2014年02月25日

LD勉強法

今朝、何気なく観ていたテレビ番組で、家の中で子どもが学習するべき場所についてやっていた。
途中から観たので、文脈が今ひとつわからないけれど、家の中の動線を考えると、ダイニングテーブルで勉強するのが一番良いという結論だった。

そういえば、姪・甥もリビングダイニングでずっと勉強していた。
自室にそれぞれ学習机はあるものの、自室は本当に寝るだけの場所で、家にいる時間の殆どをダイニングで過ごしているようで、宿題や勉強などもすべてダイニングテーブルでやっていると聞いて驚いた覚えがある。
それからというもの、少しその辺りのことに注意していると、今や世間ではダイニング派が主流だということに気づいた。
自室で1人で勉強すると、監視役がいないために集中できず、マンガなど他のことに手を伸ばしがちであること。他にも人が居て、少しザワザワしたような環境の方が集中しやすいこと。親の目が届くので、勉強をみてあげることが容易なこと。そんな理由でダイニング派が増えているらしい。
ネットで見つけた勉強場所に関するあるアンケートでは、複数回答でダイニングが71.2%、子ども部屋が67.4%、LDKに隣接する部屋が13.9%という結果に。
ダイニングで勉強することのデメリットを探してみると、照明が暗いことと、姿勢が悪くなりがちなこと、というのが挙げられていた。

リビングダイニング学習が主流になりつつある今、家具メーカーもリビングに置こことを前提とした学習机を作っているよう。奥行きを狭くして、正面には棚を置かない作りにしてあるらしい。
これは蛇足だけれど、別の番組で、学習机の配置について指摘されていたことがあって、正面の圧迫感を取り除いた方がよいらしく、つまり壁に向けて机を置くのは集中力持続の面からいえば避けた方がよいようだ。

さて、自分のことを振り返ってみると、小学校入学当時の学習机について思い出せないが、新しいものを買ってもらったような記憶はない。ちなみに、私が小学校に入学する直前に、両親が家を購入た新しい家に引っ越している。小学校入学は、引っ越しの直後だった。
ひとつ確かなことは、当初自分の部屋はあったのだけれど、程なく急遽祖父を引き取ることになって、祖父の部屋にされてしまったため、祖父が亡くなるまでの数年間は自室がなかったこと。もしかしたら、両親といっしょの寝室に使っていた和室に、兄のお下がりの机でもあったかな。いや、なかったな。
その頃、宿題や勉強はリビングでやっていたような気もする。ただし、私が幼稚園の頃から両親は共働きだったため、家には1人で居ることが多かった。兄が2人いるが、年が離れているので既に中高生となっていて帰宅は遅く、放課後から親が帰ってくるまでの時間はほとんど1人で過ごしていた。誰もいないリビングで、勉強していたような気がする。ちなみに兄たちは、それぞれ天板を90度立てると収納できるライティングデスクを自室で使っていた。
祖父が亡くなり、自室が再び出来てからは、そこで過ごすことが多くなった。
中学生になると、自分が選んだ机を買ってもらい、お気に入りの机で過ごすことが多かった。真っ白い机で、取っ手部分が黄色。お揃いのデザインで本棚も買ってもらった。
とはいえ、勉強は授業中に覚えるのが信条だったため、家で宿題以外で勉強するということはあまりなく、机に向かっても、雑誌を切り抜いてコラージュを作ったり、タロット遊びをしたり、していただけだったかも。でも、確実に机は私にとってはお気に入りの空間だった。

両親から勉強を教えてもらったことはないし、兄たちから教えてもらったこともない。
私があまりに勉強しないので、両親は諦め、担任の先生からは「もったいない」と言われた。
ただし、集中力だけには自信があった。
幼稚園に入る前から字が読めたため、幼稚園の頃から本が好きで、特に小学校低学年の頃は読書に夢中になった。夢中になって本を読んでいると集中してしまい、呼びかけられても気がつかないことが多々あったのを覚えている。
受験勉強ともなると、集中力を考慮して、45分勉強しては休憩するというリズムでやった。それでも、高校も大学も中堅どころにやっとのことで合格という程度。
勉強は嫌いではないけれど、他にやりたいことがありすぎて、勉強ばかりしていられないという感じだったかも。

会社員時代、一時期税理士受験をしていた頃があったが、ちょうどその頃は義母と同居していたので、家の中に勉強するスペースが無くて、納戸のように使っていた部屋の出窓を机代わりにしていたことを思い出した。机のように足が入る空間がないから、おかしな体勢になるのだけど。
通っていた簿記学校の学習室でも勉強したな。あれは、不思議な雰囲気の場所だった。普通の勉強と違って、電卓の音が鳴り響くので。静かな空間に、高速の電卓の音だけがカチャカチャと。
当時、一番効率よく勉強できたのは、昼休みの会社の机だったかも。あと、通勤電車の車内。新書本くらいの小さなノートにまとめていたので、それを読んで頭に入れるのは満員電車の中だった。
今日び、図書館でも自習室がある所は少ないし、カフェやファストフード店などで勉強する学生も多いかもしれないけれど、中には勉強などで長居をすることを禁止する店もあるとか。
静かな自室よりもざわついた環境の方が落ち着いて勉強できるという人もいるのだろうし、お気に入りの場所を見つけるのはなかなか難しいことなのかもしれない。
私は音楽を聴きながら勉強をしていたことも多い。静かな時と音楽を聴きながらと、どちらが集中できたかと思うと、どうかな、その時の気分によるかも。
データ入力&ライターの仕事をしていたときには、音楽を聴きながらの方が効率が良かった気がする。リズムに乗るとか、気分を昂揚させるという意味では音楽も役立つ場合があるかも。ただし、私は文章を書くときに日本語の歌詞が聴こえると邪魔になったので、洋楽かインストゥルメンタルを聴いていた。あと、不規則なリズムのものはダメ。テンポの速い、規則的なリズムのものが良い。なので、エレクトロニカ系は重宝した。

つまるところ、勉強する環境に「これが正しい」というものはないのではないかと。
それぞれに合った環境や方法というものがあるはずで、それは気分によって左右されることもあるだろうし。一概に「正しい」という方法を決めることはできないと思う。
リビングダイニングで勉強する場合に、個人的にひとつだけ気になることは、親が教えすぎてしまわないかということ。
聞けばすぐに教えてもらえるという環境は、自分で考えるクセが付かない。答えをすぐに教えてしまい、聞いた答えを頭に入れるだけでは、考える力が身につかないと思う。子どもに自分で考えさせることを前提に教えることができれば、ダイニングで勉強することは理想形のひとつなのかもしれない。

私は猛勉強して成功したというような人間ではないので、偉そうなことを言えたもんじゃありません。
最近、たまたま立て続けにこういった話題に触れることがあったので、ちょっと書いてみただけで。
春ということで、新たに勉強机を購入しようかと悩んでいるご家庭も多いのでしょうね。まずは買わずに様子を見てみるというのもよいのかもしれません。

机といえば、税理士受験時代に、義母との同居を解消してからお気に入りのものを購入した。
家が狭いので、小さめサイズを探していたのだけど、当時はあまりなかった。目黒通りを巡ったりして、デンマーク家具もよかったのだけど、結局は米軍払い下げの60年代のメープルデスクを購入。小ぶりのサイズ感と頑丈そうなところが気に入った。
今は用途がなくなってしまい、雑然と物が置かれてしまっているけれど、綺麗に片付けて自分専用マシンを1台置いて、そこで静かに物書きをするのがささやかな夢。

一方、ダンナさんの作業机は、スチールラックと天板を組み合わせた大きなもので、PCやらギターやらそれらに関連する様々なパーツやら工具やらがギッシリつまった謎空間になっている。天板を照らす蛍光灯が備え付けられていて、他にも手元を照らすライトがいくつか。サブマシンやモニターも置かれているが、ハンダ付けをしたりギターパーツの加工をしたりと作業もするので、天板は広いし、脇机まである。

大人の机は、趣味の机になるんだな。
posted by nbm at 12:12| Comment(3) | TrackBack(0) | 気になったこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月24日

勝手に声優アワード2013

今年も、独断と偏見により、<勝手に声優アワード2013>を決定したいと思います。
本家「声優アワード」とは何の関係もありません。
ただし、「新人」は「声優アワード」同様、声優デビューから5年以内の方から選んでいます。また、「声優アワード」を過去に受賞された方や、当ブログの<勝手に声優アワード>を過去に受賞されている方は、意識的になるべく避けて選出しています。重なってもつまらないのでね。新人賞受賞者に関しては、翌年以降に他の受賞をすることは致し方ないかと思っておりますが。以下、敬称略。

<新人男優賞>
石川界人 『翠星のガルガンティア』(レド)
       『RDG レッドデータガール』(宗田真夏)
       『ゴールデンタイム』(柳澤光央)
       『東京レイヴンズ』(土御門春虎)
       『凪のあすから』(木原紡)
花江夏樹 『アウトブレイク・カンパニー』(加納慎一)
       『断裁分離のクライムエッジ』(灰村切)
       『凪のあすから』(先島光)
       『ダイヤのA』(小湊春市)
まさに彗星のごとく現れた2人。石川界人は明るめの落ち着いた声質、花江夏樹は甲高くハスキーな独特の声質なので、これから共演することも多いでしょう。
出演するごとに上手になって成長しているのが伝わってくる。
次点は、島崎信長。他に、非常に高い声質の3人、山本和臣・村瀬歩・山下大輝のせめぎあいに注目。

<新人女優賞>
東山奈央 『はたらく魔王さま!』(佐々木千穂)
       『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(由比ヶ浜結衣)
       『きんいろモザイク』(九条カレン)
       『THE UNLIMITED 兵部京介』(ユウギリ)
内田真礼 『ガッチャマン クラウズ』(一ノ瀬はじめ)
       『アウトブレイク・カンパニー』(古賀沼美埜里)
       『ビビッドレッド・オペレーション』(黒騎れい)
       『あいまいみー』(ミイ)
とにかく出演作が多い印象の2人。東山奈央は鼻にかかったやわらかさもありつつ強い声、内田真礼は少しハスキーなキンキン声。2人とも上手なので、幅のある役をこなしている。特に、東山奈央は歌も歌えるので強力な武器。一方の内田真礼はルックスもよろしくて魅力的。
女性の新人声優は他にもたくさん活躍している方たちがいて、これからに期待したい人は、上坂すみれ・潘めぐみ・小松未可子・大坪由佳など多数。

<助演男優賞>
三木眞一郎 『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン 』(貝木泥舟)
        『ぎんぎつね』(銀太郎)
        『キルラキル』(美木杉愛九郎)
        『よんでますよ、アザゼルさん。Z』(変人48面相)
小野友樹  『黒子のバスケ』(火神大我)
        『はたらく魔王さま!』(芦屋四郎〈悪魔大元帥アルシエル〉)
        『革命機ヴァルヴレイヴ』(犬塚キューマ)
        『翠星のガルガンティア』(クーゲル)
三木眞一郎はキャラクターに恵まれた1年だったかも。貝木泥舟がここまでフィーチャーされると思っていなかったし、変人48面相ははっちゃけ過ぎていた。小野友樹は大きく目立たないものの出演作が多く、使い勝手がよい声優さんなのだろうと思う。
他に候補に上がったのは、『ガッチャマンクラウズ』のベルク・カッツェが印象的だった宮野真守、『進撃の巨人』のリヴァイ兵長役がどハマりしていた神谷浩史、それから小野大輔や下野紘など毎クールずっと活躍中の方々だったので、はずした。
注目株は、『げんしけん二代目』で斑目晴信役を演じた興津和幸。<勝手に声優アワード2011>で新人賞に輝いているのだが、地味にだが段々と頭角を現してきた。

<助演女優賞>
ゆかな   『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』(コンゴウ)
        『IS 〈インフィニット・ストラトス〉2』(セシリア・オルコット)
        『げんしけん 二代目』(大野加奈子)
        『機巧少女は傷つかない』(花柳齋硝子)
井上麻里奈 『進撃の巨人』(アルミン・アルレルト)
        『IS 〈インフィニット・ストラトス〉2』(ラウラ・ボーデヴィッヒ)
        『ガリレイドンナ』(アンナ・ヘンドリックス)
        『僕は友達が少ないNEXT』(三日月夜空)
ゆかなが幅のある役を演じた年だったので印象的。『IS』のセシリアのように究極にかわいらしい声の一方で、『機巧少女〜』の硝子のような落ち着いた大人、しかも凄みのある役が映えた。井上麻里奈は、男の子声でのアルミン役が特に素晴らしく、やはり幅広い役をこなしていた。そういえば、紅白でもアルミンの声が流れたね。
他に、『のんのんびより』駄菓子屋役が印象的だった佐藤利奈や、『黒子のバスケ』のリコ役・斎藤千和などもよかった。

<主演男優賞>
逢坂良太 『はたらく魔王さま!』(真奥貞夫〈魔王サタン〉)
       『革命機ヴァルヴレイヴ』(時縞ハルト)
       『ダイヤのA』(沢村栄純)
       『ブラッドラッド』(ブラッド・チャーリー・スタズ)
       『ローゼンメイデン』(桜田ジュン)
とにかく、ぶっちぎりで主演作の多いこと。当ブログ<勝手に声優アワード>では、昨年2012年度の新人男優賞を贈ったのだが、2013年は本当に大活躍だった。正統派の主演の男の子声なので、これからも重用されることでしょう。

<主演女優賞>
竹達彩奈 『ソードアート・オンライン Extra Edition』(リーファ / 桐ヶ谷直葉)
       『世界でいちばん強くなりたい!』(萩原さくら)
       『たまゆら〜もあぐれっしぶ〜』(沢渡楓)
       『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』(高坂桐乃)
       『デート・ア・ライブ』(五河琴里)
当ブログ<勝手に声優アワード>では、2011年度に新人女優賞を贈っているが、その後急激に実力をつけて活躍を見せている。やわらかな役からツンデレまでこなしたし、『せかつよ』で技をかけられて「痛い〜!」を連呼していたけれど、これができるのは彼女しかいないと思った。
もう1人迷ったのは、渕上舞。2012年に『ガールズ&パンツァー』の主役でブレイクしての翌年にあたる2013年。『アウトブレイク・カンパニー』(ペトラルカ・アン・エルダント三世)・『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』(イオナ)・『ドキドキ!プリキュア』(四葉ありす / キュアロゼッタ)と主な出演作3本がすべて主演もしくは重要なヒロイン役ということで。まだ5年目の新人でありながら、もしかしたらオールラウンダー茅野愛衣を脅かすような存在になれるのではないかと。

<nbm賞>
中田譲治  『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』(ナレーション)
        『ログ・ホライズン』(にゃん太)
        『戦勇。』(ルドルフ、ナレーション)
橘田いずみ 『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(黒木智子)

毎年、勝手に印象に残った方に差し上げるnbm賞は、このお二方。
ここ数年、毎年1人ははっちゃけるおっさん声優がいるのだが、2013年はそれが中田譲治だった。
それまでは渋いおじ様キャラだったのだと思うが、『俺の脳内選択肢〜』ではナレーションではっちゃけていたし、『ログ・ホライズン』では語尾に「〜にゃ」と付ける猫型紳士を演じている。
本来はひょうきんな方のようで、今まであまりこういった役がこなかっただけかもしれないが、独特のもたりがある渋い声でそれをやられると、とても魅力的。
橘田いずみは、とにかく『私モテ』のもこっち(主役)がどハマリしていた。どうやら、御本人の素に近いキャラクターだったようで。キャラと声との一体感が半端無かった。

本家「声優アワード」は、今年度の受賞者が一部発表になってますが、主要部門の発表は2月28日です。
当『勝手に声優アワード』は、個人の思い入れが強く、「声優アワード」の予想というわけではないので、毎年かなり結果が食い違います。過去3回のうち、本家と合致したのは、新人女優賞が2人(2011年度 茅野愛衣/2010年度 金元寿子)だけです。
さて、今回はどうなるでしょう。本家の受賞者については、後日追記しようと思います。


<追記>
本家声優アワードが発表されたので追記です。主要賞のみですが。

<新人男優賞> 石川界人・山下大輝
<新人女優賞> 内田真礼
<助演男優賞> 細谷佳正
<助演女優賞> 石川由依
<主演男優賞> 梶 裕貴
<主演女優賞> 佐藤利奈

今回は珍しく、拙ブログの<勝手に声優アワード2013>と新人賞が2人かぶりました。(石川界人・内田真礼)
女性声優の新人さんで活躍されていた方はたくさんいらっしゃるので、なぜに1人だけ?という疑問は残ります。もしかしたら、辞退などがあったかもしれませんが、次点の方に受賞させるとか、そういう選択はなかったのでしょうか。とにかく、1人だけはないです。例年、助演賞も男女2人ずつ受賞されていたのに、今年は1人ずつで寂しい。
助演男優賞だった細谷佳正は、拙ブログで昨年に主演男優賞を差し上げました。
主演女優賞を受賞された佐藤利奈は、拙ブログでは今回助演女優賞の候補として名前を挙げてます。
<勝手に声優アワード2013>で助演男優賞をさしあげた三木眞一郎が、富山敬賞を受賞。
主演男優賞が梶裕貴2連覇は仕方ないのかもしれませんが、他に選択肢があったような。新人とはいえ、あれだけ活躍していた逢坂良太に何もなしというのも不自然。単純に主演作数で言うと、梶裕貴より多いのでは?
どうもやっぱり何らかの偏りがあるのは否めませんね。
それでもまぁ、所属事務所など大人の事情を考慮して消去法で考えれば、妥当な線と言えないこともないような結果でした。

ちなみに、過去の<勝手に声優アワード>の記事はこちら↓
勝手に声優アワード2012
勝手に声優アワード2011
勝手に声優アワード2010
posted by nbm at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月22日

2014年2月10日からの地震メモ

2014年2月10日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2014年2月10日18時37分頃 茨城県北部   M3.3 深さ約10km  最大震度2
2014年2月11日4時14分頃  房総半島南方沖 M5.6 深さ約100km 最大震度3 (当地 震度1)
2014年2月12日0時22分頃  千葉県東方沖  M4.3 深さ約10km  最大震度2
2014年2月12日19時39分頃 茨城県沖    M2.5 深さ約10km  最大震度1
2014年2月13日20時15分頃 千葉県東方沖  M4.1 深さ約10km  最大震度1
2014年2月14日19時4分頃  茨城県北部   M4.0 深さ約70km  最大震度2
2014年2月15日3時54分頃  茨城県沖    M3.9 深さ約20km  最大震度1
2014年2月15日23時50分頃 栃木県北部   M2.8 深さ約10km  最大震度1
2014年2月16日5時53分頃  茨城県北部   M3.5 深さ約10km  最大震度2
2014年2月16日6時39分頃  茨城県北部   M3.3 ごく浅い   最大震度1
2014年2月16日6時41分頃  茨城県北部   M3.2 ごく浅い   最大震度2
2014年2月18日9時30分頃  千葉県東方沖  M4.1 深さ約10km  最大震度1
2014年2月18日16時41分頃 茨城県北部   M2.5 深さ約10km  最大震度1
2014年2月18日21時3分頃  茨城県南部   M3.6 深さ約50km  最大震度2
2014年2月19日0時29分頃  茨城県南部   M3.7 深さ約50km  最大震度2
2014年2月19日10時31分頃 千葉県東方沖  M2.5 深さ約10km  最大震度1
2014年2月19日15時24分頃 父島近海    M4.7 深さ約10km  最大震度2
2014年2月20日0時42分頃  千葉県東方沖  M3.7 深さ約60km  最大震度2
2014年2月20日2時57分頃  茨城県北部   M3.1 深さ約10km  最大震度2
2014年2月20日5時37分頃  神奈川県西部  M2.5 深さ約20km  最大震度1
2014年2月20日12時19分頃 茨城県南部   M3.0 深さ約70km  最大震度1
2014年2月21日15時33分頃 茨城県沖    M3.7 深さ約40km  最大震度2
2014年2月21日18時34分頃 茨城県沖    M3.7 深さ約20km  最大震度1
2014年2月22日7時31分頃  茨城県南部   M4.1 深さ約60km  最大震度1

少なめの状態が続いてきましたが、少し頻度が上がってきたでしょうか。


この間、M5以上または震度4以上の地震はありませんでした。
この記録は、1〜2周間ごとに記事にしています。東日本大震災直後から始めて、もうすぐ3年になりますが、M5以上または震度4以上の地震がなかったということは今まであったかなというくらい少ないです。
そのくらい、日本周辺でエネルギーが溜まりまくっているということになります。
地震がなければ安心すればよいのですが、まったく逆に思えてなりません。


ちょっと気になる動きもありました。三陸沖でM4クラスが4連発。
2014年2月10日18時37分頃 三陸沖 M4.8 深さ約10km 最大震度1
2014年2月10日19時3分頃  三陸沖 M4.9 深さ約10km 最大震度2
2014年2月10日19時5分頃  三陸沖 M4.6 深さ約10km 最大震度1
2014年2月10日19時30分頃 三陸沖 M4.3 深さ約10km 最大震度1

だから何というわけでもないですが、未だ落ち着かない三陸沖とはいえ意外と珍しい。ほんの1時間くらいの間に4連発です。


2度の大雪を降らせた南岸低気圧2連発が通過した後も、目立った地震がないまま。
依然として気になる現象が続いているのが、日本海。またも深海魚が大量に揚がる。
山口県萩市沖の日本海で20日未明、深海魚サケガシラ6匹が定置網にかかったという話。日本海では、ダイオウイカが連続して網にかかるなど、本来は深海に生息しているはずの生物が浅い海に上がってきてしまっている様子。海水温の変化が原因ではないかなどと言われてますが、明確な原因は不明。
ここ最近は日本海ばかりで目立っているこの現象。実は昨年2013年の夏、高知県の室戸岬沖の定置網でも起きています。リュウグウノツカイやサケガシラがなんと81匹も網にかかったとのこと。この海域では、通常は年に1回数匹が網に掛かる程度。夏場は特に表面の暖められた海水の層とその下の冷たく重い海水の層との循環が起きにくく、深海魚が上がってくることは考えにくいらしいです。
また、2012年には相模湾や駿河湾では根魚が大豊漁という話もありました。潮流の変化が原因なのではということでしたが、この時期は日本沿岸各地で原因不明の異常潮位が観測されたりもしていました。通常と異なる海水温の変化があるという話もありますが、海水温の変化自体は様々起こりうるのでなんとも言えません。
どうも、ここ数年の間に日本の沿岸の深海では何らかの変化があったとみるのが妥当です。
ここ最近、深海魚が目立つのは日本海ですが、これが直接日本海の異常なのかというと、それはわかりません。太平洋側で起きている異常の影響で、日本海に現象が起きているということも考えられます。
リュウグウノツカイが巨大地震がせまっていることを教える魚だとする言い伝えは、各地に残っているようです。こういった経験や観察から発生する言い伝えは、ある程度信ぴょう性があると、私は考えています。深海魚が揚がったから必ず地震が起きるというわけではないですが、「もしかしたら」と注意するのは悪いことではありません。
「絶対」はないけれど、「参考」程度にはなるのではないかと。
posted by nbm at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月20日

運命が追いかけてくる

ブログのカテゴリを曲がりなりにも「本・雑誌」にしてしまったからには、お引っ越し第一弾の記事は、「本」ということにしてみましょう。

いろいろなご意見はあることと思いますが、私は図書館を愛用しております。
会社員の頃には、給料日には書店に寄って、しこたま本を買い込み、親に「気でも違っているのか?」と言われるほどでしたが、本がタダで読めるなんて、こんなに有り難いことはありません。
読み終われば返却するので、場所を取ることもないし、返却期限があるので「積ん読」にならずに読み切ることができます。
書店と違い、古い本も置いてあるので、意外性のある出会いも魅力のひとつ。
地元図書館にないものは、リクエストすればどこかから取り寄せてくれたりもしますが、さすがに頼みにくいものだけは購入してます。主に、ホラー系ですかね。
時間がある時には棚をじっくり眺めつつ本を選ぶのが至高ですが、近年は気になる本をネット予約しておいて取りに行くだけということも多いです。

そんな図書館フリークな私ですが、今回ちょっとやっちまいました。
図書館の本を破いてしまいまして……
扱いには十分に気をつけていたつもりだったのですが、読んでいるときに来客があって、慌てて閉じようとしたらスピン(しおり)が引っかかって、ページの下側を数センチほど破いてしまいました。
これからは、図書館の本ではスピンを使わないと心に決めました。紙片を挟むタイプのしおりなら、こんなことにはなるまいて。
返却の際、窓口でページを破いてしまったことを告げて謝罪。今回は少し破いただけだったので、「直しておきますね」と言われ、「よろしくお願いします。申し訳ありませんでした」と。
事前に調べてみたのですが、こういうときは自分で勝手に直さずに図書館員さんの手に修理を委ねた方がよいようです。なので、現状のままお渡しを。
もし、大々的に破損したり汚したり濡らしたりしてしまった場合は、弁償になることもあるようです。その場合、自分でその本を購入し、現物を収める形になることが多いらしく、すぐに入手できるような本ならよいですが、古かったり希少だったりするものだと難しいですよね。あとは話し合いになるとか。
これまで、かなりの数の本を図書館で借りましたが、破損したというのは初めての経験でした。

さて、その破いてしまった本というのが、万城目学『とっっぴんぱらりの風太郎』。700ページを超える大作ですが、意外にすんなり読めました。
万城目学作品は、エッセイや短編などはあまり読んでませんが、長編小説はこれで既刊7冊すべてを読んだことになります。必ず奇妙なものが出てくる世界観やユーモラスなところがとても好き。
万城目学作品の過去記事を紹介しておきますと
『鴨川ホルモー』ナイフとオニと
『プリンセス・トヨトミ』阿呆みたいな、でも、とても幸せな物語
『偉大なる、しゅららぼん』古の力宿る湖
『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』いっしょにあくびを
『鹿男あをによし』『ホルモー六景』の2作は、記事にしていません。

で、『とっっぴんぱらりの風太郎』。
過去の万城目学作品と比べると、格段にクールな趣。時代小説というのも初めて。といっても、伊賀の忍者ものなわけですが。
伊賀忍者として幼い頃から訓練を受けてきた主人公の青年・風太郎(ぷうたろう)が、不運に見舞われて里を追い出され、京の郊外に住み着くところから物語が始まる。現代で言えば、ニートかいいとこフリーター。忍者としての取り柄といえば、肺が強いことぐらいで、腕は月並み。
里を追い出される原因となった不運な出来事は、実は相方だった黒弓のドジから始まった。そうして、2人は忍者屋敷から放逐された。南蛮育ちの火薬使いである黒弓が、いい味を出している。
時代は、豊臣家が没落して徳川の世へ。豊臣家の命運がかかった戦を背景に、忍者という出自はもちろんのこと、ひょうたんの付喪神がからんできて、風太郎の運命は大いに翻弄される。

陰惨でグロテスクな描写も多く、意欲作と感じられる反面、ひょうたんの付喪神というファンタジー要素や素っ頓狂なキャラクターの黒弓が和ませてくれたりして、バランスがとれていたかと。
時代小説はほとんど読まないので、他と比較することはできないのだけれど、戦闘シーンは結構リアルな描写だったのではないかと思います。血の出ないチャンバラのようなものではなく、血なまぐさい戰場(いくさば)に立たされたような臨場感がありました。戦闘シーンに関しては、戦争映画で例えると、『ブラックホーク・ダウン』(2001)みたいな感じ。
大きな波に飲まれて、成り行きでゆく道を定められてしまった風太郎が、どうなっていくのか。読者としては、見守るだけなのがもどかしいという展開になっていきます。
風太郎は、元忍者とはいえ何ができるわけでもないただのボンクラで、幼い頃から虐げられて育ってきたこともあってか特に人が良いわけでもなく、抜けているところもあるのに、なぜか感情移入してしまいます。いや、だからこその感情移入なのか。つまるところ、人間臭さに惹かれるのでしょう。
他にも、それぞれが個性的なキャラクターで、アニメ好きの私としては、脳内でアニメ化が進行してしまいました。でもこれ、実際にアニメ化するにはシリアスな部分とコミカルな部分とのバランスが難しそうだな。この作品は、実写映画の方が向いているかも。
伊賀者同士の距離感も不思議で。ライバルのような、家族のような、同士のような、敵のような。厳しい状況を共にくぐり抜けてきたからこその絆が厳然とありました。
歴史や時代物に疎い私にとっては、知らない言葉が色々と出てきて勉強になった作品でもありました。
歴史を知る人ならば、即座に「これはあの辺りの時代だな」とピンとくると思うのですが、私にはよくわからず。それでも、非常に楽しめたので、問題なし。

万城目学ファンにとっては、「ははぁ、これがあそこに通じていくのかぁ」ということになっていて、それも一興。長編でなくてよいので、後日談が知りたいところ。
万城目作品で泣かされたのは、『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』以来だけれど、あのときとはまた違った種類の涙でした。今までとは一線を画す作品だったことは確か。
大作だけど、満足の1冊。
posted by nbm at 12:21| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月12日

お初にお目にかかります&変わらずご贔屓に

LOVELOGから移行してまいりました。nbmと申します。
以後、よろしくお願いいたします。
しがない辺境のブログゆえ、予告なしに発作的に移行させていただきました。
ブックマークしていただいていた方には、お手数ですがブックマークの変更をお願いいたします。
一定期間は自動的にLOVELOGから飛ばしていただけるようですが、それがいつまでのことやらわかりませんので。

2006年6月から7年と8ヶ月ほどLOVELOGにはお世話になりました。
ブログというものに手を染めた初めての場所だったので、いろんな思いもありますが、当初のブログ内の友人たちは、ほとんどLOVELOGを去っていかれました。とはいえ、今もそれなりにやりとりしてくださる方がいるのは幸福なことです。もはやLOVELOGには何の未練もありません。
これからは、こちらで今まで同様ほそぼそとやっていこうと思います。
コメントなどお気軽に書き込んでいただければと。

内容としましては、最近は本とアニメの記事が多いように思いますが、非常に雑多なことを書いています。
それと、個人的なメモをついでに公開しているようなつもりで、地震についての記事もあります。
他に、身の回りで気になったことを記事にすることもあります。
たまにオカルト系などデンパな記事もありますので、苦手な方は華麗にスルーしてください。
共通カテゴリを選ばねばならなかったので、「本・雑誌」としましたが、あまり意味はありません。

ゴミごと未整理のまま引っ越してまいりましたので、特にカテゴリなど滅茶苦茶なままですが、気長に直していきますのでご了承くださいませ。
特に、古い記事に関しては、文字色が背景に対して妥当でなく読みにくい場合がありますが、以前に黒い背景を使っていたためで、直す予定はありませんので、あしからず。

他にも、seesaaに慣れるまでは、色々と不備があるかもしれませんが、ご勘弁を。
では、今後もご贔屓に。
posted by nbm at 15:13| Comment(14) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月10日

2014年1月28日からの地震メモ

2014年1月28日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2014年1月28日17時35分頃 茨城県沖  M4.0 深さ約40km 最大震度1
2014年1月28日20時17分頃 茨城県北部 M3.0 深さ約10km 最大震度1
2014年1月29日2時26分頃  茨城県沖  M3.5 深さ約30km 最大震度1
2014年1月29日6時28分頃  栃木県北部 M3.3 ごく浅い  最大震度2
2014年1月29日13時12分頃 茨城県沖  M3.4 深さ約40km 最大震度1
2014年2月4日5時14分頃  茨城県北部 M2.9 深さ約10km 最大震度1
2014年2月4日7時50分頃  茨城県北部 M3.0 深さ約10km 最大震度1
2014年2月4日8時3分頃   茨城県北部 M3.1 深さ約10km 最大震度1
2014年2月6日0時46分頃  茨城県南部 M3.6 深さ約80km 最大震度1
2014年2月6日14時2分頃  父島近海  M4.9 深さ約10km 最大震度2
2014年2月10日9時52分頃  茨城県北部 M3.7 深さ約10km 最大震度2

ほぼ2週間分ですが、少ないです。
その中では、茨城県沖の頻度が増えているような。


この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2014年2月2日15時5分頃  奄美大島近海 M4.6 深さ約40km 最大震度4
2014年2月6日2時32分頃  宮城県沖   M5.6 深さ約40km 最大震度4
2014年2月6日20時32分頃 宮古島近海  M5.0 深さ約50km 最大震度3
2014年2月8日2時18分頃  福島県沖   M5.0 深さ約40km 最大震度4
2014年2月8日11時34分頃 福島県沖   M4.8 深さ約50km 最大震度4

南北がゆれてます。北側は徐々にポイントが下がってきているような印象。
この他、2月に入って、熊本県阿蘇地方で少々群発もありました。


8日の大雪は、かつて経験したことのない量でした。
この辺りでの積雪は30cmはあったのではないかと。
マンションの廊下にも吹き込んだ雪がたっぷりと積もり、ベランダの軒には氷柱ができ、本当に今まで見たことのない風景でした。
今回の大雪で残念に思ったことがひとつ。
スーパーやコンビニの商品の棚が空になった写真がネット上にアップされ、それを見て「買い占めが起こっている」と批判する人がいたこと。
「買い占め」じゃないと思います。「売り切れ」ただけです。一時的に一部で商品の需給バランスが崩れただけです。現に、「いつもどおり商品はあった」と言っている人もいます。
印象の悪い「買い占め」という言葉が横行するのは、私は危険なことだと思っています。
私も、これから雪が降るとわかっていたので、7日の夕方に買い物をしたとき、いつもより少しだけ多めにお菓子を買いました。きっと土日は家の外に出ず、買い物をしないであろうと予想できたからです。ただ、パンやお肉などはいつもの通り買っただけ。
例えば、いつも毎日少しずつ買い物をしている人が明日の分もと2倍の買い物をする。もしくは、明日買い物に行こうと思っていたけれど、雪が降るなら今日中にと予定を早める。そういったことの積み重ねである1日に客が集中し、その結果、いつもと同じ量しか仕入れていないものが売り切れる。それだけの話しじゃないでしょうか。
雪が降り出せば、物流も滞ります。その後の仕入れは遅れたことでしょう。
テレビのニュースなどでも、雪の重みで電線が切れて停電することがあるとか、不急の外出は避けるようにとか注意を促してました。停電になっても火を使わずに食べられるパンを買ったり、雪の中買い物に出かけるのはやめようと考えるのは自然なこと。
これは「買い占め」とは言いません。みんなが食料を買うタイミングが重なっただけのこと。単なる「売り切れ」です。
雪が降る事前に買い物をした人は、「備えをした」ことになります。責められるようなことはしていません。その行為を批判するような風潮は国内の雰囲気を悪くするだけです。
東日本大震災の直後も、同様の風潮がありました。このときは、物流がいつ回復するかもわからず、一部では本当に「買い占め」があったかもしれません。でも、それは本当に少数だと思います。少なくとも、私は「買い占め」をしていた人を一人も見ませんでした。ほとんど、今回の大雪のときと同様に、一時的に需給バランスが崩れただけだと思われます。このときは、製造元が被災したり、道路が分断されたり、ガソリンの供給がストップしたりと、物流が滞ったことが大きく影響しました。
ただ、普段から、例えば急に停電したときなどにどうやって食事を取るのか、備えをしておくことは大事なことだと思います。多くのマンションでは停電で水も止まります。最近は、オール電化のお宅も少なくないでしょう。水の備蓄と、カセットコンロがあれば、カップ麺でも乾麺でも温かいものが食べられますし、ご飯だってお米と水があればお鍋で炊けます。電池式のランタンなどがあると、懐中電灯や蝋燭なんかより便利です。
暖がとれるのが電気を使うエアコンや電気ストーブのみというお宅では、防寒グッズも供えておくべきかもしれません。
こういうときに、普段の備えを確認しておくのもよいのではと思います。
実際、お仕事などで早めの時間帯に買物ができない方たちにとっては、いざ自分が食料を補給しようと思って店に行ったら、既に売り切れで何もなかったということもあったかもしれません。
そういう方は特に、普段からの備えが必要なのではないかと感じました。

今週末の14〜17日にかけて、またも低気圧が襲来するようです。
今のところ、大雪になるという予測ではないようですが、大雪になるか、はたまた大雨かというのは、通るコースや気温など非常に微妙な条件で変わってくるようなので、今回のことを教訓に備えておきたいものですね。
posted by nbm at 11:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月06日

5冊まとめて

いつの間にやらもう2月。あっという間に1月が終わってしまいました。
年明けから1ヶ月ほどの間に読んだ本を整理しておきたいと思います。

『バースデイ』鈴木光司
昨年末に『リング』シリーズの『らせん』『ループ』を読み、これらを受けての新シリーズ的な『エス』『タイド』も読んだので、ここは外伝『バースデイ』も読んでおくかと。
「面白い」とか「つまらない」とかという話しではなく、コレクションを集めるコレクターのような気分で。
『らせん』では語られなかった高野舞が何者かを産み落とすまでが描写されている「空に浮かぶ棺」、『リング』の序章ともいうべき山村貞子の劇団員時代の話「レモンハート」、『ループ』の後日談として二見馨の子をお腹に宿した杉浦礼子に真実が明かされる「ハッピー・バースデイ」。3人の女性に焦点を当てて描かれた外伝。
『ループ』以降はとっちらかっているので「ハッピー・バースデイ」はさておき、「空に浮かぶ棺」と「レモンハート」は面白かった。内容を書いてしまうとネタバレになってしまうので触れないが、シリーズを通して読み、外伝まで読んで初めて”山村貞子”という人物の全体像がようやく掴めたような気がする。
映像化されたことで、井戸やテレビ画面から這い出てくる強烈なビジュアルだけが一人歩きしている貞子の人となりが半分くらいは理解できたような、そんな気がする1冊。


『スコープ少年の不思議な旅』巖谷國士(文)/桑原弘明(作品)
不覚にもその存在を存じ上げなかった桑原弘明氏の作品を紹介した小さなビジュアル本。
かつて刊行されたものを焼き直ししたもののよう。
図書館の新刊の棚にあったこの本、手にとって本当によかった。
掌に乗るほどの小さなオブジェは、光の加減で見えるものが異なる仕掛けがしてあるスコープ。覗き穴から覗く世界には、静寂が広がっている。
何気ない部屋の様子、流れ落ちる滝、誰もいない中庭……
芸術作品でありながら、爪の上に乗るほど小さく精巧なバイオリンなど高度な技術による工芸品と言ってもよいような品々が詰め込まれた空間でもあり、外観もオブジェとして楽しめるという複雑な存在。
しかもそこには必ず「光」が介入し、同じ空間の景色を微妙に変化させる。
なんという心惹かれる世界観!
小さくて精巧なもので溢れた空間、覗き窓の付いた箱、光のマジックと、どれをとっても心躍るものがひとつに集約されているという贅沢。
ぜひ実物を覗いてみたいという衝動が。きっと近々観に行きます。
桑原弘明氏の大々的な個展は、毎年年末に行われているようなのですが、展示してある場所がないことはないようなので。それがちょっと面白い場所だったので、そのうち。


『去年の冬、君と別れ』中村文則
テレビで紹介されていて、ちょっと興味を覚えたので読んでみた。中村文則作品は初めて。
あるライターが、猟奇殺人犯について本を書くことになり接見したり手紙をやり取りしたりするうちに、闇に引き込まれていくという話。
前半はすごく良い。種明かし的な後半がこの本の肝だとは思うのだけれど、わかりにくいし、個人的にはあまり面白くなかった。ただ、前半のチリチリするような人の心の闇の描き方は素晴らしいと思う。
いろんな書評を見ていると、そういった描き方が得意な方のようで、以前の作品の方が評価が高いようなので、読んでみようと思う。
ジャンルとしてはミステリーに入るのかもしれないが、人間の内面に焦点を当てているようなので、あまりミステリーが得意じゃない私でも読めそう。


『人類が消えた世界』アラン・ワイズマン
ある日人類が忽然と消えたら……その後の地球はどうなってしまうのか。
様々な観点からシミュレーションしてみたノンフィクション。
人類が消えてしまうというシナリオはいくつか考えられるけれど、現実的なものとしては、大規模な災害や戦争、未知のウイルス、小惑星の衝突といったところか。地味なところでは人口爆発で食糧難が起こりじわじわと……みたいな展開も。
理由は何であれ、人類が消えてしまった世界はどうなってしまうのか。
とにかく何にしても管理する人間や修復する人間がいなくなってしまうわけで、そういったことがすべてに影響してくる。意識していないだけで、この世界がいかに人間によって管理されているかがわかる。たとえば電力。人類がいなくなったら、電力を管理する人はいなくなる。
動物や植物は、人間が抑えていたたがが外れるので、自由に繁栄していく。異なる種同士の争いはあるだろうが、強いものが残り、弱いものも工夫しながら生き延び、また強くなれるように進化していくのだろう。微生物や昆虫に至るまで、人間に頼っていたものは衰退し、人間に駆逐されていたものは隆盛を取り戻す。例えば、蚊は人間の血を吸うが、仮に動物の血が吸えないと花の蜜を吸うのだそうだ。これは知らなかった。
建築物や建造物では、圧倒的に石造りが長く保つ。金属製のものでも構造的に強度のあるものはある程度長くもったとしても、継ぎ目やリベットなどから腐食していくので、いずれは崩壊すると考えられる。コンクリートも強度によるが、崩壊。
よく知られているように、プラスチックが分解されにくく、これを分解するようなバクテリアが誕生しない限りは、かなり長い時間残ることになると考えられている。
残念だったのは、主にアメリカ視点で描かれていたこと。日本では、様々な外来種が幅をきかせて問題を起こしているが、アメリカでは日本やアジアからやって来た外来種を迷惑に思っていることが書かれており、立場が違えば当然のことながら、たとえば葛を雑草とか非難されるとあまり良い気はしない。日本を中心に同じテーマで考えたら、どうなのだろうかと思う。
もうひとつ気になったのは、人類の人口爆発など、ある種が数多く存在することとなったときの弊害について強調しすぎているきらいがあるような。それはもちろん絶滅や崩壊の要因のひとつではあると思うのだが。
以前に観て、こういったテーマに興味をもったきっかけになった動画をご紹介。アメリカで制作された番組があるようだ。この本の内容と重なる部分がある。
人類消滅後の地球 LIFE AFTER PEOPLE@ →YouTube
人類消滅後の地球 LIFE AFTER PEOPLEA →YouTube
自分はどう足掻いてもあと数十年しか生きられない。地球にも寿命があり、人類が地球上で永遠に生き続けることはできない。とはいえ、おそらくは何億年も後のことだろうから知ったこっちゃないし、環境問題とか声高に主張したいわけでもないけど、今の世界のバランスをできる限り上手に保ちつつ、生きていくしかないなと思った次第。


『装丁道場―28人がデザインする『吾輩は猫である』 グラフィック社編集部(編集)
大好きな寄藤文平さんやクラフト・エヴィング商會をはじめ、装丁家に限らず装丁は初体験というデザイナーさんなども含めて28人の方が名著『吾輩は猫である』を装丁するという試み。
「定価1400円の四六判上製本」という縛りがありつつ、予算も考えながらそれぞれの方が同じ本をデザインする。このリアルな設定でのコンペティション的な企画が楽しい。
単なるデザインとは異なり、段組やフォントを工夫したり、スピン(しおり)に凝ったり、紙を厳選したり、ホローバックを選択したりと細かい部分にこだわりが見受けられる。ホローバックとは、本を開いたときに表紙と本文の間を接着せずに空間を作ることで、本を開きやすくする方法。
あまりにも有名な題材に逆に苦心されているようにも見受けられる。
それぞれが個性的とはいえ、「猫の足跡」とか「出だしの一文」を使うとかモチーフがかぶるケースもちらほら。それでも、まるっきり同じ使い方にはならないところが流石。
たとえば、クラフト・エヴィング商會の表紙には、古い『吾輩は猫である』を裁断して漉き込んだ紙が使われていて、なんとも言えない風合いが出ている。
それぞれの方のデザインへのアプローチが語られているのだけど、何度も作品を読み込んだり、実際の猫を観察したり。受け取り方・感じ方も様々で、非常に面白い。
これだけ有名な小説を、「本」という形にするのに、現実的な予算もある中でどう表現するのか。みなさん、楽しんでやっていらっしゃる様子で、こちらも楽しませていただいた。
posted by nbm at 12:24| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする