2017年05月18日

ゴールデンウィークあれこれ2017

今年のゴールデンウィークは、珍しく遠出して、北海道まで行ってきました。

遊水地遠景.jpg

池.jpg

ウソです。
そんなわけありません。いつにも増して、近場です。
この広大な景色は、渡良瀬遊水地。ラムサール条約登録地です。
埼玉県と群馬県と栃木県と茨城県とが交わる辺りにあります。近場とはいえ、往復で150kmくらいは走りました。
遊水地としては日本最大だそうですが、「遊水地」ってもの自体がそうそうないだろうから、最大を名乗るのもちょっと虚しい。
若かりし頃、時折この辺りで四駆で遊んでいたものですが、当時はまだここまで整備されておらず、ン十年振りに行ってみて、変貌ぶりに驚きました。
というわけで、甥っ子とバイク2台でツーリングです。
ちなみに、現在は車やバイクは外周路しか走ることができません。自転車は、内側まで走れますし、レンタル自転車もあります。

渡良瀬遊水地とは……

渡良瀬遊水地.jpg

こんな所でございます。
谷中湖というハート型の湖が目を引きますが、それ以外に第1〜第3まで調節池がありまして、普段は湿地帯のそれらが、洪水が起きそうなときには広大な湖と化し水害を防ぐ役目があります。
パンフレットを見ると、渡良瀬遊水地が成立するまでの歴史について、足尾鉱毒事件や田中正造の名前もちらほらと出てくるのですが、なんだか要領を得ず。色々と、政治的に難しい問題があったようです。
これも一種のダムのようなものですから、谷中湖に沈んだ旧谷中村の住民だった方々は移住を余儀なくされたわけですしね。

ま、それはさておき、どこまで行っても湿地帯が広がっています。
ウォッチングタワーという展望台がありまして、双眼鏡でバードウォッチングなんかができます。ここは、蜂に注意。ブンブン飛んでました。
谷中湖で釣りを楽しむ人、湿地帯でラジコン飛行機を飛ばしてアクロバット飛行を披露してくれる人、自転車やバイクでツーリングしている人、ウィンドサーフィンをしている人など様々。
なんにもなくて、とても静かでのんびりしたところでした。

第1排水門付近.jpg
ハートの細くなった先端部分が謎の構造になっていて……
ここには第1排水門があるのですが、水門の下を見ると、2本の隣り合った川がそれぞれ反対方向に流れているのがわかります。
谷中湖に向かって流れる水路(右側)と、隣で渡良瀬川に向かって流れる谷田川の流れ(左側)が反対なんですね。
不思議な感じです。
直接的に周囲の川を使って循環させているわけではなさそうですが、ハート型というのもあって、水の流れがなんだか心臓とそこを流れる血液のように見えます。

山手線の内側の半分にもなる広大な場所なので、全部を周りはしませんでしたが、それでも十分に湿地ツーリングを堪能してまいりました。
谷中湖の西岸にある道の駅きたかわべのそばには、「三県境」と呼ばれる場所があります。
埼玉県加須市・群馬県板倉町・栃木県栃木市の3つを3歩で渡れるという場所です。
全国に「三県境」は40ヶ所以上あるそうですが、3歩で回れる「三県境」は唯一ここだけだそうで。
明治・大正時代に渡良瀬川の流れが変わったことが影響して、埋め立てられあやふやになっていた三県境が2016年2月に確認されたということらしいです。
なんのことはない田んぼ沿いの水路の中に、標識があります。
ちなみに、道の駅きたかわべのスポーツ遊学館等でダムカードがもらえます。巨大なコンクリート堰堤なんてないけど、ここも立派なダムなんですね。



近場で済ませるゴールデンウィークシリーズとして、他に練馬駅近辺にも行ってきました。
つつじ公園.jpg

つつじ.jpg

練馬公園の目の前にある平成つつじ公園です。
以前のここは、ただただ駅前に広大な空き地があるといった感じで殺風景でしたが、現在は公園として生まれ変わってます。
花の時期的には終わりに近いかと思われますが、まだまだ綺麗に咲いていました。
そんなに広くないのですが、つつじの植え方が工夫されていて、奥行きを感じさせる作りになっており、色とりどりのつつじが折り重なるように見えるのが美しいです。
隣にある練馬区立練馬文化センター内では、ロボットのペッパーと戯れたりしてきました。

駅の反対側の商店街の中にある東神社(とうじんじゃ)には湧き水が湧いていて、「こんな所に?」と不思議な気持ちになります。敷地に足を踏み入れると、なんだか空気が違います。雑踏は急に遠くなり、しんとしています。
大きな四角い御影石の真ん中から湧き出るようになっていて、上から柄杓で汲んでいただきます。石のまわりにはシダが生えていて、まわりにめぐらされた紙垂とあいまって厳粛な感じです。四角い石になっているのは、汲み取る方角によってご利益が異なるとかで、説明書きがあります。
ご丁寧に持ち帰り用のペットボトルまで置いてあります。

夫婦ともに連休前後は仕事が混んでいてグロッキー状態だったので、近場のスポットでお茶を濁したゴールデンウィークでしたが、それなりに面白かったのでよしとします。
posted by nbm at 12:15| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ここは前々からというか必然的にというか、名曲『渡良瀬川』のファンなので、下流のここも気になって幾星霜…すいません10年以上です。

>ウォッチングタワーという展望台がありまして

ここでふと、名曲『All Along the Watchtower』がアタマの中で鳴り始め…ディランでもなくジミヘンでもなく、U2のそれですが。
リアルタイムだとU2だったんです。

最近、洋楽をきちんと理解するには聖書をちゃんと読む必要があるなと、つくづく思います。
それはさておき、やっぱりここには行っておく必要がありますね。一日で、自転車で全てを把握は出来ないでしょうが、それでも三県境だけは押さえたいですね(笑)。

面白い情報、ありがとうございます。
Posted by 中林20系 at 2017年05月21日 20:59
中林20系 様

渡良瀬川といえば、『渡良瀬橋』ですよね。
『All Along the Watchtower』は、知りませんでした。
プリンスもカバーしてるそうですが。
不勉強ですみません……
U2は、『The Joshua Tree』までしか聴いてなくて。
そうですね。
洋楽には、キリスト教的視点や説話が引用されたりイメージされたりしていることが多いかも。

北海道をはじめ、雄大な景色は色々とご存知の中林さんですから、物足りなさはあるかもしれませんが、それなりに楽しんでいただけるのではないかと思います。
自転車なら、入っていける範囲も広いですしね。
三県境は、非常に地味ですけど、意義のあるポイントだと思います。
Posted by nbm at 2017年05月22日 00:40
>>『The Joshua Tree』

これですこれ!これはサウンド的にはU2というよりも、イーノの作品なんじゃないかと思いました。
特に!ディレイを同期させたギターカッティング!これ、感動しますから、手元にディレイがあれば“そのタイミング”でやってみてください。
自分が宙に浮かぶような不思議体験になりますよ(笑)。

で、聖書はさておき(←いや、真面目に読み込んでみようかとは思うのですが)、やはり最初の写真二枚は北海道だなと、私も思わされました(笑)。“向こうが見えない”“地平線”がポイントかも。


余談ですが音楽で生活してた頃の話。あるひとのバックをやってた時(=別に有名人とかではない)、最初のスタジオ入りでの合わせで向こうが指定してきたのがU2版の『ウォッチタワー』と、ビートルズの『ドライブ・マイ・カー』でした。
ウォッチタワーはまあ、繰り返しだから…状況に応じてどう盛り上げたり盛り下げたり…この辺はジャズ屋でしたから得意分野でしたが。
一方でビートルズ。この曲自体は好きだったものの…弾いてみるとこのリフがモータウンを凌ぐバリバリR&B!ちょっと変わった左手の運指に苦労しましたが、改めて大好きになりました。
しかも、コーラスも注文されたので…この曲のハモリだけは(弾きながら)被せられます(爆)。ちょっと不思議なラインなんですよ。

Posted by 中林20系 at 2017年05月22日 21:52
中林20系 様

『The Joshua Tree』
懐かしくなって、聴き直してみました。
いいアルバムだなぁ。

ディレイが特に気持ちいいのは、1曲目の「Where the Streets Have No Name」ですかね?
自分で弾けたら、確かに宙に浮かぶような気分になれるでしょうね。

貴重なお話を聞かせていただきありがとうございます。
ビートルズの『ドライブ・マイ・カー』は、コーラスを含め、メロディラインが独特ですね。
あれを弾きながらハモるとは。中林さんも中々の手練れですねぇ。流石。
しかし、あんな曲をあの時代に作ってるんですから、やっぱりすごい才能だなと唸らされます。

記事冒頭の写真に騙されましたか。
中林さんを騙せたら、私も大したものですね(笑)
平地がどこまでも続く感覚。
あらためて、関東平野の広さを感じさせてくれます。
Posted by nbm at 2017年05月22日 23:57
あわわ、冒頭文で
見事に騙されました・・・(´・ω・)

失礼ながら
近場でも、このように広大な自然があるのですね
素晴らしいです♡

欧州では
遠出するよりも近場でエンジョイする
家族も多いとか・・・
交通費もバカになりませんし
何よりも混雑や渋滞で疲れてしまいまする

こうして
近場の自然を大事にしていけば
己と生活環境もよくなると言うものです

ところで

いつもの質問ですが
何か美味しい物を食べられましたか?


Posted by プリュム at 2017年05月23日 21:38
プリュム 様

たくさんご旅行に行かれているプリュムさんをも騙すことができたとは。
北関東も捨てたものではありませんね!

近場といっても、片道70kmくらいはあります。
単純に言うと、埼玉県の南端から北端まで行ったことになります。
関東平野は広いということは頭ではわかってるんですが
あらためてその広さを見せつけられた感じがします。
延々と平地を走って辿り着いたのに、まだずーっと平ら(笑)
まぁ、関東平野ももちろん細かい起伏はあるのですが。
ただ、大概は建物がみっしり建ってますから
地平線まで緑が続いているように見えたり
地平線まで水面が続いているように見えたり
という場所はあまりないと思います。

ここは、もともと広い湿地帯ではあったものの
村が出来ていた所を自然に戻したり
人造湖を造ったりというかたちで
半分は人工的に作られた景色なのですが。

周囲はのどかな農村といった趣で、これといった特産物もあるわけでなし。
この道の駅は、お蕎麦が美味しいと評判らしいのですが
北川辺は米どころみたいです。
道の駅で食べたおにぎりが美味しかった!
それと卵。黄身が濃い黄色で味も濃いです。
卵焼きが濃厚で絶品でした。
強いて言えば、名物は「いもフライ」でしょうか。
じゃがいもがフライになっていて甘めのソースがかかってます。
食べてみると、なんのことはない「コロッケ」の味がしますが(笑)
あとは、遊水地で獲れる「なまず」料理もあるようです。
鄙びた感じでしょう?

それでも、十分に非日常を感じられて楽しかったです。
Posted by nbm at 2017年05月24日 00:57
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