2015年12月31日

輝け!nbm Awards 2015<アニメ編>

あっという間に大晦日。
今年も150作品ほどのアニメを観てきました。
10−12月期放送のアニメ作品の評価がまだですが、先に今年の総決算としてnbm Awards 2015<アニメ編>をお送りしたいと思います。
リンク切れはご容赦ください。

<OP・ED賞>
『ガンダム Gのレコンギスタ』ED「Gの閃光」ハセガワダイスケ→YouTube
共通のスタッフが関わっていた『OVERMANキングゲイナー』のOPを彷彿とさせるようなとんちんかんな演出が光るOP。特に、最後の方のラインダンス風がよし。ちなみに、踊るアイキャッチ(→YouTube)もよかった。
『デス・パレード』OP「Flyers」BRADIO→YouTube
これも踊るOP。曲とマッチした緩急の付け方が巧い。
『東京喰種』ED「季節は次々死んでいく」amazarashi→YouTube
原作者石田スイの美麗なイラストがスクロールしていく。それだけでとても美しい。
『グリザイアの楽園』OP「刹那の果実」黒崎真音→YouTube参考動画。右下に表示されます。
主人公・雄二の壮絶な生い立ちから彼を取り巻く周囲の人物たちまでわかりやすくコンパクトに表現されている上に、流れるような画面構成で巧みに作られている。
『グリザイアの楽園』ED「きみを探しに」南條愛乃→YouTube参考動画。右下に表示されます。
捕えられた主人公を彼に救われてきた少女たちが救出に行くという本編のストーリーが上手に集約されたED。潜水艦のライトの点滅が曲と合わせてあったりしておしゃれ。
『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編』ED→YouTube
まさかのメセニー起用。静かな中にも、長かったエジプトへの戦いの旅の終着点を思わせる旅情が溢れるED。
『血界戦線』ED「シュガーソングとビターステップ」UNISON SQUARE GARDEN(残念ながら動画なし)
これもダンスED。キャラクターたちの性格が出ていて、楽しい。
『がっこうぐらし!』OP→YouTube(1話・2話比較)
ネタバレになりますが、ほのぼの日常系と思わせて、その実はゾンビ・サバイバルものという本作。1話OPでは普通の学校生活に見えますが、2話のOPでいきなりネタバレという仕掛け。歌詞もダブルミーニングでよく出来ている。
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』OP「B地区戦隊SOX」SOX(小林裕介、石上静香、古川慎、村田太志、河西健吾)→YouTube
お下劣な内容ながら、振り切った演技・演出で笑わせてくれた今作。演じた声優陣に拍手を送りたいくらいだが、OPでは役名よりも声優名が強調されて表示されるという異例の表現。
『干物妹!うまるちゃん』OP「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」土間うまる(田中あいみ) →YouTube
単純な線のようでいて、実はキャラの動きの表現が半端無く巧い。
『それが声優!』ED「あなたのお耳にプラグイン!」イヤホンズ(高野麻里佳、高橋李依、長久友紀)→YouTube
毎回、曲の途中でトークコーナーとリクエストソングが挟まれるという趣向。リクエストソングは、過去の名作アニメの主題歌やアニメソングの名曲。新人声優たちを主人公にした作品なので、温故知新的な。
『終物語』2・3・5話OP「mathemagics」老倉育(井上麻里奈)→YouTube参考動画。画面中央に表示。
内容に数学が多少絡んでくるため、トポロジーを象徴するドーナツ型の図形などが左右対称に描かれるという仕組みに。大変に面白い。
『おそ松さん』OP「はなまるぴっぴはよいこだけ」A応P→YouTube左下部分。
狂気を感じる。本編も大概だが、OPのはっちゃけ方は特筆に値する。
『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』OP「イチズレシピ」アイドルカレッジ→YouTube
出オチというか、個性豊かなヒロインたちが好き勝手に振る舞うカオスな感じが最初から炸裂していて、観る度に笑う。こっそり逆さに月に隠れているダンディ坂野氏にしても、遊び心溢れるOP。
『すべてがFになる』OP「talking」KANA-BOON→YouTube参考動画。右下に表示。
コンテンポラリーダンスで表現された作品世界をロトスコープ化。といっても、線が単純化されていて、それが逆に味になっている。
『ご注文はうさぎですか?』ED「ときめきポポロン♪」チマメ隊(水瀬いのり、徳井青空、村川梨衣)→YouTube
小学生3人の動きの表現が半端ない。特に後半。
『落第騎士の英雄譚』OP「アイデンティティ」酒井ミキオ→YouTube参考動画。右上に表示。
モノクロに赤だけポイント使いされていてスタイリッシュ。アクションもなかなかよし。

<作画賞>
『Fate/stay night Unlimited Blade Works 2ndシーズン』
とにかく、最後まで精緻な作画が崩れず、作品世界に没入することができた。現実離れした世界観も丁寧に描かれると説得力が増す。
『響け! ユーフォニアム』
楽器演奏を動画で描く技術も凄いのだが、やはり京アニは女の子を描かせたら天下一品。
『のんのんびより りぴーと』
背景に描かれる日本の田舎の風景が本当に綺麗で、蝉しぐれの中に立っているような感覚だったり、夏の夕べに蛍を観る闇だったり、繊細な線香花火だったり、そういうものをじっくり観せてもらった。
『ワンパンマン』
アクションありきの作品だけれど、そのアクションシーンが丁寧に描かれていて小気味良さに拍車がかかる。

<ショートアニメ賞>
『キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎』
続編作っていいのかと思ったが、前作よりもアドリブ感が増え、面白くなっていた。
『アニメで分かる心療内科』
主人公の精神科医を演じる三木眞一郎が飛ばしていて笑う。
『ビキニ・ウォリアーズ』
お色気一本槍でブレがなく、とても好感が持てた。
『ワカコ酒』
「孤独のグルメ」を初版から愛読している私としては、同じニオイを感じて楽しめた。
『不思議なソメラちゃん』
なんといってもメヌースーが強烈。「え〜、そっち〜!?」とツッコミを入れたくなる登場だった。やっぱり、まだまだ世間はちょぼらうにょぽみに追いついていない。

<設定賞>
『ユリ熊嵐』
なんといっても幾原作品。「ユリ」で「熊」で「嵐」だよ。あれこれと考えてはいけない。感じるんだ。
『六花の勇者』
南米が舞台のファンタジーか、珍しいな。なんて思っていたら、犯人探しのミステリーだったというあさって感が良かった。
『アルスラーン戦記』
田中芳樹原作なので、そうですよね。ペルシアを舞台にした細かい戦術・戦略が楽しい。しかし、アルスラーン無双。

<キャラクター賞>
『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』/アンジュ(CV:水樹奈々)
水樹奈々がやさぐれた汚れ役ヒロインで突き抜けていた。
『シドニアの騎士 第九惑星戦役』/白羽衣つむぎの「胞手」(CV:洲崎綾)
ベルーガみたいな宇宙生物がラブコメの一角を成すとは……おまえ、どこまで伸びるんだよ。しかもかわいいし。
『えとたま』/ウリたん(CV:花守ゆみり)
ヒロインは置いておいて、語尾が「〜ですです」になるウリたんがクセになった。
『俺物語!!』/剛田猛男(CV:江口拓也)
あのほっそい江口くんが猛男なのかと思うと意外。実写版の鈴木亮平も江口くんの演技を参考にしていたと言っていた。愛すべき猛男像が巧いこと出来上がった。
『GANGSTA』/ニコラス・ブラウン(CV:津田健次郎)
唖者であるニックを津田さんが絶妙に演じていた。最初に話し始めたときには吹いた。作品が製作会社の倒産問題で中途半端になったのは返す返すも残念。
『干物妹! うまるちゃん』/土間うまる(CV:田中あいみ)
最初はうざいの一言だったが、段々慣れたらかわいくなった不思議。うざかわいいという新ジャンルを開拓。
『監獄学園 プリズンスクール』/ガクト(CV:小西克幸)
裏生徒会の芽衣子(CV:伊藤静)など、秀逸な配役は他にもあったのだが、ガクトには敵わない。三国志オタクで語尾が「〜ござる」の”練馬一の知将”。ガクトあっての『監獄学園』だった。
『いとしのムーコ』/ムーコ(CV:吉田仁美)
アホかわいいワンコ・ムーコの集中力の無さが笑える。本当に何もかもかわいい。ワンコのかわいさが100%表現されている。
『おそ松さん』/松野十四松(CV:小野大輔)
作品自体はあまり好みではないのだが、十四松の言動だけは笑ってしまう。小野さんの力量・魅力によるところが大きいと思う。

<構成賞>
『がっこうぐらし!』
前述したが、1話と2話以降のギャップが肝だった。何も知らずに観たかった。かわいい絵柄に騙される。
ネタバレになるが、現実を受け止められないゆきちゃんが観ていた世界と、現実の世界ということだったのだろうと思う。ゾンビものとしては、閉鎖空間の中での精神崩壊は付き物であるから、うまい構成だと思う。
ネタバレしてから後が凡庸だとしても、ゾンビものには決まり事のようなものがあって様式美化されているわけだし、それも含めての評価。
『グリザイアの迷宮 / グリザイアの楽園』
過酷な過去を背負った主人公の少年と彼を慕うようになった5人のワケあり少女たちの物語。アダルトゲーム原作。
アダルトゲーム原作とあってあまり期待していなかったのだが、観続けていくうちに惹きこまれていった。ゲーム原作をアニメ化するのは困難なことだと思うのだが、3部作を綺麗にまとめた。過酷な運命と、それを乗り越えていく登場人物たちが、最後の『グリザイアの楽園』で大きなカタルシスをもたらす。

<SF賞>
『寄生獣 セイの格率』
謎の寄生生物が右手に宿ってしまった男子高校生が主人公。寄生されながらも自我を失わない彼が、だからこそ運命に翻弄される様を描く。漫画原作。
ミギーというキャラクターも強烈だったが、人間と寄生生物とお互いの種としての生存を賭けた戦いを通して、人間の本質に迫っている内容は興味深かった。

<コメディ賞>
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』
「公序良俗健全育成法」成立により下ネタが消えた日本で、下ネタテロ組織「SOX」が世界にエロを取り戻すべく戦う。ラノベ原作。
突き抜けた下ネタが楽しかった。不快に感じる人もいるのかもしれないが、むしろ微笑ましい。
アンナ・錦ノ宮役の松来未祐さんは、本当に素晴らしかった。うちでは、「これはまつらいさんの新たな代表作になったね」と喜んで観ていた。残念でなりません。心からご冥福をお祈りします。
『監獄学園 プリズンスクール』
元女子高に入学した5人の男子生徒が、女子風呂を覗いた罪で学園内の懲罰房に収監される。そこを管理し彼らを退学に追い込もうとする裏生徒会の女子生徒たちとの攻防を描くコメディ。
下ネタとしては『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』に及ばないものの、こちらの方が生々しい。

<nbm大賞>
『SHIROBAKO』
高校のアニメ同好会の仲間だった女の子5人が、憧れの業界に入り、それぞれの立場でアニメ制作に携わる姿を通して、アニメ制作の現場をリアルに描く。オリジナル作品。
主人公たちの成長物語でもあり、ものづくりの制作の場を描いた作品でもあり、アニメ制作会社を舞台にうまくまとまっていた。笑いあり、感動ありで楽しませてもらった。
図らずも、上記の『監獄学園 プリズンスクール』も『SHIROBAKO』も水島努監督作品。悔しいが良い評価をせざるを得ない。

忘れている作品もあるかもしれません。
とにかく、2015年のうちにひとつぐらい記事を書いておこうと思って書いたので。

本年も、ご愛読いただきましてありがとうございました。
来年も細々と続けていく所存ですので、よろしくお願いいたします。
みなさま、よいお年をおむかえください!
ラベル:nbm Awards
posted by nbm at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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