなものには、耳障りのよいことばかりで、恐怖や警告的な意味が削がれてしまっているという指摘。インスタントで、お手軽すぎるとも。感性だけで、勉強しない人が多いと、加門さんは嘆いていた。
世間一般の図式が見て取れると思ってしまいました。お手軽にショートカットを選ぶ…。
確かに、実話怪談を読んでいると、理由付けや解釈はそこにはありません。怖がらせっぱなしで、こっちは放置される(笑)私は、いわゆる霊能者と呼ばれる人たちが出てきて、何の根拠もないおかしな注釈をつけられるのがキライなので、それでいいと思っていたんですが、違う側面から考えると、何も考えずに広がりがないということにもなるわけで。でも、自分も単に”怖さ”を楽しんでいるだけだからなぁ(苦笑)

自分でも、おかしな体験をしますし、単純に怖い話が大好きです。ですが、死後の世界だの、守護霊だのというのはたわごとに聞こえます。
何度も言ってますが、私は不可思議な現象を説明してほしいだけなのです。脳内活動でも、心理作用でも、物理的エネルギーででも。誰か、科学的に解明して、説明してくださーい!
わからないうちは、お話として楽しんでいるからいいんですけどね。
posted by nbm at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月17日

無意識の意識

性分というのがありまして、作業を途中でやめられない…。
今回、お仕事はさほどキツくありません。なので、必死こいて夜なべをしなくても大丈夫なのですが、始めてしまったらノッてきて、そうなると、キリのよいところまで止められないんです。なんでしょうね。手をつけずに放置するものは、とことん放置するクセに、一度手をつけると途中で止めるのは気持ちが悪いんですね。
昨日は、そんな自分に思い当たり、なぜにそうなのか考えつつ、仕事をしてました。なので、ムリせず途中で止めようかと一瞬頭をよぎるのですが、結局キリのよいところまで続けてしまいました。結果、寝たのは午前3時過ぎ。で、運悪く5時頃に地震があり、揺り起こされました(笑)せめて、朝までノンストップで寝かせてください…。
単純に、物事を途中にするのが嫌いだという自覚もありますが、決して、きちょうめんというわけではありません。せっかく集中力が保てているときに、その状態を壊したくない、集中力が続いているときには作業を効率的にこなしてしまいたいという感じです。
根っからの夜型人間としては、夜の方が集中して作業できます。それはいいんだけど、仕事を終えて休もうと思っても、すぐには脳が切り替わってくれない。仕事を止めてすぐに眠れればいいのですが、脳は興奮しているので、それをクール・ダウンさせる時間が必要になります。どうせ布団に入って目を閉じても、そうそう眠れないので、まぶたが重くなるまで、本を読んだりパズルをしたり。そうしないと、時間がもったいない。

時間がもったいないといえば、時間の使い方が、これまた決して上手なわけじゃありませんが、よくよく考えてみれば無意識に意識(笑)していたことがあります。
ひとつは、すきま時間を有効利用するということ。ちょっとした待ち時間が発生したら、その数分の間にできることを探します。そして、実行。数分の時間でも、使ってみると意外と有効利用できるもんです。お料理をするときには当然のように実行していることですよね。レンジで冷凍していたお肉を解凍する間に野菜を切るのといっしょで。ほんの数分の間に洗面所だけお掃除とか。ちょっとだけテーブルの上を整頓とか。
もうひとつは、時間的な達成目標を掲げるということ。たとえば、仕事の前にスーパーに買い物に出かけようと思ったら、「食材の買い物は○時までに○○分で終わらせよう。それで○時からはお仕事だ!」というような具合に。家の中でこれをやるときには、タイマーを使ったりします。自分で勝手にタイムトライアル(笑)目標は達成できなくてもいいんです。自分に甘いから(笑)だけど、目標を作らないより断然効率がいい。
でも、四六時中こんなことをしているわけではありません。オン・モードとオフ・モードを、これも意識的に切り替えています。ダラダラする時間と決めたらダラダラする(笑)

うちは、お昼に必ずダンナさんがごはんを食べに帰ってくるので、何をしていても午前の部と午後の部に分けないといけないのですが、メリハリというか、計画的に時間を使うことの助けになっているかもしれませんね。大概は、午前中は家の中のことをやり、お昼にはごはんを作り、午後は外での用事をこなし、夕方から仕事というパターンが多いです。
ここ2日ほど根を詰めてしまったので、今日は少しゆったりと過ごす日にしようと思います。今朝は、視界に銀の虫が飛んでいたので(笑)
これ、まだ自分で解明できたわけじゃないのですが、どうやら貧血の一種のようです。視界に無数の銀色の虫のようなものが見えます。例えていうと精子みたいに、頭が丸くて尻尾が長くて、半透明に銀色に光る小さなものが、視界の左右から流れるように無数に見えることがあります。目の中の血流が見えているというのをどこかで読んだ記憶があるのですが定かではありません。無理をした後によく見ます(笑)それはキラキラと非常に綺麗なもので、若い頃はもっとはっきり見え、見蕩れたものです。最近は幽かに見える感じですが、これは疲労のサインなので、これが見えたら体を休ませることにしています。

偉そうに言ってますけど、家の中はピカピカってわけじゃないし(笑)、放置している物事はたくさんあります。全然、”やり手主婦”じゃないんで、誤解なきよう…。
posted by nbm at 10:38| Comment(2) | TrackBack(0) | どうでもいいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

ぽんぽん船の空想科学

昨日はバレンタイン・デーでしたわね。
うちでは、チョコの代わりに、あずきを煮ておしるこです。昨日はおしるこで、今朝はあんバタパン。チョコレートは義母からもらっていたし。それに、ダンナさんの仕事のパートナーの子供たちが、手作りクッキーを焼いて持ってきてくれました。まだ、お話しもできないようなちっちゃな女の子から、愛の告白です(笑)何言ってるか全然わからんけど、かわいい!「いっしょうけんめい、つくったの!」って、気持ちは伝わってきましたよ。

さて、遅ればせながら、『崖の上のポニョ』を観てみた。先日テレビ放映されたものを録画しておいたので。
あまのじゃくな私は、ジブリ作品は特に好きじゃないんだけど。いちばん好きなのは『となりのトトロ』。もうひとつ挙げると『風の谷のナウシカ』なんだけど、『ナウシカ』は何度観ても途中で寝ちゃって、ロクに最後まで観たことがない(苦笑)あとは『もののけ姫』かなぁ。
ジブリ作品の嫌いなところは、声優さんをあまりメインで使わないこと。聴いてると、せっかくの絵が台無しって感じがする。これがいいって人もいるんだろうけど、バカみたいに深夜アニメを観ていると、声優さんの特殊な声質やテクニックに慣れてしまっているから、たどたどしいジブリ作品は聴いていてイライラすることが多い。いわゆる俳優さんは(俳優さんでさえない人も採用されるけど)、声の高低というか、抑揚の幅が極端に狭く、それが耳について違和感になる。
『崖の上のポニョ』では、子役二人はよかった。意外とイケたのが山口智子さん。あとは吉行和子さんが流石だった。
ということで、作品自体については特に何もなし。ポニョの本当の名前がブリュンヒルデだったり、深読みしようと思えば、いくらでもできるんだけれども、あえてしないってことで。しかし、ラストはもうちょっとなんとかならんかったのか。尻切れトンボにもほどがある。

ひとつ気になったのは、宗介くんが乗っていたボートの機構。「あれはどうなってんだ?」とダンナさんに尋ねると、「プランジャー・ポンプとか、ダイアフラムみたいなものかな。現実としてはありえないけど」との答え。よけいわからんが、プランジャー?ダイアフラム??なぁに、それ???

アニメでのボートは、船尾に2本の金属の管が出ていて、それが船の中央にある円盤状のものまで繋がっていた。管から水を吸い込みそれを円盤状の金属の中に入れて、下からろうそくの火で温める。それがまた管を通って船尾へ排出される。温まった水が排出されるときのエネルギーで推進力を得るというようなイメージ。円盤部分がポッペンのようにポッコンポッコン膨らんだりしぼんだりする。

調べてみると、ブリキでできた”ぽんぽん船”と呼ばれるおもちゃがあったのだそうで、宗介のボートもこの”ぽんぽん船”を魔法で大きくしたものでしたね。
ぽんぽん船の仕組みは
@パイプ内の水が熱せられて蒸気になり、体積は一気に増えるので、パイプ内の水が水蒸気とともに水中に噴出。
A パイプ内の水が噴出するとき、パイプ内が負の圧力となって水の吸入が起きる。
Bこの過程がくり返されて、船は前進。
と、こんな感じらしい。
この、水や蒸気が行ったり来たりする運動を”自励振動”と呼ぶらしいのだけれども、これがぽんぽん船の肝。

本当に人が乗れるぽんぽん船が作れるのかと思ったら、実験しているアホな人を見つけた。
中京テレビが番組でそんな企画をやったらしい。以下は、そのときの平田允さんという元大阪教育センターの方の研究による実験。
自励振動は管の内径が5mm以下でないと安定しないらしく、管を太くすれば水の出入りに周期性がなくなってしまうらしい。
加熱と冷却のバランスは管の長さによるので、管の長さにも限界があるようだ。70cmを越えると、やはり安定しなくなる。途中、水冷による冷却装置をつけると安定するらしい。他にも、逆止弁をつけたりと、様々な工夫が必要なようだ。
60kgの人間を乗せることを想定して、19mmのアルミ管15本と5台のバーナーで作り、人が歩くほどの速さでなんとか動いたという。

やっぱり、ダンナさんの読み通り、ぽんぽん船をそのままただ大きくしただけではちゃんと動かないようです。
ファンタジーなんだから、夢があるお話で、それはそれでいいんだけど。
今回は、あの船のしくみが気になったので、ちょっと調べてみただけです。

そういえば、ちょうど、宮崎駿さんと養老孟司さんとの新春対談が再放送されていて、それが面白かった。
たとえば、宮崎駿さんが作った保育園の話。養老天命反転地みたいに、わざとでこぼこな床とか、階段とか、高い縁側とか。こどもの身体感覚を養うための作りで、一見危険なようだけれども、不思議と落っこちたりしてケガする子供はいないのだそうですよ。
隣に老人施設を作る構想もあるそうですけど、それを『崖の上のポニョ』の中では実現していたわけですね。確かに、老人と子供の双方によい刺激を生む空間になりそうだ。
一方の養老さんは、昆虫バカで知られてますが、子供たちと昆虫採集をするイベントでも、「子供たちには何も教えない」ことを基本にしているそうです。そりゃそうだ。教えちゃったら、自分で考えないもんね。ショートカットで結果だけを求める傾向にある子供たちには、とても大事なことだと思いました。
宮崎さんの話で、地方出身のアニメーターは自分の景色を持っているという話がありました。夕日を描かせても、森を描かせても、その人の育った土地の景色を描くのだそうです。だから逆に、「都会育ちの人は自分の夕日を持っていない」と。あぁ、わかる気がします。私は埼玉の田園地帯で育ちましたけど、さすがに地平線や海に沈む夕日というのは知らないもんな。田舎育ちだけど、ドラマティックな景色にはあまり恵まれてきませんでした。そういうのが絵に出るんだろうねぇ。
posted by nbm at 12:16| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

脳に刺さる活字

寒いっす。それもそのはず。ダンナさんを送り出すとき、玄関から外を見ると、雪が降っているではあ〜りませんか!今も細かな雪がちらちらと降っています。

昨年、たしかたまたま観たローカルテレビ局の番組でだったと思いますが、若手作家さんが紹介していた本が気になりました。
今年になり、ようやく手に取ったのがこの『アルファンウィ』
ラファエル・サンチェス・フェルロシオというスペインの作家さんの作品で、1951年に処女作として発表されているという、実は古い作品です。
この作品が、スズキコージさんの絵によって再び息を吹き込まれ、出版されたのが去年の話。スズキコージさんの絵は、私は正直あまり好みじゃありませんが、この作品にはとてもマッチしていると思います。
関係ないけど、スズキコージさんというと、いつも『かってにシロクマ』の相原コージさんを思い起こしてしまい、混乱する自分がいます。”コージ”ってだけなんだけど(苦笑)ちなみにスズキコージさんはこんな絵を描きます。→HP

さて、『アルファンウィ』です。
一少年の過ごす極彩色の日々を描いた物語。
第1章第1節は、「トカゲを捕まえた風見鶏と、一人の子供がそのトカゲで作ったもの」というタイトル。3章から成る物語ですが、私は第1章が好きです。後は蛇足という感じ。第1章では、少年が剥製師の親方に弟子入りし、美しい剥製を作るために、様々なものから色を抽出したりして研究を進めます。
少年は、親方に弟子入りする以前に、すでにトカゲから黒・緑・青・金の四色の色を取り出していて、それをインクにしたり、カーテンを染めたり、砂時計にしたり、ドアノッカーを塗ったりしていたわけです。そして、風見鶏に教えられるままに、夕日の血色を銅鍋いっぱいに持ち帰ったりします。そのときの描写がこちら。
少しずつピンクの雲がやってくるのが見えた、それから赤っぽいもやが二人を包み、ヨードとレモンのような酸っぱい匂いがした。ついに、もやがすっかり赤くなり、深紅と緋色の間のすごく濃い赤い光しか見えなくなった。時々、少し明るい、緑とか金色の縞模様が通り過ぎた。

実際に見た夕日の色彩をリアルに細かく描写しているかというと、そういう風でもなく、頭の中の夕日のイメージを細部まで凝視して描いたような感じ。
すでにもやは赤黒い色になって青い縞模様ができていた。酸っぱい麝香の匂いは、犬スミレのようなもっと軽い別の匂いに変わっていった。光が再び出てきて、もやは青い紫色になった、なぜなら青い縞々がほかの色と溶け合っていたから。湿気は少なくなってもやはどんどん明るくなった。犬スミレの匂いはかすかになって、匂いスミレに変わっていった。もやは青みがかったピンクになってますます明るくなり、ついにもやはあがって、またすべてが見えた。空は白くて雲はなく、空気はシナノキと白バラのにおいがした。

