2012年10月29日

あちらとこちらのはざまで

本を読むとなると、いつもは小説は全体の2割くらいの印象なのだけど、今年はことのほか小説を読んでいる。一度小説を読み出すと、次から次へと読みたいものが出てきて、小説を読むことが止まらなくなっている。
そんな連続の中で読んだ1冊をご紹介。
小川洋子さんの『最果てアーケード』酒井駒子さんの表紙絵が印象的。
小川洋子さんは、割と好きな作家さんで、『博士の愛した数式』とか、『猫を抱いて象と泳ぐ』とか、面白かった。書かれている作品の根底に流れている空気感が好きだな。
この『最果てアーケード』は、漫画のために書かれた原作だということだが、なんとなしにクラフト・エヴィング商會的な世界観を感じる。
と思っていたら、また面白そうな本を見つけたので、読んでみることにしよう。それは、また後日に。

さて、その『最果てアーケード』。
忘れ去られたようにひっそりと佇む古くて小さなアーケード。紙店、ドアノブ屋、レース店、勲章店など、およそ売れそうもないような品ぞろえの店が並んでいる。けれども、逆に言えば、欲しい人には堪らない品ぞろえの店が並んでいるとも言える。そんなアーケード。
アーケードの大家の娘として育った主人公は、品物の配達係をしている。
その娘の少女時代と、アーケードを訪れる風変わりなお客たちや、アーケードの店子である商店主たちとがリンクしながら話は進む。短編が並んでいるようでいて、その実、話はつながっている。
感想や中身については、多くを語りたくないと思わせる物語だ。なので、内容には触れないでおく。

途中、何度か鼻の奥がツンとして、閉じたまぶたの裏にじんわり涙が広がるようなことが何回か。
全体を貫いているのは、父と娘の愛の物語なのだと思う。
ラストには、賛否両論というか、解釈もそれぞれになるのだと思うけれど、私の読後感は爽やかだった。

自然と、自分と父とのことを思う。
この物語の中で、アーケードには読書休憩室という空間があり、主人公の友人の女の子が、その読書室にあった百科事典を愛読する様子が出てくる。
私か!
私も小さい頃から百科事典や分厚い辞書が大好きで、それらを愛読していたものだ。
なんだか知らないが、誰も教えてないのに幼稚園に上がる前から文字が読み書きできた。
だから、文字を読むのは大好きだったのだが、中でもお気に入りは辞典・辞書の類だったのだ。
親は、「変わった子だ」と思っていたという。辞典・辞書さえ与えておけば、上機嫌だったのだから。
母はパート勤めをしていて、土日に働いていたため、休みの日にどこかに連れて行ってくれるのは父だった。
兄たちは歳が離れていたので、私が幼稚園や小学校低学年の頃だと、中高生になっていたため、家族として一緒には行動しなくなっていた。なので、出かけるときは父と二人。
小さな私を連れた父は、ポンペイ展で石となった人の姿を見せたり、爬虫類展で蛇のトンネルをくぐらせたり、建ったばかりの西新宿の高層ビルに登らせたりしてくれた。いわゆる遊園地などのレジャー施設には行った記憶がない。つまりは、自分が観たいものを、ついでに娘に見せていたみたいな感覚だったのかもしれない。
そして、帰りには必ず本を1冊買ってくれた。それも、自分で選ばせてくれたので、私はここぞとばかりに分厚い本を選び、持ち帰ると、それを心ゆくまで何度も読んだ。
こうして、風変わりな子はもっと風変わりに育っていった(笑)
今考えてみれば、父が連れていってくれた場所は、私にとって遊園地なんかよりずっとワクワクする場所で、「つまんない」とか思った記憶は微塵もない。
長兄が先天的な病気を抱えていたため、母は長兄に愛情を注ぎ、次兄と私は父派として育った。その家族内派閥は、今に至るまで継続している。
父は認知症になり、もはや私が誰であるのかあやふやになっている。だが、”大事な人”というイメージは消えないらしく、実家に帰ると、「泊まっていくんだろう?」と何度も言ってくる。
夜間ならば、自宅まで車で30分くらいで帰れるため、実家に泊まることはほとんどない。「ごめんね、今日は帰るよ」と言いつつ、父に別れを告げるのは忍びないのだが……自分には自分の生活があるので。
父には、ほとんど怒られた覚えがない。本人は、仕事ばかりしていて家族と過ごした記憶が希薄なようなのだけれど、家族と関わってこなかったわけではない。怒られなかったのは、無関心だったからでなく、基本的に温厚な人だったからだ。認知症になると、性格のマイナス部分が強調されることがあるが、父はもともと温厚だったためか、今のところ暴れたりすることもなく過ごしている。不幸中の幸いだ。
あとどのくらい余命があるのか知らないが、できるだけ会いに行ってあげたい気持ちとは裏腹に、現実の生活や母との確執から、実家に中々足が向けられないでいる。
『最果てアーケード』は、そんな私の心に、沁みた本だった。

この本で思い出したのは、以前愛読していた長野まゆみさんの世界観。
鉱石、生物、機械、少年などが織り成す幻想的な世界。耽美な言葉の羅列。
しばらく読んでいないけれど、また読んでみようか。
先日、テレビでスチームパンク・ファッションが取り上げられていた。簡単に言えば、ジュール・ヴェルヌ的な世界観がスチーム・パンク。つや消しの金色の機械みたいな。そこに少々レトロなエッセンスが入る。最近、またブームになっているようだ。ヴィクトリア調の衣装には興味がないが、ガジェットの数々は観ているだけで楽しい。
アニメでいうと、『LAST EXILE』(→HP)のようなイメージ。
こういう世界観は大好きだ。『ライラの冒険』の黄金の羅針盤とかも。(→映画トレーラー

また、ちょっと前からハマっているジョゼフ・コーネルの箱も、『最果てアーケード』の世界観に近い。
こちらは、意味のなさそうなものに意味を見出すというか。もう少しノスタルジック寄りで、クラフト・エヴィング商會に近い感覚。

彼岸と此岸の間にあるようなアーケードでの日常。地続きなようでいて、異世界のようでもある。
一歩踏み入れれば、そこは異世界。それは遠くのようでいて、実はすぐ隣にある。
「メメント・モリ(死を忘れるな)」とは、元来「限りある生を楽しめ」という意味合いで使われるはずの言葉だというが、それとは違う意味で、死を近く感じる物語だった。
健全な精神状態で読まないと、引っ張られてしまいそうだ。ご注意を。
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2012年10月27日

2012年10月18日からの地震メモ

2012年10月18日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県震源の有感地震は以下のとおり。
2012年10月18日12時55分頃 栃木県北部 M3.3 深さ約10km 最大震度2
2012年10月19日13時10分頃 茨城県北部 M3.9 深さ約60km 最大震度2
2012年10月19日20時59分頃 千葉県北西部 M4.1 深さ約60km 最大震度2 (当地 震度1)
2012年10月20日13時21分頃 伊豆大島近海 M2.7 深さ約10km 最大震度1
2012年10月20日17時40分頃 茨城県北部 M2.8 ごく浅い 最大震度1
2012年10月20日17時58分頃 茨城県北部 M3.9 ごく浅い 最大震度3
2012年10月20日18時2分頃  茨城県北部 M3.8 ごく浅い 最大震度3
2012年10月20日22時9分頃  千葉県北東部 M2.9 深さ約40km 最大震度1
2012年10月20日23時3分頃  茨城県北部 M2.6 ごく浅い 最大震度1
2012年10月21日12時54分頃 茨城県北部 M3.1 深さ約10km 最大震度1
2012年10月23日5時20分頃  千葉県北西部 M3.3 深さ約80km 最大震度1
2012年10月23日18時18分頃 茨城県南部 M3.3 深さ約70km 最大震度1
2012年10月24日1時12分頃  茨城県北部 M3.1 ごく浅い 最大震度1
2012年10月24日1時12分頃  茨城県北部 M3.0 深さ約10km 最大震度1
2012年10月24日1時30分頃  茨城県北部 M3.3 ごく浅い 最大震度2
2012年10月24日1時41分頃  茨城県北部 M2.5 ごく浅い 最大震度1
2012年10月24日16時5分頃  茨城県沖 M4.5 深さ約50km 最大震度4 (当地 震度1)
2012年10月24日16時26分頃 茨城県沖 M4.1 深さ約20km 最大震度1
2012年10月24日16時56分頃 茨城県沖 M4.0 深さ約50km 最大震度2
2012年10月24日23時30分頃 茨城県沖 M3.6 深さ約30km 最大震度1
2012年10月25日9時51分頃  茨城県沖 M3.5 深さ約20km 最大震度2
2012年10月26日13時10分頃 茨城県北部 M3.2 ごく浅い 最大震度1
2012年10月26日15時34分頃 千葉県東方沖 M3.9 深さ約30km 最大震度1
2012年10月26日22時1分頃  千葉県北東部 M2.7 深さ約40km 最大震度1

茨城県北部の浅い所が活発に揺れてました。
そんな中、茨城沖でM4.5が発生。
この地域が、若干大きめの規模で揺れ続けてます。


この間のM5以上または最大震度4以上の地震は以下のとおり。
2012年10月23日17時53分頃 鳥島近海 M5.8 深さ約450km 最大震度2
2012年10月25日19時32分頃 宮城県沖 M5.6 深さ約50km  最大震度5弱
2012年10月24日16時5分頃  茨城県沖 M4.5 深さ約50km  最大震度4 (当地 震度1)

東日本大震災以前は、震度5と言えば相当な地震でしたから、その度に大変なニュースになったものでしたが、今はどうでしょう?
今回の宮城沖は最大震度5弱。なのに、大したニュースにもなりませんでした。
震度5弱を記録したのは、石巻市。現地の方は、さぞ恐ろしい思いをされたのではないでしょうか。揺れ方は、少し3月11日のそれに似ていました。ただ、強く揺れた地域が広くはなかったのかもしれません。
振り返ると、2011年の1年間に、震度7が1回、震度6強が3回、震度6弱が5回、震度5強が17回、震度5弱に至っては、なんと36回もありました。
ちなみに、その前年2010年は、震度5弱が5回あっただけ。
今年2012年は、これまでに震度5強が4回、震度5弱は12回ありました。
2011年という年の地震は、3月・4月を中心にどれだけすごかったのかわかります。
あまりのことに感覚が麻痺するのもわかりますが、「震度5なんて、大した地震じゃない」みたいな感覚になってしまっているわけですから、おそろしい。

一度でも、震度5以上の地震を体験している方なら、そのおそろしさはわかるはずです。
2011年3月11日14時46分頃のあの地震。当地は、震度5弱でした。
震度7を記録した宮城県をはじめ、福島県・茨城県・栃木県・岩手県・群馬県・埼玉県・千葉県では震度6を、青森県・秋田県・山形県・東京都・神奈川県・山梨県・新潟県・長野県・静岡県では震度5を記録した地域があります。
地域の地盤の特徴や建物の揺れやすさなどでも体感や被害に差があったとは思いますが、うちでは粉石けんやCDが散乱し、唯一固定していなかった小さな棚の中にあったテレビデオが飛んで、落ちた先にあった体脂肪計が壊れました。
その後も頻繁に揺れる日々が続き、地震酔いのような症状になったり、不安感が増大したりしたのを覚えています。
自分の被害状況を訴えたいわけではなく、震度5弱でさえその有様だったので、もっと揺れが強く被害が大きかった地域や、津波の被害に遭った地域の人たちは、どんなにか辛い思いをされたことかと思っているわけです。そして、そうした経験があると、規模が大きめの地震が起きたとき、あの時の恐怖が蘇ってくるはずです。
なのに、「たかが震度5弱程度か」みたいにマスコミが捉え、私たちもそれに慣れてしまっていることに驚きます。
たしかに、「怖かったでしょう?」とそれを報道しても、何にもならないのかもしれません。でも、「この程度の地震か」と軽視する風潮にも疑問を感じます。

東日本大震災の翌日2011年3月12日、新潟県中越地方では、震度6クラスが未明に3回ありました。数日後の3月15日、静岡県東部では震度6強の地震が発生しています。が、それらの地震について、被害状況などはほとんど報道されているのを見ませんでした。
3月11日にしても、津波で甚大な被害が出た東北地方のことが主で、やはり津波被害を受けているにもかかわらず、茨城・千葉などについては、ほとんど報道されていない気がします。人命が多く失われている部分にスポットが当たるのは仕方がないことなのかもしれませんが。
建物の被害を見ると、例えば、栃木県。全壊こそ少ないものの、建物が半壊したり、一部破損したりしている数は6万棟以上。千葉県でも、全壊・半壊・一部破損を含めると4万棟ほど(全壊・半壊の数は栃木県の3倍ほど)になります。
人的被害は、宮城県・岩手県・福島県が圧倒的に多いですが、建物の被害で言うと、その3県の次にひどかったのは茨城県です。次いで、千葉県、栃木県の順。
でも、私は栃木県の被害状況が報道されたのを見たことがありません。茨城県さえもほとんど見ていないです。
何が言いたいかといいますと、誰も全容を見ようとしていないってことです。特に、西日本地域の方たちには、近視眼的な報道のせいで伝わっていない部分が大きいような気がします。
そして、今危惧されているように、東海地震や、東海・東南海・南海の3連動地震などが起きようものなら、東日本大震災で東日本の人々が体験したことと同じようなことを、西日本の人々が体験することになるのかもしれません。
たとえ震源地から何百kmも離れていても、あれだけのエネルギーの放出があれば、被害が出る可能性があります。どうか、できる備えがあるならば、してください。

今回、震度5弱の地震があったのにもかかわらず、テレビでは、地震速報が流れただけ。
それがとっても気になってしまいました。
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2012年10月22日

男の子みたいだけど

昨日は、オリオン座流星群が極大だというので、午前1時近くなってからですが、ベランダから夜空を眺めてみた。
観だしてから数分、少し大きめの流星が流れていったのが見えた。ラッキー!オリオンのベテルギウスの左下辺りが放射点だというので、その辺を中心に観ていたが、その流星はまったく違う視界の右隅を流れていった。流星群を観るときに、いつも思うのだが、大抵、放射点から離れたところで大きいのが流れる。
それから少しの間、腰を据えて観測していたのだけれど、さほどのものは流れず。けっこう、ガスっていたけど、短時間でひとつでも観られたのだから、良しとしよう。

今日は、ネット検索で偶然辿りついたことをメモしておこうと思う。

ひとつは、シラット。
アニメ『PSYCHO-PASS』を観ているときに、エンディングで、”日本プンチャック・シラット協会”というクレジットが目に付いた。
「なんのこっちゃ?」
と思い、調べてみると、インドネシアの伝統的な武道だということがわかる。格闘技のことはそこそこ知っているつもりでいたが、シラットのことは知らなかった。
『PSYCHO-PASS』は、近未来SF作品で、簡単にいうと『マイノリティ・リポート』みたいな感じ。人間の心理状態や性格傾向を常に監視して、危険分子を事件が起きる前に排除してしまおうというシステムが採用されている社会を、公安局の刑事の視点から描いている。
刑事が主役の物語なので、もちろん格闘アクションの要素はたくさんある。よく観ると、OPで、凛として時雨(←バンド名)の曲をバックに、格闘シーンがあるが、これもおそらくシラット。
日本プンチャック・シラット協会のHPを見てみると、すごいことが書かれている。
Pesilat(プンチャック・シラット選手)の誓い "Ikrat Pesilat"
1. Pesilatは、崇高な精神と品格を備える。
2. Pesilatは、同胞を尊敬し、友愛と平和を愛する。
3. Pesilatは、常に前向きに考え、行動し、創造性と力強さに溢れる。
4. Pesilatは、真実・公正・正義を守り、試練に立ち向かい、誘惑を跳ね返す。
5. Pesilatは、自身の言動に常に責任を持つ。

1000年もの歴史を持つシラットは、「礼節を知り、体と心を鍛えることを通して、その人らしくよりよい生き方を学ぶ」とされ、その基本指針は「稲の教え(イルム・パディ=実るほど頭を垂れる稲穂かな)」。つまり「鍛錬を積むほど力を鼻にかけることなく、他を思いやる慎みを知る人となること」なのだそうだ。
プンチャック・シラットは、格闘競技、演武、護身術、気(メンタル・スピリチュアル)の4つの部門があるという。
ここまでの説明だと、インドネシア民族の平和を愛する心を反映した武術、みたいな雰囲気だが、それはYouTubeで見つけた動画を観ると、覆された。
護身術動画 シラット・ナイフ術
怖っ!連続技で、これでもかと主要な動脈に切りつけ、急所を突き、ねじり、徹底的にやる。どこが護身術やねん、殺人術ですよ(苦笑)とにかく、容赦ない連続技。ナイフで攻撃するときは、手が滑って自分が怪我する可能性も高いのですが、このシラットのナイフの繰り出し方だと、それも防げそう。
関節技もあります。人間の関節がどのように曲がり、どうやると簡単にキメられるのかがよく考えられていて、感覚的には古武術に近いよう。でも、とにかく容赦ない。どこが平和的やねん。
今まで見てきた戦闘武術がいろいろあるが、抜きん出て容赦ない感じ。恐ろしい。
一口にシラットといっても、東南アジアでは各地に様々な種類があるようだし、西ジャワに伝わるプンチャック・シラットの中にも先に述べたように4つの側面がある。これらを軍隊が使えるように簡単に殺傷力を高めた形にしたRAWシラットは、各国の軍隊・警察・警備にあたる人たちなどが習得しているようだ。

世界にはこんなものもあるというのをご紹介したかっただけなので、決して悪用しないでください!


さて、もうひとつは、日本自動車博物館(→HP)。
電車車両の画像検索をしているときに、たまたま見つけた写真が、こちらの展示を写したものだった。
1995年(平成7年)に石川県小松市にできた、自動車約500台を展示している博物館。
富山県でセメント販売業をしていた前田彰三という方が、私的に収集されていた車を展示したのがはじまり(1978年)で、のちに現在地に移転したのだそうだ。
私設の博物館なので、手狭な感じは否めないけれども、台数が台数だし、とにかく壮観。
各自動車メーカーはそれなりに博物館を持っているようだけれど、それだと自社製品しかないだろうし、いろんなメーカーの車が一堂に会しているという点では、楽しいのではないか、と。
ちなみに、何のことやらわからんが、世界のトイレもあるとのこと。世界15カ国の便器を使用したトイレになっているらしい。
とても遠いので、生きているうちに行くことがあるんだろうかと思うほどだけど、観てみたい気はする。
こちらもなんやわからんが、明治記念館という付属施設があり、明治中期の貴重な建築の洋館の中に、明治時代の生活品や道具などが展示されているという。

昔から、車を観るのは好きである。
小学生時代から、テレビで車のレースが中継されていると、必ず観ていた。
モーターショーに行ったり、学生時代はヒストリック・カーのイベントが開催されているレース場でもぎりのバイトをして、パドックパスをもらって、パドックをワクワクしながら歩き回っていたり。
なので、ちょっとおもしろそうな所を見つけたと思って、嬉しくなった。

というわけで、今回は、たまたま見つけたネタを2つお送りしました。
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2012年10月20日

小江戸川越

今日と明日、川越祭りが開かれる。国の重要無形民俗文化財に指定されていて、360年以上の歴史があるとされる祭りだ。関東三大祭りの一つということで、毎年2日間で80万人もの人出になる。今年は、川越市市制施行90周年記念ということで、山車が29台そろい踏みだそうだ。通常は、半分くらいしか出ないので、今年は珍しい豪華版。祭りは江戸時代から続いているが、現存する山車は明治時代から現代までに制作されたものが多数あり。
コチラで、祭りの様子がLIVE配信されるとのこと。川越市所有の”猩猩の山車”にWebカメラを搭載し、山車視点からの映像となっているようだ。町並みや出会った相手の山車などが見られるわけだね。映像配信の時間は、10:00〜21:00(予定)。音量注意。
山車のてっぺんには、それぞれにキャラクターが鎮座している。山車の中にはお囃子の奏者と面を付けた踊り手が乗っていて、山車と山車とが辻で出会うと、”曳っかわせ”と呼ばれるバトルが行われる。お囃子と踊りを競い合うわけだ。勝ち負けがあるわけではないが、なぜか「連雀町の山車は強い」という印象が残っていたりする(笑)
主に交差点での”曳っかわせ”が盛り上がるポイントではあると思うけど、個人的には、山車を方向転換するときが面白いのでオススメ。山車の飾りがよく見える昼間もよいが、暗くなってからの提灯の灯りも綺麗だ。
山車は、各町内会が所有している。山車が進み、他の町内へ曳き入れるときには、”わたり”をつけるのだそうだ。挨拶をし、町内を通らせてもらう許可をもらってから山車が進入していく。それぞれに頂いている神様に代わって、異なる町内の人間同士が挨拶し、交渉する。断りなく町内に入ることはしない。こういう儀礼が残っているのは面白い。
見に行かれる方は、事前に山車がたくさん見られる時間とポイントを事前にチェックしておくことをオススメします。→川越まつりHPスケジュール
ちなみに、川越まつり会館というのがあり、山車が展示されていたりして、川越祭りの期間でなくても、その雰囲気を楽しむことができます。(祭りの期間中は、山車は出払っています)

川越は私の出身地。生まれてから幼少期までを過ごしたのは、氷川神社や川越城に近い地域だ。
数年前、母がちょっとした手術を受けて病院に入院していた。見舞いに行った日がちょうど川越祭りで、暗くなってからは病室からも山車の提灯が見え、お囃子が聞こえた。
幼い頃は、住んでいた町の山車を曳かせてもらったこともある。祭囃子が好きだったのか、「太鼓が欲しい」と親にせがんだそうだ。おもちゃのドラムを買い与えたものの、「これじゃない」と満足せず。どうやら、和太鼓が欲しかったのらしい。大きくなってから、母に聞いた話だ。
昔は、川越祭りは、10月の14日・15日の両日に行われていた。当然、平日に当たることもあるわけで、そういうときは市内の学校は午後から休校になったりしていた。子供たちは、学校から帰ると、祭りを見るために街に繰り出したものだ。
地元のティーンエイジャーの子供たちにとっては、格好のデートの機会でもあった。夜に簡単に出歩ける口実になったのかもしれない。
高校生から大学生にかけて、本川越駅前のケーキ屋で長いことアルバイトをしていたが、もうその店はない。川越祭りの日ともなれば、駅前はすごく賑わうので、店も大変だった。

実は、昨日、川越の街に行ってきた。
学生の頃から長年通うセレクト・ショップが、毎年祭りに合わせてセールを開催するのだが、お得意様は祭りの前日からセールに参加できる。ほぼ毎年このセールに行くのだけれど、今回ほど混雑していたのは初めてだった。少し見回って目星をつけていたものを、他のお客さんに取られてしまい、結局収穫はゼロ。気になるものは、先に確保しておけばよかったのだけど、失敗した。セールになれていないので、作法がわからない(苦笑)この店では、セールといえども、ゆったり選べるのがよかったのに、昨日のあの混雑は何事か。
手ぶらで帰るのもつまらないので、セール品ではないけど目に付いたニードルフェルトのバッグを買ってみた。店長さんに、目当てのものをゲットできなかった話をすると、バッグの消費税分をサービスしてくれた(笑)長年知る店員さんは、そのバッグがいたくお気に入りだったようで、「そのバッグがnbmさんの所に行くと思うと、嬉しい」とお世辞を言ってもらう。お世辞でもなんでも、気持ちよく買い物をさせてくれるこのお店は、やっぱり好きだ。この店員さんは、前回私がシャツとワンピースを買っていったことを覚えていて、「着てみました?」と。残念ながら、シャツはまだ出番がないものの、ワンピースは高校時代の友人との集まりに着ていったことを報告すると、「同窓会があるって言ってましたものね」と。お客さんはたくさんいるだろうに、こういうことを覚えているのは才能だと思う。ここの店員さんは、私の好みはもちろん、今まで購入した洋服を覚えていて、新しいものを勧めるときには「前に買っていただいたあの○○と合わせては?」みたいな提案をするのが常だ。プロ中のプロだと思う。
ところで、前回この店に来た時に、これから作るというオリジナルのカーディガンのサンプルを見せてもらった。10月くらいには商品が店に届くということで、届いたら連絡をくれると言っていたのだが、連絡はこないままにセールのお知らせだけが来た。どうしたのかと思っていたら、尖閣諸島の問題で、中国との関係が悪化したことで縫製できなくなったという。出来上がるまでには、もう少し時間がかかりそうだという話だった。そんなことがこんなところに影響するものなのね。新鮮な驚き。

なんとなく消化不良だったので、丸広に寄って、靴を物色。
丸広というのは、川越に本店を置く小さな百貨店だ。前出の”猩猩の山車”は、川越市にこの丸広百貨店が寄贈したものらしい。
お気に入りの某ショップで、黒のヒールを見せてもらう。長く外で働いていないので、ヒールの付いた靴はもう10年くらい買っていないと思う。さすがに手持ちは古ぼけてきて、シンプルな黒のヒールが欲しくなっている。冠婚葬祭や就職の面接などに使いたい。
店員さんが、熱心に試し履きをさせてくれて、ソールの下のクッションを切り取ったりしながら調整してくれる。私は現金払い主義で、手持ちがなかったので買うつもりはなかったんだが、履いてみると高いように見えたヒールはさほど気にならず、履き心地もなかなかなので候補に入れておこうと思う。
ヒマだったのか、「新作の手袋も見ていってください」と色々と出してくれた。外は革、内側にはカシミヤ。こういうタイプが一番暖かい。自転車を多用する私にはこのタイプが必需品なのだが、長年使ってきた手袋はさすがにヘタってきた。これは両親が旅行した際のイタリアみやげだったと思うが、国内で同タイプを探しても、数年前まではほとんど見かけなかった。ここ数年で、外が革で内側が毛糸のタイプを見かけるようになってきた。このショップのものはとてもかわいいけど上品すぎるので、普段使いできるようなタイプをそのうち新調したい。
こちらの店員さんは、ここに赴任してきたばかりということで、川越祭りは未体験だという。丸広の駐車場を使って、150店舗の出店が出ると聞いているということで、その数には驚いている様子だが。私が「祭りの当日を避けて来た」と言うと、不思議そう。せっかくのイベントなのに?みたいな感じだ。「とんでもない人出になりますよ」と脅しておく(笑)
その昔、切符を買って電車に乗っていたような時代には、駅は人でごった返し、帰りの切符を買うのに長蛇の列という有様だった。今はPASMOやらSuicaやらがあるからいいが。メインストリートは満員電車並みの混雑で、前後の人とくっつきながら歩くようだった。
混雑を避けたい地元民は、祭りの日には中心部に近づかないようにしていると思う。山車が通るルートは交通規制されるので、車では中心部は通れないし、回り道をするから周辺も混雑が予想される。
店員さんには、お仕事の帰りには裏道を通ることを推奨しておく。

川越市は、池袋駅からなら電車で30分程度。もちろん、十分都内への通勤圏ではあるけど、東京のベッドタウンというよりも、一地方都市のような雰囲気の街。埼玉県内で第3の都市。人口は35万人ほど。江戸時代には、川越城を中心に”小江戸”と呼ばれた地域。関東では、鎌倉、日光に次ぐ文化財の多さを誇る街。
名物は、さつまいも。個人的には、焼きだんごがオススメ。地元民はそれが当たり前だと思っているが、当地の焼きだんごはみたらしとは違い、甘くない醤油味。所沢とか多摩地域の一部とか、この辺はこのお醤油味の焼きだんごが一般的。おみやげ品では最近は、地ビールも人気があるよう。
観光スポットとしては、蔵造りの町並みや菓子屋横丁、川越城址、大正浪漫夢通りなど。神社仏閣は喜多院をはじめ、数多い。年配の観光客が多いかと思いきや、最近では、裏通りを中心に古着屋が増え、実はファッションに敏感な若者の街でもある。

今日は、テレ東の『出没!アド街ック天国』が川越特集。祭りに合わせたんだろうな。
このクール放映されているアニメ『神様はじめました』は、川越が舞台になっている。何の予備知識もなく観た初回、オープニングに”時の鐘”が出てきてびっくり。前回はどうやら伊佐沼らしき”いさら沼”の女神が出てきた。原作では”多々良沼”といっているらしいから、原作はおそらく川越と関係なく、アニメ化するにあたって川越を舞台に設定したのだと思われる。
『神様はじめました』のOPには、ボンネットバスも登場。川越では、イールグバスというところが小江戸巡回バスを走らせているが、これがそのボンネットバス。残念ながら、車体は新しいものに見えるけどね。
昨日も、ちょうど本川越の駅前でこのボンネットバスを見かけた。駅前からすると、観光スポットは少々離れているので、バスを使うのは便利。このイーグルバスはPASMO等が使えないようなので、観光する方には一日フリー乗車券がお得で便利かも。西武鉄道には、この小江戸巡回バスの一日乗車券を含むフリーパスがあるらしい。
一方、東武鉄道では、東武バスと提携したフリークーポンもあるようですよ。

というわけで、ぐだぐだくだらないことを書きつつ、川越を宣伝してみました。
昨日は、行きは東武東上線・川越市駅で降りて西武新宿線・本川越駅方面へ、帰りはクレアモールをぶらぶらJR&東武東上線・川越駅まで歩くコースでした。駅名だけでもごちゃごちゃ似かよっていて、わかりにくいっすね。お越しの際は、お間違いになりませんように。
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2012年10月18日

2012年10月8日からの地震メモ

2012年10月8日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に、近県の有感地震は以下のとおり。
2012年10月8日20時3分頃  茨城県南部  M4.0 深さ約60km 最大震度3
2012年10月9日5時55分頃  千葉県北西部 M3.7 深さ約50km 最大震度2 (当地 震度1)
2012年10月9日7時47分頃  千葉県北西部 M3.3 深さ約80km 最大震度1
2012年10月9日10時43分頃  茨城県沖   M3.2 深さ約50km 最大震度1
2012年10月9日17時7分頃  茨城県沖   M3.5 深さ約40km 最大震度1
2012年10月11日16時6分頃  茨城県南部  M3.8 深さ約60km 最大震度2 (当地 震度1)
2012年10月12日13時44分頃 神奈川県東部 M2.6 深さ約40km 最大震度1
2012年10月12日13時57分頃 千葉県北東部 M5.0 深さ約40km 最大震度4 (当地 震度1)
2012年10月12日15時14分頃 千葉県北東部 M3.3 深さ約40km 最大震度1
2012年10月12日22時30分頃 茨城県沖   M3.8 深さ約40km 最大震度2
2012年10月12日23時21分頃 千葉県南東沖 M3.6 深さ約30km 最大震度2
2012年10月12日23時35分頃 茨城県南部  M3.6 深さ約40km 最大震度3
2012年10月13日23時2分頃  千葉県北東部 M3.6 深さ約50km 最大震度2
2012年10月14日13時37分頃 茨城県沖   M4.0 深さ約10km 最大震度3
2012年10月15日6時46分頃  茨城県北部  M3.1 深さ約60km 最大震度1
2012年10月15日17時40分頃 茨城県南部  M3.1 深さ約50km 最大震度1
2012年10月16日20時43分頃 茨城県北部  M3.3 深さ約10km 最大震度1
2012年10月16日22時48分頃 茨城県北部  M2.2 ごく浅い  最大震度1
2012年10月16日23時15分頃 茨城県北部  M3.1 深さ約10km 最大震度1 
2012年10月17日3時56分頃  千葉県東方沖 M3.5 深さ約10km 最大震度1
2012年10月17日9時43分頃  茨城県北部  M4.4 深さ約10km 最大震度4
2012年10月17日9時52分頃  茨城県北部  M3.6 深さ約10km 最大震度1
2012年10月17日10時20分頃 茨城県北部  M3.1 深さ約10km 最大震度1

しばらく静かだったことを思うと、また活発になってきていますね。
しかも、規模が大きめのものが多い傾向は続いてます。
いろんな兆候があったにもかかわらず、さほどの揺れがないままに時間が過ぎてますが、このまま落ち着いてくれるのかどうか。
4日間の間に、震度1とはいえ、当地も揺れた地震が3回ありました。寝ていたり、移動中だったりして、ほぼ気づきませんでしたが。
今年を振り返ってみると、茨城県南部は、今年に入ってから、規模が大きめで震度も大きめの揺れが増えているような。

この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2012年10月12日13時57分頃 千葉県北東部  M5.0 深さ約40km 最大震度4 (当地 震度1)
2012年10月14日20時11分頃 三陸沖     M5.3 深さ約10km 最大震度2
2012年10月18日0時1分頃  新潟県中越地方 M4.2 深さ約10km 最大震度4

日付が変わって今日になった頃からずっと、新潟県中越地方で群発地震が続いています。
東日本大震災の翌日、2011年3月12日に最大震度6強(M6.6)が発生し、同日中に震度6弱が2回(M5.8とM5.3)、最大震度5弱(M4.4)1回発生。それから約1ヶ月後の4月17日にも最大震度5弱(M4.8)、その後6月2日に最大震度5強(M4.7)。
今年に入ってすぐ、1月1日に最大震度4(M4.1)が発生した後は、少し落ち着いていたようですが、ここにきてまた活発になってます。
ちょっと注視ですね。
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2012年10月10日

主電源スイッチオン!

作家・角田光代さんと歌人・穂村弘さんの共著『異性』を読んでみた。
お二人がテーマに沿って書簡を取り交わすような構成になっている。
恋愛を主題にして、男と女の考え方の違いを浮き彫りにしようという企画で、おそらくは多くの読者に共感してもらおうという趣旨の本だと思う。
角田さんは私と同年代であり、関東で育った点もいっしょなのだが、読んでみると感覚がとてもかけ離れていて驚いた。私は、女性ではあるけれど、多くの点で女性らしくないので、あまり共感できないかもと思いつつ読んだのだが、角田さんの話の半分くらいは、女性の多くがイレギュラーと判断したのではと思ったりする。いや、私もイレギュラーな方だから、そうも言えないか(笑)
一方の穂村さんは、正直過ぎるような。私は男性でないので想像だが、穂村さんの言っていることはおそらくほとんどの男性が共感すると思うけど、そのほとんどの男性はそれを外には出さないのだと思われ。だから、これを女性が真に受けて、「私は知っているのよ」的な態度に出てしまったら、失敗するような気がする。
真剣に恋愛をすることが前提で、「異性の考えていることが知りたい」と思って読む本ではないかも。

角田さんは、中高一貫の女子高出身。恋愛デビューは大学生になってから、だそうだ。それからも、特に外見には手をかけない派を貫き、大事なデートでもランニングシャツで出かけてしまうというほどらしい。男性の女性に対する淡い幻想を、後々幻滅する前に、最初からすっぴんの普段着姿を晒して壊してしまおうという作戦のよう。
私はというと、小学校高学年くらいから友達と「誰それがかっこいい」というような話をしていた記憶があるし、バレンタインデーには男子にチョコをあげたりしていた。中学校1年のときから、彼氏というほどのものではなくとも両想いの相手くらいはいたし、その相手は時折変わった。高校は自由な校風の共学だったのでそこここにカップルがいるような感じだったし、自分も他校に彼がいたりしたし、年上の人とお付き合いしたこともある。高校生時代の恋愛なんてかわいいものだけども。
お付き合いしているわけでもなく、特に好きでもない相手からデートに誘われたとして、それでも行ってみようと思ったら、一応それなりのおしゃれはして行く。小汚い格好では、相手に失礼だと思うから。男性心理とか想像する前に、人として礼儀を尽くすというような感覚だったのだと思う。
ここまで比較しただけで、角田さんと私とでは、考え方も感覚もまるで違う。
角田さんも私も、女性として一般的とは言えないのかもしれないが、つまりは、一口に女性といっても様々なタイプがいるわけで、共通する傾向性がないとは言わないが、恋愛の実践の上では参考にならないということ。

中でも、一番違和感を感じた部分がある。
男性から別れを切り出されたとき、「私のことを本気で愛した時期もあったよね?」と確認したくなるというのだ。そんなことを聞いてどうしようというんだろう。「別れたい」という”今”に、特別な事情がない限りは愛情はないわけだし、分かれる段になって過去の気持ちを聞いてどうなるというのか。解せぬ。

逆に、一番共感したことは
「好きな人」しか目に入らないことの度合いが、男とは比較にならないほど大きいのは何故だろう。

という穂村さんの言葉だ。
「自分の好きな人に、もてない」と嘆く人は確かに多い気がする。こういうミスマッチはありがち。女性は、男性を「好きな人」「まあまあ」「眼中にない人」に区分していて、それが第一印象から覆ることはほぼなく、「好きな人」に該当するのは「好きなタイプ」まで広げても、男性全体の1割くらいではないのかという話があった。そして、男性は、「好きな人」でない人からアプローチされても許容する範囲が広いが、女性は「好きな人」以外は拒絶する傾向にある、と。
中学生時代に、好きでもない男子から、自作の歌などが録音された想いのこもったカセットテープをもらってしまい、非常に困ったことがある。これが「好きな人」からだったとしても、私にとっては困るモノだけど(苦笑)
好きでもない人から電話攻撃にあったり、しつこくデートに誘われたりすると、本当に困る。困るから、ハッキリキッパリ断るのだけど、それでもなかなかあきらめてくれない人もいる。察していただきたい。

穂村さんはこう書いている。
格好いいとかもてるとかには、主電源というかおおもとのスイッチみたいなものがあって、それが入ってない人間は、細かい努力をどんなに重ねても、どうにもならないんじゃないか。


私は特別見た目もよくないし、もてるわけでもないけれど、この主電源が入ってるか入ってないかといったら、入ってる方になるのかもしれない。
この本を読んで思ったことは、「人からどう思われるか」を気にする自意識についてだった。いいのか悪いのかわからないが、私はこういう自意識が無いに等しい。人がどう思おうと勝手。人様にご迷惑をかけるようなことはしたくないが、「自分の思うようにやらせていただきます」というスタンスだからだと思う。それを”自信”というのかというと、ちょっと違うのだと思うけど、自分というものを受け入れているという意味ではそうかも。つまり、開き直っているのだと思う。だからといって、人に理解してもらうための努力をしないとかいうことでもないし、常にその自信を保てるほど強くもないけど、基本的にはそんな感じ。
そして、こういったことを”オープンにする”。これが、主電源の正体なのではないかと、勝手に想像してみた。

もうひとつ、穂村さんのことば。
「とても真面目で見た目もごく普通」という言葉に嘘はない。でも。「とても真面目」であることが彼から何かを奪っている。佇まいの緩さというか、いい加減さというか、遊びというか、或る種のスペースのようなもの。

これは、ある双子の兄弟の印象の違いから、感じたことだそうだ。片方は生真面目で、もう片方はどこかに余裕があるように見える。
この「或る種のスペースのようなもの」が、対人関係の起点になり、恋愛においては異性との接触の可能性を生み出しているのではないか、と。
前述の主電源がオンになると、この”遊びの部分”ができてくるのではないかと思われる。何がしかの余裕のようなものが、隙をつくるらしい。ここで言う隙とは、結論すれば「他社を受け入れる余裕」なのだ。
角田さんも、女子高を卒業し大学で男性に慣れて、「鉄の鎧のごとき自意識が崩れたときに、恋人ができた」と言っている。
穂村さんは、三十代になってからもてはじめた友人たちに、それは何故かと問うてみたところ、仕事が軌道に乗ったりして、「自信」が出てきたからではないかという答えが帰ってきたという。その「自信」は、異性を意識してというような種類のものではなく、「異性にみせる必要のないくらい、自身の内に直結した何か」なのだろうと。
近年、20代の女性が40代の男性に魅力を感じているという話をよく聞くが、経済的な安定も大きな理由だろうけど、こういう「自信」のようなものに大きな魅力を感じているのではないかとも思う。

それに関連して。
この「或る種のスペースのようなもの」を拡大する特効薬があるという。それは、お酒。
角田さんは、「お酒を飲まないひとは、どうやって恋愛するんですか」とのたまわれている。
そういえば、ある人に言われたことがある。うちのダンナさんはお酒が飲めない。私は、飲めるが、別にお酒が好きなわけではないので飲まない。ということで、家で晩酌をすることなどないのだが、夫婦で酒も飲まずにどうやって会話するのかと問われたことがあるのだ。
いや、別に、普通に会話しますけども。逆に、お酒を飲まないと会話できないとはどういうことだ?と思ったものだ。
こういうことだったのか、と合点がいった。
別に、ご夫婦で晩酌している方を非難しているわけではありません。さしつさされつ、そんなのも乙ですが、お酒を飲まないとコミュニケーションが取れないということを疑問に思ったまでで。

さて、もう少し小ネタ的なものを少々。
角田さんによると、男性が、例えばサッカー日本代表の「俺的ベストメンバー」を考えたりするのが理解できないとおっしゃる。厳しい練習をし、経験を積んだプロの人たちのが、仕事として己の名をかけて試合にのぞんでいるものを、どうして自分の判断の方が正しいと思うのか、と。
あは!私もやってます。まったくそんな風に考えませんでした(笑)
なんだろう。ああでもないこうでもないと選手の起用や戦術・戦略を考え、意見の違う人たちと突き合わせたりするのが、単純に楽しいんですけど。実際にプレーしている選手や監督に文句を言いたいというのとはちょっと違って、自分なりの構想を想像して楽しんでいるだけで。穂村さんは、それを男性の所有欲の一種だと解釈していらっしゃるようだが、私は所有とは無関係に考えている気がする。別に、自分が監督のつもりで選手を手駒として考えているわけではないから。こうしたら、自分としては楽しいかな、と。

もうひとつ。
角田さんの話でこんなのがあった。
不良少女と優等生女子が親友になる漫画がときどきあるが、あれはやっぱり架空の世界の話で、実際にはそうそうない。互いは、互いの持ちうる情報を必要としていない。そのことを、それぞれの格好でそれぞれがきちんとアピールしている。

自分でいうのもナンだが、私は中学生時代は学級委員長とか部長とかやってしまうような優等生タイプであった。いや、上に立つのはキライなので、リーダー的立場にはなりたくないんだが、やる人がいないので仕方なくといった感じなのだけど。だから、本質的には優等生タイプではないのだけど、キャラクターとしては、半分はそう見られていたと思う。
だがしかし、いわゆる不良グループに属するコたちと仲良くしていた。どちらかといえばマセガキだった私にとって、こういうコたちの方が大人びていて、付き合っていて気楽だったからだと思う。だから、「互いの持ちうる情報を必要としない」わけではなかった。
自分にはない悪の部分に憧れていたとか、そういうわけでもない。ただ、いっしょにいて楽しかった。それだけのこと。悪いことはしていないし、強要もされなかった。
後に、”裏番タイプ”とよく言われたのは、こういう過去があったからなのかどうか(笑)

最後に、この本の中では、自分磨きのために洋服を選んだり、映画を観たりという話がでてくるのだが、自分を磨くためにこういったことをするという考えがなかった。
ただ、好きだから着る、楽しいから観る、面白いから読む、好きだから聴く、みたいなことを続けていただけで。私の場合はそういったことが自分磨きにつながったとはいえないと思う。
自慢できるようなことは何ひとつないが、人にどう思われようと基本的には自己肯定してきたことが、今の自分につながっているということを再認識した本だった。
私はかなり好き勝手にやってきたんだなぁ。
posted by nbm at 13:57| Comment(7) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月08日

アニメ調査室(仮)アンケート 2012年7−9月期

今回も、アニメ調査室(仮)さんの2012年7-9月期に放送されたアニメのアンケートに参加してみたいと思います。

評価は以下のとおり。
S : とても良い
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)

では、まいります。



[2012秋調査(2012/7-9月期、終了アニメ、43+2作品)]

01,氷菓,B
02,AKB0048,F
03,貧乏神が!,A
04,TARI TARI,B
05,DOG DAYS',A

06,SKET DANCE,B
07,じょしらく,B
08,たまごっち!,x
09,ズーブルズ!,x
10,ゆるゆり♪♪,C

11,エリアの騎士,D
12,黒子のバスケ,A
13,遊戯王ゼアル,x
14,カンピオーネ!,C
15,薄桜鬼 黎明録,x

16,ココロコネクト,A
17,しばいぬ子さん,C
18,夏雪ランデブー,B
19,織田信奈の野望,B
20,戦国コレクション,D

21,アクセル・ワールド,C
22,人類は衰退しました,S
23,ゆるめいつ3でぃPLUS,B
24,機動戦士ガンダムAGE,F
25,はぐれ勇者の鬼畜美学,D

26,アルカナ・ファミリア,C
27,もやしもん リターンズ,D
28,バトルスピリッツ 覇王,x
29,恋と選挙とチョコレート,B
30,境界線上のホライゾンII,B

31,この中に1人、妹がいる!,D
32,超訳百人一首 うた恋い。,B
33,クロスファイト ビーダマン,x
34,だから僕は、Hができない。,B
35,輪廻のラグランジェ season2,D

36,エウレカセブンAO (22話まで),D
37,あらしのよるに ひみつのともだち,x
38,えびてん 公立海老栖川高校天悶部,C
39,秘密結社 鷹の爪.jp (ネット配信版),x
40,ロビンくんと100人のお友達シーズン2,x

41,ひつじのショーン チャンピオンシープス,x
42,ファイ・ブレイン 神のパズル オルペウス・オーダー編,x
43,探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative ONE (特番),x



{総評、寸評など}

敬称略でまいります。
評価の悪い方から。まずは視聴打ち切りF。

02,AKB0048,F
1話見て即座に視聴打ち切り。

24,機動戦士ガンダムAGE,F
3代にわたって続くはずの物語を1代目のみ視聴。2代目から急激につまらなくなった。
この作品は、子供のような視点で観ていたため、それが段々大人の話になって、興味がなくなったと思われる。



次は、評価D。

11,エリアの騎士,D
天才プレーヤーだった兄の心臓をもらいうけた弟の活躍という筋は面白いのだけど、作画が……。特に、サッカーのアニメなのに、サッカーのプレーの動きがぎこちなく間延びしていて残念。

20,戦国コレクション,D
何がやりたいのかさっぱりわからず。カードゲームのキャラを紹介したかっただけなのかもしれないが、内容は何かのパロディばかりだし、前後のつながりもなく、キャラも滅茶苦茶。キャラが多い分、無駄に話数も多くなってるし。

25,はぐれ勇者の鬼畜美学,D
勇者が異世界から戻ってきたところから始まる設定は斬新なのだけど、これも作画が……。それと、主役声優のキャラに岡本信彦はマッチしていなかったと思う。

27,もやしもん リターンズ,D
1期はあんなに面白かったのに、どうした?期待した分、辛い採点に。菌たちの出番が少ないのもつまらなかった。

31,この中に1人、妹がいる!,D
なんだか集中して観られなかった。

35,輪廻のラグランジェ season2,D
最初から決まっていたことなのかもしれないが、2期必要?無理に作っているような感じが。

36,エウレカセブンAO (22話まで),D
オリジナルのエウレカがあまりに完成度の高い作品だったので、期待した分裏切られた感が強い。沖縄とか日本とか変にリアルな設定を組み込まない方が良かったのでは?



普通の評価C。

10,ゆるゆり♪♪,C
1期に比べると、ごらく部の声優さんたちも成長し、だいぶ観やすくなった。

14,カンピオーネ!,C
神殺しの設定がわかりにくかったのか、世界観に入り込めなかった。

17,しばいぬ子さん,C
これは、いい意味でのC。油断をしていると笑わせられる。

21,アクセル・ワールド,C
人間の姿をしている間はよいのだが、加速世界のアバターのシーンになると、途端に興味を失った。なんでだろ?放送継続中だが、同じ作者による『SAO』の方が格段に面白い。

26,アルカナ・ファミリア,C
女子向けとしては観られた方。原田ひとみのOPが良し。

38,えびてん 公立海老栖川高校天悶部,C
いろいろとひどかった(いい意味で)けど、こういう作品ならでは。



惜しいB評価。

01,氷菓,B
京アニならではの細かい表現はすばらしかったけど、ミステリー的なジャンルが私には肌に合わず。しかし、およそ高校生らしからぬ高校生たちだった。

04,TARI TARI,B
こちらは、イマドキの高校生にしては垢抜けていなさ過ぎる。

06,SKET DANCE,B
白石涼子の関西弁ツッコミが心地よい作品だった。色々と楽しかったし、新キャラ投入直後なのに終わってしまったのは残念。

07,じょしらく,B
最初はどうかと思ったけど、慣れてきたら面白くなった。流石の久米田康治節。OP&EDが良い。

18,夏雪ランデブー,B
ロマンティックなのが苦手なので、最後まで観られるかと思ったが、意外とイケた。松尾衡監督得意のプレスコ(声優のセリフに後から画を合わせる方法)だったので、セリフが生々しい。

19,織田信奈の野望,B
もしも私が男性だったらA評価にしたのかも。私のように日本史に興味がないと、間違った歴史を覚えそう(笑)

23,ゆるめいつ3でぃPLUS,B
単純にくだらなくて面白い。

29,恋と選挙とチョコレート,B
たまたま機会があって、聖地巡礼を2度もしてしまった。こんなことでもなければ行かない地域だったので、作品の内容はさておき、思い出深い作品となった。

30,境界線上のホライゾンII,B
1期よりは格段に観やすくなった。これくらいなら、原作を知らずとも観られる。

32,超訳百人一首 うた恋い。,B
どうかと思ったが、観てみると案外楽しめたし、古典文学の勉強にもなった。

34,だから僕は、Hができない。,B
いまひとつ突き抜けなかったのが残念。OP&EDが作りこまれていて良し。



Sには届かないA評価。

03,貧乏神が!,A
花澤香奈の喉は大丈夫なのかと心配になったり、戸松遥の喉も大丈夫かと心配になったりする一方で、内山夕実の実力を思い知らされた作品。すごいドタバタだったけど。

05,DOG DAYS',A
あいかわらずのまったり進行で、癒しの作品だった。こういう作品は貴重。

12,黒子のバスケ,A
Sに近いA評価。バスケットボールという題材は個人的には新鮮だったし、試合中の動きも上手に描かれていて、楽しんだ。キャラもみなかわいかったし、2期に続くことを期待。

16,ココロコネクト,A
未知の存在が好き勝手に人間を操作するという筋も斬新で面白かったし、登場人物それぞれの暗部を描いていてなかなかに興味深いものだった。



最後にS評価。

22,人類は衰退しました,S
かわいらしい絵柄と、超絶ブラックな内容とのギャップが楽しい作品だった。このクールでは抜きん出て完成度の高い作品。中原麻衣は抜群に良かったし、妖精さんたちも良し。OPが、これまた強烈に良い。



終わってみると、数が多かった割には、評価できる作品が少なかった印象。
まだ放送継続中の作品を合わせると、40作品ほど観ていたことになり、とんでもなく視聴作品が多いクールだった……。
posted by nbm at 14:52| Comment(6) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月2日からの地震メモ

2012年10月2日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は、以下のとおり。
2012年10月2日15時32分頃 茨城県沖  M3.8 深さ約20km 最大震度1
2012年10月2日17時29分頃 茨城県沖  M3.5 深さ約40km 最大震度1
2012年10月2日21時18分頃 新島・神津島近海 M1.9 ごく浅い 最大震度1
2012年10月3日9時27分頃 茨城県南部  M3.0 深さ約50km 最大震度1
2012年10月3日23時53分頃 茨城県北部  M3.6 深さ約10km 最大震度2
2012年10月4日5時2分頃 茨城県沖  M3.9 深さ約50km 最大震度1
2012年10月4日23時47分頃 茨城県南部  M2.9 深さ約50km 最大震度1
2012年10月5日7時48分頃 茨城県南部  M3.3 深さ約70km 最大震度1
2012年10月6日4時28分頃 千葉県北西部  M3.5 深さ約80km 最大震度1
2012年10月6日13時22分頃 千葉県北西部  M3.3 深さ約50km 最大震度1
2012年10月7日8時43分頃 茨城県沖  M4.1 深さ約10km 最大震度3
2012年10月7日9時43分頃 茨城県北部  M3.2 深さ約10km 最大震度1
2012年10月7日20時0分頃 茨城県北部  M3.6 深さ約10km 最大震度2
2012年10月7日21時22分頃 茨城県北部  M3.5 深さ約10km 最大震度2
2012年10月7日22時16分頃 茨城県沖  M4.0 深さ約30km 最大震度1
2012年10月8日1時50分頃 茨城県沖  M4.3 深さ約30km 最大震度1
2012年10月8日9時21分頃 茨城県北部  M3.4 深さ約10km 最大震度1

茨城県が集中的に揺れてます。一方、千葉は千葉県北西部のみで比較的静か。
しかし、M4クラスが多く、規模が大きめの状態が続いています。
活発な茨城に来るか、それとも溜め込んでいる千葉に来るか。

この間のM5以上の地震は、以下のとおり。
2012年10月3日18時39分頃 宮城県沖    M5.1 深さ約50km  最大震度4
2012年10月5日17時13分頃 宮古島北西沖  M5.1 深さ約140km 最大震度2
2012年10月6日1時19分頃  秋田県内陸北部 M5.0 深さ約10km  最大震度3

宮城県から福島県、そして茨城県にかけてが活発に揺れているようです。

大きめのものが来そうで来ない状態が、かなり長く続いているような。
このまま何事もなく落ち着いてくれるでしょうか。
posted by nbm at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月04日

こどものころにみた夢

拙ブログに遊びに来てくださるプリュムさんのブログで、『異性』という本に触れられていた。そういえば、読もうと思っていて忘れていたと思い出させていただく。
作家・角田光代さんと歌人・穂村弘さんが主に恋愛における考え方を、女性・男性それぞれの視点から意見を交換している本である。
興味深く読んではいるのだが、私と同性であるはずの角田さんとは、あまりにも考え方や感覚が違うようで、共感できず、なかなか読み進むことができない。
一方、穂村さんが書いていることには、半分くらいは共感し、あとの半分くらいはなんとなく想像していた男性心理というものを「やっぱりそういうものなんだな」という感じで読んでいる。
私は、学生時代に発達社会学を勉強していた。人が生まれてからどのようにして人格を形成していくかというようなことを扱った分野である。男女の考え方の違いや、都道府県別の人の行動の傾向なども、こういったことと無関係ではないと考えているのか、いわゆる”傾向性”というものの本質がどこにあるのかといった問題に強く惹かれる自分がいる。
『異性』については、読み終えたら、記事にしたいと思う。

この本を図書館で探しているときに、このお二人ともが文章を書かれている別の本を見つけて、そちらも読んでみることにした。
それが、『こどものころにみた夢』という本。
12人の作家さんが書く「こどものころにみた夢」をテーマにした文章に、挿絵もそれぞれ12人の方が描かれている。
絵本というには少々文章量が多いが、雰囲気としては絵本。
角田さんのお話はちょっとホラー・テイスト。穂村さんのお話は、私は12作品中、一番好きだ。アホかわいいお話。他にも、豪華メンバーによって書かれている文章なので、安心して楽しめる1冊だと思う。内容については、触れてしまうと面白くないのでやめておくことにする。

さて、自分がこどもの頃に見た夢の話。
私は記憶力がよろしくないので、いろんなことをすぐに忘れるのだが、印象深いものはいくつかある。
一番古い夢の記憶は、森の中でゴリラと会う夢。幼稚園に入る前、ほんの小さな頃に見た夢だったと思う。
おとぎ話に出てくるような森の中をずんずん歩いていくと、少し開けた場所に出た。そこには小さなログハウスが。そこを訪ねると、なんとゴリラの家だった、というような夢。
なぜかシロクマも出てきたような記憶があるのだが、後々この夢を思い出すたびに現実ではありえない組み合わせだなと思った。さすが夢。
筋は忘れているけれど、ゴリラに追いかけられるとか怒られるとかして、それをシロクマが助けてくれるというような感じだったと思う。
私は動物の中で一番シロクマが好きなのだけれど、それはもしかしたら、この夢の印象が強く、私の中でのシロクマがヒーローだったからなのかもしれない。

幼稚園のときに見た夢で印象的だったのは、とある建物の暗い色ガラスのドアを開けて入ると、そこはゴーゴーで、薄暗い中で長い髪の女性が狂ったようにひとりだけゴーゴーダンスを踊っているという夢。長い髪の女性は髪を振り乱していて、その髪で顔が一切見えず。今、彼女を形容するとすれば、”貞子”以外の何者でもない。服装は白い着物かワンピースだったし。なので、私の印象では、「おばけがゴーゴーで踊っている夢」ということになっている。
ゴーゴーというのが時代を感じさせる。もう少し時代が下れば、それはディスコとなり、やがてクラブへと変化していくような場所。ディスコといえば、もう少しきらびやかな感じだと思うのだが、その場所は薄暗く赤い照明が照らしているようなところだった。もちろん、幼稚園児がゴーゴーになど行ったことがあるはずもないのだが、テレビで見たようなお店が印象に残っていたのかもしれない。
もうひとつ、身に覚えがある。当時、都内に住んでいた遠い親戚の家に行ったことがある。母に連れられて行ったのだけれど、その家はバーを経営していて、昼間の客が居ないバーの店内に入ったのを覚えている。その店の入口が色ガラスのドアで、中は薄暗く、ベロアのような生地のソファやカウンターとスツールなど、普段見慣れない景色を見て印象深かったのだろう。別棟に住むおばあさんにも挨拶に行ったのだが、そのおばあさんに「○○さんに生き写しじゃ」とか気味の悪いことを言われたのを覚えている。そのおばあさんが私にとってどんな関係の血縁で、○○さんが誰なのかも覚えていないのだけれど。
ここに行ったすぐ後に見た夢だったのかもしれない。

小学生の頃に見た夢で覚えているのは、盆踊りの夢。
これが強烈。忘れようがない。
夏の日の盆踊り。当時、近所の神社でも盆踊りは開かれていたが、小学校でも盆踊りがあって、規模から言えば小学校でのものの方が大々的だった。
その小学校での盆踊りの夢なのだが、浴衣をきた人々が三々五々、小学校へと向かって歩いている。ただひとつ、どうにもおかしいのは、浴衣を着た人々の頭がすべて電球のように白くまあるく発光しているのっぺらぼうだったことだ。のっぺらぼうというよりも、大きくて丸い電球が頭になっているという感じ。その中で、普通の人間は私と連れだけで、誰だか覚えていないその連れと私は、小学校に向かう電球頭の浴衣姿の人々の流れに逆らって走り、逃げ惑うという夢。なぜかそれがスローモーションだった。
怖い夢というのは、あまり見ない方だと思うが、これは強烈に怖かった。

もうひとつ、不思議だったのは、続きがある夢。これも小学生の頃に見たもの。
長兄と気球に乗っている夢だ。初回は、気球はあるが、乗り込んではいない。2回目は、気球に乗り込むところまで。3回目は飛んでいる。4回目は飛んでいるが前回と景色が違う。といったように、続きものになっていた。
私は、小学校に上がるタイミングで、市内だが引越しをしている。小学生では新しい家に住んでいるわけなのだが、この夢の中では以前に住んでいた場所の町並みの上を飛んでいた。街から旧習深い閉鎖的な地域に引っ越したので、引越し当時は周囲から嫌がらせをされたりしていた。自分自身もまだ周囲に馴染めず、居心地が悪いと感じていたのかもしれない。
長兄とは10歳近く離れている。単純にいうと、私が10歳なら、長兄は20歳だ。小学校低学年の頃の私は、高校生の兄によく連れ回されていた。今振り返ると、ちょっと気色悪いが。兄の友人にも、かわいがってもらっていた。兄からというよりは、兄の友人から様々に影響を受けたことは否定できない。その人は今プロのミュージシャンとして活躍されている。クォーターなので美形だったし、音楽を聴く上での影響はこの人から受けたと言っても過言ではない。兄が直接というわけではないのだが、兄が連れて行ってくれた場所で、様々な刺激を受けたことは否定できない。
ということで、そんなことを象徴したような夢を見たのかもしれないが、続きものというのは私にとってはこの夢だけなので、忘れられない。

夢の話をしようと思えば、他にもあるのだが、今回はこどもの頃に見た夢ということで。
私の夢は常に色付きで、日常の出来事が組み合わさってそのまま出てくることが常。夢は脳が記憶を整理している過程だという説があるが、あまりにもそのまま過ぎて面白くない。
人からはよく聞くが、夢の中で自身の体のみで空を飛んだことは一度もない。気持ちよさそうなのに。
ただ、たまに日常の記憶とは何の脈絡もない夢を見ることがあり、そのときはあまりにも夢がリアルすぎるので、気味が悪い。
夢のお告げ的なこともあったし、正夢も見たことがある。正夢は、夢の中でのことと現実とが微妙に食い違っているのがポイント。夢では登ったはしごを、現実では登らなかったりする。デジャブとか、象徴的な夢などとは、まったく異なっている。
そういえば、明晰夢も一度だけ見た。

最近、気づいたことがある。
私の夢の中では、人は会話しているものの、発音していないような気がする。音がしていないのかと思うと、効果音のような音や音楽は聞こえているので、どうやら話し言葉だけ音が消えているような。
最近の夢がそうなのか、昔からそうなのかは、わからない。
posted by nbm at 11:23| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月02日

2012年9月25日からの地震メモ

2012年9月25日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2012年9月25日 11時55分頃 茨城県沖     M4.2 深さ約40km 最大震度2
2012年9月25日 16時10分頃 埼玉県北部    M2.8 深さ約10km 最大震度1
2012年9月25日 23時21分頃 関東東方沖    M4.5 深さ約10km 最大震度1
2012年9月26日 9時8分頃  茨城県北部    M3.7 深さ約10km 最大震度2
2012年9月26日 12時17分頃 茨城県沖     M3.3 深さ約50km 最大震度1
2012年9月28日 3時40分頃  千葉県北東部   M3.3 深さ約40km 最大震度1
2012年9月28日 14時46分頃 茨城県北部    M4.1 深さ約10km 最大震度2
2012年9月29日 16時34分頃 千葉県東方沖   M3.8 深さ約30km 最大震度1
2012年9月29日 19時49分頃 千葉県南東沖   M3.6 深さ約70km 最大震度2
2012年9月30日 2時37分頃  千葉県南部    M3.7 深さ約80km 最大震度1
2012年9月30日 2時57分頃  新島・神津島近海 M2.1 ごく浅い  最大震度1
2012年9月30日 14時41分頃 茨城県北部    M3.6 ごく浅い  最大震度2
2012年9月30日 16時6分頃  千葉県東方沖   M3.7 深さ約10km 最大震度1
2012年10月1日 5時31分頃  千葉県東方沖   M3.4 深さ約10km 最大震度2
2012年10月1日 14時17分頃 茨城県沖     M4.7 深さ約30km 最大震度2
2012年10月2日 6時27分頃  茨城県沖     M4.4 深さ約40km 最大震度3
2012年10月2日 10時10分頃 茨城県沖     M4.3 深さ約30km 最大震度3

この地域内では、震源が南下している印象。千葉県南東沖や千葉県南部、新島・神津島近海と、南側が何度か揺れてます。
茨城県沖は、Mが大きめ。
茨城県北部と千葉県東方沖は、浅い場所で揺れてます。
台風の通過後は大きめの地震が起きやすいという説がありますが、今回も、そんな感じでした。9月30日夜から10月1日未明にかけて台風が通過した関東では、1日、2日と茨城県沖でM4クラスがこれまでに3回。その後通過した東北では、以下のように2日にM5超えが2回。偶然と考えるよりは、台風通過後は注意した方がよいと考えておいた方がお得な感じがします。

この間のM5以上の地震は以下の通り。
2012年10月2日 7時21分頃  三陸沖      M6.3 深さ約10km 最大震度3
2012年10月2日 7時55分頃  三陸沖      M5.0 深さ約10km 最大震度2

海外ではこんな地震がありました。
2012年10月1日 1時32分頃  コロンビア    M7.4 深さ約140km

9月30日が満月だったので、台風と大潮が重なってしまう形になったわけですが、満月や新月とその前後というのは、大きな地震が起きやすいと言われてます。潮位が変化することを考えれば、地面にもそれだけの影響があると考えられますね。決して非科学的な話ではないと思われます。
台風と満月が重なり、各種宏観現象なども多く、これはヤバイかもと思っていたのですが、これまでのところ、被害が出るような地震はないようです。
とはいえ、三陸沖ではM6超えもありました。
関東では、まだ大きめの地震が来そうな雰囲気は消えていないと思いますので、個人的にはしばらく注意していたいと思います。
昨日は台風一過で清々しい気候だったのですが、今日は気温は高くないものの、肌にまとわりつくようなねっとりした厚さを感じます。これはイヤな暑さ。
この熱さを感じるときというのは、湿度が高いのかとも思うのですが、さほどでないこともあり、微熱が出やすい体質ではありますが、それとも違います。一体何を「暑い」と感じているのやら。
なんか落ち着かないので、気休めに備蓄用の水を買い足してみました(笑)

<追記> 10月3日
M5以上の地震で、なぜかひとつ見落としていたので追加。
2012年10月2日 3時40分頃 福島県沖 M5.2 深さ約20km 最大震度3

このときまだ起きていたダンナさんによると、けっこう揺れを感じたそう。揺れで私は目を覚ました様子で、迷惑そうにしていた、と。いつもなら地震の震源などを気にして起きてくるのに、「そのまま寝てしまったね」と報告を受けたことから、「そんな地震あったっけ?」ということになりました。
私は何も記憶にございません(苦笑)
posted by nbm at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする