2008年04月07日

プレ・スコアリングとか

週に20本ほどのアニメを観るようになって、3クール目に突入しようとしております。

この3月までのクールでも、なんだかんだ楽しんでしまいました。まだ観終わってないものもあるけど。ダンナさんのお気に入りは、「true tears」「みなみけ」「CLANNAD」あたりでしょうか。どうやら、案外学園もので恋愛ものに弱いようです。私は「俗・絶望先生」「シゴフミ」「PERSONA trinity soul」」あたりがよかったでしょうか。二人ともお気に入りだったのが、「バンブーブレイド」「ARIA The ORIGINATION」「破天荒遊戯」「狼と香辛料」あたり。
「バンブーブレイド」は、高校の剣道部を舞台にしたコミックを映画化したものですが、笑いあり、感動ありで非常に良く出来ていた作品でした。主人公たまちゃんの成長には、涙してしまいましたよ。ゴールデンでもイケるんじゃないかと思うような正統派の作品です。終わり方が、続編を思わせるようなつくりだったのですが、どうでしょう?原作とは絵のタッチが随分と違うので、原作を読みたくなりました。
「ARIA The ORIGINATION」は、テラフォーミングした火星のネオ・ヴェネチアが舞台。ゴンドラを操るウンディーネさんたちの日常をゆったり描いた作品。片手袋で<シングル>と呼ばれる漕ぎ手の主人公たちが、手袋なしの<プリマ>を目指しながら、日々を送るわけですが、殺伐とした話が一切出てこない癒しの作品。シリーズを重ねて、飽きたという声も聞かれていたようですが、私は最後まで楽しみました。意外と含蓄のあるセリフが多く、感動的な展開もあって何度か涙しました。個人的には、なぜかアテナさんに一番感情移入してしまい、その後輩であるアリスちゃんの成長がうれしくて、両手袋の<ペア>からいきなり<プリマ>になったときには、涙してしまいました。一方では、守り猫のアリア社長のかぶりものコスプレにもヤラれたりして、楽しい作品でした。
「破天荒遊戯」は、初回はどうなることかと思いましたが、2回目からは持ち直し、意外と刺さった作品でした。主人公のラゼルちゃんのちょっぴりゴズロリ調の衣装が毎回ものすごくかわいくて楽しみでした。内容的には、かわいいラゼルちゃんと2人の男たちが旅するロードムービーで、行く先々でいろんなことに巻き込まれて戦うハメになるのですが、黄門様の印籠のように毎回ラゼルちゃんが吐く毒が、強烈なアンチテーゼを含んでいた作品で、観た目と内容のギャップが面白くて、もう少し長く観たかったような気がします。
「狼と香辛料」は、本来は経済のお話。らしい。原作を読んでいないので、いまひとつ本来の雰囲気がわかりませんが。行商人ロレンスと、本当は狼の神であるホロとが行商をしながら旅するお話。やはり1クールでは短すぎたのか、世界観を描ききれないうちに終わってしまったような。ホロのおいらん言葉がクセになりました。

さて、またまた新しい番組が始まっているわけですが…。
まだ、観ていないものがほとんどなのですけれども、「紅」を観て感じたことがありました。なんだかわからんけど、みんな演技がめちゃくちゃうまい。主人公の少女・紫を演じている悠木碧という声優さんはまだキャリアが浅い方らしいし、私が一番セリフの言い回しが上手だなと思った声優さん(闇絵役・木村はるか)も、レギュラーとしてはこれが初めての作品かというような感じ。なのに、どうしてこんなに活き活きとして聴こえるのかと思ったら、この作品はプレスコという手法を採用していることを知って納得。アニメといえばアフレコで声を画にあててると思いがちですが、プレスコはアフレコの逆で、あらかじめ録音された声に画をあててるわけです。アメリカではポピュラーな手法らしい。松尾衛という監督さんは、このプレスコという手法がお好きなようで、「RED GARDEN」もそうだったのですね。この作品は全部は観られなかったのですが、思い返してみれば道理でと思いました。死んでいるはずの少女たちがわけもわからないままに化け物と戦わされることになるんですけど、最初に戦いの場に放り込まれた少女たちのパニックぶりなんか壮絶でしたからねぇ。調べてみると、あの「AKIRA」もプレスコだっていうじゃないですか。先に声の演技ありきなので、画をあわせるのは非常に大変な作業で、アメリカなんかと違って絵柄が複雑な日本のアニメではあまり採用されない方式のようですが。声優さんの演技に迫力が出るのは、よくわかります。

ところで、TBSで日曜の深夜に放送されていた「世界遺産」が、昨日から夕方の時間帯に変わりました。どうやら子供に魅せたい番組としての視聴者の要望から、放送時間を早めたらしいのですが、子供には子供でも楽しめるNHKの「探検ロマン世界遺産」でも観せておけばいいものを。TBSの「世界遺産」は、余計なキャラクターが出てきたりせず、美しい映像と落ち着いたナレーションだけでソリッドに観せてくれるのが魅力だったのに…。ムリに子供に観せんでもええて。大人が休日の夜をゆっくり楽しめる番組のままにしといてくれ。それでも子供に観せたかったら、録画するなりDVD買うなりするという手もあるだろうに。その時間まで寝かせないとか(笑)
ま、愚痴はここまでにして、と。
観てみたんですけど、放映時間が早くなった「THE 世界遺産」。やっぱりね。映像の作りが軽い。それと、ナレーションがよくない。市村正親さんだったのですが、滑舌がよくないし、軽すぎる。誤解のないように言っておきますが、市村正親さんは、好きな俳優さんですし、舞台ではその力を最大限に発揮なさる方でしょう。でも、ナレーションにはちょっと向かないかな。別の番組ならまた印象が違ったかもしれません。わざと、その軽さを狙っての起用・演出だったのかもしれませんが。やはり、「世界遺産」は、重厚で綺麗な映像に淡々としたナレーションというのが刷り込まれているので、違和感が…。2代目の寺尾聰さんのナレーションが一番好きでした。意外とよかったのはオダギリ・ジョーさんだったのですが、残念なことに期間が短かったですね。
おそらく、今回の改変、以前の番組のファンからは大ブーイングでしょう。

深夜番組で成功したからと、ゴールデンに進出させるというパターンがありますよね。その最たるものが「人志松本のすべらない話」なんですけど、深夜だからこそできる話というのもあるわけで、ゴールデンにいっちゃったら制約ができて面白くなくなっちゃうのに。それに、深夜帯だからこその受け手の感覚ってのがあるんです。つまらないことでもなんか笑っちゃうみたいな。そういう空気を大事にしてもらいたいなぁ。
放送時間帯ってのは、けっこう重要なんですよね。

どうでもいいけど、「滑舌」って言葉、辞書にも載ってなければ、漢字変換もできないんだね。びっくりしたわ。

posted by nbm at 12:04| Comment(3) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
世界遺産を紹介する番組があるのですね、きっと楽しいことでしょう。
nbmさんは何箇所お訪ねになりました?
国内ならわが故郷の「石見銀山」を推奨します、多くの鉱山が開発に破壊を伴っているのに反するように、ここだけは開発と自然保護を同時に行った、世界でも稀な例です。
海外ならマチュピチュの空中都市です、高山病にかからぬよう、足腰を鍛えて行って下さい、人生観が変わること請け合い。
寺尾總は、わたしも知っています、映画「雨上がる」で名演でした。
Posted by 草人 at 2008年04月07日 13:58
毎度、前半のお話はまったく、、、すみません。
ナレーションのことですが、おっしゃるとおり人には向き不向きがあるものですね。
NHK「漢詩紀行」の中村吉衛門が、渋くていい味を出していました。最近は早起きできなくて見ていませんけど。
印象に残っているのは「プロジェクトX」の 田口トモロヲさんでしょうか、独特の語尾でしたね。
Posted by 葛の葉 at 2008年04月07日 23:17
草人 様

マチュピチュ…機会があれば行ってみたいものですね。
インカやマヤの文明はとっても魅力的です。
残念ながら海外旅行の経験は1回だけ。
ですが、エジプトに行ったので、世界遺産をひとつずつ数えたら
なんと4箇所ありました。
カイロのピラミッド群、カルナック神殿を中心とするテーベ、
世界遺産の創設のきっかけとなったアブシンベル神殿、
それにカイロ市街。きれいなモスクにも行きました。
日本では、修学旅行で訪れた社寺や歴史的建造物がほとんどです。
京都では、清水寺・平等院や二条城。
オプションで行った比叡山延暦寺も京都の遺産に含まれるようです。
奈良の東大寺や日光東照宮。あとは広島の原爆ドーム。
ということで、おおまかに京都・奈良・日光・広島の4箇所だけですね。

日本の場合、社寺ばかりなのでさほど興味がないのですが、
自然遺産は行ってみたいですね。知床・屋久島・白神山地。
石見銀山にも興味があります。
両親が佐渡金山近くの出身ですからね。ライバル意識でしょうか(笑)
佐渡は石見に比べれば歴史が浅く、まだ世界遺産には入れず審議中とのこと。
まぁ、世界遺産ってほどのところじゃないような…。


葛の葉 様

いいんですよ。前半の話に反応できる人は、なかなかいないと思います(笑)
人の声がすごく気になるタチでして。
どうしてもナレーションって、こだわってしまうんです。
中村吉右衛門さんですか。なかなか声がよさそうですね。
漢詩というのがまたいいじゃないですか。
いまや”トモロヲ節”とでもいうものが確立されているようで
NHKでは御本人ではない”トモロヲ節”をよく耳にしますね。
声質で特をしている方も多いです。
俳優の遠藤憲一さんとか、南海キャンディーズの山ちゃんとか。
もともと声優さんやナレーターでない人でも
声に恵まれると、こういったお仕事が増えますね。


Posted by nbm at 2008年04月08日 10:02
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