色彩だけでなく、イメージは嗅覚にまで及び、活字を読みながら脳の嗅覚野が反応してしまって、現実にはないはずの”幻臭”とでも呼びたくなる現象が起きそうです。

剥製師の親方に”アルファンウィ”と名づけられた少年は、親方の元で暮らします。
”アルファンウィ”というのは、親方いわく、「イシチドリがお互いに呼び交わす時の泣き声」。少年がイシチドリのように黄色い目をしていたからだと言います。

ある雨の夜、遠くの風が庭に下りてきて、川や忘れられた森の音楽をつれて来ます。鳥たちの影が灯油ランプの炎に揺れて、神秘的な踊りを踊ります。
風と雨の調べが鳥たちの死んだ色と出会うと、静かでひっそりした霧が晴れて、忘れられていた姿を呼び起こした。鳥たちに囲まれて天井にひとつの輪が開いたようだった。そこにありとあらゆる原始の色が戻っていた。密林の何千という緑、大瀑布の、渉禽類の住む所の白、海辺の湿地のばら色と灰色、そこは水面すれすれに赤い日の光が震えていて、表面は泥がまじって血の色みたいに見える。葦原の紫と黄色の足元の浜辺には、種類の違う鳥たちの何千という足跡に混じって、蛇のようにうねる細い根っこがじゅうたんみたいに敷き詰めていて、黒いライムの木が輝いていた。

アルファンウィは自分が薄暗い孤独を見ていたのか、計り知れない静寂を聞いていたのか、聞かれても答えられなかっただろう。なぜならあの音楽やあれらの色は、別の世界、今まで一度も知識というものが生まれたことのない場所から来ていたから。そこでは、最初の日が、一番近い記憶の向こうに姿を消し、別の記憶、つまりまだ分かっていない物事の膨大な記憶が生まれているのだ。


アルファンウィのイマジネーションの世界は、とても自由で制約が無く、その色彩に取り込まれると、自分が見ている色を疑いたくなるほどに刺激的。
表紙こそカラーですが、スズキコージさんの挿絵はモノクロで、読む人が想像の中で勝手に色彩を付ける邪魔をしません。けれども、独自の色彩世界を構築する手助けをしてくれるにふさわしい絵です。

これほどまでに感覚的な活字には、今まで出会ったことがありません。自分の想像力の乏しさが悲しくなりますが(笑)逆に変な垣根を取っ払って、感覚意識を広げてくれる作品だと思います。その意味で、新しい作品でした。
活字なのに、ここまでバーチャルで生々しい感覚を呼び起こすというのはすごいことだ。活字が電極となって、脳に刺さっているような感じです(笑)訳のせいなのか、どこか稚拙でわかりにくい感じのする文章なのですが、それがまた、逆に自由度を高めているような気もして、不思議です。
posted by nbm at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

666

このブログを始めたのは、2006年6月。
それから、3年8ヶ月ほどになりますか。そんな拙ブログも、この記事をもって、めでたく666回を迎えることになりました!パフパフパフ!
以前に、キリ番として444回に記事を書いておりますが、そのときの次の目標が666回でありました。感覚的にはつい先日のようですが、あれからもう1年8ヶ月かぁ。
ひっそりと続けてまいりまして、いわゆるアクセス・アップの方法とされるような、ランキングへの登録だとか、宣伝のようなことは一切せず、写真を載せるようなこともほとんどなく、リンクについても拙ブログへのリンクを貼って下さった方に返すことだけしてきました。にもかかわらず、この辺境の地にいらしていただく方が存在するということは、僥倖という他ありません。ありがたい限りでございます。そのように地味ぃ〜にやってきたにもかかわらず、最近は1000pv/日を越えることも多く、この数字を冷静に考えると、ちょっとおそろしくなります。ま、アクセスしたからといって、ひとつの記事でも全文読んでくださっているかは別問題ですが(笑)

振り返れば、最初はホームページというものをやってみたいと思ったことがきっかけでした。「ホームページを作る」といえば、何かしら訴えたいテーマがあり、それを表現する場にするはずですが、私の場合は、「ホームページを作ること」自体が目的でありました。HTMLとか使っちゃって、文字でプログラムすることで、私のような素人でもある程度のカタチが構築できることが面白そうだったという、ただそれだけのことでして。HTMLで習作を作ったりしていたのですが、決まったテーマがないから、やりたいと思いつつもなかなか手に付かず(笑)そんな私を見かねたダンナさんが、とりあえずブログでもやってみたらと、このブログを立ち上げてくれたというわけで。まったく本末転倒です。機構的に興味を持ったのに、そこには結局食いつかず、文章で物事を表現し、それを誰かが読んでくれると言う面白さに気付いて、ここまで続けてしまいました。このブログさえ、最初に立ち上げてくれたのはダンナさんだし、いまだにカスタマイズできてない始末だし(苦笑)いい加減にしろ!俺!
大体、いつも本末転倒なんです。ギターだって、何か目標があって始めたわけじゃありません。ただ単に、「おもしろそうだったから」というだけで…。結果を考えない。興味の赴くままに行動するというのが常なんですよね。

さて、”666”という数字は、<獣の数字>として有名ですね。やはり、映画『オーメン』(1976)が印象的でした。私にとって、キリスト教を素地とした謎めいた話というのは、非常に魅力的で、今も特に天使についてはとても興味がありますが、その発端はこの『オーメン』だったといっても過言ではない気がします。
天使といえば、『Legion(レギオン)』という作品(トレーラーはコチラ)がアメリカで公開中みたいだけど、観たいわ!『ゴッド・アーミー』シリーズが大好きなので、これはイケると思う。
脱線してすみません。話しを戻します。
”666”がなぜに<獣の数字>と呼ばれるかといえば、新約聖書の「ヨハネの黙示録(第13章18節)」にこう記されているから。
ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人を指している。そして、数字は666である。

獣とは悪魔(サタン)で、その額若しくは右手には”666”と刻印されているのだという話。ダミアンは髪の毛に隠れてたよね?獣をもう少し現実的に解釈すると、キリストの敵ということで、たとえばある宗派の解釈では政治体制を指すとか。
獣とは、人のカタチをしていて、キリストの邪魔をするものってことになるのかな?

ヘブライ文字を読み解くゲマトリアなど、数に関わる神秘思想では、数字が何かを意味するという風に考えます。ヘブライ文字は文字ごとに数字と対応しているのだけれども、たとえばローマ皇帝ネロや、宗教改革を起こしたマルティン・ルターの名前は、ヘブライ文字で表記するとその合計が”666”となるのだそうで。ヒトラーの綴りも”666”。
ちなみに、日本の6種類の硬貨を合計すると666円になる!なんと、おそろしい!(爆)

えー、昨年から、何度も図書館で借りては、時間が無くて読めずに返すということを繰り返してきた本、『数のはなし』(バニー・クラムパッカー著)というのをようやく読みはじめました。
”666”についても、様々な逸話が書かれております。キリスト教圏では忌み嫌われているようで、アメリカではハイウェイのルート666が住民の反対により番号を変更され(2003年の話)、韓国はイラクへの派兵の人数を当初の666人から7人増員し、モスクワでは666番というバス路線が616番に変更されているとか。
『オーメン』のリメイクはクロアチアで制作を始めたけれども、クロアチア当局と地元教会の反対によりクロアチアでの撮影ができなくなったらしいし、とにかく嫌われているみたいです。

さて、一方で”6”という数字は、数学的に完全で、雪の結晶や蜂の巣に見られるように、自然界でもよくお目にかかる数字。数学的に完全というのは、<完全数>だということ。6は、1と2と3とで割り切れ、それらの和は6になる。
どこからはじまったものなのか、6個パックの製品は多いし(たぶん半ダースってことだけど)、土葬の際には6フィート下に棺桶が埋められる。以前に記事にしたこともあるスモールワールド仮説は”6次の隔たり”と呼ばれる原理があって、見知らぬ人同士が平均6人目で繋がることが実証されている。旧約聖書では、世界は6日間で作られ、安息日を加えた7日間を単位として1週間ができた。
数字としては地味めな感じの6ですけど、なかなか面白いじゃないですか。

いつも訪問&愛読してくださっている方々には、深くお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
これからも、地味にニッチな内容を書いていきますので、よろしくお願いいたします。
チェリオー!
posted by nbm at 11:43| Comment(4) | TrackBack(0) | どうでもいいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月10日

「何を今更…」な4枚

今日は音楽のお話。
いつものことながら、最先端からはかな〜り遅れを取っているnbmです。

ここ最近、お気に入りなのは、主に2枚でした。

SLIPKNOT「ALL HOPE IS GONE」 MySpace
発売当初から気になっていたものの(→コチラの記事)、今になって入手。これは名盤。かなりのお気に入りです。それまではナリのせいか、食指が伸びなかったSLIPKNOT。勝手にキワモノ扱いしててごめんなさい。このアルバムを初めてまともに試聴して、認識が変わったんですが、それから入手するまでに1年半近くかかりました(笑)どんだけ寝かせてるんだよ!けっこう歌詞が哲学的だったりするんだね。自分たちのルーツであるアイオワ州デモインでレコーディングされ、地元の若者の怒りを代弁するかのような、それでいて単なる愚痴でなく、知性に裏打ちされた問題提起のような歌詞にちょっとびっくりしました。過去の作品をちゃんと聴いてないんだけど、もしかしたらSLIPKNOT的にはちょっと洗練されすぎているアルバムなのかもしれないけど、ナリからは考えられないほど、繊細なセンスに溢れたアルバムでございます。感服いたしました。

THE HIVES「THE BLACK AND WHITE ALBUM」 MySpace
これも2007年の作品なんで、何を今更って感じですが、とってもお気に入りです。何しろノリがいい!それだけ。だけど、そのノリ部分がMAXって感じだ。
スウェーデン出身っていうのがまた、そそるじゃないですか。
「WHITE ALBUM」ってのは言わずもがなだけど、「BLACK ALBUM」というと、自分の中では”殿下”だったのだけれども(笑)、これはメタリカから取ったのだとか。2つのビッグ・ネームにあやかろうと付けたアルバム名らしいけど、そこまでは行かなかったか?
だけど、個人的には充分にお気に入りの作品になりましたよ。

そして、今回また増えた”今更”が2枚!(爆)
JET「SHAKA ROCK」 MySpace
昨年の8月に出てるこのアルバム。JETはなんだか気に入っちゃって、とにかく前の2枚を聴き続けているわけで、当然「これも買いだ!」と思ってたのに、今更入手ですよ(笑)聴いた感じは「別にどうということもない」んだけど、JETってのは不思議に、自分にとっては聴き込むほどに味が出てくるタイプなので、最初の印象はこんなもんでしょ。
やっと認識してきたんだけど、ここ数年、どうやら”ガレージ・ロック”ってのが好みになってきたみたいだ。

FACT「FACT」 MySpace
これもねぇ…。今はニュー・アルバム「In the blink of an eye」が爆発的に売れてて、フツーはそっちを購入するわな。新旧両方買っちまおうかとも思ったんだけども、迷いに迷う。どうも旧い方に入ってる曲に愛着があって、とりあえず旧い方のみ買ってみた(笑)ニュー・アルバムはちょっと洗練されすぎた感があって…。自分の傾向として、洗練されたものよりも、荒削りでエネルギッシュな方を選ぶというのがあって、今回もそれに当てはまるような…。しかし、トレードマークだと思ってた能面を、いとも簡単に脱ぐんだな(笑)
BEAT CRUSADERSも好きだし、SLIPKNOTも気に入った。そしてFACTもってことで、これで”お面バンド”制覇だ!他にもあるのか?
あっ、音について書くの忘れた(苦笑)これも抜群にいいですね。一応、ミクスチャーって括りになるのかな。デス声もあるけど、コーラスワークが綺麗だったり、メロディアスな展開もあったりするし、多彩です。

他にも、いつも愛聴しているJamie Cullumくんのニュー・アルバムが出てるってんで、それも購入しようかと思ってたんだけど、棚はカラ。どうやら売り切れている様子(笑)なんだ?どうした?『グラン・トリノ』効果なのか?

音楽の話ついでに、People in the Box「天使の胃袋」という曲のPVが結構衝撃的だったので、ご紹介。MySpceで公開中。People in the Boxは最初の2枚のアルバムを愛聴しております。3枚目以降はまだ聴いてなくて、もう4枚目も出てるんだよな?んで、今回はまた別口でシングルっと。PVの宣伝効果で、もちっと知られて人気が出るかしら?
posted by nbm at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月09日

堪能、堪能。

昨日は久々に都内へお出かけ。まずは髪を切りに。
担当のスタイリストさんが、沿線の店から別の店舗へ異動してしまったので、仕方なくそちらの店舗に行くことになって2回目。JR2路線を乗り継いで行くんだけど、この日、2路線ともトラブルがあって遅延状態。トラブルはやめてくれ!ただでさえ乗りなれないJRで緊張するのにぃ。だって、ここは埼玉なのに、”大船行き”とか「どこまで行っちゃうのー?!」って感じでしょ?しかし、以前に輪をかけて人身事故が多いね。この日、移動中の車内のモニターに流れていた情報では、この他にも2路線の事故情報が乗っていたよ。いまや、日本の鉄道も時間通りに運行するとは限らなくなってるな。
さて、いつものことながら、伸びた髪が邪魔になってきたので、7ヶ月ぶりにバッサリ切ることにしましたよ。肩に付くくらいの長さから、けっこう短めのショートにしてきました。カラーも今までで一番明るい色です。もうすぐ春ですからね。こんなもんでいいでしょう。なんでも、私は元々の髪色が明るいので、カラーが入りやすいということで、「nbmさんだからできる色」といわれました。もう長いことやってもらってるスタイリストさんですが、そんなの初めて聞きましたよ。
スタイリストさんに久しぶりに会って、挨拶に次いで2言目に「nbmさんは楽しく生活を送っているのが伝わってきて、いいですね」と言われました。まだ何も話してないよ?(笑)その後の「最近はギターで遊んでます」という話で、それを証明してしまいましたが…。ブロンドのロングヘアの外国人の女性が迫力があってかっこよかったりとか、娘さんと手をつないでパーマをかけにきたおばあちゃんが微笑ましかったりとか、カラーの待ち時間も退屈しませんでした。待ち時間といえば、最初にアシスタントの女の子が私に持ってきてくれた雑誌は、『STORY』と『クロワッサン』だったのだけれども、「あぁ、やっぱり自分はこういうのを読む年齢層に見えるのか…」と軽いショックを受ける。しかしその後、アキハバラの話やギターの話をしてたので、担当スタイリストさんが「こんな感じじゃない方がいいよね?」と『DIME』を持ってきてくれる(笑)「いや、ファッション誌みたいなものは普段ほとんど読まないから、たまに読めるいい機会なんだけど」と言って、『STORY』と『DIME』を残してもらう。今まであまり考えたことはなかったのだけれども、数ある雑誌の中からお客さんに合わせてアシスタントさんがチョイスしていたことに気付く。しかし、今の時代、あれだけまとめて雑誌を購入するのは、美容室や理容室と図書館くらいじゃないのか?
ヘアスタイルが完成すると、スタイリストさんは「完璧!」と自画自賛(笑)いままでは割とおとなしめのスタイルだったのだけれども、今回はちょっと遊びのあるスタイルで、私としても新鮮で面白いものになった。「じゃ、また半年後に!(笑)」と言い残して店を出る。

髪を切り終えると、その日の第二の目的である美術展の前売り券を入手しに、ファミマへ。他のコンビニにはこういうのあるのかな。普段あまりコンビニを利用しないので知らないのだけれども、ファミマにはFamiポートという端末があって、それでいろんな操作ができるらしい。今回は、チケットぴあの前売りが購入できるというので、このFamiポートから前売り券を買ってみることにした。
コンサートなどにも行かなくなって久しいので、”チケットを買う”という行為に緊張する。今までは前売り券を買うときには、チケぴのカウンターに直接出向くか、金券ショップで買ってたからな。でも、Pコードを控えて行ったので、操作は簡単。端末からレシートみたいなものが出てきて、それをカウンターで前売り券に交換する。しかし、コンビニでの印刷だから、文字情報が印刷されただけのチケットが味気ない。

美容室のあるこの駅周辺は不案内な土地なので、事前に食事処を検索しておいた。こういう知らない場所で無難なのは、チェーン店とか、ファースト・フードとかだよね。だけど、評判のよさそうな蕎麦屋を見つけておいたので、そこで遅い昼食。これが当たり!ゴージャスに、もりそばとミニ天丼のセットを食べちゃったけど、味のわりにリーズナブルだし、どっちもとても美味しかった。満足、満足。

そしていざ、六本木へ!
そう、この日の第二目的、前売り券を買ったのは、『医学と芸術展』。HPはコチラ。久々に「行きたーい!」と思った美術展です。とかいいつつ、あまり事前に内容を調べずに行ったが。だって、コンセプトだけで充分面白そうでしょう?
六本木ヒルズには数回行ったことはあるけど、森美術館は実は初めて。”ミュージアムコーン”という専用の入り口から入ります。そこからぐるりと螺旋階段を上がって、3Fで前売り券をチケットに交換。で、高速エレベーターでいきなり52階へ。耳がツーン。エレベーターは、速くて静か。
今回のチケットは、東京シティビューにも入れてお得。シティビューだけの前売りが1200円!今回はこの値段で美術展とシティビューの両方に入場できるもんね。

ここからエスカレーターで1階分上がって、ようやく美術館の入り口です。無料で音声ガイドが借りられるということなので、デカいリモコンのような端末を借りてみる。展示作品の横についている番号を入力して耳に当てると、音声ガイドが聞ける。
興味深いものばかりだった。絵画なら、松井冬子、丸山応挙、河鍋暁斎。レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチもあったし。河鍋暁斎の骸骨はとてもキュートで、独特の線が魅力的だった。河鍋暁斎美術館は意外に近いので、いつか行こうと思っていたのだけれども、俄然行く気が増した。
マグナス・ウォーリンの体感的な映像作品も面白かったし、解剖図をはじめ、義手や手術器具、様々な医療装置なども芸術品として鑑賞に堪えるものばかりだった。特に、鉄製関節模型や金属製の義手は美しさと機能性を兼ね備えたもので、印象深かった。大隈重信が義足だったってのは知らなかったな。
ポップアート的なものも楽しかったし、やすり面にひとつの頭蓋骨を擦り付けて作ったというアートや、蛍光ウサギ、生前と死後の比較写真など、衝撃的なものもあった。先端技術も紹介されていたね。しかし、腕に耳ってのは…(笑)
義手を観ているときに、音声ガイドで、最後にクエイ兄弟製作のフィルムが公開されているコーナーがあると知る。なにぃ?!クエイ兄弟とな!なんと、すばらしい!来てよかった…。そんなものがあるとは全然知らなかったので、嬉しかった。色々と楽しんだ最後に、美味しいデザートを楽しむような気分でクエイ兄弟制作のフィルムを観ました。今回の展示品を提供したウェルカム財団の所蔵品を使ったフィルム。特にこの金属製の義手は趣があったのですよね。クエイ兄弟の作品としては、ウェルカム財団の所蔵品のPVみたいではありましたけど、なかなかに楽しみました。

美術展だけでもお腹いっぱいな感じではありましたが、せっかくなので、海抜では都内最高地点というシティビューも見学。ちょっと前に流行った、ミニチュア映像を見ているようでした。何しろ東京タワーも近いし、ロケーションが面白い。カップルにはオススメですね。ひとりでボケーっと見てても面白かったけど。意外と近くに海も見えましたし、レインボーブリッジも。その向こうに遠く見えた山並みは千葉だったのかな。ちょうど夕陽の時刻だったので、西側は人だかりでした。夜はまた凄い景色になることでしょうね。これからちょうど暗くなるという私が帰る頃には、続々と人が沸いてきてました。

ということで、髪を切ってサッパリしたし、芸術や景色を存分に堪能してきたし、久々に有意義な時間を過ごした気がします。
posted by nbm at 11:44| Comment(7) | TrackBack(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月07日

狂気はどこにでもころがっている

昨夜も、朝までコースでおっさん軽音部の活動に出かけたダンナさん。残された私は、仕事を少し片付けながら、『フラガール』(2006)を観ていた。特に観たいと思うような作品ではなかったのだけれども、先日やはりテレビで観た『デトロイト・メタル・シティ』(2008)でハジケていた松雪泰子さんと、わりと気に入っている蒼井優ちゃんがどんななのか観てみたかったので、流し観。この2人の女優さんも良かったんだろうけど、私の目に留まったのは富司純子さんの凄まじさと、岸辺一徳さんの立て板に水のような方言での啖呵の場面だった。さすがな人たちだった。

仕事を一通り終えて、DVDでも観るかと、何の気なしに選んだのが『クワイエットルームにようこそ』(2007)。松尾スズキは嫌いじゃないんだよね。
内田有紀演じる主人公の明日香は、フリーライターとして仕事に追われ…気付いたら、精神病院の閉鎖病棟でベッドに拘束されていた。アルコールといっしょに多量の睡眠剤を飲んだことで、自殺の危険があると判断されたという経緯。いくら正気を訴えても、閉鎖病棟を簡単に出ることはできず、しばらくはそこでの生活を余儀なくされるハメに…。
どうでもいいけど、偶然、蒼井優2連発になってしまった。強烈な訛りのある気の強い田舎の娘から、今度は、食べたくても食べられない拒食症の女性に。蒼井優ちゃんも悪くはなかったけど、大竹しのぶさんにはかなわなかった(笑)この作品でも、大竹さんは強烈。
どこまでも優しい宮藤官九郎もよかったし、妻夫木聡を観て「やっぱりこの人はアホな役が似合う」と思った。唐突に出てくる庵野秀明塚本晋也にも笑ったんだけど、この配役、絶妙。
チョコレートの”密輸”とか、睡眠剤を”ミンザイ”と呼ぶとか、妙にリアルなものをちりばめつつ、「オズの魔法使い」と銀の靴というファンタジックなアイテムを使ったり、さすがに舞台的な、なんというかあっちこっちに引きずり回される感覚がある。
一応コメディになるのかもしれないけど、群像劇とまでは言わないまでも、登場人物それぞれにドラマがあり、当然主人公にもドラマがあり、これは立派な人間ドラマだよね。

そして、「狂気はいつでも自分のすぐ隣にいる」というホラーでもある。酔っている人が「俺は酔っていない」と言うように、狂っている人も「私は狂ってなんかない」と思っている。現実をしっかり生きているようでいて、知らず知らずのうちに、アチラの世界に行っていることに気付かないことを見せながら、それは誰にでも起こりうることで、しかも自分にそれが起こったときには自覚できないと気付くとき、戦慄が走る。”アチラ”の世界って書いたけど、本当は”アチラ”も”コチラ”もないんだよね。”ココ”しかないんだ。”アチラ”も”コチラ”も、実は”ココ”なのさ。
自分では舵が利かない乗り物に乗って、落とし穴だらけの道なき道を走ってるみたいなもんなんだな。たまたま落ちなければラッキー。自分で落ちないように気をつけようと思っていても、知らぬ間に落ちていることもある。穴が深くて這い上がれない人もいれば、誰かが助けてくれることもあるけど、穴に落ちたことに気付いて自ら出ようとしなければ出られない。
前に進むためには、何かとの”決別”が必要なのだということも作品の中で、何度も象徴的に表現されていた。この作品、案外、深い。

内田有紀も、とてもよかった。この主人公の「つまらないのが嫌い」とか「アホが好き」という性質は、すごく自分と重なると思ったら、なんか複雑な気持ちになった(笑)

以前に、親しかった友人が、狂気の穴に落ちてしまったことがあった。彼女の悩みは深く、色んなことを相談されて、アドバイスをしてみるも、彼女はいつも自分に都合のいいようにしか解釈できず、うまくいかないことを私のせいにしたりしていた。そして、そのうちにその狂気の穴に深く嵌まり込んでしまった。私のことを、自分を監視する「スパイ」だと言うようになり、私は仕方なく彼女との縁を切った。当然、精神科を受診することは勧めたけれど、それ以上私に出来ることはもうなかったし、周りの人間を信頼できない彼女にとって、信頼できない人間が周囲から一人でも減った方が楽になるのではないかとも考えた結果だった。彼女はたぶんまだ、穴の中にいる。
posted by nbm at 13:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

豆腐神話

昨夜、観るともなく観ていた番組で、豆腐を使った料理を”ヘルシー料理”と紹介していた。”ヘルシー”ってなんだ?ローカロリーというならまだわかる。そういう説明なら、通常の作り方で作った場合と、カロリーの比較があって当然だし。でもね、しつこいけど”ヘルシー”ってなんだ?(笑)豆腐を使えばなんでもヘルシーなのかい?んなわけねーだろーが。

このテレビ番組のような伝え方じゃ、まず豆腐がどういう風に”ヘルシー”なのか、さっぱりわからない。ちなみに、音声を消して観てたので(笑)音声だけで説明されている部分は知らないがな。
まず、豆腐を全部いっしょくたにして考えるのはどうかと思う。絹ごし豆腐の場合は、食品成分表によると100gで58kcal、1丁300gとすると174kcalになる。一方、木綿豆腐だと、これが100gで77kcal、1丁(300g)で231kcalになる。製造方法によって、カロリーが違うことを知っている人がどれだけいることか。
ちなみに、たとえばローカロリーなお肉の代表格である鶏肉のささみは100gで109kcal、豚のヒレ肉は134kcal。
100gを基準にして比較すると、「やっぱり豆腐はローカロリーね」ってことになるかもしれないのだけれども、ちょっと冷静に考えてみると、使う時の分量が問題になってくるのがわかる。
お豆腐を使って実際に料理をしようと思ったら、2人で1丁くらいの感覚じゃないかな。1人分は半丁で150gとすると、絹ごしで87kcal、木綿で115kcal。
お肉をお料理に使うとしたら、お肉メインの料理でなければ、一人分が大体60gくらいじゃないのかな。すると、ささみなら65kcal、豚ヒレなら80kcal。鶏のもも肉で120kcal、豚ロースで159kcal。
野菜などと組み合わせない、お肉がメインの料理だと、80gから120gくらいになるかもしれませんけどね。
豆腐半丁と、肉60gのカロリーを比べてほしいんですよね。お肉でも、部位を選べば、木綿豆腐より低いカロリーになる…。小ぶりの300gのお豆腐を基準に計算してみましたけど、これがもっと大きなお豆腐だったり、家族の人数とのバランスで、計算がまた変わってくるかもだけど。お肉にしたって、とりもも肉1枚を何人分にするかは、状況によりまちまちだと思いますが。
ようするに何が言いたいかというと、豆腐を使えばローカロリーになるかというと、別に他のものでも分量や肉の部位の選び方によってはローカロリーにできるのだから、ローカロリーは豆腐の専売特許みたいな扱いは止めたほうがいいのになってことです。

昨日の番組でも、”ヘルシー”という謳い文句だったので、何でもかんでも豆腐を入れた料理を紹介してました。ホットケーキミックスに豆腐を入れた豆腐パンとか、豆腐をクリームに見立てた白菜のクリーム煮とか。パンの場合は、カロリーを考えると、普通にホットケーキミックスだけで作るよりも明らかに豆腐分のカロリーが増えるよね?生地の分量を考慮して、1人分を少なくして焼けば問題ないけど。
クリーム煮には、味付けにからあげ粉を入れてたよな。番組HPをもとに1人分のカロリーを計算してみよう。絹ごし豆腐75gで43kcal、牛乳37.5ccで23kcal、からあげ粉は10gくらいとして34kcal(昭和さんのHPでは100g344kcal)、これだけで合計100kcal。う〜む、テレビで紹介されたものは、カロリーだけを考えると、通常のものよりも50kcalは高いことになるぞ。一般的には、牛乳の他にとろみをつけるための少量の片栗粉を入れるだけだよね?ちなみに、もしホワイトソースを使用するとしても、うちで作るホワイトソースだと、バター2.5g、小麦粉小1弱、低脂肪牛乳50ccで46kcal。普通の牛乳を使っても56kcalだよ。

”ヘルシー”が何を指してるのかわからなかったから、とりあえずカロリーをもとにアプローチしてみました。
まぁ、昨夜の番組は、時間を節約するということがテーマの番組みたいだから、カロリーとか”ヘルシー”とか、どうでもいいんだろうけどな。だったら”ヘルシー”って使うなよ!
ちなみに、番組内でカロリーについては触れられなかったし、HPにも表示されてません。

豆腐が悪いと言っているわけではありませんよ。
お豆腐は、植物性として摂れる数少ないたんぱく質。大豆製品で脂肪も含むけど、90%は水分。消化吸収がよいので、脱水症状を起こしたときなどは温めて食べるとよいそうですよ。(日本豆腐協会HPより)
豆腐、つまり大豆の脂肪は、植物性の不飽和脂肪酸。コレステロールを少なくする働きを持っていると言われています。他にも大豆イソフラボンが女性ホルモンと同じような働きをするとか、いろいろありますが、この辺のことについては、ツッコむと長くなりそうなので、別の機会に。
いつも思うのですが、豆腐がいいと聞けば豆腐ばかり食べる、まいたけで痩せると聞けばまいたけが市場からなくなるほど買って食べるみたいな、”ばっかり食い”がからだにいいわけありません。いろんなものをバランスよく食べるというのが大事なはず。体に良いと言われているものでも、たくさん摂取し過ぎるとかえって毒になるってこともないことはないです。たとえば、ビタミン類だって体に良いものとされてますが、過剰摂取すると悪影響を及ぼしますよね。

何をもって”ヘルシー”と言っているのか、何をもって”エコ”と言っているのか。言葉だけに踊らされないようにしたいですし、伝える側も感覚的なことだけで安易な使い方をしないでほしい言葉です。
posted by nbm at 11:20| Comment(7) | TrackBack(0) | 身体のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

アメコミもの2連発!

今朝は、ハエに起こされました。
いや、現実の世界のハエではありません。夢の中で五月蝿いハエが寄ってきて、首の後ろに止まったんです。振り払おうとして起きました(笑)こういう夢の場合、現実とリンクしてるケースが多いような気がするのですが、今回は起きたらシーンとしてました。
雪の積もった朝ですから、いつもより余計にシーンとしている感じがします。音が雪に吸収されるんでしょうか。車で出かける人が少なめなのもあるかもしれませんね。ダンナさんは雪かきをするため、長靴を履いて出かけて行きました。

関係ないけど、夢の中の音を記憶していることが多いです。
音楽が鳴ってたり、今回のハエが飛ぶ音とか物音も。でも、現実の音が夢に入り込んでくるのではなく、起きると鳴ってないという場合がほとんどです。音をよく覚えているということは、覚醒に近い状態のときに音付きの夢を見ていることが多いのかもしれません。
色付きの夢というのはよく言いますが、音付きの夢というのはあまり聞きませんね。みんな、夢の中の音って、どんな感じなんだろう?
ちなみに、私の夢はいつもカラーです。モノクロで夢を見る人もいるそうですが、モノクロの夢は見たことがありません。「色は後付け」という説もあるようですが、自分の感覚からすると、それはないような気がするな。

さて、毎度前置きが長いけど、今日は映画の話。
今日はネタバレ注意です。
『ウォッチメン』(2009)と『ウルトラ・ヴァイオレット』(2006)を観てみました。
どうも昔からアメコミ・ヒーローものってのはピンと来なくて。
アメコミの実写版として最初に観たのは、海外ドラマでしたね。『スーパーマン』とか、『超人ハルク』とか。一番ツボにハマったのは『ワンダーウーマン』でした。”透明飛行機”ってなんだよ(笑)シュールだったなぁ。
映画で観た初めてのアメコミ原作ものは『スーパーマン』(1979)だったでしょうか。つまらないとも思わないんだけど、特に記憶に残らない。せっかく超人的な存在が出てくるのに、筋書きが決まってしまっているのが、面白くないのかな。ヒーローがいて、悪いヤツ(=敵)がいて、ヒーローが敵を倒す。たまには、ヒーローも人間的な部分で悩んでみたりして(笑)どうもその、善と悪とがはっきり分かれすぎるくらいに分かれている勧善懲悪というのがあんまり好みじゃないみたいです。いや、でもな。たとえば、スティーブン・セガールの初期作品みたいなのは大好きだしな。アレとアメコミ原作との違いがよくわからんが(笑)『水戸黄門』も嫌いじゃないんだけどな。ま、いいや。

そうそう、『ウォッチメン』ね。
たしかにアメコミ・ヒーローものの中では異色なのかもしれないけどな。”青い神人”という存在は充分に面白かったし、第三者を悪者に仕立てて世界平和を実現するという筋書きも悪くなかったけど、やはりさほど萌えないわ(笑)
”青い神人”は別格として、この作品の中で、一番魅力的に映ったキャラクターは、<ロールシャッハ>だった。なんかわかってきたぞ。まずあのヒーローのゴムびきみたいなコスチュームが好きじゃないんだな(笑)あと、人間でありながら、”超人的”存在っていう中途半端さがダメなんだ、たぶん。これが、たとえば『スーパーマン』なら、ヤツは完全に宇宙人で人間じゃないから○。今回のロールシャッハもよくわからんけど、たぶん私の中では”強い人間”くらいの認識なんだな。それで、変なコスチューム着てないから○。あのロールシャッハ模様のくるくる変わるマスクはよかったよね?”青い神人”になっちゃうと、元は人間かもしれないけど、すでに人間じゃなくなっちゃってるから○。『バットマン』は、まったくもって人間だけど、訓練で得た体と技、お金と技術をかけた武器・装置を使ってるだけだから○。バットマンのコスチュームだけはカッコよく見えるから許す(笑)おっ、分析できてきたぞ。すごく勝手な切り分けで、他の人には理解できないだろうけど。嫌いな食べ物とかとおんなじだな(苦笑)

『ウォッチメン』では、血の付いたスマイル・バッジが象徴的に使われてるけど、私の中ではスマイル・バッジは『エボリューション』(2001)のイメージが強い。って、あれは目が3つだったか(笑)
血染めのスマイル・バッジって、「愛と平和を守るには、皮肉にも犠牲が必要」ってこと?
あとね、163分は長い!もうちょっとコンパクトにまとめてもらった方がスッキリ観られたかも。っていうか、なんか長い作品が観られない体質になっていているような気がしないでもない。歳のせいかしらん…(笑)

さて、もう1本は『ウルトラ・ヴァイオレット』
ミラ・ジョヴォビッチ主演のヒロイン・アクションってことで、ずっと観てみたいと思いつつ観なかった作品が、たまたまテレビ東京でやってたので、日本語吹替版だけど、観てみましたよ。
んー…って感じ。ジョヴォ子(←うちではこう呼んでます)は絵になるし、アクションもがんばってるんだけど、周りがよくないのか監督がよくないのか。せっかくのアクション・シーンがみんな間延びしちゃってて緊迫感が削がれてるのが残念。同じ監督でも『リベリオン』(2002)は面白かったよね?
あとね、CGが安っぽー。わざとアニメチックにしたかったのかな。でも、ちょっとお粗末な感じにしか見えなかったねぇ。ジョヴォ子のPVってことで観ると、なかなかにおもしろい映像満載で、とってもいい作品でした(笑)
同じような作品では、巷の評価は低いけど、個人的には『イーオン・フラックス』(2005)の方が気に入った。(→こんな記事)背景や美術、衣装なんかが面白かったんだよな。
ところで、ジョヴォ子を助けるガース役だったウィリアム・フィクトナーって、地味だけど、いい役者さんだよな。よく観る顔だけど、何に出てたか思い出せない…。
アメコミ原作でも、ヒロイン・アクションとなると、大抵衣装は体にピタピタでプロポーションのラインが丸出しみたいなことになるわけで、それがジョヴォ子みたいに綺麗な人ならば、それを観ているだけでも楽しめるかな(笑)

今のところ、アメコミもので私の中で一番総合的に評価が高いのは『ヘルボーイ』(2004)。続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)も手元にはあるので、観るだけなんですけど、それについては、また後日。

しかし、今年はけっこういいペースで映画(DVDかテレビ放映だけど)を観てますよ。1月ひと月だけで、5本は観てます。週に5本観ていた時代もあったから、まだまだ少ないけどね!ここ2年くらいの遅れを取り戻せるか(笑)
posted by nbm at 11:47| Comment(7) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月01日

メガネ、メガネ

唐突に、夫婦そろってメガネを作ってみました。
しばらく前から双方ともに、新しいメガネが欲しいと思っていましたが、ここらで一発買い換えようということに。

うちのダンナさんは、仕事上、切削機械で金属を加工するのが常なのですが、いつもゴーグルをしやがらず、メガネにバシバシ細かな金属片が飛び、刺さり、レンズは傷だらけに。
もったいないような気もするんですが、今の時代、メガネは昔より安価で買えるし、微妙に流行があったりするし、おしゃれでメガネを着替えることを考えても、こまめに買い換えるのがいいような気がします。
余談ですけど、細かな金属片が家の中に落ちているのは日常茶飯事なので、裸足で踏んだりすると、刺さります。虫眼鏡で見ないとわからないほどの細かな金属片は、取り除くのに一苦労します。

ダンナさんはマットなグレーのセル・フレーム。すでに、”メガネは顔の一部”化しているので、どんなメガネをかけても違和感がなく選ぶのに苦労しないのですが、今回は、控えめに見えて、実は意外と主張が強いフレームです。久々に傷のないレンズで見る世界は、クリアで気持ちのよいものだったらしい。だから、ゴーグルを…(笑)レンズも気に入ったようで、度が合わなかったり、傷ついてしまったりしている他の手持ちのメガネも、フレームを活かしてレンズだけ交換しようと考えています。

私は、普段の生活はメガネなしで大丈夫なのですが、仕事の時には必要になりますし、運転時もちょっと不安になってきました。
両眼視力的には0.7ギリギリくらいなのですけれど、疲れやすい目でして。会社員時代、頭痛と肩こりに悩まされたとき、その原因が目であることがわかりました。乱視で近視で遠視。もうわけがわかりません。近視と遠視が同居するというのが理解できない…(笑)眼科医の処方箋で初めて遠視用のメガネというものを作って使用してみると、頭痛と肩こりはピタリとなくなりました。考えてみると、父と次兄が遠視だったな。
ということで、仕事、特にPCのモニターを見続ける場合にはメガネをかけてきました。もうここ何年もの間、同じメガネをかけてきましたが、そろそろ見直した方がよいかと思いまして。
デザイン的には、今までのメガネはいぶしゴールド系のオーバル型で、つるがほんのりピンクというフェミニンなもの。フレームが上側だけしかないタイプで、メガネ自体の主張が少ないモデルでした。私は両目の距離が近いので、レンズが横長のオーバル型でないと目がレンズから中央よりにはみ出しちゃう(笑)それに、なかなか似合うメガネが難しい。今回は、漠然と、銀縁メガネが欲しかったのですが、狙っていたクラシックな雰囲気のラインは、残念ながらあまり顔に馴染みませんでした。というわけで、いぶし銀系でフレームが太め、直線的なデザインのちょっと個性的なメタルフレームで冒険。メガネの見た目は奇抜だけど、意外とイケる(笑)不思議なもんだ。
レンズですが、検眼してもらうと、懸念していた遠視が弱まっていて、近視と遠視のちょうど境目くらい、つまり正常に近い状態(笑)になっていることが判明。しかし、乱視がキツいので、乱視矯正だけのレンズにしてみました。運転時のことを考えると、本当は遠くが見えるようにしたかったんだけど、近くを見る仕事用と遠くを見たい運転用は、私の場合は兼用にはできないみたいです。いまのところ、運転時にメガネはかけていないので、頻度を考えても運転することは少ないし、とりあえずは仕事用メガネを優先させることにしました。あらためて作ってみると、ほんと、乱視がキツイわ(笑)他の度が入ってないのに、ハゲシイ世界になってる。座ってる分にはいいんですが、メガネをかけたまま歩こうとすると、世界が歪んでちょっと怖いです。でも、文字はくっきりはっきり見えます。小さい字の漢字は、横棒が何本なんだか潰れちゃって判別できないんだよね。今まで使っていたメガネでも見えますが、乱視の矯正は少し弱かったのかも。なんていうか、新しいメガネで見る世界は明るく、文字がくっきり見えるので、光度が増したように感じます。

この記事を書いてたら、だんだん、”メガネ”という文字がゲシュタルト崩壊してきてます(笑)
私は昔から目に関するトラブルが多いです。左目は、どこか血管がつまるようで、若かりし頃は一時的にまったく見えない状態になることがよくありました。1分と経たずに見えるように回復するのですが、これは怖かった。左目で世界をみると、そこは闇…(笑)不思議とだんだんなくなり、今は見えなくなることはありません。小さい頃には、眼球に傷が付かなかったものの、釘の頭がまぶたに引っかかってまぶたを切るケガをしたこともあります。目のまわりの皮膚が弱く、皮膚炎になったりするので、アイラインやマスカラはしないようにしてます。って、化粧自体してないがな!(笑)そういえば、花粉症でも、症状が出るのは目だけです。兄が二人とも緑内障なので、自分もちゃんと検査をせねばと思っているのですが、まだ実行してません。

記事を書くのに、とりあえず慣らしのつもりで新しいメガネをかけてました。だいぶ慣れてきたかな。デザイン的にも変化が大きいので、新鮮な気持ちです。
posted by nbm at 10:45| Comment(2) | TrackBack(0) | どうでもいいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする