2015年10月29日

左か右か、それが問題だ

先日知った衝撃の事実……
カニクイアザラシは、カニを食べない。

食性は動物食で、主にナンキョクオキアミを食べるが、軟体動物、魚類なども食べる。夜間に表層に浮かぶオキアミを海水ごと口に入れ、臼歯で濾しとり歯の隙間から海水を排出して食べる。名前と異なりカニは食べない。(Wikipedia)


ギザギザの三角が互い違いに噛み合うようになっている歯が特徴的で有名なアザラシだが、その三角の歯の中にも隙間ができていて、言われてみればオキアミなどを濾し取るのに適した形状になっている。
学名「Lobodon carcinophagus」で、英名「crab-eater seal」。これをそのまま和訳したんだね、きっと。
他のアザラシに比べて口の中が赤く、ここからカニを食べていたのではと考えられたからだという話なのだが、すげぇテキトーだな。
動植物の名前なんて、そんな話は山ほどあるのだが、ここまで堂々と間違った内容の名前がついているのも珍しい。

さて、今日はもうひとつ驚愕した話がメイン。
ウォーキングをしていると、車道から独立した歩道上を左側通行している人が多いことに気づく。
気になって調べてみると、以下のように道路交通法上は「車道から独立した歩道上はどちら側を歩いてもよい」ということらしい。
小さい頃から「歩行者は右側通行」と漠然と教えられてきた私達世代では、私のように歩道上も右側通行が原則なのではないかと思い込んでいる人も多いかもしれない。
法律上、その認識が正しくないことを知って愕然とした。

第二章 歩行者の通行方法
(通行区分)
第十条  歩行者は、歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯(次項及び次条において「歩道等」という。)と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄つて通行しなければならない。ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄つて通行することができる。
2  歩行者は、歩道等と車道の区別のある道路においては、次の各号に掲げる場合を除き、歩道等を通行しなければならない。
一  車道を横断するとき。
二  道路工事等のため歩道等を通行することができないとき、その他やむを得ないとき。
3  前項の規定により歩道を通行する歩行者は、第六十三条の四第二項に規定する普通自転車通行指定部分があるときは、当該普通自転車通行指定部分をできるだけ避けて通行するように努めなければならない。

− 中略 −

(歩行者用道路等の特例)
第十三条の二  歩行者用道路又はその構造上車両等が入ることができないこととなつている道路を通行する歩行者については、第十条から前条までの規定は、適用しない。


「右側通行」と定められているのは、歩道や路側帯のない道路上でのことに限られているし、その後の十三条の二ではそれを含めて歩行者の通行ルールすべてにおいて歩道上には適用しないというような文言もある。
つまり、歩道上の歩行者の通行については、何も定められていないということだ。
ただし、自転車との兼ね合いは別問題で、自転車が歩道の通行を許される場合、歩道の中央から車道寄りの部分を徐行することとなっているため、歩行者は車道から遠い部分を通行するべきだということになる。この問題については、論点がズレてややこしくなるので一旦おいておくことにする。

さて、まずは歴史をひもといてみよう。
1900年(明治33年)に発令された「道路取締規則」では、「人間と馬車は左側通行」とされていたそうだ。
1920年(大正9年)の「道路取締令」でも「歩行者と自動車は左側を通行する」となっていた。
ところが、戦後に自動車の台数が飛躍的に増えたことで、交通事故、特に死亡事故が多発。
当時のGHQは「対面通行」が必要だと考え、アメリカと同様に自動車を右側通行にさせようとしたが、当時の日本は車の乗降や信号機などすべてが左側通行仕様になっていたために難しく、自動車は左側通行のまま歩行者の方を右側通行にして「対面通行」を実現させたという。
その後、現行の1960年(昭和35年)に発令された道路交通法では、上記のように限定的にしたために他が却って曖昧になってしまった。
「対面通行」の原則から考えると、車道から独立した歩道なら、ある程度の安全は確保されるだろうから「対面通行」は適用しなくてもよいと緩和されたのだろうか。
私達の親や教師の世代は、「歩行者は右側通行」と教育されてきて、それをそのまま私達世代にも教育していたのだろう。道路状況も、現在のように独立した歩道が整備されている所などほとんどなかったと思う。歩道がなければ、道路の右側を歩くのは法律に則っていることになる。

もともとなぜに左側通行だったのかという問題については、諸説あり。
一説によれば、武士は左側に帯刀していたため、すれ違いざまに鞘が触れ合わないように左側を歩く習慣がついていたという。人が車に乗るようになっても、その左側通行が適用されたということか。また、明治政府がイギリスを範としていたからだともいう(これは自動車に限ってのことか)。
日本では元々が車も人も左側通行だったため、それは鉄道でも例外ではなく、駅構内などは左側通行を原則に設計されていたりして左側通行が残っていることが多いらしい。確かに、駅構内では「左側通行」と表示されているのをよく目にする。

ここで、この問題の最初のテーマに戻る。
人はなぜ左側を歩きたがるのか。
人が帯刀していた時代の話が現代の習慣と結びついているとは思えない。
右利きの人が多い(およそ9割)ため、利き手を自由にしておきたいという心理が働いて、自然と左側通行をしているのかもしれない。
人間の脳の問題を考えると、空間を把握するのが右脳のため、自然と右より左を意識することが多くなるということもある。シュードネグレクトだ。(→過去記事シュードネグレクト
もうひとつ考えられるのは、鉄道の駅構内が左側通行のため、鉄道を利用する頻度の高い人は左側通行がクセになっているのではないかということ。いろいろ調べていると、鉄道網が発達している東京都内では人は歩道上を左側通行しているという意見が目立つ。単に、人が多いから目につくだけなのかどうか。

では、実際に歩行者は歩道内で左右どちら側を歩いたらよいのか。
まず、自転車が頻繁に通るような歩道では、右側・左側ではなく車道から遠い側を歩く。上記にあるように道路交通法上は、自転車が車道寄りを通行し、歩行者は歩道上に自転車通行指定区分があればその部分をできるだけ避けて通行すると定められている。特に区分のない場合は、歩行者の通行は自由であるようだが、自転車の通行を考えれば車道から遠い側を歩いた方が無難だろう。
可能ならば、歩道といっても「対面通行」を考えて、車と向かい合わせになるように通行したいが、その場合は、自転車を意識すると歩道の中央から右側を通行することになるだろう。「対面通行」と逆に左側通行をしてくる歩行者とはぶつかることになる(苦笑)
道路が交差する場所では、歩行者が右側通行しているとデメリットもある。交差する道路を左側通行してきた車両と近くて出くわしやすいのだ。
駅から続く通勤通学のメイン経路となっているような歩道では、左側を歩くとよいかもしれない。人の流れは左側通行をキープしていることが多い。ただ、自転車には注意が必要かも。
年配の方は右側通行と刷り込まれている場合もあるから、すれ違いの場合は右側に避けた方がトラブルにならないかもしれない。ただ、一般的には、人間は咄嗟に左側に避ける人の方が多いという説もある。左側にある心臓を守るためだとか。シュードネグレクトの影響かもしれない。
考え方は人それぞれだし、それをプラカードに書いてぶら下げて歩いているわけでもない。道路交通法がそう決めていると言っても、それを知らない、または知っていても実行しない人もいるのだから、法律を振りかざしてみても仕方がない。
法律やマナーが定まっていないのだから、結局は、臨機応変に対処するしかないようだ。
要は、譲り合いの気持ちがあるか否か。相手にそんな気持ちがなくても、こちらにあればトラブルは避けられるだろう。
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2015年10月23日

アニメ調査室(仮)アンケート 2015年7−9月期

またも3ヶ月が経過してしまいました。
今回も、アニメ調査室(仮)さんのアニメアンケートに参加してみたいと思います。以下は敬称略。


【2015秋調査(2015/7-9月期、終了アニメ、63+2作品) 第38回】

-評価条件-
S : とても良い
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可


01,枕男子,x
02,俺物語!!,A
03,(欠番) 削除不可,x
04,ワカコ酒,B
05,実は私は,B

06,電波教師,F
07,くつだる。,F
08,だんちがい,C
09,六花の勇者,B
10,食戟のソーマ,B

11,ミリオンドール,F
12,オーバーロード,C
13,がっこうぐらし!,S
14,トライブクルクル,x
15,ハッピージョージ,x

16,レゴニンジャゴー,x
17,アルスラーン戦記,B
18,おくさまが生徒会長!,C
19,怪獣酒場カンパーイ!,x
20,長門有希ちゃんの消失,C

21,城下町のダンデライオン,B
22,モンスター娘のいる日常,B
23,戦姫絶唱シンフォギアGX,C
24,のんのんびより りぴーと,A
25,ケイオスドラゴン赤竜戦役,C

26,監獄学園 プリズンスクール,A
27,ベイビーステップ 第2シリーズ,B
28,ふなっしーのふなふなふな日和,x
29,うーさーのその日暮らし 夢幻編,B
30,聖闘士星矢 黄金魂 soul of gold,x

31,美少女戦士セーラームーン Crystal,x
32,ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン,x
33,キュートランスフォーマー さらなる人気者への道,B
34,アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズ,x
35,アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd SEASON,C

36,Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz!,B
37,下ネタという概念が存在しない退屈な世界,A
38,GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり,B
39,(欠番) 削除不可,x
40,ミス・モノクローム The Animation2,C

41,ガッチャマンクラウズ インサイト,C
42,カードファイト!! ヴァンガードG,x
43,ヘタリア The World Twinkle,x
44,乱歩奇譚 Game of Laplace,B
45,空戦魔導士候補生の教官,D

46,洲崎西 THE ANIMATION,C
47,干物妹! うまるちゃん,B
48,ビキニ・ウォリアーズ,B
49,GON リターンズだよ!,x
50,Classroom☆Crisis,B

51,デュラララ!!×2転,B
52,純情ロマンチカ3,x
53,てーきゅう 5期,B
54,わかば*ガール,B
55,わしも wasimo,x

56,赤髪の白雪姫,B
57,青春×機関銃,C
58,境界のRINNE,B
59,それが声優!,B
60,WORKING!!!,B

61,Charlotte,B
62,GANGSTA.,B
63,血界戦線 全12話,B
64,ゆるゆり なちゅやちゅみ!+,C
65,ナノ・インベーダーズ,x

t1,(参考調査) VENUS PROJECT CLIMAX,x
t2,(参考調査) GOD EATER,D


{総評、寸評など}

見切りのF評価。
06,電波教師,F
「やりたいことしかできない(YD)病」のオタクが高校教師となって、独特のやり方で次々と生徒たちの問題を解決していく。漫画原作。
内容は悪くないのかもしれないが、雑な作画と話数を重ねても成長しない主人公妹役の棒っぷりに辟易。それでも頑張って4分の3ほど視聴したが脱落。
07,くつだる。,F
漫画原作のイマドキ妖怪図鑑。
『妖怪ウォッチ』の大成功でイケると踏んだのか。5話ほどで脱落。
でも、くつしたがだるだるになる現象だけは認める。妖怪くつだるは存在する!
11,ミリオンドール,F
アイドルおたくに焦点を当てたアイドルもの。漫画原作。
ショートアニメでも視聴を続けるのがつらい。ファンサイドという着眼点は面白いのかもしれないが、アイドルアニメ、もうおなかいっぱい……

D評価。
45,空戦魔導士候補生の教官,D
魔甲蟲という侵略者と戦う空戦魔導士を育成する学園を舞台とするファンタジーアクション。ラノベ原作。
もうこういう設定飽きた……それでも作画とか何か光るものがあればいいのだけれど、特筆すべきことは何もなし。
t2,(参考調査) GOD EATER,D
巨大な異形の怪物「荒神」相手に、その「荒神」を喰らう生体武器で戦うチームを主軸にしたアクション。ゲーム原作。
鳴り物入りの割に何度もお休み回が入って万策尽きた感が半端なかったのが残念。輪郭線を無くして陰影で表現する人物作画や音響効果などにこだわりすぎたのが完全に裏目に出た。
TV放送アニメ作品は、テンポよく毎週たたみかける展開が思ったよりも重要なことに気付かされた気がする。

C評価。
08,だんちがい,C
4女1男の兄弟の団地暮らしを描くショートアニメ。4コマ漫画原作。
ほのぼの感が悪くない。
12,オーバーロード,C
絶対的な力を持つゲーム内キャラクターのままRPGの世界に閉じ込められた主人公の奮闘を描く。ラノベ原作。
ゲームに親しんでいる人にはウケがよいのかもしれないが、そうでもない自分はあまり作品世界に没入できず。あれだけ絶対的な力があったら楽しいのかなと想像するのみ。語尾が「〜ござる」の<森の賢王>(巨大なジャンガリアンハムスター)はかわいかった。
18,おくさまが生徒会長!,C
親同士が勝手に結婚相手と決めたために同居することになった高校生の男女、生徒会長の美少女と副会長の男子とのラブコメ。漫画原作。
無垢な生徒会長(CV:竹達彩奈)にエロいことをさせたいだけの作品。
20,長門有希ちゃんの消失,C
谷川流のライトノベル『涼宮ハルヒシリーズ』の公式パロディ漫画が原作。シリーズの登場人物はそのままに、世界観を変えて普通の高校生の男女として描かれている。
原作シリーズで真のヒロインといえる長門有希をかわいく描きたかったのだと思うが、個人的には蛇足感でいっぱい。絵柄も好みでなく、普通の高校生の単なる恋愛ものになると面白みに欠ける。
23,戦姫絶唱シンフォギアGX,C
歌うことで戦う少女たちを描いた戦闘アクション。オリジナル作品の3期目。
3期も要るか? とはいえ、続編は大抵つまらなくなるものだが、段々良くなっている感じがするのは否めない。単に、急に歌う演出やガチャガチャした設定に慣れただけか。悪役・水瀬いのりの歌唱は圧巻。
25,ケイオスドラゴン赤竜戦役,C
TRPGから生まれたファンタジー。2つの大国に挟まれた小さな島国を舞台に、突如狂いだし凶暴化した竜を巡って起こる戦いを描く。
竜を使役するのに親しい者の命を対価とする設定は、切ない物語の要になると思うのだが、苦悩する主人公の心の内の描き方が平坦で感情移入できず。
35,アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd SEASON,C
『THE IDOLM@STER』と同じ世界観で描かれるソーシャルゲームが原作。346プロに所属する14人のアイドルたちの成長物語。
アイドル物は本当におなかいっぱい。加えて、成長を描こうとしたのだろうが、展開が暗く、観ていて楽しくない。
40,ミス・モノクローム The Animation2,C
声優の堀江由衣のキャラクター原案で自ら演じるキャラクターが主人公。アンドロイドがアイドルを目指す。2期目。
ショートアニメだし、2期目だし、まだその先も続くし(現在第3期放映中)、可もなく不可もなく。
41,ガッチャマンクラウズ インサイト,C
『ガッチャマン』シリーズを新たな世界観で制作した作品の2期目。新キャラを加え、新たな脅威が登場。現代の情報化社会に警鐘を鳴らす興味深いシナリオは、1期と共通。悪くはなかったが、特別良くもなかった。
46,洲崎西 THE ANIMATION,C
声優の洲崎綾と西明日香によるラジオ番組から誕生したショートアニメ。
なぜ作った?(笑)
57,青春×機関銃,C
サバイバルゲームをテーマにした漫画が原作。ホストとエロ漫画家が組むサバゲーチームに加入させられた女子高生が主人公。
どこかしら中途半端な描き方で気持よく視聴できなかった。過去の因縁話を引っ張り過ぎか。
64,ゆるゆり なちゅやちゅみ!+,C
七森中「ごらく部」女子中学生4人を中心とした百合ものラブコメ。漫画原作。特別編。
前作、前々作でキャラクターは把握しているので、肩の力を抜いて観られる。夏休みを描いているとあって、背景や設定がちょっと非日常化しているだけで、いつもの『ゆるゆり』。

B評価。
04,ワカコ酒,B
グルメ漫画が原作。OLワカコが会社帰りなどに立ち寄る店で楽しむ酒と肴を紹介。
相当イケる口で、通なセレクトをするワカコが楽しい。
05,実は私は,B
吸血鬼や宇宙人など一風変わった美少女たちと主人公との学園ラブコメ。漫画原作。
最初はとっつきにくかったが、段々とギャグ要素が増して面白くなった。絵柄が好みではないけれど、原作よりは許容できたかも。
09,六花の勇者,B
南米辺りを舞台としたファンタジー? 魔神を封じる6人の勇者が選ばれるのだが、6人のはずの勇者が7人現れて「偽物は誰だ?」ということになり……ラノベ原作。
舞台設定が珍しいファンタジーだなと思って観ていたら、ファンタジーでなく犯人探しのミステリーだったという……新しい展開で楽しんだ。
10,食戟のソーマ,B
下町の定食屋の息子・幸平創真が、名門料理学校を舞台に活躍するグルメ漫画を原作とした作品。
主人公・創真をはじめ、登場人物たちの個性的な調理方法やアイデアが楽しい。下町の定食屋の息子がそのユニークな発想で、名だたるシェフや名門の跡取りたちに引けをとらない活躍をするあたりが、下克上のようで爽快。
17,アルスラーン戦記,B
田中芳樹の大河ファンタジー小説を荒川弘が漫画化した作品が原作。途中からオリジナル展開。中世ペルシア辺りを舞台にし、若き王を主人公にした戦記。
荒川弘の絵柄はわかりやすいのだが、個人的なイメージは天野喜孝のイラストで、もっと繊細で妖艶な感じだったので、そこを脳内修正する必要があった。筋としては、正に田中芳樹作品で設定の細かさや戦いにおける戦術・戦略など世界観の隅々まで行き届いた感覚がうかがえる。アルスラーン陣営が強すぎるけど。
21,城下町のダンデライオン,B
国王が統治する日本を舞台に、それぞれ超能力を持つ王家の三男六女の兄弟姉妹が次期国王を選ぶ選挙戦を繰り広げる。4コマ漫画原作。
三女・茜を中心に描かれるわけだが、彼女の人見知りっぷりの描き方がしつこかった。全体的にはほのぼのとしていて、不快感なく観ていられた。
22,モンスター娘のいる日常,B
「他種族間交流法」で異形の他種族がホームステイにやってくるという世界観でのラブコメ。漫画原作。
蛇の下半身を持つラミアとか、ハーピーやケンタウロスとか、異形ではあるのだがみなチャーミングで、他種族間交流を司る側もモノアイとかゾンビとかでありながら魅力的。軽いタッチで楽しめた。
27,ベイビーステップ 第2シリーズ,B
几帳面で真面目な男子高校生が、テニスに出会い成長していく物語。漫画原作。2期目。
作画が雑にもかかわらず、それなりに観られるというのは筋が面白い証拠か。2期目も安定の面白さ。試合での心理戦が興味深い。
29,うーさーのその日暮らし 夢幻編,B
謎の生命体うーさーの日常を描くコメディ。ウェブコミック原作。3期目。
パロディ満載で相変わらずひどい(褒め言葉)。
33,キュートランスフォーマー さらなる人気者への道,B
かつて発売されたファミコンソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』をテーマにしたショートアニメ。2期目。
2期目を作ってよかったのか。面白いからいいけど。ほぼアドリブなので、段々と、中の人の性質がキャラクターに反映される割合が多くなったような。
36,Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz!,B
『Fate/stay night』の世界から生まれた魔法少女ものの3期目。
やはり、バトル展開よりも同級生たちとの日常の方がかわいくて楽しい。今更ながら、クロが「アーチャー」だと気づいた。
38,GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり,B
突如として東京・銀座に開いたゲートを通り異界の者達が攻撃してくる。これに応戦した自衛隊が勝利し、逆にゲートを通って異界に侵攻。異界の住人たちと自衛隊員との交流が始まる……ファンタジー小説が原作。
現実世界で安保だなんだと騒がれているときに、ある意味タイムリーな作品だった。創作の世界で、「抜かない刀」を抜いた自衛隊が大活躍。誤解を恐れずに書けば、小気味良い。
44,乱歩奇譚 Game of Laplace,B
江戸川乱歩の作品を原案として、現代に置き換えたストーリーを描くオリジナルアニメ。
映像表現として、なかなか面白い。江戸川乱歩作品は、大正から昭和にかけてのあの空気感が重要だと思っているので、チャレンジとしては認めるのだけど、物足りない感覚。
47,干物妹! うまるちゃん,B
外では容姿端麗で優秀なよくできたうまるは、家に帰るとグータラなキャラに変身。いっしょに暮らす兄に甘えっぱなしの「干物妹」になる。ギャグ漫画が原作。
序盤は、うまるの甘えっぷりがウザすぎて萎えたが、次第にさほど強調されなくなり観やすくなった。終いには、干物妹状態の2頭身キャラがかわいく思えてきたのが不思議。
48,ビキニ・ウォリアーズ,B
フィギュアを元にしたメディアミックス作品。RPG的な世界で、ビキニアーマーを着る女戦士たちのパーティを描くショートアニメ。
とにかくお色気サービスのバカバカしい展開が続く。終始ブレがない点を評価。
50,Classroom☆Crisis,B
テラフォーミングされた火星にある霧科科学技術学園が舞台。高校生ながらも、放課後は「霧科コーポレーション」の社員としてロケットを開発するチームの活躍を描く。オリジナル作品。
巨大企業と政界の癒着や、同族企業内の派閥争いなどが描かれる珍しい内容の作品。キャラデザがかんざきひろなので、そんな内容が重苦しくなく、バランスが取れたかも。
51,デュラララ!!×2転,B
池袋を舞台としたオカルト風味の群像劇。2期目。ラノベ原作。
登場人物の中で最も普通の人間に見えた主人公・帝人がダークサイドを見せ始めたことが、起承転結の「転」に当たるんだろうか。相変わらず登場人物たちが複雑な絡み合いを見せ、来年1月から放送予定の「結」でどうまとめるのか興味津々。
53,てーきゅう 5期,B
テニス部だけど全然テニスをしないハイスピード・ギャグ・ショートアニメ。漫画原作。
毎度のハイスピード。しかし、シュールなギャグは少々中だるみ気味か。
54,わかば*ガール,B
超お嬢様の主人公と世慣れしていない彼女を見守る3人の友人たちの日常を描いたショートアニメ。4コマ漫画原作。
回を重ねるごとに味が出てきて、ほのぼの楽しめた。
56,赤髪の白雪姫,B
珍しい赤い髪を持つ少女・白雪が、その髪のせいで周囲に翻弄されながらも薬剤師として成長し、危機から救ってくれた隣国の第二王子と互いを想い合う仲になっていくファンタジー。少女漫画原作。
ファンタジーベースの少女漫画原作作品としては久々のヒット。兄に抑えこまれてなかなか本領を発揮できない第二王子がもどかしいが、白雪との恋模様は微笑ましく、脇のキャラクターも魅力的。薬草をテーマにしたシナリオなども面白い。
58,境界のRINNE,B
霊が視える少女と、父親のせいで貧乏生活を強いられている、人間と死神の混血である少年の物語。高橋留美子の漫画が原作。
テンポが遅めで少々古臭い感じはするが、楽しめないこともない。
59,それが声優!,B
声優としても活動しているあさのますみ原作の漫画をアニメ化。新人声優3人がそれぞれ声優として成長していく物語。
声優の世界が具体的に表現されていて興味深い。毎回、実在する声優さんが本人役で登場したり、エンディングで名作アニメの主題歌が挿入されたり、仕掛けが面白かった。
60,WORKING!!!,B
北海道のファミレスを舞台にしたコメディ。3期目。漫画原作。
3期目とあって、前作・前々作でもどかしかった恋愛関係もまとまり、大団円といった感じ。
61,Charlotte,B
Key作品で知られる麻枝准によるオリジナル作品。思春期に超能力を発動してしまう事例が相次ぎ、彼らを守るためにある学園に集める任務を負った数名の活躍を描く。
麻枝准らしい展開で、序盤の主人公の妹が死んでしまった段階でこれからどうなるのかと思ったが、うまくまとまってはいた。欲を言えば、2クールくらいにして、もう少し各登場人物に感情移入する時間が欲しかった気がする。音楽は相変わらず素晴らしい。
62,GANGSTA.,B
4つのマフィアが共存している犯罪都市が舞台。特殊な戦闘能力を持ち聴力を失ったニックと超記憶症候群のウォリックの2人の便利屋が抗争に巻き込まれていく。漫画原作。
アニメ制作会社マングローブの破産の影響がモロに出てしまった残念な作品。終盤は作画崩壊し、内容も尻切れトンボのまま。こういった大人向けの落ち着いた雰囲気のアクションは希少なので、制作会社が変わっても、続編制作につなげていただきたい。
個人的には、自分の大好きな声の声優さん2人(諏訪部順一・津田健次郎)が主役を務めていたので、とてももったいない感が強い。
63,血界戦線 全12話,B
異界と交わる元ニューヨーク「エサレムズ・ロット」で、世界の均衡を保つ超人秘密結社「ライブラ」とその構成員となった「神々の義眼」を持つ少年の活躍を描くSFアクション。
設定が複雑で作品世界を理解するのに苦労するが、それはさておき、作画が華麗で丁寧だったし、無理はありながらもなんとか12話でまとめたのは評価できる。曲とマッチしたEDが秀逸。

A評価。
02,俺物語!!,A
巨体で超人的な身体能力を持つ純朴な男子高校生と、お菓子作りが得意で見るからに小さくて可愛らしい女子高生の不器用な恋愛物語。少女漫画原作。
内容が良かったのは原作の力が強いと思うのだが、主役の猛男を演じた江口拓也と相手役の潘めぐみのバランスがよかったと思う。少女漫画の主人公としてはあり得ないビジュアルの猛男が活き活きと動くのは楽しかった。
24,のんのんびより りぴーと,A
田舎の原風景そのままという場所で、山間の分校に通う4人の女の子たちを中心にほのぼのとした田舎暮らしの日常を描く。2期目。漫画原作。
夏場に放映されていたわけだが、実際の季節と合わせて田舎暮らしの夏が丁寧に描かれており、キャラのかわいさも相俟って本当に癒される作品。
26,監獄学園 プリズンスクール,A
元女子高に入学した5人の男子生徒が、女子風呂を覗いた罪で学園内の懲罰房に収監される。そこを管理し彼らを退学に追い込もうとする裏生徒会の女子生徒たちとの攻防を描くコメディ。
水島努監督作品とあって、描写は強烈になるだろうと予想していたけれど、しばらくお下劣な作品を作っていなかった反動なのか、ひどかった(褒め言葉)。中堅の声優さんたちの配役もハマっていて良し。特にガクト(CV:小西克幸).
37,下ネタという概念が存在しない退屈な世界,A
「公序良俗健全育成法」成立により下ネタが消えた日本で、下ネタテロ組織「SOX」が世界にエロを取り戻すべく戦う。ラノベ原作。
徹底的にアホらしく、特に卑猥な言葉をまくし立てるヒロインにはいっそ清々しささえ感じて好感が持てる。OPで各キャラの役名と共に声優の名前も出ていたが、役名よりも声優名の方が大きかった。ヒロイン役の石上静香の壊れっぷりは特筆に値する。

S評価。
13,がっこうぐらし!,S
ネタバレになってしまうが、ほのぼの日常系と見せかけて、実はゾンビものという作品。漫画原作。
内容を知ってから視聴したので、逆に知らずに観たかったと思った。2話からのいい裏切られ方を堪能できなかったのが残念。
極限状態で正気を失った者、なんとか平穏な日々を続けようとする者、自己犠牲で仲間を守ろうとする者など、パニックものに必要なキャラクターが上手に描かれている。絵柄のかわいらしさと内容とのギャップが楽しい。


はぁ〜多かった。さすがに消化するのに時間がかかりました。
継続作品を含めると週50作品以上を視聴していたことになるので。その内10作品ほどはショートアニメだったけど。
振り返ってみれば、バラエティ豊かな作品が並んでいて、バランスのとれたクールだったのかもしれません。

さて、10月からのクールですが、いまだかつてなかったくらいに期待できる作品が少ないような。
2期目の作品が多いですね。『ハイキュー!!』と『終物語』は楽しんでいますが、あとは『ノラガミ』くらいで、他の2期ものは惰性で観ている感じ。
ちゃんとファンタジーしてて意外とイケるのが『うたわれるもの』。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』も悪くないですが、容赦無い描写が多くてあれこそ深夜帯でよかったかも。
『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』は軽くて楽しめます。このクールでは希少なラブコメ。
元々科学捜査ものが好きなので、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』もなかなか楽しめます。
今のところはなんとか視聴していますが、このクールは見切りが多くなるかも。
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2015年10月12日

2015年9月26日からの地震メモ

2015年9月26日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2015年9月26日 20時22分頃 千葉県東方沖 M4.2 深さ約20km 最大震度2
2015年9月27日 12時54分頃 茨城県沖 M3.4 深さ約40km 最大震度1
2015年9月28日 9時48分頃 千葉県北西部 M3.6 深さ約80km 最大震度1
2015年9月28日 10時40分頃 茨城県南部 M3.1 深さ約50km 最大震度1
2015年9月28日 12時4分頃 千葉県東方沖 M4.1 深さ約10km 最大震度2
2015年10月1日 20時10分頃 茨城県沖 M3.8 深さ約60km 最大震度3
2015年10月2日 5時39分頃 群馬県北部 M2.2 深さ約10km 最大震度1
2015年10月5日 19時24分頃 千葉県東方沖 M3.8 深さ約10km 最大震度1
2015年10月5日 21時45分頃 茨城県沖 M3.4 深さ約20km 最大震度2
2015年10月11日 11時12分頃 茨城県南部 M3.0 深さ約60km 最大震度1
2015年10月11日 17時11分頃 父島近海 M3.9 ごく浅い 最大震度1
2015年10月12日 14時42分頃 茨城県北部 M3.4 深さ約10km 最大震度1

少し規模が大きめな状態が継続中。


この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2015年9月29日 17時46分頃 三陸沖 M5.0 深さ約10km 最大震度1
2015年10月3日 4時9分頃 鹿児島県薩摩地方 M4.1 深さ約10km 最大震度4

少し気になるのは、9月末くらいから宮城県沖を震源とする地震が目立っていること。
断続的にM4.0前後の地震が続いている地域ではありますが、頻度・規模ともに増大しているような。
特に10月6日には2時間程度の間に4回(M4.9・M4.1・M4.4・M4.0)と発生。

8日、ロシア極東サハリンの間宮海峡沿岸に数万匹ものイワシが岸に打ち上げられたそうな。
水温の急激な変化が原因と見られているという話。
posted by nbm at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月06日

彼岸の異界

ヒガンバナ.jpg

シルバーウィークにちょこっとどこかに出かけようということになり、その評判を聞きながら一度も行ったことのない「巾着田」に行ってみようということになった。
ウォーキングしていると、畑の周囲に植えられたヒガンバナが咲いているのが目について、そろそろ見頃なのだろうと踏んだわけだ。畑の周りに植えられているのは毒性があるためで、虫除けやモグラ除けの目的で植えられているという。墓地の周りに多いのも同様に、土葬だった時代に虫やネズミを防ぐために植えられたという話。秋のお彼岸の頃に咲くので「ヒガンバナ」と呼ばれるが、別名の「曼珠沙華」とは「天上に咲く赤い花」という意味で仏教由来の名だとか。どちらにしろ、どこかしら神秘的な雰囲気を纏う花である。

巾着田は、埼玉県南西部に位置する日高市にある、雑木林の中に咲くヒガンバナの群生地。その数500万本。日本各地に群生地はあれど、規模的には日本最大級。
蛇行した川が巾着のような形に曲がり、その巾着の中にヒガンバナが群生している。巾着の直径は約500メートル、面積約22ヘクタール。東京ドーム約4.7個分(笑)
かつて、川が氾濫する度に、ヒガンバナの球根が流れ広がって群生地を拡大していったと考えられている。

ヒガンバナの花の盛りは5日から1週間ほどということで、どうしても見物客が短期間に集中することになる。
駐車場も用意されているのだが、周辺の道路もめちゃくちゃ混雑することになるらしく、思案した結果、ダンナさんとスクーターで2人乗りで行くことにあいなった。下道でトコトコと。
小一時間くらいの移動だったら今まで何度も経験してきたのだが、今回は最長記録。途中、コンビニで休憩したり、やはり渋滞に巻き込まれたりして結局2時間ほどかかった。
「自然環境保全協力金」という名目で駐車料金を支払う。普通車は500円だが、バイクは100円。
ヒガンバナの見頃の2週間程度の期間は、入場料300円を支払って中に入る。入場券があれば出入りは自由。

ハグロトンボ.jpg

駐車場への道々、手前には馬やロバやヤギなどがいる牧場があり、ニンジンが売られていてエサやりができる。
小さなビオトープもあったりして、蓮池には小魚がうようよ。オイカワやウグイらしい。ハグロトンボが蝶々のようにヒラヒラと飛んでは留まり飛んでは留まりしている。草薮をよく見ると、たくさんのイナゴがいて、中には2匹仲良く重なっているものも。おじゃまさま。
薄青い翅の綺麗なシジミチョウがヒガンバナの上を飛んでいた。
外周に当たる高麗川沿いを歩いて行く。左にはヒガンバナが群生している雑木林、右は大粒な石が転がるじゃりの河原。河原の向こうの崖は土が剥き出しで、所々地層が分かれているのが判る。
お昼はとうに過ぎていたので、河原で買ってきたお弁当を食べることに。みんな川に向かって石切りに挑戦中。この辺りは浅いので、小さなお子さんもちゃぷちゃぷ遊んでいる。この日は夏のように暑い日だったので、水遊びしている子供をたくさん見かけた。深いところでは、大きな岩の上から川へ飛び込んでいる少年もいた。
義母の実家が同じ高麗川沿いにあったので、うちのダンナさんも小さい頃に祖父を訪ねると、夏場は高麗川で遊んでいたらしい。
ヒガンバナ以外にも季節に寄っていろんな花が咲くようなのだが、キャンプ場にもなっていて、特に夏場は子どもたちの格好の遊び場になるのだろう。ちなみに、ヒガンバナやコスモスの開花期間中はキャンプはできないとのこと。


さて、本筋のヒガンバナサイドに戻ると、雑木林の中にどこまでも続く赤いヒガンバナの世界。
人が多過ぎるので「綺麗な景色だなぁ」と余裕ぶっこいていられるのだが、もしもこの景色の中で一人取り残されたら、絶対あちらの世界に迷い込んだと思うこと請け合い。どこまでも続くヒガンバナは、異世界感が半端ない。
ただただ稀有な景色を写真に収めようと熱心に撮影する人たちも多く、和装でコスプレしている人や、ゴシックロリータの人たち、かわいがっているドールといっしょになど、ヒガンバナをバックに撮影をという方たちも見かけた。この景色はそうそうないからね。お気持ちわかります。
たまに白いヒガンバナが混ざって咲いているところがあったり、電車でJR高麗川駅から歩いてくると最初に渡るであろうあいあい橋から見下ろす一面赤いヒガンバナとか、意外といろんな見方ができて楽しめた。
あいあい橋は、全長91.2メートルの日本最大級の木造トラス橋で、なかなか面白い景観。

白ヒガンバナ.jpg

あいあい橋.jpg

中央の広場では、出店が並んでいたり、ステージで催しがあったり。ステージでは、韓国の踊りや、猿回しを演っていた。
出店は、地元の名物が並ぶ。私達はお弁当を食べたばかりだったので、サイボクハムのフランクフルトだけいただいた。これだけ出店があったら、食べるものには困らないだろうけど、どこもすごい行列だったから、いちいち並ぶ根性が要る。我々はそういう根性がないので、お弁当を持ってきてよかった。
笑ったのは、高麗神社の「神社エール」(笑)

ちなみに、この後、ついでに「高麗神社」にも寄ってみた。
来年2016年で高麗郡建郡1300年とのことで、日高市ではそれにまつわる催しが企画されている。
現在の日高市と飯能市の辺りがかつての大元の「高麗郡」。716年、それまでに高句麗から来ていた高麗人(こまびと)たちを律令制のもとに武蔵国の中の一処に集めてできたのが「高麗郡」。このとき、関東一円から高麗人が移住してきたという。
そのとき高麗人のリーダーだった高麗王若王(こまのこきしじゃっこう)を祀ったのが高麗神社。
「チャンスン」と呼ばれるトーテムポールのような魔除けの門が面白い。左には「天下大将軍」と書かれた柱に男性らしき頭、右には「地下女将軍」と書かれた柱に女性らしき頭。これは比較的新しいもののようだけれど。
一般的な神社とはどこか趣が違う。
奥には、「高麗家住宅」がある。建築様式は17世紀のもので、慶長年間建てられたという茅葺きの入母屋造り、国指定重要文化財。とはいえ、現在建っているのは、修理を経て復元されたものらしい。代々、高麗神社を宮司として守ってきた高麗家の方たちが暮らしてきた家。
普段は内部は見られないが、事前に神社に連絡しておけば見せてもらえるようだ。入り口の頭上にある御札が観たこともないもので興味深い。

古い家といえば、巾着田に話を戻すと、巾着田の県道15号線を挟んで向かい側に古民家がある。巾着田側からは県道の下をくぐる川沿いの遊歩道が通っている。ただし、階段あり。
こちらは江戸末期から明治にかけて建てられたという「旧新井家住宅」。国登録有形文化財。
古民家はいろいろと観てきたけれども、こちらのお宅はとても豪奢で大きく立派。ふすまに金箔が貼られていたりして。
高麗川からは高台になっていて立派な石垣があり、水害のことも考えた作りだし、眺めも良い。
昔からこの辺りが豊かな土地であったことを伺わせるお屋敷。

これまたちなみに、巾着田から南東に2kmほど行けば宮沢湖がある。
この周辺にムーミンのテーマパークが作られる予定になっている。2017年内にはできるとか。

近年、ちょこちょこ近場に出かけるようになって思うのだが、埼玉県は観光するところがないと嘆かれるのだけれど、意外と面白い場所があることに気付かされる。
自分自身も埼玉なんて観るところないやと思っていたのに、いざ探してみると、観てみたい場所が次から次へと出てくる。予想外にオリジナリティを持つ名所・旧跡を発見するのだ。
ひとつひとつは確かに地味なのだけれど、決して何もないわけではない。アピールや整備が足りないだけなんじゃ?
でも、いいや。あんまり全国とか世界各国とかから来られてもね。
ひっそり県民が地元で楽しむくらいがいいのかもしれない。
posted by nbm at 16:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする