2010年12月07日

勝手に声優アワード2010

本物の声優アワードは毎年3月に発表されるわけですが、今年のアニメはもう把握できてますし、一足先に勝手に<nbm版声優アワード2010>を贈ってしまいましょう。
今年も1クールに30作品前後、1年で少なくとも100タイトルは観ていることになると思いますが、今クールはまだ放送中なので、アニメ作品そのものに対する評価は後日<nbm Awards 2010アニメ編>として発表したいと思います。
当然のことながら、個人的な好みが大きく影響しますし、腐女子系やキッズ向け作品などちょっと苦手なジャンルもありますので、そのあたりはご了承ください。
あくまでも”勝手に”ってことで。
第1回(2006年)から昨年の第4回まで受賞されている方は除いて選びました。代表作として挙げている作品の中には、キッズ向けとか自分が鑑賞していない作品もほんの少し含まれています。敬称略。
では、まいります。

<新人男優賞>
浅沼晋太郎 『四畳半神話大系』(私)
       『生徒会役員共』(津田タカトシ)
ローテンションで絶妙なツッコミ役。この路線に浅沼さんの冷めた声はピッタリでした。
「声優デビュー5年以内」という新人に該当する男性声優さんで、目だった活躍をする人が他に見当たらず、1人しか選べませんでした。
強いて次点を挙げれば、『れでぃ×ばと!』(日野秋晴)の興津和幸
男性声優さんって、なかなか新人さんが育ちにくいかも…。

<新人女優賞>
早見沙織 『そらのおとしものf』(イカロス)
       『セキレイ〜Pure Engagement〜』(結 / 結女)他
金元寿子 『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』(カナタ / 空深彼方)』
       『侵略!イカ娘』(イカ娘)

早見沙織は、昨年からある種の社会現象を引き起こしている恋愛シミュレーションゲーム『ラブプラス』でもヒロインの一人で、2009年・2010年と劇場版も作られた『東のエデン』でも主役。声がいいし、歌が超上手いので、これからも重宝されるでしょう。
他は激戦。その中から、来年以降への期待感を込めて、金元寿子を選出。役名付きの出演作はまだまだ少ないがならも、声の質はピカイチなので、これから伸びること間違いなし。なにせ『ソラノヲト』のカナタにはヤラレたし。今はイカちゃんが大ブーム。
惜しくも落選したひとりが、日笠陽子。『けいおん!!』はいわずもがなだし、『 いちばんうしろの大魔王』『世紀末オカルト学院』『生徒会役員共』も悪くなかったけど、今ひとつインパクトにかけたかな。来年以降に期待!
もうひとり迷ったのが、『けいおん!!』のあずにゃんこと竹達彩奈。『kiss×sis』でもがんばってたし、最終クールに『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』と『えむえむっ!』という2作品で主演しているのだけれども、人気先行で技術がともなっていない印象が否めず。

<助演男優賞>
中村悠一 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(高坂京介)
       『おおきく振りかぶって 〜夏の大会編〜』(阿部隆也)
       『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』(鏑木アキラ)他
櫻井孝宏  『裏切りは僕の名前を知っている』(ルカ=クロスゼリア)
       『黒執事II』(クロード・フォースタス)
       『おとめ妖怪 ざくろ』(総角景)
       『それでも町は廻っている』(磯端ウキ)他

中村悠一は、『侵略!イカ娘』『荒川アンダー ザ ブリッジ』『FAIRY TAIL』などでも起用されていて、とにかく名前を見ることが多かった。声を使い分けるタイプではないものの、なぜか役によって違って聴こえる不思議なタイプ。
櫻井孝宏は、腐女子系作品のイケメンから、ヘタレ、しまいにはメイド服姿の婆さんまで演じるという幅の広さに感服。
他に、日野聡も目立っていたような気もするんだけど、日野ちゃまは最近落ち着いた声路線でちょっと一本調子なので残念ながら落選。
もうひとり候補に挙がっていたのが、最近富にエキセントリックな役や人でないもの系に重宝されている岡本信彦だったのだけれども、昨年新人男優賞を受賞しているので敢えてはずした。

<助演女優賞>
花澤香菜 『Angel Beats!』(天使 / 立華かなで)
       『海月姫』(倉下月海)
       『デュラララ!!』(園原杏里)
       『おとめ妖怪 ざくろ』(薄蛍)
       『セキレイ〜Pure Engagement〜』(草野)他
高垣彩陽 『伝説の勇者の伝説』(フェリス・エリス)
       『そらのおとしものf』(五月田根美香子)
       『みつどもえ』(丸井みつば)他

花澤香菜の場合は、どの作品の名前を挙げたらいいか迷うくらいの出演数。声に恵まれながら、演技も上手いし、使われない方がおかしいけど、尋常じゃない使われ方。『文学少女』『いばらの王-King of Thorn-』と劇場版2作品に主演していることから、主演女優賞でもよかったかな。『変ゼミ』はちょっとショッキングだったけど(笑)
高垣彩陽は、声優ユニットであるスフィアの一員。ソロでも歌っていて、音大仕込みの歌には定評がある。スフィア4人のうち2人はすでに新人賞を受賞済み。新人賞でもよかったかもしれないが、主役よりも脇役を多彩に演じている印象。
伊藤かな恵も頑張ってたけど昨年新人賞を受賞してるし除外。小見川千明も地味に活躍してたんだけど、もう一声って感じ。

<主演男優賞>
保志総一朗『戦国BASARA弐』(真田幸村)
       『そらのおとしものf』(桜井智樹)
       『裏切りは僕の名前を知っている』(祗王夕月)

なんと言っても、『そらのおとしもの』の智樹のはじけ方が凄まじく、また、発声前に独特のブレス音が入る「っ親方様〜!」を連発するアホな幸村にも笑わされてしまい、かと思えば、『裏僕』ではけなげではかない夕月ちゃんをしっとりと演じるという風で。インパクトとしてはこの人の勝ち。
もう一人、特に『バカとテストと召還獣』のハイテンションさが良かった下野紘が候補だったのだけれども、惜しくも落選。

<主演女優賞>
悠木碧   『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』(ノエル)
       『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』(ミナ・ツェペッシュ)
       『それでも町は廻っている』(辰野俊子)  
       『夢色パティシエール』(天野いちご)他
2008年の『紅』(九鳳院紫)のときにその演技力にびっくりし、それからずっと注目していた人。『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』(御子神リコ)みたいなロリキャラをやりつつも、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』では声のトーンを押さえたキャラ。こういったキャラは、実は実力のある声優さんでないと活きないというのを思い知らされた。かと思えば、『それでも町は廻っている』ではフツーの女子高生。同じ年に2作品で吸血鬼の女王を演じ、また、キッズ向けの『夢色パティシエール』でも主役。弱冠18歳にして、ベテランの風格。

<歌唱賞>
黒崎真音  『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』
       『とある魔術の禁書目録II』

彗星のごとく現れた新人さん。1クール分で毎回違うエンディング12曲を歌った。その後、早速『とある魔術の禁書目録II』のエンディングに起用される。パンチがあるけど、嫌味がない。今や激戦のアニメ界だけれども、これからがんばって欲しい。

<特別賞>
立木文彦

この人のナレーションを聴かない日はないんじゃないかというくらいナレーションをされてた。
アニメを中心に声優さんを見ている自分にとっては、「アニメ声優さんがナレーションもしている」という風に受け取ってしまいがちだが、いろんなお仕事をされているわけで。
他にも、中井和哉大塚芳忠もよく聴くような。好きな声が耳につくだけかしらん。
また、おっさん世代の声優さんがやけに元気だった印象が。アニメ作品内ではじけているおっさん声優多し。その代表としての意味もあります。

<nbm賞>
津田健次郎

もともと俳優としても活躍されている方なのだが、『バカとテストと召喚獣』のナレーション/先生役で耳に引っかかり、『薄桜鬼』(風間千景)ではすっかりメロメロになってしまった。
というわけで、個人的な賞の中でも個人的過ぎる賞をさしあげます(笑)

ということで、本物の声優アワードとどのくらい重なるものが出るかわかりませんが、これは予想でなくあくまでも”勝手な”選出なので、あんまり無いと思います(苦笑)
posted by nbm at 12:24| Comment(6) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
nbmさんには是非とも『REDLINE』を見てもらいたい!
新人女優賞の蒼井優も含まれるハズ!
いや、マジで上手いんですよ。
Posted by 巨匠 at 2010年12月07日 18:44
巨匠 様

『REDLINE』は、映像としては綺麗だけどなぁ。
まずキ○タク主演ってとこで、萎えます…。

この作品の蒼井優は色っぺーと評判みたいですね。
私は『鉄コン筋クリート』しか観てないですけど
彼女は声優さんとして十分やっていけると思います。

ただね、基本的に客寄せで俳優・女優を声優に起用するという考え方が好きじゃないんです。
『REDLINE』の場合は、観せたい層を考えると
そうならざるを得ないのは理解してます。
これを逆に一般的には誰も知らない声優さんのみの配役でやったら
興行成績は見込めませんからね。
蒼井優みたいに、みんな上手ければいいんだけど。

当然のことながら、俳優・女優は体や表情を使って演技する人たちで
声優をやるとどうしても棒読みになりがち。
声優さんはやはり声のスペシャリストなので
声だけで演じ分けるし、使う音の成分の幅が全然違うんですよ。
あとね、基本的に声の良さが違うんです。
もちろん、声優さんでもそうでもない人もいれば
俳優・女優さんでもそういう人はいますけどね。とても少ない。

ちょっと前、『ガフールの伝説』に声を当てた市原隼人が
顔の表情や体を使わないで演技することの難しさを痛感し
「声優さんを尊敬しました」と当たり前のようなことを言ってましたが
私は素直な発言をした彼にとても好感が持てました。

蒼井優は、声優デビューから5年以内で新人賞の対象ではありますが
劇場版たった1作品では新人賞はあげられませんよ!
Posted by nbm at 2010年12月08日 09:49
私も声優至上主義ですし、客寄せの俳優起用は嫌いですが、作品に合ってる人なら俳優でも芸人でも問題なしと思ってます。

『トイ・ストーリー』『シュレック』『怪盗グルーの月泥棒』『コララインとボタンの魔女』は、配役が上手く、見てて違和感を感じませんでした。
特に『シュレック』『怪盗グルーの月泥棒』の2作品は、主役が関西弁を喋ってるのですが、嫌悪感は感じず、逆に関西弁で正解だったなとも思った。

結局のところ、起用する側、演出する側の問題だと思います。
使う側が上手く使えば、俳優でも違和感なく見れる。
使う側が作品に愛情を持たず、適当に作ると『ファイナル・デッドコースター』のようなクソ吹き替えが生まれてくるんじゃないかなと。

最近のジブリの俳優起用作品は嫌いですが、20世紀の頃の宮崎作品は、どれも俳優を上手く起用して成功してたと思います。
トトロのお父さんとか、ラピュタのドーラとかは、声優さんじゃ出せない声ですし、あの声あってのトトロであり、ラピュタである、と。

『REDLINE』は、キムタク声優起用プラスアメコミ調の絵柄が災いして萌えアニメファンから総スカン喰らいましたが、ここ最近のアニメの中ではグンを抜いた熱い馬鹿アニメです。
ここまで自由に作られたアニメを見たのは久々でしたし、80年代には当たり前にあった手書き作品を久々に見れたのも嬉しかった。

主要キャラは俳優ですが、ワキはほとんどがベテラン声優です。
特に、青野武と郷里大輔のお二人の上手さにはシビレました。

キムタクも決して悪くありません。
上手く起用し、JPという主人公キャラを活かしてます。

ただ、浅野忠信だけは…いえ、なんでもありません。(笑)

長々と書きましたが、『REDLINE』は、すべてのアニメ好きに見てもらいたいアニメですので、興味が出ましたら、是非〜





Posted by 巨匠 at 2010年12月10日 21:48
巨匠 様

あぁ、私はいつの間にか、偏った作品の観方をしてるんだなぁ(苦笑)
巨匠さんが挙げられたアニメ作品は何ひとつ観てません。
いわゆる3Dアニメというものは、ほとんど観てないですねぇ。
『シュレック』は、昨夜テレビ放映されてましたね。観てないけど…。
浜ちゃんはとっても上手にやっていると思います。
ただ、一人でも棒読みの人がいると、それだけでがっかりしちゃうんですよねぇ。
その声が気になって、作品の内容に集中できなくなってしまうんです。
私はアニオタというよりも声オタなので
声に重点を置いてアニメ作品を観ているみたいです。
『ファイナル・デッドコースター』ひどかったんですか。
海外ドラマの『スーパー・ナチュラル』はひどかったなぁ。
『トトロ』のお父さんは…まぁ、あれはあれでアリですかね。でも特殊な例だと思います。
ジブリ作品も俳優・女優さんの起用でがっかりすることが多いです。
私も俳優・女優さんがすべてがダメと言ってるわけじゃありませんが
成功することの方が稀に思います。
先日、NHKで声優志望の中学生を起用してアニメを作った企画がありました。
音響監督さんの腕がすごかったですよ。指示が上手。
感情的にならず、悪いところ・直してほしいところを的確に伝えるので
みんなみるみる上達していくんです。その場で表現が劇的に変わる。
それらしい声を出すための、いろんなテクニックがあるんですね。
確かに演出サイドの腕もあるんだなと実感しましたよ。

『REDLINE』は、難しいものを作ったなという印象です。
内容も画もメインの声優も、萌え系が好きなアニオタからすると食指が動かないでしょうし
かといって、普段アニメを観ない層も取り込みにくそう。
結果、観る人が少ない。みたいな。
もう聴くことのできない郷里大輔さんが出演されてますし
郷里さんや青野武さんややチョーさんの声を聴きたくて観るというアニメ・ファンはいるかも。
キャスティングは石井さんのカラーが強すぎる気がしますね。
浅野さんは完全に石井さん枠ですよねぇ。

アニメといえば萌え系が全盛なこの時代に
こういうアニメ作品を作るなんて、チャレンジャーだなぁ、と。
作品の出来と興行成績は比例しない場合も多いですが。
実は、正直『REDLINE』は存在を忘れてました。
プロモーションを見かけた憶えもありませんし。
宣伝にかけるお金が残ってなかったのかなぁ。
キムタクは評判を聞く限りそんなに悪くないみたいですね。
向学のために観ないといけないかな。
いつものごとくDVD化されてからね!

熱いコメントをありがとうございました!
Posted by nbm at 2010年12月11日 10:08
大好きな櫻井孝宏さんに助演男優賞をいただきましてありがとうございます♪

主演男優賞の保志総一朗さんも素敵ですよね。
最近は「メンタリストの捜査ファイル」のパトリック・ジェーン役サイモン・ベイカーの吹き替えの郷田ほづみ氏の声に癒されてます。
Posted by ミユウ at 2010年12月12日 19:10
ミユウ 様

櫻井孝宏さん、お好きなんですね。
今年は本当に櫻井さんの演技の幅広さを痛感した年でした。

保志総一朗さんの独特の発声は、好き嫌いが分かれるかと思いますが
そんなことどうでもよく思えるような活躍でした。

郷田ほづみさんは、音響監督もよくなさってますね。
近年は『ドルアーガの塔』のメルト役が印象的です。
あとは『花咲ける青少年』のハリー・バーンズワースですね。
『装甲騎兵ボトムズ』で主役を務めるシリーズも続いてますね。
Posted by nbm at 2010年12月13日 09:28
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