2012年05月25日

ロシアケーキは美味い

今月初め頃のこと。
スーパーで買ったFパンの食パンに異物が混入していた。
大きさは数ミリ程度、うす緑色をした硬いプラスチックの破片のようなもので、たまたまパンの表面にあったので気づいたけど、内側にあったら気づかなかったかも。
パンは6枚切りで、最初に気づいたので、他を食べるときに気をつけていたのだけれど、どうやら異物はひとつのみだった様子。いや、気づかずに食べちゃったのかもしれないけど(笑)
そうして、異物が入っていたパンも、その部分だけ取って食べてしまったし、他も食べてしまいました。

面倒なことになったと思いつつ、どうしようか迷いながら日にちが経ってしまったけれど、一応言っとくかと、パッケージにあるフリーダイヤルに電話してみた。
電話がつながったのは、とある工場の品質管理部門だったようだけれど、このパンは購入したスーパーがFパンに作らせているものらしく、その工場の製品ではないという。
「直接作っている工場からお詫びに伺いますので、その際に製品とパッケージを回収させていただきます」と言われてのだけど、来られるのを待ってるのも面倒なので、こちらから送る方法を選択させてもらった。まず、お詫びの品とともに返信用封筒をお送りするので、それで問題の異物とパッケージを送ってくださいと言われた。
そして、翌日に宅配便でそれが届く。

返信用封筒とともに送られてきたお詫びの品が、ロシアケーキだった。
いろんな考え方があるんだろうけど、今回のこのロシアケーキは、Fパンの製品ではない。
過去に何度か異物混入を経験したけれど、自社製品の詰め合わせを送ってきたところもあれば、図書カードをくれたところもある。
「異物を混入させたような会社のものなぞ気色悪くて食えるか!」ということなら、自社製品をもらっても……となるだろうし、お詫びの品に自社製品を使わない会社はそういったことを考えているのだろうと思う。

ロシアケーキ。
正月に実家に帰ると、長兄のところが実家におみやげとして必ず持ってくるので、正月によくロシアケーキを食べていた。年に1度しか食べないもの。今時珍しいが、どこで買ってくるんだろう?
そう、自分でもよくわからないが、ロシアケーキというお菓子は、どこか古めかしいというか、現代のお菓子ではないような雰囲気をまとっているように思う。
今回いただいたロシアケーキは、正月にお目にかかるものとは違うと思う。お菓子屋さんによって、様々なものが作られているのだろうけど、なんだか異様に美味しく感じた。
ロシアケーキとはなんぞ?という方もいらっしゃることと思う。あまりメジャーなお菓子ではないし、好みも分かれるかも。
ロシアケーキは、クッキーの上に別の生地やマカロンなどを乗せてもう一度焼き、クリームやジャムなどが乗せてある二層構造で二度焼きしている焼き菓子である。
ロシアのお菓子をもとに、新宿中村屋の菓子職人が作ったものが発祥だということなのだけれど、中村屋ではすでに製造をしていないらしい。これを真似たロシアケーキが、いろんなお菓子屋さんで作られているようなのだが、実際はあまり見かけない。
よそいきの見た目と素朴な味わいのギャップがおもしろいお菓子だ。見た目から高級感を期待して食べると、がっかりする人もいるかもしれない。

いただいたロシアケーキは、栄光堂製菓というところのものだった。調べてみると、意外なことがわかる。
ここのお菓子、全国のいろんな菓子店にOEM供給されているらしいのだ。菓子店に製造卸をしている会社らしい。この会社の社名は知らずとも、別の菓子店の名前がついたものを食べていることがあるかもしれない。
それから、見た目からすると、お値段がお安い。お詫びの品としては、上手なチョイスだと思う。お使い物には最適ね。
この栄光堂製菓は、東村山市にあるのだが、こわれ菓子を激安で販売しているということで、地元民は行列しているらしい。ただでさえ安いのに、B級品とはいえ工場直売で激安とくれば無理はない。

世の中には、美味しいけど自分で買って食べることはないという種類のものがあるが、ロシアケーキはまさにそういった類のもの。
しかも、いまやその辺で簡単に手に入るものではないので、なんとなし希少価値があってかすかなプレミア感さえある。
正直、もっと美味しい焼き菓子なんて五万とあるのだけど、なんともいえない魅力がロシアケーキにはあるのだ。
この記事を読んで、ロシアケーキに出会い、買ってみようと思ったとしても、あまり期待しないで食べてね(笑)
posted by nbm at 11:12| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>「異物を混入させたような会社のものなぞ気色悪くて食えるか!」ということなら、自社製品をもらっても……となるだろうし、お詫びの品に自社製品を使わない会社はそういったことを考えているのだろうと思う。


なるほど!ひざポンです。
そんな理由なんですね。勉強になりました。

ロシアケーキって何だかかわいいし美味しいし、お使い物には最適なんでしょうね。
あんまり関係ないけど先日、通りがかったどこかのベーカリーのウィンドウに『シベリア』(カステラ+羊羹)を見ました。
単なるロシアつながりですが、あれは主に関東のモノですよね。
Posted by 中林20系 at 2012年05月25日 17:39
職場の御裾分けで
このケーキを初めて意識して食べたことがあります
一応、甘い・・・
でぇ、後日に知ったのですが
このケーキはすべからず、カロリーも高いことが判明しました
生地がしっかりと詰まっているからね〜
Posted by プリュム at 2012年05月25日 23:15
中林20系 様

いや、他社製品をお詫びの品に使う理由については勝手な憶測なんですけども
そんな感じじゃないかなと思って。

ロシアケーキって、独特の趣がありますよね。
単なるクッキーじゃないし、パイ系ともマドレーヌ系とも違うし。
どこかしらノスタルジックさを持ち合わせているし。
かといって、高級感があるわけでもなし(苦笑)
そう、「かわいい」んですよね。

シベリア!(爆)
カステラに羊羹って組み合わせが
きっと文明開化の時代のものなのだろうなと想像させますけど
関東以外ではあまりないものなんですね。
あぁ、あります、あります。町のベーカリーに売ってますよね。
スーパーでもパック詰めされたものが並んでたりするけど。
こういうお菓子の全国分布って、面白いなぁ。

カステラに餡の組み合わせで思い出したんですけど
おみやげで「とら巻」というのをいただいたことがあります。
それは三重県尾鷲市のものだったのですが
調べてみると、どうやらやはり長崎が発祥のようです。
「かす巻」、つまりカステラ巻きということらしいです。
江戸時代からあるらしいこういったものを
明治から大正にかけて、スタイリッシュにアレンジしたのが
”シベリア”なのかもしれませんね。
餡と洋風生地の組み合わせという点では
どら焼きや今川焼きもそうだけど、なんか原点が違う気がしますよね。
しかし、ネーミングがいいよなぁ、シベリア。


プリュム 様

ケーキという名が付いている割には、基本、クッキーなわけですが
カロリーからすると、ケーキと変わらないくらいかもしれませんね。
大きなクッキーが2枚重なってて
その上にクリームやらジャムやらが乗っているわけですからね。
クッキーといえばクッキーなんだけど
独特の食感があるんですよね。
Posted by nbm at 2012年05月26日 00:54
お〜懐かしい名前ですね、ロシアケーキ。
ここン十年、口にしていません。どんな食感だったかはっきり覚えていませんが、きれいに箱詰めされていたのは記憶にあります。たぶんいただきものだったのでしょうね。
そうそう、赤やオレンジ色のジャムが乗っていましたっけ。

子供のことですから、食べながらぽろぽろこぼして7、
母が「困ったお菓子だね」とぼやいていた様な気がします。
Posted by 葛の葉 at 2012年05月28日 22:03
葛の葉 様

ですよね。ロシアケーキって、なかなか普段口にしないものです。
自分では買わないし、誰もくれなかったら食べませんよね(笑)
今、食べてみると、きっと新鮮な感覚だと思いますよ。

たしかに、ボロボロこぼしそうです。
ケーキという名の割には硬い生地ですからね。
そんなこんなで不人気なのかも(苦笑)
Posted by nbm at 2012年05月28日 23:42
ロシアン・ティ−ケ−キと言う名で、昔々あるキリスト教会の奥様に作り方を教えてもらったことがあります。そう、ころころとかわいく焼くのですが、最後にパウダ−シュガ−をまぶして白くする、雪の感じでしょうか。これはなかなかおいしかったですよ。

皆様の所大変ご無沙汰していましたので「草人」さんの情報が全く分かりません。nbm さんのブログをここまで読み進んで、草人さんの所でお会いしていた懐かしいお名前のかたが相変わらずコメントしておられるようです。
差し支えなければ草人さんがどうしておいでなのかお教えくださいませんか?
Posted by 花てぼ at 2012年06月08日 21:42
花てぼ 様

ご無沙汰しております。

ロシアン・ティーケーキ。美味しそうですね。
ロシアでお茶のお供に食べるお菓子ということでしょうか。

いつだったでしょう、草人さんのブログは気付いたら閉鎖されていました。
なので、私もわからないのですよ。
でもね、草人さんには以前にも数回こんなことがありまして。
困ったことに、突然、何の前触れもなくブログを閉鎖するんです。
ですが、しばらくすると、しらっと復活なさるので
その度に「閉鎖するなら事前に教えてください」とお願いするのですが
あの通り風来坊な方ですからね(笑)
きっと、おとなしく静養なさっているのだと思いますよ。
戻ってくることを信じて、待っていましょう。
お仕事が一段落したら、hanaさんがきっと近況を教えてくださるでしょうし。
もしかしたら、別名になって戻ってくるかもしれません。
花てぼさんのブログに怪しい書き込みがあったら、草人さんかも。

拙ブログは、当分閉鎖の予定はありませんし
私も花てぼさんのブログにまた遊びに行かせていただきます。
心配せず、ご一緒に気長に草人さんの復活を待とうじゃありませんか。
Posted by nbm at 2012年06月08日 22:39
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