2012年01月31日

1/23からの地震メモ

1/23からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に首都圏の有感地震。
1月23日 18時18分 千葉県東方沖 M3.9 深さ約40km 最大震度1
1月24日 3時19分  茨城県沖 M3.9 深さ約40km 最大震度2
1月24日 13時26分 茨城県北部 M3.1 深さ約10km 最大震度2
1月24日 13時55分 茨城県沖 M3.0 深さ約20km 最大震度1
1月25日 2時04分  茨城県北部 M3.0 深さ約10km 最大震度1
1月25日 2時35分  茨城県沖 M4.3 深さ約30km 最大震度2
1月25日 5時19分  千葉県東方沖 M3.3 深さ約20km 最大震度1
1月25日 13時16分 相模湾 M2.4 深さ約30km 最大震度1
1月26日 5時21分  茨城県沖 M4.6 深さ約20km 最大震度2
1月26日 8時32分  茨城県沖 M4.1 深さ約20km 最大震度1
1月26日 12時34分 千葉県東方沖 M3.1 深さ約10km 最大震度1
1月26日 16時49分 茨城県沖 M4.1 深さ約20km 最大震度1
1月27日 3時25分  茨城県沖 M3.6 深さ約30km 最大震度1
1月27日 13時19分 千葉県東方沖 M5.1 深さ約10km 最大震度3 (当地 震度1)
1月27日 14時27分 千葉県東方沖 M4.4 ごく浅い 最大震度2
1月27日 19時50分 茨城県北部 M3.9 深さ約10km 最大震度2
1月28日 1時06分  茨城県沖 M3.6 深さ約20km 最大震度1
1月28日 12時33分 茨城県沖 M3.7 深さ約40km 最大震度1
1月28日 14時21分 茨城県沖 M4.9 深さ約20km 最大震度4
1月29日 10時47分 茨城県沖 M4.0 深さ約20km 最大震度1
1月29日 12時01分 茨城県北部 M2.2 深さ約10km 最大震度1
1月30日 13時17分 茨城県北部 M3.5 深さ約20km 最大震度1
1月30日 17時10分 茨城県沖 M4.0 深さ約30km 最大震度2
1月31日 4時22分  新島・神津島近海 M3.6 深さ約10km 最大震度1

M4クラスなど規模が大きめの状態は変わらず。
26日あたりを中心に茨城県東方沖では無感地震が数多くありました。
今日は早朝から新島・神津島近海が活発です。

この間、M5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。多いです。
1月23日 20時45分 福島県沖     M5.1 深さ約50km 最大震度5弱 (当地 震度1)
1月26日 5時43分  宮城県沖     M5.1 深さ約50km 最大震度4
1月27日 13時19分 千葉県東方沖   M5.1 深さ約10km 最大震度3 (当地 震度1)
1月28日 7時39分  山梨県東部・富士五湖 M5.0 深さ約20km 最大震度4 (当地 震度1)
1月28日 7時43分  山梨県東部・富士五湖 M5.5 深さ約20km 最大震度5弱 (当地 震度2)
1月28日 9時22分  岩手県沖     M5.6 深さ約40km 最大震度4
1月28日 14時21分 茨城県沖     M4.9 深さ約20km 最大震度4
1月29日 16時46分 山梨県東部・富士五湖 M4.7 深さ約20km 最大震度4 (当地 震度2)
1月30日 3時18分  日向灘      M4.8 深さ約30km 最大震度4

全国的に活発な印象。
山梨県東部・富士五湖は何の前触れもなくいきなり揺れました。
日向灘もいきなりでした。
これからも、どこかがいきなり強く揺れてもおかしくない状況は続くのでしょう。
当地では、震度1〜2程度の大したことない揺れではありますが、けっこうな頻度で揺れてます。
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2012年01月23日

1/17日からの地震メモ

1/17日からの地震メモです。

千葉・茨城震源の有感地震メモ。
1月17日 12時30分 茨城県南部 M4.7 深さ約50km 最大震度3 (当地 震度1)
1月18日 1時21分  千葉県東方沖 M3.3 ごく浅い 最大震度1
1月18日 2時10分  茨城県沖 M3.6 深さ約40km 最大震度1
1月18日 3時08分  茨城県沖 M3.9 深さ約10km 最大震度1
1月18日 3時53分  千葉県東方沖 M3.4 深さ約40km 最大震度1
1月18日 6時08分  千葉県北西部 M3.6 深さ約80km 最大震度1
1月18日 10時25分 千葉県北西部 M4.0 深さ約80km 最大震度2
1月18日 22時55分 茨城県北部 M3.3 深さ約70km 最大震度1
1月19日 8時37分  茨城県北部 M3.1 深さ約10km 最大震度2
1月19日 12時33分 千葉県東方沖 M3.3 深さ約20km 最大震度1
1月19日 20時50分 茨城県沖 M3.9 深さ約30km 最大震度2
1月19日 21時23分 千葉県東方沖 M4.0 深さ約10km 最大震度2
1月19日 21時35分 茨城県北部 M2.8 深さ約10km 最大震度1
1月19日 22時09分 千葉県東方沖 M4.5 深さ約10km 最大震度3
1月21日 19時31分 茨城県北部 M3.0 深さ約10km 最大震度1
1月21日 22時32分 茨城県沖 M3.5 深さ約40km 最大震度1
1月22日 10時20分 茨城県南部 M4.1 深さ約60km 最大震度3
1月22日 12時09分 千葉県東方沖 M4.6 深さ約40km 最大震度2 (当地 震度1)
1月22日 12時11分 千葉県東方沖 M4.0 深さ約40km 最大震度2
1月22日 23時59分 茨城県沖 M4.0 深さ約40km 最大震度1
1月23日 3時46分  茨城県北部 M2.6 深さ約10km 最大震度1
1月23日 7時14分  茨城県沖 M3.7 ごく浅い 最大震度1

