2012年12月11日

超絶展開

このブログに書くべきでない、というかあまり書きたくない内容ではあるのですが、自分の気持ちを整理するためと、記録のため、そして私の経験を参考にしてくださる方がいらっしゃればという思いで少しずつ書きたいと思います。

11月末の寒い朝、父が倒れました。脳内出血です。
もともと認知症があり、当初はアルツハイマー型と診断されていたものの、近年は脳梗塞型と言われてました。四肢の麻痺など顕著な症状はないものの、脳梗塞が進んでいるということで、高血圧でもあったので、脳内の状態は悪く、脳内出血の可能性は高いと思っていました。
その朝は急に冷え込みました。早朝、暖かい布団から出て、まっすぐに外の郵便受けに向かい、新聞を取ってきたようです。その数時間後、突発的に戻し始めた後に意識を失くし、母が救急車を呼びました。
気温差が体に良くないことはわかっていましたが、認知症が進んだ父に何を注意しようが行動をとどめることはできません。急激な温度差が、脳内に悪影響を及ぼしたのは明らかです。
救急隊員から連絡が入り、午後一番で病院に兄弟たちと駆けつけました。
出血が大量で、脳内の圧も高い状態だったので、脳室ドレナージのために簡単な手術が施されました。脳内の水や血液を抜くために、頭蓋に穴を開けて管を2本挿します。
手術室から運ばれてきたストレッチャーを見て、「あの眉毛はうちのお父さんだよね?」と、坊主頭に剃られた父を、立派な眉毛で見分ける家族(笑)
その後も、「触覚生えてるみたいになってるんだよね、きっと」とか言いつつ、待合室で笑っている私たち家族。
たぶん、極度の緊張を和らげようという心理が働いたのだと思いたい。ということにさせておいてください。集中治療室の待合所で、大笑いしてる家族って……迷惑だよね。

その後、意識は戻らないまま今に至っています。そして早、転院の話が進んでいます。回復期リハビリテーション病院か療養型病院か、転院先を選ばねばなりません。そのことについては、またあらためて書こうと思います。

ここからが超絶展開。
父が倒れて1週間後の夜、今度は母が救急搬送されました。
暗い夜道を歩いていて道から転落。80cmくらいの段差を頭からダイブしたので、首の神経を損傷したようです。一瞬体中がカーッと熱くなって、動かなくなったのだそうな。全身の神経に電気が走ったんでしょうね。
母の「助けて!」という呼びかけに、通りがかりの方が助けてくださって、救急車を呼んでくださいました。
当初はまったく体が動かなかったということでしたが、今は下肢については機能的に問題がないことがわかっています。ただ、まだ立ったり歩いたりしていないので、筋力が落ちていたりめまいを起こすことも考えられ、簡単に歩けるようにはならないかもしれません。
両腕にひどい痛みがあって、動かすことが困難な状態ですが、徐々にリハビリをして動かし始めているところです。腕の知覚がおかしくなっているようで、ちょっと触っただけでもひどく痛いのだと言います。

それまで、認知症の父を年老いた母が看るという二人の生活でしたが、おそらく、父が家に戻ることはもうないでしょう。母は、回復具合によるのでわかりませんが、できれば一人で自立して生活し、ヘルパーさんの助けを借りるくらいで暮らせるようになってほしいと思っています。

母が救急搬送されたのは父の病院とは離れた場所の大病院。
ここが何から何まで非常に対応が悪く、ヤキモキします。
昨日は、医師から直接、母の病状についての説明が聞けるというので、その大病院に行ったのですが、行ってみると「今日は先生が病棟に来る予定はありません」と担当看護師が言う。いや、前日あなたに確認して、医師が病棟に来るというから話を聞きに来たのだけど?
それならその担当看護師に病状を聞いてみようと思うと、まったくといっていいほど何も知らない(苦笑)
「医師の話が聞けるというから来たのですが、それならいつお話ができるのですか」と詰め寄ると、「確認してきます」と言い、結局は手術が終わる18時以降ならという返事。
病院から時間指定されていたのは15時。医師が説明に来たのは、結局18時30分頃でした。後から医師に確認すると、この日はもともと手術の予定がある曜日で、それならなぜそんな話になったのやら。
医師から病状についての説明を受けたあと、担当看護師がやってきて、「先生はどのように言ってましたか?」と私に聞いてくる始末。
いやいや、患者の状態については、医師と看護師で伝え合っておいて当然だと思うがな。それがなぜ、患者の家族に患者の病状を聞く?わけがわからない。最悪、医師が私に説明するときに、担当看護師も同席すればいいことだよね?
救急搬送されて以来1週間近く経つわけだけど、母のもとに医師は一度も来ていないらしい。普通は回診があったり、様子を見に来たりするよね?
急性期も急性期の患者さんしか入院していられない大病院とのことなので、母も来週には転院することになり、今、父が入院している病院に受け入れてもらうよう交渉しています。

問題児である母が、投資依存症とでもいうべき状態になり、家族に隠れてあろうことか詐欺集団にお金を渡し続けて父の積み上げてきた財産を失くし、生命保険や医療保険の類もすべて契約を解除して詐欺に突っ込んでしまったため、年金くらいしか手元にないというのに、二人同時に入院とか、意味がわかりません。

昨日、病院のベッドの上で母は、「まったく、お父さんは(倒れたりして)迷惑なことをしてくれたよ」と言いました。
すかさず、「あんたの方がよっぽど迷惑だよ!」とツッコミを入れた私です。
母に厳しいのは私の仕様です。事故は事故ですし、心労・疲労もあってのことだとは思ってます。
それでも、こんな風に性格の歪んでいる母に、同情できないでいます。
ちなみに、脳はしっかりしていて、認知症の心配がないことは検査でわかっています。

一時は、二人共がほぼ同時に寝たきりになるのかと絶望的になり、一睡もできない日もありましたが、母が思いのほか回復しているようなので、それだけで随分と明るい気分になれるのが不思議です。
人間、あまりにひどいことが起きると、ちょっとのことでも希望に感じるものなんですね。
posted by nbm at 12:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする