2015年09月26日

2015年9月14日からの地震メモ

2015年9月14日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2015年9月14日 12時47分頃 小笠原諸島西方沖 M4.5 深さ約10km 最大震度1
2015年9月16日 5時53分頃 茨城県南部 M3.9 深さ約50km 最大震度3 (当地 震度1)
2015年9月17日 15時49分頃 茨城県沖 M3.4 深さ約50km 最大震度1
2015年9月17日 23時50分頃 栃木県北部 M2.8 深さ約10km 最大震度1
2015年9月19日 5時5分頃 茨城県沖 M3.9 深さ約50km 最大震度2
2015年9月22日 5時55分頃 茨城県南部 M3.9 深さ約70km 最大震度2
2015年9月22日 15時59分頃 茨城県沖 M4.1 深さ約20km 最大震度2
2015年9月22日 17時56分頃 茨城県沖 M4.3 深さ約10km 最大震度2
2015年9月23日 23時44分頃 栃木県南部 M3.7 深さ約70km 最大震度2
2015年9月25日 5時59分頃 神奈川県西部 M1.6 ごく浅い 最大震度1

全体的に頻度は少なめ。
でも、規模は微妙に大きいものが多いのが気になるところ。


この間のM5以上または震度4以上の地震はなし。


主な世界の地震。
2015年9月16日 4時37分頃 台湾付近 M5.5 深さ約30km 最大震度1
2015年9月17日 7時54分頃 チリ中部沖 M8.3

福岡・苅田港付近に体長約8メートルのマッコウクジラの死骸が1週間ほど前から漂流していたとのこと。
船の航行に支障があるとして港に曳航してきて留めているらしいが、爆発の危険もあるとか。
海外の動画で観たことがあるけれど、腐敗すると体内にガスが溜まるものね。
しかし、マッコウクジラとは……
深海を回遊しているので、通常、福岡県沿岸では姿を見せることはなく、日本沿岸で見られるのは、小笠原諸島付近から東京湾・房総半島あたりと、知床半島・金華山沖あたりだそうだ。
何らかの理由で迷い込んだらしい。
以前からこのブログでは書いていることなのだけれど、ストランディングがあると大きめの地震が発生することがあるのだが、ストランディングがあった地点から離れた地域が揺れることが多い。
例えば、九州でクジラが沿岸に迷い込んだとしても、九州が揺れるのではなく、そこからだいぶ離れた東南海沖や関東近辺が揺れるというようなパターンになっている気がする。
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2015年09月18日

怪しげな大事典

『西洋異形大全 妖精・幻想動物から幽霊・魔女まで』 エドゥアール・ブラゼー

いきなり中二的なタイトルですみません。
主に西洋における異形のものを網羅した百科事典のような形式の本です。大きくて分厚いですが、挿絵も多く、そんなに活字のボリュームはありません。
著者はフランスの民俗学者・民話作家とのことで、特にフランスにおけるこれらの知識が豊富な印象です。
原書のタイトルを直訳すると『驚異大事典』となるらしく、欧米では「驚異研究」という分野があるそうで。
もとは3分冊だったものをまとめて1冊にしたため、内容に重複があったりするのですが、ここまで詳しく民話・伝承に残る異形の存在を網羅したものは読んだことがなく、興味深いものでした。

聞いたことがないようなものも多く、土地土地に特有の存在が土着的にある一方で、離れている地域同士でも似通った存在がいたりして、伝播したものなのか、はたまた同時多発的に発生したものなのか。人の想像力は同じようなものを生むのでしょうか。
日本には妖怪のような存在があるけれども、日本の妖怪とはちょっと趣が違います。日本の妖怪の方が細分化されていてバラエティに富んでいるというか、存在自体に合理的な理由づけを感じます。例えば、気温・湿度の変化などで家鳴りがするのは妖怪の仕業だとか、行灯の油がやけに減っているのは妖怪の仕業だとか。
西洋の異形の者は、人をさらったり、食ったり、流行病など不吉なことをもたらしたりするものが多く、その他の具体的な行動に起因するキャラクターづけが弱いような。
それと、キリスト教布教以前から存在していた異形の者たちが、いつの間にかアンチキリストのように扱われ、キリスト教によって退治されるようになっているものも多く、画一的で面白みに欠ける気がします。
一方で、ハロウィンのような元をたどれば土着的な信仰だったものがたくさんあり、その辺りが日本の八百万の神々と重なる感じがして、興味深いです。

古代からの言い伝えはもちろん、ギリシャ・ローマ神話に端を発するものから、現代Dの小説や映画に登場するキャラクターまで出てくるのですが、その新旧取り混ぜた雑多な感じは、逆に新鮮に感じます。が、映画について所々触れられているものの、その辺りはあまりお詳しくはない様子。

ひとつ面白かったのは、「蟹」の話。
「蟹」は英語で「cancer」と言いますが、「癌」も同じ「cancer」と言うのは不思議だなと前々から思っていました。
ここでひとつ要らんエピソードを。
10年以上前の話。
ある大型書店で、何の気なしに本を見て回っている時、インド系と思われるスーツ姿の男性から英語で話しかけられました。
「あなたは癌なのですか?」と。
ちょうど手にとっていたのが、たまたま癌に関する本だったのですが、
「いいえ、違います。私は癌ではありません」とテキトー英語で答えると、そこからなぜかお茶に誘われました。
ナンパとかではなく、おそらく英会話スクールか何かの勧誘だったのではないかと思うのですが。
後から考えたら、その人は日本語で書かれた本のタイトルを読み取って、英語で話しかけていたわけなので。日本語が読めるなら、日本語が話せるだろうに。
そんな風には全然見えなかったと思うけど、「時間がないので」とお誘いはお断りをしたのですが、その時、
「あなたはとても”open heart”な方ですね」というようなことを言われました。
知らん人から話しかけられることが多い自分ですが、害がなさそうとかヒマそうとかいうのは当然ながら、やっぱり私は常に「開いて」しまっているのだなと痛感させられた出来事だったのでよく憶えているのです。
それはさておき、英語で話しかけられたので、「cancer」という単語が耳につき、その頃からずっと、「蟹」と同じだよなぁと不思議に思っておりました。
で、本題に戻ります。
この本によると、古来、癌は一種の蟹のようなもので、それが病人の器官に入り込んで内側から蝕み、腫瘍を生じさせると考えられていた、と。
弱った病人に蟹が付け入らないように、病人のそばには蟹を惹きつける乾燥肉を置いたとか。
癌で亡くなった人が出たら、その部屋にはバターの塊とベーコンの欠片を持っていかなければならず、そうしないと周囲の人に癌が移ると考えられていたという話も。
患部に蛙を当てて包帯で巻いておいて、それが食べられていたら癌が治るとか、当てた蛙の弱り方で癌の進行を予測したりもしていたのだとか。
とにかく、「癌」の「cancer」は元々「蟹」の「cancer」からきているということに驚きました。
なんだか眉唾な話なので、ネットで調べてみたのですが、癌がヒポクラテスの時代から蟹に似ていると考えられていたなんて話もあったりして、とにかく関わりがあることだけは確かなようです。

もう1点面白いと感じたのは、日本の民俗文化と共通する点が見受けられることでした。
例えば、「辻」。異形のものが「辻」に現れるという表記がそこここにありました。
「辻」は、日本でも境界の意味がありますし、人の往来が多い場所で、何事か起きやすい特別な場所という意味もあります。
それから、「塩」。異形の存在を避けたり、清めたりするアイテムとして使われていました。
これもご存知の通り、日本でも「塩」は清めのアイテムですね。
面白かったのは、「ゾンビ」が「塩」に触れると、自分が死んていることを思い出し自ら墓穴を掘ってその中に没してしまうというもの。映画に描かれるような人を襲う存在ではなく、元々は意のままに動く奴隷のようなものなので、主人としては塩に触れさせてはならないというわけです。

それともう一つは、「死霊(spectres/specter)」について。
「死霊」というのは、死んだときの状態のままで現れる幽霊のことだと。
同じ幽霊でも、死の原因となった傷などがそのままの状態で現れるのが「死霊」ということらしいです。
ちなみに、「幽霊」はフランス語では「revenant」。これは、「戻る」という意味の「revenir」から派生した言葉で、「戻ってきた者」という意味。
というわけで、「幽霊」は生前の体を伴って出現し、歩くことも話すことも触れることもできるとのこと。
一方、「亡霊(pantomes/phantom)」は、この世に戻ってきた死者の霊。殺人・自殺などで非業の死を遂げたものが多く、死にきれない思いから悪意を持ったものが多いと。そして、実体を持たないので、シルエットだけで現れることも多い。
国が違えば言葉の捉え方も違うかもしれないのですが、こういった違いは考えたことがなかったので、なるほどと納得。

あと気になったのは、クリスマスから1月6日の公現節までを特別な期間と考えているパターンがいくつか。
元々は古代ヨーロッパで冬至を祝っていたのが、キリスト教のクリスマスといっしょになってしまったようなのだけれど。古代ローマのサトゥルヌス祭というのもあり、時期的に似ているものがいっしょくたにされた感もあります。
どうやら、日本で松の内(関東では7日まで)とか言っている間、ヨーロッパではずっとクリスマスで、1月6日になってクリスマス終了ということになるらしいです。

フランスを中心とするヨーロッパの人々の考える異形のもののイメージはなんとなく伝わってきた1冊。
少々フランスに偏りはあるものの、なかなか面白い本でした。
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2015年09月14日

2015年8月30日からの地震メモ

2015年8月30日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2015年8月30日 17時32分頃 栃木県北部 M2.3 深さ約10km 最大震度1
2015年9月1日 17時51分頃 千葉県北西部 M3.4 深さ約80km 最大震度1
2015年9月2日 16時16分頃 茨城県南部 M3.9 深さ約50km 最大震度2
2015年9月2日 22時56分頃 伊豆大島近海 M3.6 ごく浅い 最大震度2
2015年9月2日 23時19分頃 伊豆大島近海 M2.4 深さ約10km 最大震度1
2015年9月3日 14時2分頃 千葉県東方沖 M3.3 深さ約10km 最大震度1
2015年9月4日 4時52分頃 八丈島東方沖 M4.8 深さ約110km 最大震度2
2015年9月5日 19時35分頃 茨城県沖 M3.8 深さ約40km 最大震度1
2015年9月6日 11時49分頃 茨城県南部 M3.1 深さ約60km 最大震度1
2015年9月7日 18時46分頃 千葉県東方沖 M3.1 深さ約10km 最大震度1
2015年9月8日 21時22分頃 茨城県沖 M3.8 深さ約10km 最大震度1
2015年9月9日 5時22分頃 茨城県沖 M3.4 ごく浅い 最大震度1
2015年9月10日 6時51分頃 千葉県東方沖 M4.0 深さ約40km 最大震度1
2015年9月11日 8時25分頃 茨城県北部 M2.8 深さ約10km 最大震度1
2015年9月12日 5時49分頃 東京湾 M5.2 深さ約60km 最大震度5弱 (当地 震度3)
2015年9月12日 11時44分頃 茨城県沖 M4.6 深さ約40km 最大震度3

久々のモーニング・クエイク……
この日は、午前4時頃に寝たので、寝たかと思ったら起こされたみたいな感覚。
ダンナさんはもっとひどく、5時半くらいまで起きていたらしいので、15分くらい寝られたかどうかで。
一度起こされるとレム睡眠とノンレム睡眠の周期がぶった切られるので、この日はあまりに眠くて使い物にならない1日だった。
揺れの時間は短かったものの、おそらくは最初の縦揺れの衝撃で目覚め、そこから細かくて強い揺れ。
食器棚の中の食器同士がぶつかってガチャガチャうるさかった。
しかし、いつも思うことながら、寝ているような時間帯に地震が起きると、起きているときに輪をかけて何も対処ができない。ただ、布団の中で揺れが収まるのを待つのみ。
例えば、通勤通学などの時間帯に起きれば、交通機関や道路の混乱はひどくなるだろうし、食事を作る時間帯なら火災が心配されたりと、地震発生の時間帯によって被害の状況は変わってくるだろうとは思うけれど、寝ているときというのは本当に無防備だなとあらためて実感。

今回、2つの台風に伴う大雨で鬼怒川が決壊で氾濫するなど大きな被害が出てしまった。
直接関東に上陸したわけではないが、台風通過後に東京湾、その後向かった北海道でも大きめの地震が発生。
やはり台風通過は地震発生と関係があるように思えてならない。気圧の変化は、地面に影響があっても不思議じゃない。


この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2015年9月4日 1時51分頃 福島県沖 M5.0 深さ約10km 最大震度2
2015年9月4日 13時49分頃 奄美大島北東沖 M5.4 深さ約10km 最大震度3
2015年9月12日 5時49分頃 東京湾 M5.2 深さ約60km 最大震度5弱 (当地 震度3)
2015年9月12日 22時38分頃 浦河沖 M5.4 深さ約50km 最大震度4


記事を書いている途中で、阿蘇山噴火。
日本はつくづく災害の多い国だな。
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2015年09月11日

自意識過剰とぼやけた記憶

今日は、ピンとこなかった2冊について。

『東京百景』 又吉直樹
まだ芥川賞が決まっていない頃、図書館に予約を入れて読んだ。この時、私の他に予約している人はいなくて、すぐに借りられた。が、返却する頃には芥川賞が決まっていて、10件以上の予約待ち状態になっていた。『火花』なんてひどいことになっていて、予約件数は400件を超えている。
話題の『火花』については、まったくそそられないので読む気がなかったのだが、せきしろさんとの自由律俳句集『まさかジープで来るとは』は秀逸で気に入っている。(過去記事→まさかエスプリで来るとは)ちなみに、本当は最初の自由律俳句集『カキフライが無いなら来なかった』を先に読みたかったのだが、近隣の図書館にはなくて取り寄せになるため、面倒になって読んでいない。リクエストすれば難なく読めるのだけれど。
元々、比較文化みたいなものに興味があり、出身地とは別の地域で暮らす人による客観的な視点で観る地域論みたいなことに惹かれる。もしくは、都市そのものを考察するようなこととか。ということで、『東京百景』には内容的に興味があり読んでみることに。
これは、又吉さんが芸人として東京で生活することになってから、東京の街々で日々感じたことを書き残したもので、私としてはそれぞれの街がどんな風に目に映るのかということに興味があったのだが、自意識過剰なエピソードに終始してしまって、街の特色は前面には出てきてくれなかった。どの街に居ても、そこは「東京」ということで一括りにされてしまっているような。
訪れる街も、芸人さんが集まるような場所や、自宅周辺とテレビ局やお笑いライブ会場との行き来の間のことが多く、バリエーションが少なく似通っていて面白くない。
又吉さんが文芸作品がお好きであることは、それに憧れているような文体がそこここに出てくるのでよくわかるのだけれど、どこかそんな自分に酔っているようなにおいが感じられて素直に届いてこない。
小説『火花』は、きっとこの文芸作品への憧れの部分がもっと凝縮されたような作品だと想像できるので、私には合わないなと思う。
『東京百景』は、もっともっとドキュメンタリーのようなタッチで淡々と書いてくれた方がよかった。というのは、私の勝手な思いなのだけれど。
人としての心の内の葛藤を期待して読むのなら、期待通りの本と言えるかもしれない。
私個人としては、又吉さんの類稀なセンスは、自由律俳句でこそ活きると思う。
今のこの又吉フィーバーがもう少し落ち着いたら、『カキフライが無いなら来なかった』をリクエストして読んでみようかな。

『忘れられた巨人』 カズオ・イシグロ
カズオ・イシグロは、初めて読んだ。初めてのカズオ・イシグロとしては、チョイスが悪かったのかもしれない。
大体、著名な作家の作品を読もうとすると、私はどうやらその作家の作品の中でも異色なものをチョイスするクセがあるらしい。以前、読書家の会社の先輩に指摘されたことである。「なぜ、最初にそれを読む?」と何度もツッコミを入れられたのを思い出す。
今回もその選択が遺憾なく発揮されてしまったようだ。
『忘れられた巨人』は、カズオ・イシグロとしては異色のファンタジー。アーサー王伝説を背景に描かれている物語だ。
村のはずれに住む老夫妻が、いなくなった息子に会いに行くために村を出て旅をする。
人々に忘却をもたらす霧が蔓延している世界なのだが、こちらもその霧の中に迷い込んでいるような、どうにも不透明でもどかしい夢の中のように頼りなげな感覚が続く。
人々に忘却をもたらす霧は雌竜クエリグの吐く息だったり、鬼が出てきたり、まるで剣と魔法の世界のお話でありながら、それは瑣末なことであって、記憶と忘却についての一種哲学的なテーマが隠れている。ような気がする(笑)
途中、騎士だとか、鬼に噛まれた少年だとか、謎の修道院とか、色々と出てくるのだけれど、それよりもそれぞれの記憶の些細な断片の方が重要なのかもしれないと思えてくる。
ブリトン人とサクソン人の対立の構図も見え隠れして、戦乱のキナ臭さも感じさせるのだけれど、わかりやすく顕在化しないままというかくすぶり続けているというか。
ラストもどう捉えていいのやらという読者に判断を委ねるような終わり方で、スッキリせず。
結局、思い出さない方が良かったんじゃねーの?みたいな。
老夫婦の美しい愛の物語みたいなものかと読み始めたのだけれど、それは見事に瓦解するわけで。いや、すべてが砕け散るって感じでもないところがまたスッキリしないところで。
これを余韻と呼ぶ人もいるのかもしれないけれど、私には向かなかったのでした。

やっぱり、くだらない本ばかり読んでいるから、文芸作品的なものは肌に合わないのかも(苦笑)
ストレスが溜まる本が続いたので、ちょっと息抜きしてから、次は長編古典SFに挑むつもり。
読書体力を戻さねば。
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2015年09月08日

不確定な未来へ

『ラプラスの魔女』 東野圭吾

東野圭吾作品を読むのは、おそらく『白夜行』以来で久々。著者の80作品目ということで、それまでの作品をぶっ壊すという意気込みで書かれたとか。
私は特に東野ファンではないので、楽しめたのだけれど、「東野作品はこうでなくちゃ」みたいなことを期待して読むと、肩透かし感があるのかもしれない。
今回は、少々ネタバレを含むかもしれないので、未読の方はご注意を。

「ラプラスの悪魔」とは、量子論以前、物理学の仮説上の世界観に登場する絶対的な知性の存在のこと。全世界の原子の位置や運動の状態を知ることができたら、世界の未来を予測することも可能だろう、と。この仮定上に出てくる絶対的な知性の存在について提唱したフランスの数学者ピエール=シモン・ラプラスにちなんで、後にそれは「ラプラスの悪魔」と呼ばれるようになった。”全知”といえば「神」となりそうなものを「悪魔」と表現しているのが面白い。
因果律や運命論といった、およそ物理学とはかけ離れた世界が見えてくるこの仮説上の悪魔が現実に存在したら……というのがこの本の根幹。「悪魔」でなく「魔女」だが。

まず登場してくるのは、羽原円華という少女。小学生の頃に母の実家に行ったとき、そこで竜巻に遭遇し、母を失う。
やがてハイティーンになった円華は、特殊な能力を身につけていた。
一方、2つの温泉地で続けざまに硫化水素による中毒死事故が発生する。他殺も疑われる状況とはいえ、硫化水素ガスを誘導することなど可能なのか。地球環境科学を専門とする大学教授の元に調査が依頼されるが、彼は2ヶ所の温泉地で同じ女性を目撃する。それが羽原円華だった……

しばらく読み進むと、これは『フューリー』(1978)だと思った。
実は、ちょっと前に『フューリー』を観返したばかり。ブラピの戦車もの(2014)の方でなく、ブライアン・デ・パルマ監督の超能力もの。原作は、ジョン・ファリスの小説。
念動力を持った青年ロビンが、誘拐され軟禁される。国家の諜報活動に利用しようと訓練が続けられていた。一方で、同じような能力を持つことに悩む女子高生ギリアンが精神分析研究所にやってくる。実は、元々はロビンが訓練していた研究所だったが、ロビンは既に他の場所へ移されている。能力によってロビンの存在を知ったギリアンは、同じ能力を持つ彼と会いたいと願うようになる。やがて、ロビンを探すロビンの父と出会い、それが実現することになるのだが……
正直、同じデ・パルマ監督の『キャリー』(1976)やデヴィッド・クローネンバーグ監督の『スキャナーズ』(1981)ほどのインパクトがなくて、すっかり内容を忘れてしまったため、「どんなのだったっけ?」と観返したいと思ったわけで。
観てみたら、やっぱり地味だったのだけど、超能力やアクションはあまり前面に出ていなくて、父子愛とか、能力者の悲哀みたいなものが主軸だったことに気付かされた。ちなみに、けっこう笑えるシーンがあったのも再発見だった。
で、能力を持つ希少な存在であるギリアンは、そのことに悩みつつ思春期を送っていて、自分と同じような能力者がいることを知って希望を見出すわけだ。誰も理解してくれない自分の気持ちを共有できるかもしれない存在が、彼女にとってどれだけ救いになることか。
って、ロビンは暴走していき、結局はギリアンの救いにはならないのだけれど。それはさておき。
『ラプラスの魔女』でも、円華にとって、かけがえの無い存在が出てくるわけだ。
『ラプラスの魔女』の主軸は違うところにあると思うのだけれど、全編を貫く円華の想いは『フューリー』のギリアンを彷彿とさせた。

ずっと昔に、タバコの煙など乱流の動きは計算できず予測もできないという話を聞いたことがある。
現在は、スーパーコンピュータなどである程度はシミュレーションできるようになっているようだが、例えば、竜巻の発生が細かく予測できないように、ものによってはまだまだ不確実なのだろう。
作品中に出てくるのが、流体力学に関する「ナビエ-ストークス方程式」。
これが解ければ、乱流の動きを予測することができるというが、やはり未だに解明されていないらしい。

以前に、NHKの『サイエンスZERO』で、「第六感」についての研究が紹介されていたのを思い出す。(過去記事→SPEC
熟練の技とか、女の勘とか、経験則や潜在知が微細な変化を読み解くということは可能なのだ。
それが脳に蓄積されているというなら、某かの方法で人為的にそれを強化して「ラプラスの悪魔」を作り出すことも可能なのではないかと思えてくる。
量子コンピュータを開発するよりも、人間の脳の能力を改変した方が早い気もする。
すでにどっかの国が秘密裏に実験していたりして(笑)

とある登場人物の言葉。
「……大多数の凡庸な人間たちは、何の真実も残さずに消えていく、生まれてきてもこなくても、この世界には何の影響もない――さっきあなたはそういった。だけど違う。世界は一部の天才や、あなたのような狂った人間たちだけに動かされているわけじゃない。一見何の変哲もなく、価値もなさそうな人々こそが重要な構成要素だ。人間は原子だ。一つ一つは凡庸で、無自覚に生きているだけだとしても、集合体となった時、劇的な物理法則を実現していく。この世に存在意義のない個体などない。ただの一つとして」


ちょっと説教くさいし、意味を読み間違えると恐ろしいのだけれど、人間一人一人を原子と捉えると、一人一人が乱流を構成する大事な一要素なわけで、ひとつ欠けるだけでその行き着く先は変化していってしまうのだ。
そういった意味で、絶滅していい種はないし、必要ない人間もいない。
ただ、人間には個々の意思があるから、それだけ未来は不確定なものだと言えるかもしれない。
逆にいえば、未来はいくらでも変化可能だということになる。

私は、未知の領域に一歩踏み込んでいるような怪しげな科学が大好きだから、物語としては多少強引だったし、もう少し登場人物の心象を深く描いてもらいたかったような気もするけど、エンターテインメントとしては楽しめた作品だったと思う。
posted by nbm at 12:30| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月02日

画鬼とコンテイル君

たまにはと、図書館で雑誌コーナーに立ち寄ると、芸術雑誌の表紙に河鍋暁斎の絵を見つける。
パラパラとめくってみると、今年は河鍋暁斎の絵が観られる機会が様々あるとのことで、そのうちのひとつ『画鬼暁斎−KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル』というのに惹かれる。

河鍋暁斎には以前から興味があり、5年ほど前に埼玉県蕨市にある河鍋暁斎記念美術館に行ったことがある。(→過去記事 画鬼の描く妖かしたち
暁斎の曾孫が自宅を美術館に仕立てたということで、住宅街の中にひっそりとある美術館。
多種多様な絵を描き多作で「画鬼」と称される暁斎の作品の中でも、幽霊や妖怪の絵を集めた展覧会だった。
伝統的な技法を使った絵もいいのだけれど、独特のポップな感覚は観ていて楽しいものがあり、その振り幅の大きい作品群に圧倒されたものだ。

一方、近代建築にも興味があり、ジョサイア・コンドルといえば、かの鹿鳴館を設計するなど日本の近代建築の祖ともいえる人物。
日本文化にも親しみ、河鍋暁斎を師と仰いで日本画を学んでいたという。

この2人の展覧会を開催するのが三菱一号館美術館ということで、これは見逃せない。
復元されたレプリカ建築とはいえ、ジョサイア・コンドル自身が設計した三菱一号館で開催されるとは。

うかうかしていたら、会期も残り少なくなり、行くと決めた日はひどい霧雨だったが、丸の内界隈は地下で移動できるはずと踏んで、行くことに。

雨で地上は歩かないつもりだったのだが、せっかくの三菱一号館の外観を観たいじゃないか。
ということで、行きは地上から向かう。傘をさしていても、あらゆる方向から降ってくる霧雨に、負けじとぐるり周囲を歩いてみる。
丸の内というと、近年は超現代的なビルが立ち並んでいるが、異彩を放つその外観。レプリカとはいえ、堂々たるもの。
外観を楽しんだところで、中へ。

三菱一号館美術館は初めてだったのだが、向かない構造を無理くり美術館にしているので、内部はわかりにくい。レトロで小規模な展示室と展示室の間はガラスの自動ドアで仕切られていて、いちいち自動ドアを通らなければならない。
L字型の建物なので、途中の回廊ではレンガの外壁から特徴的な屋根に至るまでを見渡せる場所があり、雨の中で静かに佇むその姿にはちょっと感動。これが晴れている日だったら、もっと違って見えたと思うと、雨でよかったような気さえした。

印象的だったことをいくつか。
まず、コンドルの設計図の美しさ。1本1本の線が繊細で、華麗。こんな華やかな設計図があるものなのだなと。書き込まれている英字も美しく、デザインの一部のよう。
コンドルの描く日本画も悪くはないのだけれど、あの設計図の美しさを観てしまったら、美的センスがピカ一だったことはわかりきったことで、彼の描く絵も美しいことになるほど納得。
暁斎のスケッチのようなものに、「コンテイル君」と度々コンドルの姿が描かれていて、親しみをもっていたことが伝わってくる。

暁斎の絵では、一番楽しみにしていたのが「鳥獣戯画 猫又と狸」なのだが、つぎはぎされた絵で思ったほど迫力がなかった。期待し過ぎたか。
暁斎の「鯉魚遊泳図」は凄かった。コンドルがそれを模写したような「鯉之図」もあったのだが、迫力が全然違う。かといって、コンドルが下手なわけではなく、暁斎の描く鯉の活き活きとした姿は今にも動き出しそうで、こちらに飛沫がかかりそうな感じがするほどなのだ。
メトロポリタン美術館蔵の暁斎の絵も観ることができた。「カエルを捕まえる猫図」とか「蜥蜴と兎図」とか「栗と栗鼠図」(笑)とか、取り合わせが面白い。動物たちがそれぞれに活き活きと描かれている。
幼少の頃に歌川国芳に師事していたこともあるというが、国芳風味の「暁斎楽画」のコントラストの強い絵も怪しげな題材と相まって魅力的。
「蟹の綱渡り図」とか「風流蛙大合戦之図」とか、鳥獣戯画的な動物が擬人化された絵は隅々まで楽しい。
妖怪系の絵も多いけど、死体の時間経過による変化を描く「九相図」なんてものもあったし、お下劣な「放屁合戦図」なんてのもある。
それに春画もあった。春画コーナーは18禁でロールスクリーンで区切られており、お子様の閲覧にはご注意をというような注意書きがあった。妖怪風にデフォルメしたものは観たことがあったが、暁斎のどストレートな春画は所見。これはこれで興味深い。どこかユーモラスで、いやらしさがあまり感じられなかったのだが、あれで春画として役に立ったんだろうかと要らぬ心配をしたり。

要するに、「何でも描くなぁ、この人」という感じで、しかも何を描かせても抜群に巧い。
1990年代に逆輸入みたいな形で伊藤若冲がブームになって人気に火がついたけれど、今、河鍋暁斎をかつての若冲みたいにブームにしようと仕掛けられているような気がする。
古典的な美しい絵も、ポップだったりグロテスクだったりする現代美術に繋がるような絵もあるから、暁斎を知れば魅力的に思う人は多いだろう。
これだけ多種多彩な作品を数多く世に出しながら、社会的な評価は今ひとつのような気もするから、もっと知られてもいいかなと思う反面、あんまり人気が出ると今後の展覧会に行きにくくなるのも嫌だななどと勝手なことを考える。

帰りに、初めてオアゾの丸善に寄ってみた。
ケチくさい話だが、本を購入するのは図書館で手しにくいもののみ。そして、いただきもののクオカードで購入することにしている。
ということで、クオカードが使える丸善へ。
ここの丸善には初めてやってきた。いくつか書店を回ったが、出遅れて入手できなかった怪談専門誌「幽」23号が、ここには平積みにしてあった。やっと入手できた。
売り場の奥に進むと窓際に椅子が設置されていて、壁一面の窓には鉄道のパノラマが広がっていた。
鉄道好きの人には堪らない空間なんだろうな。椅子は年配の男性たちに占領されていた。

夏休み中だったはずだが、丸の内ではほとんど子供の姿を見かけない。ティーンエイジャーさえも見かけない。
東京駅を起点に長距離移動する家族連れなどがいてもよいと思うのだが、オフィス街で働く大人ばかりだ。
天気が良ければもう少し足を伸ばしたかったのだけれど、地下移動でKITTEや丸ビル・新丸ビルなどをうろついただけで早々に帰ることにした。

秋口になって、興味を惹かれる展覧会がポツポツと出始めている。
そのうちまたふらっと行こうと思う。
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2015年08月29日

2015年8月17日からの地震メモ

2015年8月17日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2015年8月17日 9時45分頃 父島近海 M5.4 深さ約10km 最大震度2
2015年8月17日 18時9分頃 神奈川県西部 M2.0 ごく浅い 最大震度1
2015年8月17日 19時21分頃 茨城県南部 M2.7 深さ約50km 最大震度1
2015年8月18日 0時59分頃 新島・神津島近海 M2.7 深さ約10km 最大震度1
2015年8月18日 15時49分頃 群馬県北部 M2.3 深さ約10km 最大震度2
2015年8月19日 4時16分頃 房総半島南方沖 M4.1 深さ約90km 最大震度1
2015年8月21日 22時20分頃 千葉県北西部 M3.4 深さ約80km 最大震度1
2015年8月22日 7時57分頃 茨城県南部 M3.4 深さ約50km 最大震度2
2015年8月22日 8時43分頃 茨城県南部 M3.1 深さ約50km 最大震度2
2015年8月23日 14時4分頃 茨城県沖 M4.2 深さ約20km 最大震度1
2015年8月23日 19時11分頃 茨城県沖 M3.9 深さ約40km 最大震度1
2015年8月26日 11時9分頃 伊豆大島近海 M1.9 深さ約10km 最大震度1
2015年8月28日 6時47分頃 茨城県沖 M4.1 深さ約20km 最大震度1
2015年8月28日 7時37分頃 茨城県沖 M4.1 深さ約30km 最大震度1
2015年8月28日 23時46分頃 茨城県沖 M4.8 深さ約40km 最大震度3 (当地 震度1)
2015年8月29日 0時31分頃 硫黄島近海 M5.8 深さ約140km 最大震度2

少し、茨城県沖や茨城県南部が活発になってきた印象。


この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2015年8月17日 9時45分頃 父島近海 M5.4 深さ約10km 最大震度2
2015年8月17日 20時40分頃 種子島近海 M5.1 深さ約10km 最大震度3
2015年8月26日 7時51分頃 日向灘 M5.2 深さ約30km 最大震度4
2015年8月28日 4時10分頃 択捉島付近 M5.0 深さ約150km 最大震度1
2015年8月29日 0時31分頃 硫黄島近海 M5.8 深さ約140km 最大震度2

今回は、メモのみで。
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2015年08月19日

レスキュー活動

羽化.jpg

夜のウォーキングを再開してから3週間。
当地は、この夏はどういうわけかロクに雨が降らず、雨で歩けなかったのは一昨日の1日のみ。その他に、お盆休み中に2日間歩かなかった日があったが、基本的には毎日歩いている。
ちなみに、周辺の市町村はゲリラ豪雨などがしっかり降っているらしいのだが、なぜか当地だけ降らない。軽く1ヶ月は降っていない。今日こそは降ってくれるかとネットで雲の動きを見ていると、当地に差し掛かったところで雨雲が上下にパッカリと分かれて当地を雨が避けて行く。毎年、夏には何度か雷雨やゲリラ豪雨に襲われるのが通常なのだが、それさえまったくないと言っていい。路傍のひまわりや街路樹などもすっかり萎れている。雨が降らないとマンションの天井や壁の温度が下がらず熱いままで、外では涼しい風が吹いていても、部屋の中には熱がこもるということに。

夫婦2人で遅めの時間帯に1時間以上歩く。
途中、公園で体操をするのだけれど、この公園では毎日セミの幼虫に出会った。
土中から出てきたヤツらは、なぜか明るい外灯を目掛けてきて、ツルツルした金属の外灯が登れずにその下でグルグル周っていることが多かった。
明るい外灯の下を選んで体操していたので、その最中にアホなセミの幼虫がノソノソと現れることが多く、その度に周囲の木の幹まで運んであげるという行為を繰り返すことになった。
1度気づくと、ヤツらは毎日現れ、ひどい日には4匹とかレスキューした。もう何匹助けたかわからない。
写真は、公園でセミたちをレスキューしている最中に発見した羽化中のヤツ。コイツも含めて、ほとんどがアブラゼミだったと思われる。翅は乾くまでの間、綺麗な緑色をしている。乾ききると、あの無骨な茶色と黒が混ざったような姿になるのが不思議だ。
ウォーキングの途中にはもう1箇所セミの羽化ポイントがあり、そこでは毎日のように羽を乾かすセミたちを目撃した。

昨年の夏、骨折するまでは真面目にウォーキングしていた。
昨年はカブトムシが大量発生していた。気づけば、60匹以上捕まえていた。(過去記事→ヒゲの夏休み
今年は、去年あれだけいたカブトムシをほとんど見なかった。去年たくさん見つけたポイント近くで木が大量に伐採されてしまったり、工事で土を掘り返してしまったりしているのだが、それが大きかったのかもしれない。それと、外灯がLEDに変わっているのだが、もしかしてこれが原因だろうかと考える。
調べてみると、やはりLEDの光には虫がよってこないそうだ。LEDの光には紫外線が含まれていないからだということらしい(中には、紫外線を発生するLEDもあるようなのだが)。
ということで、カブトムシは5匹くらいしか捕まえられなかった。

話はセミに戻るが、先日、放映中のアニメ『のんのんびより』の中で地面に空いた穴に水を入れて、出てきたセミの幼虫を捕まえるというワザが紹介されていた。穴に棒を突っ込んで釣るという方法もあるらしいが。
あれはどういうことなの?一つの穴にセミは何匹も入っているのか。てっきり、1つの穴につき1匹しかいないのかと思っていた。それと、日中のうちに出口まで作っておいて、夜中になってから出てくるということもあるらしい。つまり、穴が空いていたら、そこにはまだセミの幼虫がいる可能性があるということになるのね。私の勝手な想像では、穴は1匹につき1つで、夜中に穴を掘りつつ這い出てきて、その夜のうちに羽化すると思っていた。だから、地面に空いている穴はすでにお留守なのかと思っていたのだが。
穴から出てしまったら、その日のうちに羽化するというのは間違っていないらしい。
それと、5分くらいなら降雨もあったのだが、そんな少量でも雨が降った日には幼虫を見かけなかった。
羽化は、雨の他には気温や湿度に関係なく行われていたように思えたが、成虫の鳴き声がすごい日と静かな日とがあり、それは何の違いからくるのかよくわからなかった。
夜鳴くセミは珍しくもなくなったが、ある程度高い木が数本あり、外灯で明るい場所で鳴いている。そういう場所はどこかというと、決まって団地やマンションなどの敷地内だった。あれはうるさくて寝られないだろうな。

ある夜、公園内の芝生の上に、直径10cmくらいの丸い物体の影を見つける。なんだろうと近寄ってみたら、ガマガエルだった(笑)
昼間はちょっとした親水公園みたいになる場所だし、周囲に用水路もあるため、水と無縁の場所ではないとはいえ、芝生の上にガマガエルとは驚いた。
別の夜、ガマガエルを目撃したのとほど近い場所の芝生にまた影を見つける。最初はクワガタかと思ったのだが、それにしては平たくなくてタッパがある。近づいてみると、ザリガニだった(笑)
なんで芝生の上にザリガニ……
また別の夜、今度は公園のだいぶ手前の道路上に影を見つける。
またザリガニだった(笑)先日のザリガニよりも少々小ぶり。用水路脇とはいえ、なぜアスファルトの上に?
これらに遭遇した日はカメラを持っていなくて、写真が撮れなかったのが残念。

昨夜は、道端に倒れているおっさんを発見。
酔っ払ってるのか?ちょっと心配なのでダンナさんが「大丈夫ですか?」と声をかけたが、酔っている様子でもなく、ただ単にコケただけだったのか。しっかりした様子で「大丈夫です」とおっしゃるので、そのまま通り過ぎる。

夜な夜な数台で近隣を走り回る若者のスクーター軍団がいる。おそらくはみな10代。暴走族というほどでもない。ただ走り回っているだけ。たまに大音量で音楽を流したり、50ccに2人乗りしたりしているが。
彼らがよく溜まっている場所が、私達が体操をする公園付近。
ある夜、私達が公園で体操をしていると、パトカーが赤色灯をつけて巡回していた。パトカーが通りすぎてしばらくすると、スクーター軍団が現れ、爆音で音楽を流しつつたむろしていた。私達が公園を出ると、目の前をパトカーが通り過ぎて行く。こちら側からは影になって彼らの姿は見えないが、あの騒音に気づかずに通りすぎるとは……
まるで、ドリフのコントを見ているかのようだった。
たまに騒音を発するのと、交通法規から逸脱した行為をしているのが問題になるんだろう。みんな歳も若そうだし、補導という意味もあるのかも。
警察官よ、ボーッと巡回してねーで仕事しろ。
おそらく近隣住民から通報でもあったんだろう。昨日も公園で体操していると、スクーター2台で警官が付近の見回りをしていた。だが、昨夜は例の軍団は出没していない。
夏休み中とあってか、中高生ぐらいの子たちが、夜中にウロウロしているのをけっこう見かけた。
夏だねぇ。

お盆を過ぎると、幼虫は見かけなくなり、道端に転がる死骸を見かけることが多くなった。秋の虫が鳴いている。もう夏も終わりなのだな。
今年はホタルが見られるコースに歩きに行かなかったのが、少し残念。
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2015年08月17日

2015年8月3日からの地震メモ

2015年8月3日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2015年8月3日 15時26分頃 茨城県南部 M3.0 深さ約60km 最大震度1
2015年8月4日 21時10分頃 茨城県沖 M3.3 深さ約50km 最大震度1
2015年8月5日 0時51分頃 茨城県南部 M3.0 深さ約70km 最大震度1
2015年8月5日 3時53分頃 千葉県東方沖 M2.9 深さ約20km 最大震度1
2015年8月6日 10時45分頃 茨城県沖 M4.6 深さ約30km 最大震度2
2015年8月6日 14時26分頃 千葉県東方沖 M4.0 深さ約40km 最大震度1
2015年8月6日 18時22分頃 茨城県北部 M5.2 深さ約60km 最大震度4 (当地 震度2)
2015年8月7日 3時6分頃 茨城県北部 M3.3 深さ約60km 最大震度1
2015年8月8日 18時33分頃 父島近海 M4.8 深さ約120km 最大震度1
2015年8月9日 18時18分頃 千葉県北西部 M4.2 深さ約80km 最大震度2
2015年8月10日 18時44分頃 茨城県南部 M4.0 深さ約50km 最大震度3
2015年8月11日 10時15分頃 栃木県北部 M2.9 深さ約10km 最大震度1
2015年8月13日 4時29分頃 茨城県沖 M3.7 深さ約50km 最大震度2
2015年8月13日 9時42分頃 千葉県北西部 M3.5 深さ約70km 最大震度1
2015年8月14日 14時25分頃 埼玉県秩父地方 M2.6 深さ約10km 最大震度1
2015年8月15日 19時44分頃 千葉県南東沖 M3.6 深さ約80km 最大震度1

埼玉県秩父地方は珍しい震源。平均すると年に1回も揺れない場所で、前回は2012年1月3日(M2.0)。
他は特に目立つものなし。
そういえば、5日の夕方、ダンナさんが不思議な空を見たと言っていた。薄明光線・反薄明光線だったと思われるのだが、見慣れた放射状の薄明光線・反薄明光線とは違い、まるで青い虹のように見えたという。観測地点と太陽光線の角度の問題だったのだろうか。
その正体はよくわからないが、ある種の光学現象だったことは想像できる。
で、翌日に茨城県北部でM5.2発生。
やはり、エアロゾルや水蒸気などが大きく影響する光学現象は、地震とリンクしているような気がしてならない。


この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2015年8月5日 20時56分頃 福島県沖 M5.1 深さ約50km 最大震度3
2015年8月6日 18時22分頃 茨城県北部 M5.2 深さ約60km 最大震度4 (当地 震度2)
2015年8月13日 23時8分頃 与那国島近海 M5.7 ごく浅い 最大震度3
2015年8月14日 13時43分頃 十勝地方中部 M5.1 深さ約80km 最大震度4

他に、鹿児島湾震源が揺れ始めたのが15日。桜島は噴火警戒レベル4とのことですが、心配ですね。

この夏、東京は連続猛暑日の記録を8日と塗り替えた。
夏前、今年が猛暑になるとは誰も言っていなかった。
気象データが取られるようになってから、東京が一番暑かった年は、2010年。熱中症で500人近くの方が亡くなっている。
この年、真夏日が71日、日最低気温25℃以上が56日、猛暑日が13日だった。一口に「東京」といっても、これは大手町の話で、練馬は猛暑日が37日もあった。
以来、毎年なかなかの暑さなのだが、この2015年も昨日16日までで、真夏日が40日、猛暑日が11日という記録。ちなみに、練馬は真夏日が46日、猛暑日が15日。
同じ「暑い夏」といっても、猛暑日が多かったり、平均気温が高かったりとパターンは様々なのだが、今年も「暑い夏」といって間違いないと思う。

茨城県や静岡県など、普段はあまり観られない海岸でサメが出没しているというニュースが相次いでいる。
あまり深く考えずに、イルカやクジラが海岸線に出没すると地震が来るかもと直結させてしまう迷信じみた条件反射はいけないが、なぜサメが現れたかという原因を考えると、無視はできない。
サメが北上してきた直接的な原因は、海水温の上昇にあると考えられるからだ。
では、この海水温の上昇の原因は何なのか。潮流の変化なども考えられるのだけれど、専門家も含めて確定的な原因はわからないというのが正直なところなのだろう。
これがもし、海底の地熱が影響しているのだとしたらと考えるのは、非科学的なことではないと思う。
海水は、上と下とが入れ替わる対流を繰り返していると言われるが、水温上昇が上から温められたものなのか下から温められたものなのか、解析する手立てはないものなのだろうか。複雑な潮流のことも計算しなければいけないだろうから、簡単なことではないのだろうけれど、こういったことの研究が進めば、サメ問題や漁獲量の変化などの問題もある程度対応できるのではないかと期待するのだけれど。
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2015年08月04日