とにかく、規模がM4クラスの大きめ地震が増えています。
1月19日 22時09分 千葉県東方沖 M4.5
から
1月21日 19時31分 茨城県北部 M3.0
まで45時間以上、この地域に有感地震がありませんでした。
もちろん、M2台の無感地震は当然起きていますから、あくまでも目安としてですが、この2日間、この地域ではエネルギーが溜め込まれていた傾向にあったことになります。

これは、地震とは何の関係もないことだとは思いますが、面白かったのでメモ。
1月17日の夕方4時10分頃、広範囲で瞬間的な停電が起きました。
ちょうど、私も家に居て、その瞬間を体験しました。
部屋の照明が1秒にも満たないほんの一瞬消えました。ところが、PCは消えませんでした。
「なんだこれ?瞬断か?」と思ったのですが、直後にネットで検索したところ、非常に広い範囲で同時刻に瞬間停電している報告が次々と上がってきました。
埼玉県・神奈川県・東京都・栃木県・群馬県などの関東地方と、山形県・秋田県・宮城県・青森県などの東北地方、それと不思議なことに静岡県からの報告も。これは別の原因でしょうか。
すぐに、東京電力南いわき開閉所でなんらかのトラブルがあり、送電のコントロールに不具合が生じたことがわかりましたが、直接送電されている関東各都県や関連している東北で影響があったことは理解できますが、静岡県など中部電力管内でも同時に瞬間停電が起きているというのが解せない。
それに、当然送電を受けていた福島原発や東北電力女川原発でも一時送電が途切れて冷却システムが止まったとか。
もっと大きなニュースになってもよいと思うのですが、トラブルの原因は不明のままです。
この前日、16日に江戸川区で5万9千世帯の大停電が起きています。これは、鹿骨変電所にある大型ブレーカーが不具合を起こしたため。
また、22日には大田区で900世帯が停電しています。
停電って、こんなに頻繁でしたっけ?
大きな事故につながったという話は聞きませんが、PCが壊れたり、工場で機械が止まってしまったりなどしていたようで、下手をすると経済にも影響が出かねない問題ですから、原因を特定し、再発しないように手を打っていただきたいものです。
ただし、これが例えば磁器嵐など自然界のことが影響していたとすれば、防ぐのは難しいかもしれませんが。
ちなみになんですが、20日に台所の手元を照らす蛍光灯が切れまして、交換したんです。新品にもかかわらず、こまかく瞬いている状態が続いてます。部屋の照明の蛍光灯も同時にこまかくちらつくので、電力供給が安定してないような印象。どういう原因で、こうなるんでしょう?

それから、今朝のニュース。
M級の首都直下地震が今後4年以内に約70%の確率で発生するという試算を、東京大学地震研究所が発表したそうです。
東日本大震災以来、首都圏では地震活動が活発化。気象庁の観測によると12月までにM3〜6の地震が平均で1日当たり1.48回発生していて、それは震災前の約5倍だそう。
平田直教授らによると、マグニチュードが1上がるごとに、地震の発生頻度が10分の1になるという地震学の経験則を活用して、今後起こりうるM7の発生確率を計算した結果そうなった、と。
この”○年内に○%”という表現に関しては、いつかしっかりまとめて記事にしたいと思いつつ実現してませんが、非常に感覚的な話で申し訳ないですけど、単純に天気予報の雨の確率のような感覚に読み替えるとすると、%は上がるイメージです。
たとえば、30年内の確率で30%を超えたら、それは単純に70〜80%くらいのイメージ。いつかはわからないけど、”ほぼ確実に起きる”くらいな感じ。
だとすると、この「4年以内に約70%」というのは、自分の感覚的には90%を超えている感じになるかも。
計算方法にもよるので、いろいろな物事の確率と比較するのは非常に難しいとは思うのですが。
防災科学技術研究所のJ-SHISのサイトに『確率の数値を受け止める上での参考情報』という説明があります。
何にしろ、高い確率で首都圏直下地震が起きることは予想されています。備えといっても、間単にできることは少ないかもしれませんが、とにかく、できることから今すぐにでも手を打っておくことをお勧めしたいです。
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2012年01月18日

輝け!nbm Awards 2011<映画DVD編>

拙ブログをいつも読んでくださっている皆さんはご存知だと思いますが、私の余暇の時間は、ほとんどがアニメに取られていて、もう何年もロクに映画が観られない状態が続いています。
ということで、nbm Awards<映画DVD編>をお送りするわけですが、大変しょぼいものになることをお許しいただきたいと思います。
なお、他のnbm Awards同様、対象はたまたま私が2011年に観たというだけで、最新の作品というわけではありません。映画館に行かなくなってかなり経つので、DVDかテレビで鑑賞したものです。
と思ったら、2011年は、映画の記事、4回しか書いてないよー!
ということで、あまりにもひどいので今回はズルをして、今日現在まで見た作品も含めて、ということにしたいと思います。それでも30本にも満たないですが。
観ている本数が少ないということは、本当に観たい作品から観ているということなので、そういう意味では、たまたまテレビ放映を観たもの以外は、すでに厳選しているといってもいいのかもしれません。そして、当然のことながら、趣味が丸出しで、偏ったチョイスになっています。以下、敬称略。

<美術賞>
『ファイナル・カット』(2004)→過去記事なんでもこい!
ロビン・ウィリアムズの主演で、人の一生の記憶を記録するチップについて描いたSFサスペンス。人の記憶のすべてを記録するチップが存在し、それを葬儀で上映するために編集するパンドラという機械が出てくるのだけれども、枠は木製でできていた。それがなんとも綺麗で、重厚で、人の記憶という大事なものを操作するという装置らしく見えた。

