2014年04月14日

アニメ調査室(仮)アンケート 2014年1−3月期

今回も、アニメ調査室(仮)さんのアニメアンケートに参加してみたいと思います。以下は敬称略。

-評価条件-
S : とても良い
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可

【2014春調査(2014/1-3月期、終了アニメ、68+4作品)】

01,pupa,E
02,トリコ,x
03,桜Trick,F
04,ノラガミ,A
05,のうりん,B

06,ハマトラ,C
07,魔法戦争,D
08,宇宙兄弟,B
09,プピポー!,B
10,ノブナガン,D

11,キルラキル,F
12,マギ 第2期,B
13,鬼灯の冷徹,A
14,キングダム2,C
15,ディーふらぐ,A

16,凪のあすから,B
17,聖闘士星矢Ω,x
18,Z/X IGNITION,D
19,サラとダックン,x
20,となりの関くん,B

21,ロボカーポリー,x
22,マケン姫っ! 通,C
23,東京レイヴンズ,B
24,咲 Saki 全国編,C
25,遊戯王ZEXAL II,x

26,未確認で進行形,A
27,Wake Up, Girls!,D
28,ログ・ホライズン,C
29,ゴールデンタイム,D
30,かよえ! チュー学,x

31,お姉ちゃんが来た,C
32,スペース ダンディ,A
33,ストレンジ・プラス,C
34,サムライフラメンコ,E
35,黒魔女さんが通る!!,C

36,黒子のバスケ 第2期,B
37,生徒会役員共* (2期),B
38,はじめの一歩 Rising,x
39,ドキドキ! プリキュア,C
40,めいたんていラスカル,C

41,とある飛空士への恋歌,D
42,バディ・コンプレックス,D
43,ストライク・ザ・ブラッド,C
44,ウィッチクラフトワークス,S
45,LINE TOWN (ラインタウン),x

46,銀の匙Silver Spoon 第2期,B
47,ジュエルペット ハッピネス,A
48,おにくだいすき! ゼウシくん,x
49,ガンダムビルドファイターズ,x
50,超ゼンマイロボ パトラッシュ,C

51,探検ドリランド 1000年の真宝,x
52,世界征服 謀略のズヴィズダー,C
53,いなり、こんこん、恋いろは。,A
54,たまごっち! みらくるフレンズ,x
55,みんな集まれ! ファルコム学園,x

56,地下すぎアイドルあかえちゃん,x
57,てさぐれ! 部活もの あんこーる,B
58,うーさーのその日暮らし 覚醒編,C
59,イナズマイレブンGO ギャラクシー,x
60,マイリトルポニー トモダチは魔法,x

61,デュエル・マスターズ ビクトリーV3,x
62,プリティーリズム・レインボーライブ,x
63,ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル,C
64,ファイ・ブレイン 神のパズル 第3シリーズ,x
65,最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。,E

66,カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編,x
67,そにアニ SUPER SONICO THE ANIMATION,A
68,中二病でも恋がしたい! 戀 (TV放送分),B
69,中二病でも恋がしたい! 戀 Lite,B
70,47都道府犬R (犬猫アワー),C

71,にゃ〜めん (犬猫アワー),F
72,秘密結社 鷹の爪 NEO/MAX,x




{総評、寸評など}

見切りのF評価。
03,桜Trick,F
女子高生同士がとにかくキスをするだけのアニメ。4コマ漫画が原作。
むず痒くて耐えられん。
11,キルラキル,F
昭和テイスト満載の学園抗争もの。「天元突破グレンラガン」を作ったスタッフによるオリジナル作品。
前半を観たらそれでお腹いっぱいになってしまった。そのうち最後まで観ようと思う。
このクールの作品数の多さにより、観きれないしわ寄せがここに行ってしまう。
71,にゃ〜めん (犬猫アワー),F
ラーメンと猫を掛けあわせたキャラがしゃべるだけの作品。
同時に放送していた「47都道府犬R」は面白かったのだけど、「にゃ〜めん」は数回で見切り。
OP・EDの画と中身のキャラがかけ離れていて意味不明。どうせなら萌えキャラのOP・EDキャラで貫けばよかったのに。

とりあえずは観たけど、ひどかったE評価。
01,pupa,E
ヒトを食べる怪物と化した妹が、いくら食べても再生する兄を生き餌として食べまくるというお話。
漫画原作なのだけれど、内容的にアニメ化すること自体に無理があったのでは……
34,サムライフラメンコ,E
正義のヒーローに憧れるモデルが、さほど正義感のない警察官と共に正義のヒーロー化していく話。オリジナル作品。
長々と2クール作品にする必要があったのか疑問。惰性しか感じなかった。何が描きたかったのかさっぱり。
65,最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。,E
兄を慕っていた女の子の幽霊が妹に乗り移り、成仏のためと言って兄に迫るよう仕向けるという筋。漫画原作。
あまりの性的描写のひどさに、ある放送局ではBPOからの要請で放送時間が深夜帯に変更されたという作品。エロ描写もひどかったが、ひねくれているくせにはっきりものが言えない妹の性格にイライラして、見ているのが苦痛だった。

ちょっといただけないD評価。
07,魔法戦争,D
突如として魔法を授けられた男子高校生が、この世界をも巻き込む異世界の魔法戦争に駆り出されていく。ラノベ原作。
もしかしたら、活字で読めば面白い作品なのかも。原作の良さを表現できていないのではと想像。常々、現実世界を絡めるファンタジーは地続き感が大事だと思っているのだが、たぶんそれが無いのが評価できないところ。
10,ノブナガン,D
偉人の魂を武器化して宇宙からの侵略者と戦うSFバトルアクション。漫画原作。
これもたぶん原作は面白いのだと思う。画が個性的でちょっと期待したのだが、主人公がひどい棒(棒読み)。物語に入っていけなかった。
18,Z/X IGNITION,D
カードゲームをアニメ化。デバイスを使ってキャプチャすると、ゼクスという精霊を使役できるというシステム。
アニメは神戸が舞台なのだが、主人公役の下野紘の使い方が間違っている。なぜ関西弁をしゃべらせた?エセ関西弁のせいで、何も頭に入ってこなかった。
カードゲームの世界観をアニメ化するのは難しいと思う。単純にカードゲームバトルを描くのはいいけど。
27,Wake Up, Girls!,D
仙台を舞台に地方アイドルの成長を描くオジリナル作品。
「THE IDOLM@STER」や「ラブライブ!」から「アイカツ!」に至るまでアイドルアニメは飽和状態なのに、まだやるのかとまず思った。後発であるほどクオリティが求められると思うのに、内容も作画も楽曲もひどいレベルだったし、主役アイドルグループはすべて新人声優、大震災に絡めて東北を舞台にしたこともあざとさしか感じなかった。いいとこなし。
29,ゴールデンタイム,D
高校卒業直後に事故に遭い記憶喪失となった主人公が、大学生活を送る中で記憶喪失前と記憶喪失後という別人格を持ち、2人の女性の間で揺れる心を描いたラブコメ。ラノベ原作。
設定のなにもかもが中途半端で、感覚的に受け入れられず。画で気になったのは、衣装。センスが皆無。
41,とある飛空士への恋歌,D
空飛ぶ島を舞台に、飛空士となった男の子と、本来仇であるはずの風を操る少女との恋物語。ラノベ原作。
たぶん画力がものをいうタイプの作品だっただろうに、そこまでのものがなく残念。線が単純な画だった。こういった異世界ファンタジーはクオリティが第一。
42,バディ・コンプレックス,D
サンライズ制作のオリジナルロボットアニメ。ただのクラスメイトだと思っていた女の子によって異世界(未来世界)に送られた主人公の男の子が、2つの勢力の戦いに巻き込まれていく。分割2クール予定。
カップリングシステムにより搭乗者同士の感覚をリンクさせて互いの戦闘力を高めるという設定は面白い。これに筋としてはタイムリープが絡んでいるようなのだけど、種明かしは次のクールに持ち越しなので、総合的評価はまだできない。今のところ、単純にあまり面白くないのでこの評価。

可もなく不可もなくのC評価。
06,ハマトラ,C
横浜を舞台に超能力を持つ探偵である主人公たちを中心に物語が展開。メディアミックス作品。
超能力を持つ者と持たざる者との関係が肝。特に目新しいような展開もなく、特筆すべき点なし。続編がありそうなので、今後の展開如何で評価が変わる可能性あり。
14,キングダム2,C
中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す少年・信と後の始皇帝となる秦王・政を描いた漫画が原作。2期目。
CGメインだった1期よりも人物描写が見やすくなった。物語は、多少引き伸ばし感はあるものの、面白い。たぶん、これからも続いていく作品になるのだろうから、これからに期待。
22,マケン姫っ! 通,C
漫画原作。2期目。
1期とは制作スタジオが変更され、大幅にスタッフが入れ替わった2期。本筋のバトルを封印してお色気アニメに徹した分、内容は無くなったが1期よりも見やすくなった。特に、熊のぬいぐるみ回は熊(CV石塚運昇)がはじけていて秀逸だった。
24,咲 Saki 全国編,C
女子高生が麻雀で頂点を目指すアニメの3期目。漫画原作。
2期がスピンオフ的に主人公とは別の高校を舞台にしたものだったので、実質2期目。相変わらず、麻雀が全くわからない自分が観てもそれなりに面白い。全国編となって、登場人物の多さに拍車がかかっており、それでも個性的なキャラが次から次に出てくるのはお見事。
28,ログ・ホライズン,C
オンラインゲームの世界に閉じ込められて、そこで生きることを余儀なくされた人たちの物語。オンラインゲームを小説化したものが原作。
ゲーム内に閉じ込められるという設定は今までもいくつかあったので後発の印象だが、ギルドの構成や対立・協力体勢や「大地人」というNPC的人種の扱いなど、なかなかに興味深い。例えば、食べ物は材料から揃えて実際と同様に作れば本物のように味わえるという設定など、細かい部分から現実に則したことをファンタジー世界で再現できるのがポイント。
31,お姉ちゃんが来た,C
親の再婚で姉弟となった2人。弟を溺愛する姉とそれに辟易する弟を描くミニアニメ。4コマ漫画原作。
ありがちな設定だけど、ミニアニメなので、特に可もなく不可もなく。
33,ストレンジ・プラス,C
女装の美少年を中心にした探偵事務所を描いたギャグ作品をミニアニメ化。漫画原作。
女装美少年の弟が、この探偵事務所に加わることになるのだが、彼がツッコミ役となって話が進行。声優陣が無駄に豪華。
35,黒魔女さんが通る!!,C
子供向けの小説を漫画化。子供向け番組内で放映されたミニアニメ。
2年近く放送していた期間の長い作品だったが、8割方は観ていると思う。原作が非常にしっかりしているので、よくできていた。例えば、魔女が飛ぶのは箒に跨るからでなく飛行できるようになる薬を身体に塗るからとか、本来の魔女をよく研究してある。
39,ドキドキ! プリキュア,C
プリキュア・シリーズの通算10作目。主人公のキュアハートに生天目仁美が抜擢されたとのことで、普段は観ないプリキュアを観てみた。他の作品を真面目に観てない以上、比べることはできないが、キャラデザインがゴージャスだったことは良かったと思う。
40,めいたんていラスカル,C
言わずと知れた『あらいぐまラスカル』を元にしたミニアニメ。くまの名探偵ポーおじさんと共に助手のラスカルが世界の謎を解決していくという触れ込み。
実際は「お悩み相談室」みたいな感じなのだが、ほのぼのかわいい。ラスカル役の石井陽くんの少年声が堪らなくかわいい。
43,ストライク・ザ・ブラッド,C
最強の吸血鬼の能力を受け継いだ男子高校生とそれを監視するためにとある機関から派遣されてきた“剣巫”の女子中学生が、様々な騒動に巻き込まれていく。ラノベ原作。
ちょっと画が弱かったか。特に女性キャラは髪色と髪型で見分けるしかなく、混同してしまった。内容的には嫌いではないのだけれど。
50,超ゼンマイロボ パトラッシュ,C
こちらも言わずと知れた『フランダースの犬』をパロディ化したミニアニメ。
パトラッシュはゼンマイキーによって巨大な犬型ロボに変身する。全体的にゆるい。
52,世界征服 謀略のズヴィズダー,C
幼女が率いる世界征服を目指す謎の集団ズヴィズダー。そこに引き入れられた中学生男子が主人公。オジリナルアニメ。
岡村天斎が関わっているということで期待が大きくなり過ぎたかも。キャラデザがかわいらしく、色使いもポップで画は楽しい。
58,うーさーのその日暮らし 覚醒編,C
ウェブコミックを元にしたミニアニメの2期目。
中身はほとんどが他作品のパロディ。1期よりもパロディがひどいかも。
63,ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル,C
梅津泰臣によるオリジナル作品。魔術が絡む事件の裁判を扱う弁魔士がいる世界。史上最年少弁魔士セシルの活躍を描く。
個人的には梅津作品は好きなのだが、ちょっといろんな要素を盛り込み過ぎたか。オカルト一本で渋くいっても良かったかな。ロボットや裁判要素は要らなかったかも。
70,47都道府犬R (犬猫アワー),C
各地の名産品・名物と犬を掛けあわせたキャラによるミニアニメ。
キャラクターが上手に作ってあり、かわいい。各都道府県出身の声優さんがCVなのも面白い。方言で話したり、名産品をネタにしたり。

なかなかのB評価。
05,のうりん,B
農業高校を舞台に、農業に取り組む高校生の日常を描く。ラノベ原作。
基本的にはコメディ路線なのだが、けっこうシリアスなテーマも盛り込まれていたのが意外。勉強になる部分もあるし。担任ベッキー役の斎藤千和が弾け過ぎ(褒め言葉)。
08,宇宙兄弟,B
いくつもの賞を受賞している漫画が原作。宇宙飛行士となる夢に向かって進む兄弟を描く。
かなり話を引っ張りすぎた感は否めないけれど、内容的にはさすがに面白かった。兄・六太役の平田広明はちょっと薹が立ちすぎているかと思ったけれど、長くやられたからか慣れた。
09,プピポー!,B
押切蓮介のハートフルホラーコメディシリアス漫画が原作のミニアニメ。
押切蓮介のホラー系漫画は、愛読している怪談専門誌「幽」によく掲載されていたのだが、独特の目線で語らていて面白いと思っていた。「プピポー!」も同様に独特の空気があり、楽しめた。
12,マギ 第2期,B
「千夜一夜物語」をモチーフにした冒険ファンタジー漫画が原作の2期目。
アラビア世界はなかなかない設定なので目新しく感じる。1期に比べるとシリアス路線だったか。モルジアナが修行していた間の話が描かれていないので、そこは観たいかも。
16,凪のあすから,B
海の中に住み続ける人間と陸に上がった人間がいる海辺の町を舞台に、4人の少年少女を中心にした恋愛模様が描かれるオリジナル作品。
オリジナリティのあるファンタジーではあったが、前半がかったるかった。後半に入って俄然展開していく話には引き込まれた。クセの強いキャラデザには好き嫌いがあるかも。
20,となりの関くん,B
授業中にいろんな遊びをしている関くんと、それを見守りつつ心の中でツッコミを入れる隣の席の横井さんを描いた作品。漫画原作。
10分枠のショートアニメということで、時間の設定がハマった。まさかの神保彰を起用したEDが秀逸。
23,東京レイヴンズ,B
霊的災害に対抗するべく陰陽師を育成する学校が舞台。学生ながらも様々な戦いに巻き込まれて、陰陽師として成長していく主人公たちを描くファンタジー。ラノベ原作。
陰陽道に関しての描き方は真面目に作ってあるという印象。キャラもかわいかったし、内容も悪くはないと思うのだが、今ひとつ盛り上がりにかけたのはなぜかしら。
36,黒子のバスケ 第2期,B
中学時代に「キセキの世代」と呼ばれた天才5人と幻の6人目。この幻の6人目を有する誠凛高校バスケ部と「キセキの世代」たちとの戦いを描く。漫画原作の2期目。
安定の面白さ。しかし、2期目に至っても、ラスボス赤司はロクに出てこないまま。大人気作品だし、きっと3期目があるのでしょうね。
37,生徒会役員共* (2期),B
私立桜才学園生徒会を舞台にした下ネタ満載の4コマギャグ漫画をアニメ化した2期目。
安定の面白さ。周囲のエロボケに対して、唯一の男子であるタカトシのツッコミが冴え渡る。3年生は卒業せず、どうやら時間軸も戻ってしまったようだし、スタッフは次に繋げる気満々。
46,銀の匙Silver Spoon 第2期,B
北海道の農業高等学校を舞台とした漫画が原作の2期目。中学まで勉強一筋だった主人公・八軒が農業高校に来て成長し、周囲にも影響を与えていく。
1期に比べるとシリアス展開が多く笑いが少なめだったが、どちらもこの作品の味。続きが観たい。
57,てさぐれ! 部活もの あんこーる,B
プレスコ(声優の声に作画をあてる)によるCGアニメの2期目。新しい部活動のあり方を考える「てれぐれ部」の活動。
まさか2期目があるとは(笑)こういった作品をアニメの枠に収めてよいのかわからない。でも、内容的には面白い。2期目になってキャラもカラーが出てきたし。「パティーン」が自分の中でツボ。
68,中二病でも恋がしたい! 戀 (TV放送分),B
元中2病の男子とバリバリ中2病の女子、2人の高校生の恋愛を軸に描くラブコメの2期目。ラノベ原作。
2期目をやると聞いて、これ以上どうするのかと思った。新キャラが登場して話はなんとか広がったけど、特筆すべき点なし。
69,中二病でも恋がしたい! 戀 Lite,B
上記作品のショートアニメ。
筋を無視したこちらの方が断然見やすい。

楽しめたA評価。
04,ノラガミ,A
社を持たないデリバリーゴッド・夜トを中心に、夜トのせいで幽体離脱体質になってしまった女子中学生ひより、夜トの神器となった元少年霊・雪音の3人を軸に神々の世界を描くファンタジー。漫画原作。
背景に近隣の景色がよく出てきたこともあり、個人的には楽しんだ作品。古い神々は興味深く、それらを独自の観点で描いているこの作品に好感をもつ。OPが秀逸。
13,鬼灯の冷徹,A
閻魔大王を補佐する鬼神・鬼灯を中心に、地獄を舞台に描かれるブラック・コメディ。漫画原作。
舞台が地獄とあって、出てくるのは故人となった有名人ばかり。架空のものも多数。雑多な感じがまた良し。美麗なキャラとパロディやコメディタッチの内容のギャップが良い。桃太郎の家来だった犬のシロさん(CV:小林由美子)が一番のお気に入り。
15,ディーふらぐ,A
ひょんなことからゲーム制作部に入部することになった主人公とクセのある部員たちが引き起こす騒動を描くコメディ。漫画原作。
こういった王道ともいえるコメディが1クールに1本あるとホッとする。生徒会長(CV:斎藤千和)と本当のゲーム制作部部員の稲田堤CV:豊口めぐみ)の2人の絡みが秀逸だった。
26,未確認で進行形,A
ある日突然、許嫁と言い張る男子とその妹である小姑が訪ねてきて同居することになった主人公。謎多き同居人2人と妹萌えの姉との日常を描いた作品。漫画原作。
ダークホースその1。とにかく、身体の動かし方が秀逸。今まで観たことのないリアルさと萌え要素が融合した動きだった。許嫁とその妹の苗字が「三峰」ということや、正体が犬神らしきことから、これは犬神を祀る秩父の三峰山辺りがモデルになっているのではと推測したのだが、作中の背景では秩父は使われなかった様子。どうやらアニメの舞台となっている福島にも犬神信仰はあるようだ。それはさておき、観てみたらその完成度の高さに驚いた作品。
32,スペース ダンディ,A
実力派のスタッフが集結して1話毎に作られたSFコメディ。音楽担当も豪華。
主役のダンディ(CV:諏訪部順一)、ポンコツ掃除機型ロボット(CV: 9nineの佐武宇綺)、ボンクラのネコ型宇宙人(CV:吉野裕行)の3人とも、声優がどハマり。特に佐武宇綺にはびっくりした。
個人的には、円城塔脚本の第11話がお気に入り。夏から2期が放映されるとのことで期待。
47,ジュエルペット ハッピネス,A
ジュエルペットシリーズ5作目。基本的には女児向け作品。
子供向けと思いきや、ギャグ要素が満載で、これだけ作品数が多い中、観ていて一番笑った作品かも。ルビーやガーネットのキャラが可愛くて、ラブラやローサが吐く毒も良し。
53,いなり、こんこん、恋いろは。,A
京都は伏見を舞台に、ひょんなことで神から神神通力を授かってしまった女子中学生の恋と成長の物語。漫画原作。
神通力を授けた神「うか様」が一途でかわいらしい。全編京都弁で描かれているので、はんなりとした雰囲気が新鮮。女の子同士の友情もいい。
67,そにアニ SUPER SONICO THE ANIMATION,A
ニトロプラスのイメージキャラクターとして浸透していたすーぱーそに子を主人公に据えてアニメ化。
ダークホースその2。正直観るまではどうなのかと疑問だったが、回を重ねるごとに評価が上がり、いつしか楽しみに観るようになった。アニメ化以前から、そに子は「第一宇宙速度」のヴォーカル&ギターとして音楽活動をしており、アニメ内ではバンド活動はもちろん、グラビアアイドルや大学生としての生活が描かれている。1人の女の子としてのそに子と、周囲の人達とのつながりがハートウォーミング。ED曲が毎回異なり、それぞれに合った映像が使われている。第6話の「ナイトメア・バスター」でのホラー映画調や、第8話EDでのフィギュアを使ったCGなどが秀逸。これまであまり聴いてこなかったが、曲も良し。

このクールは1作品のみのS評価。
44,ウィッチクラフトワークス,S
現実生活の裏で実は、「工房の魔女」と「塔の魔女」という2つの勢力の魔女たちが戦っているという世界。特別な力を秘めている主人公・多華宮くんと彼を見守る役目を負った魔女・火々里さんが、多華宮くんに襲いかかる敵と戦うファンタジー。漫画原作。
とにかく内容も作画もキャラも配役も、素晴らしくバランスが取れた作品だった。あれでスケジュール管理も完璧だったという水島努監督の力量に感服。欲をいえば、2クールくらいでもっとじっくり描いて欲しかった。
EDは神がかっているほどに秀逸。KMM団のたんぽぽちゃん(CV:井澤詩織)が貧乏くじを引くよいキャラだった。

多すぎる……
このクール、観ていた作品は51作品(内ショートアニメは12作品)。
普段でも多いと思うけど、その倍ほど観ていたことになる。
一体どうやって観ていたのやら。日に30分ものを5本以上観ていたことになる。もちろん、ほとんど録画で観ているからOP・EDは飛ばすことが多いが、それでも1本正味20分はある。
取捨選択すればいいんですけどね。なかなかそれができない。
だから、もうあんまり作らないでください(泣)

既に4月からのクールが始まっております。ほとんど1話を観ましたが……
『蟲師』は鉄板として、今後に期待しているのは”前しっぽ”の『健全ロボ ダイミダラー』と泣き設定の『一週間フレンズ。』。王道スポーツものの『ハイキュー!』も楽しい。
あとは、『マンガ家さんとアシスタントさんと』で松岡禎丞くんの怪演を楽しみ、『シドニアの騎士』でハードSFの映像や世界観を楽しんでいく予定。
今のところ、ダークホースになりそうなのが、少年向けの『マジンボーン』とショタものの『それでも世界は美しい』。
新年度ということで4月からのクールは力が入った作品が多い傾向にありますが、なかなかレベルの高い作品が揃っている印象。ただ、不思議なことにOP・EDが低レベル。耳に残るものが皆無。稀にじわじわと評価が上がる曲というのもありますが、耳にひっかかるものなし。
posted by nbm at 10:46| Comment(10) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>20,となりの関くん,B

たまたま縁あって観て、楽しみました。こういう作品、好きです。
で…

>まさかの神保彰を起用したED

OPの曲も動画(=すべてを物語る)も秀逸と思うのですが、手近なものを叩いてるのにかっこいいEDのそれは神保彰によるものだとクレジットで知って、何だか感激しました。
曲もかっこいいですよね。

で、『ゴルフ』の回だったか、インストヴァージョンのそれは文房具じゃなくてドラムを同様にかっこよく叩きまわしてるんですよね。

いろんな意味で面白い作品ですね。
Posted by 中林20系 at 2014年04月14日 19:53
中林20系 様

『となりの関くん』をご覧でしたか。
1回1回が短い作品でしたし、見やすかったですよね。

この曲は、中村博さんという方が作っているようなのですが
詳細がわかりませぬ。
アコースティックバンドに所属されているようですが。

『ゴルフ』の回は、会話にかぶっていて聴き取りにくいのが
玉に瑕ですが、別バージョンになってましたね。

劇中歌も水木一郎さんが歌っていたり
変なところがゴージャスな作品でした。

どうやら、14話以降はテレビ放送はなく
配信のみのようですけど、見られますね。

関くん(CV:下野紘)がロクに喋らず
声優さんが必要なんだろうかと
疑問に思いつつ観てました(笑)
Posted by nbm at 2014年04月15日 00:59
nbmさんのご推薦で「のうりん」を楽しみました。ところどころに覚えのあるセリフが滑り込んで「これはなにかのセリフだったんだけどなー」と記憶が刺激されました(笑)農村移住の現実は厳しいということをちらりと出したり、なかなか。ベッキーはいい味でしたねw

「マギ」は第一シーズンを見落としたのが残念でした。「凪のあすから」は面白そうだな、と思いながら前半戦で挫折したのでした・・・「いなりこんこん」も面白いと思いつついつのまにかフェードアウトしてたなぁ・・・今度ヒマな時に観てみようかしらん。

みごとにnbmさんの評価でC以下のものが未視聴なのは多分偶然です。あ、「魔法戦争」はちょろっと見たかな。絵が綺麗だったのになんとなくテンポがかみ合わなかった印象。

今季は原作が割と気に入っている「魔法科高校の劣等生」「棺姫のチャイカ」が気になっているところです。
Posted by たま@ at 2014年04月16日 10:42
たま@ 様

「のうりん」ご覧になったんですね。
ちょっとお下劣な部分もありましたけど、意外とシリアスな話も混ざってましたね。
楽しんでいただけてよかったです。

「マギ」は、2期はずっとシリアス展開で少々疲れました。
1期の方が少年漫画らしい楽しさがあってワクワク感がありましたよ。

「凪のあすから」は、前半あっての後半なので、通して観て始めて作品になる感じです。個人的には1クールでまとめてもよかったかなと思います。
「いなり、こんこん、恋いろは。」は、ちょっともたついている感じもありますが、かわいらしい作品でした。

「魔法戦争」は、きっと話としては面白いのだと思いますが、アニメの作りが良くない印象でした。

「魔法科高校の劣等生」は、設定を理解するのが大変みたいですね。期待が大きかったからか、あまり評価できないのですが、まだもう少し見守りたいです。
「棺姫のチャイカ」は、悪くないと思います。チャイカのまゆげがかわいい(笑)
ラノベや漫画など原作を読んでいればもっと楽しめるかもと思いつつ、残念ながら、なかなかそこまで手が回りませぬ……
Posted by nbm at 2014年04月16日 14:55
ご参加ありがとうございます。
アンケートは回収させていただきました。
結果発表は、'14/5/3の予定です。
Posted by アニメ調査室(仮) at 2014年04月19日 14:46
アニメ調査室(仮) 様

お世話になります。
よろしくお願いいたします。
Posted by nbm at 2014年04月19日 18:10
いつもに増して視聴数が多く読み応えがありました。相変わらず原作は知っているけれどアニメに疎いのでコメントできることは少ないのですが、原作を良く知っていてチラ見で違和感なかったものについて書き込みさせていただきます。

04,ノラガミ,A
12,マギ 第2期,B
13,鬼灯の冷徹,A
46,銀の匙Silver Spoon 第2期,B

時期的に見る暇があったら眠りたい生活だったのもあり、チラ見も少ないです。
「銀の匙」登場人物の苗字は基本的に北海道の地名に由来するもの(なのだと解釈しています)
一応それなりな期間居住していた似非道民でも気が付きました。
八軒(主人公)←JRの八軒駅があります。
御影(ヒロイン)←JRの御影駅もあります。
駒場、常盤などは廃線となったりして地名だけだったりしますが

41,とある飛空士への恋歌,D
良くわかりませんが飛空士シリーズって共通の世界観なんですか?(とりあえず初っ端の「追憶」だけ読んだことあります。この手のは読んだというよりさらっと文字を眺めたっていう感じですけれどね。)
Posted by まいす at 2014年04月23日 12:24
まいす 様

こんな長ったらしい記事を読んでくださって
ありがとうございます。

私はどれも原作を読んでいないので
原作を知る方の意見は参考になります。

「銀の匙」の登場人物名は北海道の地名・駅名でしたか。
こういったことは地元を知る人でないと気づきませんね。
このクールのものでは、「ディーふらぐ」の登場人物がやはり駅名でした。
ほとんどが多摩地域の地名を逆から読んだものでした。
「子王八(しおうはち)」とか(笑)
その中で一人だけ「船堀」が出てくるのが面白い。

「とある飛空士への恋歌」は、「追憶」とは同じ世界観の中の別の地域の話のようですね。
でも、共通の登場人物もいるみたいですよ。
私は読んでいないので、わからないのですが。
飛空士シリーズも、活字の方が楽しめるかもしれません。
Posted by nbm at 2014年04月23日 14:29
再び失礼します。
2014/4-6月期終了アニメアンケートを始めてみました。
結果発表は、8/2の予定です。
ご都合がつきましたらご参加ください。
Posted by アニメ調査室(仮) at 2014年07月06日 13:46
アニメ調査室(仮) 様

ありがとうございます。
参加させていただきます。
Posted by nbm at 2014年07月06日 16:41
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