2017年04月18日

玉石混交上等!

たまには駄文でも書かないと。アウトプット装置が錆びついてしまいそうなので。
思いつくまま気の向くままに。

昨日、仕事に向かう電車の中で読み始めたのは、津村記久子さんの『浮遊霊ブラジル』。
短篇集なのだが、最初の2話に「うどん」が出てくる。
もうひとつ。前日の夜に、声優・上坂すみれちゃんの『上坂すみれのやばい○○』を観ていたら、水樹奈々様となぜか「なか卯」に行こうと盛り上がっていた。
昨日は諸事情で昼食はひとりで外食することになり、何を食べようかと思い悩んでいたが、駅に降りるとまっすぐ「なか卯」に向かい、うどんを食べていた……
サブリミナルうどんと相成ったわけだ。「なか卯」なんて入ったの、何年ぶりだろうか。サブリミナル恐るべし。

「何年ぶり」といえば……
長らく映画館で映画を観るという行為をしていない。お高い映画を観るならば、その分、レンタルならたくさん観られるというケチな考えに始まり、週5本とか観ていた時期もあったくらいで。90年代あたりは、レンタル屋に行っても、観尽くしてしまってもう観るものがないなと思うほどだったわけで。
もともと、小中学生の時代から映画雑誌を読み漁り、まだ自力で映画館に行くことは少なかったものの、テレビで放映される映画は必ず観ていたので、母親は「映画評論家にでもなるつもりなの?」と言ったほどだったから、映画は好きだった。
レンタルビデオからレンタルDVDに移り、そうこうしているうちにハリウッドはネタギレで駄作が溢れ、邦画もパッとせず映画熱もすっかり冷めてしまった。
そんな中、世の中ではシネコンが隆盛してゆくのだよね。
だからして、いわゆる現代のシネコンで映画を観たことがないという状態に……

で、この前の週末。
「この映画は観たいなぁ」と、テレビCMを観た私のつぶやきを聞き逃していなかったダンナさんが、密かにリサーチしてくれていて、ン十年ぶりに映画館で映画を観ることになった。
それが、『キングコング 髑髏島の巨神』(笑)
今までン十年の間にもっといろんな名作があったでしょうよというツッコミはさておき、これが観たかったんだからしょうがないじゃないの。
いやぁ、面白かった!
映画自体については、多くを語りますまい。豪華キャストでB級っぽい作りながら、カットも映像も音楽もすごく作りこまれていて、「これぞ映画」という作品でしたよ。知らない監督さんだったけど、映画のことをよくわかっているなと好感を持った。
設定が70年代と知らずに観たので、ブラックサバスが流れてオジーが歌い出したところで夫婦で吹き出した。
映画館自体の変化といえば、音響が格段に良くなっていてサラウンドが本当にサラウンドだったことくらいかな。ちなみに、3Dや4Dは未体験。

新所沢パルコ併設で「レッツシネパーク」というシネコンっぽいものができたのが1983年だったそうで。
一般的には「日本初のシネコン」というと、1984年にオープンした「キネカ大森」だそうですが、それよりもちと早い。
「レッツシネパーク」には、たしか3つのスクリーンがあった。ここでよくダンナさんと映画を観た。
それと、小手指西友には駐車場を利用したドライブインシアターがあり、ここもよく利用した。
都内の大きな映画館にも行ってたけど、個性的な映画館が近隣にあったものだ。
ちなみに、「レッツシネパーク」は大々的に改装され再オープンしたばかり。特に、寝っ転がって観られるシートとか、豪華な椅子シートとか、シートにこだわった作りが特徴的。

さて、書こうと思っていた本筋とだいぶ離れてしまった。
上記を読めばわかっていただけるかと思うが、私はいわゆるB級モノが好きだ。
なぜかと問われると説明できないが、キメキメの極上のものよりも、ちょっと崩したものやひねりのあるものに魅力を感じる傾向はあると思う。
それを前置きとして、この先を読んでいただきたい。

大学生の甥っ子がいるのだが、残念なことに初級日本語しか話せない。
話をすれば、相槌として返ってくるのは「マジか」か「ヤバイ」がほとんどだ。メールで送ってくる文章も意味不明なことが多く、肝心な要点が伝わってこなくて毎回添削したくなる。
あまりに語彙が少ないので、ためしにネット上の簡易語彙テストをやらせてみたら、中学生レベルと判明。
ただ、彼の名誉のために補足しておくと、現代の大学生の語彙力は平均的にそんなものだそうだ。
当然の結果と思ったが、このまま社会人になるのかと思うと恐ろしい。
どんな仕事だって、話したり文章を書いたりすることは必須。無駄な足掻きかもしれないが、少しでも改善できればと思い、本を読むことや非公開でよいからブログでまとまった文章を書いてみることなどを勧めた。
最初に読みやすい本を1冊プレゼントしてみたが、読んで「面白かった」とはいうものの、そこから先の感想が出てこない。本に興味は持ったようで、自分なりに選んで読んでいるようなのだけれども、こちらにオススメを訊いてくることもないし、本当の意味で楽しめていないのではないかと思う。
乱読の私にしてみれば、ジャンルや傾向を指定してもらわないと、どんな本を勧めたらよいのやらわからない。
でも、このあたりで私ははたと気づく。
仮に、彼がこんな感じの本が読みたいと言えば、いくつか提示できると思う。けれども、それは私というフィルターを通して、お墨付きを得た本になってしまう。
読みにくかったり、つまらなかったりする作品を敢えて勧めはしないからだ。

自分が自分の判断でチョイスした作品であっても、読んでみたらハズレだったということも少なくない。
それは、映画でも音楽でもあらゆるジャンルで同じことが言えるのだけれど。
それでも、そうやって直接いろんなことに触れてきたことで、自分なりの判断基準というのができあがってきたわけで。
若い彼には、できれば自分で様々試しつつ、失敗しながら自分の判断基準を構築していってもらいたい。
そのためには、長い時間をかけたのに無駄だったというような効率の悪い作業が必要不可欠なのだ。

若い世代は、超スピードで情報処理が可能だ。あれはすごい能力だと思う。
だがそれゆえに、すぐに答えを得る効率を重んじる傾向にある。
まとめサイトは読んでも、元のスレッドは読まない。ネットニュースの見出しは見ても、新聞記事は読まない。効率を重んじるがゆえに、長文を根気よく読むことが苦手なのではないかと思う。
そうだね。無駄だね。特にこの記事なんて、駄文だし。読む価値なしだね(笑)

音楽も配信で聴いていると、かつてのレコードやCDにあったアルバムのアートワークを観てイメージをふくらませたり、解説文やインタビューなんかを読んで作品が生み出されるまでの背景を知ることもないだろう。
本も同じで、電子書籍は持ち歩きには便利だけれど、紙の本の装丁や手触りなどが作品に与えるイメージは大きいものがある。
一見無駄に思えるものを排除してしまうと、味気なくなるものなのさ。味気ないと、たくさん摂りたくなる。だから、情報に触れる時間は多くなる。そんなことなんじゃないかと。

若い時代は時間がたくさんあるし、体力もあるし、目が見えづらいとかあちこち痛いとかいうこともないのだから、いろんなものを観て聴いて読んで、いろんな所に行って、いろんな人と触れ合って、世の中の玉石混交の中から、自分の「これ」というものを見つけてもらいたいなぁと。
そんなことを思った次第で。
posted by nbm at 12:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しています

お元気で、夫婦で映画鑑賞☆彡
それもキングコングでしたかぁΣ(゚Д゚)
お出かけすることも
きっかけはなんにせよ楽しいと思います
外食もできますしね♡

甥御さんは・・・外国人?と
目が点になりましたが
よくよく読めば
語彙が少ない現代人とな・・・
うむうむ
悩ましいことですね
日本だけでなく
外国においても語彙が多い人ほど尊敬されます
それだけ
言語を操る能力があるからです
それは、言い換えができることにもなります
ストレートな表現よりも
ニュアンスのある表現が
相応しい場面もあるはず・・・

こんなプリュムも語彙の多い人ではありませんが
こうしてブログすることで
文章、それも自分を表現することに
切磋琢磨しているのですぅ

職場で若年層=子供の年代と
意思疎通がうまくいきません
彼らは年長者に気を使わないのです
話合えば理解も深まるでしょうけども
話合う機会もありません
なので
近未来、彼らは社会的教育を受けずに
彼らの後輩らを指導?する事態になると
想像しています

不幽霊のブラジル
気になります
ホラーですか?


Posted by プリュム at 2017年04月19日 21:33
プリュム 様

本当に久しぶりの映画館での映画鑑賞でした。
地元映画館で映画を観ると、観終わっても時間がたっぷり。
葉桜を観つつお散歩したり、食事したり、お買い物をしたり、できました。
近所のシネコンというのは、こういう使い方をするものなのだなと
納得した次第です。

日本語が母国語とはいえ、やはり語学。
レベルを上げるためには、時間もかかるし努力も必要でしょう。
私とて、いまだに知らない日本語に出会うこともありますし
見たこともない漢字を見かけることもあります。
自分も常にレベルアップしていかないと、と思っています。

人に読まれようが読まれまいが
ブログで日々の出来事を書くことで
文章での表現力を磨いていけるのは間違いないわけで。
私も、今回久しぶりに記事らしい記事を書きましたが
書かないと衰えていくものだと思います。

若年層は、気持ちを汲み取るとか、行間を読むことが
苦手かもしれませんね。
自分たちとは異なる年齢層の人間と話す機会も少ないと思いますし。
異世代との交流の仕方は、社会に出てからようやく
経験しながら身につけていくことなのかもしれません。

『浮遊霊ブラジル』はですね
怖いホラーではないのですが、ちょっとだけホラーテイストではあるかもしれません。
ちなみに、単行本のタイトルになっている「浮遊霊ブラジル」は
7編収録されている短編の内の最後のお話。
これも含めてまだ全部を読んでいないので、読了したら感想を書きたいと思います。
Posted by nbm at 2017年04月19日 23:35
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