<構成賞>
『THE 4TH KIND フォース・カインド』(2009)→過去記事9+2=11
ドキュメンタリー・フィルムと本編を組み合わせたような作りで、真実味を演出する手法がとてもよい。わけのわからないものをわからないままにしておくというのは、とても怖いことです。

<キャスティング賞>
『マチェーテ』(2010)→過去記事9+2=11
ロバート・ロドリゲス作品には欠かせない男、ダニー・トレホ主演。架空の映画の予告編から生まれた映画。ジェシカ・アルバ&ミシェル・ロドリゲスはもちろん、綺麗なお姉ちゃん枠としてリンジー・ローハンも出演。ロバート・デ・ニーロ、スティーヴン・セガール、ドン・ジョンソン、チーチ・マリンと、脇を固める俳優さんが豪華だこと。それなのに、ダニー・トレホ主演(笑)

<映像賞>
『スコット・ピルグリムvs邪悪な元カレ軍団』(2010)
エドガー・ライト監督作品だからと期待して観たけど、内容としてはイマイチ。原作ありきなので、これでいいのかもしれんが。ただ、コミックやゲームをそのまま映像化したような映像はバカみたいで楽しかったので、いいか。主人公のゲイの友人役キーラン・カルキンが好演。

<助演女優賞>
エイミー・スマート『アドレナリン』(2007)
『アドレナリン』は、ジェイソン・ステイサム主演のアホみたいなアクション映画だが、恋人役のエイミー・スマートがこれまたアホかわいい。個人的には『バタフライ・エフェクト 』(2004)で注目した女優さんだったのだが、この作品ではまた別の顔を見せてくれた。これからにも期待。

<主演&助演男優賞>
ジョセフ・ゴードン=レヴィット『(500)日のサマー』(2009)/『インセプション』(2010)
ロマンティックな映画は観ないタチなのだが、『(500)日のサマー』はとても良質な作品だった。その中ではとてもキュートな青年を演じていたジョセフ・ゴードン=レヴィット。直前に観た『インセプション』でのかっちょいい姿とはあまりにもガラッと変わっていて、この2作品を続けて観た私は衝撃を受けた。どちらの役もとてもよく、年齢不詳の風貌や、そこに隠されたちょっとした毒のようなものも感じ、すごく気になる役者さんを見つけたと狂喜乱舞した。今現在、観ていて一番ドキドキワクワクする男性。

<監督賞>
クリント・イーストウッド『硫黄島からの手紙』(2006)/『グラン・トリノ』(2008)/『ヒア アフター』(2010)→過去記事東森×東森
『硫黄島からの手紙』については、対になる『父親たちの星条旗』(2006)を観ていないので片手落ちな感があるが、全編日本語で日本の立場からアメリカ人がこの戦争を撮るというのはなかなかできることではないと思う。
『グラン・トリノ』では、ちょっと格好良過ぎたかもしれないが、男の美学のようなものが嫌味なく描かれていて、なんというか、映画にまでしなくてもいいようなテーマだったのかもしれないけど、反面すごく映画らしい映画でもあり、私はとても好きな作品。
観ようと思っていた『チェンジリング』(2008)よりも先に『ヒア アフター』を観てしまったのだが、これまた難しいテーマで。スピリチュアルなことを取り上げると、それだけで嫌悪感を抱く人も多いだろうに。私はこういうことに首を突っ込んでいくタイプだから、そういうテーマを描きつつも中庸を保ち続けているように見えたけどな。否定も肯定もない。ただ静かに生とと死とを考える。そして、自分にしかわからないことの孤独を抱えていた人間が、それを分かち合える人に出会うことがなんと幸せなことか。
クリント・イーストウッドという人が、どういう人生を歩んできたか詳しいことは知らないし実際にどんな人かは知らないが、この3作品を観て思うことは、映画を撮るときには非常に柔軟でそれでいて中庸を重んじる人ではないかということ。人種問題とかスピリチュアルなこととか、是か非かで考える人が多いと思うが、問題提起をしているようでいて、自分の意見を押し付けないというか。そういうサラっと描くやり方が、私には好感が持てるのかも。

<ホラー?コメディ?ドラマ?賞>
『ゾンビ処刑人』(2009)
これはまず、邦題が悪すぎる。これじゃあの『処刑人』(1999)を想起してしまうよね。でも、『処刑人』的なのは作品のほんの一部だけ。原題は『THE REVENANT』。つまり、”死からよみがえった人”。死んで埋葬されたはずの主人公がよみがえってしまうのだけど、この設定が新しい。大体、死んでよみがえるのは”ゾンビ”か”ヴァンパイア”と相場が決まっているのに、それらとは微妙に違っていて。”レヴァナント”としか言いようがない。血を飲むところはヴァンパイアだけど、苦手なものはない。ゾンビにしては意思があるけど、だんだん腐っていくんだよな。で、血を飲むと腐らずに済む。夜の間しか動くことができないらしい。なんだか、新しい定義のモンスターとして認定されそう。不死なのをいいことにやりたい放題やるわけだけど、そこには人間ドラマもあるし、笑えるシーンは多いんだけど、じゃあコメディなのかというとそうでもなく、これなんてジャンル?(笑)前半が間延びしてて、なかなか調子に乗らなかったんだが、それがなくてもう少しコンパクトにまとめられていれば、もっと評価が高かったかも。
観終わった瞬間は、「いい映画を観たぁ」という充足感を感じるおかしな作品だった。
『ゾンビランド』(2009)
ジェシー・アイゼンバーグは『ソーシャル・ネットワーク』ではすっげぇ早口でしゃべってたけど、表情が無かった。『ゾンビランド』では表情豊かな役で、好感がもてたな。
この作品は、ホラー・コメディとしては傑作。とにかく楽しいゾンビ映画。そんなのあるかっ!って思うかもしれないけど、楽しい。

<SF賞>
『ノウイング』(2009)
ニコラス・ケイジ主演作品。わたくし、このニコラス・ケイジが苦手で。なぜかわからんが顔がバッタに見えてダメで(苦笑)ということで、彼の出演作は敬遠する傾向にあるのですが、テレビ放映されていたので、観てみました。そしたら、面白かった。
これも評価が分かれる作品なんだろうな。ネタバレはしたくないけど、感覚的には『サイン』(2002)とか『フォーガットン』(2004)あたりが近いでしょうか。だけど、宇宙人ものというわけではない(と私は解釈します)。で、スリラー色が強め。
最後のシーンで駄作と判断する向きもあるでしょう。でも、私は好きよ。

<ドラマ賞>
『ソーシャル・ネットワーク』(2010)
1年間に観た作品の中では、数少ない真面目なドラマ。
稀有な才能を持つ人がいても、それを活かすよう世の中に出してくれるパートナーがいないと大成しないものなのよという話だよね。つまり、人間はひとつのことを極めることができても、他のことがお留守になっちゃって、それをフォローしてくれる人がいないとどうしようもないし、誰にも理解してもらえない。
まぁ、そんなことは抜きにして、青春映画として観た方がいいのかもしれないけど。デヴィッド・フィンチャー監督作品ってことで、『ゾディアック』(2006)がいい例だけど、「別に題材が際どくなくてもいい作品は作れるよ」的なスタンスの作品も私は評価しているので、これはそっち系の作品でより肩の力を抜いて撮ったんじゃないかと思って観たから、安心して楽しめた。
最後の、双子のウィンクルボス兄弟の現実の後日談に笑った。ちなみにあれ、一人で二役やってたんだよね?そこにも、なんでそこにVFX使う!みたいな、ね。

<作品賞>
『第9地区』(2009)→過去記事9+2=11
いまだかつてないほど、異形の宇宙人に感情移入した。エビなのに(笑)人種問題とか難しいことは置いておいて、ドキュメンタリー・タッチの導入部分のせいなのか作品世界にすーっと入っていってしまって、本当に南アフリカではそんな宇宙人ゲットーがあるんじゃなかろうかと半分思い込んだ。SFの体だけど、実は人間(?)ドラマなんだよな。
『インセプション』(2010)→過去記事9+2=11
これは映画館に長年行っていない自分が、これだけは映画館で観たいと思った作品だった。いや、実際観られなかったわけだけど。今後、機会があったら是非映画館の大スクリーンで観たい。配役が面白かったし、題材も興味深いものだったし、クリストファー・ノーラン監督作品なら間違いなかろうと思ったが、これは大ヒットも頷ける娯楽超大作。思わせぶりなラストもよし。文句なしに映画館で楽しめる作品だと思った(いや映画館で観てないけどさ)。

ということで、作品賞は決めきれずに2作品となりました。

他に、覚えている限り観た作品を挙げておきます。
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008) →期待が大きすぎたのかイマイチ笑えず。
『レギオン』(2010)→アクションに偏らずに作ってくれていたら……
『パラノーマル・アクティビティ』(2007)→アイデアはよかったが、怖さの本質が描ききれず。
『ハートロッカー』(2008)→なんか中途半端。焦点がぼけている感じ。
『プレデターズ』(2010)→普通に面白かった。それだけだけど、こういう作品はそれでいい。
『そして、私たちは愛に帰る』(2007)→過去記事愛に帰り過ぎ
『ホワット・ライズ・ビニース』(2000)再鑑賞→ハリソン・フォードのコケ方だけは一級品。
『救命士』(1999)再鑑賞→なぜバッタ(ニコラス・ケイジ)出演作品が観られるようになったのか…
『ダウン』(2001)→アイデアは面白いんだけどね。
『デッド・カーム/死の航海・狙われた人妻 』(1988)再鑑賞→小粒ながらなかなかの名作
『君に届け』(2010)→これはアニメ化作品の方が断然いい。
『BECK』(2010)→音楽を扱う映画としては頑張ったし、みんなかわいいので及第点。特に、桐谷健太向井理はがんばってた。忽那汐里の真帆もハマリ役。
ラベル:nbm Awards
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2012年01月17日

1/7からの地震メモ

1/7からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に、有感地震をメモしています。
1月7日 10時13分 茨城県沖 M4.0 深さ約50km 最大震度2
1月7日 21時26分 茨城県沖 M3.5 深さ約50km 最大震度2
1月8日 6時00分  茨城県沖 M4.2 深さ約20km 最大震度2
1月8日 8時52分  千葉県東方沖 M4.0 深さ約20km 最大震度2
1月8日 16時18分 茨城県北部 M3.3 深さ約20km 最大震度1
1月8日 23時14分 茨城県北部 M3.2 深さ約50km 最大震度1
1月9日 1時23分  茨城県沖 M3.7 深さ約50km 最大震度2
1月9日 1時52分  千葉県北東部 M3.9 深さ約30km 最大震度3
1月9日 13時29分 千葉県東方沖 M3.1 深さ約30km 最大震度1
1月9日 13時41分 千葉県東方沖 M3.6 深さ約20km 最大震度2
1月9日 13時51分 茨城県沖 M4.0 深さ約30km 最大震度1
1月9日 16時10分 茨城県沖 M4.6 深さ約30km 最大震度2
1月9日 17時50分 茨城県沖 M4.6 深さ約30km 最大震度2
1月9日 18時23分 茨城県沖 M3.7 深さ約30km 最大震度1
1月10日 22時15分 茨城県沖 M4.3 深さ約30km 最大震度2
1月11日 4時25分  千葉県東方沖 M3.4 深さ約20km 最大震度1
1月11日 21時47分 茨城県沖 M4.0 深さ約40km 最大震度1
1月12日 0時47分  茨城県沖 M3.8 深さ約40km 最大震度2
1月12日 6時41分  茨城県沖 M3.4 深さ約40km 最大震度1
1月12日 10時40分 茨城県沖 M4.8 深さ約40km 最大震度3
1月12日 18時30分 千葉県東方沖 M3.4 深さ約30km 最大震度1
1月12日 18時37分 茨城県沖 M4.0 深さ約50km 最大震度2
1月13日 21時50分 茨城県北部 M3.9 深さ約10km 最大震度3
1月13日 22時53分 茨城県沖 M4.1 深さ約20km 最大震度1
1月14日 1時50分  茨城県北部 M3.5 深さ約10km 最大震度2
1月14日 2時02分  茨城県北部 M3.1 深さ約20km 最大震度1
1月14日 6時06分  茨城県沖 M2.9 深さ約60km 最大震度1
1月14日 7時37分  茨城県沖 M3.3 深さ約20km 最大震度1
1月14日 21時52分 茨城県南部 M3.1 深さ約30km 最大震度1
1月15日 0時45分  茨城県沖 M3.8 深さ約50km 最大震度2
1月15日 9時43分  千葉県北西部 M3.5 深さ約60km 最大震度2(当地 震度1)
1月15日 16時15分 千葉県東方沖 M3.2 ごく浅い 最大震度1
1月16日 4時47分  千葉県東方沖 M3.2 ごく浅い 最大震度1
1月16日 15時21分 千葉県東方沖 M4.1 深さ約60km 最大震度1
1月16日 15時29分 千葉県東方沖 M4.2 深さ約60km 最大震度2
1月16日 17時46分 千葉県南東沖 M3.4 深さ約10km 最大震度1
1月16日 19時26分 茨城県沖 M3.5 深さ約40km 最大震度1
1月16日 20時50分 千葉県東方沖 M3.7 深さ約50km 最大震度1
1月17日 3時25分  茨城県北部 M3.8 深さ約10km 最大震度2

気になるのは、今まではあまり揺れることの少なかった50〜80kmぐらいの深さで揺れるのが目立つことです。
茨城沖は茨城県の北部沖が一番活発で、茨城県中部沖と茨城県南部沖というか銚子沖も揺れていて、この3箇所が順番に揺れている感じ。
それから、東北も含めて、全体的に規模が大きめで続いています。M3〜M4台が多いです。

それにしても、茨城から千葉にかけて、東日本震災後から注視してきましたが、可能性が高い割にはどうも大きく揺れることが少ないまま、今に至っています。
昨年10月に千葉沖でスロースリップが起こってからも、目だった地震はないままですし。
ということは、エネルギーを溜めているという見方もできるわけで、できれば、被害が出るような巨大なものではなく、早めに控えめに揺れてほしいものですが、地球は人間の都合では動いてくれません。

この間のM5以上は以下の通り。
1月9日 7時13分  岩手県沖 M5.0 深さ約30km 最大震度3
1月12日 12時20分 福島県沖 M5.8 深さ約20km 最大震度4 (当地 震度1)
1月12日 14時37分 宮城県沖 M5.4 深さ約10km 最大震度3

それから、海外では大きなものも。
1月11日 3時37分 インドネシア付近 M7.3

東京湾を含め、関東各地にクジラの漂着が続いてあったようです。
2日 神奈川県小田原市小八幡 ザトウクジラのこども
10日 東京都江東区の埠頭 シロナガスクジラ?
14日 北茨城市磯原海岸 マッコウクジラのこども
大量死ではありませんし、生きたまま迷い込んだものではないですが、一緒に大量のイカが流れ着いたという話もあったりして、海の中で何かが起きているのかもしれません。
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2012年01月07日

アニメ調査室(仮)アンケート 第23回冬(2011年10−12月)

アニメ調査室(仮)さんによる2011年10−12月期放送のアニメについて、今回はお誘いがある前にアンケートに自主的に参加してみました(笑)

評価方法は次の通り。

S : とても良い
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い

F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可

〔2012冬調査(2011/10-12月期、終了アニメ、24作品)〕

01,UN-GO,C
02,君と僕。,A
03,gdgd妖精s,B
04,ベン・トー,A
05,Fate / Zero,B
06,マケン姫っ!,C
07,はっぴーカッピ,x
08,ダンボール戦機,x
09,C3 シーキューブ,C
10,輪るピングドラム,B

11,僕は友達が少ない,A
12,WORKING´!! (2期),S
13,たまゆら hitotose,B
14,世界一初恋2 (2期),x
15,侵略!? イカ娘 (2期),B
16,境界線上のホライゾン,D
17,真剣で私に恋しなさい!!,C
18,森田さんは無口。2 (2期),C
19,フジログ 第2シーズン (2期),C
20,ぬらりひょんの孫 千年魔京 (2期),C

21,アイドルマスター (THE IDOLM@STER),S
22,ましろ色シンフォニー The color of lovers,B
23,ひだまりスケッチ×SP (特番 4期),B
24,こぴはん (ネット配信),D

{総評、寸評など}
今期、途中で見切った作品はなし。子供向けの2作品と腐女子向け1作品はスルー。
では、評価の低いものから順に。

D評価は2作品。
16,境界線上のホライゾン,D
原作ファンは楽しめたのかもしれないけれども、原作を読んでいない身としては、さっぱり着いていけず。置いてきぼりのまま終わってしまった。キャラはそれぞれ面白そうだったのに、さほどピックアップもされず。ここまで込み入った設定の作品だと、工夫のしようもなかったのかもしれないが、もう少しなんとかならなかったものか。アニメ化に向いていない作品だと思う。
24,こぴはん (ネット配信),D
必要性をまったく感じない作品。

