2012年10月22日

男の子みたいだけど

昨日は、オリオン座流星群が極大だというので、午前1時近くなってからですが、ベランダから夜空を眺めてみた。
観だしてから数分、少し大きめの流星が流れていったのが見えた。ラッキー!オリオンのベテルギウスの左下辺りが放射点だというので、その辺を中心に観ていたが、その流星はまったく違う視界の右隅を流れていった。流星群を観るときに、いつも思うのだが、大抵、放射点から離れたところで大きいのが流れる。
それから少しの間、腰を据えて観測していたのだけれど、さほどのものは流れず。けっこう、ガスっていたけど、短時間でひとつでも観られたのだから、良しとしよう。

今日は、ネット検索で偶然辿りついたことをメモしておこうと思う。

ひとつは、シラット。
アニメ『PSYCHO-PASS』を観ているときに、エンディングで、”日本プンチャック・シラット協会”というクレジットが目に付いた。
「なんのこっちゃ?」
と思い、調べてみると、インドネシアの伝統的な武道だということがわかる。格闘技のことはそこそこ知っているつもりでいたが、シラットのことは知らなかった。
『PSYCHO-PASS』は、近未来SF作品で、簡単にいうと『マイノリティ・リポート』みたいな感じ。人間の心理状態や性格傾向を常に監視して、危険分子を事件が起きる前に排除してしまおうというシステムが採用されている社会を、公安局の刑事の視点から描いている。
刑事が主役の物語なので、もちろん格闘アクションの要素はたくさんある。よく観ると、OPで、凛として時雨(←バンド名)の曲をバックに、格闘シーンがあるが、これもおそらくシラット。
日本プンチャック・シラット協会のHPを見てみると、すごいことが書かれている。
Pesilat(プンチャック・シラット選手)の誓い "Ikrat Pesilat"
1. Pesilatは、崇高な精神と品格を備える。
2. Pesilatは、同胞を尊敬し、友愛と平和を愛する。
3. Pesilatは、常に前向きに考え、行動し、創造性と力強さに溢れる。
4. Pesilatは、真実・公正・正義を守り、試練に立ち向かい、誘惑を跳ね返す。
5. Pesilatは、自身の言動に常に責任を持つ。

1000年もの歴史を持つシラットは、「礼節を知り、体と心を鍛えることを通して、その人らしくよりよい生き方を学ぶ」とされ、その基本指針は「稲の教え(イルム・パディ=実るほど頭を垂れる稲穂かな)」。つまり「鍛錬を積むほど力を鼻にかけることなく、他を思いやる慎みを知る人となること」なのだそうだ。
プンチャック・シラットは、格闘競技、演武、護身術、気(メンタル・スピリチュアル)の4つの部門があるという。
ここまでの説明だと、インドネシア民族の平和を愛する心を反映した武術、みたいな雰囲気だが、それはYouTubeで見つけた動画を観ると、覆された。
護身術動画 シラット・ナイフ術
怖っ!連続技で、これでもかと主要な動脈に切りつけ、急所を突き、ねじり、徹底的にやる。どこが護身術やねん、殺人術ですよ(苦笑)とにかく、容赦ない連続技。ナイフで攻撃するときは、手が滑って自分が怪我する可能性も高いのですが、このシラットのナイフの繰り出し方だと、それも防げそう。
関節技もあります。人間の関節がどのように曲がり、どうやると簡単にキメられるのかがよく考えられていて、感覚的には古武術に近いよう。でも、とにかく容赦ない。どこが平和的やねん。
今まで見てきた戦闘武術がいろいろあるが、抜きん出て容赦ない感じ。恐ろしい。
一口にシラットといっても、東南アジアでは各地に様々な種類があるようだし、西ジャワに伝わるプンチャック・シラットの中にも先に述べたように4つの側面がある。これらを軍隊が使えるように簡単に殺傷力を高めた形にしたRAWシラットは、各国の軍隊・警察・警備にあたる人たちなどが習得しているようだ。

世界にはこんなものもあるというのをご紹介したかっただけなので、決して悪用しないでください!


さて、もうひとつは、日本自動車博物館(→HP)。
電車車両の画像検索をしているときに、たまたま見つけた写真が、こちらの展示を写したものだった。
1995年(平成7年)に石川県小松市にできた、自動車約500台を展示している博物館。
富山県でセメント販売業をしていた前田彰三という方が、私的に収集されていた車を展示したのがはじまり(1978年)で、のちに現在地に移転したのだそうだ。
私設の博物館なので、手狭な感じは否めないけれども、台数が台数だし、とにかく壮観。
各自動車メーカーはそれなりに博物館を持っているようだけれど、それだと自社製品しかないだろうし、いろんなメーカーの車が一堂に会しているという点では、楽しいのではないか、と。
ちなみに、何のことやらわからんが、世界のトイレもあるとのこと。世界15カ国の便器を使用したトイレになっているらしい。
とても遠いので、生きているうちに行くことがあるんだろうかと思うほどだけど、観てみたい気はする。
こちらもなんやわからんが、明治記念館という付属施設があり、明治中期の貴重な建築の洋館の中に、明治時代の生活品や道具などが展示されているという。

昔から、車を観るのは好きである。
小学生時代から、テレビで車のレースが中継されていると、必ず観ていた。
モーターショーに行ったり、学生時代はヒストリック・カーのイベントが開催されているレース場でもぎりのバイトをして、パドックパスをもらって、パドックをワクワクしながら歩き回っていたり。
なので、ちょっとおもしろそうな所を見つけたと思って、嬉しくなった。

というわけで、今回は、たまたま見つけたネタを2つお送りしました。
posted by nbm at 12:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

☆自演乙☆乙!

昨夜のK−1MAX。
最初から観られなかったのは残念でしたが、長島☆自演乙☆雄一郎選手がとってもよかった!コスプレで登場することで話題を集めていましたね。詳しいことを知らず、本人もインタビューで「仕事はコスプレで、格闘技は趣味(またはアルバイト)」などと言っていると聞き、盛り上げ役にはなるだろうけど、はたして通用するのか?と思ってました。
すみませんでした!私の認識の甘さを、全面的に謝罪したいと思います。彼はすばらしい選手でした。

K−1MAX自体を事前にチェックしてなかったので、HAYATO選手との1回戦だとは知らなかった!対戦カードを知ってたら、失礼ながら1勝もできずに終了かなと予想していたことでしょう。HAYATO選手は、なかなかいい選手ですからね。しかし今知ったけど、もう31歳なのか。ベビーフェイスだからねぇ。ちょっと驚き。
YouTubeで探して、観逃していた1回戦のHAYATO戦を今観てみました。入場のコスプレは「マクロスF」のランカ・リーだったんだね(笑)曲も「星間飛行」だったし。2回戦の入場は放送だとカットされちゃってたけど(笑)、一体何だったんだろう?ピンクのコスチュームだけじゃ判別できなかった…。

そして、2回戦、つまり準決勝。山本優弥選手との対戦。これは観ましたよ。長島選手の試合を全く観たことがなかったので、そのファイト・スタイルを知らなかったのですが、キックボクシングかと思いきや、あれは日本拳法ですね。白いボクサー・パンツに黒帯みたいなモチーフが付いてたし、御本人も日本拳法出身というのを誇りにしているのでしょうね。もちろん、キックボクサーとしてもタイトルを持ってるくらいですから、実力があるのはわかってます。タイトルをとったのは、新しい団体みたいだけど、デビューから2年足らずで11連勝してるし。
だけど、一見へなちょこで「はにゃ〜ん」みたいに見える拳の出し方は、独特でしたね。ストレートパンチというよりも掌打って感じでした。間合いも拳を出したあとのいなし方も、キックボクシングとは違う感じでした。あれは、慣れないと、キックボクサーにはやりにくい相手でしょうね。手数が多くて、スタミナがある。そして、打たれ強い。ガンガン前に出て行くし、観ていて本当に気持ちのよい戦い方をしてました。
1回戦で負傷した目の上の傷からの出血が止まらなくて、結局ドクターストップになってしまいました。残念。本人、号泣してましたね。決勝戦まで3回分のコスプレを用意してたのにね(笑)
予想外に、本当にいい選手だったので、これから応援していきたいと思います。

個人的な好みとして、正統派よりも、クセのあるファイターが好きなので、長島選手のような個性的な選手が活躍してくれると、本当に面白い。今回、優勝したのはコヒでしたが、ちょっと優勢に立つと、余裕ぶっこいちゃって、逆にヤラれちゃったりするっていうおきまりのパターンでしたね。魔娑斗が解説で「彼はこういうポカをよくやるんですよね」とか言ってるし(苦笑)で、劣勢になるとクリンチを繰り返す…。結局、勝ちはしたけど、試合がかちょ悪い…。
それと今回も、ワンデイ・トーナメントの悪いところが出てしまいました。長島選手が準決勝でTKOになってしまったのも、前の試合の傷が元でしたし、前回覇者の城戸選手を完全に戦意喪失させるといういい試合をした日菜太選手も、負傷で先に進めなくなってしまいましたしね。長島選手、日菜太選手は、まだまだ若いし、これからも注目ですね。

そうそう、長島選手が野望に掲げていたことのひとつに、”声優デビュー”というのがあるのですが、「地獄少女 三鼎」第22話でカメラマン役として出演されるそうです(爆)ちなみに、長島選手のブログはコチラ

☆修正しました☆
”正拳突き”と書いていたのですが、”掌打”と書きたかったのでした。ちゃんちゃん。
posted by nbm at 11:39| Comment(2) | TrackBack(1) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

いつかその日が…

11月の後半、疲れが出たのか、なんだか免疫力が極端に落ちているのは感じてました。口の中が荒れてしまって、やけどをしたときのように上あご側がヒリヒリしたと思ったら、それが舌にうつり、しまいにはプツプツと口内炎ができるという症状に悩まされてました。微熱もあったりしたので、風邪の症状のひとつだったのかもしれません。ビタミンB群を摂取して、半月ほどでようやくその症状がおさまったかと思ったら、今度は熱・のど・鼻にくる典型的な風邪を引いてしまったようです。普段、うがいや手洗いなどを実践し、栄養バランスを考えた食事を摂っているのですが、疲れがたまると、こういった努力も虚しく、風邪を引いたりすることがあります。年末は、1年の疲れが出る時期。皆様も、お気をつけくださいね。

昨日は、久々にK−1を観ました。ここ数年はあんまり面白くないんで、「やってたんだ…」って感じで観出したので、ピーター・アーツバダ・ハリの試合を観のがしてしまいましたが…。
準決勝でのバダ・ハリの表情が、とても集中して冷静に見えたので、この人も成長したんだなと思い、1度ダウンを奪われても、落ち着いてダウンを奪い返すのを観て、今回はイケるかもと期待をしたのですが…。あんな結果になったのは残念です。折角の決勝戦。防御を固めるボンヤスキーになかなか手が出せず、イライラが募ったのか、倒れたレミー・ボンヤスキーを殴り、踏みつけてしまいました。K−1ルールではやってはいけないことで、バダ・ハリは警告をもらい、踏みつけられたことで頭部にダメージを負ったとして、ボンヤスキーに5分間のインターバルが与えられました。しかし、物が二重に見える症状が治らないということで、試合続行は不可能に。バダ・ハリの反則行為は重いということで、レッド・カードが出されて、失格となってしまいました。あれは、ボンヤスキーが大げさに見えましたが…。もう少しインターバルをとって、その後試合を続行させればよかったのに。イラついて、暴挙に出たバダ・ハリが悪いのはわかるけど、1年の締めくくりのメイン・イベントを、あんなカタチで終わらせるK−1に、ファンはがっかりだと思います。
ボンヤスキーのその前の試合では、ジェロム・レ・バンナの痛んでサポーターが巻かれている左肘にボンヤスキーの膝蹴りが当たり、骨折の疑いがあるとしてドクター・ストップになってしまいました。バンナとしては、年齢もあり、今回の大会に賭ける思いは相当のものであったと思うのですが、残念です。
決勝戦で、相手の反則負けによる優勝となったボンヤスキー。なんかカチョワルイ。試合が止められたときに泣いてましたが、「なんでお前が泣くんだよ!」とツッコミ入れたくなりました。ほんと、シラケちゃったね。どうせ勝つなら、もっとスッキリと勝ちたかっただろうとは思いますが。泣くくらいだったら、立てばよかったんじゃねーの?

でね。昨日のK−1は世代交代とか言われてました。往年の名選手、ピーター・アーツジェロム・レ・バンナが最終トーナメントに残ってましたからね。二人とも残念ながら負けてしまいましたが。アーツもバンナも、個人的にはあまり好きな選手ではなかったのですが、近年は年齢に抗って、しっかりとトレーニングしているのが、身体つきからにじみ出ていたので、応援したくなってしまったのですよね。特にバンナは<無冠の帝王>と呼ばれていたので、今回はせめて決勝戦に出て欲しかった。

話は変わりますが、サッカー界でも、なんだか世代交代を感じます。セレッソの森島寛晃選手やジュビロの名波浩選手の引退が報道されましたし、レッズの”野人”岡野雅行選手は戦力外ということでレッズを離れることになりました。3人とも36歳か…。そして、それぞれほぼひとつのチームで長年プレーしてチームの顔となってきた選手たちが、そろってチームを去ることになります。Jリーグには詳しくないですが、チームのサポーターの皆さんにしてみれば、愛されていた選手たちだと思われ、なんだか寂しいですね。特に、岡野選手は、チーム内がなんだかバラバラな雰囲気のこのときに、チームを去りたくはないだろうなと。
肉体を酷使するスポーツならば、いつか引退するというのは避けられないことですが、きっとケガや疲労でボロボロであろう身体をケアしながら、体力の低下に負けずにこの年齢まで頑張ってきた選手たちは賞賛せずにはおれません。
K‐1のバンナやアーツの姿を観ても、それを感じるのです。バンナが35歳、アーツが38歳。がんばってるよね。リザーブ・マッチのレイ・セフォーは観られなかったけど、彼も37歳か。あと何年できるかな。今のアーツやバンナが、王者となったボンヤスキーを倒すところが観てみたい…。
posted by nbm at 15:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月13日

クラヴ・マガ

今日は目先を変えて、格闘技のお話でも。

日本に空手や柔道、剣道などがあるように、世界の国々でも、様々な武道があるわけですが、格闘技に興味がある人でなければ、一般的にはなかなか知られていないものも多いのではないかと思います。かく言う私もそんなに知ってるわけじゃありません。思い浮かぶのは、タイのムエタイ、ブラジルのカポエイラ、韓国のテコンドー、旧ソビエトのサンボくらいでしょうか。
ですが、今挙げた4つの格闘技も、その源流を考えるとそれぞれにタイプが違うものであるような気がします。日本の空手は、もともとは琉球の武術が発展してできたもののようですが、ムエタイやカポエイラもこういった数百年の古い起源をもつタイプ。テコンドーは、近代に空手から派生したもので、比較的新しい格闘技と言えるでしょうね。
しかし、サンボに至っては、1940年頃に旧ソビエトが国内の各地に伝わる武術や日本の柔道の関節技を研究し、武器を持たない自己防衛の武術として開発した新しい武術。そして、それがソビエトの軍隊に広められていきます。軍のサンボは、サンボでもコンバット・サンボと呼ばれる部類のもの。打撃や締め技があり、武器への対処法なども含まれます。一方、スポーツとして楽しまれているサンボもあります。こちらは投げ技と関節技のみで柔道に似ているかもしれませんね。今は無きPRIDEで最後のヘビー級王者となったエメリヤーエンコ・ヒョードルは、コマンド・サンボ出身の選手です。ヒョードルは今年のロシアでのコマンド・サンボ選手権でも優勝したそうですよ。

さて、このサンボに似た成り立ちの武術を、最近知りました。それが、クラヴ・マガ。20世紀前半、イスラエルで開発された護身術及び白兵戦術。クラヴ・マガとは、直訳すると「近接戦闘」。1930年代に、ハンガリー生まれのユダヤ人、イミ・リヒテンフェルドという方がハンガリーとチェコスロバキアで考案し、イスラエル建国前のパレスチナでユダヤ人民兵組織に広まったという。イスラエル建国後は、これが軍や警察に教えられることになったらしい。競技としての規則が確立されていないので、選手権大会のようなものはない。
いかに効果的に相手にダメージを与えるかということを基本に考えられた武術なので、頭突きや股間への攻撃などもあり。表現が悪いかもしれないけど、相当えげつない。相手が武器を持っていたり、相手が複数であることも想定し、本当に近接戦闘での実践を考えると、そうなるんだろうね。人間の条件反射を利用した動きや、パニック状態に動じないことを教えてくれるそうですよ。基本編はエアロビクスから(笑)戦う上での体力というか、実際の戦闘を前提に考えられているわけですから、いつまで続くかわからない戦闘にも耐えられる身体をまず作れってことですね。私も格闘技は未経験ですから、あくまで想像ですが、たとえば1Rのボクシングでも、数分の柔道の組み手でも、観ているだけで選手の体力の消耗はわかります。実践では、あれがインターバルなしで続くわけですから、まず心肺機能を鍛えておかなければいけないのでしょうね。
ということで、このクラヴ・マガはイスラエル国内にとどまらず、各国の警察や治安機関、特殊部隊などに教えられているようです。

クラヴ・マガの生々しい実践的な要素は、リアリティを出すのに格好のものであるのか、アクション映画やアクション・ドラマでも導入されているようです。『ボーン・アイデンティティー』シリーズの主人公ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)や、『エイリアス』の主人公シドニー・ブリストウ(ジェニファー・ガーナー)、『24』のトニー・アルメイダ(カルロス・バーナード)などは、みなこのクラヴ・マガを習得しているという設定になっているといいます。確かにね、ジェイソン・ボーンやシドニー・ブリストウの動きは、今までのアクションとは一線を画しているように感じていましたが、それはクラヴ・マガという前提があったからなのかと納得。『イナフ』ジェニファー・ロペスや、『トゥーム・レイダー』アンジェリーナ・ジョリーもクラヴ・マガの訓練を受けたとか。日本では、水野美紀『世界ウルルン滞在記』でクラヴ・マガのトレーニングを受けに行ったとか、『SP』岡田準一がクラヴ・マガのビデオを観てアクション・シーンの参考にしたとか言われているようです。

以前にもお話ししましたが、私はかつて夜道で暴漢に襲われたことがあります。イヤホンで音楽を聴きながら歩いていたところを、自宅の数十メートル手前でいきなり後ろから羽交い絞めにされました。口を塞がれたので声が出せず、何を思ったのか咄嗟にしゃがんだら、するりと羽交い絞めから解放されて悲鳴をあげることができ、暴漢は逃げて行きました。何の知識もなく、何の訓練も受けたことがなかったのに、どうしてしゃがむという行動ができたのか、自分でも不思議ですが、そのたったひとつの動作で助かることができました。後で唇が腫れるほど強く羽交い絞めにされていたのに、下にすとんと腰を下ろしただけで、抜け出せたのですからね。こういうときにはこうするというセオリーが、訓練することによって、咄嗟のときにもできるようになるのであれば、有効かもしれないと思うのですよね。
興味のある方へ、クラヴ・マガのHPはコチラ。しかし、本格的にやると、これ、相当キツそうっすよ。
posted by nbm at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

溺れる者はワラでも溺れさせる

またまたお仕事で深く潜行していたので、更新が滞ってすんません。

昨夜、ニュースで見たんですが、溺れている人を助ける方法
自分では絶対に飛び込まずに119に通報する。そして、陸から浮かぶものを投げてあげる。浮き輪とか、空のペットボトルとかね。
なんだか薄情なように聞こえるでしょう?でも、これが大正解なんですよね。たとえば、子供が溺れてたら親は助けようと思って迷わず飛び込みますね。それでミイラ捕りがミイラになっちゃう。そんなニュースをよく聞くじゃないですか。助けたいのはわかる。でも、自分が死んじゃったら元も子もない。
何度か溺れた人を助けた経験があるダンナさんも、このニュースでの救助法を全面的に肯定してましたよ。ダンナさんはかつてジュニア・オリンピックの強化選手だったこともあるくらい泳げる人ですが、そんな人でも、たとえ相手が子供でも女性でも溺れそうになっている人に安易に近づいたら、こちらが溺れさせられると言ってます。
いくら泳ぎに自信があるとしても、溺れている人を助けるのは大変なことなんです。死ぬ気でしがみついてきて、こちらを足がかりにして(沈めて)水面に出ようとするわけですからね。しかも、尋常じゃない力で。
どうしても助けなきゃならないとしたら、ダンナさんならどうするかというと、まず話ができる段階なら、絶対に自分にしがみつかないように約束させた上で、溺れている人の後ろから近づいて、ヘッドロックをかけるようにして首に片腕を回して、空いた手で水をかいて泳ぐ。相手がパニックでどうにもならないなら、かわいそうだけどグッタリするまで待ってから近付く。そうでもしないと自分が死ぬから。そう言ってます。
昨夜のニュースでは着衣のまま水に浮かぶ講習会を紹介してましたが、溺れないための基礎知識を小学校などでは教えてないのでしょうか。少なくとも自分は学校で教わった覚えがないけどね。海に囲まれたこの国で、水泳は教えても、自分が溺れないための術を教えていないのは疑問です。大事なのは、仰向けで顔を水面に出して浮かぶことを覚えること。嫌がったり怖がったりせずに耳まで水に漬ければ、顔は自然と水面に出ます。なんなら、反っておでこを水に漬けるくらい意識すれば、鼻と口は一番高い位置になるわけで、呼吸ができるということです。ニュースの講習会の先生がおっしゃってましたが、助けを求めようと腕だけでも水面から出そうとすると、体が沈んで溺れる、と。荒れた海や激流でもなければ、仰向けで力を抜いて浮かんでるだけで呼吸はできますもんね。ぜひ、学校で教えてほしいな。子供を持つ親御さんたちにも、ぜひ知っていてほしいよね。やってみると一番いいけど、知識として知っておいて損はないのではと思い、書いてみました。もちろん、こうすれば絶対助かるっていうほどのことでもないかもしれないけど、少なくともただパニックになってしまうよりはマシかな、と。

それでは、今日はスポーツの話題から。

「DREAM.5」
今回、自分的に目玉の試合は、ライト級準決勝の宇野薫vs.青木真也。この試合さえ観られればいいやくらいの気持ちでいたのですが、いやぁ面白かった!
ご存知ない方のために、少々ご説明申し上げますと、DREAMというのは、最近立ち上がった総合格闘技のイベント。昨年、PRIDEが活動を休止してしまい、PRIDEに所属していた選手たちと、HERO'Sに所属していた選手たちが共に戦うことになったわけです。総合格闘技とはいえ、どちらかというと、グラウンド(寝技)系のイメージが強い感じ。
で、宇野薫といえば、総合格闘技界ではパイオニア的存在の選手。そこに、新星”バカサバイバー”こと青木選手が登場。”宇野逃げ”と名前が付くほど、組み付かれた体制から逃げる技術に長けている宇野選手と、長い手足からフットチョークなどわけのわからん締め技をくりだす青木選手との攻防。楽しいじゃないですか!試合は思った通りの展開で、青木選手が何度も締め技をキメて、これで終わったかと思うと宇野選手がするりと逃げるという感じ。結局、終始青木選手のペースだったので、判定で青木選手の勝利となりました。久々に面白い試合を観たなぁ。青木選手は、決勝で敗れてしまいましたが、本人も試合後のインタビューで言っているように宇野戦を一番重視していたようでしたからね。これからが楽しみな選手であります。
本当は、決勝戦は”バカサバイバー”vs.”眉毛”の戦いになるはずだったんだけど、”眉毛”(エディ・アルバレス)が負傷して、リザーバーのヨアキム・ハンセンとの対戦となり、リザーバーだったハンセンが優勝するという間抜けな展開に。ちなみに、リザーバーというのはですね。トーナメント戦なんで、途中で負傷などにより出場できなくなった選手が出ると、代わりに出場する選手が必要になるので、補欠といいますか、予備の選手を決めておくのですよ。すでに敗退している選手の中から、リザーブ・マッチを行って、勝者がリザーバーになるというわけ。で、今回はハンセンがリザーバーでした。敗者復活で優勝みたいな感じですかね。

締め技中心とはいえ、打撃ももちろんありの総合格闘技で、特に”戦うフリーター”所英男選手の戦い方を観ていて、組み付いた相手から離れ際に打撃を繰り出すのを見て、経験というか、体に染み込んだ反応はいざというときに出るのだということを感じました。
溺れないための術も、経験して体で覚えていたらいざというときに少しは役に立つかもって思った次第。




posted by nbm at 14:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月25日

祝!日タイ修好120周年!


differariake

ちょっとエクトプラズムがうつってますけど、すんません(笑)いやだなぁ、スモークですよ、スモーク!
ムエタイ・ジムのオーナーさんである知人がチケットをくださったので、行ってきましたディファ有明。日本とタイの修好120周年を記念するイベントとして行われた「MUAY THAI HEARTY SMILES」。ムエタイ9試合とエキシビジョン・マッチが2つ。本場のムエタイが観られるとあって、ワクワクして行ったのですが、いやぁ、面白かったぁ!

豊洲サイドからは初めてゆりかもめに乗ったのですが、新橋サイドからとは景色が全然違うのね。行きは建築物群のパノラマを楽しみ、帰りは綺麗な夜景が楽しめました。何にも無かった有明・豊洲の変貌に驚きましたよ。そして、ディファ有明へ。元のMZA有明ですわな。ディスコ時代に通った方も多いのでは?建物はそのまま使ってるみたいです。三沢光晴を中心としたプロレスリング・ノアの本拠地でもあるのですよね。ですが、この日の前日はコスプレ・イベントやってたみたい。有明テニスの森駅からディファ有明までの土地は、2016年東京オリンピックの選手村建設用地として確保されてました。ほんとにやる気か?石原さんよ。
ディファ有明に着くと、建物の入り口までタイ料理の屋台が並び、外のステージではなぜかハワイアン・ダンスが。タイだよね?なぜにフラ?沖縄そばとかもあったし、南国ならなんでもいいんかい!
ムエタイの前に会場で行われていたのは、POTATOというタイの人気ロック・バンドのライブ。時間が押してるようだけど、慌てたようにみえなくて、日本に居ながらタイ時間?押してるってのに、試合前に湯島天神白梅太鼓のみなさんが熱演されちゃって、なかなかムエタイの試合が始まらない。ムエタイを観に来たお客さんたちは、みんなやきもき。「太鼓はもうえぇて〜」って感じ。

詳しい試合の結果などはコチラを見ていただくとして、と。
キャパシティーはたぶん1200席くらいで、格闘技を観るには一番後ろの席でも充分な距離。大画面もあったけど、直接リングばかりを観てました。ノアもあれなら面白いよね。小さいので会場全体の一体感が感じられて、興奮を高める感じ。
前座の試合は、ムエタイというよりもキックボクシング?みたいな感じでいまひとつ期待していたものとは違う。でも、試合前にはいちいちお祈り(ワイクルー)するし、試合中もるんるんズンタカタッタン、ズンタカタッタンるんるんと音楽が鳴りっぱなしなのが、ムエタイ〜って感じでした。各選手がそれぞれのテーマ曲で登場するんだけど、日本人がミクスチャー系やヒップホップ系でかっこつけちゃってるのにたいして、タイの選手の選曲のなんとナイスなこと!力の抜けそうな、すっとぼけたタイ語の曲に、いちいち笑いました。そんな曲かけといて強いんだから笑える。選手入場口の真上の席だったので、入場直前の選手たちの表情が見られて面白かった。しっかし、スモーク出し過ぎ!

なんといってもスゴかったのは、アタチャイ・フェアテックス。もう神ワザです。感動…。相手選手とは格が違いすぎてお話にならなかったのですが、華麗なワザの数々をエキシビジョンのように魅せてくれました。相手のパンチをよけるよける。1発も当たらない。リアル・マトリックスですわ。飛び蹴りは、一瞬空中で止まったように見えましたし。華麗なワザの連発で、ラウンドが終わるたびに、場内はため息とどよめき。出てきた瞬間から風格が違うと直感したのですが、あれは神の領域。ピッチリ7:3分けして、あれはないよ(笑)風貌と試合内容がちぐはぐ。それでも、全盛期は過ぎてる選手なんだよね?ムエタイのスゴさを目の当たりにしました。この試合が観られただけでも、行った甲斐があったというもの。
昨日の映像はありませんが、こんなのみっけ。今年の6月のM−1(漫才じゃないよ)の試合の映像ですが、昨日はこんなもんじゃありませんでした。もっと華麗だった。アタチャイは別格だと思いますが、あんなのがうじゃうじゃいるかと思うと、日本のキック・ボクシングはムエタイにはまだまだ敵いませんよ。

ムエタイは、本来賭けの対象ですから全5Rだったら3Rくらいまでは倒しちゃいけないし倒れちゃいけないそうです。簡単に決着がついちゃったらつまんないもんね。でも、八百長はナシ。常にガチンコ。ムエタイの選手は、競馬でいえば競走馬のような存在であって、その地位は低いものなのだそうです。K−1でチャンピオンになって有名になったブアカーオ・ポー、プラムック選手などは、日本での格闘家としての地位の高さに驚いたとか。

あんまり楽しかったので、話が尽きません。今回、友人を誘うに当たって、格闘技に興味のある人間が思っていたよりも全然少ないことに気付きました。男性でも興味がある人が少ないわけですから、女性だとなおさら。私は小さい頃からプロレスとかボクシングとか空手とか、好んでよく観てたのですけどね。別段、兄の影響というわけでもなく。ダンナさんは格闘技が大好きなので、私の格闘技への興味に拍車がかかりました。近年はショー・プロレスよりもガチンコ系が好きです。時分の周りを見回して、あらためて格闘技好きの女子率の低さを痛感。でも、昨日の会場は、女性ファンがたくさん来てました!
チケットをくれた知人のジムは、実は近隣の女性がフィットネス感覚で来てくれることを期待していたそうですが、集まってきたのは、プロの総合格闘家ばかり。ムエタイは肘を使うワザがたくさんあるのですが、ほとんどの格闘技で禁止されているワザ。一発で相手の身体を破壊するからです。この裏ワザを修得したくて、なんでもアリのルールで戦うプロの格闘家さんたちが有名タイ人トレーナーの秘技を習いたくて集まってしまったのだとか。
もっと近くにこのジムがあったら、私が通ったのに…(笑)
posted by nbm at 14:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月06日

知らなかったよ、タイソン…

昨日のK−1MAX。判定に次ぐ判定でしたが、結構見ごたえのある試合が多かったです。残念ながら、優勝された佐藤嘉洋選手は確かに強いのですが、あまりにも正論で組み立てられる試合運びに面白みが無く、好感がもてないのです。ごめんなさい。やっぱり、カウンターを食らおうがなんだろうが突っ込んでいくタイプだったり、決まるかどうかわかんないような奇抜なワザを繰り出すタイプの選手の方が魅力的に見えてしまいます。昨日は、佐藤選手と小比類巻選手の他は、ほとんどそんな頼もしい選手ばかりでした!それから、いまや総合格闘技全体に言えることですが、もう巨人禁止!いくらウェイトが同じだからって、身長差やリーチの差、筋肉量の差などを無視したカードは一方的になりやすく、見ていて面白くありません。スペックが似通っているからこそ、対決に見ごたえが生まれるというもの。
さて、ボビー・オロゴンの弟、アンディ・オロゴン選手と小比類巻貴之選手との対戦がありました。日本国内の代表選手を決めるトーナメント。魔娑斗選手は別格のシード扱いとなり、それに対して怒りを隠さない小比類巻選手。しかも、1回戦の相手は、格闘技を初めて半年という、ほとんど素人のアンディ・オロゴン選手。確かに、ひどい仕打ちだったかもしれません。でもね。試合が始まったら、のびのびとやるアンディに対して、小比類巻はガッチガチ。肩に力が入っていて、全然パンチが出せません。それは、彼の構え方からもわかりました。ダンナさんが分かりやすく解説してくれたのですが、ムエタイの選手はよく、手首を敵の方に向けてにゃんこのような構えをします。そうすることで、肩の力が抜けてパンチが打ちやすくなると同時に、相手のキックなどの攻撃を受けたときに、曲げた腕がクッションとなって衝撃を吸収してくれる効率もよいわけです。一般的に連想されるようなボクシングの構えは、力んでしまうと実はしなやかなパンチを出すのには不向きな構えだということになります。昨日の小比類巻選手は、素人になど負けられないという気負いがそうさせたのか、終始力んだままで、結局その素人に延長戦の上負けてしまいました。ひどい屈辱でしょうね。しかし、身体能力に恵まれたアンディ選手の格闘家としての成長は目覚しく、決して侮れる相手ではなかったのでした。そうは言っても、過酷な1デイ・トーナメント。両者とも負傷してしまい、先に進むことができませんでしたね。
ダンナさんと、ボクシングやキックボクシングの構えの話をしているうちに、マイク・タイソンの話が出てきました。私には、凶暴化した後のタイソンの印象が強かったのですが、彼はすごい選手だったのですね。ネット上で動画を見てみると、まず、ものすごくパンチが速い。ヘビー級であの動きはバケモノです。当時珍しかったピーカーブー・スタイルという構えをしています。パンチを受ける際に致命的となるアゴを守るために、アゴの前を拳を揃えて徹底的に守るスタイルです。そこから一旦沈み込んで、超人的な上腕の筋肉から繰り出すパンチが武器。自分の頭の上へと縦にフックするパンチは、相手からすると、視界の外から飛んでくることになるので、防ぎようがないわけです。しかも、タイソンは当初名トレーナーであるカス・ダマトについていて、ナンバーシステムと呼ばれるトレーニングをしていたとか。攻撃する場所・パンチの種類に番号を付けて、トレーナーが試合中に番号の羅列を叫んで攻撃を指示するというもの。タイソンは、トレーナーの言うとおり、正確にパンチを繰り出しては勝利したというのです。カス・ダマト亡き後、カス・ダマトが「あいつとだけは組むな」と禁じていたドン・キングと組むようになってから、タイソンがおかしくなっていったらしいのですが、おかしくなってからのタイソンの方が印象が強くて、その前の、本当に強いタイソンをあまり知りませんでした。なんかかわいそうだな。

(注)ちょっと修正しました。
posted by nbm at 22:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 格闘技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする