2015年10月23日

アニメ調査室(仮)アンケート 2015年7−9月期

またも3ヶ月が経過してしまいました。
今回も、アニメ調査室(仮)さんのアニメアンケートに参加してみたいと思います。以下は敬称略。


【2015秋調査(2015/7-9月期、終了アニメ、63+2作品) 第38回】

-評価条件-
S : とても良い
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可


01,枕男子,x
02,俺物語!!,A
03,(欠番) 削除不可,x
04,ワカコ酒,B
05,実は私は,B

06,電波教師,F
07,くつだる。,F
08,だんちがい,C
09,六花の勇者,B
10,食戟のソーマ,B

11,ミリオンドール,F
12,オーバーロード,C
13,がっこうぐらし!,S
14,トライブクルクル,x
15,ハッピージョージ,x

16,レゴニンジャゴー,x
17,アルスラーン戦記,B
18,おくさまが生徒会長!,C
19,怪獣酒場カンパーイ!,x
20,長門有希ちゃんの消失,C

21,城下町のダンデライオン,B
22,モンスター娘のいる日常,B
23,戦姫絶唱シンフォギアGX,C
24,のんのんびより りぴーと,A
25,ケイオスドラゴン赤竜戦役,C

26,監獄学園 プリズンスクール,A
27,ベイビーステップ 第2シリーズ,B
28,ふなっしーのふなふなふな日和,x
29,うーさーのその日暮らし 夢幻編,B
30,聖闘士星矢 黄金魂 soul of gold,x

31,美少女戦士セーラームーン Crystal,x
32,ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン,x
33,キュートランスフォーマー さらなる人気者への道,B
34,アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズ,x
35,アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd SEASON,C

36,Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz!,B
37,下ネタという概念が存在しない退屈な世界,A
38,GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり,B
39,(欠番) 削除不可,x
40,ミス・モノクローム The Animation2,C

41,ガッチャマンクラウズ インサイト,C
42,カードファイト!! ヴァンガードG,x
43,ヘタリア The World Twinkle,x
44,乱歩奇譚 Game of Laplace,B
45,空戦魔導士候補生の教官,D

46,洲崎西 THE ANIMATION,C
47,干物妹! うまるちゃん,B
48,ビキニ・ウォリアーズ,B
49,GON リターンズだよ!,x
50,Classroom☆Crisis,B

51,デュラララ!!×2転,B
52,純情ロマンチカ3,x
53,てーきゅう 5期,B
54,わかば*ガール,B
55,わしも wasimo,x

56,赤髪の白雪姫,B
57,青春×機関銃,C
58,境界のRINNE,B
59,それが声優!,B
60,WORKING!!!,B

61,Charlotte,B
62,GANGSTA.,B
63,血界戦線 全12話,B
64,ゆるゆり なちゅやちゅみ!+,C
65,ナノ・インベーダーズ,x

t1,(参考調査) VENUS PROJECT CLIMAX,x
t2,(参考調査) GOD EATER,D


{総評、寸評など}

見切りのF評価。
06,電波教師,F
「やりたいことしかできない(YD)病」のオタクが高校教師となって、独特のやり方で次々と生徒たちの問題を解決していく。漫画原作。
内容は悪くないのかもしれないが、雑な作画と話数を重ねても成長しない主人公妹役の棒っぷりに辟易。それでも頑張って4分の3ほど視聴したが脱落。
07,くつだる。,F
漫画原作のイマドキ妖怪図鑑。
『妖怪ウォッチ』の大成功でイケると踏んだのか。5話ほどで脱落。
でも、くつしたがだるだるになる現象だけは認める。妖怪くつだるは存在する!
11,ミリオンドール,F
アイドルおたくに焦点を当てたアイドルもの。漫画原作。
ショートアニメでも視聴を続けるのがつらい。ファンサイドという着眼点は面白いのかもしれないが、アイドルアニメ、もうおなかいっぱい……

D評価。
45,空戦魔導士候補生の教官,D
魔甲蟲という侵略者と戦う空戦魔導士を育成する学園を舞台とするファンタジーアクション。ラノベ原作。
もうこういう設定飽きた……それでも作画とか何か光るものがあればいいのだけれど、特筆すべきことは何もなし。
t2,(参考調査) GOD EATER,D
巨大な異形の怪物「荒神」相手に、その「荒神」を喰らう生体武器で戦うチームを主軸にしたアクション。ゲーム原作。
鳴り物入りの割に何度もお休み回が入って万策尽きた感が半端なかったのが残念。輪郭線を無くして陰影で表現する人物作画や音響効果などにこだわりすぎたのが完全に裏目に出た。
TV放送アニメ作品は、テンポよく毎週たたみかける展開が思ったよりも重要なことに気付かされた気がする。

C評価。
08,だんちがい,C
4女1男の兄弟の団地暮らしを描くショートアニメ。4コマ漫画原作。
ほのぼの感が悪くない。
12,オーバーロード,C
絶対的な力を持つゲーム内キャラクターのままRPGの世界に閉じ込められた主人公の奮闘を描く。ラノベ原作。
ゲームに親しんでいる人にはウケがよいのかもしれないが、そうでもない自分はあまり作品世界に没入できず。あれだけ絶対的な力があったら楽しいのかなと想像するのみ。語尾が「〜ござる」の<森の賢王>(巨大なジャンガリアンハムスター)はかわいかった。
18,おくさまが生徒会長!,C
親同士が勝手に結婚相手と決めたために同居することになった高校生の男女、生徒会長の美少女と副会長の男子とのラブコメ。漫画原作。
無垢な生徒会長(CV:竹達彩奈)にエロいことをさせたいだけの作品。
20,長門有希ちゃんの消失,C
谷川流のライトノベル『涼宮ハルヒシリーズ』の公式パロディ漫画が原作。シリーズの登場人物はそのままに、世界観を変えて普通の高校生の男女として描かれている。
原作シリーズで真のヒロインといえる長門有希をかわいく描きたかったのだと思うが、個人的には蛇足感でいっぱい。絵柄も好みでなく、普通の高校生の単なる恋愛ものになると面白みに欠ける。
23,戦姫絶唱シンフォギアGX,C
歌うことで戦う少女たちを描いた戦闘アクション。オリジナル作品の3期目。
3期も要るか? とはいえ、続編は大抵つまらなくなるものだが、段々良くなっている感じがするのは否めない。単に、急に歌う演出やガチャガチャした設定に慣れただけか。悪役・水瀬いのりの歌唱は圧巻。
25,ケイオスドラゴン赤竜戦役,C
TRPGから生まれたファンタジー。2つの大国に挟まれた小さな島国を舞台に、突如狂いだし凶暴化した竜を巡って起こる戦いを描く。
竜を使役するのに親しい者の命を対価とする設定は、切ない物語の要になると思うのだが、苦悩する主人公の心の内の描き方が平坦で感情移入できず。
35,アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd SEASON,C
『THE IDOLM@STER』と同じ世界観で描かれるソーシャルゲームが原作。346プロに所属する14人のアイドルたちの成長物語。
アイドル物は本当におなかいっぱい。加えて、成長を描こうとしたのだろうが、展開が暗く、観ていて楽しくない。
40,ミス・モノクローム The Animation2,C
声優の堀江由衣のキャラクター原案で自ら演じるキャラクターが主人公。アンドロイドがアイドルを目指す。2期目。
ショートアニメだし、2期目だし、まだその先も続くし(現在第3期放映中)、可もなく不可もなく。
41,ガッチャマンクラウズ インサイト,C
『ガッチャマン』シリーズを新たな世界観で制作した作品の2期目。新キャラを加え、新たな脅威が登場。現代の情報化社会に警鐘を鳴らす興味深いシナリオは、1期と共通。悪くはなかったが、特別良くもなかった。
46,洲崎西 THE ANIMATION,C
声優の洲崎綾と西明日香によるラジオ番組から誕生したショートアニメ。
なぜ作った?(笑)
57,青春×機関銃,C
サバイバルゲームをテーマにした漫画が原作。ホストとエロ漫画家が組むサバゲーチームに加入させられた女子高生が主人公。
どこかしら中途半端な描き方で気持よく視聴できなかった。過去の因縁話を引っ張り過ぎか。
64,ゆるゆり なちゅやちゅみ!+,C
七森中「ごらく部」女子中学生4人を中心とした百合ものラブコメ。漫画原作。特別編。
前作、前々作でキャラクターは把握しているので、肩の力を抜いて観られる。夏休みを描いているとあって、背景や設定がちょっと非日常化しているだけで、いつもの『ゆるゆり』。

B評価。
04,ワカコ酒,B
グルメ漫画が原作。OLワカコが会社帰りなどに立ち寄る店で楽しむ酒と肴を紹介。
相当イケる口で、通なセレクトをするワカコが楽しい。
05,実は私は,B
吸血鬼や宇宙人など一風変わった美少女たちと主人公との学園ラブコメ。漫画原作。
最初はとっつきにくかったが、段々とギャグ要素が増して面白くなった。絵柄が好みではないけれど、原作よりは許容できたかも。
09,六花の勇者,B
南米辺りを舞台としたファンタジー? 魔神を封じる6人の勇者が選ばれるのだが、6人のはずの勇者が7人現れて「偽物は誰だ?」ということになり……ラノベ原作。
舞台設定が珍しいファンタジーだなと思って観ていたら、ファンタジーでなく犯人探しのミステリーだったという……新しい展開で楽しんだ。
10,食戟のソーマ,B
下町の定食屋の息子・幸平創真が、名門料理学校を舞台に活躍するグルメ漫画を原作とした作品。
主人公・創真をはじめ、登場人物たちの個性的な調理方法やアイデアが楽しい。下町の定食屋の息子がそのユニークな発想で、名だたるシェフや名門の跡取りたちに引けをとらない活躍をするあたりが、下克上のようで爽快。
17,アルスラーン戦記,B
田中芳樹の大河ファンタジー小説を荒川弘が漫画化した作品が原作。途中からオリジナル展開。中世ペルシア辺りを舞台にし、若き王を主人公にした戦記。
荒川弘の絵柄はわかりやすいのだが、個人的なイメージは天野喜孝のイラストで、もっと繊細で妖艶な感じだったので、そこを脳内修正する必要があった。筋としては、正に田中芳樹作品で設定の細かさや戦いにおける戦術・戦略など世界観の隅々まで行き届いた感覚がうかがえる。アルスラーン陣営が強すぎるけど。
21,城下町のダンデライオン,B
国王が統治する日本を舞台に、それぞれ超能力を持つ王家の三男六女の兄弟姉妹が次期国王を選ぶ選挙戦を繰り広げる。4コマ漫画原作。
三女・茜を中心に描かれるわけだが、彼女の人見知りっぷりの描き方がしつこかった。全体的にはほのぼのとしていて、不快感なく観ていられた。
22,モンスター娘のいる日常,B
「他種族間交流法」で異形の他種族がホームステイにやってくるという世界観でのラブコメ。漫画原作。
蛇の下半身を持つラミアとか、ハーピーやケンタウロスとか、異形ではあるのだがみなチャーミングで、他種族間交流を司る側もモノアイとかゾンビとかでありながら魅力的。軽いタッチで楽しめた。
27,ベイビーステップ 第2シリーズ,B
几帳面で真面目な男子高校生が、テニスに出会い成長していく物語。漫画原作。2期目。
作画が雑にもかかわらず、それなりに観られるというのは筋が面白い証拠か。2期目も安定の面白さ。試合での心理戦が興味深い。
29,うーさーのその日暮らし 夢幻編,B
謎の生命体うーさーの日常を描くコメディ。ウェブコミック原作。3期目。
パロディ満載で相変わらずひどい(褒め言葉)。
33,キュートランスフォーマー さらなる人気者への道,B
かつて発売されたファミコンソフト『トランスフォーマー コンボイの謎』をテーマにしたショートアニメ。2期目。
2期目を作ってよかったのか。面白いからいいけど。ほぼアドリブなので、段々と、中の人の性質がキャラクターに反映される割合が多くなったような。
36,Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz!,B
『Fate/stay night』の世界から生まれた魔法少女ものの3期目。
やはり、バトル展開よりも同級生たちとの日常の方がかわいくて楽しい。今更ながら、クロが「アーチャー」だと気づいた。
38,GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり,B
突如として東京・銀座に開いたゲートを通り異界の者達が攻撃してくる。これに応戦した自衛隊が勝利し、逆にゲートを通って異界に侵攻。異界の住人たちと自衛隊員との交流が始まる……ファンタジー小説が原作。
現実世界で安保だなんだと騒がれているときに、ある意味タイムリーな作品だった。創作の世界で、「抜かない刀」を抜いた自衛隊が大活躍。誤解を恐れずに書けば、小気味良い。
44,乱歩奇譚 Game of Laplace,B
江戸川乱歩の作品を原案として、現代に置き換えたストーリーを描くオリジナルアニメ。
映像表現として、なかなか面白い。江戸川乱歩作品は、大正から昭和にかけてのあの空気感が重要だと思っているので、チャレンジとしては認めるのだけど、物足りない感覚。
47,干物妹! うまるちゃん,B
外では容姿端麗で優秀なよくできたうまるは、家に帰るとグータラなキャラに変身。いっしょに暮らす兄に甘えっぱなしの「干物妹」になる。ギャグ漫画が原作。
序盤は、うまるの甘えっぷりがウザすぎて萎えたが、次第にさほど強調されなくなり観やすくなった。終いには、干物妹状態の2頭身キャラがかわいく思えてきたのが不思議。
48,ビキニ・ウォリアーズ,B
フィギュアを元にしたメディアミックス作品。RPG的な世界で、ビキニアーマーを着る女戦士たちのパーティを描くショートアニメ。
とにかくお色気サービスのバカバカしい展開が続く。終始ブレがない点を評価。
50,Classroom☆Crisis,B
テラフォーミングされた火星にある霧科科学技術学園が舞台。高校生ながらも、放課後は「霧科コーポレーション」の社員としてロケットを開発するチームの活躍を描く。オリジナル作品。
巨大企業と政界の癒着や、同族企業内の派閥争いなどが描かれる珍しい内容の作品。キャラデザがかんざきひろなので、そんな内容が重苦しくなく、バランスが取れたかも。
51,デュラララ!!×2転,B
池袋を舞台としたオカルト風味の群像劇。2期目。ラノベ原作。
登場人物の中で最も普通の人間に見えた主人公・帝人がダークサイドを見せ始めたことが、起承転結の「転」に当たるんだろうか。相変わらず登場人物たちが複雑な絡み合いを見せ、来年1月から放送予定の「結」でどうまとめるのか興味津々。
53,てーきゅう 5期,B
テニス部だけど全然テニスをしないハイスピード・ギャグ・ショートアニメ。漫画原作。
毎度のハイスピード。しかし、シュールなギャグは少々中だるみ気味か。
54,わかば*ガール,B
超お嬢様の主人公と世慣れしていない彼女を見守る3人の友人たちの日常を描いたショートアニメ。4コマ漫画原作。
回を重ねるごとに味が出てきて、ほのぼの楽しめた。
56,赤髪の白雪姫,B
珍しい赤い髪を持つ少女・白雪が、その髪のせいで周囲に翻弄されながらも薬剤師として成長し、危機から救ってくれた隣国の第二王子と互いを想い合う仲になっていくファンタジー。少女漫画原作。
ファンタジーベースの少女漫画原作作品としては久々のヒット。兄に抑えこまれてなかなか本領を発揮できない第二王子がもどかしいが、白雪との恋模様は微笑ましく、脇のキャラクターも魅力的。薬草をテーマにしたシナリオなども面白い。
58,境界のRINNE,B
霊が視える少女と、父親のせいで貧乏生活を強いられている、人間と死神の混血である少年の物語。高橋留美子の漫画が原作。
テンポが遅めで少々古臭い感じはするが、楽しめないこともない。
59,それが声優!,B
声優としても活動しているあさのますみ原作の漫画をアニメ化。新人声優3人がそれぞれ声優として成長していく物語。
声優の世界が具体的に表現されていて興味深い。毎回、実在する声優さんが本人役で登場したり、エンディングで名作アニメの主題歌が挿入されたり、仕掛けが面白かった。
60,WORKING!!!,B
北海道のファミレスを舞台にしたコメディ。3期目。漫画原作。
3期目とあって、前作・前々作でもどかしかった恋愛関係もまとまり、大団円といった感じ。
61,Charlotte,B
Key作品で知られる麻枝准によるオリジナル作品。思春期に超能力を発動してしまう事例が相次ぎ、彼らを守るためにある学園に集める任務を負った数名の活躍を描く。
麻枝准らしい展開で、序盤の主人公の妹が死んでしまった段階でこれからどうなるのかと思ったが、うまくまとまってはいた。欲を言えば、2クールくらいにして、もう少し各登場人物に感情移入する時間が欲しかった気がする。音楽は相変わらず素晴らしい。
62,GANGSTA.,B
4つのマフィアが共存している犯罪都市が舞台。特殊な戦闘能力を持ち聴力を失ったニックと超記憶症候群のウォリックの2人の便利屋が抗争に巻き込まれていく。漫画原作。
アニメ制作会社マングローブの破産の影響がモロに出てしまった残念な作品。終盤は作画崩壊し、内容も尻切れトンボのまま。こういった大人向けの落ち着いた雰囲気のアクションは希少なので、制作会社が変わっても、続編制作につなげていただきたい。
個人的には、自分の大好きな声の声優さん2人(諏訪部順一・津田健次郎)が主役を務めていたので、とてももったいない感が強い。
63,血界戦線 全12話,B
異界と交わる元ニューヨーク「エサレムズ・ロット」で、世界の均衡を保つ超人秘密結社「ライブラ」とその構成員となった「神々の義眼」を持つ少年の活躍を描くSFアクション。
設定が複雑で作品世界を理解するのに苦労するが、それはさておき、作画が華麗で丁寧だったし、無理はありながらもなんとか12話でまとめたのは評価できる。曲とマッチしたEDが秀逸。

A評価。
02,俺物語!!,A
巨体で超人的な身体能力を持つ純朴な男子高校生と、お菓子作りが得意で見るからに小さくて可愛らしい女子高生の不器用な恋愛物語。少女漫画原作。
内容が良かったのは原作の力が強いと思うのだが、主役の猛男を演じた江口拓也と相手役の潘めぐみのバランスがよかったと思う。少女漫画の主人公としてはあり得ないビジュアルの猛男が活き活きと動くのは楽しかった。
24,のんのんびより りぴーと,A
田舎の原風景そのままという場所で、山間の分校に通う4人の女の子たちを中心にほのぼのとした田舎暮らしの日常を描く。2期目。漫画原作。
夏場に放映されていたわけだが、実際の季節と合わせて田舎暮らしの夏が丁寧に描かれており、キャラのかわいさも相俟って本当に癒される作品。
26,監獄学園 プリズンスクール,A
元女子高に入学した5人の男子生徒が、女子風呂を覗いた罪で学園内の懲罰房に収監される。そこを管理し彼らを退学に追い込もうとする裏生徒会の女子生徒たちとの攻防を描くコメディ。
水島努監督作品とあって、描写は強烈になるだろうと予想していたけれど、しばらくお下劣な作品を作っていなかった反動なのか、ひどかった(褒め言葉)。中堅の声優さんたちの配役もハマっていて良し。特にガクト(CV:小西克幸).
37,下ネタという概念が存在しない退屈な世界,A
「公序良俗健全育成法」成立により下ネタが消えた日本で、下ネタテロ組織「SOX」が世界にエロを取り戻すべく戦う。ラノベ原作。
徹底的にアホらしく、特に卑猥な言葉をまくし立てるヒロインにはいっそ清々しささえ感じて好感が持てる。OPで各キャラの役名と共に声優の名前も出ていたが、役名よりも声優名の方が大きかった。ヒロイン役の石上静香の壊れっぷりは特筆に値する。

S評価。
13,がっこうぐらし!,S
ネタバレになってしまうが、ほのぼの日常系と見せかけて、実はゾンビものという作品。漫画原作。
内容を知ってから視聴したので、逆に知らずに観たかったと思った。2話からのいい裏切られ方を堪能できなかったのが残念。
極限状態で正気を失った者、なんとか平穏な日々を続けようとする者、自己犠牲で仲間を守ろうとする者など、パニックものに必要なキャラクターが上手に描かれている。絵柄のかわいらしさと内容とのギャップが楽しい。


はぁ〜多かった。さすがに消化するのに時間がかかりました。
継続作品を含めると週50作品以上を視聴していたことになるので。その内10作品ほどはショートアニメだったけど。
振り返ってみれば、バラエティ豊かな作品が並んでいて、バランスのとれたクールだったのかもしれません。

さて、10月からのクールですが、いまだかつてなかったくらいに期待できる作品が少ないような。
2期目の作品が多いですね。『ハイキュー!!』と『終物語』は楽しんでいますが、あとは『ノラガミ』くらいで、他の2期ものは惰性で観ている感じ。
ちゃんとファンタジーしてて意外とイケるのが『うたわれるもの』。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』も悪くないですが、容赦無い描写が多くてあれこそ深夜帯でよかったかも。
『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』は軽くて楽しめます。このクールでは希少なラブコメ。
元々科学捜査ものが好きなので、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』もなかなか楽しめます。
今のところはなんとか視聴していますが、このクールは見切りが多くなるかも。
posted by nbm at 17:33| Comment(8) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご参加ありがとうございます。
アンケートは回収させていただきました。
結果発表は、'15/11/7の予定です。
Posted by アニメ調査室(仮) at 2015年10月24日 11:49
アニメ調査室(仮) 様

よろしくお願いいたします。
結果を楽しみにしております。
Posted by nbm at 2015年10月24日 12:21
>>37,下ネタという概念が存在しない退屈な世界,A
「公序良俗健全育成法」成立により下ネタが消えた日本で、下ネタテロ組織「SOX」が世界にエロを取り戻すべく戦う。ラノベ原作。

何かこういうのって好いですね。中学生男子っぽくもあり、考えようによっては普遍化も可能に思えるし。
と、言うのも…朝晩は冷え込むこの時期になっても未だにわたしは半ズボンで(※)、だいたい11月に入るころまでそうなんです。

※説明するまでもないかもしれませんが念のため。ひざ丈〜以下くらいのカーゴパンツぶった切った系なそれであって(=スケーター系ですな)、ふとももあらわな昔のジョギングパンツみたいなものではありません(笑)

そうすると…「まだ半ズボン履いてンすか?」とかいう仕事仲間もいて(=っていうか、そもそも3シーズン半ズボン派が結構多い業界なのですが)、そういったところからの雑談で“半ズボン派の過激派組織”が生まれる話になったり(笑)。

近未来の世界…温暖化の進行や、それに逆行する政府の半ズボン規制など…そこで半ズボンの権利を認めるように働きかけようとする政党が生まれ、官憲による半ズボン狩りが横行する世の中にあってそこそこ議席を伸ばす程度には成長するのですが…やはりなかなか影響力は持てず、かといって思想を異にする野党との連帯も無理が…と。

そんな状況に業を煮やした、先鋭的な思想を持つ過激派半ズボン集団は各地でテロを展開!暑すぎる日に白昼堂々通行人を襲い、押し倒した通行人のズボンを無理やりハサミで切って半ズボンにしていくという…そして「それは半ズボン本来の思想ではない!」とか言う主人公(?)。
一方で、無理やり切られたことで初めて半ズボンの快適さを知る被害者…日本半ズボン党と政府、そして過激派集団との三つ巴の戦いに、シンパな被害者や“女性に対して《キュロット》を規制しろ”というミニスカ至上主義者も交えて、前代未聞なくだらない戦いが今!


…とかいう、雑談というか、ビデオゲームのRPGではない、いわゆる“テーブルトークなロールプレイング”をして楽しんでました。そのうちひとりは劇作家でしたから、バカ話に細かいリアリティを与えてくれましたが。

わたしはもう、3月初旬から11月初旬までは半ズボンなのですが、ここまで高温高湿が続くのならば、それが許される環境ならば半ズボンでいいと思うんですけどね。
誰かこういうバカ話にリアリティを与えて、とりあえずラノベで書いてもらえないものでしょうか(笑)。
アニメ化ともなれば、くだらない内容に派手でかっこいい構図のアクションとか…DVD出たら買いますよ(爆)。
Posted by 中林20系 at 2015年10月24日 19:47
中林20系 様

いいですねぇ。その、半ズボン派のお話(笑)
そうなったら、彼らのテーマ曲はAC/DC!
アンガス・ヤングを象徴として崇拝したりしてね。
半ズボンとかミニスカートを信奉するのにはそれなりのワケがあるはずで。
例えば、生地を作るために農民が搾取されているとかいう陳腐なものじゃなくて、いっそアンガス・ヤング崇拝とかの方が突き抜けていていいですね。

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」では、世界からエロネタが消え去ってからだいぶ年月が経っているので、エロい隠喩的なものも通用しなかったりするんですよ。
それが何で下ネタに通ずるのか理解できなくなっているんですね。
少子化問題とかどうするんだよとツッコミを入れたくなるんですけども。
そういう変にリアルな設定が、面白みを増すのですよね。
半ズボン派のお話にも、そういうのが欲しいな。

真面目な話。
自転車乗りの方は、ズボンを履くと裾を気にして
マジックテープで巻いたりするじゃないですか。
半ズボンだとそんな気遣いも無用ですよね。
Posted by nbm at 2015年10月25日 01:54
お久しぶりです。
お元気ですか?

この中で見たことあるのは、
「くつだる。」「ベイビーステップ」「境界のRINNE」「わしも」
くらいですかね。ぜんぶ数回だけですけど。

Eテレの「びじゅチューン!」という番組が好きなので,
その直前の時間帯にやってたのを見る機会があったり、娘と一緒にEテレ子供向けアニメ見てる流れで観たりとかですね。

三歳の娘は、アニメであれば何でも反応します。アンパンマンでもナルトでも銀魂でも関係なく。「三次元より二次元の方が脳内での画像処理が単純で済む」「現実世界に存在しないデフォルメは目に止まりやすい」とかなんとか、何かしらの根拠があるのかなぁ。

まぁしかし「くつだる。」の、妖怪ウォッチがある中でこの企画でアニメ作ろうと思ったその度胸はすごい。

以上、生存申告コメントでした。
Posted by いっこう at 2015年10月26日 16:24
いっこう 様

いっこうさん?!
いっこうさんじゃないっすか!!
ご無沙汰してます〜
お元気そうでなによりです。
私も元気でやっておりますよ。

お嬢さんももう三歳ですか。早いものですね。
いわゆる「かわいい盛り」のお年ごろですね。
Eテレのアニメはご覧になってるというわけですね。
「びじゅチューン!」は、なかなかに面白いですよね。
初期の作品は知ってます。
「樹花鳥獣図屏風事件」とか好きでした。

小さい子どもたちが三次元よりも二次元の方に反応するというのは、何かしら根拠がありそうですね。
やはり、二次元の方が情報量が少ないことがポイントなのかもしれませんね。
デフォルメされたキャラクターというのも目を引きやすいですし、子供向けなら声優さんの声やセリフに使われる言葉も注意を引きやすいかもですね。

「くつだる」は案の定埋もれてしまいましたね。

お久しぶりにコメントをいただいて、とても嬉しかったです。
気が向いたらまた生存報告しに遊びに来てくださいね!
Posted by nbm at 2015年10月26日 19:52
再び失礼します。
2015/10-12月期終了アニメアンケートを始めてみました。
結果発表は、'16/2/6の予定です。
ご都合がつきましたらご参加ください。
Posted by アニメ調査室(仮) at 2016年01月03日 14:12
アニメ調査室(仮) 様

ありがとうございます。
参加させていただきます。
Posted by nbm at 2016年01月03日 15:10
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