C評価7作品。
01,UN-GO,C
主役の勝地涼も悪くなかったし、別にケチをつけるところもなさそうな。だけど、どこかしっくりこない。
06,マケン姫っ!,C
よくあるパターンよね。新鮮味がどこにもない。
09,C3 シーキューブ,C
キャストが豪華なわりに盛り上がらなかったのはなぜなのか。最近気になるのは、シリアスとコメディの配分。作品ごとに適度な配分は違うのだと思うのだけれど、グロいものは、コメディに偏った方が吉。
17,真剣で私に恋しなさい!!,C
ちょっと期待はずれ。松風の存在と、毎回冒頭の京(みやこ)が暴走するコーナーで救われていた感あり。
18,森田さんは無口。2 (2期),C
可もなく不可もなく。
19,フジログ 第2シーズン (2期),C
すべてが埼玉限定の話なので、埼玉県民以外(悪くするとさいたま市民以外)は蚊帳の外だと思われ…。私は埼玉県民なので楽しんだのだけれど。
20,ぬらりひょんの孫 千年魔京 (2期),C
最後の羽衣狐との戦いは、ちょっと引っ張りすぎたかな。

B評価7作品。
03,gdgd妖精s,B
これは、ちょっと前衛的すぎる。アニメ作品といえばそうなのだけれども、そんな風にジャンル分けしてよいものなのか疑問。投げっぱなしの声優アドリブ・バラエティって感じ。
05,Fate / Zero,B
期待が強かったせいか、イマイチ。原作の難解さからか、語りまくるシーンに入ると画が止まってアニメの意味なしと思う。第2部があるということなので、最終的判断は保留。
10,輪るピングドラム,B
あいかわらずとんちんかんな幾原作品。あまりに突拍子も無い設定だけど、それは味なのでヨシとして、後半はちょっと間延びし過ぎたか。
13,たまゆら hitotose,B
ほのぼのした女の子たちの日常や、竹原の綺麗な町並みは楽しんだけれど、それだけだったような。
15,侵略!? イカ娘 (2期),B
これが第1期だったらA評価になったかもしれないが、2期なので、特に真新しいこともなく。ただ、安心して楽しめる作品。
22,ましろ色シンフォニー The color of lovers,B
これは、実はAに近いB。18禁恋愛アドベンチャー・ゲーム原作でアニメ化された作品の中では、とても良い出来。なにせ、泣いたし(笑)続編を期待したりしてしまう。
23,ひだまりスケッチ×SP (特番 4期),B
いつも通りのひだまり。

A評価3作品。
02,君と僕。,A
はじまってみると、だら〜っと脱力して観られる作品で、好感が持てた。ようやくひとりひとりのキャラクターを理解したところなので、2期に期待。
04,ベン・トー,A
ただ「半額弁当を買う」というだけの行為をここまで広げたことを評価したい。うちでも、しばらくスーパーの半額弁当を買うのが流行った(笑)
11,僕は友達が少ない,A
これは、Sに近いA評価。今期の作品では文句なしに楽しんだ1作。やっぱりブリキの描くキャラはかわいいし、それぞれの方向に暴走していくのが楽しかった。

S評価2作品。
12,WORKING´!! (2期),S
文句なしの安定感。声優陣がガチ過ぎる。つい最近、作画が原作よりもかわいいことを知った。そして、毎回笑えるストーリー。2期だけど、この安定感は評価に値するのでS評価。
21,アイドルマスター (THE IDOLM@STER),S
大人気ゲームのアニメ化作品といえばそれまでなのだが、人間ドラマもあり、友情もあり、もちろん音楽も楽しめるし、キャラもそれぞれ個性的でかわいらしく、完成度の高い作品になったと思う。

今年も終わり頃になると、どういうわけか、設定の凝ったこねくりまわしたような作品が鼻に付き、何も考えないで観られる少年向け作品のようなものの方が楽しく観られた。
『SKET DANCE』『FAIRY TAIL』『HUNTER×HUNTER』『べるぜバブ』『ファイ・ブレイン 神のパズル』とか。
『ちはやふる』もとてもいい。どの作品も継続して放送中。

2012年1月からのクールは、まだチェックし始めたばかりで、期待の作品といってもよくわからない。
『夏目友人帳 肆』と『偽物語』と『男子高校生の日常』は安心のクオリティだとして、『ゼロの使い魔F』も大丈夫かな。
切ない系になりそうな『あの夏で待ってる』、男女での合体禁止令が出ている『アクエリオンEVOL』、タイトルに聞き覚えのある『妖狐×僕SS』あたりにも期待したい。
それから、このクールの大穴は『リコーダーとランドセル ド♪ 』だと思う。身長137cmで高校2年生の姉と身長180cmの小学5年生の弟って……
posted by nbm at 15:21| Comment(12) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昨年12/30からの地震メモ

昨年12/30からの地震メモです。

茨城・千葉を中心に関東近辺の有感地震。
12月30日17時33分 茨城県南部 M3.0 深さ約70km 最大震度1
12月31日6時14分  茨城県南部 M3.4 深さ約90km 最大震度1
12月31日8時11分  茨城県北部 M4.5 深さ約10km 最大震度3
1月1日 10時26分 千葉県東方沖 M3.1 深さ約30km 最大震度1
1月1日 10時45分 栃木県北部 M2.1 深さ約20km 最大震度1
1月1日 14時28分 鳥島近海 M7.0 深さ約370km 最大震度4 (当地 震度3)
1月1日 14時49分 千葉県南部 M3.6 深さ約80km 最大震度1
1月1日 16時32分 千葉県東方沖 M3.8 深さ約10km 最大震度2
1月2日 4時28分  茨城県北部 M3.2 深さ約20km 最大震度1
1月2日 22時28分 茨城県沖 M3.6 深さ約30km 最大震度1
1月3日 3時28分  茨城県沖 M5.1 ごく浅い 最大震度2
1月3日 4時35分  茨城県沖 M4.5 深さ約10km 最大震度1
1月3日 8時07分  茨城県南部 M3.5 深さ約80km 最大震度1
1月3日 23時57分 埼玉県秩父地方M2.0 深さ約10km 最大震度1
1月4日 6時33分  千葉県東方沖 M3.4 深さ約20km 最大震度1
1月4日 21時48分 茨城県沖 M4.1 深さ約30km 最大震度2
1月5日 17時49分 茨城県沖 M3.7 深さ約40km 最大震度2
1月5日 22時57分 茨城県沖 M3.6 深さ約50km 最大震度1
1月6日 8時05分  千葉県東方沖 M3.5 ごく浅い 最大震度1 
1月6日 19時44分 茨城県沖 M4.2 深さ約20km 最大震度2
1月6日 22時34分 茨城県沖 M3.7 深さ約30km 最大震度1
1月7日 6時47分  茨城県沖 M3.8 深さ約20km 最大震度1

全体的に、規模が大きめになっているような気がします。
元日の鳥島近海震源の地震、残念ながら自身で揺れを感じることができませんでした。ちょうど、車で移動中で。ちょっと不謹慎に聞こえるかもしれませんが、深発地震の異常震域の揺れなど、なかなか体験できることではないので、経験しておきたかったのですが。義母の家に向かっていたときで、到着時の義母の慌てぶりからすると、けっこうな揺れだったようです。気象庁発表は震度3の揺れでしたが、義母によると恐怖感は3.11を思い出すほどだったと言ってました。自宅に帰ると、棚からスプレー缶がひとつだけ落ちてました。ということは、かなり揺れたということです。体感していたら、震度4程度に感じたかも。

イヤな微振動が断続的に続いてます。
被害が出るような地震が起きないことを祈るのみです。
posted by nbm at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月04日

輝け!nbm Awards 2011<書籍編>

少々遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、新年一発目は、nbm Awards 2011<書籍編>です。
昨年も、一昨年同様、さほど読書が進まず、全部で50冊くらいしか読めてないと思いますが、記事にしていない本もいくらかあります。一時期ほど刺激を回避しようという雰囲気はなくなってきましたが、ペースは上がりませんね。
図書館をうろついて目に付いた本を借りることがほとんどで、新刊はほぼ読まないか、予約の順番を待って大幅に遅れて読むことが多いです。ということで、2011年に刊行された本が対象というわけではなく、たまたま私が今年読んだ本が対象になっています。

<絵本賞>
『アライバル』 ショーン・タン(→大人が読んでも楽しい絵本
活字のない絵本。画力だけでストーリーを描くというのは、難しいことなのだと思うが、文字がない分、イメージの自由度は増すわけで、活字だけが描く世界と、絵だけの世界と、それぞれの想像世界があるものだなと新鮮に感じた1冊。
『どこ?』シリーズ 山形明美(→大人が読んでも楽しい絵本どこ?
造形作家・山形明美さんの作るジオラマの世界を舞台に、”さがしもの”をするという絵本。意外性のある仕掛けがあちこちに散りばめられていて、「そうきたか!」と楽しい驚きを体験できる。それがあまりに楽しかったので、シリーズ4作すべてに挑戦した。

<思考へのアプローチ賞>
『14歳のための物理学』 佐治晴夫(→物理のソナチネ
”14歳のみなさん”を対象として書かれているのかといえば、実は”かつて、14歳だったすべてのひとたちのために”も書かれている本。物理に苦手意識を持ったまま大きくなってしまった大人には、とても有り難い。自分とて、原子でできていて、物理の法則の中で日々暮らしているということを思い出させてくれる。
『差分 「差をとる」ことで新しい何かが生まれる』 佐藤雅彦・菅俊一・石川将也
(→だるまさんがころんだ
二つの図表を見て、その間の変化を読み取ること。つまり、画像の”行間を読む”ような感覚。これを真面目に考えてみようという試み。「まばたき」と「だるまさんがころんだ」を想起した私。日常何気なくしているはずのことを意識させられる不思議。
『秘密の動物誌』 ジョアン・フォンクベルタ/ペレ・フォルミゲーラ
(→「実在するもの」は、存在しうるものの小さな一部分にすぎない
今は亡きペーター・アーマイゼンハウフェン博士の未発表の研究資料を、偶然見つけた第三者がまとめて1冊の本にしたという体裁。UMA的な動物たちが図鑑のように列挙されていく。しかし、種を明かせば、これは真偽を見抜けるかという壮大な実験でもある。リアルを匂わせるファンタジーでありながら、現代人への強烈なアンチテーゼを含んでいる奥の深い本。

<文芸賞>
『虫の音楽家』 小泉八雲(→へるん先生に学ぶ
小泉八雲のエッセイの中の「虫の文学」と「海の文学」をまとめた1冊。やはり、八雲が客観的に観た当時の日本文化は鮮やかで、今私たち日本人が観ることのできない景色が様々描かれている。しかし日本人の精神はまだどこかしら受け継がれているもので、そういったことを教えてくれる。
『まさかジープで来るとは』 又吉直樹/せきしろ(→まさかエスプリで来るとは
お笑いコンビ、ピースの又吉直樹さんと、文筆家せきしろさんとの共著、自由律俳句集第2弾。一見よくある”あるあるネタ”のようだが、ルールがないことをやろうとするのはとても難しいことだと教えてくれる。負のエネルギーを感じる1冊。
『夜露死苦現代詩』 都築響一(→リアルな言葉を取り戻せ!
餓死した親子の日記から点取占いまで、様々なカタチで表現される現代の詩。詩というものを意識して作られたとは思えないものの、読んでみるとそれは紛れも無く詩で。リアルに世界を感じるためには、とても優れたツールになっている。

<ルポルタージュ賞>
『秘境に学ぶ幸せのかたち Mysterious World』 田淵俊彦(→此処ではない何処か
世界の秘境を訪ねるドキュメンタリーを担当してきたディレクターが、あらゆるものをそぎ落とし、厳しい環境の中で究極にシンプルな生活をする人々を通して、”ただ生きる”ことを思い切り肯定してくれる。複雑な事柄に囲まれてにっちもさっちもいかなくなった人には、ホッとできる1冊かも。
『珍世界紀行 ヨーロッパ編 ROADSIDE EUROPE』 都築響一(→脳内旅行再び
ウクライナのキメラ・ハウス、旧東ドイツの遺産である巨大建築廃墟プローラなど存在を知らなかった奇妙な建築物や、各種ビザールな博物館などを紹介してくれる。しかし、かなりグロい画像も多い本なので苦手な方はご注意を。人間の趣味・嗜好の幅広さを教えてくれる。
『住宅巡礼』 中村好文(→螺旋に導かれて
ル・コルビュジエのカップ・マルタンの休暇小屋に興味を覚えてたことをきっかけに、紹介していただいた1冊。様々な建築物に触れ、変容しながらもその根底には伝統が息づいている”様式美”のようなものを感じる。
ちなみに、ル・コルビュジエについては、『ル・コルビュジエ 建築図が語る空間と時間』加藤道夫 著)(→あるもの・見るもの・見えるはずのないもの)という本も読んでみた。これはちょっと難解で哲学的な本であったけれど、建築図を”まだ存在しないもの”として捉えている見方が面白い。

<ビジュアル賞>
『RARE Portraits of America's Endangered Species』 ジョエル・サートレイ
(→カナリアが鳴いている
アメリカにおいて、絶滅危惧種とされる動植物を撮った写真集。とにかく動物たちの写真が美しい。そのひとことに尽きる。こんなに美しいものが失われてようとしているのだなと思うと、やはり単純に悲しい。そして、動物の絶滅が、人類の存続と無関係ではないということを意識させられる。
『世界で一番美しい元素図鑑』 セオドア・グレイ/ニック・マン 記事なし
元素コレクターであるセオドア・グレイが、元素そのものと、その元素からできているものを様々収集した集大成。これまで元素についての本はいろいろ観てきたが、表題通りにこれほどまで美しい写真で見せてくれるものはなかったと思う。eBayでコレクションを集める著者が、ニオブ超合金を含むロケットエンジンだと思って入手したものが、実は空軍基地から盗まれた最先端技術部品で、FBIに押収されてしまったとか、書かれているエピソードも面白い。
『ミョ〜な絶滅動物大百科』 川崎悟司 記事なし
なんじゃこりゃあ!な古生物が100連発。オールカラーでかわいいお姉ちゃんのイラストと大きさ比較されていたり、気のきいたコメントが付いていたりで、とにかく楽しい1冊。一家に一冊欲しいくらい。私が図書館から借りてきた本の中で、かつてないほどダンナさんが食いつき、気に入って読んでいた。『ミョーな深海生物大百科』もこの1月に発売されたらしい。著者のHP「古世界の住人」も膨大な古生物が載っていて飽きない。

<小説賞>
『ハーモニー』 伊藤計劃(→人類調和計画
この作家さんの本をもっとたくさん読みたいと思うようなことは、長い読書生活の中でも珍しいことなのだけれども、伊藤計劃とはそういう作家さんだった。しかし、もうこの世にはいらっしゃらない。非常に残念。完全調和を目指す世界と、その世界に違和感を感じる一部の人間。SFにはありがちな設定ながらも、どこか新しい魅力でいっぱいの作品だった。
『偉大なるしゅららぼん』 万城目学(→古の力宿る湖
『プリンセス・トヨトミ』(→阿呆みたいな、でも、とても幸せな物語)や、『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』(→いっしょにあくびを)とともに、万城目学作品を3作品も読んだ年だった。
『偉大なるしゅららぼん』は、琵琶湖畔が舞台。”湖の民”としてそれぞれ特殊な力を持つ二つの家系が対立してきた歴史の中で、突如として大事件が起こるという青春SF小説。突拍子も無いのが万城目作品の醍醐味だけれども、この『偉大なるしゅららぼん』は、突拍子も無い内容ながらも、すべてが調和していて完成度の高い作品になったと思う。これで、今までのところ、万城目作品の長編はすべて読んだ。ということは、かなり好きな作家さんだということだ。今年は<nbm大賞>に当たるものがないのだけれども、作家さんに賞を贈るとしたら、万城目学さんになるだろう。
『弟を地に埋めて』 ロバート・スウィンデルズ(→弟を大地に葬りし者、いずこにも
ローティーンの少年を主人公にして核戦争後の極限状況での生活を描いた作品。放射能で汚染された世界での生活というものに興味が沸いて読んだ1冊。当然、小説なのだから現実とは比べるべくもないのだけれども、それはそれとして、有事の際の人間の行動というのは、やはりそうなるだろうなと、SFでありつつも、現実にそうなったらというシミュレーションのようなつもりで読んでいた自分がいる。言動の何もかもが命に直結する世界。守ってくれるものは何もない。自分の身に置き換えて、その厳しさを知るのもいいかも。

ということで、いつものようにまとまりのないラインナップになりました。
今回は、抜きん出たものがないので、大賞はありません。
私は特に読書家というわけではありません。ただ、読書は、私にとって娯楽のひとつ。今も図書館から借りてきた本が5冊ほどあり、とっかえひっかえ読んでいます。それと、昨年末に発売された怪談雑誌『幽 16号』も入手し、ちびちびと日本酒を飲むように楽しんでいます。
さて、今年はどんな本にめぐり会えるでしょうか。
ラベル:nbm Awards
posted by nbm at 00:07| Comment(7) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする