2014年12月27日

勝手に声優アワード2014

ちょっと気が早いですが、今年も<勝手に声優アワード2014>を開催したいと思います。
年末のあれやこれやからの逃避行動です。
今年活躍された声優さんにnbmの独断と偏見で賞を贈らせていただきます。
本家声優アワードとは無関係ですが、本家や過去の<勝手に声優アワード>で受賞歴のある方はなるべく除外して選出しております。また、「新人」は声優デビュー5年以内の方とします。
今年も150本ほどのアニメ作品を観てまいりました。1クール13話×30分だとして58,500時間。5分間のミニアニメも少々ありますが、中には2クールものもありますから、実際はもっとでしょうが。このアホな時間を一般的にわかりやすいように映画に換算すると、映画が1本100分だとして1年に585作品の映画を観たのと同じ時間をアニメに費やしていたことになります。OP・EDを削って1話につき正味20分で観ていたとしても映画390本分にはなります。これらの集大成を声優さんにスポットを当てて考えてみようというのが趣旨でございます。
それでは、まいります。以下、敬称略。

<新人男優賞>
村瀬 歩
『M3〜ソノ黒キ鋼〜(伊削ヘイト)
『ハイキュー!!』(日向翔陽)
『寄生獣 セイの格率』(宇田のパラサイト)
斉藤 壮馬
『アカメが斬る!』(タツミ)
『残響のテロル』(ツエルブ / 久見冬二)
『ハイキュー!!』(山口忠)
両者とも、他に少年向けアニメ作品などにも既に主役級で出演。
村瀬歩は、ハイトーンが特徴的で女の子役さえもこなす。さわやか熱い日向役から、どす黒い異常者であるヘイト役、果ては人でないパラサイト役まで万能過ぎる声質と演技力。ハイトーンの男声声優は何人か出てきたが、抜きん出ている印象。これからもバラエティに富んだ役にチャレンジしてほしい。
斉藤壮馬は、正統派の主役男の子声優としてやっていけると思う。少々シャリ感のある声なので、超がつくような正統派ではないものの、そこが逆に武器になっているのかも。演技を演技と思わせないような自然に聴こえるセリフが魅力。

<新人女優賞>
久野 美咲
『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』(星宮ケイト)
『selector infected WIXOSS』(タマ)
『七つの大罪』(ホーク)
『彼女がフラグをおられたら』(大司教河くるみ子)
佐倉 綾音
『ご注文はうさぎですか?』(ココア)
『PSYCHO-PASS サイコパス 2』(霜月美佳)
『selector spread WIXOSS』(ユヅキ)
『四月は君の嘘』(澤部椿)
久野美咲は、幼い少女のリアルな声と評判で、少したどたどしい感じと独特の声質で幼女役にはもってこいだが、一方でホーク役(しゃべる豚さん)などもこなすという実は演技派。ホーク役に没頭するあまり、トイレで鏡に写った自分の姿が豚でないことに驚いたという逸話も……
佐倉綾音は、元気のある女の子役の印象が強かったが、今年はいろんなタイプに挑戦できたような。どこかしら陰のあるユヅキ役や、精神が壊れかけた霜月監視官役を観て、上手になったなぁと。

<助演男優賞>
吉野 裕行
『SHIROBAKO』(高梨太郎)
『神撃のバハムート GENESIS』(ファバロ・レオーネ)
『スペース☆ダンディ』(ミャウ)
『弱虫ペダル GRANDE ROAD』(荒北靖友)
内山 昂輝
『甘城ブリリアントパーク』(可児江西也)
『ニセコイ』(一条楽)
『ハイキュー!!』(月島蛍)
『バディ・コンプレックス』(隼鷹・ディオ・ウェインバーグ)
『ばらかもん』(木戸浩志)
『ピンポン THE ANIMATION』(スマイル / 月本誠)
『蟲師 続章』(辰)
吉野裕行は、年末にかけて存在感を畳み掛けてきたが、ニートのネコ型星人ミャウ役も新鮮だった。この独特のちゃらんぽらん感はファバロにも共通するのだが、特にそれがハマった太郎には本当にヤキモキさせられるウザさがあった。一方で、チームメイトを男気で支える荒北の語りには惹きこまれてしまったし。役にハマると威力を発揮するタイプ。
内山昂輝は、2010年に本家声優アワードで新人男声声優賞を獲得しているが、個人的な評価は今ひとつだった。ぶっきらぼう役が定着しているが、楽役や可児江役は一味違ったし、特に『ばらかもん』の気負わない好青年の浩志役が良く、他に『ハイキュー!!』のツッキーや『ピンポン』のスマイルも良かった。温度が低いながらも味が乗っているというか。地味なところでは、『蟲師 続章』での辰役は子役出身者のよい所が出ていた気がする。

<助演女優賞>
田村ゆかり
『アカメが斬る!』(マイン)
『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』(ヒルダ)
『旦那が何を言っているかわからない件』(カオル)
『繰繰れ! コックリさん』(ナレーション)
『俺、ツインテールになります。』(メガ・ネプチューン=Mk.II))
伊瀬茉莉也
『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』(鹿羽逸花)
『オオカミ少女と黒王子』(立花マリン)
『星刻の竜騎士』(エーコ)
『七つの大罪』(ギーラ)
『魔弾の王と戦姫』(リュドミラ=ルリエ)
田村ゆかりは、既に押しも押されもせぬ存在ではあるが、今年は特にバラエティ豊かな役を観ることができたので選出。王道ヒロインのマイン、やさぐれたヒルダ、テンションの低いカオル、明るいがどこかに毒のあるナレーション、似非関西弁のロボ「メガネ」と幅広い役に恵まれた年だったと思う。個人的に意外と評価が高かったのは、コックリさんのナレーション。カオル役は2期が決まったとのことだが、演じるのが精神的にキツくないかちょっと心配(苦笑)
伊瀬茉莉也は、3年も続いた『HUNTER×HUNTER』のキルア役を演じつつ、精力的に数多くの作品に出演していた印象。年末に来て、体調不良のため直前で舞台降板というニュースを聞いて心配。しっかり治して復帰していただきたいと願うばかり。文句なしにかわいらしい無垢なエーコ、一人称が「あーし」のスレた女子高生マリン、底知れない恐ろしさを感じさせるギーラと、若くしていつの間にか演技派に成長されている。

<主演男優賞>
松岡 禎丞
『ソードアート・オンラインII』(キリト / 桐ヶ谷和人)
『マンガ家さんとアシスタントさんと』(愛徒勇気)
『ノーゲーム・ノーライフ』(空)
『バディ・コンプレックス』(渡瀬青葉)
『デンキ街の本屋さん』(カントク)
『トリニティセブン』(春日アラタ)
1クールに主役級が何本もあるという状態だったが、特に驚かされたのはマンアシの愛徒勇気。毎回繰り出される特殊な技巧による発声に、何度も繰り返し観たシーンがどれほどあったことか。息を吸いながら発声するというのは初めて聴いた。あとは空役がちょっとはっちゃけていたくらいで、まじめに主役の男の子を演じていた。この”つぐつぐ無双”はしばらく続くのかも。

<主演女優賞>
内田 真礼
『中二病でも恋がしたい!戀』(小鳥遊六花)
『ノラガミ』(壱岐ひより)
『俺、ツインテールになります。』(トゥアール)
『アオハライド』(吉岡双葉)
『あいまいみー -妄想カタストロフ-』(ミイ)
『ご注文はうさぎですか?』(シャロ)
悩んだが、今年は内田真礼で。昨年は、本家でも拙ブログでも新人女優賞を贈っている。
ひより役や双葉役といった元気な女の子はもちろんだが、特に良かったのはトゥアール役。はっちゃけ方が良し。前年よりも少し声が落ち着いて、キンキンしなくなった。演技云々はまだまだという感じだが、何か持っているのは感じる。

<nbm賞>
玄田 哲章
シュワちゃんネタで起用された『さばげぶっ!』(ナレーション、店長)をはじめとして、『俺、ツインテールになります。』(リザドギルディ)など、今年はっちゃけていたおっさん枠(褒め言葉)は玄田さんだった。

今年は、ものすごい数の新人女性声優さんが活躍し始めた年で、あまりの数でそれぞれの出演作品数はバラけて少ないものの、主役級に抜擢される新人さんの数が大変なことになっている。中には出演数と実力が見合ってないように思える人もいるが、大多数が実力も兼ね備えた即戦力である。声優ブームで声優を志す人が増え、裾野が広がったことがこうした即戦力の新人さんたちを生み出しているのではないかと想像する。今回、新人女性声優で名前を挙げた人は40人ほどいる。すでに中堅として活躍し始めている加隈亜衣、小松未可子、洲崎綾、大坪由佳、M・A・O、木戸衣吹ら。これから注目していきたいのが、水瀬いのり、伊藤美来、大地葉、藤井ゆきよ、小澤亜李、大森日雅あたり。
女性声優の場合は、主役級がイコール新人さんというケースも多く、毎年主演女優賞にするか新人女優賞にするか悩むことが多い。今回悩んだのは、新人枠の種田梨沙で、主演女優賞では次点だった。
男声声優で主演男優賞候補だったのは、他に島崎信長逢坂良太、松岡禎丞、石川界人、花江夏樹らと今後も主役を獲り合う存在だとは思うので、いつか何かしら受賞することになるでしょう。
助演男優では、宮野真守森久保祥太郎にも何か賞を差し上げたいような思いがあるが、毎年活躍し続けている方たちなので、いつかまた。櫻井孝宏に関しては、出演作品数では一番多かったのではないかと思うほど、どこでも声を聴いたが、すでに拙ブログでは助演男優賞を2010年に差し上げているので除外。
助演女優は、毎年活躍しているような方は除外(沢城みゆき、花澤香菜、茅野愛衣など)。特に今年目立ったのは、中原麻衣、大久保瑠美あたり。
年末になってから1年を振り返っているので、後から「あの人のことを忘れていた!」ってなるかもしれませんが、こんな感じで。

さて、本家の声優アワードは、来年2015年3月6日に発表される予定です。
どなたが受賞されることになるのか楽しみです。

<追記 2015年3月7日>
本家声優アワード(2014年)が発表になりましたので、記しておきましょう。以下、敬称略。
<新人男優賞>
逢坂 良太・斉藤 壮馬・花江 夏樹
<新人女優賞>
雨宮 天・上田 麗奈・洲崎 綾
<助演男優賞>
小西 克幸・森川 智之
<助演女優賞>
沢城 みゆき・花澤 香菜
<主演男優賞>
小野 大輔
<主演女優賞>
神田 沙也加
今回、本家と合致していたのは、新人男優賞のひとり、斉藤壮馬だけでした。
拙ブログでは、花江夏樹には前年の2013年の新人男優賞に、逢坂良太には前年の2013年の主演男優賞を差し上げています。
洲崎綾は今回の記事で新人女性声優の中でも中堅として名を挙げました。上田麗奈は2013年の『アニメDON!』に始まり『てさぐれ!部活もの』(萌舞子役)などを観て密かに応援していましたが名前を挙げるまでには至りませんでした。雨宮天に関しては何も言いますまい。悪くはないですが。
助演男優賞・助演女優賞の方々は、いつ受賞されてもおかしくない面々。特に、花澤香菜は拙ブログではすでに2010年に助演女優賞を差し上げています。出演作数が毎年おかしいくらい多い。沢城みゆきは何回目の受賞でしょうか?3回め?森川智之は出演というより声優事務所の社長業で声優界を支えていたような印象が強いです。
いつ受賞してもおかしくないということでは、主演男優賞の小野大輔も同様。2014年は確かに、『黒執事 Book of Circus』(セバスチャン・ミカエリス)、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(空条承太郎)、『ばらかもん』(半田清舟)、『繰繰れ! コックリさん』(コックリさん)など文句なしに主役が多かったですね。でも、助演も合わせると3回めの受賞ですか。
神田沙也加に関しては、私は『アナと雪の女王』を観ていないので何とも……。残念ながら声優としてはほとんど存じ上げないので拙ブログでは評価外という感じです。爆発的ヒット作品という意味では作品自体に特別賞なり差し上げた方がよろしかったのではと思いますが、その特別賞が……もしくはシナジー賞を特別に2枠にするとかにできなかったのか。
今回もいろいろとおもしろい結果でした。
posted by nbm at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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