2011年03月31日

隠れた水辺

前回28日は大きな地震が起きそうな不安がありましたが、徐々にその不安は薄れてきました。
ただ、昨日も今日も、気温のわりには非常に暖かく感じられる朝で、それが気になります。
そんなことを考えていたら、今朝、久々に”ぐるん”が来ました。11日以降、初めて感じた”ぐるん”です。”ぐるん”については、コチラの記事をどうぞ。
この瞬間的な回転性のめまいが来たときには、短いときには数十分後、長いと何時間か後(その日の内に位の感覚で)に、関東地方を震源とする大きめの地震が起きることが多いです。
まだまだ余震が多いですから、たまたま今日大きめの地震が来たとしても、ただの偶然だと思いますけどね(笑)
地震が起きるときに必ず”ぐるん”があるわけではありません。過去にこれほど地震を多く感じる日はないという日々が続いてますが、11日からこっち、”ぐるん”は一度も感じませんでした。でも、”ぐるん”があったときには、地震が起こることが多い。
ま、当てにしないでください。そして、「はずれた!」とか文句を言わないように(笑)別に不可思議な能力があるというわけではなく、自分自身の体の研究の一環として書き込んだまでです。

さて、一応また注視している茨城・千葉あたりの地震をメモしておきます。
3月28日 20時8分 茨城県北部 M4.1 深さ約20km 最大震度3

3月29日 20時14分 茨城県南部 M3.6 深さ約50km 最大震度2
3月29日 21時25分 茨城県沖 M4.2 深さ約50km 最大震度3

3月30日 17時52分 茨城県沖 M4.3 深さ約20km 最大震度3
3月30日 21時51分 千葉県東方沖 M5.3 深さ約20km 最大震度3
3月30日 22時19分 茨城県沖 M5.0 深さ約50km 最大震度4

3日間でこれだけ…。少なくなりました。これを素直に喜んでいいものか。違うような気がする。久々に千葉沖も揺れてるし。

そしてその一方で、
3月31日 8時52分 父島近海 M5.2 深さ約90km 最大震度2
なんてのも起きてたのか…。う〜ん、いやな感じ。

どちらにしろ、まだまだ余震や誘発地震が多いです。お気をつけくださいませ。

さて、日を追うごとに、首都圏の地震被害もだんだんと報道されるようになってきました。
千葉県浦安市辺りの液状化については、わりと早い時期に報道されてましたね。
マスコミで紹介されていた映像で一番度肝を抜かれたのはコチラ(YouTube)の映像でした。地面全体がズルズルっと動いてる。んで、その後泥水がそこここから噴出…。他にも探してたらこんなのがありました。波打つ歩道…。地面が沈下して、突き出たマンホールや、地面から浮いているように見える建物、砂・泥だらけだった地面が乾くとそれが舞い上がる。地下に埋設されている上下水道管などは大打撃。地盤の内部構造が変化してしまったわけだから、一度液状化してしまったら、そう簡単に直せるものじゃありません。阪神淡路大震災で液状化した神戸ポートアイランドは、ライフラインの復旧に約3ヶ月、港湾関係などを含め完全復旧までに2年ほどかかったとか。
昨日あたりは、千葉県内でも浦安市以外の被害状況が入ってきましたが、想像以上に広範囲でひどいことになってますね。太平洋岸は津波被害があったわけですが、内陸側の県北部とかは液状化がひどい。
被災された方にはお見舞いを申しあげます。ご苦労をされていることと思います。復旧までに時間がかかりそうなだけに、かける言葉もありません。
関係ないけど、全国の地震による建物の損壊件数を調べてたら、栃木県がひどそうなんだけど、あんまり報道されてないね。全壊・半壊はそれほどでないものの、一部損壊が約3万棟。
まだまだ見えてない被害はたくさんありそうですね。

液状化といえば、やはり内陸部である埼玉県久喜市のことがニュースになってます。
「内陸でなぜ?」という疑問が起こるようですが、地盤が弱い地域は海岸沿いだけではありませんね。当然、河川の近くもそうなるわけです。
今、河川がないからといって、そこが磐石な地盤かどうかはわかりません。
『ブラタモリ』という番組をご覧になったことがあるでしょうか。主に東京都内をタモリさんがブラブラしながら、歴史的・地理的背景の名残を探る場面がよく出てきます。”昔川だった場所”というのはいくらでも出てきますね。大概、埋められて道路になっていることが多い。
”治水”というのは、水を治めること。そのために、河川はときには埋められたり、強引に流れを変えられたりしてきたわけです。堤防ができるまでは、川の水が溢れて沼地だったところも多かったでしょうし。しかし、そういったところが肥沃な大地でもあるわけで、水田でお米が作れる土地でもあるわけですよね。水が来ない土地ってのは、水田にすることができず畑しか作れない。
うちでは夫婦で近隣をウォーキングしながら「ここは川だった所だね」なんて発見をしたり、近年はGoogleマップなどを見ながら地形を確認できるので、『ブラタモリ』的な遊びをよくしてきたのですが、慣れてくると、水辺だった場所というのは見当がつくようになります。

国や自治体が作成している液状化のハザードマップもありますが、すべての地域を隈なく調査しているわけでもなさそうですし、これから家を購入するというときには、昔からその地域に住んでいる人に土地の情報を聞くのが大事かもしれませんね。
さて、そのハザードマップ。
埼玉県のものは、県のHP内の「埼玉県地震被害想定調査報告書」(→コチラ)の「液状化の予測」の中にあります。荒川沿いと江戸川・利根川沿いに危険区域が集中してるのがわかります。
東京都のものは、東京都土木技術支援・人材育成センターのHPにありました。(→コチラ)これ、スカイツリーのあたりを見ると戦慄が…。ま、ね、地盤のことはわかってて建設したんだろうから、液状化に対抗するために途轍もない基礎工事をしたのだと思うのだけれども。かのデスブログの呪いがきかないことを祈るのみ。

ちなみに、うちの実家なんか田んぼだったところに建てた家ですし、近所の古くからある農家さんの納屋には水害用の舟があるなんて土地ですから、今後デカイ地震が来たら、液状化するかもなぁ。
posted by nbm at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月28日

戻ってきた不安感

まずは、自分の感覚の話から。
ここ数日は、今までに比べると極端に有感地震が少なくなり、自分の不安感も払拭されてました。しかし、今朝起きたら、それが一変してます。久々に早朝に地震(宮城県沖震源最大震度5弱)で起こされたことに起因するのかもしれませんが、体感的に一番異常さを感じたのは朝の気温の暖かさでした。外はさほど暖かくないようだったので、日の射し方の問題なのでしょうか。そして、起きてからずっと、ドキドキしてます。
あの巨大地震が起きてからというもの、こういう感覚に陥ったときには大きめの地震が来ます。別にオカルト的なことを言ってるわけじゃありません。動物として、何かいつもと違う雰囲気を感じているような気分です。杞憂であればよいのですが…。ま、「またデンパなこと言ってやがる」と笑い飛ばしていてください。
また、アナログテレビの音量が一瞬小さくなる現象も頻発してます。コイツはコイツで、何かを感じ取っているような気がしてなりません。

一方、不安感とは違う話なのですが、ここ数日、記事を書いても、どうしても仕上げられず、ずるずると更新できないままになってました。
3月11日からこっち、ちっぽけなブログなりに、現状を綴ったり、地震について書いたり、自分が信頼できると判断した情報を書くことを心がけてました。それくらいしかできなかったので。
しかし、心身が疲弊してしまったようです。甚大な被害を受けた方たちに比べたら、埼玉南部で暮らす私がこんな風になるのはちゃんちゃらおかしいことなのですが。地震で体重計が壊れて以来、体重を量れてないのですが、いつも穿いているジーンズのベルト穴が2つ詰まりました。しっかり食べてるはずなのになぁ。目の下にはずっとクマちゅんがいます。寝てるんだけどなぁ。
ここ数日、個人的な疲れのピークが、地震が少ない日と重なったので、安心感とともに緊張が緩んだのかもしれません。なんだかボーッとしてました。
関東でも、被災した方はもちろんですが、大きな被害はなくとも精神的な疲労から体調を崩している方が多いのではないかと思います。とにかく元気にならなきゃいけませんね。自分が元気にならないと、人のためにも動けないですから。まったくもって、弱くてすみません(苦笑)

昨日は夜になってから、スーパーに買い物に行きました。
どの店舗もメインの看板は点いてません。いつも煌々と明るかった街は、暗くひっそりとしています。
スーパーの店内では、みんなが鶏のようにキョロキョロと周りを見回しながら歩いてます。あまりにキョロキョロとしているので、互いに目が合うこと、合うこと。みんなが「大丈夫だよね?心配ないよね?」と、互いに目で確認しあっているような様子。
朝一番にはあっただろう商品も、夜にはカラになっている棚が目立ちます。牛乳は、普段の商品の倍はする高級なものが何本か売れ残っていただけ。卵や納豆はなし。卵は、大型の食品も扱ってるドラッグストアで買ったりしてます。穴をねらったつもりで行ったら、ほんとにあったわ(笑)

野菜は、”茨城県産”と書いてあるだけで、誰も手に取らない。そんな中、茨城県行方市産のちんげん菜を買ってみました。早速、ベーコンと炒めて食したのですが、どういうわけかこれが激ウマ!あんまり美味しかったので、この産地の行方市のことを少し調べてみました。茨城県南東部、霞ヶ浦の東岸に面してるんですね。内陸なので、津波の被害はなさそうですが、橋が落ちたり、かなりな被害が出ているようでした。行方市産には”サラダちんげん菜”っていうのもあるそうです。見たことないけど、食べてみたいな。
↓こんなニュースを見つけました。
【チンゲン菜に風評被害】 (NHKオンライン 各地のニュース 水戸放送局)

茨城県産の農作物の一部から国の基準を超える量の放射性物質が検出されたことで、基準値を超えていない行方市のチンゲン菜も市場での価格が大幅に下落し農家からは、ほかの野菜の価格への影響の広がりを懸念する声があがっています。
茨城県では国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたため、ホウレンソウとかき菜、それにパセリが、出荷制限を指示されています。
葉物野菜の栽培が盛んな行方市では、国の基準値を超えず出荷制限の対象にもなっていない野菜の市場での価格が大幅に下落しています。
このうち、チンゲンサイを生産している井川善貴さんのハウスでは、出荷の最盛期を迎えていますが、井川さんによりますと、例年ですと2キロ入り1箱の市場での価格は600円ほどですが、その半額以下でしか取り引きされなくなっているということです。
井川さんなど、地元の農家からは、県内産のほかの野菜の価格への影響の広がりを懸念する声があがっています。
井川さんは「放射性物質が検出されていなくても大打撃です。出荷しても赤字となりこれがいつまで続くか不安でいっぱいです」と話していました。

03月25日 15時42分


生産者の方たちは苦慮されていらっしゃることと思います。こんなところで訴えても、聞いてくれる人は極少数だと思うけど、ほんとにびっくりするほど美味しかったんですよ、行方のちんげん菜。たぶん、お安くなってると思います。心配なら、水でじゃぶじゃぶ洗ってください。オススメ!

ガソリンも、先週末辺りから「都内では普通に買える」と聞くようになり、1日ほど遅れて、このあたりでも並ばずに買えるようになりました。あの騒ぎは一体なんだったのか…。都心から郊外へと同心円状に回復していっているように思うのですが、そういう作戦だったのかな?

さて、近県の地震の動きをメモしておきましょう。前回の続きからだから、ちょっと溜まってしまいました。
茨城あたりを震源とする地震が、24日夜あたりから急に少なくなってきました。千葉も沈黙。逆にこの静けさが怖い。エネルギーを溜め込んでいるかもしれないということなので…。

3月24日 14時3分 茨城県北部 M4.5 深さ約10km 最大震度3

3月25日 2時8分 茨城県北部 M4.7 深さ約10km 最大震度3
3月25日 3時16分 茨城県沖 M4.3 深さ約50km 最大震度3

3月26日 1時10分 茨城県沖 M4.0 深さ約50km 最大震度3
3月26日 5時52分 茨城県沖 M4.2 深さ約20km 最大震度3
3月26日 16時19分 茨城県沖 M4.6 深さ約10km 最大震度3
3月26日 16時52分 茨城県沖 M4.4 深さ約20km 最大震度3
3月26日 19時30分 茨城県沖 M4.3 深さ約10km 最大震度3
3月26日 23時11分 茨城県北部 M4.4 深さ約10km 最大震度4
3月26日 23時19分 茨城県北部 M4.1 深さ約10km 最大震度3

3月27日 1時7分 茨城県沖 M4.4 深さ約30km 最大震度3
3月27日 19時23分 千葉県東方沖 M4.9  深さ約30km 最大震度2

3月28日 6時11分 茨城県沖 M4.7 深さ約50km 最大震度3

24日の朝以降、茨城・千葉震源の有感地震はこれだけ…。マグニチュードも若干小さくなってきているような。しかし、どういうわけか、震度は局地的に強めなものが多い。埼玉ほど離れていると、震度はみな1程度。このまま収束してくれればいいんですけどね。
一方で、神奈川方面の内陸部の地震が起きてるのも気になります。東京都との境にあたる相模原市が揺れてたり。数日前までは、小さな地震が新島・神津島近海にあったのですが、そこから徐々に震源が北上してきているような。そのまま北上して立川断層とかやめてくれよ。刺激しないでくれ。今日になって、栃木県北部・群馬県北部など関東北部も揺れ始めましたね。
また、もうひとつ気になるのは、青森県の陸奥湾や秋田県の内陸部や、大分県西部・広島県北部・兵庫県南西部などの内陸部が新規に揺れていることです。これまでなら、どこが揺れたって、地震大国日本にとっては「いつものこと」なわけですが、今は新規に揺れ始めたところも、今後の動向を注視していくことが必要だと思います。群発地震のようになってきたら、一層の注意が必要かと。
とはいえ、全然揺れていないから大丈夫という保障もないわけで、こればかりはにんともかんとも…。

記事を書いていたら、だいぶ気持ちが落ち着いてきました。
数日更新しなかったので、液状化のことなど書きたいことはたくさんあるのですが、またにします。
数日中にカテゴリをちょっとだけ整理して、以前からの地震関連の記事を読みやすい形にしたいと思います。

そうそう、どうも緊急地震速報がおかしいと思ってたら、やっぱり所々壊れてるみたいで、正常に動作してない様子。
昨日、ちょうど買い物に出ていたときに、千葉県東方沖震源の地震があり、テレビでは緊急地震速報が流れたようなのですが、結果最大震度は2。本来、最大震度5弱以上で、震度4以上が想定される地域に流されるものですよね。NHKのアナウンサーが、同時に複数箇所で地震が発生することも多く、地震の影響で壊れている箇所もあり、うまく作動していない状態でこんなこともあるけれども、緊急地震速報が流れたら警戒は怠らないでほしいというようなことを言ってました。
狼少年と非難しないであげてください。
posted by nbm at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月24日

落ち着いて自分で考えてみよう

昨日も書いた通り、やはり茨城・千葉方面は地震活動が活発な状態が続いているようです。
今朝もちょっと大きめのがありましたね。
3月24日 8時56分 茨城県南部 M4.9 深さ約50km 最大震度5弱
これは細かな縦揺れから始まりました。テレビでの緊急地震速報は出ず。
最初が縦揺れだったので、震源地が近いと思い大きな揺れを警戒して身構えたのですが、埼玉県南部は震度4でした。

昨日は、昨日の朝までの茨城・千葉震源の地震を列挙しておいたのですが、続きを挙げておきます。
3月23日 13時19分 千葉県東方沖 M4.6 深さ約20km 最大震度1
3月23日 16時16分 茨城県沖 M4.1 深さ約50km 最大震度3
3月23日 19時43分 茨城県沖 M5.1 深さ約30km 最大震度3
3月23日 21時19分 千葉県東方沖 M4.7 深さ約10km 最大震度1
3月23日 23時17分 茨城県南部 M3.4 深さ約50km 最大震度1
3月24日 2時2分 茨城県北部 M3.9 深さ約20km 最大震度3
3月24日 4時46分 茨城県北部 M3.7 深さ約10km 最大震度3
3月24日 5時33分 茨城県沖 M4.7 深さ約40km 最大震度4
3月24日 5時43分 茨城県沖 M5.2 ごく浅い 最大震度3

ときて、冒頭の地震につながってます。
午前4時台だか午前5時台だかの地震で起こされ、二度寝状態になったので、今朝はなかなか起きられませんでした。夜中の地震で起こされるのも、すでに慣れっこになってますが(苦笑)ゆっくり寝かせてほしいわ。
福島震源の地震は、たまにデカイのが来るものの、その他はM3未満という感じで、デカイのが来ながらも、徐々に収束しているのかもしれません。もう安心というのとは違いますが。
変わって、やはり茨城・千葉あたりが活発化している印象です。しかも、なんだか内陸の地震が増えてる…。あくまでも私の印象ですが、関東の方は、引き続き警戒が必要だと思います。

さて、水や野菜からも放射線が検出されているということで、問題になってますが、厳し過ぎる基準で、野菜生産者も消費者も翻弄されている感じがします。ハウス栽培の野菜でさえ出荷できないとか、意味がわかりません。食べられるものを廃棄しなきゃならないなんて…生産者の方たちがかわいそうだ。
水の問題も、念の為にと非常に厳しい基準で、摂取を控えるようにとのお達しだけれども、あんな説明では小さい子供を持つお母さんや、妊婦さんはとても不安になってしまうでしょうよ。
そして、想像通りの水パニック…

突然降って湧いた放射能汚染について、わからないことだらけなのは、みな同じ。だから、不安になるし、正確でない情報に左右されたりする。
だから私も理解しようと試みてます。
ゆうべ、池上彰さんの番組をずっと観てました。さすがにとてもわかりやすかった。
全部の疑問が解決できたわけじゃないけど、だいぶわかりましたよ。

まず、”放射能”と”放射線”と”放射性物質”について。
蛍を例えに説明してました。蛍自身が”放射性物質”だとすると、おしりの光が”放射線”。”放射性物質”から”放射線”が出ているわけですね。虫カゴの中の蛍が外に出てしまうと、”放射線”が外に漏れたことになります。詳しくは、漏れ出した”放射性物質”が”放射線”を出していることになりますね。で、”放射能”というのは、”放射線”を出す能力のこと。だから、本来、「放射能漏れ」という言い方はおかしくて、「放射性物質漏れ」「放射線漏れ」というのが正しいのでしょうね。
この埼玉でも放射線のレベルが通常よりも若干上がってるというのは、なんらかの放射性物質が風に乗って飛んできているということで、その放射性物質から放射線を感知しているということ。だから、専門の先生方が花粉に例えてお話をされるのは、一般人にはわかりやすいのがわかります。だとすれば、原発からある程度の距離がある私たちは、放射線を発する放射性物質の粒子を除去すればいいんだから、洋服などを振り払えば多少は落ちるし、水で洗い流せば効果は大きいということになるんでしょう。
また、放射線を発しているものから離れれば離れるほどその影響は小さくなるってことですから、距離が2倍離れれば、放射線量は4分の1になる、と。物理の法則に”逆2乗の法則”というものがありまして、「定量的な値が、発生源からの距離の2乗に反比例する」というもの。理論的な数値はさておき、放射線も光と同じで、源から離れれば離れるほど薄まるというのは確か。
放射線を発生させているそのもの自体から離れれば離れるほど安全ということですね。ただし、漏れ出した放射性物質の粒子は、風に乗って飛散していくということで、だから原発から距離的にかなり離れた場所でも、通常よりも高い値の放射線を感知することになるわけですね。
そして、原発の注水作業からもわかるように、水は放射線を遮断する役目もしてくれるということで、たとえばそれがコンクリートの壁でも、同様に放射線をある程度遮断してくれるというわけなので、屋内にいた方が安全。というよりも、屋内にいれば、飛散してきた放射性物質も浴びなくて済みますね。
なぜ、この距離の人たちが避難なのか、もしくは屋内退避なのか。そういうことを計算した上での話なわけです。
そして、例えば福島原発から200km以上離れた首都圏で放射線が検出されているといっても、今の段階では極微量であって、パニックに陥る必要はないわけですよね。
状況が悪化もしくは非常に長期化すれば、どうかわかりませんが、いたずらに不安になることはありませんよ。

ちなみに、私が日々見ているモニタリングポストの放射線の数値は、雨が降ったここ数日少し多めになってますが、0.30μSv/h以上になることはありません。どちらかといえば、非常に緩やかにですが、減少しているようです。

昨日の池上さんの番組では、東工大の鈴木正昭教授と、同じく東工大の松本義久准教授がいろんなことをわかりやすく説明してくれていました。
特に、放射線の人への影響を研究しているという松本准教授の説明は、話はうまくないんだけどいろんな意味で面白かったし、最後には感動させてもらいました。
”本当にこわい放射線”にさらされながら、命を賭けて安全を取り戻すためにがんばっている人達がいる一方で、”本当は怖くない放射線”への恐怖から、福島の屋内退避している人達に救援物資が運ばれなかったりすることもあったし、思いとしては完全に安全な水しか使いたくないというのもわかるけど、そういう水が入手できないのなら水への不信感から赤ちゃんが脱水症状になったりしてはいけない。”本当は怖くない放射線”に怯えるあまりに”大事なものを捨てる”ことがあってはならない。
そうおっしゃってましたよ。(意訳だけど、たぶんそんなことをおっしゃっていたのだと思う)

ツッコミどころもあるかもしれないけど、基本的には、食品に関しては極端に安全な基準になっているのがわかりましたし、常識的な量で短期間摂取する分には、なんら影響はないと、私は思います。それでも、実際積極的に食べる気持ちにはなりませんけどね(苦笑)これは、「そう言われたらなんとなくイヤだなぁ」という気分の問題。
それでも、国が規制してるわけですから、自分の口には入らない。水に関しても、けっして気持ちのいいもんじゃありませんが、今の段階では心配することじゃないと思います。小さいお子さんのことを思い、心配する気持ちもわかりますが。

誰の言ってることが正しいのか。見極めるのは自分です。私は今のところそんなに心配することじゃないと判断しましたが、ご自分で必要な情報を、できるだけ正確で信頼できると思える形で入手し、よく考え、判断することが求められていると思います。
posted by nbm at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

雨降って地……

今朝、フジの『とくダネ!』で、専門家の先生が「放射能は雨で薄まる」と言っていた……。おいおい、どこの専門家?「雨の日の外出も大丈夫」とか言っちゃってたぞ?
「花粉みたいなものだから、払えば落ちる」とかも。放射性物質は払えばある程度は落ちるのかもしれないけど、そんなに簡単に言っていいのか?水で除染するのが基本だよね?別にまだ、汚染されてるってレベルじゃないからいいんだけど、”放射能”とか”放射性物質”とか”放射線”とか、この辺りの捉え方がいまひとつ曖昧でわかりにくい。誰か、わかりやすく説明してくれないかな。

昨日からテレビを観て気になってることがひとつ。
東北・関東各地の放射線量の数値が報道されてるんだけど、私が見ているモニタリングポストでの数値の半分以下になってる。
埼玉県の数値として出ていたものだから、県内の違うモニタリングポストの数値を引っ張ってきているといえばそれまでなんだけど、報道するならば、県内数箇所のモニタリングポストの数値を見た上で、最大のものを表に出すべきじゃないのか?もしくは「最低○○μSv/h〜最高○○μSv/h」と幅をもたせるとか。低い数値だけ報道しても、ねぇ。1日の中で変動することもあるしなぁ。
雨が降ると、雨に混じって空気中の放射性物質が落ちてくるというよね。だから、私たちが生活している地表近くは雨の影響で、晴れているときよりも放射線量は多くなるという話は聞いてた。
私が見守っているモニタリングポストの放射線量の数値も、雨が降り出してから再び上昇している。定説どおり、やはり、雨で地表の放射線量は増えるもんなのだなと思った。
20日(日)の昼間は晴れていて、0.09μSv/hまで下がってた。その後、降り始めがいつだったのか正確にはわからないけれども、断続的に雨が降り、21日(月)の昼頃から急に上がった放射線量は、0.20μSv/hと前日の2倍になった。昨日22日(火)は、最大0.27μSv/h。明けて今日23日(水)、夜中1時に最大0.30μSv/hまでになってる。朝方に雨は上がったようだけれども、朝9時の段階で0.26μSv/h。雨が降り出してから徐々に放射線量が上がり、雨がやんでも急には下がらないという感じ。最大値は、通常の0.04μSv/hの7倍強にもなってる。
雨が降ると、地上に降りてくる放射線量は増えてます。
原発で煙が上がったという報道がありましたが、原発周囲の放射線量に変化はないということだったので、この数日放射線量が増えたのは、雨の影響と考えるのが妥当だと思います。
で、昨日の埼玉県の放射線量として紹介されていたのは少なくともNHK他2局で、0.11μSv/h程度でした。私が見ているモニタリングポストの数値の半分くらいだよ。
どちらにしろ、短期間ではまったく害の無い放射線量だから、大した問題じゃないんだけど、マスコミはこういうことこそ正確な情報を報道するべきなんじゃないのか。
「雨は大丈夫」とか、テキトーなこと言ってんじゃねーぞ!
今の首都圏のレベルなら、雨でもそんなに大したことはないという意味で言ったのなら、もう少し説明しないと伝わらないよ。

さて、昨日の昼頃から再び、割と大き目の揺れを感じる回数が増えてます。
今朝も福島で最大震度5強の連続地震があったばかりですが、福島と茨城・千葉での大きめの地震が増えてきている印象です。
エネルギーの大きい地震の回数が増えれば、ひずみが解消されるのではないかと考えがちですが、実際は逆です。マグニチュード6程度の地震がたくさん起きたところで、そんなエネルギーはまだまだ微々たるもの。地震活動が活発になっていると見た方が現実的です。しかも、震源が徐々に東北から南下してきてる印象。
茨城・千葉辺りで、もう1発M7クラス以上のデカイのが来てもおかしくありません。
日本列島の太平洋側の遥か沖、東北から関東にかけてくらいの長〜い亀裂が入ってるイメージ。M9.0は、この亀裂の真ん中辺りが崩壊したんだろうけど、それによってムリがかかる亀裂の両端、つまり、青森側と茨城側が危険な状態になっているかもしれない。で、亀裂に沿って、今南側にムリがかかってる状態なんじゃないのか?

昨日の昼、けっこう揺れた千葉東方沖震源を皮切りに、けっこうな頻度で揺れてます。ま、それ以前もたくさん揺れてるんですが、ちょっとマグニチュードの規模が大きくなってきてるような…
以下、昨日の昼からの千葉・茨城震源の地震をまとめてみます。

3月22日 12時38分 千葉県東方沖 M5.7 深さ約10km 最大震度4
3月22日 13時25分 茨城県南部 M3.8 深さ約50km 最大震度2
3月22日 13時44分 千葉県東方沖 M4.6 深さ約20km 最大震度1
3月22日 17時33分 茨城県沖 M4.7 深さ約40km 最大震度3
3月22日 21時4分 茨城県沖 M5.9 ごく浅い 最大震度3
3月22日 22時51分 茨城県沖 M5.9 ごく浅い 最大震度3
3月23日 0時3分 茨城県沖 M5.9 ごく浅い 最大震度3
3月23日 1時12分 茨城県沖 M5.4 深さ約10km 最大震度3
3月23日 2時46分 千葉県東方沖 M4.4 深さ約30km 最大震度1
3月23日 2時50分 千葉県東方沖 M4.8 深さ約20km 最大震度2
3月23日 3時25分 千葉県東方沖 M4.2 深さ約20km 最大震度1
3月23日 4時7分 千葉県東方沖 M4.8 深さ約10km 最大震度3
3月23日 8時47分 千葉県東方沖 M5.0 深さ約10km 最大震度2

もちろん、この間も、福島など東北をはじめ、長野・静岡・新潟などさまざまな地域で余震が続いてます。関東は、どこが揺れても揺れる…。
ここ埼玉南部では、上記に挙げた地震よりも、東北震源の規模の大きい地震の方が、強い揺れを感じたりしてます。
茨城沖・千葉沖は、もともと地震活動が活発な地域ではありますが、それにしてもちょっと揺れ過ぎ…。
不安を増大させても仕方がないのですが、「小さい地震がいっぱい来るなら大丈夫」とか考えるのは危険なので、あえて、まだ安心はできないと警告しておくことにします。

ところで、スーパーには、ちょっとずつ品物が戻ってきた感じですね。一昨日買い物をしました。
やっと卵を入手できました。地震以来、卵を節約してきたんだけど、切れてしまって。とんかつするのも(焼きかつだけど)、卵がないから小麦粉を水で溶いた衣にバターで炒めたパン粉を付けて焼いたりしてました。でも、切れて3日後には入手できました。お一人さま1パック限りね。うちでは、ほぼ毎日卵料理を食べていたので、特に忙しい朝はちょっと不便でしたが、これで安心。スーパーの中、高級卵を大事そうに持って歩いている少年が印象的だったわ。オムレツを食べたんだけど、久しぶりの卵の味が、とても美味しく感じられました。
牛乳は相変わらず無かったけど、マックでお昼を食べてみたら、マックには牛乳があった!量は少ないけど、牛乳が飲めるのはうれしい。
トイレットペーパーも、ちょっと割高な商品だったかもしれないけど、ありました。スーパーのプライベート・ブランドの商品なら入手できるような印象。コンビニでも、トイレは貸すけど女性と大はお断りって言ってるところもある様子。お店のトイレにもペーパーが無かったりするらしいので、特に女性はしばらくは注意が必要ですね。
カップ麺やパンも普通にあったし、お米は見慣れない銘柄のものが少しあった程度だったけど。
納豆やもやしはやっぱりないですねぇ。

最後に、またデンパなことを書いておきますと、今日は朝から、右耳の奥に瞬間的な激痛が走ります。耳鳴り・めまいはないけど、なんだ?この激痛…。何もないといいんだけど。
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2011年03月20日

モニタリング・ポスト

今、一番気になるのは、福島原発の放射能汚染ですが、ここ数日、一番近そうなモニタリング・ポストの放射線量を注視してます。こちらは、埼玉県南西部です。
3月15日(火)10:37に、最大で1.62μSv/hを記録しましたが、その後同日19:13分に1.13μSv/hとなった他は、高くても0.36μSv/h。翌16日(水)にはもう0.20μSv/hを下回っていて、徐々に下がり、今日20日(日)12:00の数値は0.09μSv/hとなってます。この辺りの平常時の平均的な線量は、0.04μSv/hということですから、現時点で通常の2倍程度。これまでのところなら、この周辺での数値は、まったく問題のない数値ですね。
仮に計算してみよう。毎時0.20μSv程度だとしても(現段階ではもうその半分くらいだけど)、1日で4.8μSv、それが1年続いても1,752μSv。世界平均の自然界から受ける放射線量の年間平均は1人あたり2,400μSvだっていうんだから、それよりも低い。計算間違ってないよね?ちなみに、CT検査は1回で、6,900μSv。
このモニタリングをしている機関でも、「直ちに、人体に影響を及ぼすものではありません」としています。”直ちに”ってなんだよ?って不安に思うかもしれないけど、”ある程度高い数値の放射線量をずっと浴び続けなければ”ということだと思います。同じ環境に居続ければ、時間の経過とともに浴びる線量は増えるけど、これだけ数値が低ければ、大丈夫。この辺はね。
ただし、このまま減少していくかどうかについては、見極めていかなければなりませんよね。
食品への影響等も報道され始めてますが、冷静に対応していこうじゃありませんか。
なお、アクセス集中などの混乱を避けるため、私がどこのモニタリング・ポストを見ているかはあえてここに書きませんが、直接データを見たいと思った方は、お近くのモニタリング・ポスト(連続環境放射線量測定装置)を検索して探してみてください。データが公開されていることと思います。

福島原発の周辺にお住まいだった方は、大変な思いをされていることと思います。重いものを背負ってきていただいていたわけですから、今私たちにできることは、まず避難を受け入れることだと思います。
そして、それが今実行されつつあります。
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2011年03月19日

できること

昨日は、ガソリンの確保で1日が終わってしまったかのような疲労感でした。
昨日うちが早朝から並んで給油した災害時給油可能なガソリンスタンドだったはずですが、一昨日は営業せず、昨日1日営業して、今日もお休みのようです。
別のスタンドと休む日が重ならないところをみると、もしかして地域のスタンド同士で調整しているのかもしれませんね。一方で、何日も営業しないままのスタンドもあるので、なんとも言えませんが。
ダンナさんの友人によると、1回の給油に3時間はかかるそうで、仕事で車を使わざるを得ない彼は1日置きに給油が必要なのに、その度に3時間並んでたら仕事にならんと言ってました。
ガソリンは買い置きができませんから、あるものを大切に使うしかないですね。

食料品ですが、一昨日スーパーで買い物をした際、欲しかったのに入手できなかったのは、卵と牛乳。ただし、牛乳はその後昨日の夜中に、低脂肪乳を購入できました。
魚は切り身を選び、肉類は小分けにしてみな冷凍してしまいました。解凍するのに多少手間はかかりますが、それ自体を凍らせておけば、停電になったときに保冷剤同様低温を保つ役目をしてくれるかなと思って。クーラーボックスもあるにはあるけど、まずはこれで様子をみよう。
停電といえば、昨日の夜、ようやく自分のグループが確定しました。それまで複数のグループに入ってたので、いつ消えるのかまったくわからなかった…。これで多少対応がしやすくなりました。
野菜は、ほうれん草とか茹でて冷凍しておけるものを冷凍。
とかなんとか言ってるけど、みんないつも日常的にやってることだった(笑)
うちの冷凍庫は冷凍食品がほとんどなくてスッカスカだから、熱効率というか冷凍効率が悪そうだな。
お米は、ちょうど買ったばかりだったし、そばやスパゲティなどの乾麺類も日頃から常備しているので問題なし。ホットケーキミックスや小麦粉など粉類もあるし。お餅もあります。いざとなったら強力粉もあるからパンも焼ける。焼いたことはないけど、イーストもあるから、もしもパンが入手できなくなったら、電気が通ってるときにチャレンジしてもいいかも。
頭の中を整理するために、家にある主な食材を炭水化物・たんぱく質・野菜に分けてメモに書き出しておきました。こうすると、在庫も確認できるし、献立の計画を立てやすい。
野菜がもし不足してきたら、切干大根とか乾燥わかめとか乾物で食物繊維を摂ることもできますよね。

懐中電灯は、日頃からたくさんあるし、電池も常備してるから問題なし。一番大きいライトは、リビングにいるときにはリビングに、寝室に移れば寝室にと移動。寝るときは、厚手のスリッパを用意して。万が一のとき、寝床からぐちゃぐちゃになった室内に歩き出すのには、足を守るものが必要ですもんね。
キャンプ用品をたくさん持っている友人が、ガソリン・ランタンを貸してくれました。もし万が一これを使うとしたら、十分に換気しつつ使わないといけませんね。発電機や小型のストープを室内や車内で使って、一酸化炭素中毒による死亡事故が起きているニュースも入ってきてますからね。これは要注意です。
水は、空いたペットボトルに水道水を入れてこれも常備してました。これは飲み水以外に使うもので、たとえば停電のときのトイレ用とかに考えてのこと。他に、できるだけお風呂の水を抜かずに貯めておくようにしてます。洗濯にはこれを使ってますが。
乾電池式のラジオも準備してるし、携帯用音楽プレーヤーでもラジオが聴けますが、電気が通っているときに充電して備えてます。
食事の後片付けを早めに済ませることも心がけてます。うちはL字金具で固定していたために、食器棚とその中身が無傷だったので、食器を流しに入れておいたり食器かごに置いておくよりも、食器棚にしまってしまった方が被害が少ないと思われ…。
あと、掃除は掃除機を使わずに。これも、うちはいつもと同じだけど(笑)ただ、床をふくシートがちょうど切れてしまったので、買ってこなきゃ。
トイレですが、うちはトイレットペーパーを使って掃除ができる洗剤を愛用してたのですが、これの使用を中止。これもトイレ用のお掃除シートを買って来よう。トイレットペーパーもちょうど切れそうだったところに地震があったのですが、ドラッグストアで運良くダンナさんがトイレットペーパーの品出しの瞬間に出くわし、ひとつ確保してきてくれました。
床もトイレも雑巾で掃除しろって話ですか?

通電火災の危険性も考えておかないといけませんね。
電気の復旧進む仙台市内 「通電火災」が多発
(河北新報 2011年03月15日火曜日)
 停電の解消が進む仙台市内で13日から14日にかけて、復旧直後の家電などから出火する「通電火災」が多発した。仙台市消防局は、停電中に自宅を離れる際はブレーカーを遮断するよう、注意を促している。
 市消防局によると、14日午前から夕方にかけ、電気が復旧した市中心部に近い住宅地から119番が相次いだ。家電や電気コード、ブレーカーから出火する通電火災で、建物全体には燃え広がらなかった。青葉区の三条中では13日午後3時ごろ、通電直後に火災があった。
 通電火災は、地震で倒壊した家具の下敷きになった電気コードが痛んで電流を制御できなくなり、家電などを過熱させるために起きる。1995年の阪神大震災で、電気が復旧した地域で火災が増えたことから、仕組みが判明した。
 市消防局によると、通電火災の防止対策は(1)停電中にブレーカーを下げて家電からコンセントを抜く
(2)電気が復旧したらブレーカーを上げ、焦げ臭くないか確認する
(3)問題がなければコンセントを入れる
の3点。
 停電中にブレーカーを下げないまま電気が復旧した場合は、いったん家電からコンセントを抜いてブレーカーを下げ、再び上げて確認する。
 市消防局はこのほか、停電中にろうそくを使用する場合は、不燃性の容器の上に固定するよう呼び掛けている。

コンセントのまわりにほこりが溜まっていたりすると、停電から回復し通電するときに火花が散ってほこりに引火し、火災を起こすこともあるそうですよ。

うちでは、相変わらず断続的にテレビの音量が小さくなるという現象が起きていて、これがあると、大き目の余震が起きるという不思議。
私の身体は、関東を震源とするような近くを震源とする地震の前にぐるんと瞬間的なめまいを感じることがありますが、今回はまだその症状は出てません。
でも、耳がボワボワと圧力を感じるような感覚は何度もあり、耳鳴りもします。こういった感覚を感じた後に、地震が起きることも少なくありません。
さっき、すごく強い耳鳴りがありました。地震の前兆を体が感じることなんてないと思いたいですが、大きいのが来たらやだな。
posted by nbm at 16:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月18日

工夫をしませんか

うちでは、日頃頻繁に車を使うわけではないですが、実家に行くには車が必要です。年老いた両親が2人で暮らしているので、実家の用を足してあげるには、車で行かないと用を成さないんです。
仮に電車で行こうとしても、計画停電があって、動くのかどうかわからない、いつ止まるかわからない状態が続いてます。

そんな中、母からSOSが。
気づいたら、父の薬量をずっと間違えていたというのですよ。父は認知症。アリセプトを5mg1錠+3mg1錠で8mg飲む予定でした。それを、何を勘違いしたのか、5mg1錠+3mg2錠で11mg飲ませていたと言うんです。おいおい、処方の限度量超えてるよ?父にはこれといって副作用のようなものは見受けられないということでしたし、限度量と言っても、それ以上処方されることもなくはないようなので、大丈夫だとは思うのですが。
この混乱の中、あとひと月分くらいは薬もあるだろうとたかをくくっていたら、この状況。残りの薬は5mgを1錠ずつ飲んだとしても2週間分くらい。
ということで、状況を報告しつつ診察を受け、薬を処方してもらうことが急務となりました。いつもなら、私が車で行き、一度病院で順番を取ってきてから、時間を見計らって両親を乗せて再度病院に行くのですが、それができません。
行ってあげたいけど、燃料がなくて行けないんですよね。タクシーで行ってきてもらうしかない。
そう話すと母は不満げで、電話での会話の途中から返事もしなくなりました。
とにかくテレビを観て情報を得るように忠告しても、実家の停電情報を調べて連絡しても、薬のことについて特定の曜日でないと医師が来ないことから、まず薬剤師に相談することを提案したりしても、「うるさいこと言ってくる」くらいしか思わないようで、どんどん私に対する態度が硬化してます。
なので、心配だけど、しばらくこちらから実家に連絡するのはやめることにしました。世話を焼けば焼くほど、うるさがられるんじゃバカみたいだもの。母への対応は、兄たちにお願いしました。

さて、みなさんご存知のように、燃料不足は深刻になっています。
これまで何度かガソリンスタンドに並んでみたダンナさんでしたが、給油することはできず。
営業の終わったガソリンスタンドには”入荷未定”と大きく表示されているばかり。毎日、どのスタンドも開くかどうかわからない。
機動力のあるスクーターには、普段乗らないオフロード・バイクのガソリンを抜いて給油しました。
そして、今朝。勝負をかけてみようと、ダンナさんが早朝5時30分くらいからガソリンスタンドを偵察に。すると、ねらっていた1軒は営業する気配なし。もう1軒は開店前から車の列ができてる。ということで、ここに賭けてみることに。
私は家にいたのですが、8時も過ぎた頃、どうなったのかダンナさんと連絡をとってみると、列に並んでいるけど、トイレに行きたいというので、交替するために自転車で車列を目指す。うちの車の近くに並んでいた運送業のドライバーさんの話によると、今日はこのスタンドに入荷するのではないかとの情報があったとのこと。
私が自転車でスタンドに向かうと、家のそばからもう大渋滞。そして、その渋滞の中にタンクローリー発見!やっぱり来てる。
だけど、タンクローリーが向かっているスタンドに並ぶ車の渋滞で、タンクローリーが前に進めないという矛盾…。
トイレ休憩を終えたダンナさんと再び交替した私は、警察に現状をどうにかしてもらえないか話してみたんだけど、そういう訴えはたくさん聞いてますが何もできませんとの返答。
あのね。タンクローリーを救急車両のように優先して先に行かせれば、この渋滞は解消するんだよ?
渋滞の車列の中では、横から飛び出してくる車が事故を起こしそうになったり、ドライバー同士が喧嘩したりしてました。
帰り道、タンクローリーは数十メートル進んではいましたが、このままだとスタンドに着くまでまだまだかかりそう。
ダンナさんは、もう5時間くらい並んでるはずですが、まだ帰ってきません。

ちょっと工夫すれば済むことをやらないことで、時間や労力や大切な燃料の浪費が起きてる。
あそこで警官が一人でも動き、数分交通整理をしてくれるだけで、どれだけの人が助かったことだろうか。
人手がないのはわかるけど、「対応できません」で済ませていいことなのか。「時間はかかるけど手配します」でもないし、「何もできません」じゃね。
こういう時なんだから、もっと考えようよ。考えて行動しようよ。

はぁ。ここで文句言ってたら、ダンナさんがやっと帰宅しました。
5時間超の戦い…。お疲れ様でした。
どうやらそこは災害時給油スタンドに指定されているスタンドとのことで、災害時でも開いてるはずなんだけど、さすがに昨日はガソリンがなくて開けることができなかったのだとか。
制限もなかったようで、満タンにしてきたそうです。
このガソリンスタンドを中心に広範囲で途轍もない大渋滞が起きてました。どこかでガソリン給油情報がリークされ、それがツイッターか何かで広まったのかもしれません。
だけど、これも大切に使わないと、またいつ給油できるかわからないからね。
posted by nbm at 11:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月17日

アンテナをはりめぐらそう!

今日になっても、計画停電の時間帯がわからずにいます。
うちの住所は複数のグループに該当するため、実際停電になってみないと、どのグループだかわからない。
昨日、図書館に行ってみたのですが、図書館でもどのグループに属するかわからず、いつ停電するのかわからないと言ってました。個人宅ならまだしも、公共の場所さえわからないとは…。どこでいつ停電しても慌てないように心がけるのが大切ですね。
ダンナさんの職場でも、どうしていいのやらわからない状態です。
可能性としては、今日も9:20から停電するかもしれなくて。でも、それは回避されたようなので、こうして書き込みを始めました。

様々なことが頭の中をぐるぐると巡り、地震以来、精神的に疲弊して、食が細くなってます。食べられる状況なのに、食べられない。でも、体力をつけておかないといけないと、むりやり食べているような感じです。
地震で体重計が壊れてしまったので、毎日計って把握していた体重ですが、今はわからない。ただ、ジーンズのベルトの穴はひとつ詰まりました。少なくとも、太ってはいないよう。

買占めを避けるようにとの報道がありますが、それは無理な話。”買占め”という言葉を使うことが間違ってるんですけどね。
だって、忘れられてますが、関東も被災地です。東北ほど甚大な被害にはなってませんが、茨城や千葉でも津波の被害があり、死者も出てます。千葉ロッテマリーンズのスタジアムや東京ディズニーランドは液状化でどうにもなりません。神奈川県や都内でも、細かいダメージを受けているビルは数多いと思います。中には巨大なビルが土台ごと浮いて揺れてる映像とかありましたよね?実際、茨城県では救援物資が届かず、逼迫した状況の場所もあるそうです。
ここ埼玉ではさほど大きな被害はないとはいえ、必要以上の買占めをするのは理解できませんが、大部分の人は必要なものを買っているだけなんですよ。
普段の備えがなかったといえばそれまでですが、みんな最低限のものを買っておこうと思っているだけ。タイミングが重なってしまって、品薄になっているというのが実際のところだと思います。
ガソリンだって、店がいつ開くのかもわからない状況で、必要がないなら、早朝5時台からあの長蛇の列に並ぼうなんて思いません。うちだって、本当は欲しいけど、あきらめました。ほとんどの人が、”今”必要だから確保しようとしてるんですよ。
買占めしようなんて人はほんの一部。一時的な需要の集中に、供給が追いついていないというのが現状なのだと思います。

さて、ここでは、根拠のないデンパな話だと自覚しつつも、もしかしたら参考になるかもしれないと思い、地震の前兆現象について書いておきたいと思います。
今回、自分で体験して非常に気になるのは、強風と雲の状態です。
3月11日の地震のときですが、強風の中だったので、最初は建物や標識などが軋む音がするのは、風のせいなのかと思っていたくらいで。揺れているとき、風は一層強まり、頭上が灰色の雲に覆われていたような気がします。そして、地震が収まるとともに、風も灰色の雲もなくなってる。
そして、昨日3月16日12時52分の地震。この直前も強風が吹いていて、空を見ると、東から南東方向には広く灰色っぽくて低く空を覆うような雲。これは、こちらを切り口に一直線にスパッと切れている感じでした。そして、北には真夏のような入道雲がもくもく。風の吹き方や空の暗さが11日の感じと非常に似ていたし、怪しいと思っていたら、千葉県東方沖震源 M6.0 深さ約10km 最大震度5弱の地震がありました。で、その地震が起きた後、風は弱まりつつ吹いてましたが、空は大部分が晴れて、明るくなりました。
どういう関連性があるのかはわかりませんが、地震が起こる場所で局地的に気圧が急激に下がるという現象があるのかもしれません。
春は強い風が吹く季節ですし、たまたまそういう気象だったということも十分考えられるわけですが、地震が起きる直前に急激に天候が悪くなり、地震が過ぎると、急激に天候が回復する印象があったので。地震との関連を疑ってしまいます。
ちなみに、関東大震災でも地震の数時間前、青空に急にどす黒い入道雲が現れたという話が残ってますし、近年の地震でも、前兆に強風が吹いていたという報告もあります。
雲は以前から前兆現象として注目されてきましたが、強風というのは前兆現象としてあまり印象が強くありません。自分が体験して初めて、わりと重要な要素かもしれないと思いました。

主に自分が感じた前兆現象と考えられるようなものを以下にまとめてみます。
【前年末〜今年2月】
断続的に頻繁にクラクラとめまいがするようになる。原因をさぐるものの、不明。血圧は正常。貧血でもないと思う。睡眠不足かとも思ったが、今までこんな症状は出たことがない。早々と更年期が始まったのかと思った。
【2週間前〜前日まで】
今まで経験したことのないようなしつこい風邪をひき、毎日のようにひどい頭痛に悩まされる。熱が上がらず、なかなか治すことができず。強制的に熱を上げても、頭痛はひどくなる一方。2週間経って、ようやく収束。それが、地震の前日。
【1週間前】
3月4日夜、茨城県鹿嶋市の下津海岸にイルカが50頭も打ち上げられる。かわいそうだけど、その後どうなったのやら。
下津海岸は、鹿島神宮の近く。何も要石のある鹿島神宮を目指して上陸しなくてもいいのに…と思った。
【数日前】
アナログテレビの調子が悪い。音量が小さくなったり大きく戻ったりをくりかえす。ついにテレビの寿命かと思ってた。地震後、この症状はほぼ解消。
地震後、宏観現象を報告しあっている掲示板を見ていたら、まったく同様の報告が練馬区とさいたま市で上がってた。
今までずーっと放置してきたCDが気になって仕方ない。机の上に何百枚も積み上げたままになっているのを、「片付けなきゃ」「片付けなきゃ」と思うようになる。
体調が悪かったので、片付けられず、結局地震で派手に散乱した。
【前日夜】
謎の音がして寝られない。
寝ようと思って電気を消すと、寝室の窓際で聞いたこともないような音がする。すでにダンナさんが眠っていたため、電気をつけるのがためらわれて、一人で気味悪がっていた。
例えて言うと、カーペットの小さなループに、小動物が爪を引っ掛けているようなプツプツという音。ちなみにこの部屋は畳敷き。敷物はない。
後日ダンナさんに話すと、「俺の鼻が鳴ってたんじゃ?」と言うのだが、ダンナさんがいる場所よりもずっと奥でその音はしていた。

私が地震の前兆現象に興味を持ったのは、2003年に、FM波による地震予知が騒がれてから。
それから、民間の”科学的でない”と言われる前兆現象の研究をそれなりに追ってきました。
眉唾な話を信じたり、過敏に感じ過ぎることは避けたいですが、中には何らかの手がかりになることもあるかもしれません。
今回感じたのは、震源が遠いと、前兆現象も薄まっているはずで、それを感じ取るのは困難なのでは?ということ。震源が遠くても、規模が巨大なら被害が出たりするのに、そういう意味では当てになりませんね。
一方で、自分の感覚を信じてみてもいいかも、ということ。今回、長きに渡り余震や別の誘発された地震を体験していますが、大きめの地震が来る気配は、感覚でわかります。非常に強い不安感を感じます。それはダンナさんも同様のようでした。不思議と、「なんかヤバイ」という不安感が消えると余震も収まるような気がします。

もうひとつ、気になっているのは、事前に地震を知らせる緊急地震速報について。
私はメールアラート等に登録していないので、テレビの速報に関してのみなのですが、どうもおかしい気がします。
もうなんだか混乱しててよく覚えていないのですが、昨日だったか茨城沖を震源とする地震に対して緊急地震速報が流れたとき、身構えていたら最大震度3くらいでほぼ感じない揺れだったのですが、その地震を境に、緊急地震速報が機能していないような気がします。その後、大き目の余震が来ても、緊急地震速報は流れません。マスコミが麻痺してるのか、余震に対しての地震速報もすぐには流れないし…。
本当に本当の直前には、電器が瞬間停電したりしてました。この瞬停があると、地震が来るものと目安にしてます。あまり緊急地震速報を当てにしないことも必要かと思います。流れたら、身構えるくらいで。直下だと間に合いませんしね。

今回の地震、NASAの解析によると、地球の自転速度が上がり、1日の長さがごくわずかに短くなったとか。地球には、地軸とは別に、質量的なバランス軸である形状軸というのがあるそうで、その形状軸が今回の巨大地震で約17cm移動したことにより地球がぐらついて、自転速度に影響したんだそうな。1.8マイクロ秒という微々たるものだけど、1日がそれだけ短くなったんだと。(ソースは毎日jpの記事
列島全体のたわみがぼわんと解消された形になったんでしょう。日本列島は、この巨大地震によって2.4mずれ、東北の海岸線は最大4mほど海に張り出し、60cmほど地盤沈下したそうですね。
これだけのことが起きると、日本列島のどこでどんな地震が起きるかわからなくなったと、地震学者の先生たちは言ってます。
直接、東海や東南海には関係ないと言っても、現に長野や静岡でも大きい地震が起きているわけですし、とにかく、日本中どこも油断ならない状況です。
自分の感覚を信じて、アンテナを張ってみてください。もしくは、そういった感覚の鋭い人の言うことに、耳を傾けてみてもよいかと。
お気をつけくださいね。
posted by nbm at 12:56| Comment(7) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月14日

予想以上

甚大な被害となっている東北地方に比べれば、関東は何もなかったも同然なのですが、関東地方の混乱は予想以上となっています。

地震翌日の午前中、スーパーに買い物に行ったときには、アナウンスでは商品の入荷がないとは言っているものの、別段ほぼ普段と変わりない品揃え。
一応、カップ麺やお菓子、冷凍食品などを買い込みはしましたが。

午後、近所まで出向いていた友人が立ち寄ってくれました。
そのとき、別の友人から電話があり、彼女のお母さんは難病で自宅で人工呼吸器を使用しているのですが、停電になると止まってしまうということで、そうならないような方法についての相談の電話でした。
それなら、PC用のUPS(無停電電源装置)が良いのではないかと提案し、ちょうど遊びに来ていた友人が、そういったことに特に詳しかったので、細かいことを教えてもらいつつ話しました。彼がいて助かった。なんというタイミング!
この記事を読んで、もし、そういうことにUPSを使おうと考えた方がいらっしゃったら、使用されている医療機器とUPSのスペックの関係など状況は様々でしょうから、病院や担当医師などに相談の上、事前によくよく調べてくださいね。うちは専門家ではないので。

そして、その後夕方になってから、夫婦揃って果敢にもホワイトデーのお返しを買いに駅前まで買い物に行くと、店は閉店時間を早めているし、商品の配送はできないということでした。そうだよねぇ。

さきほど、計画停電の内容が発表されましたが、うちの方はまだ詳細がわからず。
東京電力の市町村名での発表では重複があるし、じゃあ住所ごとなのかと思ったら、それでも重複がある。早ければ、6時間後くらいに停電するかもしれないのに、いまだ詳細がわかりません。
防災無線でも放送しているけど、聞きとれないし、市のHPにはつながらず。インターネット上で入手した情報も中途半端で結局役に立たない。
行政区分と変電所区分とが一致しないので、単純に区分けできないために混乱しているようですが、それなら、最初からわかりやすい形でアナウンスしてくれればいいのにねぇ。

この計画停電の話が出た直後、まだ営業している近くの店にダンナさんが行ってみると、店は人でごった返して大混乱。とても入れるような状態ではなく、店に入ろうとする人達と食料品を山のように買い込んだ人達でパニックになっていて、警察も出動。あわよくば、もう少し食料品を買っておくかと思ったのですが、ムリでした…。
水も食料も、ある程度備えはあるので、しばらくは困りませんが、これが長期化すると困るなぁ。
物流のストップは、深刻な問題になりそうです。

計画停電の話が出てから、混乱に拍車がかかっているようですが、きっとわかっていないだろうと思い、実家の停電時間を調べて電話したのですが、なんだかまったく危機意識がない…。
テレビも観てないので、ほとんど情報を得てないし。テレビを観ろと言って、一旦電話を切り、よく調べてからもう一度電話をすると、「東京電力の電話番号は控えたから、電話すればいいんでしょ?」

電話なんか通じるわけねーだろ!どんだけの人がかけようとすると思ってんだ!
本当に高齢者は特に情報に疎いです。身近な高齢者には情報を与えてあげてください。
それを悪用するやからが出るのも心配ですが…。

3時間の停電…
冷蔵庫の中のものは?固定電話は通じないわな。マンションだと水も断水か?エアコンも使えないね。
自営業の人達はすでに悲鳴をあげてます。
一層の混乱が予想されますね。

ということで、記事のUPやコメントに対するお返事など、できない状態に陥りそうなので、とりあえず、お知らせしておきます。

そんな中でも、大きな余震が来ることが予想されてますから、十分に気をつけましょうね。
posted by nbm at 01:12| Comment(5) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

3月11日

大変なことになりましたね。
繰り返し流れる被害の模様を映した映像を見るにつけ、暗澹たる気持ちになります。

昨日の地震の瞬間、私はちょうど買い物に出た直後でした。
歩いていると、どこからか金属がキイキイと軋む音が聞こえ出して、昨日は風も強かったので、風のせいなのか?と思っていたら、地面が揺れてました。周囲は騒然、お店からは人が飛び出してきました。
みんながみんな立ち止まってキョロキョロと様子を見ている中、私一人がスタスタと歩いて、家に戻ったんですが、ゆらゆら揺れる地面の上をまっすぐスタスタ歩いている私を、周りの人は不思議そうに見てました。ぐるぐるバットをしてるみたいでしたわ。地面がぐるんぐるん。

家に戻ると、いろんな物が散乱してました。
冷蔵庫のドアが開いている。台所の流しの上の棚にあった鍋とフライパンが流しに落下。リビングには200枚くらいをいくつかの山に積み上げてあったCDの山が崩れて散乱。洗濯機の上の棚に置いていた粉洗剤がぶち撒かれて洗面所はいい香り(苦笑)
ただ、タンスや食器棚は、L字金具で壁や柱に止めてあるので微動だにせず。食器棚の中の食器も動いた形跡なし。
唯一固定していなかった棚が横倒しになっていて、そこにあった小型のテレビデオが飛び、下敷きになった体脂肪計が壊れました。被害はこれのみ。
ギターたちも奇跡的に無傷。

片付けを始めるとすぐに、ダンナさんが帰宅。私が半ベソかいてるんじゃないかと、様子を見に帰ってきてくれました。職場が近いからね。
たまたま外にいたからよかったけど、家の中にいたら、もっと恐怖感が強かったかも。
このところ、長らく放置したままのCDの山を整理しないといかんなぁと思ってたんですが、この数週間何せ体調が悪かったので、回復したらやろうと思ってたところにこの地震。おかげで整理できました(笑)
洗剤がぶち撒かれてしまったし、ついでに床の拭き掃除ができて、かえって部屋がキレイになったわ。

隣市に住む義母には地震直後にタイミングよく電話が通じて、無事を確認。しかし、部屋には食器棚から飛び出した食器が散乱しているという話。
一方、私の実家には連絡が取れず。電話が通じにくく、兄たちともうまく連絡が取れない。
夜になって、母からようやく電話があり、都内で足止めをくっていると知りました。運悪く夫婦2人で友人とコンサートに出かけていたのでした。コンサートに行くことは聞いてたけど、日にちまで把握してなかった…
鉄道各線がストップしたわけで、車で迎えに来てくれないかと言うのですが、うちの周辺はすでに大渋滞でまったく動かないので、車で動くのはムリ。頼りのダンナさんは、実家の様子を見に出かけてしまったし。外出してると知ってたら行かなかったのに…。
パニックを起こしている母は、「お兄ちゃんにも頼んでみる!」と電話を切ってしまいました。
肝心のその長兄は、その頃、社命で、帰宅手段を失った社員を車で送る任務中で連絡も取れず。
一方、次兄は、都内の会社から帰宅困難に。メールによると、十数階のオフィスの揺れは半端なかったようで、壁にはヒビが入り、「死ぬかと思った」と。次兄がなんとかタクシーをつかまえて帰宅できたのは午前3時過ぎ。
うちのダンナさんは、義母宅を訪ねた足で、私の実家をまわり、両親が不在と知ると、外観から実家の安全を確認した後、連絡がてら長兄・次兄の家を回っていたのでした。車では移動できないので、スクーターで何時間も走り回り、冷え切った身体で帰宅。緊張と寒さとで頭痛に。
私はというと、連絡を取ろうと何度も電話にチャレンジしたり、メールしたり、都内の状況をインターネットで確認したりしていたら、夕飯を作るどころではなく、何も用意できず。大体、食材がないから買い物に出かけたのに、地震に遭遇して何も買わずに帰ってきたし。結局、帰ってきたダンナさんとカップラーメンを食すことに。

母にはやっと、長兄からも「迎えには行けない」と伝えられたようだけど、状況がハッキリせず、どうやら避難所で一晩過ごすことになったらしいという頼りなさ。どこの避難所にいるのかはわからない。
何しろ、両親は携帯電話を持っていないので、こちらから連絡を取ることができない状態。ただでさえ、電話がつながりにくい状況で、相手からの連絡を待つことしかできないのは不便なこと極まりないわ。
避難所で長蛇の列に並んでは、電話をかけてきているようでした。

朝になって、母から長兄に連絡があったらしく、「電車が動き出したので、電車で帰る」と。最寄り駅まで着いたら兄が迎えに行くことに。
実家に両親が無事帰り着いたと報告が来たのは、昼を過ぎてからでした。
これでようやく一安心。
2人とも高齢だし、父は認知症。不安が病状に大きく影響するので、どうなっているかと2人の体調を心配しましたが、わりと元気な様子。
余震が続いたこともありますが、心配で寝付けず、昨夜はほとんど寝てません。
ボーッとしてたら、義母から電話があり、「ご両親はどうなったの?」と。昨日、ダンナさんの携帯電話が通じなかったので、義母の家に電話をして、そのときにうちの両親の話をしてたのに、そういえば報告してなかった…。心配をかけてしまいました。ごめんなさい。

うちの周辺では、部屋の中もけっこうな惨状になった人が多かった様子だったので、実家もひどいことになっているのではないかと想像してたのですが、何もちらからなかった様子。
片付けを手伝いにでも行かなければならないかと思っていたのですが、拍子抜けでした。
埼玉県南部というくくりでは、うちのあたりは震度6弱でした。市町村単位だと震度5弱という発表ですが、感覚的には6弱くらいありそうでした。実家のある辺りも5弱。実家では家の中のものが散乱したりしてませんからね。同じ震度とは思えない。

このブログに遊びにきて下さっている方々にも、案じていただきまして、恐縮です。
先日、ニュージーランドでの地震の際に、彼の地に住む友人にお見舞いのメールを送ったのですが、日本に住む友人たちを心配したその彼女から一番にメールをもらいました。
友人同士でいくつもメールによる安否確認をし合いましたが、こういった結びつきはありがたいものですね。
都内に勤める友人たちは、徒歩で帰宅したようです。みんな大変だったね。

義妹たち家族はみんな無事。
姪っ子の一人は、都内で足止めされてビジネスホテルへ避難。
甥っ子の一人は、高校で卒業記念の謝恩会があって帰れなくなり、そのまま友人たちと高校に宿泊。ある意味忘れられない思い出になったかも。
もうひとりの甥っ子は、高校入学の手続きに出かけた帰りに電車が止まり、途中駅まで母親が車で迎えに行くということに。
それぞれ大変でした。

それでも、これといった被害も無く済んだわけで。
津波の被害や原発事故など、甚大な被害を見ると、涙が出てきますね。
震源地近くに親しい友人が住んでいます。彼女やご家族の無事を祈るのみ。
というか、一人でも多くの人が無事であってほしいです。

今回の地震、余震や、触発された地震がデカいです。これからたとえば、茨城沖震源のM7クラスとかが来ても不思議じゃないんで、まだまだ油断できませんね。
posted by nbm at 18:32| Comment(6) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月09日

対ウィルス戦闘中

先月来、2週間ほど風邪に苦しんでおります。
なるべくおとなしくしていたわけですが、回復する気配がなく、3日前、第1次免疫戦争に突入。
いや、私は代謝が非常に悪くてですね、自分で発熱できないんです。発熱しないと、ウィルスと戦うことができません。ひき初めに出かけなければならなかったので、症状を抑えるために風邪薬を飲んでしまったのがいけなかったのかもしれません。風邪薬には当然解熱する作用があるので、発熱してウィルスと戦う機会を逃してしまったわけです。
というわけで、こういう時には強制的に発熱を促します。手っ取り早いのは熱めのお風呂に入ることでしょうが、運悪く生理中で(殿方には失礼!)実行できず。
となると、布団の中を暖めるしかありません。レンジでチンするタイプの湯たんぽを使い、厚着をして寝てひたすら汗をかく。
この間、幾度となく頭痛に襲われました。おかしな頭痛で、じっとしていても強弱があります。ガンガンしているときの感じは、高熱を出した後の頭痛に似てます。これが繰り返し出てくる。
3日前のこの戦いでは、ウィルスを撃退することができなかったようで、1日おいて昨日また症状が悪化。で、昨日、第2次免疫戦争に突入。3日前と同様、湯たんぽ作戦です。3日前は、食事時になると起きだして調理をしていたのですが、昨日はそれも放棄。昼も夜もダンナさんにお任せしました。やはり幾度となく頭痛に襲われ、寝ながら「頭いてぇ…」と思ってました(笑)
結果、今朝はわりとスッキリと起きることができたのですが、残念ながら、まだ戦いは終わってないよう。起き抜けには良かった顔色も、しばらく経つと蒼白に…(苦笑)
2度の戦いで、だいぶウィルスを鎮圧できたとは思うのですが、完全勝利とまでは行ってないようです…。油断は禁物。
治りきってはいないものの、2度の戦いは無駄になってはいないのを感じるので、また戦いを挑むのみ。

さて、そんな中、布団に入っても熱が上がってくれるまではじっとしているしかなく、予想外に本が読めました。2日で2冊半。
中でも、なんというか、おもしろいジャンルの本を読みまして。
それが、赤木かん子さん編著『自然とかがくの絵本 総解説』という本。子供向けに、自然と科学に関するビジュアル本を紹介している本です。本を紹介する本ということで、読んでためになるような部分はあまりないかと思いきや、意外とためになり、それどころか最後には感動してしまいました(笑)

子供向けに本を紹介しているわけですから、この本の対象としているのは、子供をもつお母さんや学校の先生、そして学校や公共の図書館の司書さんなど。
くりかえし赤木さんがおっしゃることには、ビジュアル本は綺麗な写真がいのちなわけで、たとえば大人向けでルビがふられていなくても、解説文が長くても、それは関係ないのだそうで。子供はそんなもの読まないか、読みたければ聞いてくるのだから、とにかく”見せて”あげてほしいということが印象的でした。
大人から見て気色悪いと思うようなもの、たとえば爬虫類に関する本とか、そういうものを子供の目に触れさせてほしいということも言われてます。子供の本を選ぶときに、大人目線で選んではいけないってことですね。子供が興味を持つものは、大人が読ませたいものとは違うってことを意識しないといけないのかも。
あと、図書館の人気の本は読まれすぎて壊れてしまうことが多いそうで、そんな本の修理方法まで載せてくれてます。接着剤しか使ってない無線綴じはすぐに壊れてしまうそうで、カバーをはずした部分を和本の三つ穴綴じにするのだそうですよ。
読み聞かせに適した本や、その本を読み聞かせに使うときのポイントなども教えてくれてます。

もちろん、紹介されている本はかたっぱしから読みたくなりました。以下、自分用のメモも兼ねて記録しておきます。
『ようこそ恐竜はくぶつかんへ』シリーズ アリキ・ブランデンバーグ
6冊読めば、博物学とはどういうものかがわかるという絵本。
『デイビッド・マリンの驚異の大宇宙』デイビッド・マリン
公共図書館の必携書と紹介されているけれども、私がいつも使っている2市の図書館には無いようで残念。リクエストすれば取り寄せてくれるだろうけど。
『うちゅうひこうしに なりたいな』バイロン・バートン
1年生のクラスで読んで、「いつか宇宙に行きたいね」と言ったら、「今、言ってきたじゃん」と返されたという…
『シロナガスクジラより大きいものっているの?』ロバート・E・ウェルズ
知的に興奮することが楽しいという喜びをたっぷり味わうことのできる1冊。
『石はしっている』ローマ・ガンズ/ホリー・ケラー
そこらへんにころがっている石でも、何万年も前のものだという事実を教えてくれる。
『氷の海とアザラシのランプ』ジャクリーン・ブリッグス・マーティン
カナダの捕鯨船が北極海で遭難した8ヶ月間の物語。
『水にうくもの しずむもの』ゴードン・M
冷静に考えると、重い船が海に浮かんでいることの不思議。
『算数の呪い』ジョン・シェスカ/レーン・スミス
先生に呪いがかかってしまって、一日中すべてが算数の問題になってしまうというお話。
『じゅうにんのちいさなミイラっこ』フィリップ・イエーツ/G・ブライアン・カラス
ミイラがひとりずつ遊びに出て行ってしまう、引き算のお話?
『ウラパン・オコサ』谷川晃一
3はオコサ・ウラパン、4はオコサ・オコサと数えていく2進法のお話。
『海月』チチ松村
クラゲの写真が美しく、解説がチチ松村ときちゃ読まないわけにはいかないな。
『生きものアート』シリーズ 内山りゅう
兜虫・鍬形・蛙など、装丁がそそるわ。内山りゅうさんのこのシリーズは絶句ものの美しさだそうです。
『WONDERS UNDER WATER』レニ・リーフェンシュタール
これは、翻訳されてないってことかな。洋書で、しかも新しいものでもないから、入手は困難かも。彼女の写真は一度じっくり観てみたいのに…。
『きらわれもの』シリーズ テレサ・グリーナウェイ
「つめたくてべとべとしたやつのずかん」とか「チクッといたいやつのずかん」とか4冊。見開きいっぱいのゲジゲジなんかが載ってるらしい。
『とりぱん』とりのなん子
これはマンガらしいのだけれども、自宅の庭にやってくる野鳥の観察日記。スズメとかフツーの鳥がフツーに出てくるらしいけど、かえっておもしろそう。
『羊の博物誌』百瀬正香
これは図書館で見かけたことがあったかも。羊の品種紹介の本。羊年だったり、動物占いが羊だったりで、羊には何かと縁があるので興味が。
『人類大図鑑』ロバート・ウィンストン
これは地元の図書館にある様子。しかし貸し出しできないらしいので、じっくり読みに行こう。
『ヘイスタック』ボニー・ガイサート/アーサー・ガイサート
ヘイスタックというのは、牧草の塊のことらしい。ヘイスタックに注目しながら、アメリカの平原のエコロジカルな世界を垣間見る1冊らしい。
『目に見えないこわ〜い虫たち』スティーブ・パーカー
微生物たちの生態を教えてくれるらしいシリーズ。
『ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ 221点の水彩画と解説』
この本、7万円もする!図書館にもないなぁ。昆虫は標本にできるけど、きのこは干からびちゃうから、ファーブルが描いたんだって。
『原色牧野植物大図鑑』牧野富太郎
牧野富太郎という人は”日本の植物学の父”といわれている方だそうで、イヌノフグリの命名をしたのはこの人だったのか!
『桜詩情』ジョニー・ハイマス
イギリス人であるジョニー・ハイマスが撮ると、桜が違って見えるそうだ。どんな風に違うのかなぁ。
『森はだれがつくったのだろう』ウィリアム・ジャスパソン/チェック・エッカート
森や草花たちが生えている場所が、どのように交替し変化していくのかが描かれている本。赤木さんいわく、やみくもに自然を守ろうというだけじゃダメで、「本質からズレたくない人は、ぜひ」と。
『のんびりオウムガイとせっかちアンモナイト』三輪一雄
進化と淘汰のお話。貝の巻きが三角形で大きくなるのに時間がかかるオウムガイ、それを簡単にしたアンモナイトは栄えた。浅い海をアンモナイトに占領されたオウムガイは深海へ。けれども、やがて地球が寒くなると、アンモナイトは絶滅。気温変化の少なかった深海のオウムガイは生き延びることができたとさ。

驚きと感動は、日々の暮らしでからだにまとわりつく、邪悪な、負の感情を、さわやかな風のように吹きはらってくれます。世界を幅広く捉え、論理的、客観的にものごとを考える、という考え方、を知ってもらいたいのです。
この世界は、素晴らしく精妙にできていて、そのメカニズムを知れば知るほど私たちは謙虚にならざるをえません。
それを感じる、そしてそれにふれて得られる感動と憧憬は、この世には生きる価値がある!に通じるものではないでしょうか。

あとがきにある赤木さんのことばです。
そんなビジュアル本の紹介を読んだだけだったのに、なんというか目の前がパーッと明るく開けていくような、そんな気持ちになりました。
posted by nbm at 12:18| Comment(8) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月04日

ファーストフード栄枯盛衰

ハンバーガー・ショップ、ウェンディーズが日本に再上陸するというニュースがありました。

ウェンディーズといえば、池袋サンシャイン通りの店舗くらいしか行った覚えがありませんが、チリが好きで、よく食べてました。私の中では、中身を選択できる初めてのハンバーガー・ショップという記憶があります。たとえば「トマト抜きで」とか。今のスタバとか、サブウェイとか、自分で細かくカスタマイズ注文するシステムを「めんどくせぇ」と思う私なので、特に嫌いなものもないし、そのシステムを利用したことがありませんでしたが。

1980年に日本1号店の銀座店がオープン。しかし、2009年12月末までで日本から撤退していたウェンディーズ。米国本部とのフランチャイズ契約期間が終了したとのことでした。再上陸のニュースを知って、気づいたことが。それは、”ウェンディーズ・アービーズグループ”という社名。アービーズって、あのアービーズ?違うのかもしれないけど。
アービーズっていう、ローストビーフ・サンドの店があったよね。渋谷とか池袋にあったのを覚えてます。いつのまにかなくなってたけど。今はローストビーフ・サンドといえば、サブウェイで食べられるしな。サブウェイっていえば、会社員をしてた頃、昼休みに外国人サラリーマンを見かけると、必ずと言っていいほどサブウェイの小さな包みを持ってた。「あんたたちゃ、そんな大きな体して、ちっぽけなサンドイッチパンごときで足りるんかい?」と、いつも疑問に思ってました。

この間、車で走っているときに、ドムドム・ハンバーガーの看板を見かけて、まだあったのかと懐かしく思いまして。
ダイエーの傘下だから、ダイエーにくっついてたんだよね、ドムドム。
そんなドムドムの看板を見て思い出したのが、サンテオレ。おひさまのマークがついてて、明治って名前がついてた。サンテオレは消滅したのかと思ってたけど、調べてみたら、縮小傾向にはあるものの、まだ営業している店舗があるのね。でももうあのおひさまのマークは使ってないんだな。
明治で思い出したけど、森永LOVEってのもあったんだよね。たしかアップルパイがおいしかったのを覚えてる。いつのまにか見なくなったと思ったら、やっぱり消滅してました。バーガー・キングに買収されてしまったのかぁ…。

昨日見たアニメ作品で、池袋のジュンク堂前の二又のところが使われてたシーンがありました。カラオケ屋になってるところ。あそこは昔はダンキン・ドーナツだったんだよね。池袋には、サンシャインにもダンキンがあって、けっこう使ってました。ミスタードーナツも好きだけど、もっとなんかこうアメリカっぽい怪しさのあるドーナツが多かった。どピンクのアイシングがかかってたりして。
甘いものついでに。数ヶ月前、品川に行った際、懐かしくなって思わず入ってしまったアンナ・ミラーズ。昔はお店のおねえちゃんのユニフォームが刺激的だったけど、今はどうなのだろう、と。しかし、スカートは確かに短いものの、予想に反しておとなしめというか貧相。昔はもっとゴージャスな、たとえて言えばお色気メイド喫茶的な印象だったのだけれども。胸を強調するデザインでさ。でも、実際のユニフォームのデザインはさほど変わっていないようで、どうやら、勝手な妄想が脳内で理想像を作り上げていたらしい…(笑)。昔は、渋谷のスペイン坂の途中にあった店舗に行った覚えがあるけれども、今はたったの2店舗か。巻き返しを図りたいなら、ユニフォームにもう少し力を入れるべきだと思う!アンナ・ミラーズで働くということは、モデルかタレント、もしくはレース・クイーンばりのスタイルが要求されると思っていたもの。あれが再現できるなら、繁盛するかも。

もうひとつついでに。
アイホップっていうファミレスが好きだったのに、これもなくなってしまいました。
IHOP(International House of Pancakes)の名の通り、パンケーキが美味しかったのに。4種類くらいソースがついてきて、好きにかけられるんだよね。あれ、もっと宣伝とか上手にやれば、売れたと思う。いまや買収されて、焼肉店なんかになってるけど、焼肉なんて飽和状態でしょう?焼肉店になんかしなければよかったのに…。IHOPはファミレスではあったけど、おいしいパンケーキを食べさせてくれる希少な店だったんだから。
アメリカ本土では、ポピュラーな店らしく、たまに映画などにも登場しているような店。日本での復活を願います。

最近気になるのは、回転寿司チェーンの乱立。この近辺では、数キロ圏内に5、6軒。いいかげん、要らないんじゃないかと。
posted by nbm at 11:11| Comment(11) | TrackBack(0) | 気になったこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月01日

へるん先生に学ぶ

1週間も放置してしまいました。
久々にヘビィな風邪をひきまして、喉にきました。
数日前、日中ひどく暖かかった日。薄着で出かけてしまい、夜の冷え込みでやられてしまったようです。やはり、体を冷やしてはダメっすね。
そんな中、母の80歳の誕生祝いで家族の会食があったりして、無理をせざるをえず、結果風邪が長引いてしまってます。

この20年ほどは、毎週2、3冊のペースで読んでいたはずの本ですが、昨年後半から、パタリと読めなくなりました。
大したことをやってきたわけではないのに、どうやら、心身ともにだいぶ弱っているようです。読書をする体力がない…。あんなに貪欲に渇望していた活字を、あまり必要だと思わない。
それでも読みたいと手に取り読んだ今年2冊めの本が、『虫の音楽家』小泉八雲のエッセイをまとめたちくま文庫の本です。
たった1冊の文庫を読むのに、ひと月かかるとは…(苦笑)
でも、言い訳をさせていただくと、少し読んでは本を閉じ、じっくりと余韻にひたり、時間を置いてまた次を開くという風に読みたくなる本でした。たまにこういうタイプの本があるのよね。覚えているところでいうと、カート・ヴォネガットの最後の著作『国のない男』(過去記事→ボコノン教に入信(笑))。この本は、少し読んでは目を閉じて、書かれていることを自分なりに咀嚼する時間が必要になる本でした。書かれている言葉を自分なりに反芻して考えたくなるような。一方、『虫の音楽家』は、使われている言葉の美しさ、描かれている情景の美しさを自分の脳内にしばらく留めておきたいと思うような本でした。

この本は、八雲が書いた「虫の文学」と「海の文学」、2つのジャンルから代表的なエッセイを集めたもの。

特に印象に残ったのは、「蛙」。
蛙を題材に詠まれた句をいくつも挙げて、日本人が蛙をどう見てきたかを教えてくれます。河鹿の美しい鳴き声や、ユーモラスな姿を詠んだりするわけですが、どういうわけか触れられない部分があると。それは、触覚について。ぬるぬる、ぶよぶよとしたその触覚の気色悪さについて詠んだ句が見当たらないというのですよ。八雲先生が読んできた何千という詩歌の中に、触覚について言及しているものはまったくなかった、と。色・音・香りについては非常に繊細に表現されているのに、味覚と触覚は皆無らしいです。
そこから、八雲は、日本人と西洋人との肉体接触に関する感覚の違いに気づくわけです。西洋人が行う握手・接吻・抱擁というような身体的な接触を考えると、挨拶をお辞儀で済ませる日本人はそういった接触に無関心なのか。とはいっても、精密な手工芸品を作り上げる手腕を見ると、触覚が劣っているわけでもないし。味覚に関していえば、西洋人が感じられない”旨み”をも感じられる繊細さを持っているわけだし。
このような事実は、生理学的な解釈がどうであろうとも、道徳的な面では非常に重要なことを意味している。私が判断できる限りでは、日本の俳人たちは、五感で感じる事柄の中の、劣った性質のものについてはたいがい無視し、一方でわれわれ西洋人が「美」と呼んでいる優れた性質のものについては、非常に敏感に反応している。このことは大して意味がないことかも知れないが、自然に対する態度としては、最も健全で幸福なものといえる。
われわれ西洋人は、感触がおぞましいと思ったものは、それだけで即座に拒絶してしまい、純粋に自然な印象の多くから目を閉ざしてしまっているのではないだろうか。この問いは、少なくとも一考の価値はあるだろう。日本人は、そのように拒絶する心を無視するか抑制するかして、ひとたび理解すれば常に愛すべきものである自然をあるがままに受け入れている。

八雲が所有していたたばこ入れには、ムカデが描かれていたようで、ムカデの形を芸術的な目で見ることができるのは、日本人くらいだというわけです。
虫の意匠というと、私の頭にまっさきに浮かぶのはアール・ヌーヴォーのガレのガラス工芸品ですが、あれとて、日本の芸術の影響を受けたものであったはず。
いわれてみれば…目の前にムカデがいたら、「気持ち悪い」と思うはずだけど、それが何かのデザインに使われていると、「美しい」と思うでしょうね。どの段階で、醜さや気色悪さを排除するフィルターがかけられているんだろうか。自分でもわからない。
これに似た感覚で、日本人が石を愛でることも不思議がってます。石の美しさを理解しないと、日本庭園の美しさは理解できない、と。
そして、墓石など加工される石もあるけれども、日本庭園に配置される石のように、大概自然のままの姿の石に美しさを感じるということ。
西洋式の庭園というのは、シンメトリーで完全無欠な理想の風景を造るものであるけれども、日本の庭園は、「現実の風景の魅力を忠実に模倣し、本物の風景が伝えるのと同じ印象を同じように伝えること」を目指していると、八雲は分析しています。
ちょうど、何かの番組で見かけた心理学者が、日本人は”欠けている”ものに美を感じると言ってました。逆に言うと、”完全なもの”=”美しい”とは思わないということ。
この観点は、もっといろんな側面から勉強し、考えてみたいと思ったテーマでありました。

1冊通して感じたのは、この時代の日本の習俗を記録として、しかもたいそう美しく書き残してもらったなということ。
「海の文学」では、精霊流しの記述が何度も出てきます。八雲は、精霊流しの海面に漂う灯りや庭を飛ぶ蛍の光など、光というものが気になるようでした。特に精霊流しは、人の生死に関係していることもあるのでしょうが、そういった妖しさをともなう日本の風景を教えてくれます。
もうひとつは、やはり客観的に日本や日本人について教えてくれるということ。自分が当たり前と思っていることが、当たり前じゃなかったのか、と。日本のことを良く書き過ぎているような感もたしかにあるけれども、それは八雲が感じたことであるはずなので、一西洋人の主観として受け取れば、いいのではないかな。

コオロギや鈴虫が鳴き声を聴くために高値で売買されたり、蛍が観賞用に売買されたりしていた当時。なんというか、自然のものを金で買って商売用に自分の生活の中にと取り入れる様は、とても奇妙な感覚。すごく中途半端に感じられます。その中途半端さ加減が、100年ほど前のあの時代の空気感だったのだろうなと想像してみるのです。

怖い話や民話のようなものも、いくつか文中に紹介されてました。
中でもぞっとしたのは、「加賀の潜戸」での話。出雲の海岸にある、波で浸食された洞窟。
そこには、死んだ子供たちが集まるとされていて、夜に子供たちがつけた小さな足跡が、砂の上に残っているという…。八雲がそこを訪れたときにも、8センチほどの子供のあしあとが3つついていた、と。
あ、こんなことを書いてたら、なんか左肩が重くなってきた…(苦笑)

今年の読書は、月1冊ペースだな、こりゃ。
posted by nbm at 11:29| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする