2014年01月29日

輝け!nbm Awards 2013<アニメ編>

早くも1月が終わろうとしておりますが、nbm Awards 2013<アニメ編>をお送りしようと思います。
昨年もおそらく150タイトルくらいは観ていたと思います。ふぅ。多いな。
その中から、特に印象に残ったものを挙げておきましょう。2012年末から2013年初めにかけて放映されていたものや、今も放映中の作品も含みます。
映像などがリンク切れの場合があると思いますが、ご了承ください。以下、敬称略。


<OP・ED賞>
『ジョジョの奇妙な冒険』
言わずと知れた有名タイトルは、OP・EDともに出色の出来。
OP「ジョジョ 〜その血の運命〜」富永TOMMY弘明YouTube
音楽の良さもさることながら、原作漫画の雰囲気やストーリーをわかりやすく凝縮したOP。色使いも強烈で、印象的。
ちなみに、第2期『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』が春から放送予定。
ED「ROUNDABOUT」YESYouTube
YESの曲をその回ごとにところどころ切り出して使うという変則的な使い方。こんなことができるのは、プログレならではだな、と。しかし、渋い選曲。映像とも不思議にマッチ。
『キューティクル探偵因幡』
ED「プリマ・ステラ」首領・ヴァレンティーノ(大川透)YouTube
狼男で元警察犬の探偵・因幡洋と、イタリアンマフィアであるヴァレンティーノファミリーとの対決。といっても、グダグダのコメディという内容。
EDを歌う、マフィアの首領であるドン・ヴァレンティーノ(CV:大川透)はヤギ。ヤギの動きと「読まずに食べた」のくだりがナイス。動きに関しては、さすがの水島努監督。背中を支点にクルクル回る所が好き。大川透もはっちゃけてて、よいキャラだった。
『まおゆう魔王勇者』
OP「向かい風」YOHKOYouTube
本編は今ひとつだったけれど、第9話のいわゆる「人間宣言」と呼ばれる部分は、声優・戸松遥の演技に涙した。とある作戦で魔王に成り代わった元農奴の娘が、異端審問で農奴の人権を主張するという場面。この部分はキャストもそのままに後に朗読劇化されている。
農業や経済活動などから始まり、世界の仕組みを変えようとする壮大な話が、OPに凝縮されている。
『PSYCHO-PASS サイコパス』
第1クールOP「abnormalize」凛として時雨YouTube
人間が犯罪係数で管理される近未来を舞台にしたSF警察アクション。本来は時期的には第1クールが2012年だったわけですが、前年度で触れなかったので今年度に。
シラットの動きなども取り入れつつ、全体的にほぼモノクロでカメラワークというかアングル・構図が凝っている。音楽との親和性も良し。
『機巧少女は傷つかない』
ED「回レ!雪月花」歌組雪月花[夜々(原田ひとみ)、いろり(茅野愛衣)、小紫(小倉唯)]YouTube
魔術で操る人形同士で闘う物語。
和風テイストの曲と映像とが綺麗にマッチ。機巧少女(マシンドール)たちが、高速で歌い、歌詞が映像に組み込まれている。
いわゆるニコニコ動画で発生し完成されたボーカロイド曲の動画は、曲を作る人と曲の世界をイラストで表現する絵師さんと呼ばれる人たちの共同作業によるものだけれど、そういった系統を踏襲しているような作り。
『ガリレイドンナ』
OP「シンクロマニカ」ねごとYouTube(左右反転)
梅津泰臣の原案・監督によるオリジナル作品。ガリレオ・ガリレイの末裔である3姉妹が、エネルギー資源をめぐる世界的な陰謀に巻き込まれて冒険する破目になるという話。
梅津泰臣の手がけるOP・EDが好きなのだけれど、これもそのひとつ。非常に凝った構図を使いつつ、登場人物のイメージを的確に表現している。
『物語シリーズセカンドシーズン』
恋物語OP「木枯らしセンティメント」戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)、貝木泥舟(三木眞一郎)YouTube
現代の怪異を描く、西尾維新のラノベを原作とする作品の2期目。
猫物語(白)OP「Chocolate insomnia」(→YouTube)もすごくかわいかったのだけれど、それがすっとぶ強烈な作りで……なにこの「ハー○カクテル」。遊び心と言ってよいのだよね?
『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』
OP「S・M・L☆」アフィリア・サーガYouTube
頭の中に選択肢が浮かび、どんなに理不尽でもどちらかを選ばねばならない”絶対選択肢”に行動を支配される男子高校生が主人公。ラノベ原作。
出オチですが、最初と最後の逆立ちシーンだけですごいインパクト。
『ダイヤのA』
OP「Go EXCEED!!」Tom-H@ck featuring 大石昌良YouTube
甲子園を目指す強豪校の高校球児たちの成長を描いた作品。
高校球児が躍動する一挙手一投足が感動的ですらある。作品も内容的にメチャメチャ面白く、登場人物ひとりひとりに感情移入してしまうので、OPを観ているだけでみんな応援したくなる。


<音楽賞>
『ラブライブ!』公式サイト
スクールアイドルグループ「μ's」の成長を描く作品。
美少女総合エンタテインメントマガジン「電撃G's magazine」、音楽会社ランティス、アニメーション制作会社サンライズの三者による合同プロジェクトということで、メディアミックスで展開。アニメ化に至るまで、雑誌での情報公開、CD発売やキャストによるライブなど地道な努力がなされ、それがアニメ化で花開いた。
主題歌・挿入歌ともに名曲揃いだし、声優さんたちの声のバランスも良い。PVのようにμ'sが衣装を着て踊るのを観るのも楽しい。
春からは第2期が放送予定。
『リトルバスターズ!』『リトルバスターズ! 〜Refrain〜』公式サイト
泣きのストーリーと音楽に定評のあるゲームブランドKey作品が原作。
今作も麻枝准ら音楽を作る側のセンスが感じられる名曲の数々。OP「Little Busters!」(→YouTube)、ED「Alicemagic」(→YouTube)など、心に沁みる曲が多い。


<キャラクター賞>
『しろくまカフェ』公式サイト
しろくまが営むカフェに集う常連客のパンダくんやペンギンさんらの日常。
リアルに描かれているのにミョーにかわいらしいキャラクターたち。お気に入りは、コーヒー豆焙煎職人のキノボリカンガルーさん。
『よんでますよ、アザゼルさん。Z』公式サイト
変人48面相(CV:三木眞一郎)という下半身を露出させた変態趣味の怪盗が強烈。いい意味でひどかった。この2期は、主役であるはずのアザゼルさんよりも目立っていた。


<ミニアニメ賞>
『ヤマノススメ』公式サイト
登山する女子高生のお話。埼玉県飯能市を中心とした背景が使われている。
背景が美しく、キャラクターもかわいい。インドア派だった主人公が、高校で再会した山好きの幼馴染に連れられて登山に行く度にその魅力に気づいていくストーリーも良し。女の子らしく、見た目も気にしつつ装備を揃えたり、女の子同士が登山を通して友達になっていく流れとか、観ていて微笑ましいものがある。
ミニアニメではもったいなくて30分ものでやってほしかった作品なのだが、この夏に放送予定の第2期は15分×2クールになるらしいので期待。
『あいまいみー』公式サイト
シュール過ぎる4コマ漫画をアニメ化。愛ちゃん・麻衣ちゃん・ミイちゃんの女子高生3人の日常。(って、あんまり日常的じゃないけど)
あまりに超感覚で、ついていける人は少数だと思われる。時代がこの作品に追いつくのはいつの日か……
『てーきゅう』公式サイト
テニス部を舞台にしながらもテニスなんかしやしない超高速ギャグミニアニメ。
声優さんたちの力量を感じる超高速展開のギャグ。ついていくのが精一杯。この短さが潔い。


<コメディ賞>
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』公式サイト
友人のいないひねくれた男子高校生が、「奉仕部」に強制入部させられることから始まるコメディ。
主人公・比企谷八幡(CV:江口拓也)のひねくれ方がいい。原作ラノベがよいのだと思うが。コメディのようでいて、けっこう真理を付いていて感心してしまう。
『はたらく魔王さま!』公式サイト
フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー。
異世界の魔王さまが、マグロナルド幡ヶ谷駅前店で働きながら、笹塚のアパートで暮らしているという設定。馬鹿げた設定ながら、異世界であるエンテイスラの言語は架空言語としてきちんと体系化されており、幡ヶ谷とか笹塚とか現実的な地名が出てくる辺りなども、地に足が着いている感じ。原作がしっかりしているのだろうと思う。配役もハマっていたし、クセのあるキャラクターデザインだったけど、全てにおいてバランスがとれた良作だった。2期制作を期待する。
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』公式サイト
喪女の女子高生が、他人とコミュニケーションをとろうと奮闘する姿を描く漫画が原作。
主人公役・橘田いずみのハマリ具合が半端ない。暴走する妄想と、現実とのギャップが悲しくも可笑しい。


<SF・ファンタジー賞>
『進撃の巨人』公式サイト
人類の前に突如現れた巨人。巨人の侵入を防ぐべく高い壁で囲われた世界で、圧倒的な巨人の力に抗おうとする人類を描いたファンタジーバトル漫画が原作。
多くの人間が容赦なく潰され食われていく中で、立体機動装置を使って巨人を駆逐しようとする兵士たち。やがて、巨人化できる人間が存在することが判明していく。
設定のオリジナリティと不条理さは群を抜いている。何もできない無力感と絶望の中で足掻く人類の姿は教訓めいてさえいる。あのクオリティで最後までよく描ききったと思う。
『宇宙戦艦ヤマト2199』公式サイト
『宇宙戦艦ヤマト』をリメイク。
期待しないで観たせいか、良さが際立った。1話1話の筋書きがしっかりしていて、しかもそれらが最終的につながってくるプロットは見事だったし、旧作の森雪が何人もの女性キャラに分割され、それぞれが活きていたり。
リメイクものを評価できることは極端に少ないので、本当によくできていると思う。古臭く感じる所もなく、踏襲する部分は踏襲してうまく昇華させている。
『夜桜四重奏 ハナノウタ』公式サイト
ヤスダスズヒトの漫画が原作で、テレビアニメとしては2期目。人間と妖怪が共存する桜新町で、女子高生ながら町長を務める主人公以下、比泉生活相談事務所の面々をめぐる物語。
大好きなシリーズなので甘めの評価かも。なんでもない町の暮らしの日常と、町を脅かす勢力との闘いとがバランスよく描かれている。キャラもかわいいし、アクションシーンもなかなか良し。


<ドラマ賞>
『ちはやふる』公式サイト
競技かるたをテーマにした大人気漫画原作のアニメ化2期目。
安心の『ちはやふる』。本当によくできている。笑わせられて、泣かされる。ついつい一人一人に感情移入してしまい、心がゆさぶられる。原作の力は大きいと思うけれど、先が楽しみな作品なので、このまま第3期以降を作ってもらいたい。
『銀の匙 Silver Spoon』公式サイト
2012年漫画大賞受賞作をアニメ化。北海道の農業高校が舞台。偏差値至上主義から逃げるように全寮制の農業高校に入学してきた主人公と、将来酪農・農業を継ぐ立場にある同級生たちとの対比を描く。荒川弘作品でありマンガ大賞受賞作品ということで、内容的にはお墨付きで安心して観られた。特に経済動物との関わり方や酪農農家の現実みたいな部分は非常に興味深い。将来が決まっておらず、そこにコンプレックスを持つ主人公だが、酪農・農業にどっぷり浸かってきた同級生たちを逆に刺激する部分もあり、お互いの相乗効果が面白い。
現在、第2期放送中。


<nbm大賞>
『のんのんびより』公式サイト
田舎の分校を中心に少女たちののんびりした暮らしを描いた作品。漫画原作。
観ているうちにじわじわと魅力が増してきた。心が洗われるようだ。おかげで聖地にも行った。聖地といっても、ほんの一部が背景のモデルになっている所だけど。
特に、幼い頃のれんげと駄菓子屋の話は良かった。
様々なジャンルのアニメ作品がある中、それらを単純に比較すること自体がばかげていると思うが、そうなるとやはり個人的な好みの問題とも言えるわけで。そんな中、ほのぼのとしたこの作品は、観ていて気持ち良いものだった。2013年の自分は、この作品に心をほぐされた。
観る人を選ばないバランスよくまとまった良作。これは是非2期以降を作っていただきたい。


多少やっつけでやりましたが、ご勘弁ください。
ほんとにもういい加減に制作されるアニメの数を減らしていただきたい(苦笑)
作られるとついつい見ちゃうじゃないか。

最後に、外国の方が作ったというAMV (Anime Music Video)をご紹介。→YouTube
2013年に放映された日本のアニメ作品を超絶編集してあります。
導入部分でモノクロの『鉄腕アトム』が流れますが、30秒ほどで最新のアニメの映像になります。
子供向け作品から深夜アニメ、劇場版に至るまで206タイトルが網羅されてます(たぶん)。その多くの作品を神業的な編集でつなぎ、異なる作品の登場人物同士に会話させたり、似たシチュエーションの画をつなぎあわせたりしてます。センスと技術が素晴らしい。
こんなに多くのバリエーションに富んだアニメ作品があることをあらためて認識させてくれる動画です。しかも、これを外国の方が作っているという不思議。
たった1年の間にこれだけの作品が作られてます。多くの方は、何が何やらという感じでしょうが、何もわからなくても観ていて楽しい動画です。

今クールは、週に50タイトルほど観ています。なんという数……
ラベル:nbm Awards
posted by nbm at 11:00| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
草人様とブロ友だった者です。

以前の名前は使う気がしなくて、変えました。(また変えるかもしれません)

お元気なようで何よりです。

私は激動の年末年始を乗り切り、どっと疲れが出て来ています。

今日パソコンを代えたばかりで、テストがてらにお邪魔しました。

初めてのノートパソコン、そしてwin8.1なので慣れるのに時間がかかります。

またお寄りします。
Posted by 遊人 at 2014年01月31日 16:07
遊人 様

お訪ねいただきありがとうございます。
激動の年末年始をお過ごしだったとのことですが
ご自愛くださいますように。

こちらはそろそろ他ブログへの移行準備に入らねばなりません。
数ヶ月のうちには引越しです。
その前にご訪問いただいてよかったです。
よろしかったら、引越し後もおつきあいください。
またのお越しをお待ちしております。
Posted by nbm at 2014年02月01日 01:25
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