「if」の話

『もしも、詩があったら』 アーサー・ビナード

著者は、米国生まれの詩人。1990年に来日してからは日本語で詩作しているらしい。
世界中の詩を紹介しながら、「もしも」と考えることの面白さについて語っている。
ニヤリとする箇所は多いのだが、客観的に見る日本語の表現の捉え方が興味深い。落語や古典や古い和歌までひっぱり出されるが、日本人の自分が知らないことばかり。

日本語が曖昧な言語だと言われていることについて語っている部分で、引き合いに出されている言葉が「tag」という英語。「鬼ごっこ」を指す言葉で、元々はtouchとかtapと同様の意味の「tag」。
日本では「鬼」と呼ばれる役割が、「tag」では「it」と呼ばれるらしい。heでもsheでもない、得体のしれない存在。人でないもの。
スティーブン・キングの作品に、正体不明のピエロに追い掛け回される「It」というのがあるけれど、あれはこのニュアンスだったのかと合点がいった。
また、著者は12歳の頃に飛行機事故で父親を亡くしているということだったが、そのときのことを「itに思い切りタッチされ、いきなりitになって呆然と立ちすくんだ」ようだったと言っている。一夜にして、とても背負いきれない負担と、果たせない責任がのしかかる。タッチされた瞬間に、ガラリと変わる世界。
なんて非情なんだろうか。一瞬で自分の有り様が変わり、世界が変容するという体験は、別の誰かに入れ替わるのと似ているのかもしれない。

もうひとつ、あとがきで面白い逸話が紹介されていた。
「ゴーダムの賢者(Wise Man of Gotham)」という話。このいいまわし、英語では「バカ」の代名詞になっているという。マザーグースにもネタにされているのだが、こんな話。
イギリスのノッティンガムにほど近いゴーダムという村は、昔から住民がみな何もわからないことで有名だという。しかし、実はこれは賢いゴーダムの住民たちの知恵がもたらした偽りの評判。ジョン王がのどかなゴーダムに宮殿を建てようと考えていることを知ったゴーダムの人々が、農地を取られては堪らないと愚かなふりをして追い払ったというわけ。ネット上で検索してみると、詳細が異なる話もあるが、大筋はこんな感じ。
「ゴーダム」と表記されているが、綴りを見るとこれは「ゴッサム・シティ」の「ゴッサム」だね?
調べてみると、やはり。『バットマン』シリーズの舞台となる「ゴッサム・シティ」は、この「ゴーダム」から取っているらしい。モデルになっているのはニューヨークみたいだけど。

英語の詩は英語のままで載っていて、対訳がついているので、英語の勉強にもなる。英詩を声に出して読んでみると、韻を踏んでいるのもよくわかって面白い。

人々の思考停止を突こうとするのが詩。


あとがきの中での著者の言葉。
たしかに。
文学を要らない学問だと見る向きもあると思うのだけれど、計算で算出できず確実な答えのないものを延々と考え続けるという意味では、他の学問にはない何か重要な事が隠れているような気もする。

哲学的過ぎたり、説教くさかったり、読んでいるこっちが恥ずかしくなったりというような詩も多い中、この本の中で取り上げられているものは取っ付き易いものが多い。
「もしも」と仮定すると、妄想は無限大に広がっていく。人間の脳みその中に宇宙が広がっているようで、どこか明るい方へと向かっているような気持ちになってくる。
軽い読み物としては、なかなかに楽しめた1冊。
posted by nbm at 16:09| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月03日

顔を上げよう

夫婦揃っての夜のウォーキングを再開しました。まだ1週間ほどですが。
昨年の8月に私が骨折するまでは順調にやっていたウォーキングも、それからとんとご無沙汰。
久しぶりの再開です。

日々、いろんなコースを歩きますが、昨日は駅前をかすめるコースで、途中、居酒屋の横を通り過ぎました。
通ったときに私は見なかったのですが、ダンナさんいわく、「大人数で宴会やってるみたいだけど、みんながみんな下向いてスマホ見てた!」と。
窓にはロールスクリーンが下がってましたが、隙間から内部が見えたらしく。
ダンナさんがオーバーに言ってるのかと思い「うそ〜ん」とツッコミを入れると、本当だと言うので、ちょっと戻ってこっそりちらりと見てみることに。
大きなお座敷で50人くらいの団体さんが宴会をしている感じでしたが、20代くらいの女の子たちだったような。
見事にみんな下を向いてスマホをいじっている様子。4、5人で丸くなって見ている感じもあったので、何か調べていたりしたのかもしれないけど、とにかく軒並み下を向いてました。それともスマホで何か情報交換とかする場だったのかな。でも、ほとんど黙って下を向いていましたね。
宴会の場で、50人ほどの人たちすべてが下を向いている光景は、なんともいえないものがありました。
見たのは数秒だけですから、それ以外は違ったのかもしれないけど。

ファミレスの前を通ったときも、お客さんがみんなスマホをいじってたなぁ。
そういえば、夜間でも無灯火でスマホを見ながら自転車を漕いでいる人もいたし、ウォーキングしているのだけどスマホを見ながらの人もいるし、1年前よりも”ながらスマホ率”はひどくなっているような気がしました。
今の時代は、そういう時代なのですねぇ。
スマートフォン自体は便利なツールだと思うので否定はしないのですが、ここまでになると毒されているとしか映りません。
電車の中でスマホをいじっているのは、暇つぶしツールとして非常に有能だと思うので理解できるのですが、自転車運転中とかウォーキング中とか宴会中にスマホに熱中するのはどうなんでしょうねぇ。
自転車運転中のスマホ使用はもちろんアウトですけどね。ちなみに昨日は、イヤホンで無灯火で逆走している自転車も見かけましたが……いろいろひどい。
ウォーキング中も危ないと思いますよ。数日前は、2人で並んでウォーキングしているのだけれど、それぞれスマホ見ながらって人たちを見ました。
広い歩道とはいえ、自転車通行可のところなので、けっこう自転車も走ります。一応、歩行者が通行する部分と自転車が通行する部分と、歩道がが半分に色分けされていて表示もあるのですが、自転車も人もそれを意識して通行する人の方が少ないです。自転車は歩道内を双方向で走りますから、前だけ気をつけていても、後ろからも来ます。そんな中、歩行者も自転車もスマホ見ながらじゃ、ねぇ。
宴会中は参加者が全員そうなら、別に問題ないのでしょうが、宴会をやる意味を問いたくなります。
食事中のスマホも、一人メシだったら他所様にご迷惑をかけるものでもなし問題ないかもしれませんが、マナーとして見苦しく思う人もいるみたいですね。複数で食事をしていてそれぞれが自分のスマホとにらめっこしているのもよく見る光景です。

人一倍くだらないことに時間を費やしている身としては、SNSであれゲームであれ、そういったものに熱中すること自体は否定しないのですが、TPOを考えるべきだとは思います。なんか時間がもったいない気はしますし、機械に隷属しているみたいで残念な感じもありますが。どことなく主体性を失っている印象があって。偏見なのでしょうか。仲間から置いてきぼりにされるのが嫌だからとSNSにかじりついたり、制作側の思う壺にハマって課金で大金を支払ってゲームをしたり、というようなイメージが強くて。
私も、何かに操作されているかもしれないし、人のことは言えないか(笑)
自転車運転中のように法律に触れるものはもちろんですが、法律に触れるという以前に、人を害する危険性があることと、自分自身もケガをしたりする危険性があることを考えると、何も運転中にまでやらずともと思います。夜間だと特に、いくら外灯があっても、お互いに周りが見えにくいですしね。「自分は大丈夫」と思っているのでしょうが、事が起きるときは起きるのですよ。
人と会っているときも、互いにスマホが見たいならよいのかもしれませんが、だったら直接会う必要なくね?
じゃ、人と会ってしゃべって何になるかと問われれば、何ってこともないんですけどね。逆に、何が楽しいのだろうと冷静に考えると、よくわからない。楽しいけどそれだけですね(笑)でも、私にとっては、友人たちに会って話すのは大事なこと。
私のように半ひきこもりのような人とあまり会わない生活を長く続けていると、コミュニケーション能力がどんどん失われていくのを実感するのですよね。それが、仕事だとか日常生活において、よろしくない傾向だということはわかるのです。世の中、結局は何をするにもコミュニケーションは必要ですから。
友人同士ならまだよいけれど、買い物だとか、何らかの手続だとか、ネット上だけで済まされないことはまだまだ多いですからね。仕事上の対人関係なら尚更。

もうひとつ気になったのは、夜道のひとり歩きをしている女性がスマホを見ながら歩くのが目につくことです。
これ、強盗や暴漢にとっては、「襲ってください」と言っているようなもの。
自分が思っているよりもずっと危険な行為ですよ。
イヤホンもダメです。それをやって、痴漢に襲われた私が言うんですから、間違いありません。後ろから人が近づく気配に全然気づきませんよ。
本当に、自覚している以上に周囲の状況が把握しにくくなります。やめた方が身のためです。

それにしても、みんな下を向くんですね。
たとえば、眼の高さまでスマホを持ち上げて操作するっていう人は皆無。
あれだけずっと下を向いていたら、首がおかしくなりそう。
60度くらいは傾いている人が多いように見えます。首は、深く曲げるほど負担が増すそうで、頭の重さは5kgくらいだけど、立っている状態で60度くらいまで首を傾けると、30kgほどの負担になる計算だそうで。
長時間その姿勢を続けていたら、いろいろと支障が出てきそう。
頭痛・首こり・肩こりはもちろん、めまいや不眠などにつながったり、手足のしびれが出てきたり、自律神経に影響して副交感神経の働きが低下することでうつ病を引き起こすなんてのもあるのだそうな。

現代は、自分を客観視することができなくなっていると思うのです。人のことなんかどうでもよくて、人のことを観ていないから、自分も観られていないと思うみたい。だから、人の目を気にしないし、恥ずかしいという感情も欠落してるし、人に迷惑をかけるという自覚も感じにくい。
自分がどう思おうが、他人から「見苦しい」とか「危険だ」とか指摘されることならば、「自分はそうは思わない」と主張しても解決しないんですよね。確かに、文句の多い人も増えているとは思うのだけど、それとこれとは別問題。
客観的にどう見えているのか教えてくれる人がいるなら、耳を傾けないと。「見苦しい」と言われる程度なら、自己主張を貫き通すのも手かもしれませんが、軋轢は生むでしょう。でも、「危険だ」と言われたら改めないとね。
気になった方は、鏡を見るといいかもしれませんね。スマホを見ている自分を時折眺めてみると、何か気づくことがあるかも。
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2015年08月01日

2015年7月22日からの地震メモ

2015年7月22日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2015年7月22日 13時44分頃 千葉県北西部 M3.0 深さ約80km 最大震度1
2015年7月22日 13時51分頃 八丈島東方沖 M5.1 深さ約60km 最大震度1
2015年7月23日 3時49分頃 茨城県沖 M4.2 深さ約10km 最大震度2
2015年7月25日 4時30分頃 千葉県東方沖 M4.7 深さ約40km 最大震度2
2015年7月28日 1時50分頃 茨城県南部 M3.1 深さ約50km 最大震度1
2015年7月28日 15時11分頃 茨城県北部 M3.4 深さ約90km 最大震度1
2015年7月29日 13時53分頃 茨城県沖 M3.7 深さ約40km 最大震度1
2015年7月29日 21時34分頃 茨城県南部 M4.0 深さ約50km 最大震度3
2015年7月30日 20時49分頃 茨城県北部 M2.5 深さ約10km 最大震度1
2015年8月1日 8時44分頃 茨城県南部 M3.3 深さ約70km 最大震度1

いつも揺れることの多い茨城県南部だが、微妙に多め。


この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2015年7月21日 18時16分頃 福島県沖 M5.0 深さ約60km 最大震度3
2015年7月24日 17時53分頃 愛媛県南予 M4.7 深さ約40km 最大震度4

今年に入ってから揺れることが多い愛媛県南予。年に多くても5回程度しか揺れないのに、これで今年すでに6回目。私が参考にしているtenki.jpでは、データのある2009年からこっち、愛媛県南予で一番規模の大きい地震だったよう。しかしながら、同じ愛媛県南予とはいえ震源地がバラバラなのも返って気になる。


海外の主な地震。
2015年7月28日 6時41分頃 ニューギニア付近 M7.0


大地震の前兆を捉えようと様々な手法で観測を続けている人がいるが、それらでここしばらく異常値が続いているとか。
手法がそれぞれ違うのに、特殊な値が観測されるということは、何か起きようとしているとしか思えない。
何かが潜んでいることはほぼ確実なのだけれど、それが一体何なのか。
それに加えてこの酷暑。何が起きても不思議ではない雰囲気だけど、何も起きないかもしれないし、不気味な日々が続く。
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2015年07月30日

都会の真ん中の実験林

今年の5月初め、NHKで放送された『明治神宮 不思議の森 〜100年の大実験〜』。
明治天皇が崩御された時、民意から神社を求める気運が高まり、建設しようということになった。そして、選ばれたのが、当時荒れ地だった代々木。
時の内閣総理大臣であった大隈重信は、伊勢神宮や日光の杉並木が頭にあったのかスギを植えることを強く訴えるが、林苑造成を任された本多静六は頑としてこれを拒否。スギは代々木には適さず、生育が良くないことを科学的データを提示して諭したという。
日陰でもよく育つカシ、シイ、クスなどを主木として大小各種の常緑広葉樹を混ぜて植える構成木。そして、風致木が2種。ひとつは、後々枯れるかもしれないが、クロマツ、ヒノキ、サワラなど梢のさきを描く樹木。もうひとつは、彩りを添える意味でイチョウ、エノキ、カエデなどの落葉樹。他に、都市の空気に強いイヌツゲ、マサキなどの樹木も選定された。
全国からこれらが献木され、ドイツで林学を修めた本多静六を中心に当時の最先端の林学を駆使して植えられた。
樺太、朝鮮、台湾を含む全国各地から寄せられた10万本余りの樹木が、のべ11万人の勤労奉仕等で植林や参道作りが行われた。
大正9年(1920年)に鎮座。

それから90年を越え、2020年に100年を迎えるという明治神宮の森で、平成23年に大規模な動植物の生態調査が行われることになった。普段、立ち入りが禁止されている聖域の調査が、特別な許可のもとに各分野の専門家たちによって開始された。
この調査を映像に収めてまとめたものが上記の番組である。都会の真中とは思えないような豊かな生態系に、各分野の専門家たちが狂喜する姿が印象的だった。
NHKスペシャルでたった1回の放送だったのだが、もっとじっくりシリーズ化して放送してもらいたかった。物足りなさが残った番組だった。

しばらくして、これらの内容がまとまった写真集を発見。迷わず図書館に予約した次第。
それが、『生命の森 明治神宮』(執筆 伊藤弥寿彦/写真 佐藤岳彦)。
伊藤弥寿彦さんは、NHKの自然番組を数多く手がけているプロデューサーで、曽祖父が伊藤博文というお家柄。祖父が、品川区大井にあった自宅「恩賜館」を明治神宮に奉献したのが、現在の明治記念館(憲法記念館)だという。
佐藤岳彦さんは、伊藤弥寿彦さんとの山中やネット上での偶然の出会いがあり、非凡な写真と生きものに関する幅広い知識が評価されて、この壮大なプロジェクトに加わることになったという。
佐藤岳彦さんの写真が掲載されているブログはこちら→Tef Tef Life Blog
虫やヘビなどの画像が多いので、苦手な方はご注意ください。

花々や木々も美しいのだが、やはり珍しいものや動物たちに目がいく。
東京23区内では極めて珍しいというトゲアリ、清流がないと生きていけないオニヤンマ、アサギマダラや珍しいシジミチョウの類、青々しいルリビタキ、オシドリに襲いかかるオオタカ、虹色に光るタマムシ、多様なキノコ、ユニークな粘菌類などなど。

でも、やっぱり物足りない……
もっともっと膨大な数の生きものたちが見つかっているはずである。

自然豊かな山間の地であれば、そう珍しくもないようなものが多いのかもしれないが、これが都会のど真ん中、しかも人工林で育まれているというところが非常に面白い。
ところが、いいことばかりでもなく、土中には変化が見られるという。
ミミズ、ダニ、トビムシなどの土壌生物は、自然度をはかるバロメーターになるのだそうだが、動物のうち土中生物だけは鎮座50年のときに調査されていたそうで、そのときと比べるとササラダニ類が種類も個体数も激減しているのだという。
おそらくは、ヒートアイランド現象などで都心部の気温が上昇し、土壌が乾燥化するなど土中の環境が変化しているのではないかということだった。
最近何かと話題になる外来生物だが、周囲に自然環境がなく陸の孤島のようになっていることと、立ち入りが禁止されている場所ということで、外来生物はほとんど観られないのだそうだ。

人の手が入らない巨大な実験林。
これからも都会の中でひっそりと、その自然の営みを続けていってほしい。

うちの近所は、開発が進んでいるとはいえ、まだかろうじて雑木林が残る地域。
マンションの廊下には、毎日カナブンやハナムグリ、ときにはカブトムシやクワガタが落ちている。先日は、ちょっときれいなハナムグリを発見。全体に金箔をまぶしたように見えた。調べると、シロテンハナムグリのようだ。環境の悪化に強く、近年勢力を拡大しているのだという。
見かける頻度としてはまだカナブンやほかのハナムグリの方が多いが、だんだんとシロテンハナムグリが優勢になっていくのだろうか。
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2015年07月22日

苦手に挑戦&話し言葉について

本を読むのは好きなのだが、読めないジャンルがある。
それが、中国文学。
カタカナの羅列はまったく抵抗がないのに、見慣れぬ漢字で名前を書かれると点で頭に入ってこない。
会社員時代に少々入院することになり、これは本を読む絶好のチャンスだと思って病室に持ち込んだのが陳 舜臣の『十八史略』だった。『三国志』さえも読んだことがなく、中国文学への苦手意識は以前から自覚があったので、時間があるのをいいことにチャレンジするつもりだったのだが、まったく読めず。手にとってはみるものの、読むことにかなり無理を感じて、読み進むことができない。
病状は大したことがなかったのに、病院のベッドの上というのは集中力が失われて本なぞ読めたものではないものだと悟ったが、それにしても全く読めなかったのには我ながら驚いた。
小学校低学年の頃には『西遊記』が大のお気に入りだったはずなのに……
それからというもの、中国文学は敢えて読むことはなくなった。おかげで、今でもそちら方面はちんぷんかんぷんである。

そんな私が何十年ぶりかで中国文学的なものに触れた。
万城目学『悟浄出立』
万城目学の小説はすべて読んできたので、これも読んでみようと思った。内容は知らなかったが、タイトルからして想像はつく。
悟浄の名があったので、全部が西遊記関連なのかと思ったら、そうではなかった。短編が5つ載っているが、それぞれにモチーフが違う。
中国の古典を避けてきた私にとっては、名前は聞いたことがあるけれども、どんな人だったのか、どんな史実に登場してきたのか、わからないことばかり。当然、まったく知らないこともたくさん。
知らない人や言葉が出てくる度に、ネット検索しながら読み進んだ。いろいろと勉強になったが、一番印象に残った言葉は「殺青(さっせい)」だった。紙以前に記録を記していた竹簡を作る過程で、竹を炙ることをそう言うらしい。炙ることで竹の油分を取り、文字を書きやすい状態にすると同時に、燻すことで虫除けの効果も付与されるらしい。現代でも、竹紙を作る過程では清水につけることを殺青と言っているようだし、お茶の葉の精製過程でも茶葉を炒って発酵を止めることを言うよう。茶葉の場合は、天日干しすることも殺青というらしい。文字通り考えるなら、「青い」状態を止めるということになるんだろう。
『悟浄出立』の内容については、中心からはずした目線で描かれ、古典や故事が元ネタになりながらも、豊かな想像力で書かれたものだということはわかるし、その力量には感服するのだけれど、これまでの万城目学作品としてのファンタジックな面白みやコミカルさは封印されているかのようで感じられなかった。作家としての新たなチャレンジだったのかな。

ここからは、本の内容とは大幅にズレる。
短編のひとつ「法家狐憤」は、後に秦の始皇帝となる王を暗殺しようとした荊軻という男の話。
この荊軻には、衛という国の訛りがあるということで、その荊軻が官吏の採用試験に落ちたときのセリフ。
「アア、マッタク、残念ナコッチャ」

1冊の中でこの一言だけが万城目学作品らしいフレーズだったのだが、中国国内での訛りをこう表現するか、と。
会社員時代、同僚に中国人のコがいて、彼女の妹さんの結婚が決まったが、ご両親は喜んでいないという話を聞いた。どうしてと尋ねると、中国国内とはいえ遠く離れた言葉もわからない地に嫁に出すなんてと浮かない顔なのだそうだ。方言があるのかと聞くと、方言どころの話ではなく、まったく別言語に聞こえるくらい言葉が違うのだそうで、外国に嫁にやるようなものだ、と。そんなことを思い出した。

で、昨日の昼、テレ東でやっていた映画『TAXI NY』。
冒頭部分をちょっと見かけただけなのだが、テレビ版の吹き替えがすごかった。
キューバ訛りを関西弁に置き換えて吹き替えがされているらしく、キューバマフィアがみんな関西弁でしゃべっている。そのマフィアの元で潜入捜査している刑事役の小山力也さんが下手くそな関西弁を披露しているのだが、小山さんは実は京都出身なので、本来なら関西弁はお手の物のはずなのだ。つまり、わざと関西弁を真似してしゃべっている体で吹き替えしているという……
小山力也さんは、『24』のジャック・バウアーなどが有名だが、素でしゃべらせるととんちんかんなことを言うおちゃめな御仁である。

私は、埼玉生まれ埼玉育ちなのだが、両親が佐渡出身なので、ところどころが関西イントネーションになっているらしい。佐渡は、関西に権力者がいた時代にそういった層の流罪地だったことや北前船の影響などがあるようで、関西イントネーションである。ずっと気付かずにきたが、ダンナさんと知り合ってからは、時折指摘されてきた。
先ごろ話題になっていた「方言チャート」によると、埼玉県は東京と同じくくりで武蔵方言ということになっていた。
おおまかな分類ではそんなところだろうが、私の育った地域では、地元の農家のおばあちゃんなんかは「〜だんべ」と語尾についたり、自分のことを「オレ」と呼んだりして、北関東っぽい話し方をしていた。
「来ない」を「きない」と読み、四段活用ができないヤツがクラスメイトにいたりもした。
「方言チャート」をやってみたら、「神奈川県」になってしまったが、少し分岐を戻って「あるって」で「武蔵方言」と判断された。
埼玉県とはいっても、元々は東京や北関東、千葉・神奈川あたりの言葉だったものを無意識にまぜこぜにして使っているようだ。
なので、埼玉県だけに特有の方言というのは無いような気がする。

自分が普段から使っている言葉で、方言だと思っていなかったが実は方言だったという言葉には時折気づくのだが、今回この記事を書くにあたって調べていた段階で気づいたのは「落っこちる」「落っこった」。よくよく考えればそうだよな。「落ちる」「落ちた」で済むものを言い換えているのだから。
色々と見てみたところ、「首都圏方言」というのがあり、自分の言い方のアクセントがずばりそのものだった。共通語と思いきや、共通語とは違いがあるのだ。
詳しくは、Wikipediaの「首都圏方言」などをごらんください。
使用する言葉は、関東一円から影響を受けているようなのだけど、アクセントに関しては「首都圏方言」ですわ。たまに関西イントネーションが混ざるけど。

一番よく話すダンナさんが、たまに江戸の下町言葉が混ざるけど同じ武蔵の人間で、友人たちも関東出身者が多いため、方言を指摘される機会がほとんどないのだが、本当はもっと方言を話しているのではないかと思っている。そうでもないのかなぁ。
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2015年07月21日

2015年7月5日からの地震メモ

2015年7月5日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2015年7月5日 9時20分頃 茨城県沖 M3.6 深さ約50km 最大震度1
2015年7月5日 23時6分頃 伊豆大島近海 M3.8 深さ約120km 最大震度2
2015年7月6日 17時20分頃 茨城県沖 M3.6 深さ約40km 最大震度1
2015年7月6日 18時24分頃 埼玉県南部 M3.3 深さ約100km 最大震度1
2015年7月6日 18時30分頃 茨城県南部 M4.1 深さ約50km 最大震度3
2015年7月9日 8時38分頃 千葉県東方沖 M4.1 ごく浅い 最大震度2
2015年7月10日 1時15分頃 茨城県南部 M4.4 深さ約50km 最大震度4 (当地 震度1)
2015年7月10日 9時39分頃 茨城県南部 M3.7 深さ約50km 最大震度2
2015年7月12日 21時35分頃 千葉県北東部 M2.9 深さ約40km 最大震度1
2015年7月12日 21時36分頃 千葉県北東部 M3.1 深さ約40km 最大震度1
2015年7月15日 2時47分頃 伊豆大島近海 M3.5 深さ約30km 最大震度1
2015年7月15日 16時9分頃 八丈島近海 M3.8 深さ約20km 最大震度1
2015年7月15日 16時18分頃 八丈島近海 M3.9 深さ約10km 最大震度1
2015年7月15日 16時23分頃 八丈島近海 M3.9 深さ約10km 最大震度1
2015年7月15日 17時1分頃 八丈島近海 M4.6 深さ約10km 最大震度1
2015年7月15日 17時6分頃 八丈島近海 M3.9 深さ約10km 最大震度1
2015年7月16日 10時15分頃 八丈島近海 M4.5 深さ約10km 最大震度1
2015年7月16日 15時13分頃 八丈島近海 M4.7 深さ約10km 最大震度2
2015年7月16日 18時22分頃 八丈島近海 M3.8 深さ約10km 最大震度1
2015年7月16日 18時35分頃 八丈島近海 M3.5 深さ約10km 最大震度1
2015年7月17日 2時15分頃 八丈島近海 M4.2 深さ約10km 最大震度2
2015年7月20日 5時47分頃 茨城県北部 M3.1 深さ約10km 最大震度1
2015年7月20日 7時5分頃 千葉県北東部 M3.2 深さ約40km 最大震度1

一時期の神奈川県西部つまり箱根の群発は鳴りを潜めている。
一方で、八丈島近海が群発。3月から6月末にかけては父島近海が群発していた。小笠原諸島から伊豆諸島へと北上してきていると考えられなくもない。このラインをずっと北上すると、箱根山や富士山にまで繋がる火山帯だ。ここしばらくは、この火山帯のライン上のそこここで活発な火山活動・地震活動が観測されていることになる。


この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2015年7月7日 14時10分頃 北海道東方沖 M6.2 深さ約20km 最大震度3
2015年7月9日 17時27分頃 岩手県沖 M5.0 深さ約40km 最大震度3
2015年7月10日 1時15分頃 茨城県南部 M4.4 深さ約50km 最大震度4 (当地 震度1)
2015年7月10日 3時32分頃 岩手県沿岸北部 M5.7 深さ約90km 最大震度5弱
2015年7月11日 20時27分頃 北海道東方沖 M5.0 深さ約10km 最大震度2
2015年7月13日 2時52分頃 大分県南部 M5.7 深さ約60km 最大震度5強


海外の主な地震。
2015年7月10日 13時13分頃 ソロモン諸島 M7.0
2015年7月18日 11時28分頃 サンタクルーズ諸島 M6.9


昨夜は、面白い現象があったよう。
東京都から千葉県、果ては海のない埼玉県まで、「磯の香り」が漂っていたという。うちは埼玉県南部に位置するが、外に出て外気のにおいを嗅いでみたけれど、よくわからなかった。でも、ネットの反応を見ると、うちの近隣でも「磯臭い」と言っている人がいる。この辺りでも観測されたようだ。
「磯臭い」と表現している人がほとんどだったが、中にはもっと生臭いとか何か腐ったような臭いだと言っている人もいた。
「海の日」だったからって、海から遠く離れた陸地でも海のにおいがしたというわけではないだろうに。何のサービス?
ときたま硫黄の臭いがすることもあるにはあるが、「磯臭い」というのはあまり聞かない。
今回の話ではないのだが、ある気象予報士さんの説明によると、海から離れた都心で夜に「磯のにおい」がすることもあるが、その原因は夜に海風が吹くからではないかと。風は温度の低い所から高い所へと吹くので、通常は昼間は海から陸へと吹き、夜間は陸から海へと吹くことになる。ところが、ヒートアイランドなどで夜間でも陸地の気温が下がらず、夜でも海から陸へと海風が吹くのではという推論。
でもねぇ、夜も暑いのはいつものことだしな。陸地が暑い夜に海風が吹くというのはわかるけど、海風なら必ず内陸まで臭いが運ばれてくるわけじゃない。
昨日、騒がれ始めた夜8時頃から夜中の12時頃までの風向きを確認すると、確かに南風で海から陸へと吹いているように見えるが、風向きが逆に変わった後も内陸部で磯臭いという報告は絶えず。一度吹き込んだ風にのった臭気は簡単には消えないってことなのか。前日つまり19日から臭ったという人もいるが、逆に他の日の風向きを見ても、臭った日と臭わない日にあまり差がないように見える。夜になっても南からの海風だ。
20日の夜に顕著だったのは、二酸化窒素の量。いつもよりほんのすこし多い程度だが、これが風に乗って海側から内陸へと拡散しているのがわかる。二酸化窒素は刺激臭があるとのことだが、毒ガスなのでそれ以上の表現はなかなか見つからず、磯臭いとか生臭いとか今回の報告に繋がるものなのかはわからない。石油系燃料が燃焼したときに発生する一酸化窒素が大気中のオゾンと反応して発生する。光化学スモッグの原因にもなる。
20日の昼には光化学スモッグが発生しているが、珍しくないし、光化学スモッグが磯臭いと思ったことはないので、光化学スモッグが発生したこととは関係なさそうだ。というか、光化学スモッグは昼間発生するものだが、20日の二酸化窒素は夕方5時くらいから増え始めて夜間に広がっている。「磯臭い」という報告も夜になってから。
さて、このブログでは時折宏観現象という地震の前兆現象について書いてきたが、この「磯臭い」という現象も過去の大きな地震の前に何度か報告されているよう。

台風が通過した後で、急激に気温が上がっていることもあり、少し大きめの地震が起きてもおかしくない条件が整ってきたところで、磯臭いとかいう変な現象が起きたので、不気味ではある。
今朝方、まだ暗いうちから鳥たちやカラスなんかがピーチクカーカー騒いでいてうるさかった。奴らは、地震があると揺れた直後に騒ぐので、揺れて目覚めたのかと思ったら、単にうるさかっただけだったようだ。
何事も無いといいな。
posted by nbm at 12:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月17日

アニメ調査室(仮)アンケート 2015年4−6月期

今回も、アニメ調査室(仮)さんのアニメアンケートに参加してみたいと思います。以下は敬称略。

【2015夏調査(2015/4-6月期、終了アニメ、40+1作品) 第37回】

-評価条件-
S : とても良い
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可


01,暗殺教室,B
02,血界戦線,B
03,雨色ココア,F
04,トリアージX,D
05,パンチライン,D

06,パックワールド,x
07,終わりのセラフ,C
08,てーきゅう 4期,C
09,浦和の調ちゃん,F
10,高宮なすのです!,B

11,ぱんきす! 2次元,x
12,ミカグラ学園組曲,D
13,放課後のプレアデス,C
14,黒子のバスケ 第3期,B
15,山田くんと7人の魔女,B

16,アニメで分かる心療内科,B
17,プラスティック・メモリーズ,C
18,シドニアの騎士 第九惑星戦役,S
19,にゅるにゅる!!KAKUSENくん (2期),x
20,やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続,C

21,旦那が何を言っているかわからない件 2スレ目,C
22,ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか,C
23,てさぐれ! 部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう,C
24,ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編,A
25,うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ,C

26,Fate/stay night Unlimited Blade Works 2ndシーズン,A
27,攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE,B
28,グリザイアの迷宮 / グリザイアの楽園,S
29,トランスフォーマーアドベンチャー,x
30,魔法少女リリカルなのはViVid,C

31,ハロー!! きんいろモザイク,A
32,怪盗ジョーカー シーズン2,x
33,ハイスクールD×D BorN,C
34,響け! ユーフォニアム,B
35,VAMPIRE HOLMES,F

36,SHOW BY ROCK!!,C
37,レーカン!,A
38,ニセコイ:,C
39,えとたま,C
40,ガンスリンガー ストラトス (17管理区エンド),D

41,ガンスリンガー ストラトス (フロンティアSエンド),D


{総評、寸評など}

見切りのF評価。
03,雨色ココア,F
声優ボイス電子マンガが原作ということで、男性声優さんありきの喫茶店を舞台にした日常を描くショートアニメ。
残念ながら、どこにも魅力が感じられなかった。
09,浦和の調ちゃん,F
埼玉県旧浦和市を舞台にして埼玉県出身の若手女性声優さんで固めているショートアニメ。
登場人物は、旧浦和市内の8つの駅がモチーフになっている。ちなみに、「調」は「うさぎ」と読み、浦和にある調神社(つきじんじゃ)には狛うさぎがいる。
地域的に浦和限定ということでローカル過ぎて、埼玉県民にとっても特に面白味もなく。
35,VAMPIRE HOLMES,F
スマートフォン向けゲームが原作のショートアニメ。ヴァンパイアはほぼ登場しない模様。
がんばってはいたと思うのだけれど、ギャグの切れも今ひとつ。

D評価。
04,トリアージX,D
裏社会の悪党を悪性腫瘍とみなしてトリアージのブラックラベルと判断し排除していく秘密組織の活躍を描くアクション。漫画原作。
お色気とマニアックなメカの描写は、同原作者の『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』で学習済みだったが、ちょっとこじつけっぽい内容と貧弱なアクション描写であまり楽しめなかった。
05,パンチライン,D
古来館というアパートに住む主人公がひょんなことから幽体離脱してしまい、自分がなぜか地球滅亡の鍵を握る運命にあると知り、同じアパートに住む仲間たちと世界を救おうとする話。オリジナル作品。
いろいろと盛り込み過ぎて訳が分からなくなってしまった感が強い。
12,ミカグラ学園組曲,D
ニコ動発の楽曲が元になってラノベ化されたものが原作。部活入部必須な学園で特技を駆使したバトルが展開される。
アクションシーンだけ妙に力が入っていたりしたが、見飽きた設定で魅力なし。
40,ガンスリンガー ストラトス (17管理区エンド),D
アーケードゲーム原作。近未来、異なる2つの世界が同時に存在する日本が舞台。2つの世界の同一人物同士ががそれぞれの世界の命運をかけて戦い合うという筋。
筋云々よりも作画がひどくて話に集中できない。1人の登場人物につき2つの世界で2人分を描き分けなければいけないのに、作画がひどすぎて混乱する。
41,ガンスリンガー ストラトス (フロンティアSエンド),D
配信版ではTV版と異なるエンディングに向かって話が展開する。
ゲーム原作ということで、分岐点が有り異なるエンディングが有ることは理解できるのだが、異なるエンディングを描くなんて難しいことに挑戦するくらいなら、作画に労力を割いて欲しかった。また、TV版だけを観ていたら配信版の未来は脈絡がなく(というかそこまでわかりやすい描き分けでもないけれど)、しかもバッドエンド気味でなんともスッキリしない。配信版とTV版とで第一話から微妙に違うルートを描くことははっきりアナウンスされていなかったと思うが、最初から両方を観る人も少なかっただろうし、作り手の情報の出し方もよろしくなかった。

C評価。
07,終わりのセラフ,C
子供たちが吸血鬼に囚われ血液を搾取されている世界で、脱出に成功して吸血鬼に対抗する日本帝鬼軍に入隊した優一郎と、彼と家族同然だったが吸血鬼化しつつも優一郎を救いたいミカエラの2人を軸にした物語。漫画原作。
期待が大きすぎたのか、今ひとつの出来。テンポが悪く、アクションに切れがない。分割2クールとのことなので、後半に期待。
08,てーきゅう 4期,C
テニス部だけど全然テニスをしないハイスピード・ギャグ・ショートアニメ。漫画原作。
毎度のハイスピードでシュールなギャグは安定感あり。ただし、今期は同時に放送されていたスピンオフ『高宮なすのです!』の方が勢いがあったため、評価が下がってしまった。
13,放課後のプレアデス,C
なぜか自動車メーカーのスバルがアニメに進出した魔法少女もの。魔法のステッキはドライブシャフトで、モチーフにした各車のエンジン音がする(笑)
Webアニメで終わったかと思いきやテレビアニメ化され、作り直す必要性を感じなかったが、終わってみればよくまとまっていたかも。
17,プラスティック・メモリーズ,C
アンドロイドが実用化された世界で、耐用年数に達したアンドロイドを回収する業務を行う会社が舞台。新入社員の男性主人公が組んだパートナーが寿命間近の女の子のアンドロイドで……というお話。オリジナル作品。
寿命を迎えるアンドロイドという設定は物悲しく、確かに第一話では幼女アンドロイドに涙したのだけれど、それ以降は全く泣けず。肝心の主人公とパートナーのアイラとの話は、案の定恋愛関係に発展し、最初から終わりが見えていたのに何の感動もなく。あまり泣かせようという過剰な演出もなかったと思うのだが。圧倒的に切なさが足りなかった。
20,やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続,C
大人気ラノベが原作。ひねくれた男子高校生が強制入部させられた奉仕部で、仲間の女子2人とともに周囲から持ち込まれる相談事を解決していく。2期目。
1期は非常に面白かったのだが、2期は主人公たちの心の内がわかりにくく、アニメ化するにあたってはもう少し説明が必要だったかと思うのだが、難しいのだろうな。笑える場面が少なくて、ちょっとがっかり。
21,旦那が何を言っているかわからない件 2スレ目,C
オタクな旦那との結婚生活を描いた4コマ漫画が原作。2期目。
2期目とあって、登場人物も増え、散漫な印象。パンチがなくなった。
22,ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか,C
冒険者が地下迷宮に降りてモンスターを倒し報酬を得る世界。それぞれの神を中心にファミリアを結成するのだが、女神ヘスティアのファミリアとなった少年が主人公。ラノベ原作。
よくできたファンタジーだと思うのだが、結局すべてをヘスティアの青い「ひも」に持って行かれた。それ以外あまり憶えていない。
23,てさぐれ! 部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう,C
前編CGのプレスコ(声に後から画をつける)アニメ。4コマ漫画とラジオのクロスメディア作品『みならい女神 プルプルんシャルム』の面々が新たに加わって、てさ部とコラボ。3期目?
なぜに強引にコラボさせたのか。てさ部の面白さが半減。てさ部の面々だけで十分に面白いのに。それなりに人気のある女性声優さんたちなので、いかにプレスコといえどもバラバラの収録だった様子。監督が途中降板したり、現場も混乱していたようだが、やはりそういうまとまらない部分が作品に出てしまっている。
25,うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ,C
男性アイドルグループと彼らを支える女性作曲家との絡みを描く。女性向け恋愛アドベンチャーゲームが原作。3期目。
3期目とあって、メインのST☆RISHだけでなく、先輩グループQUARTET NIGHTがフィーチャーされている。2つのグループの闘いという感じだったが、最後の最後に蘇ったHE★VENSが出てきてすべてを持っていったのには笑った。
30,魔法少女リリカルなのはViVid,C
18禁恋愛ゲームのスピンオフに端を発する『魔法少女リリカルなのは』シリーズ。前作で登場したヴィヴィオを主人公にした作品で、彼女はなのはの養女になっている。
この作品が始まる前に『魔法少女リリカルなのは』シリーズを観たので、登場人物の関係性は理解できたのだが、途中から天下一武道会のようになってしまって残念。
33,ハイスクールD×D BorN,C
悪魔・神・堕天使・天使などが総登場する学園ラブコメバトルファンタジー。ラノベ原作。3期目。
3期目と聞いて、正直、「まだやるのかよ」と思った。お色気中心で内容がないので。主人公・一誠(CV:梶裕貴)が「おっぱい、おっぱい」言うのが面白いだけの作品だったのに、今期はそれも最小限でなんだか真面目になってしまい面白味に欠ける。せっかくの新キャラ・ロスヴァイセも目立たず。
36,SHOW BY ROCK!!,C
サンリオ主導でバンドをモチーフにしたプロジェクトによるアニメ。
夕方の時間帯に再放送されていたようだが、女児向け作品でも十分に通用する。主軸に主人公の成長物語が織り込まれており、各バンドのキャラもかわいくて、楽曲もそれなり。でも、今ひとつ爆発力がなく、マイメロディやジュエルペットなどに比べると物足りない。
38,ニセコイ:,C
ヤクザの息子が主人公。諸事情からマフィアの娘とカップルを演じることになるのだが……主人公が幼い頃に結婚を約束した相手を探しつつ、たくさん出てくるヒロインたちに翻弄されるラブコメ。漫画原作。2期目。
主人公が結婚を約束した相手を探すという根幹がどこかに飛んでしまっている。単なるサザエさん形式のラブコメになっていた。それでもいいんだろうけど、結局それが誰なのかわからないままなんだろうなと判明することに期待しなくなった。
39,えとたま,C
十二支に猫を加えて干支をモチーフにした干支娘たちがバトルを繰り広げる。オリジナル作品。
ガチャガチャし過ぎ。と思ったら、どうやら「日本一うるさいアニメ」を目指して制作されたらしい。それなら成功と言えるのか。バトルシーンがチビキャラのCGになってしまうのが残念。ウリたん(CV:花守ゆみり)の「〜ですです」という語尾がクセになる。ED曲が浄化EDとして評判になったが、本当に素晴らしい曲。

B評価。
01,暗殺教室,B
何をしても死なない謎の生命体を殺すためにとある中学校のひとクラスが選ばれ鍛えられることに。自ら希望してそこに担任として赴任してきたのが、その謎の生命体「殺せんせー」だった……という筋。漫画原作。
殺すとか言って実際戦闘シーンもあるが、殺伐とした雰囲気はなく、生徒たちを大事に思い様々なことを教えてくれる殺せんせーの存在や生徒たちとの関係性が不思議。単純に面白い。
02,血界戦線,B
異界とのゲートが開いた元ニューヨークが舞台。あらゆるものを「視る」能力を得た主人公が、悪事をなす異界の住人と戦う秘密結社に所属することになり、様々な事件に巻き込まれていく。漫画原作。
原作を知らない身には多少とっつきにくい内容ではあったが、コミカルなノリもあり、作画が丁寧で惹きつけられた。最終話が予定時間内に描き切れないということで延期になっているが、あれだけ丁寧に作っているなら「仕方ないから待つか」という気にさせられる。
10,高宮なすのです!,B
超スピードハイテンションギャグが売りの『てーきゅう』のスピンオフ作品。漫画原作のショートアニメ。
超スピードもどこか観慣れてしまった『てーきゅう』に比べて、高宮家の執事(CV:逢坂良太)の超高速ツッコミなど新鮮味があり、こちらの方が評価できる。
14,黒子のバスケ 第3期,B
帝光中学校バスケットボール部の「キセキの世代」と呼ばれた5人と「幻の6人目」がそれぞれ違う高校に進学し、高校の全国大会でぶつかるという筋。漫画原作。
安定の3期目。良く言えば描き方が丁寧過ぎる。悪く言えば話がなかなか進まない。今期は特に過去のエピソードが挟まれたので仕方ないか。原作を考えると、これで終了となるようだけれど、まだ続きが観たいような気もする。終わってみれば、惹きこまれた作品でとてもおもしろかった。
15,山田くんと7人の魔女,B
それぞれに特殊な能力を持つ7人の魔女がいる高校で、主人公の山田を中心に魔女探しをすることになるのだが……という筋。漫画原作。
魔女とキスした相手にその能力が発動するという設定が面白い。それぞれの能力により次第に話が複雑になってきて、そこに恋愛要素が絡んできたりしてよく考えられている。中身が入れ替わったりすることも多く、声優陣が奮闘。
16,アニメで分かる心療内科,B
ギャグを交えてメンタルの病気について解説してくれる。漫画原作。
解説してくれる心理士役の三木眞一郎のハイテンションなツッコミが最高。勉強にもなる。
27,攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE,B
言わずと知れた『攻殻機動隊』シリーズで、第4の『攻殻機動隊』と言われている作品。公安9課設立前や草薙素子の過去を描く。
オリジナルシリーズとは配役が異なるため、慣れるまで多少時間がかかった。作画も今ひとつだが、TV版では仕方のないことか。筋は『攻殻機動隊』らしく展開し、メンバーの過去話も興味深い。
34,響け! ユーフォニアム,B
京都にある高校の吹奏楽部を舞台にした青春物語。原作は小説。
部活内のいざこざやソロパートの奪い合い、過去の確執やちょっとした恋愛関係など、それぞれに葛藤する部員たちが細やかに描かれる。作画も丁寧。吹奏楽の演奏の音もこだわりが伝わってくる。さすがに京アニの描く女の子はみんなかわいい。新任で有能な指導者役が櫻井孝宏だったため、「優しい顔して、きっとドSだな、この人」と最初から予想がついてしまう。

A評価。
24,ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編,A
言わずと知れた人気漫画が原作。エジプト編の後半。
独特の色使いだが、原作に忠実だと思われる擬音のカタカナをそのまま画面に表現する手法など、David Productionの一貫した作りに慣れてきた。話が進むにつれて、すっかりポルナレフのファンになる。いつもEDの選曲が秀逸で、「今度は何を?」と期待していたが、まさかのパット・メセニー(笑)いい意味で裏切られる。この調子で、是非続きも制作していただきたい。
26,Fate/stay night Unlimited Blade Works 2ndシーズン,A
英雄などの霊を呼び出して聖杯を奪い合う聖杯戦争を描く。再アニメ化の2期目。ゲーム原作。
内容的には過去作品と重なる部分が多いと思うが、丁寧に作られたufotable版も見応えがあった。衛宮士郎に焦点を当てた作りもそれなりに面白かったが、アーチャーの行動には不可解な点もありもう少し説明がほしい部分も。最後の最後でロード・エルメロイU世やルヴィアさんが登場したのは楽しめた。特にルヴィアさんは、次クールの『プリズマ イリヤ』への繋がりを意識したのかなと。
31,ハロー!! きんいろモザイク,A
英国かぶれで金髪に憧れる日本人女子高生と日本かぶれで黒髪に憧れる英国人女子高生を中心とした日常系。2期目。4コマ漫画原作。
2期目になって、1期目よりも数段良くなった。中心2人よりも周辺の友人たちや先生にスポットを当てた話数が多かったのが良かったのか。
37,レーカン!,A
霊感少女を中心に彼女を取り巻く霊たちと友人たちとの日常を描く。4コマ漫画原作。
このクールのダークホース。幽霊話をコミカルに描きつつも、時折ホロッとさせられたりして。主人公役の木戸ちゃん(木戸衣吹)は、本来の味が活きる起用ではなかったと思うが、やっと作品に恵まれたなと思う。

S評価。
18,シドニアの騎士 第九惑星戦役,S
奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体と戦う巨大宇宙船シドニアを舞台にしたSF。漫画原作。
1期は真面目にSFしていたが、2期はラブコメ要素が強く、別の意味で面白かった。特に、本体と尻尾でつながったベルーガのような融合個体つぐみ(一部)の動きにはいちいち笑った。このCGの絵面でラブコメが成立するとは思わなかった。
28,グリザイアの迷宮 / グリザイアの楽園,S
過酷な過去を背負った主人公の少年と彼を慕うようになった5人のワケあり少女たちの物語。アダルトゲーム原作。
前作『グリザイアの果実』では、5人の少女だけが通う高校にただ一人の男子生徒として風見雄二が転校してきたことから始まり、少女たちそれぞれの過去を巡り雄二が彼女たちを救っていく物語が展開したが、『グリザイアの迷宮 / グリザイアの楽園』では、雄二の過去に焦点を当て、5人の少女たちが雄二を救っていく物語になっている。『グリザイアの果実』は伏線に過ぎなかったという感じ。少年兵として育てられた雄二の壮絶な過去を振り返る今作は、非常に見応えがあった。雄二救出作戦も破茶滅茶で楽しかったし。アダルトゲーム原作としては、これまでで最高の出来の作品となったのではないかと思う。

終わってみれば、意外と良作が多かったかもしれない。
次クールもすでに新作が放送開始されているが、声の大好きな声優2人(諏訪部順一・津田健次郎)共演で完全に俺得の『GANGSTA』、バカが突き抜けている『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』と『監獄学園』、安定の『のんのんびより』・『デュラララ!!』・『WORKING!』、日常系と思いきやという『がっこうぐらし!』あたりが楽しい。
しかし、継続作品も含めると週50作品ほどになり(ショートアニメも含むが)、視聴が厳しい。
毎回言うけど、そんなに作らなくてもいいよ。っていうか、そんなに無理して観るなって話だけど。
posted by nbm at 13:54| Comment(12) | TrackBack(0) | コミック・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月13日

○○○頭痛

7月に入り、梅雨の真っ只中ということで、10日ほどの間の日照時間がほぼゼロ。
さすがに、生活のいろんな部分に支障が出てくるレベルだった。
洗濯物は外に干せない。うちには乾燥機なんてしゃれたものはないので、室内干しでサーキュレーターや扇風機をの風を当てながら干す。ただ、洗濯物が臭うという経験はない。何がよいのかは不明。すすぎは水道水を使うけれど、洗濯に風呂の残り湯も使うし。しいて言えば、残り湯にごく少量の塩素系漂白剤(衣料用)を入れておくことくらいか。
そして、布団が干せない。あまりこまめに干す方じゃないが、この湿気ではさすがに「干したい!」と思う。ということで、布団乾燥機を引っ張り出してきて乾燥。乾燥後には布団に掃除機をかける。
それに、買い物に出る気がしない。普段は自転車でスーパーに行くことが多い。雨が降れば傘をさして歩いて行くのが常だけれど、荷物を片手でしか持てないと重い物を買うのは大変だ。うちは野菜を多用するが、これがけっこう重い。もちろん、車で行くこともできるけれど、どこか面倒だ。自然に買い物の頻度が減り、食卓が少々貧弱に。まだ計算していないが、おそらく食費の節約にはなっているかと思う。

早く晴れてくれないかなと思っていたが、いざ晴れてみたら今度はいきなり30度。そして、その翌日は猛暑日になるかという勢いで、身体がついていかない。
雨が降って気温が低かった間は鳴りを潜めていた微熱が暴れだした。37度3分くらいが続く。夏には毎日微熱が続くようになる変温動物なのだが、出始めは身体が熱に慣れず、辛い。
暑い日が続けば5月でも10月でも微熱は出るが、気温が下がれば微熱も下がるので、しばらく出ていなくて忘れていたところにまた出始めて、ダルさが半端ない。

昨日は、微熱のダルさに加えて、普段あまり経験しない頭痛が出た。
頭痛の頻度は月に数回という程度だが、身体を動かすと痛みが酷くなるので、血管が拡張して起こる片頭痛と思われる。私の場合は、痛みはさほど強くないので、こんなときは市販の鎮痛剤を飲んでおとなしくしていれば良くなる。痛む所は「ココだ!」とわかるようなものではなく、頭全体がズキンズキンと拍動するような感じのもの。
ところが、昨日の頭痛は痛い場所が特定できる。頭頂部が痛い。それもなんだが頭の表面が突っ張るように痛む感じで、痛み方も鈍い。最初はおできでもできたのかと思ったような感じだったが、頭皮はなんともない様子。となると、頭皮の筋肉が痛むのか?
痛みはひどくはないのだが、ダンナさんがネットで調べてくれたところによると、どうも緊張性頭痛のようだ。頭頂部が「凝っている」ような状態になっているらしい。すぐにダンナさんが頭頂部をマッサージしてくれる。指で押されると圧痛があり、凝っているのがわかる。だが、マッサージはあまり効果がない模様。
鎮痛剤を飲むほどには痛くないものの、微熱の辛さもあり、なんとかならんものかと思っていた。実はこの頭痛、前日からあったのだが、寝れば治るかと思っていたのに、寝ても治らなかった。
どうしたものかと思っていたところ、ダンナさんがミルサーを使って泡がクリーミーな冷たいカフェオレを作ってくれた。ありがたくいただくと、あら不思議。飲み干す頃には頭頂部の痛みが消えていた。ドリップコーヒーはまるで効かなかったのにな。どういう効果なのか不明だが、とにかくお薬のように効いた。緊張が取れたということなのだろうが、意味がわからない。
緊張性頭痛というのは、長い時間下を向いていたり精神的な緊張が続いたりするとなるらしいのだが、まったく思い当たらない。肩から首の筋肉が凝ることに連動して起こる頭痛らしい。
よくよく考えてみると、思い当たることがひとつ。それは、するめ(笑)
私はイカが大好きなのだが、ダンナさんは嫌いなので、普段の食事では食べられない。たまに塩辛を買ったりして自分だけ楽しんだりするのだが、するめは手軽につまめて便利。たまに買ってきては止まらなくなる。この頭痛が起きる前、するめを楽しんでいたことに思い当たる。ゴリラの頭頂部が膨れているのは、噛むための筋肉だと聞いたことがある。我が父はエラがとても張っていたのだが、硬いものを噛むと頭頂部が動くのがわかり、ゴリラのようだと笑ったものだった。私は父と違いエラは張っていないのだが、硬いものを噛めば、頭頂部の筋肉とつながっているのだろう。
でも、これまでもたまにやっていたことなのに、こんな頭痛になったことはないな。天候や、自分の体調などと相まって頭痛が起きたのだろう。名づけて、「するめ頭痛」(笑)
緊張性頭痛といえば、たまになるのがアイスピック頭痛と呼ばれるものだ。肩や首の筋肉が凝ることが原因になるらしく、頭頂部をアイスピックで突かれるような瞬間的な強い痛みが間欠的に起こる。痛みが持続しないので、薬を飲むほどではないのだが、たまに突き刺すような痛みに悩まされるという……
これは、ライターの仕事をしていた頃によく経験したように思う。何時間もぶっ続けでパソコンの前に座って作業を続ける日が続くと、出てくるものだった。

さて、肘の橈骨頭骨折から11ヶ月。肘で5ヶ月、肘が原因で傷めた肩で5ヶ月通ったリハビリも期間が終了。肘は、今はほぼ問題なく動くようになっている。
肩も、当初はまったく腕が上がらない状態にまで陥ったが、今は日常的な動きにはほぼ問題ないまでに回復している。しかし、痛みはまだあるし、後ろにまわすとかいくつかの動きには支障が残っている。骨折などのリハビリは150日という期間が定められているのだが、それを過ぎると電気治療のみなら続けられるが、理学療法士に動かしてもらう運動器リハビリは受けれらないと聞いていた。
ところが、よくよく確認してみると、月に13単位(大体週1強のペース)までなら続けられる場合があるという。医師に相談してみると、許可を出してくれたので、150日という期限が過ぎた今も週1で肩のリハビリに通っている。今までは、回数無制限で期間が制限されていたが、今度は回数制限付きで期間が無制限となった。あとどのくらい通えばよいのかはわからないが、目標を決めつつ通おうと思っている。
肩の問題は、主に筋肉が落ちたり硬くなったりしていることに原因があるので、自宅でのストレッチや筋トレが大事だ。

ちなみになのだが、私がやった肘の橈骨頭骨折といえば、最近話題になった競泳の荻野選手と同じだ。
転倒するときに肘を伸ばしたままついて身体を支えようとすることでなりやすいケガ。転ぶときは肘を曲げた方がよいらしい。うまく受け身ができればよいのだけれど、なかなか咄嗟にはできないものだ。
ニュースではそんな話は出なかったが、同じケガをした身としては、これからが心配。
私が最初に医師に言われた一言は「厄介だな……」だった。手術をしても、角度調整が微妙でうまく調整できるかわからないということだったし、肘をバッサリかっさばいて手術するので、他の腱などへの影響もないとはいえないということだった。手術はボルトを使うので、取り出す2回目の手術も必要だという。手術をせずに保存療法でいったとしても、うまい具合に動かせるようになるかわからないという説明だった。
とりあえず手術せずに保存療法でいってみて、どうにもならなければ手術しましょうということになったのだが、結果的には問題なく動かせるようになってよかった。加齢とともに影響が出てくることもあると脅されてはいるが……
ただ、どうやら私はとてもラッキーなケースらしく、理学療法士たちはこのケガだと動きに大幅に制約が残る人の方が多いと言っていた。
複雑な動きが要求される競泳だから、あのケガがうまく治せるとよいのだけれど。
あれだけの人なら、医療チームやトレーナーなど一流の人がやってくれるのだろうが、支障が残らないとよいけれどと勝手に心配している。

昨日の暑さにいい気になって冷たい飲み物を飲んだせいなのか、夜になって下痢をする。お腹の掃除になっていいかとも思うが、お腹が痛いのはやっぱり辛い。
何にしろ、天候不順や急激な天候の変化は、身体によろしくないのだなとあらためて思う。
それとともに、自らの血行の悪さをあらためて自覚し、肥満を少しでも解消しないとと思う。
筋トレの成果が思わぬところに出て、体重計で表示されるカラダ年齢が1歳だけ若返った(笑)
体重や体脂肪率には大きな変化はないが、微妙に筋肉量が増えたことが影響していると思う。
経験上、夏は運動をがんばっても痩せにくいんだよなぁ。でも、やるしかないか。
posted by nbm at 11:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 身体のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月04日

2015年6月20日からの地震メモ

2015年6月20日からの地震メモです。

千葉・茨城を中心に近県の有感地震は以下のとおり。
2015年6月20日 18時18分頃 茨城県沖 M3.5 深さ約50km 最大震度1
2015年6月20日 22時50分頃 硫黄島近海 M4.8 深さ約10km 最大震度1
2015年6月21日 22時59分頃 茨城県南部 M2.8 深さ約40km 最大震度1
2015年6月22日 5時30分頃 茨城県沖 M4.1 深さ約50km 最大震度2
2015年6月22日 18時12分頃 群馬県南部 M2.7 深さ約20km 最大震度1
2015年6月23日 15時48分頃 千葉県東方沖 M3.6 深さ約30km 最大震度1
2015年6月23日 21時18分頃 小笠原諸島西方沖 M6.9 深さ約480km 最大震度4
2015年6月23日 21時22分頃 小笠原諸島西方沖 M5.3 深さ約440km 最大震度2
2015年6月26日 14時49分頃 茨城県沖 M3.4 深さ約30km 最大震度1
2015年6月27日 10時30分頃 千葉県東方沖 M3.4 深さ約60km 最大震度1
2015年6月27日 15時23分頃 茨城県沖 M3.7 深さ約40km 最大震度2
2015年6月27日 20時20分頃 千葉県北西部 M3.2 深さ約80km 最大震度1
2015年6月28日 7時37分頃 栃木県北部 M2.6 深さ約10km 最大震度1
2015年6月30日 2時59分頃 千葉県北西部 M3.3 深さ約80km 最大震度1
2015年6月30日 16時4分頃 父島近海 M5.3 ごく浅い 最大震度2
2015年7月4日 1時9分頃 千葉県南部 M2.7 深さ約30km 最大震度1
2015年7月4日 3時41分頃 茨城県南部 M2.9 深さ約50km 最大震度1


神奈川県西部のみまとめて。
2015年6月20日 11時44分頃 神奈川県西部 M2.8 ごく浅い 最大震度2
2015年6月29日 12時7分頃 神奈川県西部 M1.3 ごく浅い 最大震度1
2015年6月29日 21時10分頃 神奈川県西部 M1.5 ごく浅い 最大震度1
2015年6月30日 6時4分頃 神奈川県西部 M2.6 ごく浅い 最大震度2
2015年6月30日 6時14分頃 神奈川県西部 M2.0 ごく浅い 最大震度1
2015年6月30日 6時56分頃 神奈川県西部 M3.3 ごく浅い 最大震度3
2015年6月30日 8時39分頃 神奈川県西部 M1.6 ごく浅い 最大震度1
2015年6月30日 9時12分頃 神奈川県西部 M2.4 ごく浅い 最大震度2
2015年6月30日 9時25分頃 神奈川県西部 M1.9 深さ約10km 最大震度1
2015年6月30日 9時54分頃 神奈川県西部 M1.9 ごく浅い 最大震度1
2015年6月30日 10時52分頃 神奈川県西部 M3.0 ごく浅い 最大震度2
2015年7月3日 4時46分頃 神奈川県西部 M2.5 ごく浅い 最大震度1


この間のM5以上または震度4以上の地震は以下のとおり。
2015年6月23日 0時35分頃 青森県東方沖 M4.4 深さ約70km 最大震度4
2015年6月23日 21時18分頃 小笠原諸島西方沖 M6.9 深さ約480km 最大震度4
2015年6月30日 16時4分頃 父島近海 M5.3 ごく浅い 最大震度2

今回はメモのみ。
posted by nbm at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月29日

ありがとう

しばらく前から、義姉2人と食事でもしようという話が持ち上がっていた。
そうして先週末、義姉2人と3人でランチを楽しんできた。

暴言を吐く身勝手な母にブチ切れて、私が母との関係を絶ってから、もう2年になる。
その間、使い物にならない兄たちの尻を叩きつつ、2人の義姉たちが様々に母の世話を焼いてくれている。
とはいえ、母はサービス付き高齢者向け賃貸住宅に放り込んであるので、基本的にはそこの施設長さんを中心にスタッフの方々にお世話になっているわけで、たまに食事に連れ出したり、自宅に連れていったり、買い物に付き合ってくれたりしているだけだが。兄達はさておき、義姉2人には本当に感謝している。
父が倒れてから1週間で、母が自分の不注意で大怪我をして入院。ちなみに、父は倒れてから2ヶ月足らずで亡くなったが、両親がほぼ同時に入院するという事態に見舞われた。死の淵にいる父と、別の病院に入院した母との世話で、兄弟たちと走り回ったものだ。
今の母はゆっくりなら歩けるし日常生活はなんとか自立できるものの、常にフラフラの状態で、脊髄を損傷しているので派手に転んだりすれば今度こそ寝たきりになる可能性が大きく、段差の多い自宅で一人暮らしするのは無理があるし、自宅は買い物等も不便なため、日常的に見守りをしてくれる施設に入ってもらうのが最善と考えた。
家族で様々な施設を見学に行き決めた所は、本当によくしてくださって助かっている。日常的な買い物や病院通いなどはスタッフが付き添って行ってくださるし、細かいことでも気になることは逐一報告してくれるようだ。それでも、父が遺してくれた年金でなんとか賄える。
母には、高額の無駄遣いをする悪いクセがあり、それで全財産を失ってきた。それを防ぐためにも管理されている施設に入ってもらってよかったのだが、テレビショッピングなどでまだ高額の化粧品などをよく購入しているようで、そういったものが届くと家族に教えてくれる。買ったものは使うわけではなく、溜めこんでいくだけだ。認知症はなく、精神的な病気ともギリギリ診断されない厄介な状態。
ただ、散々カモにされてきた詐欺集団とは連絡を絶てているので、散財するとしても月に数万単位で済んでくれている。それも惜しいと普通は考えるのだろうが、うまい儲け話に乗せられて100万円単位でホイホイと詐欺集団に渡してしまっていた今までのことを考えれば、それくらいで済んでくれるのならありがたい。
そのクセ、変なところは異常にケチる。例えば、自宅に茗荷が生えているはずだから取ってこいと言って聞かない。放置された庭には、すでに茗荷は生えてこないのだが、近くのスーパーで買えばいくらでもないものをどうしても「自宅から取ってこい」と聞かない。取ってくる方の労力はおかまいなし。まぁ、取りに行ってもないのだけれど。そんなことばかりだ。

良かれと思って食事に連れ出せば、周囲に聞こえるような大声で何度も「まずい!」と料理をけなすとか。
終始こんな感じであるのに、実の娘が投げ出した母を、義姉たちが辛抱強く面倒をみてくれていることには感謝しかない。
私とて、ただ投げ出したわけではない。それまでの間は、献身的にできることは何でもやった。認知症を発症した父の税理士業務を肩代わりし、他の先生に引き継ぐまでをやり遂げた。母は、収入が絶たれることを嫌がり、最後まで仕事を辞めることに抵抗した。父はもう書類1枚書けなかった状態だったのに。
母が家族に隠れて何度も投資詐欺にひっかかり高額の被害を被ったが、発覚する度に弁護士等に相談したりしてお金を取り戻したこともある。
投げ出したといっても、事務的なことや母が新しい生活を始めるためのお膳立ては私がすべてやっておいたので、義姉たちには「特にやることがない」と言われている。
あまりにもやり過ぎて、その上で暴言を吐かれるので、私はちょっと母の話をするだけで動悸がするようになってしまい、精神的に疲弊してしまった。うつ病になりかけていたと思う。
それで、自分の身を守るために母から離れることにしたのだ。
おかげで、動悸も徐々に減り、今はほとんどなくなった。精神的にも健康を取り戻したと思う。

義姉たちは、「お母さんのことは任せて!」と言ってくれている。
申し訳ないという気持ちもありつつ、まだその言葉に甘えさせてもらおうと思っている。

母は、心臓が良くないようで、何度か病院に救急搬送されているのだそうだ。毎度、大したことはないようで入院もせずに帰ってくるそうだが。
そんな話を聞いても、私の心は全く動かない。「へぇ」くらいなものである。
もちろん、産み育ててもらったことに感謝はしているのだけれど、今の母に会いたくもないという気持ちはいかんともしがたい。
少なくとも絶縁前の10年ほどは、母にずっと苦しめられてきたので。
それを少しでも知る義姉たちは、そんな私の反応も当然だと納得している。
私の苦悩をそばで見てきたうちのダンナさんなんかに言わせれば、それ以上に当たり前だと感じているようだ。

最近、家にある紙ごみを整理しようと、一部データ化したりしているのだが、参考にと家計簿を読み返すと、母に献身的に尽くしていた自分が思い出されてきて、かすかに動悸がする。
母になんとか経済観念を持ってもらおうと、レシートを貼るだけの簡単な家計簿を買ってみたり、お金のことばかりに執着しないで趣味を持ってもらおうと俳句の本を買ってみたり。すべてが徒労に終わるのだけれど。
何度も実家に通って仕事を手伝い徹夜までしてみたり、弁護士や消費生活センターに何度も相談に行ってみたり。
心を砕いて頑張ったなぁ。

母親との関係が良好な人には、とても理解していただけないとは思うのだが、世の中には私のように家族に悩まされている人も多いのだと思う。
『家族という病』という本が、最近話題になっているようなのだけれど、読んでみたいような、読みたくもないような。

義姉たちに久しぶりに会って、楽しくランチをし、たくさん笑った。
血もつながっていないのに、おかしなものだなと思うのだけれど、色々とあった中で、今はこの義姉たちを信頼している。
会ったときに、何度も口に出して伝えたけれど、本当にありがとう。
posted by nbm at 12:33| Comment(6) | TrackBack(0) | どうでもいいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月26日

アーバン・エクスプロレーション

今日は、『世界の廃墟』(監修・解説 佐藤健寿)について。
世界の名だたる廃墟を収めた写真集。
戦災によるもの、エネルギー開発と産業によるもの、都市と経済の栄枯盛衰によるもの、自然災害によるもの……廃墟と成り果てた理由は様々だが、人間の愚かな側面を突き付けられているようで興味深い。
この記事のタイトルに挙げた「アーバン・エクスプロレーション」は、「都市探検」と訳される。
日本ではここ数年、廃墟ブームが続いているような気がするが、実は世界でも流行っていて、「Urbex」とか言っちゃったりしてSNSが乱立しているとのことで、立入禁止でともすれば逮捕されかねないような世界の廃墟を探検する上での裏情報がおおっぴらに交換されているらしい。
佐藤健寿さんのネットでのインタビューを読んだところ、「遺跡」の意味も含む英語の「Ruin」と日本語の「廃墟」では意味合いが微妙に違うそうで。「Haikyo」という単語が使われだしているのだそうだ。
日本では、廃墟にさえ侘び寂びを感じ取るような向きがある。その辺が「Ruin」とは違うようなのだ。

さて、世界各国の26の廃墟が紹介されているこの写真集。
やはり、表紙にも使われている「ブルガリア共産党ホール」は圧巻である。UFOのような外観も内部から観たドームも建築物として美しい。この建物が建つバズルージャという土地は、14世紀の昔から国の運命を左右する戦乱の舞台となった地域らしく、1981年に共産党が社会主義を称えるべく、この地にモニュメントを建設したが、それからわずか7年で共産党政権が崩壊し廃墟に。

個人的に一番印象的だったのは、イギリスのテムズ川河口付近に建つ「レッド・サンズ要塞」。
第二次世界大戦中、敵国ドイツの爆撃機を撃墜するために作られた海上トーチカ。対空機関砲を備えた海上哨戒塔が6つと監視塔。『スターウォーズ』に出てくる4本脚のメカ(AT-AT)みたいに見える。
戦後、放置されていたこの要塞は、海賊ラジオ放送の拠点となったそうで、果ては独立国騒ぎにまで発展。見た目だけでなく、エピソードも面白い。

ゲーム『サイレント・ヒル』のモデルとなったアメリカ・ペンシルヴェニア州のセントラリア。炭鉱の町で起きた地下火災は50年経っても沈下する気配を見せずに燃え続けている。
エネルギー産業と自然災害との合わせ技で廃墟となった町。ホラー・ゲームの元ネタになるには十分にドラマチック。

第二次大戦中のフランスで一夜にして人間が消えた村オラドゥール=シュル=グラヌ。
レジスタンスの巣窟との噂から、ナチスが村人650人ほどを教会に閉じ込めて機銃掃射し、火を放ったという。村人ほぼ全員が殺害されたため、一夜にして廃墟と化したという。
こういった村がそのまま遺っているということに驚く。
モニュメント的に遺してあるのか、起きた出来事のあまりのおぞましさに人々が近づかないのか。

この写真集とは別に、つい先日知ったことだが、フランスには「ゾーン・ルージュ」(英語で言えばレッド・ゾーン)と呼ばれる立入禁止区域があるという。
第一次世界大戦後、数多くの不発弾の処理や戦争の犠牲となった方の遺体の回収がし切れずに放置されているというが、その広さは100平方キロメートルほど。パリ市の面積に匹敵するとか。
不発弾は爆薬だけでなく、化学兵器もあったらしく、それらの毒素や鉛などが土地や水に溶け今も高濃度で残存しているため、農地や人の住む場所に戻すことは難しいらしく、700年かかるとも不可能とも言われているそうだ。
ベルギーとの国境に近い地域に、こういった広大な危険地帯が残っていて、徐々に安全を確保しつつ農地として開放されたりしているらしいが、残った不発弾が爆発して危険な目に遭う農民もいるのだとか。
第一次世界大戦から100年も経とうかという今の時代に、こんなほぼ手付かずの負の遺産が残っているとは知らなかった。他に調べていないが、何もフランスに限ったことではないかもしれないな。
南太平洋の島々での遺骨収集のボランティアに参加している知り合いがいる。考えてみれば、第二次世界大戦の後始末も滞っていて、いまだに細々と行われているわけだしな。
日本国内だって、工事で掘り返したら不発弾が出てきて自衛隊が処理したなんて話を時折聞くわけだから、こうした戦後処理は半永久的に終わらないのだろうな。

話は写真集に戻って。
新しいところでは、アメリカ・ミシガン州デトロイトの高級住宅街ブラッシュ・パーク。
2013年、自治体としては史上最大の負債を残して破綻したデトロイト。
かつては自動車産業で栄えたこの町も、80年代に日本車が台頭しはじめたことで主要メーカーの売上が激減。町は壊滅的な経済的被害を被った。人口は半減し、犯罪が急増。高級住宅街だったこの街は、エミネムが象徴するように白人貧困層の街となってしまった。
ちなみに、エミネム主演の映画『8Mile』(2002年)の「8Mile」とは、貧困地区と高級住宅街を隔てる道路の名前だそうだ。
今現在も、世界中で着々と廃墟は作られているわけだ。

先日、放送大学で見かけた番組で、佐渡金山の近代産業遺産が紹介されていた。
両親共にこの金山付近の出身であるため、幼少の頃から何度かこの地を訪ねてはいるものの、残念ながらこの近代産業遺産群は観に行ったことがない。最後に行ったのは、大学生の頃だったが、そういった遺産群のことは当時は知らなかった。今、この地を訪ねたならば、絶対に観に行くのだけれど。
件の番組では、博物館学みたいなことをやっていて、つまり、日本でもこれだけ観るべき近代産業遺産が集約されて遺っている場所は珍しいということで紹介されているようだった。

ちなみに、この7月から、テレビ東京で『廃墟の休日』という深夜番組が始まるそうで。
「ドキュメンタリー×ドラマ」だそうだけど、ちょっと楽しみにしている。
テレビ東京は、こういうニッチなことをやってくれるから侮れない。

こういった写真集を見るにつけ、世界には本当にまだまだ知らないものがたくさんあると痛感する。
廃墟となったエピソードを聞くにつけ、植物が芽を出してから生長して花を咲かせ、やがて枯れるまでを早回しで見せられているような気がする。
生きとし生けるものも、人間が生み出した人工物も、生まれては朽ちて消えていくのだな。そして、今この瞬間も、地球上のあらゆるところであらゆるものがその過程の只中にあるわけだ。自分も然り。地球も然り。他の星星も然り。
壮大だなぁ。
posted by nbm at 11:51| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする