2010年11月20日

Be good to your parents

尾谷高校(おやこうこう)に通う主人公たち。
魚屋のせがれの朝食が”かに+パン”、ホントの”かにぱん”から始まった、アニメ『それでも町は廻っている』7番地(第7話)。
パンって言えばさ、この前MXテレビの『5時に夢中!』で、岩井志麻子先生が韓国語講座をやってたんだけど、この日はナンパの仕方について。「パン屋でお茶しませんか?」って誘うと、「あんた、いつの時代の人?」みたいな反応をされるらしい。韓国では、もともとカフェはパン屋さんに併設されていたということで、”パン屋でお茶”は古い言い方なんだそうだ。へぇ。

さて、話を『それ町』に戻して、と。
この作品では、主人公宅で飼われている犬、と言っても見た目は完全なタヌキのジョセフィーヌのつぶやきがアイキャッチで紹介される。この回のジョセフィーヌのつぶやきは
「炭酸シュワシュワ、ニサンタカンソ、ポコ」
二酸化炭素(ニサンカタンソ)を言い間違えるのに、”ニタンカサンソ”はポピュラーだと思うのだけれども、”ニサンタカンソ”は斬新だ。
”2×サンタ簡素”ってことか?
すげぇみすぼらしいサンタ姿のおっさんが2人、とぼとぼと、木枯らしの吹き抜ける人気の無い深夜の商店街を歩いていく後姿が目に浮かぶね。

そんなのを観てたら、立っていたダンナさんがシュッと右腕に力を入れて体の前に曲げて見せる。
「”ARM JOE”みたいなもんだろ」
あぁ、ARM JOEね。と、思ってたら、同じポーズのままもう1弾キタ。
「バトル・クリーク・ブロー!」
なんだっけ、それ?すぐさま画像検索すると…ほんとだ。『バトル・クリーク・ブロー』だ。ジャッキー・チェンがそういうポーズしてたわ。ダンナさんのボケが高度すぎてついていけない…。
先日、『SMAP×SMAP』の番組内で、ジャッキー・チェンに関するカルト・クイズみたいな企画をやってた。そのとき、『バトル・クリーク・ブロー』は出てこなかったと思うけど、ジャッキーの数々の作品が出てきて、クイズも映画の場面から「この後どうなったでしょうか?」的な問題だったので、大体答えられるものだった。ジャッキーの作品は、どれも何度も観てるからな。最近のはあんまり観てないけど。
何せ、うちには、ジャッキーのソノシート(『ヤング・マスター』だっけか)があるもんね(笑)我々世代は、大抵ジャッキーのファンだと思うが。ブルース・リーも好きだけどさ。

話が飛びますね(苦笑)
「ARM JOE」って何?ですわよね。
「ARM JOE」は、泉昌之のマンガ『かっこいいスキヤキ』の中の1作品。
少年は、「ARM JOE」のことを考えるとドキドキする。舞台は、奴隷制の残るアメリカ。生まれつき腕っ節が強くて、皆から”ARM JOE”と呼ばれた黒人の少年が、『ルーツ』さながら、虐げられつつも様々な試練を乗り越えていく壮大な物語。
そんな物語を夢想したのは、本嫌いのその少年に、家庭教師が1冊の本「ARM JOE」を薦めたからだった。少年は、家庭教師にその本を買っておいてくれるように頼んでいたのだ。
そして、タイトルだけ聞いてワクワクしながらその本を読むのを楽しみにしていたある日、家庭教師から手渡された本は、『ああ無情』…。
家庭教師は。福島県出身だった…。語尾が上がってたんだね。

泉昌之が大好きだった私は、当時の作品をほとんど揃えていまだに持ってる。
他に、同様な系統で思い出されるのは、”鬼on酢ライス”だな。ドンブリの中、酢めしの上に、食べられるのを観念して身体を硬直させた小さな鬼が寝ている画は秀逸だった。
この記事を書くために読み直そうと思って、納戸の奥にしまいこんであったのを久しぶりに引っ張り出してきた。

なつかしいな、『かっこいいスキヤキ』。
目次の前に登場する例のトレンチコートの男が、見開きで盛大に「ガチョーン!」とやっているところから始まるのだった…
谷啓さん、合掌…。
そして、名作『夜行』に続く。
他にも、怪獣ヂャギョビュヌスと戦う『スーパーウルトラジャイアントキングG(グレート)』などもあり。これ思い出そうとすると、いつも順番がわからない。
好んで読んでいたのは大学生の時。時代を感じさせるなぁ。80年代に、70年代を懐かしんで描かれたような作品が多い。

他に、くだらなさではピカイチの田中圭一の『ドクター秩父山』もあったので、引っ張り出してきた。これ、大好き(笑)
たまにはくだらないものも必要さ。あれ?いつもくだらないか(苦笑)
posted by nbm at 14:39| Comment(4) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
泉昌之ファンだったとはっ(爆)!
何となく共通無意識みたいなそれこれは、この辺だったのか!

『ズミラマ』での鬼 on 酢ライス。あれはもう感動でした!“カリカリに揚げてあるので角もパンツも…”とか!
そんなことを考えるひと(原作の久住氏)がこの世に居ること自体がもう!
で、共感者(笑)!アナタのことですよ(爆)!

で…田中圭一『ドクター秩父山』が(爆)!
このひとについては『コミック劇画村塾』時代から好きでした。
当時は下ネタを自ら牽制してましたが(作品内で“おいおい、下ネタはいかんぞ?”とか)、その後は下ネタ大王と化するのはご存知の通り。
特に近年の…手塚絵柄でのそれは…(苦笑)。

この辺りがnbmさんに無意識に共感できる接点だったんだと納得しました。
Posted by 中林20系 at 2010年11月20日 22:35
中林20系 様

> 泉昌之ファンだったとはっ(爆)!

中林さんも同士でしたか(笑)
私は『ガロ』も読んでないし、さほどコアなファンでもありませんが
80年代のものはたぶん全て手元に揃ってます。
まぁ、もうかれこれ20年以上も前の話になりますけどねぇ(苦笑)
なんで、何度の奥にしまいこんでいて、ずっと読んでませんでした。
しかし、手放すと読みたいときに簡単に手に入らないような気がして
手放すわけにもいかず、みたいな。
今はamazonなんかでちゃちゃっと入手できると思うんですけども。

当時は近所に貸し本屋ってのがありまして。
今じゃTUTAYAでマンガが借りられますけど、当時は珍しくて。
文芸書ももちろんありましたけど、私はマンガばっかり借りてました。
その中で一番ハマったのが、泉昌之。
その後は吉田戦車でしょうか。

田中圭一は『秩父山』くらいしか知りませんが
その後手塚作品をネタにしてるみたいですね。
あの絵柄で下ネタかよっ!(笑)

たしかに、泉昌之の作品に反応してくれる人は多くはありませんね。
名前さえ知らない人が多いかも。
たぶん久住昌之さんの物事へのこだわり方に共感できるからおもしろく感じるのだと思います。

趣味が合う合わないという話をするときによく映画というものがひきあいにだされますが
マンガの方がもっとわかりやすいというかしぼられるというか
そんな気がしますね。

最近『バクマン。』を観てて
原作担当と作画担当に分かれている2人組のマンガ家って少ないけど
いることはいるんだよなと思って。
でも、『バクマン。』も『DEATH NOTE』も
2人で描いてるけどたまたま組んだって感じで
泉昌之とか藤子富二雄ほど結びつきが強くなさそうだし。
あとはPEACH-PITとか、ちょっと人数が多いけどCLAMPとか
複数で成功するのはなかなか難しいものなのかなと思いますね。
Posted by nbm at 2010年11月21日 13:51
長文で失礼します。

わたしは主に『週刊漫画アクション』と単行本での読者でした。だからまあ、原稿料の出ない『ガロ』からでは無いゆえにコアではないのかも?
でもあの…そうそう!とかの感覚は、単なる“あるある”根多ではない、もっと人間の根源的なものを感じました。

豪快さん(爆)も、主役な作品よりは『ズミラマ』に登場した時の方が好きでしたね。缶ピースとか、カキ氷とか。
“ドーン!”とかの擬音と共に登場だし。

泉昌之を藤子不二夫に準えるとはっ!確かにこのコンビは唯一無二ですよね!
小池一夫と池上遼一なんてコンビもありながら、池上氏は他の原作者との作品も面白いし…。

※小池・池上と云えば、古くは『I・餓男』(アイウエオボーイ)とか『傷負い人』とか、復讐モノは名コンビ本領発揮でしたが

で、一方で久住氏原作に谷口ジロー氏の絵によるハードボイルド昼飯ロマン(笑)『孤独のグルメ』も素晴らしいな、と。
谷口氏と云えば原作は関川夏央氏がベストパートナー(特に『事件屋稼業』シリーズ。特に『新・事件屋稼業』シリーズ)ですが、これはもう!ミスマッチに思える組み合わせが素敵な化学反応を起こしてしまった…ってところでしょうか?


数年前、仕事で一緒した20代の若者が、昼休みに『かっこいいスキヤキ』文庫本Ver.を読んでたんです!

「お前…何読んでんだよ!」
「あ、コレって中林さんの世代の…ですよね?いや、面白いんですよ、コレ」

泉作品の“根源的なるもの”は、すでに世代を超越してました!
Posted by 中林20系 at 2010年11月22日 21:57
中林20系 様

納戸から全部引っ張り出すと邪魔なんで、数冊抜き出してきたんですが
『孤独のグルメ』も出してきました。
これは初版本なんですが、今は新装版が出てるんですね。
amazon見てたら初版の帯つきだと定価の倍額以上にプレミアついてる!
私のはBOOK OFFの半額の値札が付いてますが(爆)
これ売ったら出費額の5倍になるのか…?
なんか数年前にどういうわけか人気が再燃したような記憶があるんですけど。
ただ、自分としては「夜行」が衝撃的でしたから
『孤独のグルメ』はさほど愛着がありません。
内容をまったく忘れてて(笑)
初めて読むみたいな感覚で楽しんでます。

あと、『ジジメタル・ジャケット』が
ギターを始めた今読むとやけにおもしろく感じられます。
レスポールとストラトを合わせた”Wボデー・ギター”とか(爆)

泉晴紀作品も持ってないことないんですが
やっぱり私は久住昌之が好きなんですよね。
『夢蔵』とかもありますし。これも引っ張り出しておけばよかったな。
他に手元にはないけど図書館で借りた
久住さんのお父さんの変テコ発明について書かれた
『工夫癖』も面白かったです。
その昔、『タモリ倶楽部』の中でやっていた「東京トワイライトゾーン」も好きでした。
ま、あれはトマソンというかVOWというか、でしたけどね。

今日の夕方、『よりぬき銀さん』を観てて
『銀魂』はもしかして泉昌之作品の流れを汲んでいるんじゃないかなんて
ダンナさんと話してたんです。
空知英秋って、泉昌之のこと絶対好きだと思う。

たしかWikipediaに書いてありましたけど
「擬人化したウルトラマンの日常を描く手法は自分たちが始めた」から
後にそのアイデアを使った人が何の断りもないのは解せぬって言ってるらしいですね(笑)
最近テレビで流れている、ガメラがすねるCMを観ても
泉昌之は、そういうことの先駆者だったかもしれないと思ったりして。

『かっこいいスキヤキ』は、文庫版が出てるんですね。
あれは名作ですから、そうやって読み継がれていくのはいいことですね。
Posted by nbm at 2010年11月23日 01:04
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